JPH08226Y2 - ゴムクローラ用芯金及びゴムクローラ - Google Patents

ゴムクローラ用芯金及びゴムクローラ

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JPH08226Y2
JPH08226Y2 JP1990084389U JP8438990U JPH08226Y2 JP H08226 Y2 JPH08226 Y2 JP H08226Y2 JP 1990084389 U JP1990084389 U JP 1990084389U JP 8438990 U JP8438990 U JP 8438990U JP H08226 Y2 JPH08226 Y2 JP H08226Y2
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JP
Japan
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rubber crawler
core
top surface
protrusion
core metal
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JP1990084389U
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JPH0441478U (ja
Inventor
祐作 加藤
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Fukuyama Rubber Industry Co Ltd
Original Assignee
Fukuyama Rubber Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は移動建設機械などのゴムクローラに使用され
る芯金及びゴムクローラに関する。
(従来の技術) 近年土木建設機械の足廻りは、鉄クローラ及びゴムク
ローラの兼用タイプが多く市販されている。
第1図A及びBは兼用タイプのゴムクローラの一例を
示すものであり、図Aは転輪との関係を示す巾方向断面
図であって、101はゴムクローラ、102は転輪(102aは中
央輪部、102bは側輪部)、103は芯金であって103a及び1
0sはそれぞれ芯金103の突起及び頂面、104はスチールコ
ード、105はラグであり、これに対して図Bは同じく転
輪との関係を示す周方向側面図であって、10tは突起103
aの張出部、10lは芯金間隔であり、図に示すように突起
103aの前後に張出部10t,10tを設けてT字型とし、頂面1
0sが転輪軌道となって側輪部102bと当接するものとして
ある。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のゴムクローラに於いては転輪102の側輪部1
02bが突起103aの頂面10sと当接し、ゴム質を破損するこ
とがないため、耐久性が良好となるのであるが、一方前
後の芯金間に於いて転輪の落ち込みがあるため走行振動
が大きいのであり、この点を改善するべく突起103aをT
字型として張出部10tを設け芯金間隔10lを挟めて転輪の
落ち込みの低減を図るのであるが、この場合図Bに示す
如く転輪102が張出部10t上に乗ったときには荷重により
張出部10tが沈下する(突起103aが傾く)ため転輪の落
ち込みは依然として解消しないのであって、振動低減対
策として十分な効果が得られるものとなっていない。
本考案は上記問題点を解決せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は左右翼部間の中央の係合部の両側に突出する
1対の突起の頂面を転輪軌道とするゴムクローラ用芯金
に於いて、芯金の翼部から突起頂面の前後端縁に到る立
上がり部の両側面を芯金巾方向の前後ヘアーチ状に張り
出させしめ、該張出部を含む突起頂面のほぼ中心部分付
近を底面として上記張出部の端部に向け上向きで全体的
にY字形状の突起体が形成されるようにするのであり、
また該構成のゴムクローラ用芯金をクローラ本体内の周
方向へ一定間隔に、且つ該芯金の突起を内周面側へ突出
させて埋設したことを特徴とする。
(作用) 本考案に於いては、転輪の側輪部が芯金突起の頂面を
転動する際に、以下の作用を及ぼすのである。
(イ) 側輪部が一方の張出部上に乗ると該張出部が沈
下して、該張出部より頂面の中心点の範囲はクローラ内
周面とほぼ平行となり、側輪部が頂面上を張出部より中
心点へ向けて転輪するにつれて頂面の傾斜は徐々に回復
するが、側輪部はこの間に於いてゴムクローラ内周面か
らほぼ一定の高さを進行する。
(ロ) 次いで、側輪部が頂面上を中心点より他方の張
出部上へ転動するにつれて徐々に該他方の張出部が沈下
して、側輪部はこの間に於いてもゴムクローラ内周面か
らほぼ一定の高さを進行する。
(ハ) この結果、頂面の全域にわたり転輪はほぼ一定
の高さを進行するものとなる。
(ニ) 又、張出部は沈下する際に周方向に相対する張
出部に接近するため芯金間隔が短縮されるものとなる。
(実施例) 第2図A〜Dは本考案のゴムクローラ用芯金の実施例
を示すものであり、Aは平面図、B及びCはそれぞれ長
さ方向及び巾方向の側面図、Dは斜視図であって、1は
芯金、1a、1b及び1cはそれぞれ芯金1の突起、駆動輪と
の係合部及び翼部であり、またS及びtはそれぞれ突起
1aの頂面及び張出部である。なお、U及びCはそれぞれ
頂面の端部及び中心点である。(Oは突起1aの中心線) ここに張出部t,tは突起1aの前後に設けてあり、この
際各張出部t,tは芯金翼部から突起頂面の前後端縁に到
る立上がり部の両側面を芯金巾方向の前後ヘアーチ状に
張り出させしめると共に、頂面Sは中心点C付近を底面
として上向きで全体的な断面形状を略Y字型となす。
しかして、中央の係合部1bは駆動輪と係合するため駆
動輪の歯底とほぼ合致する形状となしてあり(本実施例
では断面半円柱状としてある)、翼部1cは単冊板状であ
って、いづれも公知のゴムクローラ用芯金のそれと同形
のものであっても良い。
第3図A及びBは上記構成の芯金を埋設したゴムクロ
ーラ2を示すものであって、Aは全体図、Bは転輪との
関係を示す断面図(巾方向)であり、図中2aはクローラ
本体、Fはクローラ本体2aの内周面、3は転輪(本実施
例では中つば転輪)、3a及び3bはそれぞれ転輪3の中輪
部及び側輪部、4はスチールコード、5はラグである。
本考案では該図に示すとおり内周面F上に突起1a、1a
…が左右2列となって周方向に配列され、これに対して
左右の側輪部3b,3bがそれぞれ左右の頂面S,S上を転動す
るのである。
第4図は第3図のゴムクローラの側面図であって、転
輪3が頂面Sを転動する際の作用を説明するものであ
り、同図(イ)に示すように張出部t,tは中心線Oの両
側に斜め上に向かって張り出しているのであり、従って
同図(ロ)に示す如く側輪部3bが頂面Sの一方の端部U
に乗った時にはクローラ本体2aの内部における芯金1の
埋設部周辺に撓みが生じ、中心線は傾斜してO′となっ
て張出部tが沈下し、沈下した端部Uより中心点C付近
までの範囲が内周面Fに対してほぼ平行となるのであ
り、この場合沈下した張出部tは隣接する張出部tに接
近して芯金間隔が短縮されるのである。
次いで側輪部3bが中心点Cに向かって転動するにつれ
て張出部tは徐々に浮上して頂面Sの傾斜面が徐々に回
復するが、この間に於いて側輪部3bはほぼ同じ高さを進
行するものであり、同図(ハ)に示す如く側輪部3bが中
心点Cに達した時頂面Sの傾斜が回復し、更に側輪部3b
が中心点Cより他方の端部Uに向けて転動するにつれて
張出部tが徐々に沈下して、同図(ニ)に示す如く側輪
部3bが端部Uに達した時、沈下した端部Uと中心点Cま
での範囲が内周面Fとほぼ平行となるのであり、側輪部
3bはこの間ほぼ同じ高さを進行するのである。
この結果、端部U、U間の全域に於いて転輪3は同じ
高さを進行するものとなり、しかも転輪3が他の芯金の
端部Uに乗った時には張出部tが隣接する張出部tに接
近して芯金間隔が短縮されるため、転輪の落ち込みが大
幅に減少するものとなるのである。
第5図A〜Cは本考案における別の実施例を示すもの
であって、A及びBは芯金の平面図及び側面図であり、
21は芯金、21aは突起、21tは張出部、21bは係合部、21S
は頂面である。本実施例は張出部21tを左右の突起21a、
21aのそれぞれ一方にのみ、且つ左右千鳥状に設けたL
字型突起の芯金であり、同図Cは上記芯金を埋設したゴ
ムクローラ22である。
この際、張出部21tを支える芯金翼部からの立上がり
部の側面がアーチ状に張り出してあることは前例と同様
であり、張出部とならない側は凡そ垂直な立上がりとな
される。尚mは芯金間隔、nは張出部間隔であって、本
図に示す如く芯金間隔mに対して張出部の間隔nを十分
に小とする事が出来るため、駆動輪などの巻回部に於い
てゴムクローラ周方向前後の芯金の突き当たりが生じな
いように芯金間隔mを十分な寸法としても、張出部間隔
nを僅少とすることが出来るため、転輪軌道がほぼ連続
するものとなって転輪の落ち込みが殆どないゴムクロー
ラとする事が出来るものである。
本考案に於いて、突起1aの頂面Sは実施例に限定され
るものではなく、中心点C付近を底面とする上向きの傾
斜面としても良いのである。
(考案の効果) 本考案によれば、張出部を含む芯金突起の頂面におけ
るほぼ中心部を底面として上向きで全体的な断面形状を
略Y字状に形成したため、以下の効果を奏するものとな
る。
(イ) 転輪が張出部に乗った時に張出部が適度に沈下
して転輪軌道の高さを維持し、芯金間における転輪の落
ち込みが生じない。
(ロ) 転輪が張出部に乗った時に張出部が沈下すると
同時に隣接する突起に接近するため、芯金間隔が短縮さ
れるものとなる。
(ハ) 張出部を支える芯金翼部からの立上がり部側面
をアーチ状となさしめることは、機体荷重を大とする転
輪の走行に際しても応力集中を効果的に分散し、且つそ
の張り出し距離を大ならしめても差し支えない十分な耐
剛性とし、しかも振動の大幅な低減がはかれるという優
れた作用効果を奏せしめることの出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示すものであってAは巾方向断面図、
Bは周方向側面図、第2図は本考案になるゴムクローラ
用芯金を示すものであってAは平面図、B及びCは長さ
方向及び巾方向側面図、Dは斜視図、第3図は上記構成
の芯金を埋設したゴムクローラを示すものであってAは
全体図、Bは転輪との関係を示す巾方向断面図、第4図
は転輪が転動するさいの作用説明図、第5図は他の実施
例を示すもので、A及びBは芯金の平面図及び側面図、
Cは該芯金をゴムクローラ内へ埋設した平面図である。 1……芯金体、1a……突起 1b……係合部、1c……翼部 2……ゴムクローラ、3……転輪 4……スチールコード、5……ラグ S……突起の頂面、t……張出部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右翼部間の中央の係合部の両側に突出す
    る一対の突起の頂面を転輪軌道とするゴムクローラ用芯
    金に於いて、芯金の翼部から突起頂面の前後端縁に到る
    立上がり部の両側面を芯金巾方向前後へアーチ状に張り
    出させしめ、該張出部を含む突起頂面のほぼ中心部分付
    近を底面として上記張出部の端部に向け上向きで全体的
    にY字形状の突起体が形成されるようにしたことを特徴
    とするゴムクローラ用芯金。
  2. 【請求項2】請求項1記載のゴムクローラ用芯金で、芯
    金翼部から突起頂面に到る立上がり部のアーチ状張り出
    しを左右の突起間で相反する片側面のみ形成し、他側面
    は凡そ垂直な立上がりに形成して張出部を左右千鳥状に
    形成したことを特徴とするゴムクローラ用芯金。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載のゴムクローラ用芯
    金を、ゴムクローラ本体内の周方向へ一定間隔に、且つ
    張出部を含む突起体が内周側に突出状態となるように埋
    設したことを特徴とするゴムクローラ。
JP1990084389U 1990-08-08 1990-08-08 ゴムクローラ用芯金及びゴムクローラ Expired - Lifetime JPH08226Y2 (ja)

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US07/852,264 US5308155A (en) 1990-08-08 1991-08-02 Core bar member for rubber crawler and rubber crawler device
DE69123039T DE69123039T2 (de) 1990-08-08 1991-08-02 Kermetall für gummigleisketten und gleiskettenvorrichtung
EP91913674A EP0495122B1 (en) 1990-08-08 1991-08-02 Core metal for rubber crawler and crawler device
PCT/JP1991/001039 WO1992002399A1 (en) 1990-08-08 1991-08-02 Core metal for rubber crawler and crawler device
ES91913674T ES2095947T3 (es) 1990-08-08 1991-08-02 Nucleo metalico para oruga de caucho y dispositivo de oruga.
US08/184,336 US5399003A (en) 1990-08-08 1994-01-21 Core bar member for rubber crawler, and rubber crawler device

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