JP3408137B2 - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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JP3408137B2
JP3408137B2 JP04726498A JP4726498A JP3408137B2 JP 3408137 B2 JP3408137 B2 JP 3408137B2 JP 04726498 A JP04726498 A JP 04726498A JP 4726498 A JP4726498 A JP 4726498A JP 3408137 B2 JP3408137 B2 JP 3408137B2
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
    • F24C15/36Protective guards, e.g. for preventing access to heated parts
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/6402Aspects relating to the microwave cavity
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/68Heating arrangements specially adapted for cooking plates or analogous hot-plates
    • H05B3/74Non-metallic plates, e.g. vitroceramic, ceramic or glassceramic hobs, also including power or control circuits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加熱調理装置に関
し、特に、加熱室内を発熱部材により加熱する加熱調理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の加熱調理装置の内部構
造の一例を概略的に示す図である。加熱調理装置におい
て、加熱室250の外郭は外装部200に覆われてい
る。従来の加熱調理装置では、加熱室250内がヒータ
300によって加熱されることにより、加熱室250内
のターンテーブル260上に載置された食品400が加
熱調理されていた。ヒータ300としては、クオーツヒ
ータやシーズヒータが用いられていた。そして、より効
率的良く食品400を加熱するために、金属等からなり
ヒータ300の上部を覆う反射板301が設けられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の加熱調
理装置では、反射板301が、ヒータ300により加熱
されるため、ヒータ300による加熱調理を行なった際
には、外装部200が約120℃程度という高温にまで
加熱されることがあった。
【0004】そして、ユーザは、外装部400に触れる
ことができるため、外装部400が上記の高温にまで加
熱される従来の加熱調理装置は、安全性に欠けるという
問題を有することになる。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、安全な加熱調理装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の加熱調
理装置は、多数の孔を形成した面を有し、食品を収納す
る加熱室と、前記加熱室の外郭を覆う外装部と、外部か
ら内部に風を導入する風導入手段と、前記食品を加熱す
る加熱手段とを含み、前記加熱手段は、断熱材からなる
ベースと、前記ベースの一方側に載置され熱を生じる発
熱部材と、前記ベースおよび前記発熱部材を収容するケ
ース部材とを含み、前記ベースの前記一方側が前記加熱
室に向き前記一方側に対向する他方側が前記外装部に向
くように設けられ、また前記加熱室の面に形成した多数
の孔を覆うように前記加熱室に取付けられると共に、前
記ケース部材は、当該ケース部材の外部から前記ベース
前記一方側に風を導入し、前記加熱室の多数の孔から
前記加熱室内に排出させるための導入孔を有することを
特徴とする。
【0007】これにより、発熱部材と外装部の間には断
熱材からなるベースが存在するため、加熱手段を用いて
加熱を行なった場合、外装部は加熱されにくくなり、安
全な加熱調理装置を提供することができる。
【0008】さらに、発熱部材が載置されるベースの一
方側近傍が過度に加熱された場合でも、当該箇所を風に
より冷却することができ、加熱調理装置が部分的に過度
に加熱されることを回避できる。
【0009】請求項2に記載の加熱調理装置は、請求項
1に記載の加熱調理装置に加えて、前記加熱室の多数の
孔は上面に形成され、また前記加熱手段は、前記ベース
の下方でありかつ前記加熱室の上方に位置し前記ベース
を覆うシートをさらに含むことを特徴とする。
【0010】これにより、請求項1に記載の発明による
効果に加えて、ベースまたは発熱部材が上面孔を介して
加熱室内に落下することを回避できる。
【0011】請求項3に記載の加熱調理装置は、請求項
1または請求項2のいずれか1項に記載の加熱調理装置
に加えて、前記発熱部材は、金属または合金からなり、
前記発熱部材に、熱を生じさせるために電力を供給する
電力供給手段をさらに含み、前記ベースは、マイクロポ
ーラス断熱材からなることを特徴とする。
【0012】これにより、請求項1または請求項2のい
ずれか1項に記載の発明による効果に加えて、より容易
に発熱部材を構成でき、かつ、発熱部材に供給された電
力が、ベースで損失されることを回避できる。したがっ
て、より容易に製造できかつより熱効率のよい加熱調理
装置を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の加熱調理装置の
一例として、ヒータによる加熱と高周波による加熱を行
なえる電子レンジについて説明する。
【0014】図1(a)に、電子レンジの斜視図を示
す。電子レンジ1は、主に、本体2とドア3とコントロ
ールパネル6と複数の脚8とからなる。本体2には、本
体2の外郭を覆う外装部4が設けられている。なお、コ
ントロールパネル6は、ユーザが電子レンジ1を操作す
るために、電子レンジ1の前面に設けられている。
【0015】ドア3は、ユーザがドア3を開閉するため
に用いる取手3aを備え、その左端を軸として開閉され
る。図1(b)は、図1(a)のドア3が手前に開かれ
た状態を示している。ドア3の奥の本体2内部には、加
熱室50が設けられている。また、ドア3は、ドアラッ
チ31,32を備えている。なお、ドアラッチ31,3
2は、ドア3から突出し、ドア3が閉じられているとき
には本体2内に嵌込まれている。
【0016】加熱室50の上方には、後述するヒータ7
が設けられ、コントロールパネル6の奥には、後述する
マグネトロン10が設けられている。そして、加熱室5
0内に収納された食品は、ヒータ7またはマグネトロン
10により加熱される。
【0017】図2は、電子レンジ1の電気回路を模式的
に示す図である。図2において、電子レンジ1は、該電
子レンジ1の動作を制御するためのマイクロコンピュー
タを含む制御回路25を備えている。制御回路25は、
コントロールパネル6に接続され、該コントロールパネ
ル6から入力されたデータ等に従って、電子レンジ1を
制御する。また、制御回路25は、加熱室50付近に設
けられたサーミスタ18(図1では図示略)に接続さ
れ、該サーミスタ18が検出した加熱室50の温度に従
って、電子レンジ1を制御することもできる。
【0018】ターンテーブルモータ16は、加熱室50
内に設けられた図示せぬターンテーブルを駆動するため
のモータである。そして、21は、ターンテーブルモー
タ16をオンするためのリレーである。そして、22
は、ヒータ7をオンするためのリレーである。23は、
高周波電波を発するマグネトロン10に電力を供給する
トランス11に通電するためのリレーである。26は、
加熱室50を照らす加熱室ライトであり、27は、マグ
ネトロン10の冷却用のファン(後述するファン55)
を駆動するためのモータである。
【0019】30は、ドア3が開けられたときに図2に
示す回路を開くドアスイッチである。また、20は、加
熱室ライト26およびモータ27に通電するためのリレ
ーであり、その開閉は、制御回路25により制御され
る。また、前述のリレー21〜23の開閉も、制御回路
25により制御される。
【0020】100は、図2に示す回路全体に電力を供
給する交流電源である。また、28および29は、それ
ぞれヒューズである。なお、ヒューズ29は、温度ヒュ
ーズであり、電子レンジ1の加熱室50以外の部位が異
常な程度に高温(たとえば200℃)となった場合に回
路を開き、電子レンジ1におけるそれ以上の加熱を防止
する役割を有する。
【0021】図3は、電子レンジ1の本体2の分解斜視
図である。本体2は、主に、外装部4と、本体枠5と、
底板7からなる。本体枠5は、底板7上に固定される。
本体枠5は、ドアラッチ31,32をそれぞれ通すため
のラッチ用孔51,52と、コントロールパネル6を嵌
め込むためのコントロールパネル用孔53とを備えてい
る。そして、本体枠5は、図示せぬ種々の部品が取付け
られた後、外装部4に覆われる。以下に、本体枠5への
種々の部品が取付けについて説明する。
【0022】図4および図5は、本体枠5の詳細な構成
を示す図である。まず、図4を参照して、本体枠5の上
面54には、多数の上面孔54aが、マトリクス状に形
成されている。そして、上面54には、上面孔54aを
覆うように、板状のヒータ7が取付けられる。ヒータ7
は、ケース部材70により外郭を覆われている。そし
て、ヒータ7は、ケース部材70の両側部に7個ずつ形
成された打出し部74(図6参照)を、各打出し部74
に対応して上面54に設けられた嵌合孔54bに通した
後、ケース部材70をスライドさせて打出し部74を上
面54に引っかけ、最終的に、ねじ孔75でねじ止めさ
れることにより、上面54に取付けられる。なお、ケー
ス部材70の側面に取付けられている76は、後述する
発熱部材(図6参照)に電力を供給するための接続端子
である。
【0023】次に、図5を参照して、本体枠5の、加熱
室50の右側には、マグネトロン10とトランス11と
マグネトロン10の冷却用のファン55が取付けられ
る。また、本体枠5には、仕切板54cが取付けられ
る。ファン55は、電子レンジ1の外部から内部に風を
導入して、マグネトロン10を冷却するとともに、仕切
板54c上の風穴54dを介してヒータ7にも風を送
る。なお、ケース部材70の手前側、つまり、ケース部
材70において電子レンジ1の内側を向く面には、ファ
ン55から導入される風をケース部材70の内部に導入
する導入孔73が形成されている。
【0024】次に、ヒータ7の構成について説明する。
図6は、ヒータ7の斜視図であり、図5に示すヒータ7
の裏面を示す図である。図6を参照して、ケース部材7
0は箱体であり、その底部にはベース71が詰められ、
ベース71の上部には、発熱部材72が載置されてい
る。ベース71は、断熱材からなる。なお、本実施の形
態におけるベース71は、断熱材の中でも、マイクロポ
ーラス断熱材から構成される。
【0025】マイクロポーラス断熱材とは、マイクロポ
ーラスを含む断熱材をいう。そして、マイクロポーラス
とは、特開平6−300279号公報に記載されるよう
に、根本的なセルの大きさが、標準温度および標準圧力
における空気分子の平均自由工程よりも小さい、すなわ
ち100ナノメートルオーダーまたはそれより小さい、
多孔性あるいは細胞質の物質をいい、たとえば液相がガ
ス相に置換えられたゲルであるエーロゲルが含まれる。
そして、本実施の形態で用いられるマイクロポーラス断
熱材は、当該少量のアルミナ粉末を高温で使用できるよ
うに収縮に備えて混合したドライ粒子状のマイクロポー
ラスに、セラミックファイバ強化材、二酸化チタニウム
乳白剤を加えたものである。このようなマイクロポーラ
ス断熱材は、熱的および電気的な絶縁特性を有する。
【0026】一方、発熱部材72は、たとえば金属また
は合金から構成され、前述の接続端子76(図4参照)
に電気的に接続され、電力を供給されることにより、発
熱する。図7に、発熱部材72の構造を示す。発熱部材
72は、帯状のストリップ部72aと、ストリップ部7
2aの一方側に一定またはランダムな間隔72dをもっ
て形成されるタブ部72bとを含む。そして、発熱部材
72は、タブ部72bを、図7中のライン72eまでベ
ース71に埋め込まれることにより、ベース71上に載
置される。つまり、本実施の形態では、発熱部材72
が、ストリップ部72aとタブ部72bを有することに
より、発熱部材72をベース71に取付ける際に、接続
のための他の部材を必要とすることはない。
【0027】なお、リブ部72bには、それぞれ孔72
cが設けられている。孔72cは、発熱部材72に供給
された電力のうち、リブ部72bを介してベース71へ
と供給され、発熱部材52における発熱に使用されない
電力の量を極力少なくするために設けられている。な
お、孔72cの形状は、図7に示したものに限定されな
い。すなわち、孔72cは、図8に示すように、直線状
のものが1つのタブ部72bに複数本設けられてもよ
く、図9に示すように、1つのタブ部72bに1本ずつ
設けられてもよく、図10に示すように、波線状のもの
が設けられてもよく、図11に示すように、台形状のも
のが設けられてもよい。
【0028】次に、図12を参照して、上記の発熱部材
72の製造方法について説明する。まず、発熱部材72
の材料となる金属または合金を、所定の長さの、そし
て、図12に示す様に縦方向に4枚の発熱部材が取れる
ような所定の幅の帯状にする。そして、孔72cに相当
する部分の金属または合金を、パンチングまたはスタン
ピングによって除去する。そして、ライン72fに沿っ
てカッティングを行なうことにより、発熱部材72を得
る。これにより、発熱部材を製造する際に、より材料の
無駄を少なくすることができる。
【0029】次に、ヒータ7により加熱を行なう際の、
本体枠5の上面54に取付けられたヒータ7における風
の流れについて説明する。図13は、図5のXIII−
XIII線に沿う部分的な断面図である。なお、図13
において、一点破線は、ヒータ7における風の流れを示
す。ファン55が稼動することにより、風孔54d(図
5参照)を介して、ケース部材70内の発熱部材72付
近に風が導入される。そして、ケース部材70内に導入
された風は、上面孔54aを介して、加熱室50に流れ
ていく。これにより、発熱部材72において発生した熱
が、より確実に、より効率よく、加熱室50に送られ
る。
【0030】本実施の形態の電子レンジ1では、ヒータ
7が、発熱部材72を加熱室50の方に向け、ベース7
1を外装部4に向けて取付けられている。このため、発
熱部材72と外装部4との間には、断熱材からなるベー
ス71が存在することになり、発熱部材72において発
生する熱が、効率良く加熱室50に送られるだけでな
く、外装部4に伝わりにくい。これにより、電子レンジ
1は、より加熱効率が良く、かつ、安全性の高いものに
なる。
【0031】その一方で、発熱部材72において発生し
た熱は、従来よりも発散されにくくなり、電子レンジ1
において、発熱部材72付近が局部的に高温になること
により、その付近にある構成部品が破損する場合があ
る。そこで、電子レンジ1においては、上記のように、
ファン55から送られる風が、発熱部材72付近にも送
られるように構成されている。これにより、発熱部材7
2付近が局部的に高温になることを回避できる。
【0032】なお、本実施の形態においてベース71を
構成するマイクロポーラス断熱材は、砂状物質を固めた
ような構造を有するため、振動等により一部が剥離して
落下する場合がある。なお、この場合、落下する砂状物
質は、上面孔54aを介して加熱室50まで落下するこ
とも考えられる。そこで、図14に示すように、ケース
部材70に、ベース71の下方であり上面54の上方に
位置するようなシート79をさらに備えることが好まし
い。なお、電子レンジ1において発熱部材72による加
熱を行なった場合、発熱部材72の温度は約480℃ま
で上昇することが考えられるため、シート79は、耐熱
ガラスや石英板、マイカシート等の耐熱性の材料により
構成されることが好ましい。
【0033】なお、以上説明した本実施の形態におい
て、発熱部材72による加熱を行なった場合に、より確
実に、外装部4の温度上昇を防ぐために、ヒータ7と外
装部4の間に、さらに、シート79と同様の材料からな
る断熱板(図14参照)を設けることが好ましい。
【0034】以上説明した本実施の形態においては、ヒ
ータ7により、食品を加熱する加熱手段が構成されてい
る。そして、本実施の形態では、加熱手段は、加熱室の
上方に、発熱部材が載置されたベースの一方側を下方を
向くように設けられたが、本発明における加熱手段の配
置に態様はこれに限定されるものではない。加熱手段
は、加熱室の側面近傍に配置されてもよいし、下面近傍
に配置されてもよい。すなわち、ベースの一方側が加熱
室に、そして、一方側に対向する他方側が外装部に向く
ように設けられれば、ベースの一方側は、左右のいずれ
を向いていてもよく、また、上方を向いていてもよい。
【0035】ただし、本実施の形態のように、加熱室の
上面近傍に、ベースの一方側が下方を向くように加熱手
段が設けられると、加熱室内の食品をまんべんなく加熱
でき、また、加熱室内に載置された食品がこぼれ落ちた
際に加熱手段が汚れるという事態、さらには、加熱手段
が高温である場合に該こぼれ落ちた食品が燃えるという
事態を回避できるという効果を奏する。
【0036】以上説明した本実施の形態においては、フ
ァン55により構成される風導入手段により、ケース部
材内に風が導入される。このような構成を有することに
より、加熱手段として、通常、このような加熱調理装置
に用いるには加熱出力が大きい加熱手段を用いる場合で
も、当該加熱手段に設計変更を加えることなく、当該加
熱手段付近を冷却して、当該加熱手段を本発明の加熱調
理装置に採用することができる。これにより、加熱出力
の大きい加熱調理装置を、より安価に製造でき、かつ、
当該加熱調理装置の安全性を高めることができる。
【0037】また、以上説明した本実施の形態では、導
入孔は、ケース部材の中の、加熱調理装置において内側
にある面に形成される。これにより、風導入手段が作動
しなかった場合等に、ケース部材から導入孔を介して高
温の風が漏れた際、その風が加熱調理装置の内側に流
れ、外装部には流れにくくなる。したがって、このよう
な場合にも、外装部が高温になることを回避できる。
【0038】なお、図6を参照して、本実施の形態で
は、ケース部材70により構成されるケース部材は、上
面が空いた構造を有しており、導入孔から導入された風
は、この空いた面から排出される。したがって、本実施
の形態においては、当該ケース部材70の当該空いた面
により、排出孔が構成されている。なお、本実施の形態
では、排出孔も、ケース部材の中の、加熱調理装置にお
いて内側にある面に形成されている。これにより、ケー
ス部材内からの熱風が外装部に送られにくくなり、外装
部が高温になることを回避できる。
【0039】また、以上説明した本実施の形態では、加
熱手段は、加熱室の外部に設けられている。これによ
り、加熱手段を加熱室内に取付ける場合よりも加熱手段
の取付けが容易になるため、装置の製造が容易になる。
特に、電子レンジのように、マグネトロン等の高周波発
振手段をさらに備える場合には、加熱室の内部に加熱手
段が設けられていれば、加熱手段に高周波の漏れを防ぐ
部材を取付ける必要がある。これは、当該高周波発振手
段による高周波が加熱手段を介して装置の外部に容易に
漏れるからである。ここで、本実施の形態のように、加
熱手段が加熱室の外部に設けられていれば、特に加熱手
段に高周波の漏れを防ぐ部材を取付けることなく、当該
高周波の漏れを回避できる。つまり、このような場合に
は、加熱調理装置の製造コストを削減できることにな
る。
【0040】今回開示された実施の形態は、すべての点
で例示であって制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理装置の一実施の形態である電
子レンジを示す図である。
【図2】図1の電子レンジの電気回路を模式的に示す図
である。
【図3】図1の電子レンジの本体の分解斜視図である。
【図4】図3の本体の本体枠の詳細な構成を示す図であ
る。
【図5】図3の本体の本体枠の詳細な構成を示す図であ
る。
【図6】図5のヒータの斜視図である。
【図7】図5の発熱部材の構造を示す図である。
【図8】図7の発熱部材の変形例である。
【図9】図7の発熱部材の変形例である。
【図10】図7の発熱部材の変形例である。
【図11】図7の発熱部材の変形例である。
【図12】図7の発熱部材の製造方法を説明するための
図である。
【図13】図5のXIII−XIII線に沿う部分的な
断面図である。
【図14】図13におけるヒータの変形例である。
【図15】従来の加熱調理装置の内部構造の一例を概略
的に示す図である。
【符号の説明】
1 電子レンジ 5 本体枠 7 ヒータ 54a 上面孔 54d 風孔 55 ファン 70 ケース部材 71 ベース 72 発熱部材 73 導入孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−315789(JP,A) 特開 平2−103886(JP,A) 特開 平6−109258(JP,A) 特開 平6−300279(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/04 F24C 7/02 501 F24C 7/02 541 F24C 15/34 F24C 1/00 360 - 370

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の孔を形成した面を有し、食品を収
    納する加熱室と、 前記加熱室の外郭を覆う外装部と、外部から内部に風を導入する風導入手段と、 前記食品を加熱する加熱手段とを含み、 前記加熱手段は、断熱材からなるベースと、前記ベース
    の一方側に載置され熱を生じる発熱部材と、前記ベース
    および前記発熱部材を収容するケース部材とを含み、前
    記ベースの前記一方側が前記加熱室に向き前記一方側に
    対向する他方側が前記外装部に向くように設けられ、
    た前記加熱室の面に形成した多数の孔を覆うように前記
    加熱室に取付けられると共に、前記ケース部材は、当該
    ケース部材の外部から前記ベースの前記一方側に風を導
    入し、前記加熱室の多数の孔から前記加熱室内に排出さ
    せるための導入孔を有する、加熱調理装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱室の多数の孔は上面に形成さ
    れ、また前記加熱手段は、前記ベースの下方でありかつ
    前記加熱室の上方に位置し前記ベースを覆うシートをさ
    らに含む、請求項1に記載の加熱調理装置。
  3. 【請求項3】 前記発熱部材は、金属または合金からな
    り、 前記発熱部材に、熱を生じさせるために電力を供給する
    電力供給手段をさらに含み、 前記ベースは、マイクロポーラス断熱材からなる、請求
    項1または請求項2のいずれか1項 に記載の加熱調理装
    置。
JP04726498A 1998-02-27 1998-02-27 加熱調理装置 Expired - Fee Related JP3408137B2 (ja)

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