JP3405626B2 - 半凝固金属の射出成形方法、及び装置 - Google Patents
半凝固金属の射出成形方法、及び装置Info
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- JP3405626B2 JP3405626B2 JP26839895A JP26839895A JP3405626B2 JP 3405626 B2 JP3405626 B2 JP 3405626B2 JP 26839895 A JP26839895 A JP 26839895A JP 26839895 A JP26839895 A JP 26839895A JP 3405626 B2 JP3405626 B2 JP 3405626B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材料を半溶融
し、半凝固状態で射出成形する射出成形装置の改良に関
するものである。
し、半凝固状態で射出成形する射出成形装置の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特開平5−28562
5号公報において半溶融、半凝固状態の金属を射出成形
する「金属成形体用射出成形装置」を提案した。この技
術は、Mg合金等の金属インゴット材を加熱し、これを
下方の破砕室内に送り込み、破砕室内でフレーク状に破
砕し、破砕材を下方の射出機に供給する。射出機内に供
給された破砕材は、射出機内で保温、加熱され、半溶
融、半凝固状態の金属は、スクリューシャフトで金型内
のキャビティ内に射出され、金属成形体を得る。
5号公報において半溶融、半凝固状態の金属を射出成形
する「金属成形体用射出成形装置」を提案した。この技
術は、Mg合金等の金属インゴット材を加熱し、これを
下方の破砕室内に送り込み、破砕室内でフレーク状に破
砕し、破砕材を下方の射出機に供給する。射出機内に供
給された破砕材は、射出機内で保温、加熱され、半溶
融、半凝固状態の金属は、スクリューシャフトで金型内
のキャビティ内に射出され、金属成形体を得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の半溶融金属の射
出成形において、射出機内の金属材料は、半溶融、半凝
固スラリー状態にあり、液相と固相が混在し、樹脂材料
に比較して粘度が小さい。特に、固相率が低い場合、即
ち液相率が高い場合は、射出成形時の材料の計量が難し
く、材料が充分に充填しない状態で射出してしまう傾向
にある。
出成形において、射出機内の金属材料は、半溶融、半凝
固スラリー状態にあり、液相と固相が混在し、樹脂材料
に比較して粘度が小さい。特に、固相率が低い場合、即
ち液相率が高い場合は、射出成形時の材料の計量が難し
く、材料が充分に充填しない状態で射出してしまう傾向
にある。
【0004】この結果、次ステップでの射出成形に際
し、金属スラリー計量部の空間が多くなる傾向にあり、
成形材料である金属スラリー内に空気やガスが混入する
虞がある。このため、金型キャビティ内に成形金属スラ
リーと一緒に空気やガスが混入することとなり、得られ
た金属成形品内に空気やガスで巣が生じたり、計量不足
で所謂引けを生じる虞があり、得られた金属成形品の品
質が低下する虞がある。
し、金属スラリー計量部の空間が多くなる傾向にあり、
成形材料である金属スラリー内に空気やガスが混入する
虞がある。このため、金型キャビティ内に成形金属スラ
リーと一緒に空気やガスが混入することとなり、得られ
た金属成形品内に空気やガスで巣が生じたり、計量不足
で所謂引けを生じる虞があり、得られた金属成形品の品
質が低下する虞がある。
【0005】本発明は、かかる課題を解決すべくなされ
たものある。本発明者等は、半溶融、半凝固金属スラリ
ー材料を射出機で金型に射出成形するに際し、金属スラ
リー材料中に空気やガスが混入するのを回避し、巣の発
生の無い、品質に優れた半溶融、半凝固金属材料で金属
射出成形品をどのようにしたら得られるか鋭意検討し
た。この結果、半溶融、半凝固金属スラリー材料の計
量、蓄積に当たり、金属スラリー材料中の空気やガス等
の気体を重力作用で除去することが好ましいとの知見を
得て、本発明をなしたものである。
たものある。本発明者等は、半溶融、半凝固金属スラリ
ー材料を射出機で金型に射出成形するに際し、金属スラ
リー材料中に空気やガスが混入するのを回避し、巣の発
生の無い、品質に優れた半溶融、半凝固金属材料で金属
射出成形品をどのようにしたら得られるか鋭意検討し
た。この結果、半溶融、半凝固金属スラリー材料の計
量、蓄積に当たり、金属スラリー材料中の空気やガス等
の気体を重力作用で除去することが好ましいとの知見を
得て、本発明をなしたものである。
【0006】従って、本発明の目的とする処は、半溶
融、半凝固材料中への気体の混入を可及的に防止し、又
材料中に気体が混入した場合であっても、重力作用で気
体を材料中から簡易に、確実に除去し、巣の発生の無
い、品質良好な金属成形体を得ることが可能であり、且
つ計量効率が高まり、金型に適正な量の金属スラリー材
料を射出可能とし、巣や引けのない、適正で品質良好な
金属成形品を得ることが可能となった半凝固金属の射出
成形方法、及び装置を提供することにある。
融、半凝固材料中への気体の混入を可及的に防止し、又
材料中に気体が混入した場合であっても、重力作用で気
体を材料中から簡易に、確実に除去し、巣の発生の無
い、品質良好な金属成形体を得ることが可能であり、且
つ計量効率が高まり、金型に適正な量の金属スラリー材
料を射出可能とし、巣や引けのない、適正で品質良好な
金属成形品を得ることが可能となった半凝固金属の射出
成形方法、及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、請求項1においては、金型に射出成形機の
先端部を当接させ、半凝固金属を金型に射出するように
した半凝固金属の射出成形方法において、射出成形機
を、その先端部を傾斜中心として所定角度上方に傾斜さ
せて金型内に半凝固金属を射出し、射出成形するように
した半凝固金属の射出成形方法である。
めの手段は、請求項1においては、金型に射出成形機の
先端部を当接させ、半凝固金属を金型に射出するように
した半凝固金属の射出成形方法において、射出成形機
を、その先端部を傾斜中心として所定角度上方に傾斜さ
せて金型内に半凝固金属を射出し、射出成形するように
した半凝固金属の射出成形方法である。
【0008】請求項2においては、射出成形機をその先
端部が金型から離間した状態で、所定角度まで後上傾す
るように傾斜させるステップと、所定角度傾斜した射出
成形機を前進動させ、その先端部を金型の受け部に当接
させるステップとを含むようにした半凝固金属の射出成
形方法である。
端部が金型から離間した状態で、所定角度まで後上傾す
るように傾斜させるステップと、所定角度傾斜した射出
成形機を前進動させ、その先端部を金型の受け部に当接
させるステップとを含むようにした半凝固金属の射出成
形方法である。
【0009】請求項3においては、金型に射出成形機の
先端部を当接させ、半凝固金属を金型に射出するように
した半凝固金属の射出成形機において、射出成形機を、
その先端部を傾斜中心として所定角度上方に傾斜させる
傾動手段を設けた半凝固金属の射出成形装置である。
先端部を当接させ、半凝固金属を金型に射出するように
した半凝固金属の射出成形機において、射出成形機を、
その先端部を傾斜中心として所定角度上方に傾斜させる
傾動手段を設けた半凝固金属の射出成形装置である。
【0010】請求項4においては、射出成形機の先端部
を球面形状とし、金型の該先端部の受け面を凹球面とし
た。
を球面形状とし、金型の該先端部の受け面を凹球面とし
た。
【0011】請求項5においては、射出成形機と、材料
供給部とを、可撓部材からなる供給通路部材で連結し
た。
供給部とを、可撓部材からなる供給通路部材で連結し
た。
【0012】請求項6においては、射出成形機は、摺動
台を介して基台に前後方向に摺動可能に支持され、基台
は前部を支点として後部が上傾するリフト機構で支持さ
れ、且つ摺動台は、固定の進退動機構で金型に対して前
後に摺動可能に構成した。
台を介して基台に前後方向に摺動可能に支持され、基台
は前部を支点として後部が上傾するリフト機構で支持さ
れ、且つ摺動台は、固定の進退動機構で金型に対して前
後に摺動可能に構成した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
した図面に従って詳述する。図1は本発明にかかる射出
装置の縦断側面図で、金型を含み、一部を模式的に示し
た図、図2は射出機先端部と、これと当接する金型受け
部の拡大断面図、図3は射出装置の外観側面図で、金型
から射出機を引き抜いた状態を示す図、図4は射出機を
後上傾するように傾斜した状態を示す図、図5は後上傾
した射出機を前進させ、金型とドッキングさせた状態を
示す縦断側面図、図6は本発明にかかる射出装置の他の
例の要部の縦断側面図で、金型を含む図、図7は図6の
射出装置の外観側面図、図8は射出機と金型の連結リン
ク機構の分解斜視図、図9は図6の射出装置の後上傾し
た状態を示す縦断側面図である。
した図面に従って詳述する。図1は本発明にかかる射出
装置の縦断側面図で、金型を含み、一部を模式的に示し
た図、図2は射出機先端部と、これと当接する金型受け
部の拡大断面図、図3は射出装置の外観側面図で、金型
から射出機を引き抜いた状態を示す図、図4は射出機を
後上傾するように傾斜した状態を示す図、図5は後上傾
した射出機を前進させ、金型とドッキングさせた状態を
示す縦断側面図、図6は本発明にかかる射出装置の他の
例の要部の縦断側面図で、金型を含む図、図7は図6の
射出装置の外観側面図、図8は射出機と金型の連結リン
ク機構の分解斜視図、図9は図6の射出装置の後上傾し
た状態を示す縦断側面図である。
【0014】図1において1は床で、床1上に基台2を
所定高さで支持する。基台2は前後方向に長さを有し、
前部の高さ方向中間部は、前部ボールネジ装置3のロッ
ド3aの上端部3bにピン4で軸支され、このピン4を
支点として基台2は後上傾する。ロッド3aの下半部3
cは、床1の前部に縦長に穿設した縦穴1a内に縦通す
るように収容されており、縦穴1aの周辺部上にはボー
ルネジ装置3の駆動モーター5を配置する。
所定高さで支持する。基台2は前後方向に長さを有し、
前部の高さ方向中間部は、前部ボールネジ装置3のロッ
ド3aの上端部3bにピン4で軸支され、このピン4を
支点として基台2は後上傾する。ロッド3aの下半部3
cは、床1の前部に縦長に穿設した縦穴1a内に縦通す
るように収容されており、縦穴1aの周辺部上にはボー
ルネジ装置3の駆動モーター5を配置する。
【0015】基台2の後部の高さ方向中間部には横方向
に長いガイド長孔6を形成し、この長孔6に後部ボール
ネジ装置7の上端部ロッド7a上端部7bに突設したガ
イドピン8を係合する。ロッド7aの下半部7cは、床
1の後部に縦長に穿設した縦穴1b内に縦通するように
収容されており、縦穴1bの周辺部上にはボールネジ装
置7の駆動モーター9を配置する。
に長いガイド長孔6を形成し、この長孔6に後部ボール
ネジ装置7の上端部ロッド7a上端部7bに突設したガ
イドピン8を係合する。ロッド7aの下半部7cは、床
1の後部に縦長に穿設した縦穴1b内に縦通するように
収容されており、縦穴1bの周辺部上にはボールネジ装
置7の駆動モーター9を配置する。
【0016】ところで、後部ボールネジ装置7は、基台
2を前部に対して上昇させ、基台2を後述する図4、図
5のように後上傾させるため、上方へのリフト量が大き
い。このためロッド7aは長く設定し、従って縦穴1b
は深い。図では縦穴1bの深さ、ロッド7aの長さを省
略して示した。
2を前部に対して上昇させ、基台2を後述する図4、図
5のように後上傾させるため、上方へのリフト量が大き
い。このためロッド7aは長く設定し、従って縦穴1b
は深い。図では縦穴1bの深さ、ロッド7aの長さを省
略して示した。
【0017】基台2上にはガイドレール10を設置し、
ガイドレール10上に、ベッド状の摺動台11を、前後
の係合部11a,11aを介して係合し、摺動第11を
前後方向に摺動自在に載置する。摺動台11上に、後述
する射出シリンダ17等を含む射出成形装置36を設置
する。
ガイドレール10上に、ベッド状の摺動台11を、前後
の係合部11a,11aを介して係合し、摺動第11を
前後方向に摺動自在に載置する。摺動台11上に、後述
する射出シリンダ17等を含む射出成形装置36を設置
する。
【0018】前記床1の前部には、一段高い高位部1c
を設け、この部分に金型40を設置し、射出シリンダ1
7と対向させる。金型40の射出シリンダ17と対面す
る固定プレート45には、摺動台11を前後方向に摺動
させるシリンダユニット12の基部12aをブラケット
13を介してピン14により枢着する。
を設け、この部分に金型40を設置し、射出シリンダ1
7と対向させる。金型40の射出シリンダ17と対面す
る固定プレート45には、摺動台11を前後方向に摺動
させるシリンダユニット12の基部12aをブラケット
13を介してピン14により枢着する。
【0019】シリンダユニット12のロッド12bの先
端部12cを、前記した摺動台11の前端部に前方に突
出したブラケット11bにピン15により枢着する。こ
のシリンダユニット12の伸張作動でロッド12bを伸
張方向にストロークさせ、図3に示すように、射出成形
装置36を含む摺動台11を後退動させ、射出シリンダ
17先部のノズル部材18と金型40とを開離する。以
上により、射出成形装置36を後上傾させる傾動機構、
及び前後に摺動させる摺動機構を構成する。
端部12cを、前記した摺動台11の前端部に前方に突
出したブラケット11bにピン15により枢着する。こ
のシリンダユニット12の伸張作動でロッド12bを伸
張方向にストロークさせ、図3に示すように、射出成形
装置36を含む摺動台11を後退動させ、射出シリンダ
17先部のノズル部材18と金型40とを開離する。以
上により、射出成形装置36を後上傾させる傾動機構、
及び前後に摺動させる摺動機構を構成する。
【0020】以上の摺動台11上に支持台16を固設
し、支持台16に、これの前後方向貫通するように、又
該支持台16と平行するように射出シリンダ17を水平
に配設する。射出シリンダ17は、前端部にノズル部1
8を備える。射出シリンダ17は、支持台16の前方の
長い部分周に加熱コイル19を巻回し、その外側を断熱
材20で覆う。
し、支持台16に、これの前後方向貫通するように、又
該支持台16と平行するように射出シリンダ17を水平
に配設する。射出シリンダ17は、前端部にノズル部1
8を備える。射出シリンダ17は、支持台16の前方の
長い部分周に加熱コイル19を巻回し、その外側を断熱
材20で覆う。
【0021】射出シリンダ17内には、破砕材料を攪拌
し、且つ金型40に送るスクリューシャフト21を嵌装
し、該シャフト21の後部21aは、射出シリンダ17
の後端部17aから後方に延出し、摺動台11の後部上
に配設したスクリューシャフト回転用モーター22、プ
ランジャーシリンダー23に順次連結する。これによ
り、スクリューシャフト21は回転し、且つ前進動し、
射出動を行なう。
し、且つ金型40に送るスクリューシャフト21を嵌装
し、該シャフト21の後部21aは、射出シリンダ17
の後端部17aから後方に延出し、摺動台11の後部上
に配設したスクリューシャフト回転用モーター22、プ
ランジャーシリンダー23に順次連結する。これによ
り、スクリューシャフト21は回転し、且つ前進動し、
射出動を行なう。
【0022】支持台16の一部には、射出シリンダ17
内と連通する材料供給通路24を上向きに設け、この上
方に破砕カッター室25を縦通連設し、破砕カッター室
25内には、一対の破砕カッター26,26を収納、設
置されている。破砕カッター室25の上方には、保温、
加熱を行なう材料供給通路27を縦通、連設し、この上
方に、シャッター機構28を介して加熱室29を連通、
設置し、加熱室29内には、加熱装置として誘導加熱コ
イル30が収納、設置されている。
内と連通する材料供給通路24を上向きに設け、この上
方に破砕カッター室25を縦通連設し、破砕カッター室
25内には、一対の破砕カッター26,26を収納、設
置されている。破砕カッター室25の上方には、保温、
加熱を行なう材料供給通路27を縦通、連設し、この上
方に、シャッター機構28を介して加熱室29を連通、
設置し、加熱室29内には、加熱装置として誘導加熱コ
イル30が収納、設置されている。
【0023】上記した加熱室29の上には、シャッター
機構31を介して材料投入室32を連設する。以上の材
料投入室32、加熱室29は真空ポンプ33、及び不活
性ガス供給源34の経路35に接続する。以上により射
出成形装置36を構成する。
機構31を介して材料投入室32を連設する。以上の材
料投入室32、加熱室29は真空ポンプ33、及び不活
性ガス供給源34の経路35に接続する。以上により射
出成形装置36を構成する。
【0024】図1は射出成形装置36が水平状態にセッ
トされ、且つ金型40のスプール部材41の受け部42
に射出シリンダ18の先端部が当接した状態を示す。金
型40は、スプール部材41を備える固定型43、これ
と開閉自在に型締めされた可動型44、射出シリンダ1
8側の固定プレート45、ダイバー46に係合され、可
動型44を型開、型締め方向に移動させる移動プレート
47等からなり、型締め状態で、型43,44との間に
は、製品キャビティ48が形成される。
トされ、且つ金型40のスプール部材41の受け部42
に射出シリンダ18の先端部が当接した状態を示す。金
型40は、スプール部材41を備える固定型43、これ
と開閉自在に型締めされた可動型44、射出シリンダ1
8側の固定プレート45、ダイバー46に係合され、可
動型44を型開、型締め方向に移動させる移動プレート
47等からなり、型締め状態で、型43,44との間に
は、製品キャビティ48が形成される。
【0025】図2は射出シリンダ17先端部のノズル部
材18と、金型40のノズル部材先端部の受け部との当
接部の拡大断面図で、ノズル部材18の先端部18aに
は、凸球面部18bを形成する。この凸球面部18bの
中心部に射出シリンダ17内と連通する射出孔18cを
形成する。
材18と、金型40のノズル部材先端部の受け部との当
接部の拡大断面図で、ノズル部材18の先端部18aに
は、凸球面部18bを形成する。この凸球面部18bの
中心部に射出シリンダ17内と連通する射出孔18cを
形成する。
【0026】金型40の固定プレート45の前記ノズル
部材18と対応する部位には、凹部45aを設け、この
奥にスプール部材41のフランジ状先部41aを臨ませ
る。スプール部材41の凹部45aに露出する端面に
は、ノズル部材18の前記凸球面18bの受け部を構成
し、凸球面18bに対応する凹球面41bを設け、中心
部にノズル部材18の射出津孔18cと連通するスプー
ル41cを設け、スプール41cは製品キャビティ48
と連通する。
部材18と対応する部位には、凹部45aを設け、この
奥にスプール部材41のフランジ状先部41aを臨ませ
る。スプール部材41の凹部45aに露出する端面に
は、ノズル部材18の前記凸球面18bの受け部を構成
し、凸球面18bに対応する凹球面41bを設け、中心
部にノズル部材18の射出津孔18cと連通するスプー
ル41cを設け、スプール41cは製品キャビティ48
と連通する。
【0027】以上のノズル部材18の先端凸球面18b
と、スプール部材41の凹球面41bとは凹凸球面接触
し、射出シリンダ17側の後上傾の傾動時に、ノズル部
材18の凸球面18bの円弧の中心を支点として、ノズ
ル部材18、従って射出シリンダ17が後上傾するよう
に設定する。従って、図6のように、射出シリンダ17
を含む射出成形装置36が後上傾した状態で、ノズル部
材18の射出孔18cと金型スプール41cとは一致
し、連通状態を水平状態と同様に維持する。
と、スプール部材41の凹球面41bとは凹凸球面接触
し、射出シリンダ17側の後上傾の傾動時に、ノズル部
材18の凸球面18bの円弧の中心を支点として、ノズ
ル部材18、従って射出シリンダ17が後上傾するよう
に設定する。従って、図6のように、射出シリンダ17
を含む射出成形装置36が後上傾した状態で、ノズル部
材18の射出孔18cと金型スプール41cとは一致
し、連通状態を水平状態と同様に維持する。
【0028】以上において、材料投入室32内にMg合
金等のインゴット材37を投入し、インゴット材37は
下位の加熱室29内に供給し、ここで誘導加熱等で加熱
し、下位の材料供給通路27を経由して破砕室25に投
入され、破砕カッター26,26でフレーク状に破砕す
る。破砕された材料は、下位の材料供給通路24を経由
して射出シリンダ17内に送り込まれ、スクリューシャ
フト21の回転で射出シリンダ17内の前方部に送り込
まれる。この過程で破砕材は加熱され、攪拌され、半溶
融、半凝固状態となり、既述のように液相に固相が混在
したスラリー状をなす。
金等のインゴット材37を投入し、インゴット材37は
下位の加熱室29内に供給し、ここで誘導加熱等で加熱
し、下位の材料供給通路27を経由して破砕室25に投
入され、破砕カッター26,26でフレーク状に破砕す
る。破砕された材料は、下位の材料供給通路24を経由
して射出シリンダ17内に送り込まれ、スクリューシャ
フト21の回転で射出シリンダ17内の前方部に送り込
まれる。この過程で破砕材は加熱され、攪拌され、半溶
融、半凝固状態となり、既述のように液相に固相が混在
したスラリー状をなす。
【0029】ところで、スクリューシャフト21の回転
で、前記した材料は前方に送り込まれ、前方に蓄積され
る。この結果、スクリューシャフト21は後退動し、後
退ストロークで計量が行われる。この材料の送り込み、
蓄積、計量に際し、前記したように、材料は液相、固相
が混在し、樹脂等に比較して粘性が低く、粘性が低い液
相内に固相が混在するので、計量時に空気やガス等の気
体が混入し易い。この結果、材料内に気体が混入し、又
射出後、再度の材料供給、蓄積、計量に際し、前の工程
の気体が残留し易く、これが次工程の材料中に混入す
る。このため、課題で述べたように材料中に気体が混入
した状態で金属の射出成形が実行され、得られた金属成
形品内に巣等が発生し、製品の品質を低下させる。
で、前記した材料は前方に送り込まれ、前方に蓄積され
る。この結果、スクリューシャフト21は後退動し、後
退ストロークで計量が行われる。この材料の送り込み、
蓄積、計量に際し、前記したように、材料は液相、固相
が混在し、樹脂等に比較して粘性が低く、粘性が低い液
相内に固相が混在するので、計量時に空気やガス等の気
体が混入し易い。この結果、材料内に気体が混入し、又
射出後、再度の材料供給、蓄積、計量に際し、前の工程
の気体が残留し易く、これが次工程の材料中に混入す
る。このため、課題で述べたように材料中に気体が混入
した状態で金属の射出成形が実行され、得られた金属成
形品内に巣等が発生し、製品の品質を低下させる。
【0030】そこで、本発明では、上記した如く傾動機
構、摺動機構を設け、射出成形装置36を後上傾するよ
うにした。以下、その作用を図3〜図5で説明する。図
1は射出シリンダ17が水平な状態を示し、この状態か
らシリンダユニット12を伸張させ、ロッド12aを伸
長動させる。シリンダユニット12は金型40の固定の
固定プレート45に固定されているので、ロッド12a
の伸長動で摺動台11は図1の右方向に基台2上を移動
する。
構、摺動機構を設け、射出成形装置36を後上傾するよ
うにした。以下、その作用を図3〜図5で説明する。図
1は射出シリンダ17が水平な状態を示し、この状態か
らシリンダユニット12を伸張させ、ロッド12aを伸
長動させる。シリンダユニット12は金型40の固定の
固定プレート45に固定されているので、ロッド12a
の伸長動で摺動台11は図1の右方向に基台2上を移動
する。
【0031】摺動台11上に設置された射出成形装置3
6は一体に図1の右方向に移動し、この状態は図3で示
す如くである。この結果、金型40の受け部を構成する
凹球面41bから、射出シリンダ17先部のノズル部材
18先端部凸球面18bは開離し、ノズル部材18が金
型40と干渉しない位置まで後退動させる。この状態を
図3で示した。
6は一体に図1の右方向に移動し、この状態は図3で示
す如くである。この結果、金型40の受け部を構成する
凹球面41bから、射出シリンダ17先部のノズル部材
18先端部凸球面18bは開離し、ノズル部材18が金
型40と干渉しない位置まで後退動させる。この状態を
図3で示した。
【0032】次に、前記したボールネジ装置3,7をモ
ーター5,9で駆動し、前後のロッド3a,7aを上昇
させる。前部ロッド3aの上昇ストロークは小さく、後
部ロッド7aの上昇ストロークは大きく設定し、基台2
を後上傾させる。基台2の前後の上昇ストロークは、射
出シリンダ17の軸線、従ってノズル部材18の射出孔
18cとスプール41cとが一致するようにし、ノズル
部材18の先端凸球面18bが受け面を構成するスプー
ル部材41の凹球面41bと球面接触し、ノズル部材1
8先端凸球面18bが傾斜中心となるように後上傾させ
る。
ーター5,9で駆動し、前後のロッド3a,7aを上昇
させる。前部ロッド3aの上昇ストロークは小さく、後
部ロッド7aの上昇ストロークは大きく設定し、基台2
を後上傾させる。基台2の前後の上昇ストロークは、射
出シリンダ17の軸線、従ってノズル部材18の射出孔
18cとスプール41cとが一致するようにし、ノズル
部材18の先端凸球面18bが受け面を構成するスプー
ル部材41の凹球面41bと球面接触し、ノズル部材1
8先端凸球面18bが傾斜中心となるように後上傾させ
る。
【0033】尚、基台2は前部でピン4を支点として傾
動し、又後部はピン8を支点として傾動し、基台2の後
上傾に伴う前後方向のズレは長孔8で吸収する。一方、
シリンダユニット12は、前後をピン14,15で金型
40側、摺動台11側に枢着されているので、傾動に伴
う屈曲動はこの部分で吸収されることとなる。射出成形
装置36を後上傾すべく傾動させ、所定の傾動角に至っ
た状態を図4で示した。
動し、又後部はピン8を支点として傾動し、基台2の後
上傾に伴う前後方向のズレは長孔8で吸収する。一方、
シリンダユニット12は、前後をピン14,15で金型
40側、摺動台11側に枢着されているので、傾動に伴
う屈曲動はこの部分で吸収されることとなる。射出成形
装置36を後上傾すべく傾動させ、所定の傾動角に至っ
た状態を図4で示した。
【0034】次に、シリンダユニット12を縮小動さ
せ、この結果、ロッド12aは縮小方向にストローク
し、摺動台11を金型方向に前進動させる。この結果、
射出成形装置36は前進動し、射出シリンダ17先部の
ノズル部材18は、金型40のスプール41に設けた凹
球面41bに、その先端部の凸球面18bが嵌合、当接
する。この状態を図5に示し、このように所定角度傾斜
した状態下で、ノズル部材18の射出孔18cとスプー
ル41cとは連通状態を維持する。
せ、この結果、ロッド12aは縮小方向にストローク
し、摺動台11を金型方向に前進動させる。この結果、
射出成形装置36は前進動し、射出シリンダ17先部の
ノズル部材18は、金型40のスプール41に設けた凹
球面41bに、その先端部の凸球面18bが嵌合、当接
する。この状態を図5に示し、このように所定角度傾斜
した状態下で、ノズル部材18の射出孔18cとスプー
ル41cとは連通状態を維持する。
【0035】射出シリンダ17を含む射出成形装置36
の後上傾で、射出シリンダ17内に蓄積、充填された半
溶融、半凝固状態の金属スラリーは、粘度が低く、固相
率が低く、液相率が高いので、材料供給中等に混入した
空気やガス等の気体は、重力作用で上方に移動し、スク
リューシャフト21後方の材料供給室24抜け出し、金
属スラリーから気体は可及的に除去されることとなる。
爾後、スクリューシャフト21をプランジャーシリンダ
ー23で前進動させ、蓄積、充填した金属スラリー材料
を射出孔18c、スプール41cを介して製品キャビテ
ィ47内に射出、充填し、金属成形品を得る。
の後上傾で、射出シリンダ17内に蓄積、充填された半
溶融、半凝固状態の金属スラリーは、粘度が低く、固相
率が低く、液相率が高いので、材料供給中等に混入した
空気やガス等の気体は、重力作用で上方に移動し、スク
リューシャフト21後方の材料供給室24抜け出し、金
属スラリーから気体は可及的に除去されることとなる。
爾後、スクリューシャフト21をプランジャーシリンダ
ー23で前進動させ、蓄積、充填した金属スラリー材料
を射出孔18c、スプール41cを介して製品キャビテ
ィ47内に射出、充填し、金属成形品を得る。
【0036】以上においては、金属スラリー内の空気や
ガス等を抜脱し得るととともに、射出シリンダ17が水
平状態では、スクリューシャフト21の後部に廻り込む
ことが多くなるが、後上傾しているので、材料は重力作
用で下方に位置し、従って、材料のスクリューシャフト
21の後部への廻り込みを確実に防止することができ
る。
ガス等を抜脱し得るととともに、射出シリンダ17が水
平状態では、スクリューシャフト21の後部に廻り込む
ことが多くなるが、後上傾しているので、材料は重力作
用で下方に位置し、従って、材料のスクリューシャフト
21の後部への廻り込みを確実に防止することができ
る。
【0037】射出成形後、ボールネジ装置7,3を逆転
し、後上傾状態下にある射出成形装置35を水平状態に
復帰させる。この際、前記したステップに対応して射出
シリンダ17を含む射出成形装置36を後退動させてノ
ズル部材18を金型スプールから開離し、爾後水平状態
の復帰させても良い。水平状態に復帰後、材料の供給を
行い、上記を反復する。
し、後上傾状態下にある射出成形装置35を水平状態に
復帰させる。この際、前記したステップに対応して射出
シリンダ17を含む射出成形装置36を後退動させてノ
ズル部材18を金型スプールから開離し、爾後水平状態
の復帰させても良い。水平状態に復帰後、材料の供給を
行い、上記を反復する。
【0038】図6〜図9は本発明の他の実施例を示す。
図6において、床50上に前記と同様のボールネジ装置
51,52を設け、前部ボールネジ装置51のロッド5
1aの上端部を支持台57の前部下面に垂下設置したブ
ラケット57aの横長の長孔58にピン55で係合す
る。後部ボールネジ装置52のロッド52a上端部には
ローラ56を回転自在に枢着し、ローラ56で、この上
の支持台57の後部下面57bを当接、支持する。
図6において、床50上に前記と同様のボールネジ装置
51,52を設け、前部ボールネジ装置51のロッド5
1aの上端部を支持台57の前部下面に垂下設置したブ
ラケット57aの横長の長孔58にピン55で係合す
る。後部ボールネジ装置52のロッド52a上端部には
ローラ56を回転自在に枢着し、ローラ56で、この上
の支持台57の後部下面57bを当接、支持する。
【0039】支持台57の前部には、前方に突出するよ
うに射出シリンダ59を設け、射出シリンダ59は前記
と類似構造で、機能的には同様であり、外側を加熱素子
60、断熱材61で覆い、先端部にはノズル部材62を
備える。ノズル部材62の先端部62aは前記と同様に
凸球面62bを構成し、射出孔62cを備え、金型40
のスプール部材41のスプール41cに臨むように設け
た凹球面41bと対応し、ノズル部材62先端部の凸球
面62bで、前記と同様に傾斜中心を構成するように設
定する。金型40の他の部分は前記と同様なので、同一
部分には同一符号を付し、説明は省略する。
うに射出シリンダ59を設け、射出シリンダ59は前記
と類似構造で、機能的には同様であり、外側を加熱素子
60、断熱材61で覆い、先端部にはノズル部材62を
備える。ノズル部材62の先端部62aは前記と同様に
凸球面62bを構成し、射出孔62cを備え、金型40
のスプール部材41のスプール41cに臨むように設け
た凹球面41bと対応し、ノズル部材62先端部の凸球
面62bで、前記と同様に傾斜中心を構成するように設
定する。金型40の他の部分は前記と同様なので、同一
部分には同一符号を付し、説明は省略する。
【0040】射出シリンダ59内にはスクリューシャフ
ト63を軸方向に嵌装し、該シャフト63の後端部63
aは支持台57の空所57c内に臨む。シャフト63の
後端部63aは、ジョイント64aを介して回転、プラ
ンジャー軸64に連結し、上記と同様にシャフト63を
回転させ、且つ進退動させて材料の蓄積、射出を実行す
る。以上の射出シリンダ59の支持台57に近い軸方向
の中間後部には、材料受入用の開口部59bを設け、こ
の部分は、加熱素子60、断熱材61を通して開設され
ている。
ト63を軸方向に嵌装し、該シャフト63の後端部63
aは支持台57の空所57c内に臨む。シャフト63の
後端部63aは、ジョイント64aを介して回転、プラ
ンジャー軸64に連結し、上記と同様にシャフト63を
回転させ、且つ進退動させて材料の蓄積、射出を実行す
る。以上の射出シリンダ59の支持台57に近い軸方向
の中間後部には、材料受入用の開口部59bを設け、こ
の部分は、加熱素子60、断熱材61を通して開設され
ている。
【0041】射出シリンダ59の上方には、金型40の
固定プレート45の上部を延長したスティ部45bにピ
ン65を介して左右(図6の紙面表裏方向)に揺動自在
に支持したフレーム66を設け、フレーム66は支持板
67上に後端部に垂下したキャスター68で支持されて
いる。フレーム66上には、加熱室69がレール70を
介して前後に可動に支持され、図示しないが、この上に
前記実施例と同様に材料投入室が配設されている。
固定プレート45の上部を延長したスティ部45bにピ
ン65を介して左右(図6の紙面表裏方向)に揺動自在
に支持したフレーム66を設け、フレーム66は支持板
67上に後端部に垂下したキャスター68で支持されて
いる。フレーム66上には、加熱室69がレール70を
介して前後に可動に支持され、図示しないが、この上に
前記実施例と同様に材料投入室が配設されている。
【0042】加熱室69の下方には接続通路71が前記
と同様に連設され、この下方に保温、加熱を兼ねる材料
供給通路72が連設され、この下に破砕室73が連設さ
れており、破砕室73内には、一対の破砕カッター74
が収納されており、図は破砕カッターが前記実施例と向
きが90°異なって配置されている。破砕カッター74
は、支持台57上にはギヤケース75、減速機76、モ
ーター77が順次配設され、ギヤケース75は自在継手
78でカッター74の軸と連結し、カッター74を駆動
し、破砕作動を実行する。
と同様に連設され、この下方に保温、加熱を兼ねる材料
供給通路72が連設され、この下に破砕室73が連設さ
れており、破砕室73内には、一対の破砕カッター74
が収納されており、図は破砕カッターが前記実施例と向
きが90°異なって配置されている。破砕カッター74
は、支持台57上にはギヤケース75、減速機76、モ
ーター77が順次配設され、ギヤケース75は自在継手
78でカッター74の軸と連結し、カッター74を駆動
し、破砕作動を実行する。
【0043】以上の破砕室73の下位の出口73aを、
フレキシブル材料供給通路部材79の上端部79aに接
続、固定する。フレキシブル材料供給通路部材79とし
ては、対熱性の高いステンレス鋼板等製のジャバラ部材
を用いた。フレキシブル材料供給通路部材79の下部
は、前記した射出シリンダ59の後半部に設けた材料受
入用の開口部59bに遊合し、その下端部79bを開口
部59bの周辺上縁に接続、固定する。
フレキシブル材料供給通路部材79の上端部79aに接
続、固定する。フレキシブル材料供給通路部材79とし
ては、対熱性の高いステンレス鋼板等製のジャバラ部材
を用いた。フレキシブル材料供給通路部材79の下部
は、前記した射出シリンダ59の後半部に設けた材料受
入用の開口部59bに遊合し、その下端部79bを開口
部59bの周辺上縁に接続、固定する。
【0044】以上のジャバラ部材からなるフレキシブル
材料供給通路部材79で、フレキシブル材料供給通路8
0を形成する。このフレキシブル材料供給通路部材79
によれば、射出シリンダ59が、後上傾し、この上の破
砕室73上流の装置が固定であっても、固定側と後上傾
動する射出シリンダ59を含む可動側とを、フレキシブ
ル材料供給通路部材79で連結しているので、後上傾動
に伴う変位を該部材79で吸収することができる。
材料供給通路部材79で、フレキシブル材料供給通路8
0を形成する。このフレキシブル材料供給通路部材79
によれば、射出シリンダ59が、後上傾し、この上の破
砕室73上流の装置が固定であっても、固定側と後上傾
動する射出シリンダ59を含む可動側とを、フレキシブ
ル材料供給通路部材79で連結しているので、後上傾動
に伴う変位を該部材79で吸収することができる。
【0045】図6において、支持台57、及びこれの上
に設置された射出シリンダ59、これに付随する部分、
破砕カッター74の駆動系78,75,76,77を想
像線で囲み、可動側Aとし、これ以外の機器、装置類
は、金型40を含んで固定側Bを構成する。以上におい
ても、前記と同様に、図示しない材料投入室にMg合金
等のインゴット材を投入し、加熱室69で加熱し、通路
72を介して破砕室73に加熱材料を供給し、カッター
74で破砕し、フレーク状材料はフレキシブル材料供給
通路部材79からなるフレキシブル材料供給通路80を
通り、下方の射出シリンダ59内に投入される。前記と
同様にこの中で加熱され、半溶融、半凝固状態の材料ス
ラリーを構成し、スクリューシャフト63の回転で前方
に送られ、内部に蓄積、充填される。
に設置された射出シリンダ59、これに付随する部分、
破砕カッター74の駆動系78,75,76,77を想
像線で囲み、可動側Aとし、これ以外の機器、装置類
は、金型40を含んで固定側Bを構成する。以上におい
ても、前記と同様に、図示しない材料投入室にMg合金
等のインゴット材を投入し、加熱室69で加熱し、通路
72を介して破砕室73に加熱材料を供給し、カッター
74で破砕し、フレーク状材料はフレキシブル材料供給
通路部材79からなるフレキシブル材料供給通路80を
通り、下方の射出シリンダ59内に投入される。前記と
同様にこの中で加熱され、半溶融、半凝固状態の材料ス
ラリーを構成し、スクリューシャフト63の回転で前方
に送られ、内部に蓄積、充填される。
【0046】以上の射出シリンダ59の支持台57の前
部側面と、金型40の固定プレート45の側部とを直線
状のリンクプレート81で連結する。その詳細は図8に
示す如くで、リンクプレート81の前部81aには取付
孔82を備え、一方、固定プレート45の側面で、前記
したノズル部材62の凸球面62b、金型側の凹球面4
1bの傾動中心と一致する位置には、外側方にピン83
を突設する。
部側面と、金型40の固定プレート45の側部とを直線
状のリンクプレート81で連結する。その詳細は図8に
示す如くで、リンクプレート81の前部81aには取付
孔82を備え、一方、固定プレート45の側面で、前記
したノズル部材62の凸球面62b、金型側の凹球面4
1bの傾動中心と一致する位置には、外側方にピン83
を突設する。
【0047】ピン83は、実施例では、座部83aから
外側方に突出する筒状雌ネジ部83bを備える。前記し
たリンクプレート81の取付孔82を、ピン83の筒状
雌ネジ部83bに嵌合し、取付孔82の周辺外側にワッ
シャ84を臨ませ、ボルト85を筒状雌ネジ部83bに
螺合してリンクプレート81の前部81aを固定プレー
ト45側部に枢着する。金型の他側も同様である。
外側方に突出する筒状雌ネジ部83bを備える。前記し
たリンクプレート81の取付孔82を、ピン83の筒状
雌ネジ部83bに嵌合し、取付孔82の周辺外側にワッ
シャ84を臨ませ、ボルト85を筒状雌ネジ部83bに
螺合してリンクプレート81の前部81aを固定プレー
ト45側部に枢着する。金型の他側も同様である。
【0048】支持台57の側部前部には、同様にピン8
6を突設し、ピン86は座部86a、及び外側方に突出
する筒状雌ネジ部86bを備える。前記したリンクプレ
ート81の後部81bには、長さ方向(前後方向)に長
い長孔87を設け、これの前方にネジ孔88,89を穿
設する。更にリンクプレート81の外側部には、調整プ
レート90を用意し、該プレート90には、後部に遊合
孔91を、これの前方には、前記長孔87と同方向の長
孔92,93を前後に離間して設ける。
6を突設し、ピン86は座部86a、及び外側方に突出
する筒状雌ネジ部86bを備える。前記したリンクプレ
ート81の後部81bには、長さ方向(前後方向)に長
い長孔87を設け、これの前方にネジ孔88,89を穿
設する。更にリンクプレート81の外側部には、調整プ
レート90を用意し、該プレート90には、後部に遊合
孔91を、これの前方には、前記長孔87と同方向の長
孔92,93を前後に離間して設ける。
【0049】リンクプレート81の後部81bの長孔8
7にピン86を通す。更にこの外側から調整プレート9
0の遊合孔91をピン86に通してリンクプレート81
の後部外側に重ねる。調整プレート90の長孔92,9
3にネジ96,97を通し、ネジ孔88,89にネジ9
2,93を螺合する。調整プレート90の遊合孔91の
外側からワッシャ94を介してボルト95をピン86の
筒状雌ネジ部86bに螺合する。
7にピン86を通す。更にこの外側から調整プレート9
0の遊合孔91をピン86に通してリンクプレート81
の後部外側に重ねる。調整プレート90の長孔92,9
3にネジ96,97を通し、ネジ孔88,89にネジ9
2,93を螺合する。調整プレート90の遊合孔91の
外側からワッシャ94を介してボルト95をピン86の
筒状雌ネジ部86bに螺合する。
【0050】リンクプレート81の後部長孔81によ
り、リンクプレート81を前後に動かし、支持台57、
金型40間の射出シリンダ59等の誤差、加熱膨張等の
誤差を調整し、調整プレート90も長孔92,93で調
整し、位置決めを行い、爾後ネジ92,93、ボルト9
5を締め付け、固定する。これ等は、金型40と支持台
57、射出シリンダ59等の誤差を調整するための機構
で、調整機構は任意である。
り、リンクプレート81を前後に動かし、支持台57、
金型40間の射出シリンダ59等の誤差、加熱膨張等の
誤差を調整し、調整プレート90も長孔92,93で調
整し、位置決めを行い、爾後ネジ92,93、ボルト9
5を締め付け、固定する。これ等は、金型40と支持台
57、射出シリンダ59等の誤差を調整するための機構
で、調整機構は任意である。
【0051】以上において、前記したように金属スラリ
ー状材料が所定量蓄積、充填された後、後部のボールネ
ジ装置52のロッド52aを前記と同様に伸張、上昇さ
せ、又前部のボールネジ装置51のロッド51aを少量
伸張、上昇させる。これにより図9のように支持台57
に設置された装置、機器類は後上傾動して所定角度まで
後上傾する。尚、支持台57の後部下面は、後部ボール
ネジ装置52のロッド52aにはローラ56が設けられ
ており、これの回転で支持台57の下面57bとの摺動
は円滑になされる。又支持台57の前部は、長孔58と
前部ボールネジ装置51とピン5係合なので、枢動と前
後動が許容される。
ー状材料が所定量蓄積、充填された後、後部のボールネ
ジ装置52のロッド52aを前記と同様に伸張、上昇さ
せ、又前部のボールネジ装置51のロッド51aを少量
伸張、上昇させる。これにより図9のように支持台57
に設置された装置、機器類は後上傾動して所定角度まで
後上傾する。尚、支持台57の後部下面は、後部ボール
ネジ装置52のロッド52aにはローラ56が設けられ
ており、これの回転で支持台57の下面57bとの摺動
は円滑になされる。又支持台57の前部は、長孔58と
前部ボールネジ装置51とピン5係合なので、枢動と前
後動が許容される。
【0052】この傾動は、前記したリンクプレート81
の金型40、支持台57のピン結合による拘束で、傾動
を許容しつつ前記したノズル部材62の凸球面62b、
金型スプール部の凹球面41bとの間の傾動中心を中心
とする傾動を保障する。後上傾した状態を図9で示し、
この状態で金属スラリー材を射出シリンダ59のノズル
部材62の射出孔62cからスプール41cを介してキ
ャビティ48内に射出し、金属成形品を得る。上記の傾
動に際し、図9に示すように、前記したフレキシブル材
料供給通路部材79は縮む方向に撓み、傾動を吸収し、
開口部59bと破砕室73との連通、接続関係を保持
し、又破砕カッター74と駆動機構とは自在継手78で
連結されているので、この部分が屈曲し、傾動を吸収す
る。
の金型40、支持台57のピン結合による拘束で、傾動
を許容しつつ前記したノズル部材62の凸球面62b、
金型スプール部の凹球面41bとの間の傾動中心を中心
とする傾動を保障する。後上傾した状態を図9で示し、
この状態で金属スラリー材を射出シリンダ59のノズル
部材62の射出孔62cからスプール41cを介してキ
ャビティ48内に射出し、金属成形品を得る。上記の傾
動に際し、図9に示すように、前記したフレキシブル材
料供給通路部材79は縮む方向に撓み、傾動を吸収し、
開口部59bと破砕室73との連通、接続関係を保持
し、又破砕カッター74と駆動機構とは自在継手78で
連結されているので、この部分が屈曲し、傾動を吸収す
る。
【0053】射出後は、ボールネジ装置51,52を元
に復帰させ、次回の材料の供給を行う。空気やガスの抜
脱作用や、計量、スクリューシャフトの後部への材料の
廻り込み防止等の作用は、前記と同様である。
に復帰させ、次回の材料の供給を行う。空気やガスの抜
脱作用や、計量、スクリューシャフトの後部への材料の
廻り込み防止等の作用は、前記と同様である。
【0054】
【発明の効果】以上で明らかなように本発明によれば、
請求項1では、金型に射出成形機の先端部を当接させ、
半凝固金属を金型に射出するようにした半凝固金属の射
出成形方法において、射出成形機を、その先端部を傾斜
中心として所定角度上方に傾斜させて金型内に半凝固金
属を射出し、射出成形するようにしたので、射出成形機
で半溶融、半凝固金属スラリー材料を射出成形する際、
材料中に混入し易い空気やガスは、後上傾したシリンダ
内を通って重力作用で上方に抜け出し、固相率が低く、
液相率が高い粘性の低い半溶融、半凝固金属材料の射出
成形に際し、往々にして発生し易い空気やガスを効果的
に、確実に除去し、巣のない品質良好な金属射出成形品
を得ることができる。
請求項1では、金型に射出成形機の先端部を当接させ、
半凝固金属を金型に射出するようにした半凝固金属の射
出成形方法において、射出成形機を、その先端部を傾斜
中心として所定角度上方に傾斜させて金型内に半凝固金
属を射出し、射出成形するようにしたので、射出成形機
で半溶融、半凝固金属スラリー材料を射出成形する際、
材料中に混入し易い空気やガスは、後上傾したシリンダ
内を通って重力作用で上方に抜け出し、固相率が低く、
液相率が高い粘性の低い半溶融、半凝固金属材料の射出
成形に際し、往々にして発生し易い空気やガスを効果的
に、確実に除去し、巣のない品質良好な金属射出成形品
を得ることができる。
【0055】又本発明では、空気やガスの混入を抑制で
きるので、材料の計量も確実に行え、所謂引けの少な
い、巣のない良好で適正な、金属射出成形品を得ること
ができ、且つ水平状態下で発生した材料射出、計量、送
り用のスクリューシャフト後部への材料の廻り込みを防
止することができ、計量の正確化は勿論、凝固した金属
のスクリューシャフト後部への付着防止等の効果もあ
る。
きるので、材料の計量も確実に行え、所謂引けの少な
い、巣のない良好で適正な、金属射出成形品を得ること
ができ、且つ水平状態下で発生した材料射出、計量、送
り用のスクリューシャフト後部への材料の廻り込みを防
止することができ、計量の正確化は勿論、凝固した金属
のスクリューシャフト後部への付着防止等の効果もあ
る。
【0056】請求項2では、射出成形機をその先端部が
金型から離間した状態で、所定角度まで後上傾するよう
に傾斜させるステップと、所定角度傾斜した射出成形機
を前進動させ、その先端部を金型の受け部に当接させる
ステップとで構成したので、射出成形機を円滑、確実に
後上傾動させることができ、前記した請求項1の効果を
確実に発揮させることができる。
金型から離間した状態で、所定角度まで後上傾するよう
に傾斜させるステップと、所定角度傾斜した射出成形機
を前進動させ、その先端部を金型の受け部に当接させる
ステップとで構成したので、射出成形機を円滑、確実に
後上傾動させることができ、前記した請求項1の効果を
確実に発揮させることができる。
【0057】請求項3では、金型に射出成形機の先端部
を当接させ、半凝固金属を金型に射出するようにした半
凝固金属の射出成形機において、射出成形機を、その先
端部を傾斜中心として所定角度上方に傾斜させる傾動手
段を設けたので、射出成形機の後上傾動に際し、金型と
射出成形機の関係を正確に保持しつつ、金型受け面、射
出シリンダの当て面との関係の正確を期ししつつ、射出
成形機を後上傾動させ、前記した請求項1の効果を確実
に発揮させることができる。
を当接させ、半凝固金属を金型に射出するようにした半
凝固金属の射出成形機において、射出成形機を、その先
端部を傾斜中心として所定角度上方に傾斜させる傾動手
段を設けたので、射出成形機の後上傾動に際し、金型と
射出成形機の関係を正確に保持しつつ、金型受け面、射
出シリンダの当て面との関係の正確を期ししつつ、射出
成形機を後上傾動させ、前記した請求項1の効果を確実
に発揮させることができる。
【0058】請求項4では、射出成形機の先端部を球面
形状とし、金型の該先端部の受け面を凹球面としたの
で、金型受け面に対して射出シリンダのノズル部分の傾
動が円滑に、容易に、確実になされ、請求項1の効果を
効果的に、容易に、確実に実現することができる。
形状とし、金型の該先端部の受け面を凹球面としたの
で、金型受け面に対して射出シリンダのノズル部分の傾
動が円滑に、容易に、確実になされ、請求項1の効果を
効果的に、容易に、確実に実現することができる。
【0059】請求項5では、射出成形機と、材料供給部
とを、可撓部材からなる供給通路部材で連結したので、
射出成形機の材料投入、加熱、破砕部位を固定化した状
態で射出シリンダの系を傾動させることができ、傾動機
構も簡素な、簡易な、重量的も負担が少ない機構で実現
することができ、請求項1で述べた前記効果を得る上
で、有利な装置を得ることができる。
とを、可撓部材からなる供給通路部材で連結したので、
射出成形機の材料投入、加熱、破砕部位を固定化した状
態で射出シリンダの系を傾動させることができ、傾動機
構も簡素な、簡易な、重量的も負担が少ない機構で実現
することができ、請求項1で述べた前記効果を得る上
で、有利な装置を得ることができる。
【0060】請求項6では、射出成形機は、摺動台を介
して基台に前後方向に摺動可能に支持され、基台は前部
を支点として後部が上傾するリフト機構で支持され、且
つ摺動台は、固定の進退動機構で金型に対して前後に摺
動可能に構成したので、射出シリンダ後上傾動を行う射
出成形装置を、合理的な、作動を確実化し得る機構で構
成することができ、傾動機構も、リフト機構、前後動さ
せるシリンダユニット等の機構で構成することができ、
簡易な、設計上有利な機構で請求項1で述べた効果を発
揮する装置を得ることができる。
して基台に前後方向に摺動可能に支持され、基台は前部
を支点として後部が上傾するリフト機構で支持され、且
つ摺動台は、固定の進退動機構で金型に対して前後に摺
動可能に構成したので、射出シリンダ後上傾動を行う射
出成形装置を、合理的な、作動を確実化し得る機構で構
成することができ、傾動機構も、リフト機構、前後動さ
せるシリンダユニット等の機構で構成することができ、
簡易な、設計上有利な機構で請求項1で述べた効果を発
揮する装置を得ることができる。
【図1】本発明にかかる射出装置の縦断側面図で、金型
を含み、一部を模式的に示した図
を含み、一部を模式的に示した図
【図2】射出機先端部と、これと当接する金型受け部の
拡大断面図
拡大断面図
【図3】射出装置の外観側面図で、金型から射出機を引
き抜いた状態を示す図
き抜いた状態を示す図
【図4】射出機を後上傾するように傾斜した状態を示す
図
図
【図5】後上傾した射出機を前進させ、金型とドッキン
グさせた状態を示す縦断側面図
グさせた状態を示す縦断側面図
【図6】本発明にかかる射出装置の他の例の要部の縦断
側面図で、金型を含む図
側面図で、金型を含む図
【図7】図6の射出装置の外観側面図
【図8】射出機と金型の連結リンク機構の分解斜視図
【図9】図6の射出装置の後上傾した状態を示す縦断側
面図
面図
2…基台、 3,7,51,52…傾動機構、 11…
摺動台、 12…摺動機構、 16,57…支持台、
17,59…射出成形機である射出シリンダ、18,6
2…シリンダの先端部であるノズル部材、 18b,6
2b…凸球面、 40…金型、 41a…凹球面。
摺動台、 12…摺動機構、 16,57…支持台、
17,59…射出成形機である射出シリンダ、18,6
2…シリンダの先端部であるノズル部材、 18b,6
2b…凸球面、 40…金型、 41a…凹球面。
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フロントページの続き
(72)発明者 鈴木 篤
埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ
ンダエンジニアリング株式会社内
(56)参考文献 特開 昭58−148066(JP,A)
特開 昭62−178312(JP,A)
特開 昭57−206560(JP,A)
特開 昭53−1130(JP,A)
特開 昭48−36030(JP,A)
実開 昭63−127748(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B22D 17/00
B22D 17/20
B22D 17/30
B29C 45/07
B29C 45/50
Claims (6)
- 【請求項1】 金型に射出成形機の先端部を当接させ、
半凝固金属を金型に射出するようにした半凝固金属の射
出成形方法において、 前記射出成形機を、その先端部を傾斜中心として所定角
度上方に傾斜させて金型内に半凝固金属を射出し、射出
成形するようにした、ことを特徴とする半凝固金属の射
出成形方法。 - 【請求項2】 前記射出成形機をその先端部が金型から
離間した状態で、所定角度まで後上傾するように傾斜さ
せるステップと、 所定角度傾斜した射出成形機を前進動させ、その先端部
を金型の受け部に当接させるステップと、 を含むことを特徴とする請求項1記載の半凝固金属の射
出成形方法。 - 【請求項3】 金型に射出成形機の先端部を当接させ、
半凝固金属を金型に射出するようにした半凝固金属の射
出成形機において、 前記射出成形機を、その先端部を傾斜中心として所定角
度上方に傾斜させる傾動手段を設けた、 ことを特徴とする半凝固金属の射出成形装置。 - 【請求項4】 前記射出成形機の先端部を球面形状と
し、金型の該先端部の受け面を凹球面としたことを特徴
とする請求項3記載の半凝固金属の射出成形装置。 - 【請求項5】 前記射出成形機と、材料供給部とを、可
撓部材からなる供給通路部材で連結したことを特徴とす
る請求項3記載の半凝固金属の射出成形装置。 - 【請求項6】 前記射出成形機は、摺動台を介して基台
に前後方向に摺動可能に支持され、基台は前部を支点と
して後部が上傾するリフト機構で支持され、且つ摺動台
は、固定の進退動機構で金型に対して前後に摺動可能に
構成したことを特徴とする請求項3、若しくは請求項4
記載の半凝固金属の射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26839895A JP3405626B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 半凝固金属の射出成形方法、及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26839895A JP3405626B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 半凝固金属の射出成形方法、及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09108805A JPH09108805A (ja) | 1997-04-28 |
JP3405626B2 true JP3405626B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=17457929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26839895A Expired - Fee Related JP3405626B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 半凝固金属の射出成形方法、及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3405626B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6840302B1 (en) | 1999-04-21 | 2005-01-11 | Kobe Steel, Ltd. | Method and apparatus for injection molding light metal alloy |
JP3377185B2 (ja) * | 1999-09-30 | 2003-02-17 | 日精樹脂工業株式会社 | 金属材料の射出成形機及び射出成形方法 |
JP3488959B2 (ja) * | 1999-12-28 | 2004-01-19 | 日精樹脂工業株式会社 | 低融点金属材料の射出成形機 |
JP3785369B2 (ja) * | 2002-01-31 | 2006-06-14 | 東芝機械株式会社 | 射出成形機 |
EP1525932B1 (en) | 2002-07-23 | 2010-05-19 | Sodick Plustech Co., Ltd. | Injection device of light metal injection molding machine |
JP4272413B2 (ja) | 2002-11-18 | 2009-06-03 | 株式会社ソディックプラステック | コールドチャンバダイカスト成形機の射出装置及びその計量方法 |
KR102185616B1 (ko) * | 2013-12-27 | 2020-12-02 | 코웨이 주식회사 | 압출장치 |
CN110842171A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-02-28 | 薛金磊 | 一种可倾斜的卧式压铸机 |
CN112276061B (zh) * | 2020-10-30 | 2022-04-26 | 广东金志利科技有限公司 | 一种机械铸造浇筑系统 |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP26839895A patent/JP3405626B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09108805A (ja) | 1997-04-28 |
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JPH042416B2 (ja) |
Legal Events
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