JP2001170967A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JP2001170967A JP35886199A JP35886199A JP2001170967A JP 2001170967 A JP2001170967 A JP 2001170967A JP 35886199 A JP35886199 A JP 35886199A JP 35886199 A JP35886199 A JP 35886199A JP 2001170967 A JP2001170967 A JP 2001170967A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】射出成形機を小型化することができ、射出成形
機のコストを低くすることができ、しかも、耐久性を向
上させることができるようにする。 【解決手段】射出ノズル15を備えた射出装置12と、
複数のスプルーブッシュ25を備えた金型装置21と、
射出成形機フレーム上で射出装置12を進退させ、射出
ノズル15をスプルーブッシュ25に対して接離させる
進退機構31と、射出装置12を、進退機構31に対し
て揺動させ、各スプルーブッシュ25に対応した充填
(てん)位置に置く揺動支持機構32とを有する。一つ
の射出装置12を揺動させ、複数のスプルーブッシュ2
5を介してキャビティ空間C1、C2にそれぞれ樹脂を
充填することによって、一つの射出装置12で複数の種
類の成形品を成形することができる。二つの射出装置1
2が搭載された射出成形機を使用する必要がなくなるの
で、射出成形機を小型化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機は射出装置を有し、該
射出装置の加熱シリンダ内にスクリューが回転自在に、
かつ、進退自在に配設され、該スクリューを駆動手段に
よって回転させたり、進退させたりすることができるよ
うになっている。そして、計量工程時に、スクリューを
回転させ、ホッパから落下した樹脂を溶融させてスクリ
ューヘッドの前方に蓄え、このとき、スクリューを後退
させ、射出工程時に、スクリューを前進させて射出ノズ
ルから樹脂を射出し、金型装置のキャビティ空間に充填
(てん)するようにしている。
【0003】ところで、例えば、二種類の成形品を成形
するために二つの射出装置が搭載された射出成形機が使
用されることがある。ところが、二つの射出装置を搭載
すると、射出成形機が大型化するだけでなく、射出成形
機のコストが高くなってしまう。
【0004】そこで、一つの射出装置を使用し、1回の
計量で所定の量の樹脂を可塑化し、複数回に分けて樹脂
を射出することによって、複数取りの成形を行うように
した射出成形機が提供されている。この場合、金型装置
内にピンから成るバルブゲート機構が配設され、バルブ
ゲート機構を切り換えることによって、各成形品のキャ
ビティ空間に選択的に樹脂が供給されるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出成形機においては、例えば、摩耗性の高い添加
剤を含む樹脂を使用して成形を行う場合、前記バルブゲ
ート機構が添加剤によって短期間で摩耗してしまう。し
たがって、バルブゲート機構の耐久性が低下し、その結
果、射出成形機の耐久性が低下してしまう。
【0006】本発明は、前記従来の射出成形機の問題点
を解決して、小型化することができ、コストを低くする
ことができ、しかも、耐久性を向上させることができる
射出成形機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出成形機においては、射出ノズルを備えた射出装置と、
複数のスプルーブッシュを備えた金型装置と、射出成形
機フレーム上で前記射出装置を進退させ、前記射出ノズ
ルをスプルーブッシュに対して接離させる進退機構と、
前記射出装置を、進退機構に対して揺動させ、各スプル
ーブッシュに対応した充填位置に置く揺動支持機構とを
有する。
【0008】本発明の他の射出成形機においては、さら
に、前記進退機構と揺動支持機構との間に、前記射出装
置の高さを調整する調整機構が配設される。
【0009】本発明の更に他の射出成形機においては、
さらに、前記揺動支持機構は、前記各充填位置において
前記射出装置を位置決めする位置決め部材を備える。
【0010】本発明の更に他の射出成形機においては、
さらに、前記射出装置は、1回の計量で所定の量の樹脂
を可塑化し、複数回に分けて樹脂を射出する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態における射出成
形機の平面図、図2は本発明の実施の形態における射出
装置の側面図、図3は本発明の実施の形態における射出
装置の断面図、図4は図2のX−X断面図、図5は図4
のY−Y断面図、図6は図4のZ−Z断面図、図7は本
発明の実施の形態における調整機構の断面図である。
【0013】図において、11は射出成形機フレーム、
12は該射出成形機フレーム11上に配設された射出装
置、14は加熱シリンダ、15は該加熱シリンダ14の
前端部(図1及び2における左端部)に形成された射出
ノズル、16は、前記加熱シリンダ14内に配設された
スクリュー10を回転させたり、進退させたりするため
の駆動部である。該駆動部16には、スクリュー10を
回転させるための第1の駆動手段としての図示されない
油圧のモータ、及びスクリュー10を進退させるための
第2の駆動手段としての図示されない射出シリンダが配
設される。なお、前記油圧のモータに代えて計量用モー
タを、前記射出シリンダに代えて射出用モータを使用す
ることもできる。また、前記駆動部16は、円柱状の本
体部17、及び該本体部17の下端に一体に形成された
鞍(くら)型の支持部45から成り、該支持部45は、
周縁に向けてフランジ状に突出させて形成された突出部
46を備える。なお、前記支持部45及び突出部46を
本体部17に対して別体に形成することもできる。
【0014】また、21は金型装置であり、該金型装置
21は、固定プラテン22、該固定プラテン22に取り
付けられた固定金型23、図示されない可動プラテン、
該可動プラテンに取り付けられた可動金型24から成
り、前記可動プラテンを進退させることによって、金型
装置21の型閉じ、型締め及び型開きが行われる。そし
て、型締め時に、前記固定金型23と可動金型24との
間に複数、本実施の形態においては、二つのキャビティ
空間C1、C2が形成される。各キャビティ空間C1、
C2は、それぞれ種類の異なる成形品を成形するため
に、形状、寸法等が異ならせてあるが、同じ種類の成形
品を成形することもできる。また、前記固定プラテン2
2にスプルー26を備えたスプルーブッシュ25が複数
配設され、固定金型23にランナー27及びゲート28
が形成される。
【0015】そして、計量工程時に、油圧のモータを駆
動してスクリュー10を回転させ、図示されないホッパ
から落下した樹脂を溶融させてスクリュー10の前端に
形成された図示されないスクリューヘッドの前方に蓄
え、このとき、スクリュー10を後退させ、射出工程時
に、射出シリンダを駆動してスクリュー10を前進さ
せ、射出ノズル15から樹脂を射出し、金型装置21の
キャビティ空間C1、C2に充填するようにしている。
このとき、射出ノズル15から射出された樹脂は、スプ
ルー26、ランナー27及びゲート28を順に通り、キ
ャビティ空間C1、C2に進入する。
【0016】ところで、前記構成の射出成形機において
は、1回の計量で所定の量の樹脂が可塑化され、複数回
に分けて樹脂が射出され、複数取りの成形が行われる。
そして、前記射出ノズル15から射出された樹脂はキャ
ビティ空間C1、C2に、例えば、交互に充填される。
【0017】そのために、射出成形機フレーム11上で
射出装置12を進退(図1及び2における左右方向に移
動)させ、射出ノズル15をスプルーブッシュ25に対
して接離させる進退機構31、及び前記射出装置12
を、進退機構31に対して揺動させ、各スプルーブッシ
ュ25に対応した充填位置に置く揺動支持機構32が配
設され、前記進退機構31と揺動支持機構32との間
に、射出装置12の高さを調整する調整機構38が配設
される。
【0018】前記進退機構31は、前記射出成形機フレ
ーム11上の前方(図2における左方)及び後方(図2
における右方)の所定位置において、所定の距離を置い
て立ち上げられた支持部材33a、33b、各支持部材
33a、33b間に架設された2本のスライドバー3
3、該スライドバー33に沿って摺(しゅう)動し、進
退自在に配設されたスライドベース34、及び該スライ
ドベース34の所定の位置、本実施の形態においては、
スライドベース34の前端(図2における左端)と前記
支持部材33bとの間に配設され、前記射出装置12を
射出成形機フレーム11上で進退させる射出装置移動手
段としての移動シリンダ35から成る。該移動シリンダ
35は、後端(図2における右端)が支持部材33bに
固定されたシリンダ本体35a、該シリンダ本体35a
内に配設された図示されないピストン、及び該ピストン
に固定され、前端がブラケット36を介して前記スライ
ドベース34に固定されたピストンロッド35bを備
え、シリンダ本体35a内において前記ピストンの前後
に形成された図示されない油室に油を選択的に供給する
ことによって、前記ピストンロッド35bを進退させ、
スライドベース34を進退させることができる。
【0019】また、前記揺動支持機構32は、スライド
ベース34の前端及び後端の4箇所に配設された調整機
構38を介してスライドベース34によって支持された
ベースプレート41、該ベースプレート41上の前端及
び後端に取り付けられ、前記支持部45を揺動自在に、
かつ、摺動自在に支持する帯状の下スライドプレート4
3、44、後述される上スライドプレート53、54、
並びに位置決め部材としての第1、第2のストッパ7
1、72を備える。そのために、前記ベースプレート4
1及び突出部46の後端の中央に揺動軸13が配設さ
れ、該揺動軸13は、ベースプレート41、下スライド
プレート44及び突出部46を貫通して延びる。そし
て、前記射出装置12は、支持部45を介し、揺動軸1
3を中心にして揺動自在に支持され、揺動機構61によ
って揺動させられる。該揺動機構61は、ベースプレー
ト41から上方に向けて立ち上げて形成されたブラケッ
ト62、前記駆動部16の後端(図1における右端)の
近傍に形成されたブラケット63、及び前記ブラケット
62、63間を連結する揺動駆動手段としての揺動シリ
ンダ64から成る。該揺動シリンダ64は、前端(図1
における左端)がブラケット62を介してベースプレー
ト41に対して回動自在に支持されたシリンダ本体64
a、該シリンダ本体64a内に配設された図示されない
ピストン、及び該ピストンに固定され、後端がブラケッ
ト63を介して前記駆動部16に対して回動自在に支持
されたピストンロッド64bを備え、シリンダ本体64
a内において前記ピストンの前後に形成された図示され
ない油室に油を選択的に供給することによって、前記ピ
ストンロッド64bを進退させ、射出装置12を揺動さ
せることができる。
【0020】また、前記ベースプレート41の前端及び
後端の中央に、断面が逆「L」字状の形状を有する押え
フランジ51、52が図示されないボルトによって固定
され、前記押えフランジ51、52における水平に延び
る押え部51a、52aの下面に帯状の上スライドプレ
ート53、54が固定されることによって、前記突出部
46の前端及び後端が上から摺動自在に押さえられ、射
出装置12が上下方向に振動するのが防止される。
【0021】前記下スライドプレート43、44の上
面、突出部46の上面及び下面、並びに上スライドプレ
ート53、54の下面は、平坦(たん)にされ、摺動面
を形成する。また、前記下スライドプレート43、44
の上面と突出部46の下面との間、及び上スライドプレ
ート53、44の下面と突出部46の上面との間に、摺
動性を向上させるために、潤滑剤としての図示されない
グリース等を塗布することができる。
【0022】前記各調整機構38は、スライドベース3
4の前端及び後端において、ボルトb1によってスライ
ドベース34に固定された取付板56、及び該取付板5
6に取り付けられた調整ねじユニット57から成る。該
調整ねじユニット57は、外周面に雄ねじが、内周面に
雌ねじが形成され、下端面を取付板56に当接させて、
かつ、ベースプレート41及び下スライドプレート44
に形成された雌ねじと螺(ら)合させて配設された筒状
の外ねじ81、並びに外周面に雄ねじが形成され、前記
取付板56に形成された雌ねじ、及び外ねじ81の雌ね
じと螺合させて外ねじ81内に配設された内ねじ82か
ら成る。なお、h1は外ねじ81のヘッド、h2は内ね
じ82のヘッドである。
【0023】そして、各調整機構38の外ねじ81を回
転させることによってベースプレート41の下面から外
ねじ81の所定の部分を突出させ、ベースプレート41
と取付板56との間の距離を所定の値にした後、内ねじ
82を回転させることによって前記外ねじ81をベース
プレート41及び下スライドプレート44に固定する
と、前記揺動支持機構32を高さ方向における所定の位
置に置くことができ、射出装置12の高さを調整するこ
とができる。
【0024】なお、前記外ねじ81及び内ねじ82を回
転させるために、前記突出部46に調整用の穴66〜6
9が形成される。そして、前記射出装置12を揺動させ
るのに伴って、前記突出部46が揺動させられたとき
に、前記外ねじ81及び内ねじ82の外周面と各穴66
〜69の内周面とが干渉することがないように、各穴6
6〜69に、突出部46を回動させたときの円周方向に
遊びが形成される。そのために、穴66、68は長穴に
よって、穴67、69は切欠によって形成される。
【0025】また、樹脂をキャビティ空間C1、C2に
充填するのに適した第1、第2の充填位置において射出
装置12を位置決めするために、ベースプレート41上
の所定の位置に第1、第2のストッパ71、72が配設
される。該各第1、第2のストッパ71、72は、ベー
スプレート41から立ち上げて形成されたブラケット7
1a、72a、及び該ブラケット71a、72aにねじ
込まれた調整ねじ71b、72bから成る。そして、揺
動シリンダ64を駆動し、前記支持部45の側面に形成
された位置決め凸部45a、45bにそれぞれ調整ねじ
71b、72bの先端を当接させることによって、前記
射出装置12を第1、第2の充填位置に位置決めするこ
とができる。
【0026】また、前記スライドベース34には、後端
における一方の側部に突出部34aが、ベースプレート
41には、前記突出部34aと対応する位置に突出部4
1aが形成され、突出部34a、41aに旋回軸73が
配設される。したがって、前記各調整機構38の各ボル
トb1を外し、前記スライドベース34上で取付板56
をスライドさせることによって、射出装置12を旋回軸
73を中心にして必要な角度だけ回動させ、射出装置1
2の保守・管理を行ったり、樹脂替えを行ったりするこ
とができる。
【0027】前記構成の射出成形機において、前記揺動
シリンダ64を駆動することによって揺動軸13を中心
にして射出装置12を揺動させて第1の充填位置に置
き、続いて、移動シリンダ35を駆動することによって
射出装置12を前進(図1及び2における左方に移動)
させ、射出ノズル15をスプルーブッシュ25に当接さ
せ、射出ノズル15から樹脂を射出してキャビティ空間
C1に充填する。
【0028】次に、移動シリンダ35を駆動することに
よって射出装置12を後退(図1及び2における右方に
移動)させ、揺動シリンダ64を駆動することによって
揺動軸13を中心にして射出装置12を揺動させて第2
の充填位置に置き、続いて、移動シリンダ35を駆動す
ることによって射出装置12を前進させ、射出ノズル1
5をスプルーブッシュ25に当接させ、射出ノズル15
から樹脂を射出してキャビティ空間C2に充填する。
【0029】本実施の形態においては、1回の計量で所
定の量の樹脂を可塑化し、複数回に分けて樹脂を射出
し、複数取りの成形を行うようになっているが、1回の
計量に対して1回で射出を行うようにすることもでき
る。
【0030】この場合、射出ノズル15とスプルーブッ
シュ25との、射出装置12の揺動方向における心合せ
は、前記第1、第2のストッパ71、72を位置決めす
ることによって、射出装置12の高さ方向における心合
せは、前記調整機構38を調整することによって行われ
る。
【0031】このように、一つの射出装置12を揺動さ
せ、キャビティ空間C1、C2にそれぞれ樹脂を充填す
ることによって、一つの射出装置で複数の種類の成形品
を成形することができる。したがって、例えば、二種類
の成形品を成形するために二つの射出装置が搭載された
射出成形機を使用する必要がなくなるので、射出成形機
を小型化することができるだけでなく、射出成形機のコ
ストを低くすることができる。
【0032】また、金型装置21内にピンから成るバル
ブゲート機構を配設する必要がなくなるので、例えば、
摩耗性の高い添加剤を含む樹脂を使用して成形を行う場
合でも、射出成形機の耐久性を向上させることができ
る。
【0033】そして、例えば、ファミリー金型のよう
に、キャビティ空間C1の容積がキャビティ空間C2の
容積より大きく、キャビティ空間C1で成形される成形
品がキャビティ空間C2で成形される成形品より大き
く、冷却時間が長い場合、2回充填することができるだ
けの樹脂を計量した後、第1段階でキャビティ空間C1
に樹脂を充填し、第2段階でキャビティ空間C2に樹脂
を充填すると、ほぼ同じタイミングで二つの成形品の冷
却が終了する。したがって、充填が終了してから型開き
を行うまでの時間を短くすることができるので、成形サ
イクルを短くすることができる。
【0034】さらに、1回の計量で所定の量の樹脂を可
塑化し、複数回に分けて樹脂を射出し、複数取りの成形
を行うことができるので、成形サイクルを一層短くする
ことができる。
【0035】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出成形機においては、射出ノズルを備えた射出
装置と、複数のスプルーブッシュを備えた金型装置と、
射出成形機フレーム上で前記射出装置を進退させ、前記
射出ノズルをスプルーブッシュに対して接離させる進退
機構と、前記射出装置を、進退機構に対して揺動させ、
各スプルーブッシュに対応した充填位置に置く揺動支持
機構とを有する。
【0037】この場合、一つの射出装置を揺動させ、複
数のスプルーブッシュを介してキャビティ空間にそれぞ
れ樹脂を充填することによって、一つの射出装置で複数
の種類の成形品を成形することができる。したがって、
例えば、二種類の成形品を成形するために二つの射出装
置が搭載された射出成形機を使用する必要がなくなるの
で、射出成形機を小型化することができるだけでなく、
射出成形機のコストを低くすることができる。
【0038】また、金型装置内にピンから成るバルブゲ
ート機構を配設する必要がなくなるので、例えば、摩耗
性の高い添加剤を含む樹脂を使用して成形を行う場合で
も、射出成形機の耐久性を向上させることができる。
【0039】そして、例えば、ファミリー金型のよう
に、一方のキャビティ空間で成形される成形品が他方の
キャビティ空間で成形される成形品より大きく、冷却時
間が長い場合、第1段階で一方のキャビティ空間に樹脂
を充填し、第2段階で他方のキャビティ空間に樹脂を充
填すると、ほぼ同じタイミングで二つの成形品の冷却が
終了する。したがって、充填が終了してから型開きを行
うまでの時間を短くすることができるので、成形サイク
ルを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における射出成形機の平面
図である。
【図2】本発明の実施の形態における射出装置の側面図
である。
【図3】本発明の実施の形態における射出装置の断面図
である。
【図4】図2のX−X断面図である。
【図5】図4のY−Y断面図である。
【図6】図4のZ−Z断面図である。
【図7】本発明の実施の形態における調整機構の断面図
である。
【符号の説明】
11 射出成形機フレーム 12 射出装置 15 射出ノズル 21 金型装置 25 スプルーブッシュ 31 進退機構 32 揺動支持機構 38 調整機構 71、72 第1、第2のストッパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)射出ノズルを備えた射出装置と、
    (b)複数のスプルーブッシュを備えた金型装置と、
    (c)射出成形機フレーム上で前記射出装置を進退さ
    せ、前記射出ノズルをスプルーブッシュに対して接離さ
    せる進退機構と、(d)前記射出装置を、進退機構に対
    して揺動させ、各スプルーブッシュに対応した充填位置
    に置く揺動支持機構とを有することを特徴とする射出成
    形機。
  2. 【請求項2】 前記進退機構と揺動支持機構との間に、
    前記射出装置の高さを調整する調整機構が配設される請
    求項1に記載の射出成形機。
  3. 【請求項3】 前記揺動支持機構は、前記各充填位置に
    おいて前記射出装置を位置決めする位置決め部材を備え
    る請求項1に記載の射出成形機。
  4. 【請求項4】 前記射出装置は、1回の計量で所定の量
    の樹脂を可塑化し、複数回に分けて樹脂を射出する請求
    項1に記載の射出成形機。
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