JP3404457B2 - 包装用容器 - Google Patents
包装用容器Info
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- JP3404457B2 JP3404457B2 JP29390498A JP29390498A JP3404457B2 JP 3404457 B2 JP3404457 B2 JP 3404457B2 JP 29390498 A JP29390498 A JP 29390498A JP 29390498 A JP29390498 A JP 29390498A JP 3404457 B2 JP3404457 B2 JP 3404457B2
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- JP
- Japan
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- lid
- perforations
- side plate
- packaging container
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3つ以上の側板
と、蓋部と、底部とを有する包装用容器に関するもの
で、特に、包装用容器内に収容した製品の密封性が高
く、包装用容器を迅速かつ簡単に開封することができる
包装用容器に関する。
と、蓋部と、底部とを有する包装用容器に関するもの
で、特に、包装用容器内に収容した製品の密封性が高
く、包装用容器を迅速かつ簡単に開封することができる
包装用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】(1)実開昭58−126933号公報
には、箱を吊り下げて展示できるように展示用フラップ
を有する蓋の部分にミシン孔を設けた再封可能な展示用
箱の構成が開示されている。この展示用箱は、4つの矩
形の側板1、2、3、4と、糊代5と、側板2の上辺に
連接した内フラップ6と、側板4の上辺に連接した内フ
ラップ6′と、側板1の上辺に連接した蓋フラップ7
と、蓋フラップ7に連接した展示用フラップ8と、側板
3の上辺にミシン孔11を介して設けられた外フラップ
10とを備えている。指先形状を有するようにミシン孔
により形成された開口用部分が側板3の上辺に隣接した
領域に設けられている。展示用フラップ8を引っ張るこ
とにより、この展示用箱を開封することができる。
(2)実公昭55−39790号公報には、前面板2
と、背面板3と、第1の側板6と、第2の側板8とを備
えた包装用容器1の構成が開示されている。ミシン目1
6が、前面板2、背面板3、第1の側板6、第2の側板
8の上端部に連続して形成されている。折曲片22が、
第1の側板6の上端にミシン目16を介して形成されて
いる。折曲片22側から第1の側板6へ突出した円弧状
のミシン目26が、第1の側板6の上端に形成されてい
る。折曲片18が、前面板2の上端にミシン目16を介
して形成されている。のりしろ20が背面板3の上端に
ミシン目16を介して形成されている。円弧状のミシン
目26を指で打ち抜き、折曲片22、のりしろ20、折
曲片18を指でつまんでミシン目16から剥ぎ取って、
容器1を開くことができる。
には、箱を吊り下げて展示できるように展示用フラップ
を有する蓋の部分にミシン孔を設けた再封可能な展示用
箱の構成が開示されている。この展示用箱は、4つの矩
形の側板1、2、3、4と、糊代5と、側板2の上辺に
連接した内フラップ6と、側板4の上辺に連接した内フ
ラップ6′と、側板1の上辺に連接した蓋フラップ7
と、蓋フラップ7に連接した展示用フラップ8と、側板
3の上辺にミシン孔11を介して設けられた外フラップ
10とを備えている。指先形状を有するようにミシン孔
により形成された開口用部分が側板3の上辺に隣接した
領域に設けられている。展示用フラップ8を引っ張るこ
とにより、この展示用箱を開封することができる。
(2)実公昭55−39790号公報には、前面板2
と、背面板3と、第1の側板6と、第2の側板8とを備
えた包装用容器1の構成が開示されている。ミシン目1
6が、前面板2、背面板3、第1の側板6、第2の側板
8の上端部に連続して形成されている。折曲片22が、
第1の側板6の上端にミシン目16を介して形成されて
いる。折曲片22側から第1の側板6へ突出した円弧状
のミシン目26が、第1の側板6の上端に形成されてい
る。折曲片18が、前面板2の上端にミシン目16を介
して形成されている。のりしろ20が背面板3の上端に
ミシン目16を介して形成されている。円弧状のミシン
目26を指で打ち抜き、折曲片22、のりしろ20、折
曲片18を指でつまんでミシン目16から剥ぎ取って、
容器1を開くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の展示用
箱及び包装用容器には、下記の課題があった。 (1)容器の開口部のミシン目(ミシン孔)の個々の長
さが短い場合には、容器を開封しようとするときに、開
口部を押すのに大きな力を必要とする。従って、開口部
の周辺が折れ曲がったり、折れたりすることがある。こ
のため、容器を開封するときに、段階的に力を加える必
要があり、すなわち、最初に、開口部を押し、次に、開
口部の両端に設けられたミシン目(ミシン孔)を切断し
なければならなかった。これに対して、容器の開口部の
ミシン目(ミシン孔)の個々の長さが長い場合には、容
器に収容した製品を保管しているときに、不用意に容器
を開封するおそれがあり、容器の密封性を損なうおそれ
があった。 (2)容器の開口部に指を押し入れた後、この容器の開
口部の付近の部分を親指と人指し指で挟んで、開口部の
両端に連続して設けられたミシン目(ミシン孔)を切断
して蓋フラップを引き剥がそうとする場合に、ミシン目
(ミシン孔)の手前の所で容器が折れ曲がったり、破れ
たりするおそれがあった。
箱及び包装用容器には、下記の課題があった。 (1)容器の開口部のミシン目(ミシン孔)の個々の長
さが短い場合には、容器を開封しようとするときに、開
口部を押すのに大きな力を必要とする。従って、開口部
の周辺が折れ曲がったり、折れたりすることがある。こ
のため、容器を開封するときに、段階的に力を加える必
要があり、すなわち、最初に、開口部を押し、次に、開
口部の両端に設けられたミシン目(ミシン孔)を切断し
なければならなかった。これに対して、容器の開口部の
ミシン目(ミシン孔)の個々の長さが長い場合には、容
器に収容した製品を保管しているときに、不用意に容器
を開封するおそれがあり、容器の密封性を損なうおそれ
があった。 (2)容器の開口部に指を押し入れた後、この容器の開
口部の付近の部分を親指と人指し指で挟んで、開口部の
両端に連続して設けられたミシン目(ミシン孔)を切断
して蓋フラップを引き剥がそうとする場合に、ミシン目
(ミシン孔)の手前の所で容器が折れ曲がったり、破れ
たりするおそれがあった。
【0004】また、ミシン目(ミシン孔)に沿って容器
を開封しているときに、ミシン目(ミシン孔)をスムー
ズに切断することができないで、ミシン目(ミシン孔)
の途中の部分で容器が折れ曲がったり、破れたりするお
それがあった。更に、容器を無理に開封しようとする場
合に、強い力で容器を挟んで、容器をしっかりと保持し
なければならなかった。その結果、容器を破損するおそ
れがあった。
を開封しているときに、ミシン目(ミシン孔)をスムー
ズに切断することができないで、ミシン目(ミシン孔)
の途中の部分で容器が折れ曲がったり、破れたりするお
それがあった。更に、容器を無理に開封しようとする場
合に、強い力で容器を挟んで、容器をしっかりと保持し
なければならなかった。その結果、容器を破損するおそ
れがあった。
【0005】
【発明の目的】そこで、従来のこのような課題を解決す
るため、本発明の目的は以下に記載する点にある。 (1)収容した製品の密封性を高く維持することができ
る包装用容器を提供する。 (2)迅速かつ簡単に開封することができる包装用容器
を提供する。 (3)包装用容器を開封するときに、包装用容器を破損
するおそれが無い包装用容器を提供する。
るため、本発明の目的は以下に記載する点にある。 (1)収容した製品の密封性を高く維持することができ
る包装用容器を提供する。 (2)迅速かつ簡単に開封することができる包装用容器
を提供する。 (3)包装用容器を開封するときに、包装用容器を破損
するおそれが無い包装用容器を提供する。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明は、3つ以上の側板と、
それぞれの側板の一方の縁部に隣接した蓋部と、それぞ
れの側板の他方の縁部に隣接した底部とを有し、前記側
板のうちの1つの側板と蓋部との間の境界線は、中心部
を含む蓋部境界中央部分と、該蓋部境界中央部分の一方
の側に位置した第1の蓋部境界周辺部分と、前記蓋部境
界中央部分の他方の側に位置した第2の蓋部境界周辺部
分とからなり、前記蓋部を開けるときに押すための舌状
部分が、前記1つの側板の蓋部に隣接した領域に設けら
れている包装用容器において、前記舌状部分の周縁に線
状に並んだミシン目を設けることによって、前記舌状部
分の先端部の中央部分の剪断抵抗力が、その両側の部分
の剪断抵抗力より小さくなるように構成されていること
を特徴とする包装用容器である。
それぞれの側板の一方の縁部に隣接した蓋部と、それぞ
れの側板の他方の縁部に隣接した底部とを有し、前記側
板のうちの1つの側板と蓋部との間の境界線は、中心部
を含む蓋部境界中央部分と、該蓋部境界中央部分の一方
の側に位置した第1の蓋部境界周辺部分と、前記蓋部境
界中央部分の他方の側に位置した第2の蓋部境界周辺部
分とからなり、前記蓋部を開けるときに押すための舌状
部分が、前記1つの側板の蓋部に隣接した領域に設けら
れている包装用容器において、前記舌状部分の周縁に線
状に並んだミシン目を設けることによって、前記舌状部
分の先端部の中央部分の剪断抵抗力が、その両側の部分
の剪断抵抗力より小さくなるように構成されていること
を特徴とする包装用容器である。
【0007】本発明の実施態様は、前記前記舌状部分の
先端部の中央部分の複数の中央ミシン目の長さが、両側
の複数の側ミシン目の長さの1.5〜3.5倍であるこ
とを特徴とする。
先端部の中央部分の複数の中央ミシン目の長さが、両側
の複数の側ミシン目の長さの1.5〜3.5倍であるこ
とを特徴とする。
【0008】前記舌状部分の先端部の中央部分の複数の
中央ミシン目の長さが、両側の側ミシン目の長さに等し
く、前記中央ミシン目の間隔が前記側ミシン目の間隔の
1.2〜3.5倍であることを特徴とする。
中央ミシン目の長さが、両側の側ミシン目の長さに等し
く、前記中央ミシン目の間隔が前記側ミシン目の間隔の
1.2〜3.5倍であることを特徴とする。
【0009】前記第1及び第2の蓋部境界周辺部分に間
隔を隔てて設けられた複数のミシン目を有し、更に、前
記複数のミシン目の間に配置され、前記ミシン目と30
°以上で90°未満の角度をなすように1つの側板と蓋
部にわたって前記第1及び第2の蓋部境界周辺部分と交
差するように形成された斜めミシン目が形成されている
ことを特徴とする。
隔を隔てて設けられた複数のミシン目を有し、更に、前
記複数のミシン目の間に配置され、前記ミシン目と30
°以上で90°未満の角度をなすように1つの側板と蓋
部にわたって前記第1及び第2の蓋部境界周辺部分と交
差するように形成された斜めミシン目が形成されている
ことを特徴とする。
【0010】前記斜めミシン目は、蓋部境界線から側板
に延びる部分の長さが、蓋部境界線から蓋部に延びる部
分の長さより短くなるように形成されていることを特徴
とする。さらに、前記第1の蓋部境界周辺部分に設けら
れた斜めミシン目と、第2の蓋部境界周辺部分に設けら
れた斜めミシン目は、側板から蓋部に向かう方向につい
て、先細になるような方向に沿った配置で形成されてい
ることを特徴とする。
に延びる部分の長さが、蓋部境界線から蓋部に延びる部
分の長さより短くなるように形成されていることを特徴
とする。さらに、前記第1の蓋部境界周辺部分に設けら
れた斜めミシン目と、第2の蓋部境界周辺部分に設けら
れた斜めミシン目は、側板から蓋部に向かう方向につい
て、先細になるような方向に沿った配置で形成されてい
ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。本発明は、3つ以上の側板を有
する包装用容器に適用することができる。従って、本発
明は、例えば、三角形、四角形、或いは、六角形等の平
面形状をもった多角形柱状の形態の包装用容器に関す
る。 (1)本発明の包装用容器の全体構成 最初に、本発明の包装用容器の全体構成について説明す
る。図1を参照すると、包装用容器100は、第1側板
102と、第2側板104と、第3側板106と、第4
側板108とを備える。すなわち、包装用容器100は
四角柱の形態を有する容器である。図1において、第1
側板102は前面側板を構成し、第2側板104は右側
面側板を構成し、第3側板106は背面側板を構成し、
第4側板108は左側面側板を構成している。第1側板
102は第3側板106と同じ形状である。第2側板1
04は第4側板108と同じ形状である。
面に基づいて説明する。本発明は、3つ以上の側板を有
する包装用容器に適用することができる。従って、本発
明は、例えば、三角形、四角形、或いは、六角形等の平
面形状をもった多角形柱状の形態の包装用容器に関す
る。 (1)本発明の包装用容器の全体構成 最初に、本発明の包装用容器の全体構成について説明す
る。図1を参照すると、包装用容器100は、第1側板
102と、第2側板104と、第3側板106と、第4
側板108とを備える。すなわち、包装用容器100は
四角柱の形態を有する容器である。図1において、第1
側板102は前面側板を構成し、第2側板104は右側
面側板を構成し、第3側板106は背面側板を構成し、
第4側板108は左側面側板を構成している。第1側板
102は第3側板106と同じ形状である。第2側板1
04は第4側板108と同じ形状である。
【0012】蓋部110が、4つの側板102、10
4、106、108の一方の縁部に隣接して設けられて
いる。底部112が、4つの側板102、104、10
6、108の他方の縁部に隣接して設けられている。す
なわち、図1において、蓋部110は、4つの側板10
2、104、106、108の上方の縁部に隣接して設
けられ、これに対して、底部112は、4つの側板10
2、104、106、108の下方の縁部に隣接して設
けられている。蓋部110は底部112と同じ形状であ
る。蓋部境界線120が第1側板102と蓋部110と
の間に定められている。この蓋部境界線120は、中心
部を含む蓋部境界中央部分120cと、蓋部境界中央部
分120cの一方の側に位置した第1の蓋部境界周辺部
分120aと、蓋部境界中央部分120cの他方の側に
位置した第2の蓋部境界周辺部分120bとからなる。
蓋部110を開けるときに押すための舌状部分122
が、第1側板102の蓋部110に隣接した領域に設け
られている。この舌状部分122は、蓋部110を開け
たときに蓋部110とつながったままであるように形成
された保持用部分122aと、蓋部110を開けるとき
に舌状部分122を押すことによって剪断可能に形成さ
れた開口用部分122bとを含む。保持用部分122a
は、蓋部境界中央部分120cに位置するように形成さ
れている。開口用部分122bは、第1側板102の蓋
部110に隣接した領域に位置するように形成されてい
る。開口用部分122bは、その中心部を含む開口用中
央部分122cと、開口用中央部分122cの一方の側
に配置されかつ前記開口用部分122bの端部を含む第
1の開口用端部分122dと、開口用中央部分122c
の他方の側に配置されかつ開口用部分122bの端部を
含む第2の開口用端部分122eとからなる。
4、106、108の一方の縁部に隣接して設けられて
いる。底部112が、4つの側板102、104、10
6、108の他方の縁部に隣接して設けられている。す
なわち、図1において、蓋部110は、4つの側板10
2、104、106、108の上方の縁部に隣接して設
けられ、これに対して、底部112は、4つの側板10
2、104、106、108の下方の縁部に隣接して設
けられている。蓋部110は底部112と同じ形状であ
る。蓋部境界線120が第1側板102と蓋部110と
の間に定められている。この蓋部境界線120は、中心
部を含む蓋部境界中央部分120cと、蓋部境界中央部
分120cの一方の側に位置した第1の蓋部境界周辺部
分120aと、蓋部境界中央部分120cの他方の側に
位置した第2の蓋部境界周辺部分120bとからなる。
蓋部110を開けるときに押すための舌状部分122
が、第1側板102の蓋部110に隣接した領域に設け
られている。この舌状部分122は、蓋部110を開け
たときに蓋部110とつながったままであるように形成
された保持用部分122aと、蓋部110を開けるとき
に舌状部分122を押すことによって剪断可能に形成さ
れた開口用部分122bとを含む。保持用部分122a
は、蓋部境界中央部分120cに位置するように形成さ
れている。開口用部分122bは、第1側板102の蓋
部110に隣接した領域に位置するように形成されてい
る。開口用部分122bは、その中心部を含む開口用中
央部分122cと、開口用中央部分122cの一方の側
に配置されかつ前記開口用部分122bの端部を含む第
1の開口用端部分122dと、開口用中央部分122c
の他方の側に配置されかつ開口用部分122bの端部を
含む第2の開口用端部分122eとからなる。
【0013】蓋部110を開けるときに剪断可能に形成
された第1の蓋部剪断用部分110aが第1の蓋部境界
周辺部分120aに設けられている。蓋部110を開け
るときに剪断可能に形成された第2の蓋部剪断用部分1
10bが、第2の蓋部境界周辺部分120bに設けられ
ている。本発明の包装用容器100においては、開口用
中央部分122cの剪断抵抗力は、第1の開口用端部分
122dの剪断抵抗力より小さくなるように構成され、
かつ、第2の開口用端部分122eの剪断抵抗力より小
さくなるように構成されている。 (2)本発明の包装用容器の展開状態の構成 次に、本発明の包装用容器の展開状態の構成について説
明する。
された第1の蓋部剪断用部分110aが第1の蓋部境界
周辺部分120aに設けられている。蓋部110を開け
るときに剪断可能に形成された第2の蓋部剪断用部分1
10bが、第2の蓋部境界周辺部分120bに設けられ
ている。本発明の包装用容器100においては、開口用
中央部分122cの剪断抵抗力は、第1の開口用端部分
122dの剪断抵抗力より小さくなるように構成され、
かつ、第2の開口用端部分122eの剪断抵抗力より小
さくなるように構成されている。 (2)本発明の包装用容器の展開状態の構成 次に、本発明の包装用容器の展開状態の構成について説
明する。
【0014】図2を参照すると、包装用容器100を作
るための容器シート130は、第1側板102と、第2
側板104と、第3側板106と、第4側板108と含
む。この容器シート130は、例えば、紙又は厚紙で形
成されている。変形例として、容器シート130は、2
〜5層の多層構造であってもよい。容器シート130を
2層構造で構成する場合には、内側の第1層を紙で構成
し、外側の第2層をアルミ箔で構成するのが好ましい。
容器シート130を3層構造で構成する場合には、内側
の第1層をプラスチックフィルムで構成し、中間の第2
層を紙で構成し、外側の第3層をアルミ箔で構成するの
が好ましい。容器シート130を多層構造で構成する場
合には、例えば、前記各層の間に接着剤を配置して、こ
れらの各層を圧着することにより、多層構造の容器シー
ト130を形成することができる。
るための容器シート130は、第1側板102と、第2
側板104と、第3側板106と、第4側板108と含
む。この容器シート130は、例えば、紙又は厚紙で形
成されている。変形例として、容器シート130は、2
〜5層の多層構造であってもよい。容器シート130を
2層構造で構成する場合には、内側の第1層を紙で構成
し、外側の第2層をアルミ箔で構成するのが好ましい。
容器シート130を3層構造で構成する場合には、内側
の第1層をプラスチックフィルムで構成し、中間の第2
層を紙で構成し、外側の第3層をアルミ箔で構成するの
が好ましい。容器シート130を多層構造で構成する場
合には、例えば、前記各層の間に接着剤を配置して、こ
れらの各層を圧着することにより、多層構造の容器シー
ト130を形成することができる。
【0015】第1蓋フラップ132が、蓋部境界線12
0を介して第1側板102の一方の縁部につながってい
る。第2蓋フラップ134が、第2蓋フラップ境界線1
44を介して第2側板104の一方の縁部につながって
いる。第3蓋フラップ136が、第3蓋フラップ境界線
146を介して第3側板106の一方の縁部につながっ
ている。第4蓋フラップ138が、第4蓋フラップ境界
線148を介して第4側板108の一方の縁部につなが
っている。第1蓋フラップ132は、包装用容器100
を作るときに第3蓋フラップ136を接着するための糊
代を構成する。第1底フラップ152が、第1底フラッ
プ境界線162を介して第1側板102の他方の縁部に
つながっている。第2底フラップ154が、第2底フラ
ップ境界線164を介して第2側板104の他方の縁部
につながっている。第3底フラップ156が、第3底フ
ラップ境界線166を介して第3側板106の他方の縁
部につながっている。第4底フラップ158が、第4底
フラップ境界線168を介して第4側板108の他方の
縁部につながっている。第1底フラップ152は、包装
用容器100を作るときに第3底フラップ156を接着
するための糊代を構成する。
0を介して第1側板102の一方の縁部につながってい
る。第2蓋フラップ134が、第2蓋フラップ境界線1
44を介して第2側板104の一方の縁部につながって
いる。第3蓋フラップ136が、第3蓋フラップ境界線
146を介して第3側板106の一方の縁部につながっ
ている。第4蓋フラップ138が、第4蓋フラップ境界
線148を介して第4側板108の一方の縁部につなが
っている。第1蓋フラップ132は、包装用容器100
を作るときに第3蓋フラップ136を接着するための糊
代を構成する。第1底フラップ152が、第1底フラッ
プ境界線162を介して第1側板102の他方の縁部に
つながっている。第2底フラップ154が、第2底フラ
ップ境界線164を介して第2側板104の他方の縁部
につながっている。第3底フラップ156が、第3底フ
ラップ境界線166を介して第3側板106の他方の縁
部につながっている。第4底フラップ158が、第4底
フラップ境界線168を介して第4側板108の他方の
縁部につながっている。第1底フラップ152は、包装
用容器100を作るときに第3底フラップ156を接着
するための糊代を構成する。
【0016】第1側板102は第1側板境界線172を
介して第2側板104とつながっている。第2側板10
4は第2側板境界線174を介して第3側板106とつ
ながっている。第3側板106は第3側板境界線176
を介して第4側板108とつながっている。側方フラッ
プ180が、側方フラップ境界線182を介して第1側
板102とつながっている。側方フラップ180は、包
装用容器100を作るときに第4側板108を接着する
ための糊代を構成する。蓋部境界線120は、蓋部境界
中央部分120cと、第1の蓋部境界周辺部分120a
と、第2の蓋部境界周辺部分120bとを含む。舌状部
分122は、保持用部分122aと、開口用部分122
bとを含む。開口用部分122bは、開口用中央部分1
22cと、第1の開口用端部分122dと、第2の開口
用端部分122eとを含む。
介して第2側板104とつながっている。第2側板10
4は第2側板境界線174を介して第3側板106とつ
ながっている。第3側板106は第3側板境界線176
を介して第4側板108とつながっている。側方フラッ
プ180が、側方フラップ境界線182を介して第1側
板102とつながっている。側方フラップ180は、包
装用容器100を作るときに第4側板108を接着する
ための糊代を構成する。蓋部境界線120は、蓋部境界
中央部分120cと、第1の蓋部境界周辺部分120a
と、第2の蓋部境界周辺部分120bとを含む。舌状部
分122は、保持用部分122aと、開口用部分122
bとを含む。開口用部分122bは、開口用中央部分1
22cと、第1の開口用端部分122dと、第2の開口
用端部分122eとを含む。
【0017】蓋部110を開けるときに剪断可能に形成
された第1の蓋部剪断用部分110aが第1の蓋部境界
周辺部分120aに設けられている。蓋部110を開け
るときに剪断可能に形成された第2の蓋部剪断用部分1
10bが、第2の蓋部境界周辺部分120bに設けられ
ている。 (3)本発明の包装用容器の製造 本発明の包装用容器100を作るときには、第1側板境
界線172のところで、第1側板102と第2側板10
4とのなす角度が90°になるように第2側板104を
折り曲げ、第2側板境界線174のところで、第2側板
104と第3側板106とのなす角度が90°になるよ
うに第3側板106を折り曲げ、第3側板境界線176
のところで、第3側板106と第4側板108とのなす
角度が90°になるように第4側板108を折り曲げ
て、第4側板108を側方フラップ180に接着する。
第2蓋フラップ境界線144のところで第2蓋フラップ
134を内側に90°曲げ、第4蓋フラップ境界線14
8のところで第4蓋フラップ138を内側に90°曲
げ、蓋部境界線120のところで第1蓋フラップ132
を内側に90°曲げ、第3蓋フラップ境界線146のと
ころで第3蓋フラップ136を内側に90°曲げ、第3
蓋フラップ136を第1蓋フラップ132に接着する。 (4)蓋部剪断用部分と開口用部分の構成 次に、本発明の包装用容器の第1の蓋部剪断用部分11
0a、第2の蓋部剪断用部分110b、開口用中央部分
122c、第1の開口用端部分122d、第2の開口用
端部分122eの構成について説明する。 (4−1)開口用部分122bの形状が円弧の一部であ
る場合 図3を参照すると、1つ以上のミシン目210が第1の
蓋部剪断用部分110aに設けられ、1つ以上のミシン
目212が第2の蓋部剪断用部分110bに設けられて
いる。好ましくは、ミシン目210、212は、長さが
0.5〜4ミリメートルであり、相互の間隔が0.5〜
3.5ミリメートルである。ミシン目210、212
は、長さが1〜3.5ミリメートルであり、相互の間隔
が0.8〜3ミリメートルであるのが更に好ましい。
された第1の蓋部剪断用部分110aが第1の蓋部境界
周辺部分120aに設けられている。蓋部110を開け
るときに剪断可能に形成された第2の蓋部剪断用部分1
10bが、第2の蓋部境界周辺部分120bに設けられ
ている。 (3)本発明の包装用容器の製造 本発明の包装用容器100を作るときには、第1側板境
界線172のところで、第1側板102と第2側板10
4とのなす角度が90°になるように第2側板104を
折り曲げ、第2側板境界線174のところで、第2側板
104と第3側板106とのなす角度が90°になるよ
うに第3側板106を折り曲げ、第3側板境界線176
のところで、第3側板106と第4側板108とのなす
角度が90°になるように第4側板108を折り曲げ
て、第4側板108を側方フラップ180に接着する。
第2蓋フラップ境界線144のところで第2蓋フラップ
134を内側に90°曲げ、第4蓋フラップ境界線14
8のところで第4蓋フラップ138を内側に90°曲
げ、蓋部境界線120のところで第1蓋フラップ132
を内側に90°曲げ、第3蓋フラップ境界線146のと
ころで第3蓋フラップ136を内側に90°曲げ、第3
蓋フラップ136を第1蓋フラップ132に接着する。 (4)蓋部剪断用部分と開口用部分の構成 次に、本発明の包装用容器の第1の蓋部剪断用部分11
0a、第2の蓋部剪断用部分110b、開口用中央部分
122c、第1の開口用端部分122d、第2の開口用
端部分122eの構成について説明する。 (4−1)開口用部分122bの形状が円弧の一部であ
る場合 図3を参照すると、1つ以上のミシン目210が第1の
蓋部剪断用部分110aに設けられ、1つ以上のミシン
目212が第2の蓋部剪断用部分110bに設けられて
いる。好ましくは、ミシン目210、212は、長さが
0.5〜4ミリメートルであり、相互の間隔が0.5〜
3.5ミリメートルである。ミシン目210、212
は、長さが1〜3.5ミリメートルであり、相互の間隔
が0.8〜3ミリメートルであるのが更に好ましい。
【0018】ミシン目210、212は、容器シート1
30を貫通して形成されるのが好ましい。変形例とし
て、ミシン目210、212は、深さが容器シート13
0の厚さの50%から99%であるように形成してもよ
い。開口用部分122bは、開口用中央部分122c
と、第1の開口用端部分122dと、第2の開口用端部
分122eとを含み、この開口用部分122bの形状
は、円弧の一部である。例えば、開口用部分122bの
形状は、円の円周全体の1/4である。従って、この構
成では、舌状部分122は、いわゆる三日月形である。
1つ以上のミシン目220が開口用中央部分122cに
設けられ、1つ以上のミシン目222が第1の開口用端
部分122dに設けられ、1つ以上のミシン目224が
第2の蓋部剪断用部分110bに設けられている。
30を貫通して形成されるのが好ましい。変形例とし
て、ミシン目210、212は、深さが容器シート13
0の厚さの50%から99%であるように形成してもよ
い。開口用部分122bは、開口用中央部分122c
と、第1の開口用端部分122dと、第2の開口用端部
分122eとを含み、この開口用部分122bの形状
は、円弧の一部である。例えば、開口用部分122bの
形状は、円の円周全体の1/4である。従って、この構
成では、舌状部分122は、いわゆる三日月形である。
1つ以上のミシン目220が開口用中央部分122cに
設けられ、1つ以上のミシン目222が第1の開口用端
部分122dに設けられ、1つ以上のミシン目224が
第2の蓋部剪断用部分110bに設けられている。
【0019】例えば、図3に示す実施の形態では、ミシ
ン目220の数は3個であり、ミシン目222の数は4
個であり、ミシン目224の数は4個である。ミシン目
220の長さは、ミシン目222及び224の長さの
1.5〜3.5倍であるのが好ましい。例えば、ミシン
目222及び224の長さが2ミリメートルである場合
には、ミシン目220の長さは3〜7ミリメートルであ
るのが好ましい。好ましくは、ミシン目220は、長さ
が2〜7ミリメートルであり、相互の間隔が0.5〜3
ミリメートルである。好ましくは、ミシン目222及び
224は、長さが0.5〜3ミリメートルであり、相互
の間隔が0.5〜3ミリメートルである。ミシン目22
0は、長さが2.8〜6.0ミリメートルであり、相互
の間隔が0.5〜2ミリメートルであるのが更に好まし
い。ミシン目222及び224は、長さが1〜2.5ミ
リメートルであり、相互の間隔が0.5〜2ミリメート
ルであるのが更に好ましい。
ン目220の数は3個であり、ミシン目222の数は4
個であり、ミシン目224の数は4個である。ミシン目
220の長さは、ミシン目222及び224の長さの
1.5〜3.5倍であるのが好ましい。例えば、ミシン
目222及び224の長さが2ミリメートルである場合
には、ミシン目220の長さは3〜7ミリメートルであ
るのが好ましい。好ましくは、ミシン目220は、長さ
が2〜7ミリメートルであり、相互の間隔が0.5〜3
ミリメートルである。好ましくは、ミシン目222及び
224は、長さが0.5〜3ミリメートルであり、相互
の間隔が0.5〜3ミリメートルである。ミシン目22
0は、長さが2.8〜6.0ミリメートルであり、相互
の間隔が0.5〜2ミリメートルであるのが更に好まし
い。ミシン目222及び224は、長さが1〜2.5ミ
リメートルであり、相互の間隔が0.5〜2ミリメート
ルであるのが更に好ましい。
【0020】ミシン目220、222、224は、容器
シート130を貫通して形成されるのが好ましい。変形
例として、ミシン目220、222、224は、深さが
容器シート130の厚さの50%から99%であるよう
に形成してもよい。このように構成することにより、開
口用中央部分122cの剪断抵抗力は、第1の開口用端
部分122dの剪断抵抗力より小さく、第2の開口用端
部分122eの剪断抵抗力より小さくすることができ
る。なお、開口用部分122bの形状は、上記の三日月
形に限られず、円の円周全体の1/2であるような半円
形としてもよい。また、開口用部分122bの形状は、
楕円の一部としてもよい。この場合には、開口用部分1
22bの形状は、楕円の円周全体の1/8以上で1/2
以下であるのが好ましい。 (4−2)開口用部分122bの形状が複数の円弧の一
部を合成した形状である場合図4を参照すると、開口用
部分122bの形状は、複数の円弧の一部を合成した形
状である。
シート130を貫通して形成されるのが好ましい。変形
例として、ミシン目220、222、224は、深さが
容器シート130の厚さの50%から99%であるよう
に形成してもよい。このように構成することにより、開
口用中央部分122cの剪断抵抗力は、第1の開口用端
部分122dの剪断抵抗力より小さく、第2の開口用端
部分122eの剪断抵抗力より小さくすることができ
る。なお、開口用部分122bの形状は、上記の三日月
形に限られず、円の円周全体の1/2であるような半円
形としてもよい。また、開口用部分122bの形状は、
楕円の一部としてもよい。この場合には、開口用部分1
22bの形状は、楕円の円周全体の1/8以上で1/2
以下であるのが好ましい。 (4−2)開口用部分122bの形状が複数の円弧の一
部を合成した形状である場合図4を参照すると、開口用
部分122bの形状は、複数の円弧の一部を合成した形
状である。
【0021】すなわち、開口用中央部分122cを構成
する円弧の曲率半径は、第1の開口用端部分122dを
構成する円弧の曲率半径より小さく、第2の開口用端部
分122eを構成する円弧の曲率半径より小さい。開口
用中央部分122cは、例えば、円の円周全体の1/4
である。第1の開口用端部分122dは、例えば、円の
円周全体の1/8である。第2の開口用端部分122e
は、例えば、円の円周全体の1/8である。第1の開口
用端部分122dを構成する円弧の曲率半径は、第2の
開口用端部分122eを構成する円弧の曲率半径と等し
いのが好ましい。図4に示す本発明の包装用容器の開口
用中央部分122c、第1の開口用端部分122d、第
2の開口用端部分122eのその他の構成は、図3示す
本発明の包装用容器と同様である。
する円弧の曲率半径は、第1の開口用端部分122dを
構成する円弧の曲率半径より小さく、第2の開口用端部
分122eを構成する円弧の曲率半径より小さい。開口
用中央部分122cは、例えば、円の円周全体の1/4
である。第1の開口用端部分122dは、例えば、円の
円周全体の1/8である。第2の開口用端部分122e
は、例えば、円の円周全体の1/8である。第1の開口
用端部分122dを構成する円弧の曲率半径は、第2の
開口用端部分122eを構成する円弧の曲率半径と等し
いのが好ましい。図4に示す本発明の包装用容器の開口
用中央部分122c、第1の開口用端部分122d、第
2の開口用端部分122eのその他の構成は、図3示す
本発明の包装用容器と同様である。
【0022】このように構成することにより、開口用中
央部分122cの剪断抵抗力は、第1の開口用端部分1
22dの剪断抵抗力より小さく、第2の開口用端部分1
22eの剪断抵抗力より小さくすることができる。 (4−3)開口用部分122bのミシン目の長さが等し
く、ミシン目の間隔が異なる場合 図5を参照すると、開口用部分122bの形状は、円弧
の一部である。1つ以上のミシン目220が開口用中央
部分122cに設けられ、1つ以上のミシン目222が
第1の開口用端部分122dに設けられ、1つ以上のミ
シン目224が第2の開口用端部分122eに設けられ
ている。好ましくは、ミシン目210、212は、長さ
が0.5〜4ミリメートルである。
央部分122cの剪断抵抗力は、第1の開口用端部分1
22dの剪断抵抗力より小さく、第2の開口用端部分1
22eの剪断抵抗力より小さくすることができる。 (4−3)開口用部分122bのミシン目の長さが等し
く、ミシン目の間隔が異なる場合 図5を参照すると、開口用部分122bの形状は、円弧
の一部である。1つ以上のミシン目220が開口用中央
部分122cに設けられ、1つ以上のミシン目222が
第1の開口用端部分122dに設けられ、1つ以上のミ
シン目224が第2の開口用端部分122eに設けられ
ている。好ましくは、ミシン目210、212は、長さ
が0.5〜4ミリメートルである。
【0023】例えば、図5に示す実施の形態では、ミシ
ン目220の数は10個であり、ミシン目222の数は
3個であり、ミシン目224の数は3個である。好まし
くは、ミシン目220は、長さが0.8〜3ミリメート
ルであり、相互の間隔が0.2〜0.5ミリメートルで
ある。好ましくは、ミシン目222及び224は、長さ
が0.8〜3ミリメートルであり、相互の間隔が0.5
〜2ミリメートルである。ミシン目220は、長さが
0.8〜2.6ミリメートルであり、相互の間隔が0.
3〜0.4ミリメートルであるのが更に好ましい。ミシ
ン目222及び224は、長さがミシン目220の長さ
と等しく、相互の間隔がミシン目220間の相互の間隔
の1.2〜3.5倍であるのが好ましい。なお、このよ
うなミシン目220、222及び224の深さは、図3
に示すものと同様である。
ン目220の数は10個であり、ミシン目222の数は
3個であり、ミシン目224の数は3個である。好まし
くは、ミシン目220は、長さが0.8〜3ミリメート
ルであり、相互の間隔が0.2〜0.5ミリメートルで
ある。好ましくは、ミシン目222及び224は、長さ
が0.8〜3ミリメートルであり、相互の間隔が0.5
〜2ミリメートルである。ミシン目220は、長さが
0.8〜2.6ミリメートルであり、相互の間隔が0.
3〜0.4ミリメートルであるのが更に好ましい。ミシ
ン目222及び224は、長さがミシン目220の長さ
と等しく、相互の間隔がミシン目220間の相互の間隔
の1.2〜3.5倍であるのが好ましい。なお、このよ
うなミシン目220、222及び224の深さは、図3
に示すものと同様である。
【0024】なお、このようなミシン目220、222
及び224の構成は、上述したような円弧の一部に限ら
れず、半円形、楕円形、楕円の一部、複数の円弧を合成
した形等に適用することもできる。このように構成する
ことにより、開口用中央部分122cの剪断抵抗力は、
第1の開口用端部分122dの剪断抵抗力より小さく、
第2の開口用端部分122eの剪断抵抗力より小さくす
ることができる。 (4−4)開口用部分122bに3種類以上の長さのミ
シン目を設けた場合 図6を参照すると、開口用中央部分122cに一番長い
ミシン目220aが1つ設けられ、ミシン目220aの
一方の側に二番目に長いミシン目220bが2つ設けら
れ、ミシン目220aの他方の側に二番目に長いミシン
目220cが2つ設けられ、ミシン目220bの外側に
一番短いミシン目220dが2つ設けられ、ミシン目2
20cの外側に一番短いミシン目220eが2つ設けら
れている。ミシン目220a、220b、220c、2
20d、220eの数は1つ以上であればよい。ミシン
目220bの数とミシン目220cの数は等しいのが好
ましい。ミシン目220dの数とミシン目220eの数
は等しいのが好ましい。
及び224の構成は、上述したような円弧の一部に限ら
れず、半円形、楕円形、楕円の一部、複数の円弧を合成
した形等に適用することもできる。このように構成する
ことにより、開口用中央部分122cの剪断抵抗力は、
第1の開口用端部分122dの剪断抵抗力より小さく、
第2の開口用端部分122eの剪断抵抗力より小さくす
ることができる。 (4−4)開口用部分122bに3種類以上の長さのミ
シン目を設けた場合 図6を参照すると、開口用中央部分122cに一番長い
ミシン目220aが1つ設けられ、ミシン目220aの
一方の側に二番目に長いミシン目220bが2つ設けら
れ、ミシン目220aの他方の側に二番目に長いミシン
目220cが2つ設けられ、ミシン目220bの外側に
一番短いミシン目220dが2つ設けられ、ミシン目2
20cの外側に一番短いミシン目220eが2つ設けら
れている。ミシン目220a、220b、220c、2
20d、220eの数は1つ以上であればよい。ミシン
目220bの数とミシン目220cの数は等しいのが好
ましい。ミシン目220dの数とミシン目220eの数
は等しいのが好ましい。
【0025】なお、図6に示す構成では、ミシン目間の
間隔は等しく構成されている。このように構成すること
により、開口用中央部分122cの剪断抵抗力は、開口
用中央部分122cの外側の部分の剪断抵抗力より小さ
い。図7を参照すると、開口用中央部分122cに一番
長いミシン目220aが1つ設けられ、ミシン目220
aの両側に二番目に長いミシン目220bが1つずつ設
けられ、ミシン目220bの外側に三番目に長いミシン
目220cが1つずつ設けられ、ミシン目220cの外
側に四番目に長いミシン目220dが1つずつ設けら
れ、ミシン目220dの外側に一番短いミシン目220
eが1つずつ設けられている。ミシン目220a、22
0b、220c、220d、220eの数は1つ以上で
あればよい。
間隔は等しく構成されている。このように構成すること
により、開口用中央部分122cの剪断抵抗力は、開口
用中央部分122cの外側の部分の剪断抵抗力より小さ
い。図7を参照すると、開口用中央部分122cに一番
長いミシン目220aが1つ設けられ、ミシン目220
aの両側に二番目に長いミシン目220bが1つずつ設
けられ、ミシン目220bの外側に三番目に長いミシン
目220cが1つずつ設けられ、ミシン目220cの外
側に四番目に長いミシン目220dが1つずつ設けら
れ、ミシン目220dの外側に一番短いミシン目220
eが1つずつ設けられている。ミシン目220a、22
0b、220c、220d、220eの数は1つ以上で
あればよい。
【0026】なお、図7に示す構成では、ミシン目間の
間隔は等しく構成されている。このように構成すること
により、開口用中央部分122cの剪断抵抗力は、開口
用中央部分122cの外側の部分の剪断抵抗力より小さ
く、この剪断抵抗力は、開口用中央部分122cから外
側に向かうにつれて段々大きくなっている。なお、図6
及び図7に示す構成では、ミシン目間の間隔は等しく構
成されているが、等しい長さの複数のミシン目を、開口
用中央部分122cで間隔が狭く、外側で間隔が広くな
るように、それぞれのミシン目間の間隔を変えて配置し
てもよい。 (4−5)蓋部剪断用部分に斜めミシン目を設けた構成 図8を参照すると、包装用容器300は、図1に示す包
装用容器100と同じ外径形状を有する。包装用容器3
00が包装用容器100と異なる点は、1つ以上の斜め
ミシン目310が第1の蓋部剪断用部分110aに設け
られ、1つ以上の斜めミシン目312が第2の蓋部剪断
用部分110bに設けられていることである。従って、
包装用容器300の開口用中央部分122cと、第1の
開口用端部分122dと、第2の開口用端部分122e
の構成は、包装用容器100と同様である。
間隔は等しく構成されている。このように構成すること
により、開口用中央部分122cの剪断抵抗力は、開口
用中央部分122cの外側の部分の剪断抵抗力より小さ
く、この剪断抵抗力は、開口用中央部分122cから外
側に向かうにつれて段々大きくなっている。なお、図6
及び図7に示す構成では、ミシン目間の間隔は等しく構
成されているが、等しい長さの複数のミシン目を、開口
用中央部分122cで間隔が狭く、外側で間隔が広くな
るように、それぞれのミシン目間の間隔を変えて配置し
てもよい。 (4−5)蓋部剪断用部分に斜めミシン目を設けた構成 図8を参照すると、包装用容器300は、図1に示す包
装用容器100と同じ外径形状を有する。包装用容器3
00が包装用容器100と異なる点は、1つ以上の斜め
ミシン目310が第1の蓋部剪断用部分110aに設け
られ、1つ以上の斜めミシン目312が第2の蓋部剪断
用部分110bに設けられていることである。従って、
包装用容器300の開口用中央部分122cと、第1の
開口用端部分122dと、第2の開口用端部分122e
の構成は、包装用容器100と同様である。
【0027】図9を参照すると、包装用容器300を作
るのに使用される容器シート306において、1つ以上
のミシン目210が第1の蓋部剪断用部分110aに設
けられ、1つ以上のミシン目212が第2の蓋部剪断用
部分110bに設けられている。好ましくは、ミシン目
210、212は、長さが0.5〜4ミリメートルであ
り、相互の間隔が0.5〜4ミリメートルである。ミシ
ン目210、212は、長さが1〜3.5ミリメートル
であり、相互の間隔が0.8〜3ミリメートルであるの
が更に好ましい。ミシン目210、212は、図3に示
すミシン目と同様に、容器シート306を貫通して形成
されるのが好ましい。変形例として、ミシン目210、
212は、深さが容器シート306の厚さの50%から
99%であるように形成してもよい。
るのに使用される容器シート306において、1つ以上
のミシン目210が第1の蓋部剪断用部分110aに設
けられ、1つ以上のミシン目212が第2の蓋部剪断用
部分110bに設けられている。好ましくは、ミシン目
210、212は、長さが0.5〜4ミリメートルであ
り、相互の間隔が0.5〜4ミリメートルである。ミシ
ン目210、212は、長さが1〜3.5ミリメートル
であり、相互の間隔が0.8〜3ミリメートルであるの
が更に好ましい。ミシン目210、212は、図3に示
すミシン目と同様に、容器シート306を貫通して形成
されるのが好ましい。変形例として、ミシン目210、
212は、深さが容器シート306の厚さの50%から
99%であるように形成してもよい。
【0028】斜めミシン目310が、第1の蓋部剪断用
部分110aで2つのミシン目210の間に設けられて
いる。斜めミシン目310は、第1側板102と第1蓋
フラップ132とにわたって蓋部境界線120と交差す
るように形成されている。斜めミシン目310とミシン
目210とのなす角度DM1は、30°以上で90°未
満の角度であるのが好ましい。斜めミシン目310とミ
シン目210とのなす角度DM1は、45°以上で75
°以下の角度であるのが更に好ましい。斜めミシン目3
10は、蓋部境界線120から第1側板102に延びる
部分の長さLG1が、蓋部境界線120から第1蓋フラ
ップ132に延びる部分の長さLF1より短くなるよう
に形成されている。斜めミシン目312が、第2の蓋部
剪断用部分110bで2つのミシン目212の間に設け
られている。斜めミシン目312は、第1側板102と
第1蓋フラップ132とにわたって蓋部境界線120と
交差するように形成されている。斜めミシン目312と
ミシン目212とのなす角度DM2は、30°以上で9
0°未満の角度であるのが好ましい。斜めミシン目31
2とミシン目212とのなす角度DM2は、45°以上
で75°以下の角度であるのが更に好ましい。
部分110aで2つのミシン目210の間に設けられて
いる。斜めミシン目310は、第1側板102と第1蓋
フラップ132とにわたって蓋部境界線120と交差す
るように形成されている。斜めミシン目310とミシン
目210とのなす角度DM1は、30°以上で90°未
満の角度であるのが好ましい。斜めミシン目310とミ
シン目210とのなす角度DM1は、45°以上で75
°以下の角度であるのが更に好ましい。斜めミシン目3
10は、蓋部境界線120から第1側板102に延びる
部分の長さLG1が、蓋部境界線120から第1蓋フラ
ップ132に延びる部分の長さLF1より短くなるよう
に形成されている。斜めミシン目312が、第2の蓋部
剪断用部分110bで2つのミシン目212の間に設け
られている。斜めミシン目312は、第1側板102と
第1蓋フラップ132とにわたって蓋部境界線120と
交差するように形成されている。斜めミシン目312と
ミシン目212とのなす角度DM2は、30°以上で9
0°未満の角度であるのが好ましい。斜めミシン目31
2とミシン目212とのなす角度DM2は、45°以上
で75°以下の角度であるのが更に好ましい。
【0029】斜めミシン目312は、蓋部境界線120
から第1側板102に延びる部分の長さLG2が、蓋部
境界線120から第1蓋フラップ132に延びる部分の
長さLF2より短くなるように形成されている。斜めミ
シン目310と斜めミシン目312とは、第1側板10
2及び第1蓋フラップ132の中心線CGFに対して
「線対称」になるように形成されるのが好ましい。斜め
ミシン目310と斜めミシン目312とは、第1側板1
02から第1蓋フラップ132に向かう方向(図9に矢
印260Aで示す方向)について、先細になるような方
向に沿った配置で形成されるのが好ましい。すなわち、
斜めミシン目310と斜めミシン目312とがなす角度
DNNは、1°以上で120°以下であるのが好まし
い。斜めミシン目310と斜めミシン目312とがなす
角度DNNは、45°以上で90°以下であるのが更に
好ましい。
から第1側板102に延びる部分の長さLG2が、蓋部
境界線120から第1蓋フラップ132に延びる部分の
長さLF2より短くなるように形成されている。斜めミ
シン目310と斜めミシン目312とは、第1側板10
2及び第1蓋フラップ132の中心線CGFに対して
「線対称」になるように形成されるのが好ましい。斜め
ミシン目310と斜めミシン目312とは、第1側板1
02から第1蓋フラップ132に向かう方向(図9に矢
印260Aで示す方向)について、先細になるような方
向に沿った配置で形成されるのが好ましい。すなわち、
斜めミシン目310と斜めミシン目312とがなす角度
DNNは、1°以上で120°以下であるのが好まし
い。斜めミシン目310と斜めミシン目312とがなす
角度DNNは、45°以上で90°以下であるのが更に
好ましい。
【0030】なお、このような斜めミシン目310及び
312を設ける構成は、開口用部分122bが円弧の一
部で構成されている場合だけに限られず、開口用部分1
22bが半円形、楕円形、楕円の一部、複数の円弧を合
成した形等、どのような形状である場合にも適用するこ
とができる。好ましくは、長さLG1、LG2は0.8
〜2ミリメートルである。長さLF1、LF2は1〜4
ミリメートルであるのが好ましい。好ましくは、長さL
F1、LF2は長さLG1、LG2の1.5〜3倍にな
るように形成される。例えば、長さLG1、LG2が1
ミリメートルである場合には、長さLF1、LF2は
1.5〜3ミリメートルであるのが好ましい。例えば、
長さLG1、LG2が2ミリメートルである場合には、
長さLF1、LF2は3〜6ミリメートルであるのが好
ましい。
312を設ける構成は、開口用部分122bが円弧の一
部で構成されている場合だけに限られず、開口用部分1
22bが半円形、楕円形、楕円の一部、複数の円弧を合
成した形等、どのような形状である場合にも適用するこ
とができる。好ましくは、長さLG1、LG2は0.8
〜2ミリメートルである。長さLF1、LF2は1〜4
ミリメートルであるのが好ましい。好ましくは、長さL
F1、LF2は長さLG1、LG2の1.5〜3倍にな
るように形成される。例えば、長さLG1、LG2が1
ミリメートルである場合には、長さLF1、LF2は
1.5〜3ミリメートルであるのが好ましい。例えば、
長さLG1、LG2が2ミリメートルである場合には、
長さLF1、LF2は3〜6ミリメートルであるのが好
ましい。
【0031】斜めミシン目310、312は、容器シー
ト306を貫通して形成されるのが好ましい。変形例と
して、ミシン目210、212は、深さが容器シート3
06の厚さの50%から99%であるように形成しても
よい。このような斜めミシン目310及び312を設け
ることにより、包装用容器を開封する際に舌状部分を押
して開口用部分を剪断し、蓋部を上方に引っ張るとき
に、蓋部境界線120における剪断はミシン目210か
ら斜めミシン目310につながり、ミシン目212から
斜めミシン目312につながるように進行して、蓋部を
なお一層スムーズに開けることができる。 (5)他の多角形の平面形状を有する包装用容器の構成 (5−1)三角柱の形状を有する包装用容器 図10を参照すると、包装用容器400は、第1側板4
02と、第2側板404と、第3側板406とを備え
る。すなわち、包装用容器400は三角柱の形態を有す
る容器である。この構成では、3つの側板402、40
4、406とは同じ形状である。
ト306を貫通して形成されるのが好ましい。変形例と
して、ミシン目210、212は、深さが容器シート3
06の厚さの50%から99%であるように形成しても
よい。このような斜めミシン目310及び312を設け
ることにより、包装用容器を開封する際に舌状部分を押
して開口用部分を剪断し、蓋部を上方に引っ張るとき
に、蓋部境界線120における剪断はミシン目210か
ら斜めミシン目310につながり、ミシン目212から
斜めミシン目312につながるように進行して、蓋部を
なお一層スムーズに開けることができる。 (5)他の多角形の平面形状を有する包装用容器の構成 (5−1)三角柱の形状を有する包装用容器 図10を参照すると、包装用容器400は、第1側板4
02と、第2側板404と、第3側板406とを備え
る。すなわち、包装用容器400は三角柱の形態を有す
る容器である。この構成では、3つの側板402、40
4、406とは同じ形状である。
【0032】蓋部410が、3つの側板402、40
4、406の一方の縁部に隣接して設けられている。底
部412が、3つの側板402、404、406の他方
の縁部に隣接して設けられている。蓋部410は底部4
12と同じ形状である。蓋部410を開けるときに押す
ための舌状部分422が、第1側板402の蓋部410
に隣接した領域に設けられている。この舌状部分422
の構成は、包装用容器100における舌状部分122と
同様である。例えば、第1蓋フラップ(図示せず)が、
蓋部境界線を介して第1側板402の一方の縁部につな
がっている。第2蓋フラップ(図示せず)が、第2蓋フ
ラップ境界線を介して第2側板404の一方の縁部につ
ながっている。第1蓋フラップは、包装用容器400を
作るときに第2蓋フラップを接着するための糊代を構成
する。なお、第2蓋フラップを第3側板406の一方の
縁部につながっているように形成してもよい。
4、406の一方の縁部に隣接して設けられている。底
部412が、3つの側板402、404、406の他方
の縁部に隣接して設けられている。蓋部410は底部4
12と同じ形状である。蓋部410を開けるときに押す
ための舌状部分422が、第1側板402の蓋部410
に隣接した領域に設けられている。この舌状部分422
の構成は、包装用容器100における舌状部分122と
同様である。例えば、第1蓋フラップ(図示せず)が、
蓋部境界線を介して第1側板402の一方の縁部につな
がっている。第2蓋フラップ(図示せず)が、第2蓋フ
ラップ境界線を介して第2側板404の一方の縁部につ
ながっている。第1蓋フラップは、包装用容器400を
作るときに第2蓋フラップを接着するための糊代を構成
する。なお、第2蓋フラップを第3側板406の一方の
縁部につながっているように形成してもよい。
【0033】第1底フラップ(図示せず)が、第1底フ
ラップ境界線を介して第1側板402の他方の縁部につ
ながっている。第2底フラップ(図示せず)が、第2底
フラップ境界線を介して第2側板404の他方の縁部に
つながっている。第1底フラップは、包装用容器400
を作るときに第2底フラップを接着するための糊代を構
成する。なお、第2底フラップを第3側板406の一方
の縁部につながっているように形成してもよい。蓋部4
10を開けるときに剪断可能に形成された第1の蓋部剪
断用部分410aと、第2の蓋部剪断用部分410bが
設けられている。第1の蓋部剪断用部分410aと、第
2の蓋部剪断用部分410bの構成は、包装用容器10
0におけるそれらの構成と同様である。
ラップ境界線を介して第1側板402の他方の縁部につ
ながっている。第2底フラップ(図示せず)が、第2底
フラップ境界線を介して第2側板404の他方の縁部に
つながっている。第1底フラップは、包装用容器400
を作るときに第2底フラップを接着するための糊代を構
成する。なお、第2底フラップを第3側板406の一方
の縁部につながっているように形成してもよい。蓋部4
10を開けるときに剪断可能に形成された第1の蓋部剪
断用部分410aと、第2の蓋部剪断用部分410bが
設けられている。第1の蓋部剪断用部分410aと、第
2の蓋部剪断用部分410bの構成は、包装用容器10
0におけるそれらの構成と同様である。
【0034】変形例として、上述したような斜めミシン
目を第1の蓋部剪断用部分410aと、第2の蓋部剪断
用部分410bに形成してもよい。この構成により、蓋
部410を開けるのが、更に容易になる。 (5−2)六角柱の形状を有する包装用容器 図11を参照すると、包装用容器500は、第1側板5
02と、第2側板504と、第3側板506と、第4側
板508と、第5側板510と、第6側板512とを備
える。すなわち、包装用容器400は六角柱の形態を有
する容器である。この構成では、6つの側板502、5
04、506、508、510、512は同じ形状であ
る。蓋部520が、6つの側板502、504、50
6、508、510、512の一方の縁部に隣接して設
けられている。底部522が、6つの側板502、50
4、506、508、510、512の他方の縁部に隣
接して設けられている。蓋部520は底部522と同じ
形状である。
目を第1の蓋部剪断用部分410aと、第2の蓋部剪断
用部分410bに形成してもよい。この構成により、蓋
部410を開けるのが、更に容易になる。 (5−2)六角柱の形状を有する包装用容器 図11を参照すると、包装用容器500は、第1側板5
02と、第2側板504と、第3側板506と、第4側
板508と、第5側板510と、第6側板512とを備
える。すなわち、包装用容器400は六角柱の形態を有
する容器である。この構成では、6つの側板502、5
04、506、508、510、512は同じ形状であ
る。蓋部520が、6つの側板502、504、50
6、508、510、512の一方の縁部に隣接して設
けられている。底部522が、6つの側板502、50
4、506、508、510、512の他方の縁部に隣
接して設けられている。蓋部520は底部522と同じ
形状である。
【0035】蓋部520を開けるときに押すための舌状
部分532が、第1側板502の蓋部520に隣接した
領域に設けられている。この舌状部分532の構成は、
包装用容器100における舌状部分122と同様であ
る。例えば、第1蓋フラップ(図示せず)が、蓋部境界
線を介して第1側板502の一方の縁部につながってい
る。第2蓋フラップ(図示せず)が、第2蓋フラップ境
界線を介して第4側板508の一方の縁部につながって
いる。第1蓋フラップは、包装用容器500を作るとき
に第2蓋フラップを接着するための糊代を構成する。第
1底フラップ(図示せず)が、第1底フラップ境界線を
介して第1側板502の他方の縁部につながっている。
第2底フラップ(図示せず)が、第2底フラップ境界線
を介して第4側板508の他方の縁部につながってい
る。第1底フラップは、包装用容器500を作るときに
第2底フラップを接着するための糊代を構成する。
部分532が、第1側板502の蓋部520に隣接した
領域に設けられている。この舌状部分532の構成は、
包装用容器100における舌状部分122と同様であ
る。例えば、第1蓋フラップ(図示せず)が、蓋部境界
線を介して第1側板502の一方の縁部につながってい
る。第2蓋フラップ(図示せず)が、第2蓋フラップ境
界線を介して第4側板508の一方の縁部につながって
いる。第1蓋フラップは、包装用容器500を作るとき
に第2蓋フラップを接着するための糊代を構成する。第
1底フラップ(図示せず)が、第1底フラップ境界線を
介して第1側板502の他方の縁部につながっている。
第2底フラップ(図示せず)が、第2底フラップ境界線
を介して第4側板508の他方の縁部につながってい
る。第1底フラップは、包装用容器500を作るときに
第2底フラップを接着するための糊代を構成する。
【0036】蓋部520を開けるときに剪断可能に形成
された第1の蓋部剪断用部分520aと、第2の蓋部剪
断用部分520bが設けられている。第1の蓋部剪断用
部分520aと、第2の蓋部剪断用部分520bの構成
は、包装用容器100におけるそれらの構成と同様であ
る。変形例として、上述したような斜めミシン目を第1
の蓋部剪断用部分510aと、第2の蓋部剪断用部分5
10bに形成してもよい。このような斜めミシン目を設
けた構成により、蓋部を開けるのを、更に容易にするこ
とができる。 (5−3)その他の形状を有する包装用容器 また、本発明において、包装用容器は、5枚の側板を備
えていてもよいし、7枚以上の側板を備えていてもよ
い。すなわち、本発明の包装用容器は多角形の平面形状
を有する柱状のどのような形態の容器で構成することも
可能である。
された第1の蓋部剪断用部分520aと、第2の蓋部剪
断用部分520bが設けられている。第1の蓋部剪断用
部分520aと、第2の蓋部剪断用部分520bの構成
は、包装用容器100におけるそれらの構成と同様であ
る。変形例として、上述したような斜めミシン目を第1
の蓋部剪断用部分510aと、第2の蓋部剪断用部分5
10bに形成してもよい。このような斜めミシン目を設
けた構成により、蓋部を開けるのを、更に容易にするこ
とができる。 (5−3)その他の形状を有する包装用容器 また、本発明において、包装用容器は、5枚の側板を備
えていてもよいし、7枚以上の側板を備えていてもよ
い。すなわち、本発明の包装用容器は多角形の平面形状
を有する柱状のどのような形態の容器で構成することも
可能である。
【0037】いずれの形状の包装用容器においても、蓋
部は側板の一方の縁部に隣接して設けられ、底部は側板
の他方の縁部に隣接して設けられている。そして、蓋部
は底部と同じ形状である。蓋部を開けるときに押すため
の舌状部分が、側板のうちの1つの蓋部に隣接した領域
に設けられている。この舌状部分の構成は、包装用容器
100における舌状部分122と同様である。変形例と
して、いずれの形状の包装用容器においても、上述した
ような斜めミシン目を第1及び第2の蓋部剪断用部分に
形成してもよい。このような斜めミシン目を設けた構成
により、蓋部を開けるのを、更に容易にすることができ
る。 (6)ミシン目の形状とミシン目に代わる構成 (6−1)ミシン目の形状 上述した本発明の実施の形態では、個々のミシン目の形
状は湾曲した形状のものを示したけれども、ミシン目の
形状は、直線状であってもよいし、複数の曲線を組み合
わせた「S」字形状、又は、「ジグザグ」形状等であっ
てもよい。 (6−2)開口用部分の他の構成 変形例として、上述したミシン目の代わりに、開口用部
分に「ポンチ穴」又は「スリット」を形成してもよい。
部は側板の一方の縁部に隣接して設けられ、底部は側板
の他方の縁部に隣接して設けられている。そして、蓋部
は底部と同じ形状である。蓋部を開けるときに押すため
の舌状部分が、側板のうちの1つの蓋部に隣接した領域
に設けられている。この舌状部分の構成は、包装用容器
100における舌状部分122と同様である。変形例と
して、いずれの形状の包装用容器においても、上述した
ような斜めミシン目を第1及び第2の蓋部剪断用部分に
形成してもよい。このような斜めミシン目を設けた構成
により、蓋部を開けるのを、更に容易にすることができ
る。 (6)ミシン目の形状とミシン目に代わる構成 (6−1)ミシン目の形状 上述した本発明の実施の形態では、個々のミシン目の形
状は湾曲した形状のものを示したけれども、ミシン目の
形状は、直線状であってもよいし、複数の曲線を組み合
わせた「S」字形状、又は、「ジグザグ」形状等であっ
てもよい。 (6−2)開口用部分の他の構成 変形例として、上述したミシン目の代わりに、開口用部
分に「ポンチ穴」又は「スリット」を形成してもよい。
【0038】開口用部分に複数の「ポンチ穴」を形成す
る場合には、例えば、図7において、開口用中央部分1
22cの剪断抵抗力が、開口用中央部分122cの外側
の部分の剪断抵抗力より小さくなるように、「ポンチ
穴」同士の間隔を開口用中央部分122cで小さくし、
開口用中央部分122cの外側の部分で大きくするのが
よい。変形例として、開口用部分の「ポンチ穴」同士の
間隔を、開口用中央部分122cから外側に向かうにつ
れて段々大きくなるように複数の「ポンチ穴」を配置す
るのがよい。「ポンチ穴」の直径は、例えば、0.1〜
1ミリメートルであるのが好ましい。開口用部分に複数
の「スリット」を形成する場合には、上述した本発明の
実施の形態におけるミシン目と同様に複数の「スリッ
ト」を配置するのがよい。「スリット」の幅は、例え
ば、0.1〜1ミリメートルであるのが好ましい。
る場合には、例えば、図7において、開口用中央部分1
22cの剪断抵抗力が、開口用中央部分122cの外側
の部分の剪断抵抗力より小さくなるように、「ポンチ
穴」同士の間隔を開口用中央部分122cで小さくし、
開口用中央部分122cの外側の部分で大きくするのが
よい。変形例として、開口用部分の「ポンチ穴」同士の
間隔を、開口用中央部分122cから外側に向かうにつ
れて段々大きくなるように複数の「ポンチ穴」を配置す
るのがよい。「ポンチ穴」の直径は、例えば、0.1〜
1ミリメートルであるのが好ましい。開口用部分に複数
の「スリット」を形成する場合には、上述した本発明の
実施の形態におけるミシン目と同様に複数の「スリッ
ト」を配置するのがよい。「スリット」の幅は、例え
ば、0.1〜1ミリメートルであるのが好ましい。
【0039】このように「ポンチ穴」又は「スリット」
を形成することにより、開口用中央部分122cの剪断
抵抗力を、開口用中央部分122cの外側の部分の剪断
抵抗力より小さくすることができる。 (7)斜めミシン目の他の構成 上述した本発明の実施の形態では、個々の斜めミシン目
の形状は直線形状のものを示したけれども、ミシン目の
形状は、曲線状であってもよいし、複数の曲線を組み合
わせた「S」字形状、又は、「ジグザグ」形状等であっ
てもよい。変形例として、上述した斜めミシン目の代わ
りに、複数の「ポンチ穴」又は「スリット」を形成して
もよい。斜めミシン目の代わりに複数の「ポンチ穴」を
形成する場合には、例えば、図9において、斜めミシン
目310、312の部分に等間隔又は異なる間隔で複数
の「ポンチ穴」を配置する。「ポンチ穴」の直径は、例
えば、0.1〜1ミリメートルであるのが好ましい。
を形成することにより、開口用中央部分122cの剪断
抵抗力を、開口用中央部分122cの外側の部分の剪断
抵抗力より小さくすることができる。 (7)斜めミシン目の他の構成 上述した本発明の実施の形態では、個々の斜めミシン目
の形状は直線形状のものを示したけれども、ミシン目の
形状は、曲線状であってもよいし、複数の曲線を組み合
わせた「S」字形状、又は、「ジグザグ」形状等であっ
てもよい。変形例として、上述した斜めミシン目の代わ
りに、複数の「ポンチ穴」又は「スリット」を形成して
もよい。斜めミシン目の代わりに複数の「ポンチ穴」を
形成する場合には、例えば、図9において、斜めミシン
目310、312の部分に等間隔又は異なる間隔で複数
の「ポンチ穴」を配置する。「ポンチ穴」の直径は、例
えば、0.1〜1ミリメートルであるのが好ましい。
【0040】複数の「ポンチ穴」を異なる間隔で配置す
る場合には、蓋部境界線120に近い部分の「ポンチ
穴」同士の間隔が、蓋部境界線120から遠い部分の
「ポンチ穴」同士の間隔より小さくなるように、複数の
「ポンチ穴」を形成するのが好ましい。この構成によ
り、蓋部をたやすく開けることができる。斜めミシン目
の代わりに複数の「スリット」を形成する場合には、
「スリット」の幅は、例えば、0.1〜1ミリメートル
であるのが好ましい。 (8)包装用容器の開封 (8−1)図1に示す包装用容器の開封 再び図1を参照すると、包装用容器100を開封すると
きには、第1側板102と第3側板106とを保持し
て、舌状部分122を指先で押し込む。本発明の包装用
容器100においては、開口用中央部分122cの剪断
抵抗力は、第1の開口用端部分122dの剪断抵抗力よ
り小さくなるように構成され、かつ、第2の開口用端部
分122eの剪断抵抗力より小さくなるように構成され
ているので、最初に、開口用中央部分122cが剪断さ
れ、次に、第1の開口用端部分122dと第2の開口用
端部分122eとが剪断される。
る場合には、蓋部境界線120に近い部分の「ポンチ
穴」同士の間隔が、蓋部境界線120から遠い部分の
「ポンチ穴」同士の間隔より小さくなるように、複数の
「ポンチ穴」を形成するのが好ましい。この構成によ
り、蓋部をたやすく開けることができる。斜めミシン目
の代わりに複数の「スリット」を形成する場合には、
「スリット」の幅は、例えば、0.1〜1ミリメートル
であるのが好ましい。 (8)包装用容器の開封 (8−1)図1に示す包装用容器の開封 再び図1を参照すると、包装用容器100を開封すると
きには、第1側板102と第3側板106とを保持し
て、舌状部分122を指先で押し込む。本発明の包装用
容器100においては、開口用中央部分122cの剪断
抵抗力は、第1の開口用端部分122dの剪断抵抗力よ
り小さくなるように構成され、かつ、第2の開口用端部
分122eの剪断抵抗力より小さくなるように構成され
ているので、最初に、開口用中央部分122cが剪断さ
れ、次に、第1の開口用端部分122dと第2の開口用
端部分122eとが剪断される。
【0041】次に、蓋部110の下側に指先を入れて、
蓋部110を上方に引っ張る。これにより、第1の蓋部
剪断用部分110aと第2の蓋部剪断用部分110bと
が、剪断されて、蓋部110は上方に開く。 (8−2)図8に示す包装用容器の開封 再び図8を参照すると、包装用容器300を開封すると
きには、第1側板102と第3側板106とを保持し
て、舌状部分122を指先で押し込む。本発明の包装用
容器100においては、開口用中央部分122cの剪断
抵抗力は、第1の開口用端部分122dの剪断抵抗力よ
り小さくなるように構成され、かつ、第2の開口用端部
分122eの剪断抵抗力より小さくなるように構成され
ているので、最初に、開口用中央部分122cが剪断さ
れ、次に、第1の開口用端部分122dと第2の開口用
端部分122eとが剪断される。
蓋部110を上方に引っ張る。これにより、第1の蓋部
剪断用部分110aと第2の蓋部剪断用部分110bと
が、剪断されて、蓋部110は上方に開く。 (8−2)図8に示す包装用容器の開封 再び図8を参照すると、包装用容器300を開封すると
きには、第1側板102と第3側板106とを保持し
て、舌状部分122を指先で押し込む。本発明の包装用
容器100においては、開口用中央部分122cの剪断
抵抗力は、第1の開口用端部分122dの剪断抵抗力よ
り小さくなるように構成され、かつ、第2の開口用端部
分122eの剪断抵抗力より小さくなるように構成され
ているので、最初に、開口用中央部分122cが剪断さ
れ、次に、第1の開口用端部分122dと第2の開口用
端部分122eとが剪断される。
【0042】次に、蓋部110の下側に指先を入れて、
蓋部110を上方に引っ張る。これにより、第1の蓋部
剪断用部分110aにおいて、蓋部境界線120に沿う
方向の剪断が、ミシン目210から斜めミシン目310
につながるように進行し、同時に、第2の蓋部剪断用部
分110bにおいて、蓋部境界線120に沿う方向の剪
断が、ミシン目212から斜めミシン目312につなが
るように進行して、蓋部110を上方に開くことができ
る。本発明では、斜めミシン目310は、蓋部境界線1
20から第1側板102に延びる部分の長さLG1が、
蓋部境界線120から第1蓋フラップ132に延びる部
分の長さLF1より短くなるように形成されており、斜
めミシン目310と斜めミシン目312とは、第1側板
102及び第1蓋フラップ132の中心線CGFに対し
て「線対称」になるように形成されているので、小さな
力で蓋部を中心部から周辺部に向かって剪断して開いて
ゆくことができる。
蓋部110を上方に引っ張る。これにより、第1の蓋部
剪断用部分110aにおいて、蓋部境界線120に沿う
方向の剪断が、ミシン目210から斜めミシン目310
につながるように進行し、同時に、第2の蓋部剪断用部
分110bにおいて、蓋部境界線120に沿う方向の剪
断が、ミシン目212から斜めミシン目312につなが
るように進行して、蓋部110を上方に開くことができ
る。本発明では、斜めミシン目310は、蓋部境界線1
20から第1側板102に延びる部分の長さLG1が、
蓋部境界線120から第1蓋フラップ132に延びる部
分の長さLF1より短くなるように形成されており、斜
めミシン目310と斜めミシン目312とは、第1側板
102及び第1蓋フラップ132の中心線CGFに対し
て「線対称」になるように形成されているので、小さな
力で蓋部を中心部から周辺部に向かって剪断して開いて
ゆくことができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、包装用
容器において上述したような構成としたので、以下に記
載する効果を有する。 (1)包装用容器の中に収容した製品の密封性を高く維
持することができる。 (2)包装用容器を迅速かつ簡単に開封することがで
き、包装用容器を開封するときに、包装用容器を破損す
るおそれが無い。 (3)小さなちからで、しかも、スムーズな一連の動作
で包装用容器を開封することができる。
容器において上述したような構成としたので、以下に記
載する効果を有する。 (1)包装用容器の中に収容した製品の密封性を高く維
持することができる。 (2)包装用容器を迅速かつ簡単に開封することがで
き、包装用容器を開封するときに、包装用容器を破損す
るおそれが無い。 (3)小さなちからで、しかも、スムーズな一連の動作
で包装用容器を開封することができる。
【図1】本発明の包装用容器の実施の形態の斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の包装用容器を作るのに用いられる容器
シートの展開平面図である。
シートの展開平面図である。
【図3】本発明の包装用容器を作るのに用いられる容器
シートの舌状部分を示す第1の拡大展開平面図である。
シートの舌状部分を示す第1の拡大展開平面図である。
【図4】本発明の包装用容器を作るのに用いられる容器
シートの舌状部分を示す第2の拡大展開平面図である。
シートの舌状部分を示す第2の拡大展開平面図である。
【図5】本発明の包装用容器を作るのに用いられる容器
シートの舌状部分を示す第3の拡大展開平面図である。
シートの舌状部分を示す第3の拡大展開平面図である。
【図6】本発明の包装用容器を作るのに用いられる容器
シートの舌状部分を示す第4の拡大展開平面図である。
シートの舌状部分を示す第4の拡大展開平面図である。
【図7】本発明の包装用容器を作るのに用いられる容器
シートの舌状部分を示す第5の拡大展開平面図である。
シートの舌状部分を示す第5の拡大展開平面図である。
【図8】本発明の包装用容器の他の実施の形態の斜視図
である。
である。
【図9】本発明の包装用容器の他の実施の形態におい
て、この包装用容器を作るのに用いられる容器シートの
舌状部分を示す拡大展開平面図である。
て、この包装用容器を作るのに用いられる容器シートの
舌状部分を示す拡大展開平面図である。
【図10】本発明の包装用容器の更なる実施の形態の斜
視図である。
視図である。
【図11】本発明の包装用容器のなお更なる実施の形態
の斜視図である。
の斜視図である。
100 包装用容器
102 第1側板
104 第2側板
106 第3側板
108 第4側板
110 蓋部
110a 第1の蓋部剪断用部分
110b 第2の蓋部剪断用部分
112 底部
120 蓋部境界線
120a 第1の蓋部境界周辺部分
120b 第2の蓋部境界周辺部分
120c 蓋部境界中央部分
122 舌状部分
122a 保持用部分
122b 開口用部分
122c 開口用中央部分
122d 第1の開口用端部分
122e 第2の開口用端部分
130 容器シート
132 第1蓋フラップ
134 第2蓋フラップ
136 第3蓋フラップ
138 第4蓋フラップ
152 第1底フラップ
154 第2底フラップ
156 第3底フラップ
158 第4底フラップ
180 側方フラップ
300 包装用容器
306 容器シート
310 斜めミシン目
312 斜めミシン目
400 包装用容器
402 第1側板
404 第2側板
406 第3側板
422 舌状部分
500 包装用容器
502 第1側板
504 第2側板
506 第3側板
508 第4側板
516 第5側板
512 第6側板
532 舌状部分
Claims (6)
- 【請求項1】 3つ以上の側板と、それぞれの側板の一
方の縁部に隣接した蓋部と、それぞれの側板の他方の縁
部に隣接した底部とを有し、前記側板のうちの1つの側
板と蓋部との間の境界線は、中心部を含む蓋部境界中央
部分と、該蓋部境界中央部分の一方の側に位置した第1
の蓋部境界周辺部分と、前記蓋部境界中央部分の他方の
側に位置した第2の蓋部境界周辺部分とからなり、前記
蓋部を開けるときに押すための舌状部分が、前記1つの
側板の蓋部に隣接した領域に設けられている包装用容器
において、 前記舌状部分の周縁に線状に並んだミシン目を設けるこ
とによって、前記舌状部分の先端部の中央部分の剪断抵
抗力が、その両側の部分の剪断抵抗力より小さくなるよ
うに構成されていることを特徴とする包装用容器。 - 【請求項2】 前記舌状部分の先端部の中央部分の中央
ミシン目の長さが、両側の側ミシン目の長さの1.5〜
3.5倍であることを特徴とする請求項1に記載の包装
用容器。 - 【請求項3】 前記舌状部分の先端部の中央部分の複数
の中央ミシン目の長さが、両側の側ミシン目の長さに等
しく、前記中央ミシン目の間隔が前記側ミシン目の間隔
の1.2〜3.5倍であることを特徴とする請求項1に
記載の包装用容器。 - 【請求項4】 前記第1及び第2の蓋部境界周辺部分に
間隔を隔てて設けられた複数のミシン目を有し、 更に、前記複数のミシン目の間に配置され、前記ミシン
目と30°以上で90°未満の角度をなすように1つの
側板と蓋部にわたって前記第1及び第2の蓋部境界周辺
部分と交差するように形成された斜めミシン目が形成さ
れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
一項に記載の包装用容器。 - 【請求項5】 前記斜めミシン目は、蓋部境界線から側
板に延びる部分の長さが、蓋部境界線から蓋部に延びる
部分の長さより短くなるように形成されていることを特
徴とする請求項3に記載の包装用容器。 - 【請求項6】 前記第1の蓋部境界周辺部分に設けられ
た斜めミシン目と、第2の蓋部境界周辺部分に設けられ
た斜めミシン目は、側板から蓋部に向かう方向につい
て、先細になるような方向に沿った配置で形成されてい
ることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の包装
用容器。
Priority Applications (1)
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JP29390498A JP3404457B2 (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 包装用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29390498A JP3404457B2 (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 包装用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000118526A JP2000118526A (ja) | 2000-04-25 |
JP3404457B2 true JP3404457B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=17800665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29390498A Expired - Fee Related JP3404457B2 (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 包装用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3404457B2 (ja) |
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JP2003205933A (ja) * | 2002-01-16 | 2003-07-22 | Fdk Corp | 陳列トレイ兼用乾電池ケース |
JP3974573B2 (ja) * | 2003-02-12 | 2007-09-12 | 松下電器産業株式会社 | 複合包装箱 |
JP4741647B2 (ja) * | 2004-03-04 | 2011-08-03 | ヱスビー食品株式会社 | 開封用切込ライン付箱形容器 |
JP4287393B2 (ja) * | 2004-03-04 | 2009-07-01 | ヱスビー食品株式会社 | 開封用切込ライン付箱形容器 |
JP2006089106A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Asahi Printing Co Ltd | 開封口付包装箱 |
JP2006219162A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Hitachi Maxell Ltd | バッグインボックス |
JP4790581B2 (ja) * | 2006-12-11 | 2011-10-12 | 王子ネピア株式会社 | 包装用箱 |
JP4925840B2 (ja) * | 2007-01-19 | 2012-05-09 | 旭化成ホームプロダクツ株式会社 | ラップフィルム収納箱 |
JP2011189681A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Toppan Forms Co Ltd | プリント用シート |
JP2016098027A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | 富士フイルム株式会社 | ラップアラウンドケース |
JP6815950B2 (ja) * | 2017-08-18 | 2021-01-20 | コアレックス信栄株式会社 | 梱包体の製造方法 |
KR102009248B1 (ko) * | 2018-02-01 | 2019-08-09 | 상명대학교 천안산학협력단 | 퍼즐방식의 음식물 포장용기 |
JP7492447B2 (ja) | 2020-12-02 | 2024-05-29 | アサヒ飲料株式会社 | 包装箱 |
JP2024035717A (ja) * | 2022-09-02 | 2024-03-14 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨ておむつの収容体 |
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---|---|---|---|---|
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JPS58126933U (ja) * | 1982-02-24 | 1983-08-29 | 本州製紙株式会社 | 再封可能な展示用箱 |
JP2566444Y2 (ja) * | 1990-11-30 | 1998-03-25 | 岡田紙工株式会社 | 包装袋 |
-
1998
- 1998-10-15 JP JP29390498A patent/JP3404457B2/ja not_active Expired - Fee Related
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