JP3403644B2 - 現金収納庫 - Google Patents

現金収納庫

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JP3403644B2
JP3403644B2 JP20945898A JP20945898A JP3403644B2 JP 3403644 B2 JP3403644 B2 JP 3403644B2 JP 20945898 A JP20945898 A JP 20945898A JP 20945898 A JP20945898 A JP 20945898A JP 3403644 B2 JP3403644 B2 JP 3403644B2
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智則 高井
伸行 小路
尚浩 山田
義則 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動取引装置等に使
用され、複数枚の紙幣が収納可能な現金収納庫に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関の営業店のオンライン
化及び各金融機関の業務提携により顧客口座との入出金
取引や振込処理、更に各種公共料金の支払い取引に自動
取引装置(Automated Tellers Machine ;以後ATMと
する)が幅広く利用されるようになった。また、近来で
は顧客の利便性を図るためATMの運用時間の延長、及
び24時間稼動、更には休日運用などが開始され、AT
Mは昼夜無休止稼動の状態性が生じている。
【0003】一方では週休2日制の定着や労働時間の短
縮により、ATMを操作する係員の対応可能な時間帯が
短くなっている。このような昼夜無休止状況下で稼動す
るATMは数多くの取引に応じるため、出金用の現金不
足による運用中止等の諸事態を考慮して、まず、ATM
としては現金の格納量を増加すること、また、人員的に
は警備会社等に現金の運搬からATM内への現金の補充
(格納)業務を依託することが行われている。特に、現
金の運搬から補充には安全面からその取り扱いには細心
の配慮が必要である。
【0004】現金の運搬からATM内への補充は安全性
と取り扱いの利便性から、従来では図37に示すように
ATM内にそのまま格納可能な現金収納庫10を使用
し、金融機関側において厳格に計数した現金を格納した
後、錠12を施錠のうえ、更に、扉13の開閉部には扉
13の開閉の有無の履歴を明確に残すための部材である
識別紙16を貼付している。そして次工程の管理部門に
引き渡す際には、収納した現金の有高を記録した帳票と
共に識別紙に破れ(開閉した経緯として)がないことを
条件に、中に収納されている現金の有高を信用して扱っ
ていた。なお、図37は従来の現金収納庫の外観図であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この識別紙は上記のよ
うな取り扱いの性質上、容易に剥がれることなく、か
つ、開扉の際にはその一部から破断するような特性を持
たせたものとして準備する必要があった。よって、開扉
を行うと扉側と本体側に識別紙の一部分が残ることにな
り、除去の困難性から各部に残されていることもあり、
識別上の見誤りや外見上での見苦しさもあった。
【0006】また、識別紙を除去するには、粘着材に対
して溶剤の使用なども行われるため、作業する係員の負
担増となっていた。
【0007】更に、この識別紙は厳密に管理し、盗難や
偽造に対しても配慮する必要性から管理上の厳格性や特
殊の処理を施すことによるランニングコストがかさむな
どの問題があった。
【0008】本発明は上記の問題点に鑑み、解錠したと
きには痕跡の残るようにし、かつ粘着加工を不要にした
識別紙を用いた優れた現金収納庫を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、現金が収納可能な箱の一部に設けた錠と、
錠の操作により解錠され、開閉可能となる扉を有する現
金収納庫において、一端を回動中心として錠の上面を塞
ぐように形成した開閉可能なカバー部と、該カバー部の
錠と対向する位置に鍵の挿入を可能にし、鍵の挿入によ
る痕跡確認が可能な大きさの長穴を設けると共に、鍵が
前記錠に挿入される挿入路に、鍵の挿入により破損する
紙葉類を設ける。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明の実施
の形態を説明する。なお、各図面に共通する要素には同
一の符号を付す。
【0011】第1の実施の形態 図1は本発明の現金収納庫の外観斜視図であり、図2は
本発明の現金収納庫の要部平面図,図3は本発明の識別
紙を示す説明図,図4は図2におけるA−A断面矢視図
である。
【0012】図1において、1は現金収納庫であり、施
錠部2は扉3の開閉を規制する機能を有する。この施錠
部2は前面板1aに固着され、前面板1aは側板1b及
び天板1cと一体的に構成されている。更に図示しない
底板,背面板及び扉3により箱(密閉容器)を形成す
る。なお、扉3は図示しない底板側に設けた蝶番により
矢印B方向に開閉可能に支持されている。
【0013】4はキャスタであり、係員が取手5を掴ん
で現金収納庫1を運搬する際に用いるものであるが本願
と直接的に関係がないので、使用方法等の説明は省略す
る。この現金収納庫1は、例えば、紙幣収納庫としてA
TMに装着された場合には、中に収納される紙幣は係員
が触れることなくATM内部に取り込むために図示しな
い背面板または天板の一部に開口部を形成する機能が設
けられており、ATM側に設けられている駆動機構によ
り制御されるが説明を省略する。
【0014】施錠部2は次のように構成される。20は
ホルダであり回転軸21を固着すると共に前面板1aに
固定されていて、カバ−22を回転可能に支持する蝶番
構造をも形成している。更に、ホルダ20には錠23が
嵌合していて、この錠23を中心として左右、上下方向
に所定量離れた位置に突起状の段差部20a,20bが
設けられている。この段差部20a,20bにより後述
する識別紙6の位置決めを行っている。
【0015】カバ−22には図示するように錠23の中
心と略一致する点を中心とする円弧部(半径5〜10m
m程度)を2箇所に有する逃穴22aが形成されて、鍵
7の回転可能な方向(図の状態では右回転)にのみ可能
とし、反対方向への回転を規制している。
【0016】錠23は図4に示すように、前面板1aの
内側からキ−シリンダの部分がカバー22側に突出する
ようになっており、錠23の鍵穴23aに所定の鍵7を
挿入して回転することにより解錠されることになる。
【0017】更に、本実施の形態では扉3のロック方法
については図示していないが、図4に示すように、鍵7
を抜いた状態でホルダ20とカバー22を密着させた後
に扉3を閉めると図示しない機構により扉3がロックす
るように構成されている。
【0018】識別紙6は前述ホルダ20に設けた高さ
0.1〜0.2mm程度の段差部20a,20bにより
囲まれた範囲よりやや小さい外形に加工されたもので、
図3に示すように長方形をした紙製の小片で、裏面には
粘着加工を施していない。なお、同図では略中央部に紙
幣装填者の印影を押すエリアを設けた例を記載した。
【0019】更に、一般的な上質紙などで簡易的に偽造
されないように、偽造対策としては地紋や銀行名等を印
刷するなどの配慮が成されている。
【0020】次に、施錠方法を説明する。まず、扉3の
開状態において、ホルダ20の段差部20a,20bに
囲まれた位置に識別紙6を載置して、カバー22を閉じ
る。そして、計数された所定量の現金を収納し扉3を閉
める。この扉3により図示しない位置に設けた施錠機構
が動作して扉3が開かなくなる。
【0021】続いて、解錠方法を説明する。扉3を開く
には、所定の鍵7を用意して、識別紙6の上から鍵穴2
3aに鍵先を挿入する。このとき錠23の上には識別紙
6があるので、当然鍵先により識別紙6の中央部が破れ
てしまうことになる。このようにして鍵穴23aの奥ま
で鍵7を挿入してから右方向に90度回転すると、施錠
機構が動作して扉3を開くことができるようになる。
【0022】扉3が開いてから鍵7を左方向に90度回
転させてから引き抜き、カバー22を回転軸21を中心
として開くと、識別紙6の中央部が破れたものが容易に
交換可能になる。よって、この状態のまま、再度、カバ
ー22を倒して施錠しても、識別紙6の中央部が損傷し
ているので、扉3の開閉がなされた痕跡が残ることにな
る。
【0023】第2の実施の形態 次に本発明の第2の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様な部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図5は第
2の実施の形態の現金収納庫の要部断面図である。
【0024】30はホルダであり回転軸21を固着する
と共に、ホルダ30には錠33が嵌合していて、この錠
33とは離れた位置に突起部で囲まれた深さ0.1〜
0.2mm程度の凹部30aが設けられ、この凹部30
aの内側に識別紙6が載置される。
【0025】この凹部30aの略中央には鍵7の厚さと
略一致する角穴30bが形成され前面板1aをも貫通し
て設けてある。また、カバー31には鍵7の挿入が可能
な逃穴32aが形成されて、凹部30aに載置した識別
紙6が目視可能になっている。
【0026】錠33は図5に示すように、前面板1aの
内側からキーシリンダの部分が突出するようになってお
り、錠33の鍵穴33aに所定の鍵7を挿入して回転す
ることにより解錠されることになる。
【0027】34はロックレバーであり図示しない側板
側から立設されるポスト35により回転可能に支持さ
れ、矢印C方向に図示しない手段により付勢されてい
る。また、ロックレバー34の一端にはローラ34aが
回転可能に取り付けられ、更に、その他の一端は前述角
穴30bと接触するような当接部34bを有している。
【0028】また、カバー31側にはラッチ31aが突
出して固着されていて、先端が前記ローラ34に掛止し
ている。
【0029】ホルダ30とカバー31を密着させた状態
で扉3を閉めると図示しない機構により扉3がロックす
るように構成されている点は前述した通りである。
【0030】次に、施錠方法を説明する。まず、扉3の
開状態において、ホルダ30の凹部30aに識別紙6を
載置して、カバー31を閉じる。
【0031】カバー31を閉じると、ラッチ31aの先
端がローラ34aに当接してロックレバー34を矢印D
方向に回転させ、やがて図5に示すようにローラ34a
により掛止し、カバー31は開くことができなくなる。
そして、計数された所定量の現金を収納し扉3を閉める
と、図示しない位置に設けた施錠機構が作用して扉3が
開かなくなる。
【0032】次に、解錠方法を説明する。扉3を開くに
は、所定の鍵7を用意して、識別紙6の上から角穴30
bに鍵先を挿入する。このとき凹部30aには識別紙6
があるので、当然、鍵先により識別紙6の中央部が破れ
てしまうことになる。このようにして角穴30bの奥ま
で鍵7を挿入するとロックレバー34の当接部34bに
当り、ロックレバー34を矢印D方向に回転させるとロ
ーラ34aはラッチ31aから外れる。そして、鍵7を
引き抜いてからカバー31を回転させ開くと錠33が操
作可能な状態になる。
【0033】このようにして錠33が現われたら鍵7を
挿入してから右方向に90度回転すると、扉3の施錠機
構が作用して扉3を開くことができるようになる。よっ
て、この状態のまま、再度、カバー31を倒して施錠し
ても、識別紙6の中央部が損傷しているので、扉3の開
閉がなされたと判断できる痕跡が残ることになる。
【0034】以上の説明は、鍵7を角穴30bに挿入し
てラッチ31aを外すようにしたが、必ずしも鍵7によ
る必要はない。しかし、細い棒等の針状の物で操作され
ると、痕跡としての損傷が発見し難くなるので鍵溝に対
応した形状などどすることが好ましい。また、現金収納
庫として説明したが、有価証券や各種チケット類などの
収納金庫などとしても応用可能であることは言うまでも
ない。
【0035】第3の実施の形態 次に本発明の第3の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。図6は第3の実施の形態の現金収納庫の
外観斜視図、図7、図8、図9、図10、図11は第3
の実施の形態の施錠部を示す斜視図である。
【0036】第3の実施の形態においては針状であり、
解錠部材以外の部材(以下対象物とする)でカバー48
のロック状態を解除したとき、識別紙56が破かれたこ
とが明確に分かる構成としたものである。
【0037】図6において、41は現金収納庫であり、
施錠部42は扉43の開閉を規制する機能を有する。こ
の施錠部42は前面板41aに固着され、前面板41a
は側板41b及び天板41cと一体的に構成されてい
る。更に図示しない底板,背面板及び扉43により箱
(密閉容器)を形成する。なお、扉43は図示しない側
板側に設けた蝶番により矢印E−F方向に開閉可能に支
持されている。
【0038】44はキャスタであり、係員が取手45を
掴んで現金収納庫41を運搬する際に用いるものである
が本願と直接的に関係がないので、使用方法等の説明は
省略する。
【0039】この現金収納庫41は、例えば、紙幣収納
庫としてATMに装着された場合には、中に収納される
紙幣は係員が触れることなくATM内部に取り込むため
に図示しない背面板または天板の一部に開口部を形成す
る機能が設けられており、ATM側に設けられている駆
動機構により制御されるが説明を省略する。
【0040】施錠部42は次のように構成される。図7
において、施錠部42は前面板41aに固着された側で
あるベース46と、該ベース46に回転軸47により回
転自在に取り付けられたカバー48とから構成される。
ベース46の内部には図8に示すように第2の錠(施錠
機構)であるロックプレート49が内蔵されている。こ
のロックプレート49は図示せぬスプリングにより矢印
N方向に付勢された状態で後述する錠に回転自在に取り
付けられている。ロックプレート49にはロック部51
が2箇所設けられており、このロック部51がカバー4
8に設けられたラッチ部52と嵌合することにより、カ
バー48がベース46に対しロックされた状態となる。
【0041】ベース46にはまた図9に示す解錠部材で
ある鍵53が挿入される長穴54が形成されている。そ
してこの長穴54の上部から鍵53が挿入されて図10
に示す下部(矢印L方向)に向けて鍵53が移動するこ
とによりロックプレート49の一端49aが押圧されて
ロックプレート49の一端49aが矢印J方向に回動す
ると共に他端部49bが矢印M方向に回動し、ロック部
51がラッチ部52から外れロックプレート49のロッ
ク状態が解除される。
【0042】上記長穴54の上方と下方には後述する識
別紙を保持するためのホルダ55が形成されている。そ
してこのホルダ55に上記第1の実施の形態に示した識
別紙と同様の部材である識別紙56の一端と他端が固定
される。
【0043】ベース46には更に図7に示すように第1
の錠である錠57が設けられている。そしてこの錠57
に後述する鍵が挿入され回転されることによりこの錠5
7は解錠され、これにより扉43が開くようになってい
る。
【0044】一方、カバー48には図9に示すように上
記長穴54に対向する位置に長穴である挿入穴59が形
成されており、この挿入穴59から上記鍵53がカバー
48を介してベース46へと挿入される。
【0045】次に施錠方法を説明する。まず、扉43の
開状態において、計数された所定量の現金を収納し扉4
3を閉める。そして後述する鍵により錠57を施錠す
る。次に図7に示すようにカバー48の開状態において
ホルダ55に識別紙56の一端と他端を固定させ、カバ
ー48を閉じる。するとロックプレート49のロック部
51がカバー48に設けられたラッチ部52と嵌合し、
カバー48がベース46に対しロックされた状態とな
る。
【0046】続いて、解錠方法を説明する。扉43を開
くにはまず図9に示す所定の鍵53を用意して、図10
に示すように挿入穴59からベース46内部へと挿入す
る。すると鍵53の鍵先はベース46の長穴54に挿入
される。このときベース46の長穴54の上には識別紙
56があるので、当然鍵先により識別紙56の上部が破
れてしまうことになる。このようにしてベース46の長
穴54の奥まで鍵53を挿入してからロックプレート4
9のロック状態を解除するために鍵53を長穴54の上
方から下方に向けて、すなわち矢印L方向に向けて移動
させる。すると、鍵53がロックプレート49に当接
し、更に矢印L方向に移動することにより図示せぬスプ
リングの付勢力に抗してロックプレート49の一端49
aが矢印J方向に回動すると共に他端49bが矢印M方
向に回動し、ロック部51がラッチ部52から外れロッ
ク状態が解除される。これにより図11に示すようにカ
バー48が開かれ、錠57が解錠操作可能となる。
【0047】次に錠57の鍵穴58の奥まで鍵60を挿
入してから右方向に90度回転すると、施錠機構が動作
して扉43を開くことができるようになる。そして扉4
3が開いてから鍵60を左方向に90度回転させて引き
抜く。これにより現金収納庫41の内部に係員が触れる
ことができるようになる。
【0048】そして、この状態のまま、再度、カバー4
8を閉じて施錠しても、識別紙56は上部から下部にか
けて損傷しているので、扉43の開閉がなされたと判断
できる痕跡が残ることになる。
【0049】以上第3の実施の形態においては、識別紙
56を上部から下部まで線状に破かないとカバー43を
開けることができない構造となっているので、係員以外
の第3者が施錠部42に操作を加えると識別紙56に線
状の痕跡が残り、識別紙56を破いたことが確実に確認
できるようになる。そしてカバー43を開けた係員以外
の係員が介在したとしても識別紙56の状態が一見して
分かるのでセキュリティーの向上に役立つことが期待で
きる。
【0050】第4の実施の形態 次に本発明の第4の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。なお、上記第3の実施の形態と同様な部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図12は
第3の実施の形態の施錠部を示す断面図、図13は第3
の実施の形態のカバーを示す部分正面図、図14は第3
の実施の形態の施錠部を示す断面図、図15は第3の実
施の形態のカバーを示す部分正面図、図16は第4の実
施の形態の施錠部を示す断面図、図17は第4の実施の
形態のカバーを示す部分正面図、図18、図19は第4
の実施の形態の施錠部を示す断面図である。
【0051】第4の実施の形態においては識別紙56に
小さな穴を開け、針状の対象物63によりロックプレー
トのロック状態を解除しようとしても解除することを不
可能とし、識別紙56が破かれたことが明確に分かる構
成としたものである。
【0052】図12、図13に示すようにロックプレー
ト61の形状がレバー型であったり、図14、図15に
示すようにロックプレート62の形状が深い溝型の場合
には対象物63を回動運動させればロックプレート61
及びロックプレート62のロック状態を解除することが
できてしまう場合があった。
【0053】対象物63を利用した場合には識別紙56
には小さな穴が開くのみなので、識別紙56が破れた状
態であることを明確に確認することができない可能性が
ある。
【0054】そこで第4の実施の形態に示すロックプレ
ート64においては、図16、図17に示すようにロッ
クプレート64の厚みを厚くすると共に、ロックプレー
ト64に顎部65を形成した。顎部65の長さは、対象
物63が当接して回動運動した時に、対象物63の回動
量をロックプレート64のロック状態を解除しない量に
制限する長さとした。
【0055】ロックプレート64の厚みを厚くし、顎部
65の長さを制限することにより、鍵53の挿入領域の
奥行きを少なくし、識別紙56とロックプレート64ま
での距離を近くする。これにより図18、図19に示す
ように対象物63により小さな穴を開けただけでロック
プレート64のロック状態を解除しようとした場合に対
象物63の回動量が制限されるので、ロックプレート6
4の一端64aが図17に示す矢印J方向へ回動すると
きの回動量を制限させることができ、その結果、ロック
部51がラッチ部52から外れることを防止することが
できる。
【0056】また顎部65を形成することにより、ロッ
クプレート64に鍵53を当接させる際の鍵53の鍵先
とロックプレート64の一端64aとの掛り量を確保す
ることができる。
【0057】その他の構成及び施錠方法、解錠方法は上
記第3の実施の形態と同様あるので説明は省略する。
【0058】以上第4の実施の形態においては、対象物
63により識別紙56に小さな穴を開け、ロックプレー
ト64の一端64aを矢印J方向に回動させ矢印L方向
に移動させようとしても識別紙56に小さな穴を開けた
のみでは回動させ移動させることを不可能とし、必ず識
別紙56を上部から下部まで破かないとロックプレート
64のロック状態を解除させることが不可能な構造とし
たので、更に確実に識別紙56を上部から下部まで破い
たことが確認できるようになる。
【0059】第5の実施の形態 次に本発明の第5の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。なお、上記第3の実施の形態と同様な部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図20は
第5の実施の形態の施錠部を示す断面図、図21は第5
の実施の形態のカバーを示す部分正面図、図22は第5
の実施の形態の施錠部を示す断面図である。
【0060】第5の実施の形態においても識別紙56に
小さな穴を開け、針状の対象物63によりロックプレー
トのロック状態を解除しようとしても解除することを不
可能とし、識別紙56が破かれたことが明確に分かる構
成としたものである。
【0061】上記第4の実施の形態と同様に図12、図
13に示すようにロックプレート61の形状がレバー型
であったり、図14、図15に示すようにロックプレー
ト62の形状が深い溝型の場合には対象物63を回動運
動させればロックプレート61及びロックプレート62
のロック状態を解除することができてしまう場合があっ
た。
【0062】対象物63を利用した場合には識別紙56
には小さな穴が開くのみなので、識別紙56が破れた状
態であることを明確に確認することができない可能性が
ある。
【0063】そこで第5の実施の形態においては、図2
0、図21に示すようにカバー48の挿入穴59の上方
に突起部66を形成した。この突起部66は対象物63
がロックレバー67に当接して回動運動したときに、対
象物63の一部が当接し、該対象物63の回動量をロッ
クプレート67のロック状態を解除しない量に制限する
ものである。
【0064】これにより図22に示すように対象物63
により小さな穴を開けただけでロックプレート67のロ
ック状態を解除しようとした場合に対象物63の回動量
が制限されるので、ロックプレート67の一端67aが
図21に示す矢印J方向へ回動するときの回動量を制限
させることができ、その結果、ロック部51がラッチ部
52から外れることを防止することができる。
【0065】その他の構成及び施錠方法、解錠方法は上
記第3の実施の形態と同様あるので説明は省略する。
【0066】以上第5の実施の形態においては、対象物
63により識別紙56に小さな穴を開け、ロックプレー
ト67の一端67aを矢印J方向に回動させ矢印L方向
に移動させようとしても識別紙56に小さな穴を開けた
のみでは回動させ移動させることを不可能とし、必ず識
別紙56を上部から下部まで破かないとロックプレート
67のロック状態を解除させることが不可能な構造とし
たので、更に確実に識別紙56を上部から下部まで破い
たことが確認できるようになる。
【0067】第6の実施の形態 次に本発明の第6の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。なお、上記第3の実施の形態と同様な部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図23は
第6の実施の形態の施錠部を示す断面図、図24は第6
の実施の形態のカバーを示す部分正面図、図25、図2
6は第6の実施の形態の施錠部を示す断面図である。
【0068】第6の実施の形態においても識別紙56に
小さな穴を開け、針状の対象物63によりロックプレー
トのロック状態を解除しようとしても解除することを不
可能とし、識別紙56が破かれたことが明確に分かる構
成としたものである。
【0069】上記第4の実施の形態と同様に図12、図
13に示すようにロックプレート61の形状がレバー型
であったり、図14、図15に示すようにロックプレー
ト62の形状が深い溝型の場合には対象物63を回動運
動させればロックプレート61及びロックプレート62
のロック状態を解除することができてしまう場合があっ
た。
【0070】対象物63を利用した場合には識別紙56
には小さな穴が開くのみなので、識別紙56が破れた状
態であることを明確に確認することができない可能性が
ある。
【0071】そこで第6の実施の形態においては、図2
3、図24に示すようにロックプレート68に顎部69
を形成すると共にロックプレート68の一部(鍵53の
挿入の奥行き方向に)に対象物が入り込む穴70を形成
した。顎部69は長穴54内に突出しており、また穴7
0は、対象物63が挿入され、該対象物63が回動運動
したときに、該対象物63の回動量をロックプレート6
8のロック状態を解除しない量に制限する大きさであ
る。これにより図25に示すように対象物63によりロ
ックプレート68のロック状態を解除しようとした場合
に対象物63がロックプレート68の穴70に入り込
み、強引に識別紙56に小さな穴を開けた状態のままロ
ックプレート68を回動させようとすると図26に示す
ようにロックプレート68と対象物63とが交差してい
る部分の作用点から対象物63が変形してしまう。
【0072】なお、ロックプレート68には顎部69が
形成されているので、この顎部69により、ロックプレ
ート68に鍵53を当接させる際の鍵53の鍵先とロッ
クプレート68の一端68aとの掛り量を確保すること
ができ、鍵53が線状移動することを支持することがで
きる。
【0073】その他の構成及び施錠方法、解錠方法は上
記第3の実施の形態と同様あるので説明は省略する。
【0074】以上第6の実施の形態においては、対象物
63により識別紙56に小さな穴を開け、ロックプレー
ト68の一端68aを矢印J方向に回動させて矢印L方
向に移動させようとしても識別紙56に小さな穴を開け
たのみでは回動させ移動させることを不可能とし、また
強引に識別紙56に小さな穴を開けた状態のままロック
プレート68を回動させ移動させようとするとロックプ
レート68と対象物63とが交差している部分の作用点
から対象物63が変形してしまうので、必ず識別紙56
を上部から下部まで破かないとロックプレート68のロ
ック状態を解除させることが不可能となり、更に確実に
識別紙56を上部から下部まで破いたことが確認できる
ようになる。
【0075】第7の実施の形態 次に本発明の第7の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。なお、上記第3の実施の形態と同様な部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図27、
図28は第6の実施の形態の施錠部を示す断面図、図2
9は第7の実施の形態の施錠部を示す断面図、図30は
第7の実施の形態のカバーを示す部分正面図、図31は
第7の実施の形態の施錠部を示す断面図である。
【0076】第7の実施の形態においても識別紙56に
小さな穴を開けただけで、針状の対象物63によりロッ
クプレートのロック状態を解除しようとしても解除する
ことを不可能とし、識別紙56が破かれたことが明確に
分かる構成としたものである。
【0077】上記第6の実施の形態においては、図2
7、図28に示すように対象物63がある角度から長穴
54に挿入されると、材質によっては対象物63が変形
をしながらロックプレート68を図24に示す矢印J方
向に回動させ図28に示す矢印L方向に移動させること
が可能な場合がある。
【0078】そこで第7の実施の形態のロックプレート
71においては、図29、図30に示すように上記第6
の実施の形態に示すロックプレート68に対して更に対
象物63が穴70に挿入できる最大角度θ1以上の角度
θ2を顎部72から下方に向けて備えた傾斜部73を形
成した。すなわち、上記第6の実施の形態に示すロック
プレート68の穴70よりも、本第7の実施の形態に示
すロックプレート71の挿入穴である穴70の方が鍵5
3の挿入の奥行き方向へ徐々に大きくなる形状をしてい
る。
【0079】この穴74は、対象物63が挿入され、該
対象物63が回動運動したときに、小さな穴を開けただ
けでは該対象物63がロックプレート71のロック状態
を解除できない量に制限する大きさである。
【0080】これにより上記第6の実施の形態と同様に
対象物63によりロックプレート71のロック状態を解
除しようとした場合に対象物63はロックプレート71
の穴74に入りロックプレート71を図30に示す矢印
J方向に回動させ図31に示す矢印L方向に移動させよ
うとしても不可能となる。更に第7の実施の形態に示す
ロックプレート71においては、対象物63がある角度
から長穴54に挿入され、小さな穴を開けた状態のまま
ロックプレート71を回動させようとしてもロックプレ
ート71がほとんど動かないというだけではなく図31
に破線で示すようにカバー48と対象物63とが交差し
ている部分の作用点から対象物63が変形してしまう。
【0081】その他の構成及び施錠方法、解錠方法は上
記第6の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0082】以上第7の実施の形態においては、対象物
63により識別紙56に小さな穴を開け、ロックプレー
ト71の一端71aを矢印J方向に回動させ矢印L方向
に移動させようとしても識別紙56に小さな穴を開けた
のみでは回動させ移動させることを不可能とし、また特
定角度から長穴54に挿入された対象物63に対して
も、識別紙56に小さな穴を開けた状態のままロックプ
レート71を回動させようとするとロックプレート71
がほとんど動かないというだけではなく対象物63が変
形してしまう。従って必ず識別紙56を上部から下部ま
で破かないとロックプレート71のロック状態を解除さ
せることが不可能となり、更に確実に識別紙56を上部
から下部まで破いたことが確認できるようになる。
【0083】第8の実施の形態 次に本発明の第8の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。なお、上記第3の実施の形態と同様な部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図32、
図33は第7の実施の形態の施錠部を示す断面図、図3
4は第8の実施の形態の施錠部を示す断面図、図35は
第8の実施の形態のカバーを示す部分正面図、図36は
第8の実施の形態の施錠部を示す断面図である。
【0084】第8の実施の形態においても識別紙56に
小さな穴を開け、針状の対象物63によりロックプレー
トのロック状態を解除しようとしても解除することを不
可能とし、識別紙56が破かれたことが明確に分かる構
成としたものである。
【0085】上記第7の実施の形態においては、図3
2、図33に示すように対象物63がある角度から長穴
54に挿入されると、材質によっては対象物63が変形
をしながらロックプレート71を回動させ図33に示す
矢印L方向に移動させることが可能な場合がある。
【0086】そこで第8の実施の形態のロックプレート
75においては、図34、図35に示すようにロックプ
レート75に鍵53の鍵先とロックプレート75の一端
75aとの掛り量を確保するための顎部77を形成する
と共に、ロックプレート75の後方に向かって挿入穴で
ある穴76を形成した。また第7の実施の形態と同様に
対象物63が穴76に挿入できる最大角度以上の角度θ
2を顎部77から下方に向かって備えた傾斜部79を形
成した。そして穴76に繋がってロックプレート75の
移動方向(矢印L方向)に向かって溝部78を形成し
た。すなわち、上記第7の実施の形態に示すロックプレ
ート71の穴74に繋がって溝部78を形成したもので
ある。そしてこの穴76は、対象物63が挿入されたと
きに、該対象物63がロックプレート75のロック状態
を解除させる方向に接触不可能な大きさである。
【0087】これにより上記第7の実施の形態と同様に
対象物63によりロックプレート75のロック状態を解
除しようとした場合に、対象物63がロックプレート7
5の穴76に入りロックプレート71を図35に示す矢
印J方向に回動させ図34に示す矢印L方向に移動させ
ようとしても対象物63が当接する箇所がないので不可
能となる。更に第8の実施の形態に示すロックプレート
75においては、対象物63がある角度から長穴54に
挿入され、対象物63の先端部が変形し、小さな穴を開
けた状態のままロックプレート75の先端75aを回動
させ移動させようとしても図36に示すように対象物6
3は溝部78に入り込むのみでロックプレート75に当
接せずに貫通してしまう。従ってロックプレート75の
一端75aを矢印J方向に回動させ矢印L方向に移動さ
せることが不可能となる。
【0088】その他の構成及び施錠方法、解錠方法は上
記第7の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0089】以上第8の実施の形態においては、対象物
63により識別紙56に小さな穴を開け、ロックプレー
ト75の一端75aを矢印J方向に回動させ矢印L方向
に移動させようとしても識別紙56に小さな穴を開けた
のみでは回動させ移動させることを不可能とし、必ず識
別紙56を上部から下部まで破かないとロックプレート
75のロック状態を解除させることを不可能としたの
で、更に確実に識別紙56を上部から下部まで破いたこ
とが確認できるようになる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、解
錠操作により解錠の痕跡を残すことが可能となるため厳
格な現金収納庫の管理が可能となる。
【0091】更に、識別紙はカバー部と錠との間に挟ま
れているため、外部から取り出すこと又は挿入すること
は不可能であり、かつ、カバー部に覆われているので、
取扱時に誤って損傷させる可能性を排除できるという効
果がある。
【0092】この識別紙は粘着剤を使用していないの
で、溶剤の使用などを考慮することなく、更に、識別上
の見誤りや外見上での見苦しさもなくなり取扱いが容易
で安価な識別紙を採用できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現金収納庫の外観斜視図である。
【図2】本発明の現金収納庫の要部平面図である。
【図3】本発明の現金収納庫に使用する識別紙を示す説
明図である。
【図4】図2におけるA−A断面矢視図である。
【図5】第2の実施の形態の現金収納庫の要部断面図で
ある。
【図6】第3の実施の形態の現金収納庫の外観斜視図で
ある。
【図7】第3の実施の形態の施錠部を示す斜視図であ
る。
【図8】第3の実施の形態の施錠部を示す斜視図であ
る。
【図9】第3の実施の形態の施錠部を示す斜視図であ
る。
【図10】第3の実施の形態の施錠部を示す斜視図であ
る。
【図11】第3の実施の形態の施錠部を示す斜視図であ
る。
【図12】第3の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図13】第3の実施の形態のカバーを示す部分正面図
である。
【図14】第3の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図15】第3の実施の形態のカバーを示す部分正面図
である。
【図16】第4の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図17】第4の実施の形態のカバーを示す部分正面図
である。
【図18】第4の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図19】第4の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図20】第5の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図21】第5の実施の形態のカバーを示す部分正面図
である。
【図22】第5の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図23】第6の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図24】第6の実施の形態のカバーを示す部分正面図
である。
【図25】第6の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図26】第6の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図27】第6の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図28】第6の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図29】第7の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図30】第7の実施の形態のカバーを示す部分正面図
である。
【図31】第7の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図32】第7の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図33】第7の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図34】第8の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図35】第8の実施の形態のカバーを示す部分正面図
である。
【図36】第8の実施の形態の施錠部を示す断面図であ
る。
【図37】従来の現金収納庫の外観斜視図である。
【符号の説明】 1 現金収納庫 2 施錠部 3 扉 6 識別紙 7 鍵 20 ホルダ 20a,20b 段差部 22 カバー 22a 逃穴 23 錠 23a 鍵穴 30a 凹部 31 カバー 31a ラッチ 34 ロックレバー 41 現金収納庫 42 施錠部 43 扉 46 ベース 48 カバー 49 ロックプレート 54 長穴 56 識別紙 59 挿入穴 64 ロックプレート 65 顎部 66 突起部 67 ロックプレート 68 ロックプレート 69 顎部 70 穴 71 ロックプレート 73 傾斜部 74 穴 75 ロックプレート 76 穴 77 顎部 78 溝部
フロントページの続き (72)発明者 山田 尚浩 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 義則 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 根本 幸広 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 実公 昭45−26392(JP,Y1) 実公 昭35−17500(JP,Y1) 実公 昭31−5400(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00 E05B 39/02,65/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現金が収納可能な箱の一部に設けた第1
    の錠と、該第1の錠を解錠することにより開閉可能とな
    る扉を有する現金収納庫において、上記第1の錠が解錠
    可能に設けられ、上記第1の錠とは対向しない位置に解
    錠部材の挿入を可能とした長穴が形成されたベース部
    と、前記ベース部の上面を塞ぐように設けられ、前記長
    穴に対向する位置に上記解錠部材の挿入を可能にした長
    穴が形成された開閉可能なカバー部と、上記ベース部と
    上記カバー部はロック状態を保持すると共に、上記解錠
    部材が上記ベース部の長穴及び上記カバー部の長穴内を
    線状移動すると、該ロック状態が解除され上記第1の錠
    が解錠可能となる第2の錠と、上記解錠部材が前記第2
    の錠に挿入される挿入路に、上記解錠部材の挿入及び解
    除により破損する部材を設けたことを特徴とする現金収
    納庫。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の現金収納庫において、上
    記第2の錠は、上記ベース部の長穴に突出した状態であ
    って、上記解錠部材が当接し、上記解錠部材が線状方向
    に移動することを支持する顎部が形成されると共に、上
    記顎部の長さは、上記解錠部材以外の部材が当接して回
    動運動したときに、該解錠部材以外の部材の回動量を上
    記ベース部と上記カバー部とのロック状態を解除しない
    量に制限する長さとした現金収納庫。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の現金収納庫において、上
    記カバー部は、上記解錠部材以外の部材が上記第2の錠
    に当接して回動運動したときに、上記解錠部材以外の部
    材の一部が当接し、該解錠部材以外の部材の回動量を上
    記ベース部と上記カバー部とのロック状態を解除しない
    量に制限する突起部が形成された現金収納庫。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の現金収納庫において、上
    記第2の錠は、上記ベース部の長穴内に突出した状態で
    あって、上記解錠部材が当接し、上記解錠部材が線状方
    向に移動することを支持する顎部が形成されると共に、
    上記顎部に繋がって挿入穴が形成され、上記挿入穴は、
    上記解錠部材以外の部材が挿入されて回 動運動したとき
    に、該解錠部材以外の部材の回動量を上記ベース部と上
    記カバー部とのロック状態を解除しない量に制限する大
    きさである現金収納庫。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の現金収納庫において、上
    記第2の錠は、上記ベース部の長穴内に突出した状態で
    あって、上記解錠部材が当接し、上記解錠部材が線状方
    向に移動することを支持する顎部が形成されると共に、
    上記顎部に繋がって挿入穴が形成され、上記挿入穴は、
    上記解錠部以外の部材が挿入されたときに、該解錠部材
    以外の部材が上記第2の錠のロック状態を解除させる方
    向に接触不可能な大きさである現金収納庫。
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