JP3403266B2 - ケーブル用継手 - Google Patents

ケーブル用継手

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JP3403266B2
JP3403266B2 JP32987494A JP32987494A JP3403266B2 JP 3403266 B2 JP3403266 B2 JP 3403266B2 JP 32987494 A JP32987494 A JP 32987494A JP 32987494 A JP32987494 A JP 32987494A JP 3403266 B2 JP3403266 B2 JP 3403266B2
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功 大谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケーブル用継手に関し、
特には産業用ロボットアームなど、かなりに動きの激し
い構造物にケーブルを連結するためのケーブル用継手に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車産業の溶接ロボットに代表される
ように、産業用ロボットアームの動作は極めて急激であ
り、このためこれに連結されるケーブルは繰り返しの曲
げ伸ばしによるかなりの機械疲労を受ける。このため従
来においては、ロボットアームへケーブルを連結する継
手部の周囲にケーブルの保護用のゴムキャップを密着さ
せて或いは一体的に被覆し、ケーブルの曲げ部の補強を
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なアームにおいては複数本のケーブルが一ケ所に密集し
て連結されるためにその動作時に隣り合うケーブルとケ
ーブルとの間でこすれが生じ、これによる損傷、或い
は、ケーブルがゴムキャップと一体的に固定された状態
であるために、ケーブルの曲がりが極端に規制された
り、ケーブルのねじれ等による損傷などの問題を残して
いる。
【0004】本発明は上記点に鑑みてなされたものであ
り、ケーブル相互間の擦れを防止し、且つケーブルのね
じれ等に対しケーブルを自立させることができる継手を
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明は、一端に連結部を有し内部にケーブルを
挿通可能な継手本体と、ケーブルを挿通させ且つ前記継
手本体の他端側と螺合する締付ナットと、締付ナットの
締付により継手本体との間で圧縮されてケーブルを圧接
しそれを保持するパッキンとを有するケーブル用継手に
おいて、前記締付ナットに対し回転可能なスリーブを設
け、該スリーブには接続すべきケーブルの周囲を囲繞す
る網筒状の保護ネットの一端を固定し、更に前記スリー
ブと前記保護ネットの連接部の周囲を覆って弾性の筒状
の保護キャップを設けたことを特徴とする。
【0006】また特には、前記保護キャップは前記保護
ネットおよびケーブルを挿通する中空部を有し、且つ前
記スリーブ側に向かって厚肉となる略円錐状の筒体から
なり、前記スリーブを覆う部分において薄肉の環状の溝
部を有し、該溝部に保護キャップをスリーブ上に締め付
けるための締付バンドが設けられる。最適には、前記保
護キャップはゴムまたは合成樹脂材料からなることを特
徴とする。
【0007】
【作用】このような構成により保護ネットは、隣り合う
ケーブルとのケーブル間のこすれを防止すると共に、ケ
ーブルを自立して、即ち保護ネット、保護キャップと係
わりなく動作可能とする。また、保護キャップはケーブ
ルの動きに対してケーブルの曲げを緩和し、損傷の発生
を防止する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照と
して説明する。図1において符号10は連結すべきケー
ブルを示し、複数のリードを緩衝材を介して束ねその周
囲をゴム等の弾性被覆により覆っている。
【0009】本発明によるケーブル用継手1は、継手本
体2、締付ナット3、パッキン4、スリーブ5、保護ネ
ット6、および保護キャップ7とを有する。
【0010】継手本体2は、金属により作られ且つ全体
的に中空円筒状であって、その内部にケーブル10を挿
通して使用される。継手本体2の一端は、継手本体2を
ロボットアームなどの構造物に連結するための連結部2
aを有しており、図示例では、連結部2aは大径部分の
内面に形成された雌ねじ部からなり、この雌ねじ部を連
結すべき構造物の連結部に形成された雄ねじ部に螺合す
ることにより構造物に対して連結される。継手本体2の
他端は外周面に雄ねじ部を形成した小径の円筒部2bを
有し、この雄ねじ部に締付ナット3が螺着される。円筒
部2bの先端は後述するパッキン4の端面を押さえるよ
うに内側下方を向いた傾斜面を形成している。
【0011】締付ナット3およびスリーブ5は、共に金
属により作られ、相対的に回転自在に且つ抜け落ち不能
に設けられている。図示のようにスリーブ5は軸方向に
伸びた薄肉の筒体からなり、その筒内部を通ってケーブ
ル10が挿通される。スリーブ5の筒体の一部を隙間を
介して覆うように締付ナット3が設けられている。締付
ナット3はその内周面に継手本体2の小径円筒部2bの
雄ねじと螺合する雌ねじを有し、その一端(図中左端)
側が縮径され、一方、スリーブ5は、締付ナット3の縮
径部の内方(図中右側)において半径方向外側に向かっ
て広がっており、これによりスリーブ5の締付ナット3
からの抜け落ちが防止されている。尚、スリーブ5の前
記の広がった端部は後述するパッキン4の端面を押さえ
るように内側下方を向いた傾斜面を形成している。
【0012】パッキング4は、NBR等のゴム材により
作製された適度な弾性を有する筒状体からなり、ケーブ
ル10の外径よりも僅かに大きい内径を有し、図示のよ
うに外面中程が窪んだ鼓形状をなし、その端面は前述し
た継手本体2の端面およびスリーブ5の端面とほぼ相補
する傾斜を有し、それらと密接する。このような形状に
よりパッキン4は継手本体2およびスリーブ5により挟
圧されることにより半径方向内方に突出し、ケーブル1
0の外面に圧接しそれを保持するように作用する。
【0013】保護ネット6は、ステンレス等の金属ワイ
ヤをナイロン等の合成樹脂によりコーティングしたもの
を網筒状に編んで形成した可撓構造を有し、その内径は
ケーブル10を挿通し得るようにケーブル10の外径よ
りも僅かに大きい径を有する。保護ネット6の一端はス
リーブ5上に止めスリーブ8によって固定され、そこよ
りケーブル10を囲繞して伸びている。この保護ネット
6の長さはロボットアームなどの構造物の動きに伴い曲
げられるケーブル10の部分を覆うに十分適した長さを
有する。
【0014】保護キャップ7は、NBR等のゴム材また
は合成樹脂により作製された適度な弾性(例えばゴム硬
度70°)を有し、図示のように、保護ネット6および
ケーブル10を挿通する中空部を有し且つスリーブ5側
に向かって厚肉となる略円錐状の筒体からなる。保護キ
ャップ7の中空部内径はケーブル10の外径よりも大き
く形成され、ケーブル10および保護ネット6の曲がり
等の動作はこの中空部の径および保護キャップ7の弾性
等により規制される。このため、限定されるものではな
いが、保護キャップ7はケーブル10の曲がり部分を覆
うに十分な長さを有することが好ましい。保護キャップ
7はまた、スリーブ5を覆う部分において薄肉の環状の
溝部9を有し、この溝部9に保護キャップ7をスリーブ
5に締め付けるための締付バンド11が設けられてい
る。締付バンド11は図2に示すようにねじ部11aを
締め付けることにより穴付きバンドを締付け、バンドに
より画成されるループを縮径させる構成よりなる。
【0015】このような構成において、ケーブル10を
継手1に連結する場合、まず、継手本体2の接続部2a
を連結すべき構造物に螺合させて固定する。次いで、ケ
ーブル10に保護キャップ7、保護ネット6およびスリ
ーブ5、締付ナット3、パッキン4を順に通し、締付ナ
ット3を継手本体2に螺合させ締め付ける。このとき、
締付ナット3とスリーブ5とは回転自在の関係にあるた
めに、締付ナット3の回転はスリーブ5、従って保護ネ
ット6および保護キャップ7に影響を与えず、同様に接
続すべきケーブル10に不用意なねじれを与えることが
ない。
【0016】このようにして更に締付ナット3を締め付
けると、継手本体2およびスリーブ5の傾斜した端面が
パッキン4の端面を半径方向内方に向かって押圧し、こ
れによりパッキン4は変形してケーブル10の外周面に
圧接し、連接部を密封すると共に、ケーブル10が抜け
落ちないようにそれを保持する。こうした状態において
保護キャップ7をスリーブ5上に被るように装着し、締
付バンド11を締め付けて保護キャップ7をスリーブ5
に固定する。
【0017】
【発明の効果】以上の構成により、本発明によれば、保
護ネットが隣り合うケーブルとの擦れによる損傷を防止
し、また保護キャップがケーブルの激しい動きに対して
「ケーブルの曲げを緩和し損傷の発生を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による管継手の一例を示す一部断面側
面図。
【図2】 本発明による管継手の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ケーブル用継手 2 継手本体 3 締付ナット 4 パッキン 5 スリーブ 6 保護ネット 7 保護キャップ 10 ケーブル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に連結部を有し内部にケーブルを挿
    通可能な継手本体と、ケーブルを挿通させ且つ前記継手
    本体の他端側と螺合する締付ナットと、締付ナットの締
    付により継手本体との間で圧縮されてケーブルを圧接し
    それを保持するパッキンとを有するケーブル用継手にお
    いて、前記締付ナットに対し回転可能なスリーブを設
    け、該スリーブには接続すべきケーブルの周囲を囲繞す
    る網筒状の保護ネットの一端を固定し、更に前記スリー
    ブと前記保護ネットの連接部の周囲を覆って弾性の筒状
    の保護キャップを設けたことを特徴とするケーブル用継
    手。
  2. 【請求項2】 前記保護キャップは前記保護ネットおよ
    びケーブルを挿通する中空部を有し、且つ前記スリーブ
    側に向かって厚肉となる略円錐状の筒体からなり、前記
    スリーブを覆う部分において薄肉の環状の溝部を有し、
    該溝部に保護キャップをスリーブ上に締め付けるための
    締付バンドが設けられることを特徴とする請求項1記載
    のケーブル用継手。
  3. 【請求項3】前記保護キャップがゴムまたは合成樹脂材
    料からなることを特徴とする請求項1または2記載のケ
    ーブル用継手。
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