JP3594153B2 - ケーブル用継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ケーブル用継手に関し、特には産業用ロボットアーム等、かなりに動きの激しい構造物にケーブルを連結するためのケーブル用継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車産業の溶接ロボットに代表されるように、産業用ロボットアームの動作は極めて急激であり、このため、連結されるケーブルは繰り返しの曲げ伸ばしによるかなりの機械疲労を受ける。このため、従来においては、ロボットアームへケーブルを連結する継手部の周囲にケーブル保護用のゴムキャップを設けてケーブルの曲げ部の補強を行っている。
【0003】
保護キャップの取付方法としては、保護キャップの外周面に溝部を設け、締付ナットに保護キャップを嵌合させた後に溝部に沿ってネジ部を有する締付バンドにより締め付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、このようなアームにおいては複数本のケーブルが構造物のケース等に一カ所に密集して連結されコンパクト化されている。このため、ケーブルに保護キャップを装着する場合、ケーブルを継手本体に挿通させ、周知の方法により構造物にケーブルを固定させる。次いで、継手本体の一端に保護キャップを嵌合させ、その上から締付バンドにより保護キャップを締め付けている。このような工程を経てケーブルおよび保護キャップは構造物に対して装着され、取付作業が煩雑となっている。また、締付バンドのネジ部が継手部の最大外径より大きく突出している場合においては、コンパクト化された構造物に取り付けられない場合が生じてしまう。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、複数本のケーブルを隣接して設けることを可能とし、簡単な構成で容易に保護キャップとケーブルとを取付けることが可能なケーブル用継手を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、内部にケーブルを挿通可能な継手本体と、ケーブルを挿通させ且つ前記継手本体の一端側と螺合する締付ナットと、締付ナットの締付により継手本体との間で圧縮されてケーブルを圧接しそれを保持するパッキンと、一端を前記締付ナットに設けた環状の取付部に嵌合され、締付ナット内に導かれるケーブルの周囲を覆う弾性体で筒状の保護キャップと、前記嵌合された保護キャップ部分を囲繞し、かしめによりこれを固定するリング部材とを有することを特徴とする。
【0007】
また、前記保護キャップが前記取付部側から先端側に向かって薄肉となる外形略円錐形状の筒体であり、前記保護キャップの内径と前記締付ナットの内径とがほぼ同一となるように設け、前記取付部の一部に溝を設け、前記取付部に保護キャップを嵌合して前記リング部材を溝に向かってかしめたことを特徴とし、前記パッキンが弾性パッキンであって、この弾性パッキンと前記締付ナットの間に該弾性パッキンより摩擦係数の低い薄厚状のカラーを設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
このような構成において、構造物のケース等に設けた継手本体からケーブルが引き出されている。パッキンと、カラーと、保護キャップをリング部材によりかしめて固定した締付ナットとをこの順番でケーブルに挿通させ、所望する長さに引き出したケーブルの位置で締付ナットを継手本体に対して締め付ける。すると、締付ナットの締付により、締付ナットと継手本体との間に介したパッキンが弾性変形してケーブルを圧接して固定する。このときカラーと締付ナットが摩擦抵抗の低さから空回りしてパッキンが締付方向に変形するのを防止している。また、保護キャップは予め締付ナットにリング部材によりかしめた状態で固定されているため、ケーブルを固定した後に取り付ける必要がない。更に、保護キャップはケーブルの揺動に伴う早期切断を防止する。
【0009】
【実施例】
本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
図1(A)は、本発明のケーブル用継手の正面断面図を示し、図1(B)は、図1(A)の矢印L方向から見た底面図す。ケーブル用継手1は、継手本体2と、締付ナット3と、パッキン4と、カラー5と、保護キャップ6と、リング部材7とを有する。
【0010】
継手本体2は、金属より作られ且つ全体的に中空円筒状であって、その内部にケーブルを挿通して使用される。継手本体2の一端は、継手本体2をロボットアーム等の構造物に連結するための連結部8を有しており、図示例では、連結部8は大径部分の内面に形成された雌ネジ部9からなり、この雌ネジ部9を連結すべき構造物の連結部に形成された雄ネジ部に螺合することにより構造物に対して連結される。継手本体2の他端は外周面に雄ネジ部を形成した小径の円筒部10を有し、この雄ネジ部に締付ナットが螺着される。円筒部10の先端は後述するパッキン4との端面をおさえるように内側下方を向いた傾斜面11を形成している。
【0011】
締付ナット3は、その内周面に継手本体2の小径円筒部10の雄ネジと螺合する雌ネジを一端に有し、他端には、保護キャップ6を後述するリング部材7によりかしめる環状の取付部12が一体成形されており、その一部には環状の溝13が設けられている。締付ナット3の雌ネジの一端は後述するカラー5を保持する保持面14を形成している。
【0012】
パッキン4は、NBR等のゴム材によい作製された適度な弾性を有する筒状体からなり、ケーブルの外形より僅かに大きい内径を有し、図示のように外面中程が窪んだ鼓形状をなす。
【0013】
カラー5はパッキン4の摩擦抵抗より低い樹脂材料からなり、締付ナット3の保持面14とパッキン4との間に位置し、パッキン4側の面はパッキン4との端面をおさえるように内側下方を向いた傾斜面11を形成している。
【0014】
パッキン4の端面は前述した継手本体2の端面およびカラー5の面とほぼ相補する傾斜を有し、それらと密接する。このような形状によりパッキン4は継手本体2と締付ナット3との締付により半径方向内方に向かって弾性変形し、ケーブルの外面に圧接し、それを保持するように作用する。このとき締付ナット3の締付に伴う回転力はカラー5を介すことによりカラー5と締付ナット3の保持面14とがすべり、パッキン4には締付ナット3の締付による回転力が及ばず、パッキン4の弾性変形を半径方向内方のみに限定している。
【0015】
保護キャップ6は、NBR等のゴム材または合成樹脂により作製された適度な弾性(例えばゴム硬度70゜)を有し、図示のように取付部12側から先端側に向かって薄肉となる外形略円錐状の筒体からなる。保護キャップ6の内径はケーブルの外形とほぼ同じに形成され、また、締付ナット3の内径および継手本体2の内径とほぼ同じに形成される。このようにケーブルの外形とほぼ同じに形成されたケーブル用継手1はケーブルの揺動に対して保護キャップの弾性により規制される。このため、限定するものではないが、保護キャップ6はケーブルの曲がり部分を覆うに十分な長さを有することが好ましい。保護キャップ6はまた、取付部12を覆う部分において一定の厚みを有し、後述するリング部材7によりかしめられている。
【0016】
リング部材7は締付ナット3の取付部12の長さより短い金属性の円筒形状をしており、取付部12に保護キャップ6を嵌合してリング部材7をはめ込み、締付ナット3の溝13にリング部材7の一端を均一な圧力により外周から加えて保護キャップ6をかしめる。このかしめにより保護キャップ6は締付ナット3から抜け落ちることがない。
【0017】
このような構成において、ケーブルを継手に連結する場合、まず、継手本体の連結部8を連結すべき構造物に螺合させて固定し、所望する長さのケーブルを引き出しておく。次いで、ケーブルにパッキン4、カラー5、リング部材7によってかしめた保護キャップ6を含む締付ナット3を順に通し、締付ナット3を継手本体2に螺合させて締め付ける。このとき、カラー5と締付ナット3の保持面とが締付ナット3の回転によりすべり、この回転によりケーブルがねじられることがない。こうして、更に締付ナット3を締め付けると、継手本体2およびカラー5の傾斜した端面がパッキン4の端面を半径方向内方に向かって押圧し、これによりパッキン4が弾性変形してケーブルの外周面に圧接し、連接部を密封するとともに、ケーブルが抜け落ちないようにそれを保持する。締付ナット3には保護キャップ6がかしめられて固定されているため、ロボットアーム等の揺動に対するケーブルの曲げを緩和する。
【0018】
【発明の効果】
本発明のケーブル用継手は、保護キャップを締付ナットにかしめて固定し、締付ナットと継手本体との間にパッキンおよびカラーを介すことにより、締付ナットの締付のみで保護キャップの装着とケーブルの構造物への固定が容易に行われる。また、このような構成により、コンパクトなケーブル用継手となっているため、密集して連結することも可能となり、構造物を小型化することができる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明によるケーブル用継手の一例を示す正面断面図。
(B)本発明によるケーブル用継手の一例を示す底面図。
【図2】本発明によるケーブル用継手の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ケーブル用継手
2 継手本体
3 締付ナット
4 パッキン
5 カラー
6 保護キャップ
7 リング部材
8 連結部
9 雌ネジ部
10 円筒部
11 傾斜面
12 取付部
13 溝
14 保持面

Claims (3)

  1. 内部にケーブルを挿通可能な継手本体と、ケーブルを挿通させ且つ前記継手本体の一端側と螺合する締付ナットと、締付ナットの締付により継手本体との間で圧縮されてケーブルを圧接しそれを保持するパッキンと、一端を前記締付ナットに設けた環状の取付部に嵌合され、締付ナット内に導かれるケーブルの周囲を覆う弾性体で筒状の保護キャップと、前記嵌合された保護キャップ部分を囲繞し、かしめによりこれを固定するリング部材とを有することを特徴とするケーブル用継手。
  2. 前記保護キャップが前記取付部側から先端側に向かって薄肉となる外形略円錐形状の筒体であり、前記保護キャップの内径と前記締付ナットの内径とがほぼ同一となるように設け、前記取付部の一部に溝を設け、前記取付部に保護キャップを嵌合して前記リング部材を溝に向かってかしめたことを特徴とする請求項1記載のケーブル用継手。
  3. 前記パッキンが弾性パッキンであって、この弾性パッキンと前記締付ナットの間に該弾性パッキンより摩擦係数の低い薄厚状のカラーを設けたことを特徴とする請求項1または2記載のケーブル用継手。
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