JP3401108B2 - 帯鋸盤及びこの帯鋸盤の使用方法 - Google Patents

帯鋸盤及びこの帯鋸盤の使用方法

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JP3401108B2 JP03383895A JP3383895A JP3401108B2 JP 3401108 B2 JP3401108 B2 JP 3401108B2 JP 03383895 A JP03383895 A JP 03383895A JP 3383895 A JP3383895 A JP 3383895A JP 3401108 B2 JP3401108 B2 JP 3401108B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被切断材に対して切断
加工を行う帯鋸盤及び帯鋸盤の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、一般的な帯鋸盤について簡単に説
明する。
【0003】被切断材を挾持固定するため、基台には左
右一対のバイスジョーを設けると共に、左側のバイスジ
ョーはバイスシリンダの作動により右側のバイスジョー
に接近離反する左右方向へ移動可能である。ここで、左
右一対のバイスジョーの間隔はラック、エンコーダを備
えたピニオン等からなる適宜のバイス間隔検出装置によ
り検出される。
【0004】上記被切断材を切断するため、上記基台に
は所定の走行方向へ走行可能な帯鋸刃を備えた鋸刃ハウ
ジングが設けてあり、この鋸刃ハウジングはハウジング
シリンダの作動により上下方向へ移動可能である。上記
帯鋸刃の一部分を刃先が被切断材に対してほぼ垂直に指
向するように案内支持するため、上記鋸刃ハウジングに
は左右一対の鋸刃ガイドを設けると共に、左側の鋸刃ガ
イドはガイドシリンダの作動により右側の鋸刃ガイドに
接近離反する左右方向へ移動可能である。ここで左右一
対の鋸刃ガイドの間隔は、例えばラック、エンコーダを
備えたピニオン等からなる適宜のガイド間隔検出装置に
より検出される。
【0005】したがって、左右一対のバイスジョーの間
に被切断材を位置せしめた後に、左側のバイスジョーを
バイスシリンダの作動によりバイスジョーに接近する右
方向へ移動させて、左右一対のバイスジョーにより被切
断材を挾持固定する。このとき、バイス間隔検出装置に
より左右一対のバイスジョーの間隔、換言すれば被切断
材の幅が検出される。次に、ガイドシリンダを制御して
左側の鋸刃ガイドを右側の鋸刃ガイドに接近する右方向
へ移動させて、ガイド間隔検出装置により被切断材の幅
に対応した間隔が検出されるように、左右一対の鋸刃ガ
イドの間隔を調節する。そして、帯鋸刃を高速度で所定
の走行方向へ走行させると共に、前記鋸刃ハウジングを
下方向へ移動させることにより、上記帯鋸刃により被切
断材に対して切断加工を行うものである。
【0006】しかし、一般的な帯鋸盤において、左右一
対の鋸刃ガイドの間隔を被切断材の幅に対応した間隔に
調節するため、帯鋸盤はバイス間隔検出装置及びガイド
間隔検出装置を備える必要があり、帯鋸盤の構成が複雑
化するという問題があった。
【0007】そこで、バイス間隔検出装置及びガイド間
隔検出装置を省略して、左右一対の鋸刃ガイドの間隔を
被切断材の幅に対応した間隔に調節することを可能にし
た帯鋸盤として特公平1−12606号公報に示すもの
がある。
【0008】特公平1−12606号公報に示す帯鋸盤
は、左側(一方)のバイスジョーにガイドバーを立設
し、左右方向へ移動自在な左側(一方)の鋸刃ガイドに
このガイドバーを左右方向から挾持する複数の挾持ロー
ラを設けたことを要部としている。ここで、挾持ローラ
はガイドバーに対して上下方向へ移動可能である。
【0009】したがって、バイスシリンダの作動により
左側のバイスジョーを右側(他方)のバイスジョーに接
近する右方向へ移動させて、左右一対のバイスジョーに
より被切断材を挾持する。これによって、左側の鋸刃ガ
イドを左方向(水平方向)へ一体的に移動させることが
でき、左右一対の鋸刃ガイドの間隔を被切断材の幅に対
応した間隔に調節することができる。そして、帯鋸刃を
走行させた状態の下で、挾持ローラをガイドバーにより
下方向へ案内せしめつつ、鋸刃ハウジングを下方向へ移
動させることにより被切断材に対して所望の切断加工を
行うものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとき特公平1
−12606号公報に示す帯鋸盤においては、一対の鋸
刃ガイドを被切断材の幅に対応した間隔に調整するた
め、少くとも2個以上の挟持ローラを必要とし、構成要
素の増加に伴って、帯鋸盤の構成が複雑化するという問
題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点を解決するため、本発明においては、第1の手段とし
て、被切断材を挾持固定するため、基台に一対のバイス
ジョーを設けると共に、一方のバイスジョーを他方のバ
イスジョーに接近離反する方向へ移動可能に構成し、上
記被切断材を切断するため、上記基台に上下方向へ移動
(揺動も含む)可能な鋸刃ハウジングを設けると共に、
この鋸刃ハウジングに所定の走行方向へ走行可能なエン
ドレス状の帯鋸刃を備え、上記帯鋸刃の一部分を刃先が
被切断材に対してほぼ垂直に指向するように案内支持す
るため、上記鋸刃ハウジングに一対の鋸刃ガイドを設け
ると共に、一方の鋸刃ガイドを他方の鋸刃ガイドに接近
離反する方向へ移動自在に構成し、かつ各鋸刃ガイドに
帯鋸刃の胴部を挾圧支持する開閉可能な一対の鋸刃イン
サートをそれぞれ備えてなる帯鋸盤であって、一対の鋸
刃ガイドの間隔を被切断材の幅に対応した間隔に調節す
るため、上記一方のバイスジョーにガイドバーを立設す
ると共に、上記一方の鋸刃ガイドに上記所定の走行方向
の上流側からこのガイドバーに突当て可能な突当て部材
を設け、かつ上記鋸刃ハウジングを下方向へ移動させる
ときにこの突当て部材をガイドバーの側面に下方向へ転
動可能又は摺動可能に構成し、上記一方の鋸刃ガイドに
おける一対の鋸刃インサートを閉じた状態の下で、帯鋸
刃を所定の走行方向へ走行させると、一方の鋸刃ガイド
における一対の鋸刃インサートと帯鋸刃の胴部との摩擦
力により一方の鋸刃ガイドを他方の鋸刃ガイドに接近す
る方向へ移動させて、上記突当て部材を上記ガイドバー
に突当てるように構成してなることを特徴とする。
【0012】第2の手段として、第1の手段からなる帯
鋸盤の使用方法であって、以下の工程を備えてなること
を特徴とする。
【0013】(i)一対のバイスジョーの間に被切断材
を位置せしめた後に、一方の鋸刃ガイドにおける一対の
鋸刃インサートを閉じた状態の下で、一方のバイスジョ
ーを他方のバイスジョーに接近する方向へ移動させて、
一対のバイスジョーにより被切断材を挾持固定する工
程。
【0014】(ii)(i)工程の終了した後に、一方の鋸
刃ガイドにおける一対の鋸刃インサートを閉じた状態の
下で、帯鋸刃を低速度で所定の走行方向へ走行させるこ
とにより、一方の鋸刃ガイドにおける一対の鋸刃インサ
ートと帯鋸刃の摩擦力により一方の鋸刃ガイドを他方の
鋸刃ガイドに接近する方向へ移動させて、前記突当て部
材を前記ガイドバーに突当てる工程。
【0015】(iii) 上記(ii)工程の終了した後に、帯鋸
刃を高速度で所定の走行方向へ走行させると共に、前記
鋸刃ハウジングを下方向へ移動させることにより、上記
帯鋸刃により被切断材に対して切断加工を行う工程。
【0016】第3の手段として、第2の手段の構成要件
の他に、前記帯鋸刃により被切断材に対して切断加工を
行った後に、一方の鋸刃ガイドにおける一対の鋸刃イン
サートを開いた状態にして、一方のバイスジョーと一体
的に前記ガイドバーを他方のバイスジョーに離反する方
向へ移動させることにより、前記突当て部材をこの離反
する方向へ移動させて、一方の鋸刃ガイドを他方の鋸刃
ガイドに離反する方向へ移動させる工程を、備えてなる
ことを特徴とする。
【0017】
【作用】前記の構成の下で、一対のバイスジョーの間に
被切断材を位置せしめた後に、一方の鋸刃ガイドにおけ
る一対の鋸刃インサートを閉じた状態の下で、一方のバ
イスジョーを他方のバイスジョーに接近する方向へ移動
させて、一対のバイスジョーにより被切断材を挾持固定
する。
【0018】次に、一方の鋸刃ガイドにおける一対の鋸
刃インサートを閉じた状態の下で、帯鋸刃を低速度で所
定の走行方向へ走行させることにより、一方の鋸刃ガイ
ドにおける一対の鋸刃インサートと帯鋸刃の摩擦力によ
り一方の鋸刃ガイドを他方の鋸刃ガイドに接近する方向
へ移動させて、前記突当て部材を所定の走行方向の上流
側から前記ガイドバーに突当てる。これによって、一方
の鋸刃ガイドと一方のバイスジョーに対応させて上記離
反する方向へ移動させて、一対の鋸刃ガイドの間隔を被
切断材の幅に対応した間隔に調節することができる。
【0019】そして、帯鋸刃を高速度で所定の走行方向
へ走行させると共に、前記鋸刃ハウジングを下方向へ移
動させることにより、上記帯鋸刃により被切断材に対し
て切断加工を行う。帯鋸刃により被切断材に対して切断
加工を行った後に、一方の鋸刃ガイドにおける一対の鋸
刃インサートを開いた状態にして、一方のバイスジョー
と一体的に前記ガイドバーを他方のバイスジョーに離反
する方向へ移動させる。これによって、突当て部材をこ
の離反する方向へ移動させて、一方の鋸刃ガイドを他方
の鋸刃ガイドに離反する方向へ移動させることができ
る。
【0020】
【実施例】以下、本実施例に基づいて図面を参照して説
明する。
【0021】図1、図2を参照するに、本実施例に係る
帯鋸盤1は箱形の基台3をベースにしている。この基台
3に支持された被切断材(例えばH型鋼材)Wを挾持固
定するため、基台3には左右(図1、図2において左
右)一対のバイスジョー5,7が設けてあり、左側(一
方)のバイスジョー5はバイスシリンダ9の作動により
右側(他方)のバイスジョー7に接近離反する左右方向
へ移動可能に構成してある。
【0022】上記被切断材Wを切断するため、上記基台
3には鋸刃ハウジング11がヒンジシャフト13を介し
て上下方向へ揺動(移動の一例)可能に設けてあると共
に、この鋸刃ハウジング11は所定の走行方向へ走行可
能なエンドレス状の帯鋸刃15を一対のホイール17,
19を介して備えている。ここで上記鋸刃ハウジング1
1はハウジングシリンダ21の作動により上下方向へ揺
動可能である。なお、鋸刃ハウジング11は上下方向へ
揺動可能に構成する他に、上下方向へ直線移動可能に構
成しても差し支えない。
【0023】上記帯鋸刃15の一部分を刃先が被切断材
Wに対してほぼ垂直に指向するように案内支持するた
め、上記鋸刃ハウジング11には一対の鋸刃ガイド2
3,25を設けてあると共に、左側の鋸刃ガイド23は
ガイド部材26を介して右側の鋸刃ガイド25に接近離
反する左右方向へ移動自在に構成してある。更に各鋸刃
ガイド23,25は帯鋸刃15の胴部を挾圧支持する一
対の鋸刃インサート27,29をそれぞれ備えており、
各一対の鋸刃インサート27,29は開閉シリンダ31
の作動により開閉可能である。
【0024】左右一対の鋸刃ガイド23,25の間隔を
被切断材Wの幅に対応した間隔に調節するため、左側の
バイスジョー5にはガイドバー33が立設してあると共
に、左側の鋸刃ガイド23には上記所定の走行方向の上
流側(左方側)からこのガイドバー33に突当て可能な
突当てローラ(突当て部材の一例)35が回転自在に設
けてある。ここで、上記鋸刃ハウジング11を下方向へ
揺動させるときに、この突当てローラ35はガイドバー
33の側面に下方向へ転動可能(又は摺動可能)に構成
してある。
【0025】ここで、左側の鋸刃ガイド23における一
対の鋸刃インサート27,29を閉じた状態の下で、帯
鋸刃15を所定の走行方向へ走行させると、左側の鋸刃
ガイド23における一対の鋸刃インサート27,29と
帯鋸刃15の胴部との摩擦力により左側の鋸刃ガイド2
3を右側の鋸刃ガイド25に対して接近する右方向へ移
動させて、上記突当てローラ35を上記ガイドバー33
に突当てるように構成してある。
【0026】次に、帯鋸盤1の使用方法について説明す
る。
【0027】左右一対のバイスジョー5,7の間に被切
断材Wを位置せしめた後に、バイスシリンダ9の作動に
より左側のバイスジョー5を右側のバイスジョー7に対
して接近する右方向へ移動させて、左右一対のバイスジ
ョー5,7により被切断材Wを挾持固定する。
【0028】次に、左側の鋸刃ガイド23における一対
の鋸刃インサート27,29を閉じた状態の下で、帯鋸
刃15を低速度で所定の走行方向へ走行させることによ
り、左側の鋸刃ガイド23における一対の鋸刃インサー
ト27,29と帯鋸刃15の摩擦力により左側の鋸刃ガ
イド23を右側の鋸刃ガイド25に接近する右方向へ移
動させて、突当てローラ35を左方側からガイドバー3
3に突当てる。これによって、左側の鋸刃ガイド25を
左側のバイスジョー5に対応させて、一対の鋸刃ガイド
23,25の間隔を被切断材Wの幅に対応した間隔に調
節することができる。
【0029】そして、帯鋸刃15を高速度で所定の走行
方向へ走行させると共に、ハウジングシリンダ21の作
動により鋸刃ハウジング11を下方向へ揺動させる。こ
れによって上記帯鋸刃15により被切断材Wに対して切
断加工を行うことができる。
【0030】帯鋸刃15により被切断材Wに対して切断
加工を行った後に、左側の鋸刃ガイド23における一対
の鋸刃インサート27,29を開いた状態にして、バイ
スシリンダ9の作動により左側のバイスジョー5と一体
的にガイドバー33を右側のバイスジョー7に離反する
左方向へ移動させる。これによって、突当てローラ35
を左方向へ移動させて、左側の鋸刃ガイド23を右側の
鋸刃ガイド25に離反する左方向へ移動させることがで
きる。
【0031】以上のごとき本実施例の発明によれば、突
当てローラ35の数を少なくして帯鋸盤1全体の構成を
簡略化しても、左側の鋸刃ガイド23を左側のバイスジ
ョー5に対応させて左側のバイスジョー7に接近する方
向へ移動させて、左右一対の鋸刃ガイド23,25を被
切断材Wの幅に対応した間隔に容易に調節することがで
きる。
【0032】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、本発明によれば、突当てローラの数を少な
くして帯鋸盤全体の構成を簡略化しても、一方の鋸刃ガ
イドを一方のバイスジョーに対応させて他方のバイスジ
ョーに接近する方向へ移動させて、一対の鋸刃ガイドを
被切断材の幅に対応した間隔に容易に調節することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の帯鋸盤の概略的な正面図である。
【図2】上記帯鋸盤の概略的な平面図である。
【符号の説明】
1 帯鋸盤 3 基台 5,7 バイスジョー 11 鋸刃ハウジング 15 帯鋸刃 23,25 鋸刃ガイド 27,29 鋸刃インサート 33 ガイドバー 35 当接ローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断材を挾持固定するため、基台に一
    対のバイスジョーを設けると共に、一方のバイスジョー
    を他方のバイスジョーに接近離反する方向へ移動可能に
    構成し、上記被切断材を切断するため、上記基台に上下
    方向へ移動可能な鋸刃ハウジングを設けると共に、この
    鋸刃ハウジングに所定の走行方向へ走行可能なエンドレ
    ス状の帯鋸刃を備え、上記帯鋸刃の一部分を刃先が被切
    断材に対してほぼ垂直に指向するように案内支持するた
    め、上記鋸刃ハウジングに一対の鋸刃ガイドを設けると
    共に、一方の鋸刃ガイドを他方の鋸刃ガイドに接近離反
    する方向へ移動自在に構成し、かつ各鋸刃ガイドに帯鋸
    刃の胴部を挾圧支持する開閉可能な一対の鋸刃インサー
    トをそれぞれ備えてなる帯鋸盤であって、 一対の鋸刃ガイドの間隔を被切断材の幅に対応した間隔
    に調節するため、上記一方のバイスジョーにガイドバー
    を立設すると共に、上記一方の鋸刃ガイドに上記所定の
    走行方向の上流側からこのガイドバーに突当て可能な突
    当て部材を設け、かつ上記鋸刃ハウジングを下方向へ揺
    動させるときにこの突当て部材をガイドバーの側面に下
    方向へ転動可能又は移動可能に構成し、 上記一方の鋸刃ガイドにおける一対の鋸刃インサートを
    閉じた状態の下で、帯鋸刃を所定の走行方向へ走行させ
    ると、一方の鋸刃ガイドにおける一対の鋸刃インサート
    と帯鋸刃の胴部との摩擦力により一方の鋸刃ガイドを他
    方の鋸刃ガイドに接近する方向へ移動させて、上記突当
    て部材を上記ガイドバーに突当てるように構成してなる
    ことを特徴とする帯鋸盤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の帯鋸盤の使用方法であ
    って、以下の工程を備えてなることを特徴とする。 (i)一対のバイスジョーの間に被切断材を位置せしめ
    た後に、一方の鋸刃ガイドにおける一対の鋸刃インサー
    トを閉じた状態の下で、一方のバイスジョーを他方のバ
    イスジョーに接近する方向へ移動させて、一対のバイス
    ジョーにより被切断材を挾持固定する工程。 (ii)(i)工程の終了した後に、一方の鋸刃ガイドにお
    ける一対の鋸刃インサートを閉じた状態の下で、帯鋸刃
    を低速度で所定の走行方向へ走行させることにより、一
    方の鋸刃ガイドにおける一対の鋸刃インサートと帯鋸刃
    の摩擦力により一方の鋸刃ガイドを他方の鋸刃ガイドに
    接近する方向へ移動させて、前記突当て部材を前記ガイ
    ドバーに突当てる工程。 (iii) 上記(ii)工程の終了した後に、帯鋸刃を高速度で
    所定の走行方向へ走行させると共に、前記鋸刃ハウジン
    グを下方向へ移動させることにより、上記帯鋸刃により
    被切断材に対して切断加工を行う工程。
  3. 【請求項3】 前記帯鋸刃により被切断材に対して切断
    加工を行った後に、一方の鋸刃ガイドにおける一対の鋸
    刃インサートを開いた状態にして、一方のバイスジョー
    と一体的に前記ガイドバーを他方のバイスジョーに離反
    する方向へ移動させることにより、前記突当て部材をこ
    の離反する方向へ移動させて、一方の鋸刃ガイドを他方
    の鋸刃ガイドに離反する方向へ移動させる工程を、備え
    てなることを特徴とする請求項2に記載の帯鋸盤の使用
    方法。
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