JP3401029B2 - 改良されたマイクロカプセル - Google Patents

改良されたマイクロカプセル

Info

Publication number
JP3401029B2
JP3401029B2 JP18472292A JP18472292A JP3401029B2 JP 3401029 B2 JP3401029 B2 JP 3401029B2 JP 18472292 A JP18472292 A JP 18472292A JP 18472292 A JP18472292 A JP 18472292A JP 3401029 B2 JP3401029 B2 JP 3401029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microcapsule
parts
microcapsules
fine particles
dispersion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18472292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06361A (ja
Inventor
朗 平澤
徹 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Forms Co Ltd
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP18472292A priority Critical patent/JP3401029B2/ja
Publication of JPH06361A publication Critical patent/JPH06361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3401029B2 publication Critical patent/JP3401029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改良されたマイクロカ
プセルに関するものであり、更に詳しくは、分散性が良
く、且つ樹脂中への溶融練り込み、あるいは焼き付け塗
装など高熱処理される用途に使用されても、内包芯物質
やマイクロカプセル壁材料が劣化せず、目的とする機能
を発揮することができる改良されたマイクロカプセルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、色素、香料、医薬品、溶剤、酵素
などの有機物、無機物、微生物、生物など、あるいはこ
れらの混合物からなる芯材料を、ポリエステル樹脂、ポ
リアミド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン
樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂などの
高分子化合物にて、界面重合法、相分離析出法、オリフ
ィス法、in-situ 法などと称される公知のマイクロカプ
セル化法により内包被覆したマイクロカプセルが知られ
ており、広く用いられている。然し、これらのマイクロ
カプセルを塗料、接着剤、樹脂などに混合して使用する
時に高温の加熱処理工程がある場合は、マイクロカプセ
ルを内包被覆する高分子や上記の芯材料が熱劣化した
り、可塑剤などの低分子物質が芯材料中に侵入して芯材
が劣化したりたりするため、これらのマイクロカプセル
は目的とする機能を発揮することができなくなる欠点が
あった。この問題を解決するために、マイクロカプセル
調製時に、芯材料を一旦上記高分子化合物にて被覆した
後、更にその上に別の高分子化合物で被覆し2重カプセ
ルとする方法が提案されているが(特開昭62−206
082号公報)、操作が煩雑になり、コストアップにな
るという問題を有している。本発明者らは先にマイクロ
カプセル壁表面が耐熱性を有する微粒子に被われている
耐熱性の向上したマイクロカプセルを提案した(特許出
願番号平4−91485号の明細書に記載のもの)が、
分散性や耐熱性を更に改良することが求められている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記問題点に鑑み鋭
意検討した結果、芯物質を内包するマイクロカプセルの
壁表面を該微粒子や、水溶性又は水分散性を有するシリ
コーンオイルにより被うことにより、下記の特徴を有す
る改良されたマイクロカプセルを得ることができること
を見いだして本発明を成すに至った。 1)マイクロカプセル化方法に関係なく耐熱性を向上さ
せることができる、 2)製造することも簡単であり、使用する材料も安価な
のでコスト的にメリットがある、 3)樹脂、塗料、接着剤などへの分散性も向上させるこ
とができる(マイクロカプセル粉体の流動性も改善され
る)、 4)マイクロカプセルの性能が阻害されない、 5)マイクロカプセルへのダメージ(壁材の劣化)が全
くない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、芯物質とその芯物質を内包する壁物質よりなるマイ
クロカプセルにおいて、マイクロカプセル壁表面が耐熱
性を有する微粒子、及び水溶性又は水分散性を有するシ
リコーンオイルに覆われていることを特徴とする改良さ
れたマイクロカプセルである。
【0005】本発明の請求項2の発明は、耐熱性を有す
る微粒子が無機物質よりなることを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載の改良されたマイクロカプセルであ
る。
【0006】本発明の請求項3の発明は、耐熱性を有す
る無機物質の微粒子がシリカ微粒子よりなることを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載の改良されたマイク
ロカプセルである。
【0007】以下本発明を詳述する。本発明で使用する
芯物質は色素、香料、医薬品、溶剤、微生物、酵素など
の有機物、無機物、生物など、あるいはこれらの混合物
からなる芯物質のいずれでもよく、特に限定されるもの
ではない。本発明のマイクロカプセルはマイクロカプセ
ル本来の性能を損なうことなく分散性や耐熱性などが改
善されるので、従来使用できなかった耐熱性の劣る芯物
質でも使用することができる。
【0008】本発明で使用する壁材を形成する高分子化
合物は、上記のようなポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、メラ
ミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂などの高分子化合
物など、あるいはこれらの混合物からなる高分子などい
ずれでもよく、特に限定されるものではない。
【0009】本発明で使用するマイクロカプセル化法
は、界面重合法、相分離析出法、オリフィス法、in-sit
u 法などと称される公知のマイクロカプセル化法などい
ずれでもよく、特に限定されるものではない。
【0010】本発明で使用する耐熱性を有する微粒子は
無機物質、有機物質など、あるいはこれらの混合物など
いずれでもよく、特に限定されるものではない。該微粒
子の粒径、粒径分布なども特に限定されないが、粒径は
マイクロカプセルの二次粒子径の1/100以下であ
り、粒径分布の狭いものが好ましい。耐熱性を有する無
機微粒子としては、例えば、アルミナ、酸化チタン、マ
グネシウム微粉末、ケイ酸(ホワイトカーボン)、ケイ
酸アルミン酸マグネシウム、ニッケル微粉末、極微細炭
酸カルシウム、超微粒子状無水シリカ、人工ポソーム
粒子、ウオッチングレッド、紺青などを挙げることがで
きるがこの限りではない。また、耐熱性を有する有機微
粒子としては、銅フタロシアニングリーンや銅フタロシ
アニンブルーなどの有機顔料も耐熱性微粒子として上げ
ることができる。
【0011】本発明で使用するシリコーンオイルは水溶
性又は水分散性を有するシリコーンオイルであり、具体
的には水溶性シリコーンオイルとしては、アルコール変
性型、エポキシ・ポリエーテル変性型、ポリエーテル変
性型などを挙げることができ、また水分散性を有するシ
リコーンオイルとしては、具体的には自己乳化型と呼ば
れ水に添加するとO/W型エマルジョンになるもの、乳
化剤を使用するとO/W型エマルジョンになるものなど
を挙げることができる。
【0012】芯物質を内包するマイクロカプセルを含む
分散液の連続液相中に耐熱性を有する微粒子、及び/又
は水溶性又は水分散性を有するシリコーンオイルを分散
または溶解し、該連続液相を乾燥させることによりマイ
クロカプセル壁表面を該微粒子や該シリコーンオイルに
より覆われたマイクロカプセルを製造することができ
る。この方法によれば、乾燥させる際、連続相中にあら
かじめ分散した微粒子や該シリコーンオイルは乾燥する
ことによりマイクロカプセル壁表面に強固に付着する。
また、連続液相中にあらかじめ分散させた該微粒子や該
シリコーンオイルをマイクロカプセル壁表面上により強
固に付着させるため、他の特性を損なわない範囲でバイ
ンダー成分を適宜使用することができる。
【0013】表面に強固に付着した該微粒子あるいは該
微粒子層や、該シリコーンオイルは優れた耐熱性、バリ
ヤー性、表面特性などを有するので芯物質や壁材を保護
することになり、その結果耐熱性や分散性などを向上し
たマイクロカプセルをうることができるものと考えられ
るが、マイクロカプセルの耐熱性や分散性などを向上で
きた理由はこれに限定されるものではない。該微粒子で
覆われたマイクロカプセルは該微粒子で覆われていない
マイクロカプセルに比較してマイクロカプセル自体の分
散性や樹脂や塗料などへの分散性も改良されるが、該微
粒子と該シリコーンオイルで覆われたマイクロカプセ
ル、或は該シリコーンオイルだけで覆われたマイクロカ
プセルは更に上記の分散性が改良されたマイクロカプセ
ルとなる。
【0014】本発明のマイクロカプセルと該微粒子の付
着割合は、マイクロカプセルに対し重量部比で3%〜2
00%である。好ましくは10%〜100%、更に好ま
しくは30%〜50%の範囲である。3%より少ないと
耐熱性や分散性改良の効果はなく、200%以上ではマ
イクロカプセルを含まない粒子ができる確立が高くな
り、耐熱性微粒子が無駄に使用されることとなるので好
ましくない。
【0015】本発明のマイクロカプセルと該シリコーン
オイルの付着割合は、マイクロカプセルに対し重量部比
で3%〜200%である。好ましくは5%〜50%、更
に好ましくは5%〜30%の範囲であり、特に好ましく
は5%〜10%の範囲である。3%より少ないと耐熱性
や分散性改良の効果はなく、200%以上ではマイクロ
カプセルの表面にでるシリコーン被膜がベタつき、流動
性を持つ粒子とならならなくなり、充分な効果が期待で
きなくなるので好ましくない。
【0016】本発明において該微粒子と該シリコーンオ
イルの割合は特に限定されるものではないが、好ましく
は重量比で、1:40〜40:1、更に好ましくは1:
10〜10:1、特に好ましくは1:5〜5:1であ
り、この比を越えるとそれぞれを単独で使用した場合と
の差が少なくなる。然し耐熱性の改良程度を低くして、
分散性や流動性を求める場合は該シリコーンオイルの割
合を更に増加させたり、該シリコーンオイルのみとして
も差し支えない。
【0017】
【作用】マイクロカプセル分散液を乾燥させ、粉体のマ
イクロカプセルを得る場合、あらかじめ連続相中に耐熱
性微粒子、水溶性又は水分散性を有するシリコーンオイ
ルを分散させておき、連続相を乾燥させることなどによ
りマイクロカプセル粒子表面に耐熱微粒子、該シリコー
ンオイルを強固に付着させることによって、マイクロカ
プセルに耐熱性や流動性、分散性を付与することができ
る。表面に強固に付着した該微粒子あるいは該微粒子
層、該シリコーンオイルは耐熱性、バリヤー性を有する
ので芯物質や壁材を保護することになるものと考えられ
る。
【0018】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。 参考例1 着色材Aの調整 クリスタルバイオレットラクトン(CVL)7.5部と
ビスフェノールA7.5部、それにミリスチルアルコー
ル185部を加熱溶解し、着色材Aを調整する。 マイクロカプセルAの調整 スチレン無水マレイン酸共重合体(商品名:Scrip
set−520/モンサント社製)を少量の水酸化ナト
リウムと共に溶解し、5wt%、PH4.6に調整した
水溶液300部中に着色材A200部を乳化・分散し、
平均粒径4μmの乳化物を得た。次いでこの分散液に、
33,6部の37%ホルムアルデヒド水溶液(ホルマリ
ン)に20部のメラミンを加え、水酸化ナトリウム水溶
液でPH9.5に調整した後、15分で80℃まで加熱
溶解したメラミン−ホルマリンプレポリマーを攪拌しな
がら添加し、系の温度を80℃まで加温し、2時間保温
した後、放冷してマイクロカプセル分散液Aを得た。こ
のマイクロカプセルをワイヤーバーにて上質紙に7g/
2 になるように塗工した用紙は、20℃の雰囲気中で
は青色に完全に発色しており、40℃では青色は消色
し、示温材マイクロカプセルで有ることが確認された。
【0019】比較例1 マイクロカプセル分散液Aの固形分率を30wt%に調
整し、スプレードライヤーにて噴霧乾燥させ2次粒子径
30μmのマイクロカプセル粉体を得た。この粉体は2
0℃の雰囲気中では完全に青色発色しており、40℃の
雰囲気中では青色は消色し、示温材マイクロカプセル粉
体で有り、噴霧乾燥では機能が損なわれていないことが
確認された。この粉体100部をポリプロピレン生レジ
ン900部へ230℃−3分の条件で混練・分散させ、
厚さ3mmの板状成形品を得た。この成形品は、20℃
の雰囲気中では青色に発色はするが青色は薄く退色が起
こっており、40℃の雰囲気中では青色が完全には消え
ず、また分散状態も不良で肉眼でもマイクロカプセル粒
子の存在が確認出来た。この成形品では実用に耐えかね
ないものだった。
【0020】比較例2 マイクロカプセル分散液Aの固形分100部に対し、シ
リカ(SiO2 )微粒子(商品名:CAB−O−SPE
RSE II/CABOT社製)を固形分として30部加
え、全分散液の固形分率を30%に調整した後、比較例
1同様の方法で噴霧乾燥、成形し、ポリプロピレン板状
成形品を得た。この成形品は20℃の雰囲気中ではやや
薄く青色発色しており、40℃の雰囲気中では完全に白
色に消色したが、実用上は問題なく、肉眼にてマイクロ
カプセル粒子を確認することは出来なかったが、ルーペ
にて観察したところでは二次凝集したマイクロカプセル
があることが判った。樹脂へのマイクロカプセル二次粒
子の分散状態は実用上問題ない範囲であったが、二次粒
子の一次粒子化に関しては不十分なものであった。
【0021】比較例3 マイクロカプセル分散液Aの固形分100部に対し、シ
リコーンオイル(商品名:SH3746/東レダウコー
ニング・シリコーン社製)を30部加え、全分散液の固
形分率を30%に調整した後、比較例1同様の方法で噴
霧乾燥、成形し、ポリプロピレン板状成形品を得た。こ
の成形品は20℃の雰囲気中ではやや薄く青色発色して
おり、40℃の雰囲気中では完全に白色に消色してい
た。また、肉眼にてマイクロカプセル粒子を確認するこ
とも出来ず、ルーペでの観察でも二次凝集したマイクロ
カプセルは観察できなかった。この分散状態は、比較例
2に対して二次凝集粒子の樹脂中での分散(二次粒子の
一次粒子化)の点に関しては、一次粒子化が必要とされ
る場合に実用上問題のないものであった。
【0022】実施例 マイクロカプセル分散液Aの固形分100部に対し、シ
リカ(SiO2 )微粒子(商品名:CAB−O−SPE
RSE II/CABOT社製)を固形分として30部加
え、更にシリコーンオイル(商品名:SH3746/東
レダウコーニング・シリコーン社製)を30部加え、全
分散液の固形分率を30%に調整した後、比較例1同様
の方法で噴霧乾燥、成形し、ポリプロピレン板状成形品
を得た。この成形品は20℃の雰囲気中では完全に青色
発色しており、40℃の雰囲気中では完全に白色に消色
していた。また、分散に関しても、肉眼、ルーペでの観
察において特にマイクロカプセル粒子を確認することは
出来なかったので、樹脂への二次粒子の分散および二次
粒子の一次粒子化については特に好ましく、双方とも充
分に良好な性能を持つものであった。
【0023】比較例4 比較例3 で使用したSH3746を10部とした以外は
同様の操作を行った。得られた成形品は分散状態も良
く、20℃の雰囲気中では完全に青色発色しており、4
0℃の雰囲気中では完全に白色に消色した。
【0024】実施例 実施例で使用したSH3746を10部とした以外は
同様の操作を行った。得られた成形品は分散状態も良
く、20℃の雰囲気中では完全に青色発色しており、4
0℃の雰囲気中では完全に白色に消色した。
【0025】比較例5〜8、実施例3〜6 シリカ微粒子およびシリコーンオイルを変えて行った結
果を表1に示す。なお、分散性の評価に関しては、1)
不十分なもの・・・×、2)実用上問題のないもの・・
・○、3)充分良好な状態のもの・・・◎とする。
【0026】
【表1】
【0027】参考例2 着色材Bの調整 PDS・HR(新日曹化学社製 フルオラン系赤色色
素)28.5部とビスフェノールA28.5部、それに
ステアリン酸ブチル143部を加熱溶解し、着色材Bを
調整する。 マイクロカプセルBの調整 スチレン無水マレイン酸共重合体(商品名:Scrip
set−520/モンサント社製)を少量の水酸化ナト
リウムと共に溶解し、5wt%、PH4.3に調整した
水溶液300部に中に着色材A200部を乳化・分散
し、平均粒径4.5μmの乳化物を得た。次いでこの分
散液に、51.5部の37%ホルムアルデヒド水溶液
(ホルマリン)に20部のメラミンを加え、水酸化ナト
リウム水溶液でPH9.5に調整した後15分で80℃
まで加熱溶解したメラミン−ホルマリンポリマーを攪拌
しながら添加し、系の温度を80℃まで加温し、1時間
保温したあと温度を95℃に昇温し、さらに1時間保温
した後、放冷してマイクロカプセル分散液Bを得た。こ
のマイクロカプセルをワイヤーバーにて上質紙に7g/
2 になるように塗工した用紙を0℃の雰囲気中におい
たところ赤色に発色し、20℃の雰囲気にしたところ赤
色は消色し、示温材マイクロカプセルで有ることが確認
された。
【0028】比較例 マイクロカプセル分散液Bの固形分率を30wt%に調
整し、スプレードライヤーにて噴霧乾燥させ2次粒子径
30μmのマイクロカプセル粉体を得た。この粉体は常
温(室温/20℃)では白色の粉体であるが、0℃の雰
囲気にしたところ赤色に発色する示温材マイクロカプセ
ル粉体だった。このことより、噴霧乾燥では機能が損な
われていないことが確認された。この粉体100部をポ
リプロピレン生レジン900部へ230℃−3分の条件
で混練・分散させ、厚さ3mmの板状成形品を得た。こ
の成形品は、0℃の雰囲気中においてたところ赤色に完
全に発色したが、室温(20℃)では赤色が完全には消
えず、また分散状態も不良で肉眼でもマイクロカプセル
粒子の存在が確認出来た。この成形品では実用に耐えか
ねないものだった。
【0029】比較例10 マイクロカプセル分散液Bの固形分100部に対し、シ
リカ(SiO2 )微粒子(商品名:CAB−O−SPE
RSE II/CABOT社製)を固形分として30部加
え、全分散液の固形分率を30%に調整した後、比較例
と同様の方法で噴霧乾燥、成形し、ポリプロピレン板
状成形品を得た。この成形品は0℃の雰囲気にしたとこ
ろややうすく赤色に発色し、室温(20℃)では完全に
白色に消色していたが実用上問題のないものであった。
分散状態に関しては、肉眼ではマイクロカプセル粒子を
確認することは出来なかったが、ルーペにて観察したと
ころでは二次凝集したマイクロカプセルがあることが判
った。樹脂へのマイクロカプセル二次粒子の分散状態は
実用上問題ない範囲であったが、二次粒子の一次粒子化
に関しては不十分なものであった。
【0030】比較例11 マイクロカプセル分散液Bの固形分100部に対し、シ
リコーンオイル(商品名:SF8421/東レダウコー
ニング・シリコーン社製)を5部加えた後、全分散液の
固形分率を30%に調整した後、比較例同様の方法で
噴霧乾燥、成形し、ポリプロピレン板状成形品を得た。
この成形品は0℃の雰囲気中では完全に赤色に発色し、
室温(20℃)では完全に白色に消色していた。また、
肉眼にてマイクロカプセル粒子を確認することも出来
ず、ルーペでの観察でも二次凝集したマイクロカプセル
は観察できなかった。この分散状態は、比較例10に対
して二次凝集粒子の樹脂中での分散(二次粒子の一次粒
子化)の点に関しては、一次粒子化が必要とされる場合
に実用上問題のないものであった。
【0031】実施例 マイクロカプセル分散液Bの固形分100部に対し、シ
リカ(SiO2 )微粒子(商品名:CAB−O−SPE
RSE II/CABOT社製)を固形分として30部加
え、更にシリコーンオイル(商品名:SF8421/東
レダウコーニング・シリコーン社製)を5部加えた後、
全分散液の固形分率を30%に調整した後、比較例
同様の方法で噴霧乾燥、成形し、ポリプロピレン板状成
形品を得た。この成形品は0℃の雰囲気にしたところ赤
色に完全に発色し、室温(20℃)では完全に白色に消
色しており、充分機能することが判った。また、分散に
関しても、肉眼、ルーペでの観察において特にマイクロ
カプセル粒子を確認することは出来なかったので、樹脂
への二次粒子の分散および二次粒子の一次粒子化につい
ては特に好ましく、双方とも充分に良好な性能を持つも
のであった。
【0032】実施例 実施例で使用したSF8421を10部とした以外は
同様の操作を行った。得られた成形品は分散状態も良
く、室温(20℃)では完全に白色に消色しており、0
℃の雰囲気中においたところ赤色に完全に発色し、機能
が損なわれていないことがわかった。
【0033】実施例 実施例で使用したSF8421を30部とした以外は
同様の操作を行った。得られた成形品は分散状態も良
く、室温(20℃)では完全に白色に消色しており、0
℃の雰囲気中においたところ赤色に発色していたが、や
や赤色が薄く感じられたが、実用上問題がなく機能が損
なわれていないことがわかった。
【0034】比較例12〜15、実施例10〜15 シリカ微粒子およびシリコーンオイルを変えて行った結
果を表2に示す。なお、分散性の評価に関しては、1)
不十分なもの・・・×、2)実用上問題のないもの・・
・○、3)充分良好な状態のもの・・・◎とする。
【0035】
【表2】
【0036】参考例3 マイクロカプセルCの調整 スチレン無水マレイン酸共重合体(商品名:Scrip
set−520/モンサント社製)を少量の水酸化ナト
リウムと共に溶解し、5wt%、PH4.6に調整した
水溶液300部中にレモン合成香料(高砂香料社製)2
00部を乳化・分散し、平均粒径7μmの乳化物を得
た。次いでこの分散液に、45.0部の37%ホルムア
ルデヒド水溶液(ホルマリン)に20部のメラミンを加
え、水酸化ナトリウム水溶液でPH9.5に調整した後
15分で80℃まで加熱溶解したメラミン−ホルマリン
プレポリマーを攪拌しながら添加し、系の温度を65℃
まで加温し、2時間保温したあと温度を80℃に昇温さ
せ、さらに30分保温した後、冷却水を用いて急冷して
マイクロカプセル分散液Cを得た。このマイクロカプセ
ルをワイヤーバーにて上質紙に5g/m2 になるように
塗工した用紙は、そのままではあまり臭いがしないが、
塗工表面を爪で強くこするとレモンの香りが発生し、そ
の臭いは元の香料のものとほぼ同じだった。このことよ
り、レモン香料マイクロカプセルであることが確認され
た。
【0037】比較例16 マイクロカプセル分散液Cの固形分率を20wt%に調
整し、スプレードライヤーにて噴霧乾燥させ2次粒子径
20μmのマイクロカプセル粉体を得た。その粉体はそ
のままでは特に強い臭いはないが、指でこすったところ
レモンの香りが発生し、その臭いは元の香料のものとほ
ぼ同じだった。このことより、噴霧乾燥では機能が損な
われていないことが確認された。この粉体50部をホッ
トメルト接着剤[商品名:エスダイン8512DZ、積
水化学工業(株)製]950部中に加熱分散し、このホ
ットメルト接着剤をハガキなどのデータ面を隠ぺいする
材料をハガキに仮接着させる接着剤として使用し、親展
性のあるハガキを得た。このハガキの隠ぺい材を仮接着
層から剥がしたところ、ホットメルト接着剤中のマイク
ロカプセルが破壊され、元の香料とは明らかに異なる香
りがした。このことは、ホットメルト接着材を溶融させ
るため180℃で保温中に、マイクロカプセル中の香料
(一般に100種類以上の合成)成分が変化し、明らか
に異なる香りと成ったと思われ、実用には耐えられない
ものであった。
【0038】比較例17 比較例16と同様の方法で噴霧乾燥させた後、ホットメ
ルト接着剤[商品名:エスダイン8512DZ、積水化
学工業(株)製]850部中に150部の粉体を添加・
加熱分散したところ、マイクロカプセル粉体を充分分散
させることができず、芳香性と親展性のあるハガキを作
るまでに到らなかった。
【0039】比較例18 マイクロカプセル分散液Cの固形分100部に対し、更
にシリコーンオイル(商品名:SH3746/東レダウ
コーニング・シリコーン社製)を10部加えた後、全分
散液の固形分率を20%に調整した後、比較例16同様
の方法で噴霧乾燥、親展性のあるハガキを得た。このハ
ガキを仮接着層から剥がしたところ、元の香料と同じレ
モンの香りがし、芳香性で親展性のあるハガキが得られ
た。このことから、ホットメルト接着剤の高温での保温
中の熱から香料が影響を受けないマイクロカプセルであ
ることが確認された。
【0040】実施例16 マイクロカプセル分散液Cの固形分100部に対し、シ
リカ(SiO2 )微粒子(商品名:CAB−O−SPE
RSE II/CABOT社製)を固形分として30部加
え、更にシリコーンオイル(商品名:SH3746/東
レダウコーニング・シリコーン社製)を10部加えた
後、全分散液の固形分率を20%に調整した後、比較例
16同様の方法で噴霧乾燥、親展性のあるハガキを得
た。このハガキを仮接着層から剥がしたところ、元の香
料と同じレモンの香りがし、芳香性で親展性のあるハガ
キが得られた。このことから、ホットメルト接着剤の高
温での保温中の熱から香料が影響を受けないマイクロカ
プセルであることが確認された。
【0041】実施例17 マイクロカプセル分散液Cの固形分100部に対し、シ
リカ(SiO2 )微粒子(商品名:CAB−O−SPE
RSE II/CABOT社製)を固形分として30部加
え、更にシリコーンオイル(商品名:SH3746/東
レダウコーニング・シリコーン社製)を10部加えた
後、比較例17と同様な方法でホットメルト接着剤を調
製した。得られた接着剤は、マイクロカプセル粉体の分
散も良好で、このホットメルト接着剤をハガキなどのデ
ータ面を隠ぺいする材料をハガキに仮接着させる接着剤
として使用し、親展性のあるハガキを得た。このハガキ
の隠ぺい材を仮接着層から剥がしたところ、ホットメル
ト接着剤中のマイクロカプセルが破壊され、マイクロカ
プセルの添加量が多いため、よりよく元の香料と同じレ
モンの香りがし、芳香性で親展性のあるハガキが得られ
た。このことから、ホットメルト接着剤の高温での保温
中の熱から香料が影響を受けないマイクロカプセルであ
ることが確認された。
【0042】実施例18 実施例17で使用したSH3746を30部とした以外
は同様の操作を行った。芳香性及び親展性のあるハガキ
を得た。このハガキを仮接着層から剥がしたところ、元
の香料とほぼ同じレモンの香りがしたが、実施例17
比べるとやや香りが弱いように感じられた。
【0043】比較例19〜22、実施例19〜20 シリカ微粒子およびシリコーンオイルを変えて行った結
果を表3に示す。なお、マイクロカプセル粉体の各添加
率での分散性の評価に関しては、1)実用上問題あるも
の・・・×、2)実用上問題のない範囲のもの・・・
○、3)充分良好な状態のもの・・・◎とする。
【0044】
【表3】
【0045】参考例4 マイクロカプセルDの調整 3wt%ポリビニルアルコール(商品名:UP−240
G/ユニチカ社製)水溶液286.1部中に、135部
のフタル酸ジブチル(DBP)中にフォトクロミック剤
(商品名:SNO−4(ブルー発色)/日本火薬社製)
を2.7gとテレフタル酸クロライド(TPC)を15
g加熱溶解した液を乳化・分散し、平均粒径5μmの乳
化物を得た。次いでこの分散液に、ジエチルトリアミド
8.8部と9部の炭酸ナトリウムを52部の蒸留水中に
溶解した水溶液を攪拌しながら添加し、20時間反応さ
せマイクロカプセル分散液Dを得た。このマイクロカプ
セルをワイヤーバーにて上質紙に6g/m2 になるよう
に塗工した用紙は、そのままでは白色のままだが、太陽
光を直接照射すると鮮やかに青色に発色し、光をさえぎ
ると元の色に変化するものだった。このことより、紫外
線により可逆的に変色するフォトクロミックマイクロカ
プセルであることが確認された。
【0046】比較例23 マイクロカプセル分散液Dの固形分率を30wt%に調
整し、スプレードライヤーにて噴霧乾燥させ2次粒子径
35μmのマイクロカプセル粉体を得た。この粉体はそ
のままでは白色のままだが、太陽光を直接照射すると鮮
やかに青色に発色し、光をさえぎると元の白色粉体に戻
るものだった。このことより、噴霧乾燥では機能が損な
われていないことが確認された。この粉体10部を焼付
塗料[商品名:Vフロン#2000、大日本塗料(株)
製]90部中に分散し、200℃にてスチール缶表面焼
き付け塗装した。このスチール缶を直射日光中においた
ところ、青色に変色は起こったが十分な濃さではなく、
この塗料では実用に耐えかねないものだった。
【0047】比較例24 マイクロカプセル分散液Dの固形分100部に対し、シ
リカ(SiO2 )微粒子(商品名:CAB−O−SPE
RSE II/CABOT社製)を固形分として30部加
え、全分散液の固形分率を30%に調整した後、比較例
23と同様の方法で噴霧乾燥し、得た粉体20部をアク
リル系焼付塗料[商品名:Vフロン#2000、大日本
塗料(株)製]80部中に分散した。分散状態は実用に
耐えないもので、この塗料はスチール缶表面に焼き付け
塗装することはできなかった。
【0048】実施例21 マイクロカプセル分散液Dの固形分100部に対し、シ
リカ(SiO2 )微粒子(商品名:CAB−O−SPE
RSE II/CABOT社製)を固形分として30部加
え、更にシリコーンオイル(商品名:SH3746/東
レダウコーニング・シリコーン社製)を5部加えた後、
全分散液の固形分率を30%に調整した後、比較例23
と同様の方法で噴霧乾燥、比較例24と同様の方法で焼
き付け塗料化した。得られた塗料は、マイクロカプセル
粒子も充分実用に耐えられる分散状態であり、この塗料
を使用しスチール缶を得た。このスチール缶を直射日光
中においたところ、鮮やかに青色に発色し、光をさえぎ
ると元の色に戻った。このことより、紫外線により可逆
的に変色するフォトクロミックマイクロカプセル塗料と
しては問題なく実用に耐えるもので、マイクロカプセル
粉体の添加量が高いため、その発色もかなり濃いものだ
った。
【0049】実施例22 実施例21で使用したSH3746を30部とした以外
は同様の操作を行った。得られたスチール缶を直射日光
中においたところ、やや薄く青色に発色し、光をさえぎ
ると元の色に戻るので、実用上問題のない範囲であっ
た。また、塗料化時の分散性も充分実用性のあるもので
あった。
【0050】比較例25〜26、実施例23〜24 シリカ微粒子およびシリコーンオイルを変えて行った結
果を表4に示す。なお、マイクロカプセル粉体の各添加
率での分散性の評価に関しては、1)実用上問題あるも
の・・・×、2)実用上問題のない範囲のもの・・・
○、3)充分良好な状態のもの・・・◎とする。
【0051】
【表4】
【0052】
【発明の効果】上述のように、芯物質を内包するマイク
ロカプセルを含む分散液の連続液相中に耐熱性を有する
微粒子及びシリコーンオイルを分散させ、該連続液相を
乾燥させる方法ににより、マイクロカプセル壁表面を強
固に付着した該微粒子や該シリコーンオイルにより覆う
ことにより、1)マイクロカプセル化方法に関係なく耐
熱性を向上させることができる、2)製造することも簡
単であり、使用する材料も安価なのでコスト的にメリッ
トがある、3)樹脂、塗料、接着剤などへの分散性も向
上させることができる(マイクロカプセル粉体の流動性
も改善される)、4)マイクロカプセルの性能を阻害し
ない、5)マイクロカプセルへのダメージ(壁材の劣
化)が全くないなどの効果を有するマイクロカプセルと
なる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−181358(JP,A) 特開 平2−16167(JP,A) 特開 昭54−128484(JP,A) 特開 昭61−114248(JP,A) 特開 平5−123565(JP,A) 特公 昭37−12381(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/165 B01J 13/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯物質とその芯物質を内包する壁物質よ
    りなるマイクロカプセルにおいて、マイクロカプセル壁
    表面が耐熱性を有する微粒子、及び水溶性又は水分散性
    を有するシリコーンオイルに覆われていることを特徴と
    する改良されたマイクロカプセル。
  2. 【請求項2】 耐熱性を有する微粒子が無機物質よりな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の改良
    されたマイクロカプセル。
  3. 【請求項3】 耐熱性を有する無機物質の微粒子がシリ
    カ微粒子よりなることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の改良されたマイクロカプセル。
JP18472292A 1992-06-19 1992-06-19 改良されたマイクロカプセル Expired - Fee Related JP3401029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18472292A JP3401029B2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 改良されたマイクロカプセル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18472292A JP3401029B2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 改良されたマイクロカプセル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06361A JPH06361A (ja) 1994-01-11
JP3401029B2 true JP3401029B2 (ja) 2003-04-28

Family

ID=16158225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18472292A Expired - Fee Related JP3401029B2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 改良されたマイクロカプセル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3401029B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2046269B1 (en) * 2006-08-01 2010-12-15 The Procter & Gamble Company Benefit agent containing delivery particle
DE102009012455A1 (de) * 2009-03-12 2010-09-23 Follmann & Co. Gesellschaft Für Chemie-Werkstoffe Und -Verfahrenstechnik Mbh & Co. Kg Verbesserte Mikrokapseln und ihre Herstellung
EP2364773A1 (de) 2010-03-12 2011-09-14 Follmann & Co. Gesellschaft für Chemie-Werkstoffe und -Verfahrenstechnik mbH & Co. KG Verbesserte Mikrokapseln und ihre Herstellung
US9186642B2 (en) 2010-04-28 2015-11-17 The Procter & Gamble Company Delivery particle
US9993793B2 (en) 2010-04-28 2018-06-12 The Procter & Gamble Company Delivery particles
CN103458858B (zh) 2011-04-07 2016-04-27 宝洁公司 具有增强的聚丙烯酸酯微胶囊的沉积的洗发剂组合物
US10092485B2 (en) * 2013-10-04 2018-10-09 Encapsys, Llc Benefit agent delivery particle

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06361A (ja) 1994-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1387867B1 (en) Colourants encapsulated in a polymer matrix
EP1756184B1 (en) Polymeric particles
JP3401029B2 (ja) 改良されたマイクロカプセル
JPS63258641A (ja) マイクロカプセルの製造方法
US6485824B2 (en) Reversibly thermochromic light-shielding/light-transmitting laminate member
AU2002316861A1 (en) Colourants encapsulated in a polymer matrix
JP2000212489A (ja) 熱変色性ドライオフセットインキ及びそれを用いた印刷物
JP2005048159A (ja) フォトクロミック材料
WO2005077665A1 (en) Reversible thermochromic systems
US4879174A (en) Device for exposing colorant to be transferred
TWI302151B (en) Moisture barrier resins
JPH07258581A (ja) フォトクロミック性光輝顔料及びそれを含むコーティング組成物
US5112526A (en) Method for modifying the surface of microcapsule
JP3090947B2 (ja) 固体修正組成物
JPH05261276A (ja) 耐熱性を付与したマイクロカプセルおよびその製造方法
JPS6315958B2 (ja)
JP2006022202A (ja) フォトクロミック液状組成物
JPH0337970B2 (ja)
JP2013091166A (ja) 熱転写シート及びにおい付き印刷物
JPH08277373A (ja) 熱変色性ドライオフセットインキ及びそれを用いた印刷加飾容器
JP3147184B2 (ja) 平版又は凸版印刷用インキ
JPH07286121A (ja) 色彩可変積層塗膜
JPH06155918A (ja) 感熱記録材料
JPH0665539A (ja) 水性塗料組成物
JP2001342430A (ja) 光触媒担持構造体用塗布液

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030128

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees