JPH07258581A - フォトクロミック性光輝顔料及びそれを含むコーティング組成物 - Google Patents

フォトクロミック性光輝顔料及びそれを含むコーティング組成物

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JPH07258581A
JPH07258581A JP6049344A JP4934494A JPH07258581A JP H07258581 A JPH07258581 A JP H07258581A JP 6049344 A JP6049344 A JP 6049344A JP 4934494 A JP4934494 A JP 4934494A JP H07258581 A JPH07258581 A JP H07258581A
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photochromic
pigment
manufactured
bright pigment
examples
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Katsumi Mizuguchi
克美 水口
Naoya Yabuuchi
尚哉 薮内
Keizo Ishii
敬三 石井
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Nippon Paint Co Ltd
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    • C01P2004/80Particles consisting of a mixture of two or more inorganic phases

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メタリック感やパール感を有しかつフォトク
ロミック性を有する、従来にはない新たな意匠性を与え
ることのできるフォトクロミック性光輝顔料を得る。 【構成】 カプセル化によりフォトクロミック材料を光
輝顔料の表面に付着させたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトクロミック性を
有する新規な光輝顔料及びそれを含有するコーティング
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、メタリック感やパール感を与える顔料として、アル
ミフレーク顔料やニッケル顔料、及びマイカなどの光輝
顔料が知られている。これらの光輝顔料を、例えば塗料
等に含有させることにより、メタリックな色調や干渉パ
ールの色調を付与することができる。アルミフレークな
どのメタリック顔料に対しては、その表面に樹脂を被覆
することにより、着色したり、あるいは耐水性等を向上
させる方法が知られている(特開昭52−36525号
公報、特開昭58−141248号公報、及び特開昭6
2−253668号公報等)。
【0003】一方、光の照射により発色もしくは変色
し、色彩が変化する材料としてフォトクロミック材料が
知られている。しかしながら、このようなフォトクロミ
ック材料が有するフォトクロミック性を有し、かつ干渉
パール効果やメタリック効果を有する顔料は従来より知
られていない。
【0004】本発明の目的は、このような従来にはない
新たな意匠性を与えることのできるフォトクロミック性
光輝顔料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のフォトクロミッ
ク性光輝顔料は、カプセル化によりフォトクロミック材
料を光輝顔料の表面に付着させたことを特徴としてい
る。
【0006】本発明に従う好ましい第1の実施態様にお
いては、フォトクロミック材料を溶解または分散した樹
脂ペーストと光輝顔料とを混合してカプセル化すること
により、フォトクロミック材料を光輝顔料の表面に付着
させたことを特徴としている。
【0007】本発明に従う好ましい第2の実施態様にお
いては、フォトクロミック材料を溶解または分散した樹
脂ペーストと紫外線吸収剤及び/または酸化防止剤とを
混合してカプセル化することにより、フォトクロミック
材料を光輝顔料の表面に付着させたことを特徴としてい
る。
【0008】本発明におけるフォトクロミック材料に
は、従来からフォトクロミック材料として用いられてい
るものを用いることができ、有機化合物としては、アゾ
ベンゼン類、スピロピラン類、スピロオキサジン類、フ
ェノチアジン類、フェノジン類、ピアントロン類、アニ
ル類、金属シチゾネート類、ビオローゲン、インジコ、
フルキド、テトラベンゾペンタセン、スチルベンなどを
挙げることができ、無機物としては、ハロゲン化銀、ソ
ーダライトなどを挙げることができる。
【0009】また、本発明に挙げる光輝顔料としては、
例えば従来から光輝顔料として知られているものを用い
ることができ、アルミフレーク顔料、ニッケル、マイ
カ、酸化チタンコートマイカ、酸化鉄コートマイカなど
を用いることができる。
【0010】本発明においてフォトクロミック材料をカ
プセル化する方法としては、従来からカプセル化方法と
して知られている化学的製法及び物理的製法により行う
ことができる。
【0011】化学的製法としては、界面重合法、in
situ 重合法、液中硬化法などを採用することがで
きる。界面重合法は、疎水性モノマーと親水性モノマー
を用い、界面反応によりカプセル化する方法であり、例
えば界面重縮合法や界面重付加法などを挙げることがで
きる。
【0012】界面重縮合法は、例えばポリアミンや多価
アルコール、多価フェノールなどのポリオールと、多塩
基酸ハライドとの重縮合反応によりポリエステルポリマ
ーやポリアミドポリマーのカプセル壁を形成する方法で
ある。
【0013】ポリアミンとしては、エチレンジアミン、
フェニレンジアミン、トルエンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミンなどのジアミン、ジエチレントリアミン、
1,3,5−ベンゼントリアミン、1,3,6−トリア
ミノナフタレン、メラミンなどのトリアミン、ポリエチ
レンイミン、テトラエチレンペンタミンなどの多官能ア
ミンなどを挙げることができる。
【0014】ポリオールとしては、ジオール、トリオー
ル、多官能アルコールなどを挙げることができ、ジオー
ルとしては、エチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコー
ル、水素化ビスフェノールA、ビスフェノールジヒドロ
キシプロピルエーテル、ハイドロキノン、レゾルシノー
ルなどが挙げられる。
【0015】またトリオールとしては、グリセリン、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパンなどが挙
げられる。多官能アルコールとしては、ペンタエリスリ
トール、ジペンタエリスリトール、テトラヒドロキシア
ントラセン、フェノール樹脂などが挙げられる。
【0016】多塩基酸ハライドとしては、アゼラオイル
クロライド、アジポイルクロライド、テレフタロイルク
ロライド、セパコイルクロライド、ドデカンジオール酸
クロライド、ベンゼンスルホニルジクロライドなどの二
官能酸クロライド、ベンゼンテトラシドクロライド、ト
リメゾイルクロライド、ベンゼントリスルホニルクロラ
イドなどの多官能酸クロライド等が挙げられる。
【0017】界面重付加法は、例えばポリアミンやポリ
オールと、ポリイソシアネートとの重付加反応によりポ
リウレアポリマーやポリウレタンポリマーのカプセル壁
を形成する方法である。
【0018】ポリアミン及びポリアルコールとしては、
上述のようなポリアミン及びポリアルコールを用いるこ
とができる。ポリイソシアネートとしては、二官能イソ
シアネート及び多官能イソシアネートが挙げられる。二
官能イソシアネートとしては、脂肪族ジイソシアネー
ト、芳香族ジイソシアネート、脂肪族+芳香族ジイソシ
アネートが挙げられる。
【0019】脂肪族ジイソシアネートとしては、ヘキサ
メチレンジイソシアネート(HDI)、リジンジイソシ
アネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト、ダイマー酸ジイソシアネート、4,4´メチレンビ
ス(シクロヘキシルイソシアネート)(MDI)、キシ
リレンジイソシアネート(XDI)、メタキシレンジイ
ソシアネート(MXDI)、テトラメチルキシリレンジ
イソシアネート(TMXDI)などが挙げられる。
【0020】また芳香族ジイソシアネートとしては、ト
リレンジイソシアネート(TDI)、4,4´ジフェニ
ルメタンジイソシアネートなどが挙げられる。また脂肪
族+芳香族ジイソシアネートとしては、イソホロンジイ
ソシアネート(IPDI)などが挙げられる。
【0021】多官能イソシアネートとしては、HDIの
重合体である脂肪族多官能イソシアネートや、TDIの
三量体などである芳香族多官能イソシアネートなどが挙
げられる。
【0022】in situ 重合法は、芯物質の内あ
るいは外相の一方よりモノマーや重合触媒を供給してカ
プセル化する方法である。in situ 重合法で用
いるモノマーとしては、アクリル酸イソプロピル、アク
リル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、
アクリルアミド等のアクリル酸エステルやメタクリル酸
メチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸ヘキシ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸−2−ヒドロキシプロ
ピル、メタクリル酸グリシジル等のメタクリル酸エステ
ルやスチレン、酢酸ビニル、アクリロニトリルが挙げら
れる。またアクリル酸またはメタクリル酸と2つ以上の
水酸基を有する化合物とのエステル化により得られる重
合性基を2つ以上有するモノマーの使用も可能であり、
例えばグリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリ
コールジメタクリレート等がある。
【0023】また重合触媒としては、過酸化物やアゾ化
合物などが挙げられる。具体例を挙げると、たとえば、
ベンゾイルパーオキサイド、パラクロロベンゾイルパー
オキサイド、ラウロイルパーオキサイド、t−ブチルパ
ーベンゾエートなどの油性過酸化物;過硫酸カリウム、
過硫酸アンモニウムなどの水性過酸化物;アゾビスイソ
ブチロニトリル、2,2´−アゾビス(2−メチルブチ
ロニトリル)、2,2´−アゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル)などの油性アゾ化合物;4,4´−ア
ゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2´−アゾビス(2
−メチルプロピオンアミジン)などの水性アゾ化合物な
どであり、それぞれ単独でまたは2種以上併せて使用さ
れる。
【0024】液中硬化法は、予め芯物質を皮膜物質でカ
プセル化した後、硬化液中で皮膜を硬化させる方法であ
る。液中硬化法で用いる皮膜物質と硬化剤の組み合わせ
としては、アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムまた
は酸、ポリビニルアルコールとホウ砂、ポリビニルアル
コールとホルマリンまたは塩酸、ゼラチンと硝酸ジルコ
ニウム、卵白アルブミンと熱凝固(方法)、エポキシ樹
脂と四フッ化硼素などが挙げられる。
【0025】マイクロカプセル粒子の物理的製法として
は、コアセルベーション法や液中乾燥法などが挙げられ
る。コアセルベーション法は、溶解したポリマーを環境
の変化により芯物質の表面に濃厚相として相分離させカ
プセル壁膜をつくるものである。例えば水媒体ではアラ
ビアゴムとゼラチンを混合し溶液のpHを調製すること
で溶解または析出を制御しカプセル壁膜の形成を制御で
きる。また非水系においては高分子の溶解する良溶媒で
溶液を調製し、ここにこのポリマーの溶解しない非溶媒
を徐々に加え媒体の極性を調整することで溶解または析
出を制御することができる。例えばポリスチレンのベン
ゼン溶液にエタノールを加えることでポリスチレンのコ
アセルベーションができる。
【0026】液中乾燥法は、芯物質が乳化または分散さ
れている壁膜物質溶液を水または非水媒体中に分散し、
その後攪拌、加熱及び/または減圧により壁膜物質を溶
解している溶剤を飛ばしカプセル壁膜を形成させる方法
である。
【0027】カプセル化したフォトクロミック材料を光
輝顔料の表面に付着させる方法としは、一般に光輝顔料
の存在下にマイクロカプセルを製造する方法により光輝
顔料の表面に付着させることができる。例えば界面重合
法によりフォトクロミック材料をカプセル化する場合に
は、光輝顔料と、カプセル壁を形成し得る疎水性モノマ
ー(例えばジイソシアネート)等からなる混合物を適当
な分散媒を用いて水中に分散させ、上記疎水性モノマー
とカプセル壁を形成し得る親水性モノマー(例えばポリ
アミン)を添加して、油相/水相の界面でカプセル壁
(例えばポリウレア)を形成させることにより、光輝顔
料表面にカプセル化したフォトクロミック材料を付着さ
せることができる。
【0028】また、別にマイクロカプセル粒子を製造し
ておき、これを光輝顔料を分散させた分散液と混合する
ことにより光輝顔料表面にマイクロカプセル粒子を付着
させてもよい。この場合、光輝顔料表面の表面電位及び
マイクロカプセル粒子の表面電位を考慮することによ
り、光輝顔料表面にマイクロカプセル粒子を均一に付着
させることができる。
【0029】本発明においては、フォトクロミック染料
の耐候性を向上させるため、カプセル中に紫外線吸収剤
及び/または酸化防止剤を含有させることが好ましい。
紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−4−メチルオ
キシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体、2−
(2´−ヒドロキシ−5´−メチルフェノール)−ベン
ゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール誘導体、2,4
−ジ−t−ブチルフェニル−3´,5´−ジ−t−ブチ
ル−4´−ヒドロキシベンゾエート、2−(2−ヒドロ
キシ−3,5−ジ−t−アミノフェノール)−2H−ベ
ンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ
(1,1−ジメチルベンジル)フェニル)−2H−ベン
ゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキ
シ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール
などのベンゾトリアゾール系化合物;2−ヒドロキシ−
4−ドデシロキシ−ベンゾフェノンなどのベンゾフェノ
ン系化合物;N−(2−エチルフェノール)−N−(2
−エトキシ−5−t−ブチルフェニルシュウ酸アニリド
などのフェニルシュウ酸アニリド系化合物;エチル−2
−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートなどのシア
ノフェニルアクリレート系化合物などが挙げられ、それ
ぞれ、単独で使用されたり、2種以上が併用されたりす
る。ベンゾトリアゾール系化合物の紫外線吸収剤は、た
とえば、チバ・ガイギー社から「チヌビン328」、
「チヌビン900」という商品名で市販されているもの
や、シプロ化成社から「シーソーブ701」、「シーソ
ーブ704」という商品名で市販されているものが使用
され得る。ベンゾフェノン系化合物の紫外線吸収剤は、
たとえば、シプロ化成社から「シーソーブ103」とい
う商品名で市販されているものが使用され得る。
【0030】このようにカプセル中に含有させる紫外線
吸収剤としては、フォトクロミック材料との相溶性を考
慮して適宜選択することが好ましい。
【0031】酸化防止剤としては、たとえば、ペンタエ
リスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、オク
タデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネートなどのヒンダードフェノ
ール系化合物:2−(3,5−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケートなどのヒンダードアミン系化合物:ペン
タエリスリトールテトラキス(β−ラウリルチオプロピ
オネート)などの含硫黄酸化防止剤などが挙げられ、そ
れぞれ、単独で使用されたり、2種以上が併用されたり
する。ヒンダードフェノール系化合物の酸化防止剤は、
たとえば、チバ・ガイギー社から「イルガノックス10
10」、「イルガノックス1076」という商品名で市
販されているものが使用され得る。ヒンダードアミン系
化合物の酸化防止剤としては、たとえば、チバ・ガイギ
ー社から「チヌビン144」、「チヌビン123」とい
う商品名で市販されているものや、三共社から「サノー
ルLS−440」、「サノールLS−292」という商
品名で市販されているものが使用され得る。含硫黄酸化
防止剤としては、たとえば、シプロ化成社から「SEE
NOX 412S」という商品名で市販されているもの
が使用され得る。
【0032】このようなカプセル中に添加する酸化防止
剤においても、フォトクロミック材料との相溶性を考慮
して適宜選択することが好ましい。
【0033】本発明のフォトクロミック性光輝顔料は、
塗膜形成性ポリマー及び硬化剤を含有した組成物中に配
合することによりコーティング組成物とすることができ
る。このような塗膜形成性ポリマー及び硬化剤は、従来
より塗膜を形成する組成物として知られているものを用
いることができる。塗膜形成性ポリマーとしては、例え
ば、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、アミノ樹脂等がある。硬化剤と
しては例えばアルコキシメチロールメラミン樹脂、イソ
シアナート化合物またはブロックイソシアナート化合
物、ポリ酸無水物、ポリエポキシ化合物等がある。上記
ポリマーや硬化剤を溶解または分散させる溶剤も塗料用
として使用されるもので例えばトルエン、キシレン、ブ
チルアセテート、メチルアセテート、メチルイソブチル
ケトン、ブチルアルコール、脂肪族炭化水素、芳香族炭
化水素等が使用される。また無溶剤系として水が使用さ
れてもよく特に限定はない。
【0034】本発明のフォトクロミック性光輝顔料にお
いて、光輝顔料と、カプセルの被膜を形成する樹脂成分
との割合は、(光輝顔料):(樹脂成分)=100:5
00〜10が好ましく、さらに好ましくは100:20
0〜30である。樹脂成分が多すぎると、顔料の扁平形
状が失われメタリック感やパール感が失われるおそれが
ある。また樹脂成分が少なすぎると顔料表面に均一なフ
ォトクロミック材料層が形成されないおそれがある。
【0035】本発明において、光輝顔料とフォトクロミ
ック材料との割合は、(光輝顔料):(フォトクロミッ
ク材料)=100:2〜10が好ましい。フォトクロミ
ック材料が多すぎると複合率が低下し、また少なすぎる
と変色や色彩の変化が小さくなるおそれがある。
【0036】本発明においては、上述のように、マイク
ロカプセル内に、紫外線吸収剤及び酸化防止剤を含有さ
せることができる。これらの好ましい含有量はフォトク
ロミック材料の2〜10倍程度である。これらの含有量
が多すぎるとフォトクロミック性の低下をまねくおそれ
があり、少なすぎるとフォトクロミック材料の耐候性が
低下するおそれがある。
【0037】
【発明の作用効果】本発明のフォトクロミック性光輝顔
料は、カプセル化により光輝顔料の表面にフォトクロミ
ック材料を付着させたものである。従って、光輝顔料の
まわりに薄く濃縮されたフォトクロミック材料層が形成
されており、変色が光輝顔料近辺で選択的に起こる。そ
のため、発色もしくは変色の色差変化が大きく、かつメ
タリック感やパール感が損なわれることがない。従っ
て、本発明に従えば、従来にない大きなフォトクロミッ
ク性を示す塗膜を提供することができる。
【0038】
【実施例】
(製造例1)フォトクロミック色素とマイカを含むペー
ストの調製 ポリイソシアネート(タケネートD140NW;武田薬
品社製)540gと、酢酸エチル120gと、ジメチル
エタノールアミン14.4gと、紫外線吸収剤(チヌビ
ン−123;チバガイギー社製)210gと、酢酸ブチ
ル180gと、下記の(化1)の構造を有するフォトク
ロミック色素42gとを混合し、2mmのガラスビーズ
1kgを加え、卓上バッチ式SGミル(太平システム社
製)1500rpmで1時間攪拌した。その後、濾過に
よりガラスビーズを除き、770gを計り取り、これに
マイカ(イリオジン111WII;メルク社製)1kgと
酢酸ブチル880gを加え、ホモジナイザーで攪拌し、
色素とマイカを含む顔料ペーストを製造した。
【0039】
【化1】
【0040】(製造例2)フォトクロミック色素とアル
ミフレークを含むペーストの調製 ポリイソシアネート(タケネートD140NW;武田薬
品社製)540gと、酢酸エチル120gと、ジメチル
エタノールアミン14.4gと、紫外線吸収剤(チヌビ
ン−123;チバガイギー社製)210gと、酢酸ブチ
ル180g、下記の(化2)の構造を有するフォトクロ
ミック色素42gとを混合し、2mmのガラスビーズ1
kgを加え、卓上バッチ式SGミル(太平システム社
製)1500rpmで1時間攪拌した。その後、濾過に
よりガラスビーズを除き、640gを計り取り、これに
アルミペースト(3C014;東洋アルミ社製)1.5
kgと酢酸ブチル370gを加え、ホモジナイザーで攪
拌し、色素とアルミフレークを含む顔料ペーストを製造
した。
【0041】
【化2】
【0042】 (製造例3)実施例2で用いる非水系分散剤の調製 温度計、攪拌機、滴下ロート及び冷却管を具備した1リ
ットル4つ口フラスコにシリコンポリマー(サイラプレ
ーンFM−0421;チッソ社製)を476.5gとイ
ソホロンジイソシアネートを23.5g仕込み加温して
80℃で8時間保持し、その後5℃まで冷却し、モノア
ミン(ジェファーミンM−2070;テキサコケミカル
社製)190gを滴下ロートにより1時間に渡り滴下
し、さらに滴下後温度を20℃にし1時間保持した。得
られたポリマーの重量平均分子量は8500であった。
【0043】 (製造例4)実施例6で用いる水性樹脂ワニスの調製 攪拌機、温度調節機、冷却管を備えた1リットルの反応
容器にエチレングリコールモノブチルエーテル76部を
仕込み、さらにスチレン45部、メチルメタクリレート
63部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート48部、
n−ブチルアクリレート117部、メタクリル酸27
部、ラウリルメルカプタン3部、アゾビスイソブチロニ
トリル3部から成るモノマー溶液61部を添加した攪拌
下、温度を120℃にした。上記モノマー溶液245部
を3時間で滴下した後、1時間攪拌を継続した。さらに
ジメチルエタノールアミン28部と脱イオン水200部
を添加して、不発揮分50%、樹脂の数平均分子量60
00の水溶性アクリル樹脂ワニスを得た。
【0044】(製造例5)フォトクロミック色素(化
1)のカプセル化粒子の調製 ポリイソシアネート(タケネートD140NW;武田薬
品社製)95g、紫外線吸収剤(チヌビン−123;チ
バガイギー社製)100g、上記(化1)のフォトクロ
ミック色素5gからなる混合分散物をPVA(ポバール
217EE;クラレ社製)18g、PVA(ポバール4
20;クラレ社製)2g、ヒドロキシプロピルセルロー
ス(HPC−L;日本曹達社製)20g、イオン交換水
760gからなる水溶液とともにTKオートホモミキサ
ー(特殊機化社製)を用い8000rpmで10分間乳
化し、平均粒径1.1μmの液滴を得た。これを温度
計、攪拌機、滴下ロート及び冷却管を具備した1リット
ル4つ口フラスコに仕込み加温して50℃で15分間保
持し、その後急速に20℃に冷却後ヘキサメチレンジア
ミンを16.4gとイオン交換水80gを混合し滴下ロ
ートより30分間に渡り滴下し、さらに滴下後そのまま
の温度で1時間熟成した。これを濾過洗浄し、その後乾
燥し101gの色素を含有したカプセル粒子を得た。
【0045】(製造例6)フォトクロミック色素(化
2)のカプセル化粒子の調製 フォトクロミック色素として、上記(化2)のフォトク
ロミック色素を用いる以外は、製造例5と同様にしてフ
ォトクロミック色素を含有したカプセル粒子を調製し
た。
【0046】(製造例7)フォトクロミック色素(化
3)のカプセル化粒子の調製 フォトクロミック色素として、下記の(化3)の構造を
有するフォトクロミック色素を用いる以外は、製造例5
と同様にしてフォトクロミック色素を含有したカプセル
粒子を調製した。
【0047】
【化3】
【0048】 〔実施例1〕界面重合法によるカプセル粒子化 製造例1で得られた顔料ペースト200gと、PVA
(ポバール217;クラレ社製)の10%水溶液100
gと、PVA(ポバール420;クラレ社製)の10%
水溶液100gと、ヒドロキシプロピルセルロース(H
PC−L;日本曹達社製)の10%水溶液40gと、イ
オン交換水400gとを混合し、TKオートホモミキサ
ー(特殊機化社製)を用い8000rpmで10分間乳
化した。これを温度計、攪拌機、滴下ロート及び冷却管
を具備した1リットル4つ口フラスコに仕込み加温して
50℃で10分間保持し、その後急速に20℃に冷却
後、ポリアミン(ジェファーミンT−403;テキサコ
ケミカル社製)12gとイオン交換水200gを混合
し、滴下ロートより30分間に渡り滴下し、さらに滴下
後そのままの温度で1時間熟成した。これを濾過洗浄
し、その後乾燥し102gのマイカと色素を複合したカ
プセル粒子を得た。得れたカプセル粒子は、扁平形状を
有する粉体であった。
【0049】 〔実施例2〕界面重合法によるカプセル粒子化 製造例2で得られた顔料ペースト200gと、製造例3
で得られたポリマー30gと、炭化水素系溶剤(アイソ
パーE;エッソ石油社製)200gとを混合し、TKオ
ートホモミキサー(特殊機化社製)を用い8000rp
mで10分間乳化した。これを温度計、攪拌機、滴下ロ
ート及び冷却管を具備した1リットル4つ口フラスコに
仕込み20℃に保ったまま、ポリアミン(ジェファーミ
ンT−403;テキサコケミカル社製)12gと、炭化
水素系溶剤(アイソパーE;エッソ石油社製)200g
を混合し、滴下ロートより30分間に渡り滴下し、さら
に滴下後そのままの温度で1時間熟成した。これを濾過
洗浄し、その後乾燥し98gのアルミフレークと色素を
複合したカプセル粒子を得た。得られたカプセル粒子
は、扁平形状を有する粉体であった。
【0050】 〔実施例3〕液中乾燥法によるカプセル粒子化 平均分子量27万のポリスチレン200gとベンゼン4
00gと、紫外線吸収剤(チヌビン−123;チバガイ
ギー社製)100gと、上記の(化3)の構造を有する
フォトクロミック色素20gを混合し、2mmのガラス
ビーズ1kgを加え、卓上バッチ式SGミル(太平シス
テム社製)1500rpmで1時間攪拌した。その後濾
過によりガラスビーズを除き、580g計り取り、これ
にマイカ(イリオジン111WII;メルク社製)800
gと酢酸エチル200gを加えホモジナイザーで1時間
攪拌した。そのうち400gを計り取りPVA(ポバー
ル217)の10%水溶液150gとイオン交換水45
0gで調製した溶液中に添加し、TKオートホモミキサ
ーを用い8000rpmで10分間乳化し、これを温度
計、攪拌機、滴下ロート及び冷却管を具備した1リット
ル4つ口フラスコに仕込み加温してベンゼンと酢酸エチ
ルを取り除いた。これを濾過洗浄し、その後乾燥し25
0gのマイカと色素を複合したカプセル粒子を得た。得
れたカプセル粒子は、扁平形状を有する粉体であった。
【0051】〔実施例4,5〕実施例1,2のカプセル
粒子を含む塗膜の調製 被塗物として磨き鋼板(長さ500mm、幅300m
m、厚み0.8mm)を用いた。この磨き鋼板をリン酸
亜鉛処理剤(グラノチンSD5000;日本ペイント社
製)で常法により前処理した後、カチオン電着塗料(パ
ワートップU−30;アミノ化エポキシ系;日本ペイン
ト社製)で常法により電着塗装を行い、160℃で30
分間加熱して乾燥膜厚20μmの電着塗膜を形成した。
次いで中塗り塗料(オルガノP−2グレー;ポリエステ
ル系;日本ペイント社製)を常法により塗布し、140
℃で30分間加熱して、乾燥膜厚35μmの中塗り塗膜
を形成した。これに下記配合のベースコート用塗料Aま
たはBと、トップコート塗料(SpO−281Lクリア
ー;日本ペイント社製)をウェット・オン・ウェットで
塗装し、温度140℃で30分間焼き付けて実施例4ま
たは5の塗膜を得た。
【0052】 ・ベースコート用塗料Aの配合(実施例4) 実施例1のマイカと色素を複合したカプセル化顔料 7.37g アクリル樹脂 (アルマテックスNT−U−448;三井東圧社製) 69.50g メラミン樹脂 (ユーバン−20N−60;三井東圧社製) 13.90g トルエン 6.63g n−ブタノール 2.60g
【0053】 ・ベースコート用塗料Bの配合(実施例5) 実施例2のアルミフレークと色素を複合したカプセル化顔料 7.37g アクリル樹脂 (アルマテックスNT−U−448;三井東圧社製) 69.50g メラミン樹脂 (ユーバン−20N−60;三井東圧社製) 13.90g トルエン 6.63g n−ブタノール 2.60g
【0054】 〔実施例6〕実施例3のカプセル粒子を含む塗膜の調製 ベースコート用塗料を下記配合に変えた以外は実施例
4,5と同様の塗料及び塗装により塗膜を得た。 ・ベースコート用塗料Cの配合 実施例3のマイカと色素を複合したカプセル化顔料 6.92g 製造例4で得られた水性樹脂ワニス 70.00g メラミン樹脂 (サイメール303;三井東圧社製) 15.00g イオン交換水 90.00g
【0055】 〔比較例1〕製造例5のカプセル粒子を含む塗膜の調製 ベースコート用塗料を下記配合に変えた以外は実施例4
と同様の塗料及び塗装により塗膜を得た。 ・ベースコート用塗料Dの配合 マイカ (イリオジン111WII;メルク社製) 5.37g 製造例5の色素含有カプセル 5.00g アクリル樹脂 (アルマテックスNT−U−448;三井東圧社製) 69.50g メラミン樹脂 (ユーバン−20N−60;三井東圧社製) 13.90g トルエン 6.63g n−ブタノール 2.60g
【0056】〔比較例2〕(化1)のフォトクロミック
色素を含む塗膜の調製 ベースコート用塗料を下記配合に変えた以外は実施例4
と同様の塗料及び塗装により塗膜を得た。 ・ベースコート用塗料Eの配合 マイカ (イリオジン111WII;メルク社製) 5.37g (化1)のフォトクロミック色素 0.20g アクリル樹脂 (アルマテックスNT−U−448;三井東圧社製) 69.50g メラミン樹脂 (ユーバン−20N−60;三井東圧社製) 13.90g トルエン 8.43g n−ブタノール 2.60g
【0057】 〔比較例3〕製造例6のカプセル粒子を含む塗膜の調製 ベースコート用塗料を下記配合に変えた以外は実施例5
と同様の塗料及び塗装により塗膜を得た。 ・ベースコート用塗料Fの配合 マイカ (イリオジン111WII;メルク社製) 5.37g 製造例6の色素含有カプセル 5.00g アクリル樹脂 (アルマテックスNT−U−448;三井東圧社製) 69.50g メラミン樹脂 (ユーバン−20N−60;三井東圧社製) 13.90g トルエン 6.63g n−ブタノール 2.60g
【0058】 〔比較例4〕製造例7のカプセル粒子を含む塗膜の調製 ベースコート用塗料を下記配合に変えた以外は実施例6
と同様の塗料及び塗装により塗膜を得た。 ・ベースコート用塗料Gの配合 マイカ (イリオジン111WII;メルク社製) 5.37g 製造例7の色素含有カプセル 5.00g アクリル樹脂 (アルマテックスNT−U−448;三井東圧社製) 69.50g メラミン樹脂 (ユーバン−20N−60;三井東圧社製) 13.90g トルエン 6.63g n−ブタノール 2.60g
【0059】以上のようにして得られた実施例4〜6及
び比較例1〜4の塗膜について、塗膜透明性、塗膜の平
滑性、色差、色彩変化及び耐候性について評価した。塗
膜透明性及び塗膜の平滑性については目視により評価し
た。色差、色彩変化及び耐候性については、表1の注に
示す評価方法で評価した。
【0060】
【表1】
【0061】表1に示されるように、本発明に従う実施
例4〜6の塗膜は、色差における変化が大きく、かつ光
輝度が低下することなく、従来にない新規な意匠性を発
揮した。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カプセル化によりフォトクロミック材料
    を光輝顔料の表面に付着させたことを特徴とするフォト
    クロミック性光輝顔料。
  2. 【請求項2】 前記カプセル中に紫外線吸収剤及び/ま
    たは酸化防止剤が含有されていることを特徴とする請求
    項1に記載のフォトクロミック性光輝顔料。
  3. 【請求項3】 フォトクロミック材料を溶解または分散
    した樹脂ペーストと光輝顔料とを混合してカプセル化す
    ることにより、フォトクロミック材料を光輝顔料の表面
    に付着させたことを特徴とするフォトクロミック性光輝
    顔料。
  4. 【請求項4】 フォトクロミック材料を溶解または分散
    した樹脂ペーストと紫外線吸収剤及び/または酸化防止
    剤とを混合してカプセル化することにより、フォトクロ
    ミック材料を光輝顔料の表面に付着させたことを特徴と
    するフォトクロミック性光輝顔料。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のフォト
    クロミック性光輝顔料を必須成分として含有することを
    特徴とするコーティング組成物。
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