JP3397879B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP3397879B2
JP3397879B2 JP06105994A JP6105994A JP3397879B2 JP 3397879 B2 JP3397879 B2 JP 3397879B2 JP 06105994 A JP06105994 A JP 06105994A JP 6105994 A JP6105994 A JP 6105994A JP 3397879 B2 JP3397879 B2 JP 3397879B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板上に塗布
ノズルを介して塗布剤を塗布する塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】此種の従来技術として本出願人が先に出
願した特願平4−260361号に添付した明細書に複
数本備えられた塗布ノズルの中から所望のノズルを選択
して、プリント基板上の塗布位置や塗布される塗布剤の
塗布量等のデータがある塗布順番に設定された塗布に関
するデータの該塗布順番に従って、塗布作業を行ってい
た。
【0003】しかし、前記塗布に関するデータの塗布順
番は例えば作業者の主観等によって作成されていたた
め、塗布作業が完了するまでの経路の採用の仕方によっ
ては無駄が発生し、そのため作業完了時間が長引くとい
う問題があった。また、塗布作業完了時間が最短となる
ようにデータの塗布順番を最適化するための人的労力が
大変であり、しかも最適化の作業時間も長引くという問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は人的
労力を低減させて塗布作業完了時間の最適化をはかるこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明はプリン
ト基板上に塗布ノズルを介して塗布剤を塗布する塗布装
置に於いて、前記基板上の塗布位置や塗布量等のデータ
がある塗布順番毎に設定された塗布に関するデータを記
憶する記憶装置と、該記憶装置に記憶された塗布に関す
データに基づいた塗布作業を表示装置の画面上に図形
化して表示させた基板上にシュミレーションするシュミ
レーション装置とを設けたものである。
【0006】また、本発明はプリント基板上に塗布ノズ
ルを介して塗布剤を塗布する塗布装置に於いて、前記基
板上の塗布位置や塗布量等のデータがある塗布順番毎に
設定された塗布に関するデータを記憶する記憶装置と、
該記憶装置に記憶された塗布に関するデータに基づいた
塗布作業を表示装置の画面上に図形化して表示させた基
板上にシュミレーションするシュミレーション装置と、
該シュミレーションした際の当該塗布作業にかかった時
間を算出する算出装置とを設けて、前記表示装置に該算
出装置による算出結果を表示させたものである。
【0007】更に、本発明はプリント基板上に塗布ノズ
ルを介して塗布剤を塗布する塗布装置に於いて、前記基
板上の塗布位置や塗布量等のデータがある塗布順番毎に
設定された塗布に関するデータを記憶する記憶装置と、
該記憶装置に記憶された塗布に関するデータに基づいた
塗布作業の始点から終点までをシュミレーションする第
1のシュミレーション装置と、該シュミレーションした
際の当該塗布作業にかかった時間を算出する第1の算出
装置と、前記塗布に関するデータの塗布順番をある条件
に従って所望の順番となるように入れ換えを行う変更装
置と、該変更装置により塗布順番が変更された新たな塗
布に関するデータに基づいた塗布作業の始点から終点ま
でをシュミレーションする第2のシュミレーション装置
と、該シュミレーションした際の当該塗布作業にかかっ
た時間を算出する第2の算出装置と、該第2の算出装置
による算出時間が前記第1の算出装置による算出時間よ
り短い場合に前記記憶装置に記憶されている塗布に関す
るデータを前記変更装置により塗布順番が変更された新
たな塗布に関するデータに書き換える変換装置とを設け
ものである。
【0008】また、本発明はプリント基板上に塗布ノズ
ルを介して塗布剤を塗布する塗布装置に於いて、前記基
板上の塗布位置や塗布量等のデータがある塗布順番毎に
設定された塗布に関するデータを記憶する記憶装置と、
該記憶装置に記憶された塗布に関するデータに基づいた
塗布作業の始点から終点までを表示装置の画面上に図形
化して表示させた基板上にシュミレーションする第1の
シュミレーション装置と、該シュミレーションした際の
当該塗布作業にかかった時間を算出する第1の算出装置
と、前記塗布に関するデータの塗布順番をある条件に従
って所望の順番となるように入れ換えを行う変更装置
と、該変更装置により塗布順番が変更された新たな塗布
に関するデータに基づいた塗布作業の始点から終点まで
表示装置の画面上に図形化して表示させた基板上にシ
ュミレーションする第2のシュミレーション装置と、該
シュミレーションした際の当該塗布作業にかかった時間
を算出する第2の算出装置と、該第2の算出装置による
算出時間が前記第1の算出装置による算出時間より短い
場合に前記記憶装置に記憶されている塗布に関するデー
タを前記変更装置により塗布順番が変更された新たな塗
布に関するデータに書き換える変換装置とを設けたもの
である。また、本発明は請求項3または請求項4に記載
の塗布装置において、第2のシュミレーション装置は前
記記憶装置に記憶された塗布に関するデータを異なる塗
布ノズル別のグループに分け、塗布順番を異なる前記塗
布ノズル別のグループ毎にシュミレーションし、且つ前
記塗布ノズル別のグループ毎のシュミレーション結果を
塗布ノズル順に結合し、表示装置の画面上に図形化して
表示させた基板上にシュミレーションするものである。
【0009】
【作用】以上の構成から、第1のシュミレーション装置
により記憶装置に記憶されたある塗布順番毎の塗布位置
や塗布量等の各データから成る塗布に関するデータに基
づいた塗布作業が表示装置の画面上に図形化して表示さ
れた基板上にシュミレーションされると共に該作業時間
が第1の算出装置により算出される。次に、変更装置に
より前記塗布に関するデータの塗布順番がある条件に従
って入れ換えられた後、塗布順番が変更された該塗布に
関するデータに基づいた第2のシュミレーション装置に
よるシュミレーションが行われ、第2の算出装置により
該作業時間が算出される。そして、該第2の算出装置に
よる算出時間が前記第1の算出装置による算出時間より
短い場合には、変換装置により前記記憶装置に記憶され
ている塗布に関するデータが前記変更装置により塗布順
番が変更された新たな塗布に関するデータに書き換えら
れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づき
詳述する。図2に示す1は図示しない上流側装置から供
給コンベア2を介してXY移動可能なXYテーブル3上
に供給されるプリント基板4に複数本設置された塗布ノ
ズル5を介してシリンジ6内に貯蔵されている塗布剤と
しての接着剤を塗布する塗布装置である。前記供給コン
ベア2のコンベア幅は扱う基板4の種々の基板サイズに
合わせて調整可能となっている。また、前記ノズル5は
本実施例では4本準備され、図示しない上下動装置に所
望のノズル5が選択固定された状態で、該上下動装置が
下降することによりノズル5先端から吐出された接着剤
が基板4に塗布される。
【0011】7は各種データ設定用の入力装置としての
キーボード8、CRT9の画面選択キー10及び塗布動
作を開始させる始動キー11等から構成される操作部
で、前記各キー操作により各種データを生ずる。図1に
示す13は塗布に関する各種データを記憶する記憶装置
としてのRAMで、扱う基板4毎の塗布位置(エリア)
に関するデータも記憶している。
【0012】14は塗布動作プログラムを記憶する記憶
装置としてのROMである。15は塗布動作に係わる各
種データに従って塗布装置1を制御する制御装置として
のCPUである。16はRAM13、ROM14、CP
U15及びインターフェース17が接続されるバスライ
ンである。
【0013】塗布装置1の塗布に関するデータが該塗布
装置1のRAM13に格納されている。以下、塗布に関
するデータの最適化動作について説明する。作業者は、
コンピュータ42の各種操作キーを使用して作成し通信
ライン45を介してRAM13内に格納させた図3に示
す塗布に関するNCデータを再びコンピュータ42内に
読み込んで、操作キーを操作して当該データの塗布順番
に従って塗布した場合にどの位時間がかかるか、またあ
る塗布点から次の塗布点への移動に無駄な動きをさせて
いないか確認できるように、その塗布作業を実際に行っ
た場合にどうなるかCRT50の画面上に図形化して表
示させた基板上にシュミレーションさせる。また、この
塗布作業時間が逐次コンピュータ42のCPU49内の
図示しない算出装置により算出されると共に逐次画面上
に表示される(図5参照)。この算出結果は、RAM4
7内に記憶する。
【0014】ここで、塗布作業の完了時間の算出方法に
ついて説明する。基板上の1点への塗布作業時間である
塗布サイクルタイムの構成要素は、以下の4つの動作に
分けられる。 即ち、1.XYテーブル3のXY移動時間 2.ノズル5のθ回転する角度移動(θデータ)時間 3.塗布時間(吐出時間) 4.ノズル5の切替え時間 5.2点塗布や3点塗布等のような1箇所(後工程でチ
ップ部品1個が装着される箇所)に複数の塗布を行う多
点打つにかかる時間 これらの要素は、塗布点毎に絶えず同時進行されるの
で、ある塗布点の塗布時間を算出する場合には、これら
の要素にかかる動作時間の中で1番時間がかかる動作時
間がその塗布点の塗布サイクルタイムとなる。
【0015】また、本実施例では以下の条件に当てはま
る場合には、1点の塗布サイクルタイムをTZ(mse
c)と設定している。 即ち、1.XYテーブル3の移動距離がLZ(mm)以
下である。 2.ノズル5の角度移動(θデータ)がZZ(度)以下
である。 3.塗布時間(吐出時間)がTT(msec)以下であ
る。
【0016】4.塗布前にノズル5の切替えが行われな
い。 5.多点打ちではない。 以下、これらの条件に当てはまらない場合について説明
する。先ず、XYテーブル3の移動距離が前記LZ(m
m)を越える場合には、ある塗布点の基板4上の位置を
示す座標と次に塗布する塗布点の座標のX方向、Y方向
の2つの差分をとることで距離を算出し、X方向とY方
向で大きい方の距離の値を図27に示す対応表に当ては
め、その長さの各パラメータを以下の計算式に代入し算
出する。
【0017】
【数1】
【0018】(A、Bは定数)この式より求められたこ
の2塗布点間の移動時間例えばTX(msec)は、塗
布サイクルタイムTZ(msec)以内に移動が完了す
るある時間TY(msec)より大きくなるので、その
差分をTZ(msec)に足した値が、このときの塗布
サイクルタイムとなる。
【0019】また、ノズル5のθ回転角度移動距離がZ
Z(度)までは塗布サイクルタイムTZ(msec)で
塗布可能であるがそれ以上になるとサイクルタイムを増
加させる要因になる。そのため、ZZ(度)以上の場合
の算出方法について説明する。先ず、ある塗布点のθデ
ータと次の塗布点のθデータの角度の差分の角度を求め
る。
【0020】そして、求めた角度の値を図28に示す対
応表に当てはめ、その角度の各パラメータを以下の計算
式に代入し算出する。
【0021】
【数2】
【0022】(C、Dは定数)この式より求められたこ
の2塗布点間の角度移動時間例えばTW(msec)
は、塗布サイクルタイムTZ(msec)以内に移動が
完了するある時間TY(msec)より大きくなるの
で、その差分をTZ(msec)に足した値が、このと
きの塗布サイクルタイムとなる。
【0023】また、塗布サイクルタイムと塗布時間(吐
出時間)の関係は、装置パラメータの中の各ノズル5の
塗布圧力(ゲージ圧)から塗布サイクルタイムTZ(m
sec)で塗布できる最大吐出可能時間を算出し、その
値より塗布条件データ内の塗布時間が小さい場合は、塗
布サイクルタイムはTZ(msec)で可能であるが、
大きい場合にはその差分をTZ(msec)に足す必要
がある。
【0024】以下の計算式が最大吐出可能時間を求める
式である。
【0025】
【数3】
【0026】
【数4】
【0027】(E、F、G、H、I、Jは定数、Pはそ
のときのゲージ圧である。)そして、例えば装置パラメ
ータの中の当該ノズル5の塗布圧力(ゲージ圧)がPZ
(kgf/cm2)で、図3に示すデータ内の塗布時間
がTV(msec)の場合の塗布サイクルタイムを求め
る場合について説明する。先ず、その塗布ステップのゲ
ージ圧によるときの塗布サイクルタイムTZ(mse
c)で塗布できる最大吐出可能時間TU(msec)よ
り大きくなるのでその差分がTZ(msec)の塗布サ
イクルタイムよりかかることになる。従って、塗布サイ
クルタイムTZ(msec)にその差分を足した値が、
このときの塗布サイクルタイムとなる。
【0028】また、ノズル切替えと塗布サイクルタイム
との関係について説明する。ノズル切替えが発生した場
合には、前記TZ(msec)のサイクルタイムは守れ
ず、ノズル切替えにかかる時間を算出する。例えば図2
9に示すように各ノズル5間の距離が決められている。
即ち、ノズル1とノズル2間はLA(mm)、ノズル2
とノズル3間はLB(mm)、ノズル3とノズル4間は
LC(mm)である。
【0029】このように、ノズル5を切替えるのにXY
テーブル3の移動が伴い、またある塗布点の座標と次の
塗布点の座標とを考慮して、塗布サイクルタイムを算出
する。先ず、このときのある塗布点から次の塗布点への
XYテーブル3の移動距離をX方向、Y方向とも算出す
る。そして、X方向とY方向の大きい方の距離を使用し
て前記XYテーブルの移動時間を算出する計算式に代入
して移動時間を算出する。これを以下の計算式に代入し
てノズル切替えを伴った塗布サイクルタイムを算出す
る。
【0030】
【数5】
【0031】(Kは定数)また、多点打ちの時間につい
ては通常の塗布を複数回続けて行うのと同じで、各多点
ポイントへの移動距離へのXYテーブル3の移動時間を
前述したようにして求めれば良い。また、このときθ回
転させているならば同様に角度移動にかかる時間も算出
する。
【0032】以上のように各条件による塗布サイクルタ
イムの算出が行われる。これを基板上の全ての塗布点に
ついて算出し、塗布作業完了時間を算出し、コンピュー
タ42のCRT50の画面上に表示させると共に塗布順
序も画面に表示させた基板上にシュミレーション表示さ
せる。次に、最適化を行うわけであるが、先ず本実施例
の塗布装置では4本の塗布ノズル5を有しているので、
同一ノズルで塗布作業を行うグループ毎にグループ分け
する。即ち、図3のNCデータ内のD−NO(塗布条件
番号)に対応するD−NOを図4の塗布条件データから
選択し、該D−NOのノズルデータを検索し、同一ノズ
ルを使用する塗布順番(ステップ番号)をグループ毎に
拾い出す。尚、本実施例では例えば図2の左側のノズル
5から順にノズル1、ノズル2、ノズル3、ノズル4の
ノズル5と設定されている。
【0033】以下、図5に示すような基板上にノズル1
乃至ノズル3の3本のノズル5にて塗布作業を行う場合
のNCデータの最適化動作について説明する。先ず、プ
ロセス1としてコンピュータ42はノズル別にグループ
分けを行う。この場合、ノズル1のグループ(A,D,
C,F,K,I,H,N,P,O,S,U,W,X)
(図6参照)、ノズル2のグループ(B,M,L,V,
T)(図7参照)、ノズル3のグループ(E,G,J,
Q,R)(図8参照)である。
【0034】次に、プロセス2として各グループ内で塗
布順番毎に各塗布点を結ぶ(以下、塗布点と塗布点を結
んだ線及び作業を結線という。)作業を行う。先ず、図
6に示すノズル1グループの結線順位(結線される順
番)の割り出しを行う。即ち、該グループに対する横方
向の結線順位(例えば基板左上を基板原点Oとしたとき
に、1番左側にある点を1番として順位を付けていき、
一番右にある点を最終点とする。尚、横の長さが全く同
じものがあったときは前記原点Oに近い方即ち上にある
方の優先度が高いとする。)は、A→D→C→F→K→
H→I→N→P→O→S→U→W→Xとなる。
【0035】また、縦方向の結線順位(前記基板原点O
に対し1番上側にある点を1番として順位を付けてい
き、一番下にある点を最終点とする。尚、縦の長さが全
く同じものがあったときは前記原点に近い方即ち左にあ
る方の優先度が高いとする。)は、A→H→N→O→W
→C→U→F→P→I→D→K→S→Xとなる。更に、
逆横方向の結線順位(前記横方向結線順位の逆であ
る。)は、X→W→U→S→O→P→N→I→H→K→
F→C→D→Aとなる。
【0036】以下、同様にして各グループ毎の横方向、
縦方向、逆横方向の結線順位を求める。図7に示すノズ
ル2グループの横方向の結線順位は、B→M→L→T→
Vとなり、縦方向の結線順位は、V→B→M→L→Tと
なり、逆横方向の結線順位は、V→T→L→M→Bとな
る。また、図8に示すノズル3グループの横方向の結線
順位は、E→G→J→Q→Rとなり、縦方向の結線順位
は、G→R→J→Q→Eとなり、逆横方向の結線順位
は、R→Q→J→G→Eとなる。
【0037】続いて、プロセス3として各グループ別の
塗布作業の始点(その基板の塗布作業を行う最初の点、
本実施例では例えば基板原点Oに一番近い点とする。)
及び終点(塗布作業が完了する点、本実施例では例えば
基板原点Oに2番目に近い点とする。)を割り出す。
尚、前述の結線順位を求める際に同時に求めても良い。
この場合、ノズル1グループの始点はAで、終点はCで
ある(図6参照)。また、ノズル2グループの始点はB
で、終点はMである(図7参照)。更に、ノズル3グル
ープの始点はGで、終点はEである(図8参照)。
【0038】次に、プロセス4としてノズル1グループ
の始点、終点の最近点(最適化をはかる上で次の塗布位
置への移動時にXYテーブル3の移動が少ない方が良い
ため、各点から一番近い点を捜す。)の割り出しを行
う。この場合、図9に矢印を付して示すように始点Aの
最近点はD(Cは終点として既に決定している。)で、
Cの最近点はFである。このとき、RAM47により前
記結線と塗布点の管理が行われる。即ち、線1として始
点A−D、線2としてF−終点C及び結線されていない
点の数として12(始点と終点は除くが端点(結線され
た点のうちの最後に結ばれた点)は含む。)が記憶され
る。
【0039】次に、プロセス5としてノズル1グループ
の横方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと結線
を行う。横方向結線順位はAが始点、Cが終点であるた
め、プロセス2の横方向結線順位からAとCを削除する
とD→F→K→H→I→N→P→O→S→U→W→Xと
なる。この順番に従ってDの最近点を捜す。このとき、
Dは結線の端点なので1点とのみ結線される(端点から
は線が1本しか出せないという条件が予めROM48内
に設定されている。)。そして、Dの最近点はCである
がCは終点に決定しているので、次の候補を捜すとFと
なるが、この場合始点から結線されていった線と終点か
ら結線されていった線とが結線されていない点が存在す
るにも関わらずお互いに結びついてしまうため禁止する
ようにこの場合も予めROM48に設定されているの
で、図10に矢印で示す次の候補Kが決定される。尚、
始点と終点が結線できる条件は、結線されていない点の
数が0で端点が2つになった場合であるとROM48に
条件設定されている。このときも線の管理及び結線され
ていない点の数がRAM47に管理される。即ち、線1
として始点A−D−K、線2としてF−終点C及び結線
されていない点の数として11が記憶される。
【0040】次に、プロセス6としてノズル1グループ
の縦方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと結線
を行う。縦方向結線順位はAが始点、Cが終点であるた
め、プロセス2の縦方向結線順位からAとCを削除し、
プロセス5で既に結線した点(端点K、Fは除く。)D
も削除するとH→N→O→W→U→F→P→I→K→S
→Xとなる。この順番に従ってHの最近点を捜す。この
とき、Hは結線されていない点なので2点を捜すと、図
11に矢印で示すようにIとNとなる。この場合も線の
管理及び結線されていない点の数がRAM47に管理さ
れる。即ち、線1として始点A−D−K、線2としてF
−終点C、線3としてI−H−N及び結線されていない
点の数として10が記憶される。
【0041】次に、プロセス7としてノズル1グループ
の逆横方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと結
線を行う。逆横方向結線順位はAが始点、Cが終点であ
るため、プロセス2の逆横方向結線順位からAとCを削
除し、プロセス5、6で既に結線した点(端点K、F、
I、Nは除く。)D、Hも削除するとX→W→U→S→
O→P→N→I→K→Fとなる。この順番に従ってXの
最近点を捜す。このとき、Xは結線されていない点なの
で2点を捜すと、図12に矢印で示すようにWとUとな
る。この場合も線の管理及び結線されていない点の数が
RAM47に管理される。即ち、線1として始点A−D
−K、線2としてF−終点C、線3としてI−H−N、
線4としてW−X−U及び結線されていない点の数とし
て9が記憶される。
【0042】次に、プロセス8としてノズル1グループ
の横方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと結線
を行う。横方向結線順位はプロセス5乃至プロセス7で
結線された点(端点は除く。)を削除するとF→K→I
→N→P→O→S→U→Wとなる。この順番に従って線
の端点であるFの最近点を1点捜す。このときKとなる
が、この場合始点から結線されていった線と終点から結
線されていった線とが結線されていない点が存在するに
も関わらずお互いに結びついてしまうため禁止され、図
13に矢印で示す次の候補Iが決定される。このときも
線の管理及び結線されていない点の数がRAM47に管
理される。即ち、線1として始点A−D−K、線2とし
てN−H−I−F−終点C、線4としてW−X−U及び
結線されていない点の数として7が記憶される。尚、線
3は線2に統合された。
【0043】次に、プロセス9としてノズル1グループ
の縦方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと結線
を行う。縦方向結線順位はプロセス6乃至プロセス8で
既に結線した点(端点は除く。)N→O→W→U→P→
K→Sとなる。この順番に従って線の端点であるNの最
近点を1点捜すと、図14に矢印で示すようにOとな
る。この場合も線の管理及び結線されていない点の数が
RAM47に管理される。即ち、線1として始点A−D
−K、線2としてO−N−H−I−F−終点C、線4と
してW−X−U及び結線されていない点の数として6が
記憶される。
【0044】次に、プロセス10としてノズル1グルー
プの逆横方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと
結線を行う。逆横方向結線順位はプロセス7乃至プロセ
ス9で既に結線した点(端点は除く。)を削除するとW
→U→S→O→P→Kとなる。この順番に従って線の端
点であるWの最近点を1点捜すと、図15に矢印で示す
ようにSとなる。この場合も線の管理及び結線されてい
ない点の数がRAM47に管理される。即ち、線1とし
て始点A−D−K、線2としてO−N−H−I−F−終
点C、線4としてS−W−X−U及び結線されていない
点の数として5が記憶される。
【0045】次に、プロセス11としてノズル1グルー
プの横方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと結
線を行う。横方向結線順位はプロセス8乃至プロセス1
0で結線された点(端点は除く。)を削除するとK→P
→O→S→Uとなる。この順番に従って線の端点である
Kの最近点を1点捜すと、図16に矢印で示すようにP
となる。このときも線の管理及び結線されていない点の
数がRAM47に管理される。即ち、線1として始点A
−D−K−P、線2としてO−N−H−I−F−終点
C、線4としてS−W−X−U及び結線されていない点
の数として4が記憶される。
【0046】次に、プロセス12としてノズル1グルー
プの縦方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと結
線を行う。縦方向結線順位はプロセス9乃至プロセス1
1で既に結線した点(端点は除く。)を削除するとO→
U→P→Sとなる。この順番に従って線の端点であるO
の最近点を1点捜すと、図17に矢印で示すようにSな
る。この場合も線の管理及び結線されていない点の数が
RAM47に管理される。即ち、線1として始点A−D
−K−P、線2としてU−X−W−S−O−N−H−I
−F−終点C及び結線されていない点の数として2が記
憶される。尚、線4は線2に統合された。
【0047】次に、プロセス13としてノズル1グルー
プの逆横方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと
結線を行う。逆横方向結線順位はプロセス10乃至プロ
セス12で既に結線した点(端点は除く。)を削除する
とU→Pとなる。この順番に従って線の端点であるUの
最近点を1点捜すと、図18に矢印で示すようにPしか
残っていないのでPとなる。この場合も線の管理及び結
線されていない点の数がRAM47に管理される。即
ち、線1として始点A−D−K−P−U−X−W−S−
O−N−H−I−F−終点C及び結線されていない点の
数として0が記憶される。尚、線2は線1に統合され
た。
【0048】これにより、結線されていない点が0とな
ったので、ノズル1グループの最適化が終了する。次
に、プロセス14としてノズル2グループの始点、終点
の最近点の割り出しを行う。この場合、図19に矢印を
付して示すようにプロセス3で求めた始点Bの最近点は
L(Mは終点として既に決定している。)で、Mの最近
点はTである。このとき、RAM47により前記結線と
点の管理が行われる。即ち、線1として始点B−L、線
2としてT−終点M及び結線されていない点の数として
3(始点と終点は除くが端点は含む。)が記憶される。
【0049】次に、プロセス15としてノズル2グルー
プの横方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと結
線を行う。横方向結線順位はBが始点、Mが終点である
ため、プロセス2のノズル2グループの横方向結線順位
からBとMを削除するとL→T→Vとなる。この順番に
従って線の端点であるLの最近点を1点捜す。このと
き、MとなるがMは終点に決定しているので、次の候補
を捜すとTとなるが、この場合始点から結線されていっ
た線と終点から結線されていった線とが結線されていな
い点が存在するにも関わらずお互いに結びついてしまう
ため、図20に矢印で示す次の候補Vが決定される。こ
のときも線の管理及び結線されていない点の数がRAM
47に管理される。即ち、線1として始点B−L−V、
線2としてT−終点M及び結線されていない点の数とし
て2が記憶される。
【0050】次に、プロセス16としてノズル2グルー
プの縦方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと結
線を行う。縦方向結線順位はBが始点、Mが終点である
ため、プロセス2のノズル2グループの縦方向結線順位
からBとMを削除し、プロセス15で既に結線した点
(端点V、Tは除く。)Lも削除するとV→Tとなる。
この順番に従って線の端点であるVの最近点を1点捜す
と、図21に矢印で示すようにTとなる。この場合も線
の管理及び結線されていない点の数がRAM47に管理
される。即ち、線1として始点B−L−V−T−終点M
及び結線されていない点の数として0が記憶される。
尚、線2は線1に統合された。
【0051】これにより、結線されていない点の数が0
となったのでノズル2グループの最適化が終了する。次
に、プロセス17としてノズル3グループの始点、終点
の最近点の割り出しを行う。この場合、図22に矢印を
付して示すように始点Gの最近点はJで、終点Eの最近
点はGとJが最近点の候補からはずれているのでQであ
る。このとき、RAM47により前記結線と塗布点の管
理が行われる。即ち、線1として始点G−J、線2とし
てQ−終点E及び結線されていない点の数として3(始
点と終点は除くが端点は含む。)が記憶される。
【0052】次に、プロセス18としてノズル3グルー
プの横方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと結
線を行う。横方向結線順位はGが始点、Eが終点である
ため、プロセス2のノズル3グループの横方向結線順位
からGとEを削除するとJ→Q→Rとなる。この順番に
従って線の端点であるJの最近点を1点捜す。このと
き、EとなるがEは終点に決定しているので、次の候補
を捜すとQとなるが、この場合始点から結線されていっ
た線と終点から結線されていった線とが結線されていな
い点が存在するにも関わらずお互いに結びついてしまう
ため、図23に矢印で示す次の候補Rが決定される。こ
のときも線の管理及び結線されていない点の数がRAM
47に管理される。即ち、線1として始点G−J−R、
線2としてQ−終点E及び結線されていない点の数とし
て2が記憶される。
【0053】次に、プロセス19としてノズル3グルー
プの縦方向結線順位に従った点の最近点の割り出しと結
線を行う。縦方向結線順位はGが始点、Eが終点である
ため、プロセス2のノズル3グループの縦方向結線順位
からGとEを削除し、プロセス18で既に結線した点
(端点R、Qは除く。)Jも削除するとR→Qとなる。
この順番に従って線の端点であるRの最近点を1点捜す
と、図24に矢印で示すようにQとなる。この場合も線
の管理及び結線されていない点の数がRAM47に管理
される。即ち、線1として始点G−J−R−Q−終点E
及び結線されていない点の数として0が記憶される。
尚、線2は線1に統合された。
【0054】これにより、結線されていない点の数が0
となったのでノズル3グループの最適化が終了する。次
に、プロセス20として前述したようにして最適化され
たノズル別グループをノズル順に結合させる。前述した
ように各グループの最適の結果は、ノズル1グループが
始点A−D−K−P−U−X−W−S−O−N−H−I
−F−終点C、ノズル2グループが始点B−L−V−T
−終点Mそしてノズル3グループが始点G−J−R−Q
−終点Eである。これらをノズル順に結合すると、始点
A−D−K−P−U−X−W−S−O−N−H−I−F
−C−B−L−V−T−M−G−J−R−Q−終点Eと
なる(図25、図26参照)。
【0055】そして、このようにして求めた塗布順番に
より基板に塗布する状態をコンピュータ42のCRT5
0上でシュミレーションすると共に該基板への塗布作業
時間がコンピュータ42内の算出装置で各塗布点毎に逐
次算出され、算出の結果が画面上に表示される(図25
参照、尚便宜的に図5及び図25にのみ時間を表示させ
てある。)と共にその算出結果はRAM47に記憶され
る。このときの算出時間は、前述したように塗布サイク
ルタイムがTZ(msec)以内で行われるものに対し
てはTZ(msec)を塗布点毎足していき、XYテー
ブル3の移動距離がLZ(mm)を越えるかノズル5の
角度移動がZZ(度)を越えるか塗布時間(吐出時間)
がTT(msec)を越えるかノズル5の切替えを行う
か多点打ちを行うかの各場合には夫々の計算式を使用し
て塗布サイクルタイムを算出し、それらを順次足してい
く。これにより、作業者は塗布に関するデータが前記最
適化前の塗布順番により塗布した場合の算出結果より作
業完了時間が短縮されれば、最適化されたことが判断で
きる。
【0056】従って、最適化された場合にはコンピュー
タ42はデータを書き換える。また、最適化されなかっ
た場合には該データへの書き換えを行わない。更に、デ
ータの書き換えは作業者の操作により行うようにしても
良い。そして、最適化された塗布に関するデータは通信
ライン45を介して塗布装置1に送られる。尚、本実施
例ではデータの最適化を一旦データをコンピュータ42
に送り、コンピュータ42内で行っているが、例えばコ
ンピュータ42を介さずに塗布装置1内で処理させるよ
うにしても良い。
【0057】以下、動作について説明する。先ず、図示
しない上流側装置から供給コンベア2を介して塗布装置
1のXYテーブル3上に基板4が位置決めされた状態で
載置されると、塗布装置1のCPU15は、図26及び
図4に示す塗布に関するデータに基づいて塗布動作を開
始する。先ず、塗布順番を示す塗布ステップ番号(M−
NO)の1番目「0001」に設定されたX、Yデータ
に基づいてXYテーブル3を移動させて塗布条件データ
「001」に設定された条件であるノズル番号1の塗布
ノズル5の下方に最初の塗布位置(XA,YA)を位置
させる。そして、該塗布ノズル5を図示しない上下動機
構が選択固定した状態で該上下動機構を介して下降させ
て、該ノズル5の先端から予め図示しないエア供給機構
によりシリンジ6に塗布条件データで設定されたゲージ
圧ゲージ1(本実施例では各ノズル5にゲージ1、ゲー
ジ2で設定されている2種類の加圧力を選択する。)で
圧縮エアを所定塗布時間(吐出時間)T1供給して、ノ
ズル5先端に吐出させておいた接着剤が塗布される。こ
のとき、後工程で装着する部品の角度に対応してθ回転
させるように設定されていればノズル5を図示しない回
動機構により回動させた状態で塗布する(この場合、θ
Aである。)。塗布終了後、ノズル5は上昇される。
【0058】次に、塗布ステップ番号(M−NO)の2
番目「0002」に設定されたXD、YD位置上方にノ
ズル5が位置されるようにXYテーブル3を移動させて
塗布条件データ「001」に設定された条件により前述
したようにして基板4上に接着剤を塗布する。以下、同
様にして塗布動作が図26の塗布に関するデータに設定
された塗布ステップ順に続けられる。
【0059】1基板への塗布動作が終了したら、基板4
は図示しない下流側装置へ搬送される。以下、同様に2
枚目の基板4への塗布作業が行われる。また、本実施例
では1基板に1つの回路パターンを有する基板であった
が、例えば同一回路パターンから成る基板部を複数有す
る多面取り基板のようなものにおいても同様に最適化を
行い、最適化された塗布順番に従って最初の基板部への
塗布作業を行う。このとき、どの基板部から塗布作業を
開始するかも含めて最適化するようにしても良い。
【0060】更に、本実施例では3本のノズル5による
塗布作業について説明したが、他の組み合わせにおいて
も同様に最適化される。また、ノズル1、ノズル2、ノ
ズル3、ノズル4のどのノズル5から順に塗布作業を行
っても構わない。更に、本実施例では各グループ別に横
方向結線順位、縦方向結線順位、逆横方向結線順位を求
め、横方向、縦方向そして逆横方向の順に順次結線を繰
り返しているが、順番はこれに限らず、どの方向から行
うか設定可能としても良く、コンピュータ42あるいは
塗布装置1にどの方向から行えば塗布作業が最短となる
か全ての場合をシュミレーションさせても良い。
【0061】また、本発明は塗布装置に限らず、例えば
該塗布装置の後工程でチップ部品を基板上に装着する部
品装着装置の装着に関するデータの最適化にも応用でき
る。また、塗布装置と部品装着装置と別々の装置で各々
データの最適化を行わなくとも塗布順番の最適化が済ん
だデータを装着装置に通信してそれまであった装着デー
タの装着順番を変更させるようにしても良く、装着順番
の最適化が済んだデータを塗布装置に通信しても良い。
【0062】
【発明の効果】以上、本発明によれば、塗布作業完了時
間の最適化をはかることができ、塗布作業にかかる時間
の短縮がはかれ、生産性が向上し、また、データの最適
化のために費やされる人的労力が削減できるのはもちろ
ん、従来生産運転させないと塗布にかかる所要時間がわ
からなかったが、画面上に塗布作業をシュミレーション
させると共に作業時間を表示させたので、作業者は所要
時間が認識でき、例えば生産管理等に役立てられる。ま
た、画面上にシュミレーションさせたため、現状の塗布
に関するデータの塗布順番に基づいた塗布作業の無駄の
有無が一目瞭然となった。特に、本願発明3及び本願発
明4の塗布装置においては、変更装置により塗布順番が
変更された新たな塗布に関するデータに基づいた塗布作
業の始点から終点までをシュミレーションし、シュミレ
ーションした際の塗布作業にかかった時間を第2の算出
装置にて算出し、第2の算出装置による算出時間が変更
前のデータに基くシュミレーションの第1の算出装置に
よる算出時間より短い場合に記憶装置に記憶されている
塗布に関するデータを前記の新たな塗布に関するデータ
に変換装置によって書き換えるので、塗布作業の始点か
ら終点までを通したシュミレーションの結果に基いて塗
布作業にかかる時間を確実に短縮することができる。ま
た、本願発明5の塗布装置においては、異なる塗布ノズ
ルを用いた塗布作業においても、シュミレーションによ
り作業時間を短縮することができます。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布装置の構成回路図である。
【図2】塗布装置を示す斜視図である。
【図3】塗布データを示す図である。
【図4】塗布条件データを示す図である。
【図5】CRTに表示されたシュミレーション画面を示
す図である。
【図6】CRTに表示されたシュミレーション画面を示
す図である。
【図7】CRTに表示されたシュミレーション画面を示
す図である。
【図8】CRTに表示されたシュミレーション画面を示
す図である。
【図9】CRTに表示されたシュミレーション画面を示
す図である。
【図10】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図11】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図12】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図13】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図14】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図15】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図16】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図17】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図18】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図19】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図20】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図21】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図22】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図23】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図24】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図25】CRTに表示されたシュミレーション画面を
示す図である。
【図26】最適化された塗布データを示す図である。
【図27】移動距離に対する加減速時間及び最高周波数
との対応表を示す図である。
【図28】移動角度に対する加減速時間及び最高周波数
との対応表を示す図である。
【図29】各ノズルの配列状態を示す図である。
【符号の説明】
1 塗布装置 3 XYテーブル 5 塗布ノズル 13 RAM 15 CPU 42 コンピュータ 45 通信ライン 47 RAM 49 CPU

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上に塗布ノズルを介して塗
    布剤を塗布する塗布装置に於いて、前記基板上の塗布位
    置や塗布量等のデータがある塗布順番毎に設定された塗
    布に関するデータを記憶する記憶装置と、該記憶装置に
    記憶された塗布に関するデータに基づいた塗布作業を表
    示装置の画面上に図形化して表示させた基板上にシュミ
    レーションするシュミレーション装置とを設けたことを
    特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 プリント基板上に塗布ノズルを介して塗
    布剤を塗布する塗布装置に於いて、前記基板上の塗布位
    置や塗布量等のデータがある塗布順番毎に設定された塗
    布に関するデータを記憶する記憶装置と、該記憶装置に
    記憶された塗布に関するデータに基づいた塗布作業を表
    示装置の画面上に図形化して表示させた基板上にシュミ
    レーションするシュミレーション装置と、該シュミレー
    ションした際の当該塗布作業にかかった時間を算出する
    算出装置とを設けて、前記表示装置に該算出装置による
    算出結果を表示させたことを特徴とする塗布装置。
  3. 【請求項3】 プリント基板上に塗布ノズルを介して塗
    布剤を塗布する塗布装置に於いて、前記基板上の塗布位
    置や塗布量等のデータがある塗布順番毎に設定された塗
    布に関するデータを記憶する記憶装置と、該記憶装置に
    記憶された塗布に関するデータに基づいた塗布作業の始
    点から終点までをシュミレーションする第1のシュミレ
    ーション装置と、該シュミレーションした際の当該塗布
    作業にかかった時間を算出する第1の算出装置と、前記
    塗布に関するデータの塗布順番をある条件に従って所望
    の順番となるように入れ換えを行う変更装置と、該変更
    装置により塗布順番が変更された新たな塗布に関するデ
    ータに基づいた塗布作業の始点から終点までをシュミレ
    ーションする第2のシュミレーション装置と、該シュミ
    レーションした際の当該塗布作業にかかった時間を算出
    する第2の算出装置と、該第2の算出装置による算出時
    間が前記第1の算出装置による算出時間より短い場合に
    前記記憶装置に記憶されている塗布に関するデータを前
    記変更装置により塗布順番が変更された新たな塗布に関
    するデータに書き換える変換装置とを設けたことを特徴
    とする塗布装置。
  4. 【請求項4】 プリント基板上に塗布ノズルを介して塗
    布剤を塗布する塗布装置に於いて、前記基板上の塗布位
    置や塗布量等のデータがある塗布順番毎に設定された塗
    布に関するデータを記憶する記憶装置と、該記憶装置に
    記憶された塗布に関するデータに基づいた塗布作業の始
    点から終点までを表示装置の画面上に図形化して表示さ
    せた基板上にシュミレーションする第1のシュミレーシ
    ョン装置と、該シュミレーションした際の当該塗布作業
    にかかった時間を算出する第1の算出装置と、前記塗布
    に関するデータの塗布順番をある条件に従って所望の順
    番となるように入れ換えを行う変更装置と、該変更装置
    により塗布順番が変更された新たな塗布に関するデータ
    に基づいた塗布作業の始点から終点までを表示装置の画
    面上に図形化して表示させた基板上にシュミレーション
    する第2のシュミレーション装置と、該シュミレーショ
    ンした際の当該塗布作業にかかった時間を算出する第2
    の算出装置と、該第2の算出装置による算出時間が前記
    第1の算出装置による算出時間より短い場合に前記記憶
    装置に記憶されている塗布に関するデータを前記変更装
    置により塗布順番が変更された新たな塗布に関するデー
    タに書き換える変換装置とを設けたことを特徴とする塗
    布装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のシュミレーション装置は前記
    記憶装置に記憶された塗布に関するデータを異なる塗布
    ノズル別のグループに分け、塗布順番を異なる前記塗布
    ノズル別のグループ毎にシュミレーションし、且つ前記
    塗布ノズル別のグループ毎のシュミレーション結果を塗
    布ノズル順に結合し、表示装置の画面上に図形化して表
    示させた基板上にシュミレーションすることを特徴とす
    る請求項3または請求項4に記載の塗布装置。
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