JP3614029B2 - ペースト塗布装置およびペースト塗布方法 - Google Patents

ペースト塗布装置およびペースト塗布方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップボンディング用のペーストを塗布するペースト塗布装置およびペースト塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
リードフレームなどの基板にチップをボンディングするダイボンディングにおいては、基板表面のボンディング位置にボンディング用のペーストが塗布される。ボンディング対象のチップがある程度以上のサイズになると、広い塗布エリアにペーストを塗布する必要があるため、塗布エリア内の複数の点にペーストを塗布する多点塗布が行われる。従来多点塗布には、塗布点の数に応じた個数の吐出ニードルを備えたいわゆるシャワーノズルが一般に用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シャワーノズルを用いる方法ではボンディング対象のチップ種類ごとに専用のノズルを必要とし、多品種を対象とする場合には多種類のノズルを準備する必要があるため製作コスト的にも部品管理面においても負荷が大きいものであった。またシャワーノズルでは同一吐出源を用いて多数のニードルを介してペーストを吐出させる方式が用いられるため、ニードルの配置によって個々のニードルから吐出されるペーストの吐出量がばらつき、均一で安定したペースト塗布を実現することが困難であった。このように従来のペースト塗布装置で多点塗布を行う場合には、品質の安定した塗布を効率的に行うことが困難であるという問題点があった。
【0004】
そこで本発明は、品質の安定した塗布を効率的に行えるペースト塗布装置およびペースト塗布方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項記載のペースト塗布装置は、塗布対象物の表面に設定された塗布エリア内の複数の塗布点に塗布ノズルによってチップボンディング用のペーストを点状に塗布するペースト塗布装置であって、塗布ノズルよりペーストを吐出させる吐出手段と、前記塗布ノズルの吐出口を前記塗布対象物に対して相対的に移動させる移動手段と、前記複数の各塗布点の位置を示す塗布座標データおよび各塗布点の相対的な塗布量を定める相対塗布量データを含む塗布パターンを記憶する塗布パターン記憶部と、前記塗布エリア内におけるペーストの全塗布量に関する全塗布量データを記憶する全塗布量データ記憶部と、前記相対塗布量データと前記全塗布量データより各塗布点における絶対塗布量を算出する絶対塗布量算出部と、前記塗布座標データに基づいて前記移動手段を制御するとともに前記絶対塗布量に基づいて前記吐出手段を制御する制御手段とを備えた。
【0014】
請求項記載のペースト塗布装置は、請求項記載のペースト塗布装置であって、前記塗布パターンは各塗布点における吐出口の吐出高さを求める吐出高さデータを含み、前記制御部は前記吐出高さデータと前記塗布座標データに基づいて前記移動手段を制御する。
【0015】
請求項記載のペースト塗布装置は、請求項記載のペースト塗布装置であって、前記塗布パターンは各塗布点の塗布順序を定める塗布順序データを含む。
【0016】
請求項記載のペースト塗布装置は、請求項記載のペースト塗布装置であって、前記塗布パターン記憶部に記憶される塗布パターンのデータを入力又は編集可能な入力手段を備えた。
【0017】
請求項記載のペースト塗布装置は、請求項記載のペースト塗布装置であって、前記塗布パターン記憶部に記憶された塗布パターンに基づいて塗布パターンのデータを表示画面上に表示する表示手段を備えた。
【0018】
請求項記載のペースト塗布装置は、請求項記載のペースト塗布装置であって、前記塗布パターン記憶部に複数の塗布パターンを記憶し、前記制御手段は前記複数の塗布パターンのいずれか1つを用いて前記吐出手段および前記移動手段を制御する。
【0019】
請求項記載のペースト塗布装置は、請求項記載のペースト塗布装置であって、ボンディングされるチップのサイズに応じて、複数の塗布パターンのうちいずれか1つを選択する塗布パターン選択部を備えた。
【0020】
請求項記載のペースト塗布方法は、塗布対象物の表面に設定された塗布エリア内の複数の塗布点に塗布ノズルによってチップボンディング用のペーストを点状に塗布するペースト塗布方法であって、前記複数の各塗布点の位置を示す塗布座標データおよび各塗布点の相対的な塗布量を定める相対塗布量データを含む塗布パターンを塗布パターン記憶部に記憶させるとともに、前記塗布エリア内におけるペーストの全塗布量に関する全塗布量データを全塗布量データ記憶部に記憶させておき、ペーストの塗布に際しては、前記塗布ノズルの吐出口を前記塗布対象物に対して相対的に移動させる移動手段を前記塗布座標データに基づいて制御するとともに、前記塗布ノズルよりペーストを吐出させる吐出手段を前記相対塗布量データと前記全塗布量データより算出された各塗布点における絶対塗布量に基づいて制御するようにした。
【0021】
各請求項記載の発明によれば、塗布エリア内の塗布点の塗布座標データおよび各塗布点の塗布量データを含む塗布パターンを記憶させておき、この塗布パターンに基づいて塗布ノズルの移動手段およびペーストの吐出手段を制御することにより、多種類のボンディング対象チップの各品種に応じたペースト塗布を効率よく行うことができる。
【0022】
また、好ましくは塗布パターンに吐出口の吐出高さデータや塗布順序データを含めることにより、高精度のペースト塗布を行うことができ、更に塗布パターンを入力・編集可能とし、入力して記憶された複数の塗布パターンを表示画面上に表示させ、これらの塗布パターンのうちの1つを選択することにより、品種切り替え時の操作性・利便性を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のダイボンディング装置の斜視図、図2は同ダイボンディング装置の制御系の構成を示すブロック図、図3は同ダイボンディング装置のペースト塗布機能の機能ブロック図、図4(a),(b),(c)は同ペースト塗布パターンを示す図、図5は同ダイボンディング装置の表示画面を示す図である。
【0024】
まず図1を参照してダイボンディング装置の構造を説明する。図1においてチップ供給部1にはウェハシート2が図示しない保持テーブルによって保持されている。ウェハシート2には多数の半導体素子であるチップ3が貼着されている。チップ供給部1の側方には搬送路5が配設されており、搬送路5はリードフレーム6を搬送しペースト塗布位置およびボンディング位置にリードフレーム6を位置決めする。チップ供給部1の上方にはボンディングヘッド4が配設されており、ボンディングヘッド4は図示しない移動機構により水平移動および上下動する。
【0025】
搬送路5の側方にはペースト塗布部9が配設されている。ペースト塗布部9は、移動テーブル10に塗布ノズル15aを備えたディスペンサのシリンジ15を装着して構成されている。移動テーブル10は、Y軸テーブル11上にX軸テーブル12を段積みし、さらにその上にL型ブラケット13を介してZ軸テーブル14を垂直方向に結合して構成されている。Y軸テーブル11、X軸テーブル12、Z軸テーブル14は、それぞれY軸モータ11a、X軸モータ12a、Z軸モータ14aを備えている。
【0026】
X軸モータ12a、Y軸モータ11aおよびZ軸モータ14aを駆動することによりシリンジ15はリードフレーム6上で水平方向および上下方向に移動する。シリンジ15の内部にはチップ3をリードフレーム6に接着するペースト7が貯溜されており、シリンジ15内にディスペンサ20(図2参照)によって空気圧を付与することにより、塗布ノズル15aの吐出口からペーストが吐出される。
【0027】
リードフレーム6上面のチップ3がボンディングされるチップボンディング部位6aは、ペーストが塗布される塗布エリア6aであり、塗布ノズル15aの吐出口を塗布エリア6a内に設定される複数の各塗布点上に移動させ、各塗布点において塗布ノズル15aからペーストを吐出させることにより、塗布対象物であるリードフレーム6の表面に設定された塗布エリア6a内にはペースト7が点状に塗布される。シリンジ15、塗布ノズル15aおよびシリンジ15に空気圧を付与するディスペンサ20はペースト7の吐出手段であり、移動テーブル10は塗布ノズル15aの吐出口を移動させる移動手段となっている。
【0028】
このペースト塗布後、リードフレーム6は搬送路5上をボンディング位置8に送られ、位置決めされる。そして塗布エリア6a内に塗布されたペースト7上に、ボンディングヘッド4のノズル4aによってチップ供給部1からピックアップされたチップ3がボンディングされる。
【0029】
次に図2を参照してダイボンディング装置の制御系の構成を説明する。図2においてディスペンサ20はシリンジ15と接続されており、ディスペンサ20からシリンジ15内を加圧することによりノズル15aの吐出口からペーストが吐出される。Z軸モータ駆動部21はシリンジ15を上下動させるZ軸モータ14aを駆動する。Y軸モータ駆動部22、X軸モータ駆動部23は、それぞれY軸モータ11a、X軸モータ12aを駆動する。ボンディングヘッド駆動部24は、チップ供給部1からチップ3をピックアップしてボンディングするボンディングヘッド4を駆動する。
【0030】
記憶部25は各部の処理や動作を行うためのプログラムや、塗布エリア6a内の塗布座標データや塗布量などの塗布パターンのデータを記憶する。制御部26は記憶部25に記憶されたプログラムに従って各部を制御する。入力部27は、キーボードやマウスであり、制御指示の操作入力や塗布パターンのデータ入力を行う。表示部28はディスプレイ装置であり、操作入力時の画面や、塗布パターンのデータを画面表示する。
【0031】
次に図3を参照してダイボンディング装置のペースト塗布の処理機能について説明する。図3において、入力処理部30、表示処理部31、データ処理部34および塗布パターン選択部35は、図2に示す制御部26によって行われる処理を示しており、チップサイズ記憶部32および複数の塗布パターンを記憶する塗布パターン記憶部33は図2に示す記憶部25に記憶されるデータ内容を示すものである。
【0032】
入力処理部30は、入力部27からの入力信号を処理し、各部への制御コマンドを出力するとともに、記憶部25へのデータの書き込みを行う。すなわち、塗布パターンを構成する各種のデータを入力部27から入力し入力処理部30により所定のパターンに従って記憶部25に書き込むことにより、塗布パターンのデータが編集される。したがって入力部27および入力処理部30は、塗布パターンのデータを入力し編集可能な入力手段となっている。
【0033】
塗布パターン記憶部33は、入力処理部30によって編集された複数の塗布パターンのデータを、ボンディング対象のチップ品種毎に記憶する。塗布パターンのデータは、塗布量データ33a、塗布点座標データ33b、ノズル高さデータ33c、および塗布順序データ33dを含んで構成される。塗布量データ33aは、各塗布点毎ペースト塗布量を示すデータであり、塗布点座標データ33bは、各塗布点のXY座標値を示すデータである。ノズル高さデータ33cはペースト塗布時のノズル15aの下端部の塗布面からの高さ寸法、すなわち吐出高さを示すものであり、各塗布点毎に適正なノズル高さが設定される。塗布順序データ33dは、塗布エリア内での各塗布点の塗布順序を示すものである。ペースト塗布時には、これらの複数の塗布パターンのいずれか1つを用いて、前述の移動手段および吐出手段が制御される。
【0034】
チップサイズ記憶部32は、ボンディング対象のチップのサイズをチップ品種ごとに記憶する。表示処理部31は、入力処理部30からの制御コマンドに従い記憶部25から読み出したデータを表示する表示処理を行う。すなわち、塗布パターン記憶部33に記憶された塗布パターンやチップサイズ記憶部32に記憶されたチップサイズのデータは、塗布パターンを示すグラフィック画像とともに表示処理部31によって表示処理され、表示手段である表示部28の画面に表示される。この表示画面については図5にて後述する。
【0035】
塗布パターン選択部35は、ボンディング対象のチップ品種が指示されることにより、塗布パターン記憶部33に記憶された複数の塗布パターンのうち、いずれか1つを指示されたチップのサイズに応じて選択する。この選択は、チップのサイズや形状によって予め設定された塗布パターン選択条件に基づいて自動的に行われる。記憶された塗布パターンに当該チップサイズに最適の塗布パターンがない場合には、自動的に最も類似した塗布パターンが選定される。もちろん最適のパターンがない場合には、作業者が表示画面上で類似塗布パターンに対して全体の拡大・縮小や部分的な塗布点の追加などの修正を施して最適化し、新たな塗布パターンとして登録することもできる。
【0036】
なお、塗布パターンの選定は塗布パターン選択部34によって自動的に行う替りに、作業者が入力部27からデータ処理部34に対して直接に指示入力することにより行ってもよい。データ処理部34は、選択された塗布パターンのデータを記憶部25から読み取り、これらのデータを塗布順序データに基づいて各塗布点ごとにディスペンサ20、Z軸モータ駆動部21、X軸モータ駆動部22、Y軸モータ駆動部23に順次出力する。
【0037】
これにより、ノズル15aは塗布エリア6a内で移動し、所定の塗布点に所定塗布量のペースト7を所定のノズル高さで塗布する。すなわち、データ処理部34は塗布座標データに基づいて移動手段を制御し、塗布量データに基づいて吐出手段を制御する制御手段となっている。このとき、前述のようにノズル高さデータ33cに基づいてノズル15aの高さが制御される。
【0038】
ここで塗布パターンおよび塗布パターンを構成するデータについて、図4、図5を参照して説明する。図4(a),(b),(c)はそれぞれサイズの異る大中小三種類のチップをボンディングするために用いられるペーストの塗布パターンを示している。図4(a)の塗布エリア(小)Aaには中心位置に1つの塗布点7aのみが設定される。図4(b)の塗布エリア(中)Abには、塗布エリアAbのコーナ部に4点の塗布点7bと、中心位置に塗布点7bよりも塗布量が大きい塗布点7cが設定される。また図4(b)に示す塗布エリア(大)Acでは、塗布量の異る3種類の塗布点7d,7eおよび7fを最も塗布量の大きな塗布点7fを中心にして点対称に配置した例を示している。
【0039】
次に塗布パターンの表示画面について図5を参照して説明する。図5において、表示画面40には塗布パターンの名称を示す表示枠41および各塗布点ごとにXY座標値、ノズル高さ、塗布量および塗布順序を示すデータ表が表示されるとともに、当該塗布パターンのグラフィック画像が塗布エリア46内に各塗布点を描いて表示される。図5では、図4(b)に示す塗布エリアAbの例が示されており、塗布点7b,7cが描かれている。またボンディング対象のチップのチップサイズWX,WYおよび当該パターンによって塗布されるペーストの量を示す全塗布量も同時にそれぞれ表示枠43,44,45に表示される。なおこれらの表示枠41,43,44,45は当該データを表示するとともに、画面上でデータを入力する際の入力枠ともなっている。
【0040】
このように、塗布パターンは、塗布エリア内における塗布点の位置を示す塗布点座標データ33b、各塗布点における塗布量を示す塗布量データ33a、塗布動作時のシリンジ15の移動経路を示す塗布順序データ33dおよび各塗布点におけるノズル高さデータ33cを含むものとなっている。ここでノズル高さデータ33cを含むのは、各塗布点における塗布量が異るため、同一高さ寸法で塗布を行うと塗布量が大きい塗布点ではノズル15aの下端部にペーストが付着して塗布不良を発生するからである。塗布動作においては、このノズル高さデータ33cと塗布点座標データ33bに基づいて移動手段であるX軸テーブル12,Y軸テーブル11およびZ軸テーブル14の各テーブルの動作が制御されるとともに、塗布量データ33aに基づいて吐出手段であるディスペンサ20が制御される。
【0041】
このボンディング装置は上記の様に構成されており、以下ボンディング装置によるペースト塗布動作について図5に示す塗布パターンを参照して説明する。図1において、搬送路5上をリードフレーム6が搬送され、ペースト塗布部9の下方に位置決めされる。次いで移動テーブル10を駆動してシリンジ15の塗布ノズル15aをリードフレーム6の塗布エリア6a上に位置させ、多点塗布が開始される。
【0042】
まず塗布ノズル15aを図5の塗布パターンに示す塗布順序に従って移動させ各塗布点にペーストを塗布する。ここでは、各コーナ点に設定された塗布点7bの2カ所(順番1,2)にまずペーストを塗布し、次いで中心点に設定された塗布点7c(順番3)、その後残りの塗布点7b(順番4,5)にペーストを塗布する。このとき、各塗布点においてノズル15aの下端部の塗布面からの高さ寸法が、予め塗布パターンのデータとして設定された所定高さとなるようにノズル高さが制御される。これにより、各塗布点ではノズル15aの下端部は塗布量に応じた適正な高さ位置に保たれ、不具合のない良好な塗布が行われる。
【0043】
また、チップ品種に応じて複数の塗布パターンを予め記憶させておき、ボンディング装置の起動に際しては、チップ品種あるいはチップサイズなどの限られたデータを入力するのみで、複数の塗布パターンのうちの適正な塗布パターンを自動的に選択する機能を備えることにより、ボンディング装置の操作性を向上させることができる。このとき、塗布パターンのデータが表示画面に表示されるので、作業者は常に塗布条件を確認することができ、利便性の向上とともに良好な品質を確保することができる。
【0044】
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2のペースト塗布装置の処理機能を示す機能ブロック図である。図6に示す各部のうち、同一符号を付したものは図3に示す処理機能と同様である。記憶部25’には、実施の形態1におけるものと同様のチップサイズ記憶部32のほかに、塗布パターン記憶部33,全塗布量データ記憶部48および絶対塗布量データ記憶部48が設けられている。
【0045】
塗布パターン記憶部33’に記憶された複数の塗布パターンは、相対塗布量データ33’a、塗布点座標データ33’b、ノズル高さデータ33’cおよび塗布順序データ33’dより構成される。相対塗布量データ33’aは各塗布点毎の相対的な塗布量の割合を示すデータであり、チップのサイズや形状によって標準化されたものとなっている。塗布点座標データ33’b、ノズル高さデータ33’cおよび塗布順序データ33’dは実施の形態1におけるものと同様である。
【0046】
全塗布量データ記憶部47は、1つの塗布エリア6aの各塗布点に塗布されるペースト7の塗布量の総計を示す全塗布量データを記憶する。この全塗布量データは、入力部27より入力される。そしてこの全塗布量データと相対塗布量に基づいて、各塗布点に塗布される絶対塗布量が算出される。この演算は、絶対塗布量算出部49によって行われ、算出された絶対塗布量のデータは記憶部25の絶対塗布量データ記憶部48に記憶される。
【0047】
そしてペースト塗布に際しては、実施の形態1における塗布量データの替わりにこの絶対塗布量データがデータ処理部34に読み込まれ、塗布点座標データ、ノズル高さデータおよび塗布順序データに基づいて、実施の形態1と同様に移動手段であるX軸テーブル12,Y軸テーブル11およびZ軸テーブル14の各テーブルの動作が制御されるとともに、絶対塗布量データに基づいて吐出手段であるディスペンサ20が制御される。これにより、各塗布点には所定の塗布量のペーストが塗布されるとともに、各塗布点の塗布量の総計は所定の全塗布量に保たれる。
【0048】
本実施の形態2では、全塗布量と標準化されたデータから選択された相対塗布量データに基づいて絶対塗布量が算出されるので、塗布パターンのデータ作成時には各塗布点毎の塗布量をその都度設定する必要が無く、塗布パターンの設定に要する労力を軽減することが出来る。複数の塗布パターンのうちの適正な塗布パターンを自動的に選択する機能を備えることによるボンディング装置の操作性の向上、塗布パターンのデータが表示画面に表示されることによる利便性の向上については、実施の形態1と同様である。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、塗布エリア内の塗布点の塗布座標データおよび各塗布点の塗布量データを含む塗布パターンを記憶させておき、この塗布パターンに基づいて塗布ノズルの移動手段およびペーストの吐出手段を制御するようにしたので、多種類のボンディング対象チップの各品種に応じたペースト塗布を効率よく行うことができる。
【0050】
また、好ましくは塗布パターンのデータに吐出口の吐出高さデータや塗布順序データを含めることにより、高精度のペースト塗布を行うことができ、更に塗布パターンを入力・編集可能とし、入力して記憶された複数の塗布パターンを表示画面上に表示させ、これらの塗布パターンのうちの1つを選択することにより、品種切り替え時の操作性・利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のダイボンディング装置の斜視図
【図2】本発明の実施の形態1のダイボンディング装置の制御系の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1のダイボンディング装置のペースト塗布機能の機能ブロック図
【図4】(a)本発明の実施の形態1のペースト塗布パターンを示す図
(b)本発明の実施の形態1のペースト塗布パターンを示す図
(c)本発明の実施の形態1のペースト塗布パターンを示す図
【図5】本発明の実施の形態1のダイボンディング装置の表示画面を示す図
【図6】本発明の実施の形態2のペースト塗布装置の処理機能を示す機能ブロック図
【符号の説明】
3 チップ
6 リードフレーム
6a 塗布エリア
7 ペースト
7a,7b,7c,7d,7e 塗布点
10 移動テーブル
11 Y軸テーブル
12 X軸テーブル
14 Z軸テーブル
15 シリンジ
15a 塗布ノズル
20 ディスペンサ
25 記憶部
26 制御部
27 入力部
28 表示部
31 表示処理部
32 チップサイズ記憶部
33 塗布パターン記憶部
33a 塗布量データ
33b 塗布点座標データ
33c ノズル高さデータ
33d 塗布順序データ
33’a 相対塗布量データ
34 データ処理部
35 塗布パターン選択部
47 全塗布量データ記憶部
49 絶対塗布量算出部

Claims (8)

  1. 塗布対象物の表面に設定された塗布エリア内の複数の塗布点に塗布ノズルによってチップボンディング用のペーストを点状に塗布するペースト塗布装置であって、塗布ノズルよりペーストを吐出させる吐出手段と、前記塗布ノズルの吐出口を前記塗布対象物に対して相対的に移動させる移動手段と、前記複数の各塗布点の位置を示す塗布座標データおよび各塗布点の相対的な塗布量を定める相対塗布量データを含む塗布パターンを記憶する塗布パターン記憶部と、前記塗布エリア内におけるペーストの全塗布量に関する全塗布量データを記憶する全塗布量データ記憶部と、前記相対塗布量データと前記全塗布量データより各塗布点における絶対塗布量を算出する絶対塗布量算出部と、前記塗布座標データに基づいて前記移動手段を制御するとともに前記絶対塗布量に基づいて前記吐出手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするペースト塗布装置。
  2. 前記塗布パターンは各塗布点における吐出口の吐出高さを求める吐出高さデータを含み、前記制御部は前記吐出高さデータと前記塗布座標データに基づいて前記移動手段を制御することを特徴とする請求項記載のペースト塗布装置。
  3. 前記塗布パターンは各塗布点の塗布順序を定める塗布順序データを含むことを特徴とする請求項記載のペースト塗布装置。
  4. 前記塗布パターン記憶部に記憶される塗布パターンのデータを入力又は編集可能な入力手段を備えたことを特徴とする請求項記載のペースト塗布装置。
  5. 前記塗布パターン記憶部に記憶された塗布パターンに基づいて塗布パターンのデータを表示画面上に表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項記載のペースト塗布装置。
  6. 前記塗布パターン記憶部に複数の塗布パターンを記憶し、前記制御手段は前記複数の塗布パターンのいずれか1つを用いて前記吐出手段および前記移動手段を制御することを特徴とする請求項記載のペースト塗布装置。
  7. ボンディングされるチップのサイズに応じて複数の塗布パターンのいずれか1つを選択する塗布パターン選択部を備えたことを特徴とする請求項記載のペースト塗布装置。
  8. 塗布対象物の表面に設定された塗布エリア内の複数の塗布点に塗布ノズルによってチップボンディング用のペーストを点状に塗布するペースト塗布方法であって、前記複数の各塗布点の位置を示す塗布座標データおよび各塗布点の相対的な塗布量を定める相対塗布量データを含む塗布パターンを塗布パターン記憶部に記憶させるとともに、前記塗布エリア内におけるペーストの全塗布量に関する全塗布量データを全塗布量データ記憶部に記憶させておき、ペーストの塗布に際しては、前記塗布ノズルの吐出口を前記塗布対象物に対して相対的に移動させる移動手段を前記塗布座標データに基づいて制御するとともに、前記塗布ノズルよりペーストを吐出させる吐出手段を前記相対塗布量データと前記全塗布量データより算出された各塗布点における絶対塗布量に基づいて制御することを特徴とするペースト塗布方法。
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