JP4393735B2 - スクリーン印刷機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、はんだ粉末とペースト状フラックスとの混合物からなるソルダペーストを基板に対して塗布するスクリーン印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図8(a)に示すように、ステージ上にセットした基板Wにスクリーン印刷用のマスクシート50を重ね合わせ、マスクシート上に供給したソルダペーストをスキージ52a,52bにより広げ延ばすことにより、マスクシート50に形成された開口部を介して基板Wの所定位置にソルダペースト(ハッチングで示す;ペーストと略す)を塗布するようにしたスクリーン印刷機は一般に知られている。
【0003】
この種のスクリーン印刷機では、同図に示すように一対のスキージ52a,52b(第1スキージ52a,第2スキージ52bという)が設けられ、これらを一体に往復移動させながら往動時と復動時とでスキージ52a,52bを交互に使用して効率的にペーストを塗布するように構成されている。すなわち、往動時には同図に示すように第1スキージ52aをマスクシート上に、第2スキージ52bを上方に待避させた状態でペーストを塗布し、復動時には、図8(b)〜(d)に示すように、第1スキージ52aと第2スキージ52bとを切替えた状態で第2スキージ52bによりペーストを塗布するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように塗布されるペーストはある程度粘性の高いものであり、そのためスキージ切替えによりスキージ52a,52bを待避位置に移動させる際に、図8(b)等に示すようにペーストがスキージ52a,52bの先端部分に糸引き状態(垂れ下がった状態)で付着することが多い。
【0005】
このように付着したペースト(付着ペーストという)は、その後、スキージ52a,52bがマスクシート50上の接触ポイントにセットされたときに、例えば図9に示すようにスキージ(同図では第2スキージ52b)の後側、つまり移動方向と反対側に回り込んだ状態で付着することがある。なお、ペーストの粘性が低い場合には、待避位置のスキージ52a,52bからペーストが滴下し、この滴下したペーストの真上からスキージ52a,52bがマスクシート50に接触することにより、同様に図9に示す状態となる。この場合には、例えばその後のスキージ52bの移動に伴い付着ペーストが引きずられ、既にペーストが塗布されている基板上を再度付着ペーストが通過することとなり、基板上に塗布されるペーストの厚みが不均一になり、また、印刷後、基板Wのマスクシート50からの離脱時にペーストの一部が印刷用開口部の下端周辺に残り、マスクシート50に対してその下側から未印刷の基板W(次の基板W)が接触するときに開口部周辺のペーストが該基板Wとマスクシート50との間に広がるなどして印刷品質を損なう原因の一つとなる。従って、この点を解決することが望まれる。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、スキージの後側にソルダペーストが回り込んで付着するのを有効に防止し、これにより印刷品質の向上を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、一対のスキージを有し、両スキージを一体に往復移動させながら各スキージを交互にマスクシートに沿って移動させることにより、該マスクシート上に供給されるソルダペーストを前記スキージにより延ばして該マスクシートに積層された基板に塗布するスクリーン印刷機において、前記スキージをマスクシートと平行な水平方向および上下方向に移動させる移動手段と、この移動手段の駆動を制御する駆動制御手段とを有し、この駆動制御手段は、一方側のスキージによるペースト塗布動作の終了後、当該一方側のスキージを、当該スキージによるペースト塗布方向下流側に斜め方向に上昇させながら前記マスクシート上方の所定の待避位置に移動させ、その後、前記退避位置にある他方側のスキージのうち前記マスクシートに圧接する部分が前記ソルダペースト上方に位置するように両スキージを前記一方側のスキージによるペースト塗布方向上流側に一旦戻してから、前記他方側のスキージを、該スキージによるペースト塗布方向下流側から上流側に斜め方向に下降させてマスクシート上の所定の接触ポイントに接触させるように構成されているものである。
【0008】
このような構成によると、一方側のスキージによるペースト塗布動作の終了後、当該スキージの上昇時に、スキージに付着してその上昇に伴い糸引き状態となったペーストが塗布完了部分(当該一方側のスキージによる塗布終了地点よりも上流側の部分)に付着することを有効に防止できる。
【0009】
しかも、前記一方側のスキージの上昇後は、他方側のスキージが、待避位置からマスクシート上の接触ポイントに向って斜め方向にスキージが降ろされるため、スキージ先端に付着したペースト(付着ペースト)が垂れ下がっているような場合、あるいは滴下する場合には、スキージが待避位置から接触ポイントに移動する過程で、該付着ペーストがマスクシート上の該スキージによるペースト塗布方向下流側の部分に付着することとなる。そのため、スキージが接触ポイントに接触したときに付着ペースト、あるいは滴下ペーストがスキージの後側、つまり該スキージによるペースト塗布方向上流側に回り込むことがなくなる。その上、このようなスキージの動作を少ないスペースで実施することができることとなる。すなわち、一方側のスキージによる塗布動作の終了後、該スキージを上昇させ、その地点からそのまま他方側のスキージを斜め方向に下降させることも考えられるが、この場合には、該他方側のスキージを斜め方向に下降させる分、塗布動作の完了地点からより遠くに該スキージの接触ポイントを設定する必要があり、塗布完了地点の外側に多くのスペースが必要となる。これに対して、上記のように一旦両スキージを逆方向に戻してから他方側のスキージを斜め方向に下降させるようにすれば、塗布完了地点により近い位置に該他方側のスキージの接触ポイントを設定することが可能となり、塗布完了地点の外側のスペースが少なくて済む。従って、上記のようなスキージの動作を少ないスペースで実施することができることとなる。
【0010】
この場合、前記待避位置から接触ポイントにスキージを斜め方向に真っ直ぐに下降させてもよいが、例えば、スキージを前記待避位置から真直ぐに下降させる垂直動作と前記スキージを前記ペースト塗布方向上流側に水平に移動させる水平動作とを交互に繰り返すことにより、前記スキージを斜め方向に下降させるように構成してもよい(請求項2)。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、本発明にかかるスクリーン印刷機の実施形態を示している。このスクリーン印刷機には、基台1を有する印刷機本体2と、プリント基板Wを支持する基板支持ユニット3とが配設されるとともに、この基板支持ユニット3上に基板Wを搬入して搬出するコンベア3Aが載置されて固定されている。
【0013】
上記基板支持ユニット3は、その詳細な図示を省略しているが、基台1上に設置された昇降回転テーブル4を有し、この昇降回転テーブル4内または上記基台1上に設けられた移動機構により、印刷機本体2のX軸方向(上記コンベア3Aによる基板Wの搬入・搬出方向、つまり図1の紙面と直交する方向)、Y軸方向(図1の左右方向)、Z軸方向(上下方向)およびθ方向(Z軸周りの回転方向)に、上記基板Wの支持位置を移動可能に構成されている。
【0014】
上記印刷機本体2は、基台1上の四隅に配置された支柱フレーム2aと、四隅の支柱フレーム2aの上部を連結するように設置されるとともに、前方(図1の左方)が開放されたコ字状の上部フレーム2bとを有している。
【0015】
上記基板支持ユニット3の上方には、上部フレーム2bに固定された枠部材8が設けられ、この枠部材8にマスクシート7が脱着可能に固定されている。枠部材8には、図2に示すようにマスクシート7を検知するための複数のセンサ20a〜20b(第1センサ20a〜第4センサ20bという)が所定の配置で組付けられており、後に詳しく説明するように枠部材8にセットされるマスクシート7のサイズ(種類)がこれらセンサ20a〜20bによる検知状況に基づいて判別されるように構成されている。
【0016】
前記マスクシート7の上方には、スキージ機構5(移動手段)が配置されている。このスキージ機構5は、図1の紙面と直交する方向に配設された前後一対の上部フレーム2b上にそれぞれ設けられたレール部材5aと、各レール部材5aに沿ってY軸方向(図1の左右方向)に移動可能に支持され、Y軸サーボモータ22(図3に示す)を駆動源とする不図示の単軸ロボットにより駆動される桁部材5bと、マスクシート7上のソルダペーストを広げ延ばすためのX軸方向に細長の一対のスキージ9a,9b(第1スキージ9a,第2スキージ9bという)と、上記桁部材5bに配置されてスキージ9a,9bを昇降駆動する昇降手段とを備えている。
【0017】
昇降手段は、前記桁部材5bに昇降可能に支持されて、Z軸サーボモータ24(図3に示す)を駆動源とする駆動機構により昇降する昇降フレーム10と、この昇降フレーム10に搭載されるエアシリンダ12a,12bにより昇降駆動される取付けホルダ13a,13bとからなり、これらの取付けホルダ13a,13bに前記スキージ9a,9bが組付けられている。そして、Z軸サーボモータ24による昇降フレーム10の昇降およびエアシリンダ12a,12bによる取付けホルダ13a,13bの昇降により各スキージ9a,9bがマスクシート上方に離間した待避位置とマスクシート7に圧接する作動位置とに変位するように構成されている。
【0018】
各スキージ9a,9bは、詳しく図示していないが例えば硬質ウレタン、あるいはステンレスからなるスキージ本体と、これが保持されるアルミニウム合金等の軽合金等からなるスキージホルダとから構成されており、取付けホルダ13a,13bに対してそれぞれ脱着可能に組付けられている。
【0019】
また、上記基台1上において前記基板支持ユニット3の側方には、クリーニングユニット16が設置されている。このクリーニングユニッ16は、スキージ機構5等による印刷位置に対応する中央のクリーニング位置と基台1の側方部に設けられた待機位置(図1の実線で示す位置)とに移動可能に設けられているとともに、前記基板支持ユニット3に対して連結可能に構成されている。すなわち、前記基板支持ユニット3に連結されることによりこの基板支持ユニット3と共にこれらの位置間を移動するように構成されている。
【0020】
図3は、上記スクリーン印刷機の制御系統のうち主にスキージ機構5を制御する部分の構成をブロック図で示している。
【0021】
この図に示すようにスクリーン印刷機は、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROMおよび装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成される制御装置30を有しており、前記サーボモータ22,24、該モータ22,24に搭載されるエンコーダ23,25、前記第1〜第4センサ20a〜20dおよび前記各エアシリンダ12a,12bのエア給排切替えのための電磁バルブ26a,26b等がこの制御装置30に接続されている。また、後述する各種印刷条件を入力するための入力手段35がこの制御装置30に接続されている。
【0022】
制御装置30は、軸制御手段31、サイズ判別手段32、記憶手段33および主制御手段34を含んでいる。
【0023】
軸制御手段31は、前記Y軸サーボモータ22およびZ軸サーボモータ24の駆動を制御してスキージ9a,9bをY軸方向およびZ軸方向(昇降フレーム10による昇降)に移動させるものである。なお、当実施形態では、この軸制御手段31および後記主制御手段34が本発明の駆動制御手段に該当する。
【0024】
サイズ判別手段32は、前記第1〜第4センサ20a〜20dによるマスクシート7の検出状況に応じて前記枠部材8にセットされたマスクシート7のサイズを判別し、その検出結果を主制御手段34に出力するものである。なお、具体的な判別方法については後述する。
【0025】
記憶手段33は、スクリーン印刷機による一連の基本動作プログラムを記憶するとともに、マスクシート7のサイズに対応する印刷条件、例えばスキージ9a,9bの移動ストローク条件をテーブルデータとして記憶するものである。
【0026】
主制御手段34は、記憶手段33に記憶されている基本動作プログラムに基づいてスクリーン印刷機の各部の動作を統括的に制御するもので、スキージ機構5による塗布動作時には、前記サイズ判別手段32による判別結果に応じてマスクシート7のサイズに対応する印刷条件を前記制御装置30から読み出し、その条件に基づいてスキージ機構5等の駆動を制御するように構成されている。
【0027】
ここで、サイズ判別手段32おけるマスクシート7の判別について説明する。
【0028】
マスクシート7を装着する前記枠部材8には、上述したように複数のセンサ20a〜20b(第1センサ20a〜第4センサ20bという)が設けられ、こら第1〜第4センサ20a〜20dがマスクシート7のサイズとの関係で以下のように配置されている。すなわち、当実施形態の印刷機では特大サイズ〜特小サイズ(LL,L,M,S,SS)までの5種類のマスクシート7が使用可能とされており、これらマスクシート7が前記印刷位置に対してその中心位置合せでセットされるように構成されている。そして、図2に示すように、印刷位置の中心位置に対してY軸方向外側(同図では右側)から順に第4センサ20d,第1〜第3センサ20a〜20cが配置されるとともに、マスクシート7が装着された時に、そのサイズとの関係で第1〜第4センサ20a〜20dの検出状況(ON状態)が以下の表に従うように各センサ20a〜20dの配置が定められている。
【0029】
【表1】
【0030】
つまり、サイズ判別手段32は、このような第1〜第4センサ20a〜20dの検出状態に基づき、上記表の対応関係からマスクシート7のサイズを判別するように構成されている。
【0031】
なお、上記表中の括弧書は、マスクシート7のフレームサイズとの関係で、第1〜第4センサ20a〜20dの検出状況が多少異なる場合があるため、それを考慮したものである。例えば、サイズLLのマスクシート7については、基本的に第1センサ20aがONであれば、第1センサ20aのみがONの場合、または第1〜第3センサ20a〜20cがONの場合のいずれの場合もLLサイズのマスクシート7と判別するように構成されている。
【0032】
また、最小サイズSSについては、図示を省略するが、専用のアダプタを装着した状態でマスクシート7を枠部材8に装着するように構成されており、この場合には該アダプタを前記第4センサ20dが検知するように構成されている。
【0033】
なお、詳しく示していないが、第1,第4センサ20a,20dはマイクロスイッチ等の接触式のセンサで、マスクシート7がセットされると該マスクシート7の外側からそのフレーム部分に接触してマスクシート7を検知するように構成されている。一方、第2,第3センサ20b,20cは、例えば反射型フォトセンサ等の非接触式のセンサで、マスクシート7のフレーム部分をその下側から検出することによりマスクシート7を検出するように構成されている。但し、これらは例示であって、勿論これ以外のセンサを用いることも可能である。
【0034】
次に、前記主制御手段34等の制御に基づく上記スクリーン印刷機の印刷動作について説明する。
【0035】
まず、印刷前の準備作業として、印刷対象となる基板Wに対応するマスクシート7が前記枠部材8にセットされる。このようにマスクシート7がセットされると、前記第1〜第4センサ20a〜20dによる検出状態に基づいて該マスクシート7のサイズが判別され、そのマスクシート7に対応する基板Wの印刷条件が読み出されて動作プログラムの初期設定が行われる。
【0036】
準備作業が終了すると、昇降回転テーブル4の作動により基板支持ユニット3が所定の基板受け入れ位置に移動し、コンベア3Aに沿って基板Wが搬送されることにより基板支持ユニット3上へ基板Wが受け渡されて保持される。
【0037】
次いで、基板支持ユニット3がマスクシート7の下方に移動してマスクシート7に対する基板WのX、Y、θ方向の位置決めが行われ後、基板支持ユニット3が上昇し、これにより基板Wがマスクシート7の裏面に当接した所定の印刷位置にセットされる。
【0038】
基板Wが印刷位置にセットされると、作業開始位置においてスキージ9a,9bのうち一方側のスキージ9a(又は9b)が所定の高さ、つまりその先端(下端)がマスクシート7上の所定の接触ポイントに当接する高さ位置にセットされた後、スキージ機構5の駆動により該スキージ9a(9b)がY軸方向に移動する。これにより移動方向に応じて第1スキージ9aと第2スキージ9bとがマスクシート7の表面に沿って摺動しながらマスクシート7上のペーストを広げ延ばし、その結果、マスクシート7に形成された開口部を介して基板Wに塗布されることとなる。
【0039】
印刷が完了すると、スキージ9a,9bが上昇端位置にリセットされた後、基板支持ユニット3が基板送り出し位置に移動し、前記コンベア3Aに沿って基板Wが搬送される。これにより該基板Wが基板支持ユニット3から次工程へと送り出されることとなる。なお、ペーストは、適宜印刷の間にマスクシート7上に自動的に、あるいは手動で補充される。
【0040】
そして、以後、同様にして次ぎの基板Wが基板支持ユニット3に搬入出されながら、基板Wに対してペーストが塗布されるとともに、このような基板Wの印刷作業の間、一定のタイミングでクリーニングユニット16と基板支持ユニット3とが連結され、クリーニングユニット16が前記待機位置からクリーニング位置に引き出されることによりマスクシート7のクリーニングが行われることとなる。
【0041】
なお、このような一連の印刷動作において、前記スキージ機構5は、両スキージ9a,9bをY軸方向に往復移動させながら、往動時と復動時とで使用するスキージを切替えながらペーストを塗布するように駆動される。
【0042】
以下、その具体的な切替え動作について図5〜図7を参照しつつ図4のタイミングチャートに基づいて説明するとともに、その作用について併せて説明する。
【0043】
図4のt0時点は、図5(a)の状態を示している。すなわち、第1スキージ9aがマスクシート上に圧接した状態を示している。また、ハッチングはペーストを示している。
【0044】
この状態から、Y軸サーボモータ22が作動して所定の移動速度で桁部材5bが駆動されることにより第2スキージ9bがマスクシート上を矢印方向(右方向)に摺動しながらペーストを押し延ばし(往動ペースト押圧状態)、第1スキージ9aが所定の塗布終端位置に到達すると桁部材5bが停止し(t1時点;図5(b))、その後、スキージ切替え動作に移る。
【0045】
まず、t2時点で昇降フレーム10と一体に両スキージ9a,9bが上昇するとともに、その途中(t3時点)で再度桁部材5bが移動し(図5中、右側へ移動し)、これにより両スキージ9a,9bが第1スキージ9aによる塗布方向下流側にわずかに移動する。つまり、図5(b),(c)に示すように、第1スキージ9aが塗布終了地点から斜め上方に上昇することにより、該スキージ9aの上昇に伴い糸引き状態となったペーストが塗布完了部分(第1スキージ9aによる塗布終了地点よりも上流側の部分;図5では左側の部分)に付着することが防止されるようになっている。
【0046】
次いで、t4時点でエアシリンダ12aの作動状態が切替えられ、これにより第1スキージ9aが第2スキージ9bと並ぶ高さ位置まで上昇し、さらにt5時点で桁部材5bが移動し、両スキージ9a,9bが一旦逆方向、すなわち第1スキージ9aによる塗布方向と反対方向(第2スキージ9bによる塗布方向下流側;図5では左側)にわずかに戻される(図5(d),(e))。具体的には、図5(e)に示すように第2スキージ9bがマスクシート上のペースト溜まり部分の真上に位置するように桁部材5bが移動する。
【0047】
そして、t6時点でエアシリンダ12bの作動状態が切替えられて第2スキージ9bが所定高さ位置まで下降した後(図6(a))、桁部材5bの移動に伴い両スキージ9a,9bが一体的に第2スキージ9bによる塗布方向上流側(図5では右側)に移動するとともに、これと同時に昇降フレーム10が下降する。これにより、図6(b),(c)に示すように第2スキージ9bがマスクシート上の所定の接触ポイントPに斜め方向に下降しながら当接することとなる。
【0048】
すなわち、このようにして第2スキージ9bを接触ポイントPに接触させることによって、第2スキージ9bの先端に付着したペースト(付着ペースト)が垂れ下がっている場合、あるいは滴下しているような場合には、第2スキージ9bが接触ポイントに移動する過程で、図7に示すように、付着ペースト等が該第2スキージ9bによるペースト塗布方向下流側の部分に付着することとなる。従って、接触ポイントPにおいて、第2スキージ9bの後側、つまり塗布方向上流側へ付着ペーストが回り込むことが有効に防止される。
【0049】
こうして第2スキージ9bが接触ポイントPに当接すると、t8時点で昇降フレーム10がさらに下降し、これにより第2スキージ9bが所定の圧力でマスクシート7に圧接される(図6(d))。そして、このような圧力調整動作が完了すると、t9時点で桁部材5bが移動し、図6(e)に示すように第2スキージ9bがマスクシート上を摺動しながら該スキージ9bによる塗布動作が開始されることとなる。なお、図4の時間軸はデフォルメ表示であり、印刷時間(t0〜t1及びt9〜t10)、および印刷後のt1からt9までの時間間隔はそれぞれ略等しい時間に設定されている。
【0050】
なお、以上の説明では第1スキージ9aによる塗布動作完了後のスキージ切替えについて説明したが、第2スキージ9bによる塗布動作完了後のスキージ切替えについても同様にして行われることとなる。すなわち、t10時点後に、上記のt1時点からt9時点までに相当するスキージ入替え、荷重制御に相当する動作が実施される(この場合、図4の第1スキージ9aと第2スキージ9bの表示が入れ替わる)。なお、上記の動作においては、t1〜t9時点を利用して印刷完了基板Wと未印刷基板Wとの入替えが行われるが、この際、t1〜t2の時間間隔が調整されることにより基板Wの入替え時間とのタイミング調整が図られる。
【0051】
以上のように、このスクリーン印刷機では、スキージ9a,9bを切替える際に、上述のようにスキージ9a(又は9b)を、該スキージ9a(又は9b)によるペースト塗布方向下流側から上流側に斜め方向に下降させて接触ポイントPに接触させ、これによって接触ポイントPにおいてスキージ9a,9bの後側に付着ペーストが回り込むのを防止するようにしているので、スキージ9a,9bの後側に付着ペーストが回り込むことによる問題、つまりスキージの移動に伴い付着ペーストが後から引きずられて塗布済みの部分を通過し、その結果、ペースト厚みの均一性が阻害される(塗布むらが生じる)といった問題を効果的に解決することができる。
【0052】
特に、従来のこの種の装置では、塗布むらにより、基板がマスクシートから引き離される時に、ペーストが厚くなっている部分の該ペーストがマスクシートの開口部(透孔)の下端口元に付着したまま残ってしまい、次の基板がマスクシートに重ね合わされた際にマスクシートと基板Wとの間にペーストが広がって開口部による印刷パターンからはみ出してペーストが印刷されたり、あるいは塗布量の多い部分をスキージが通過する際の接触圧力が他の部分よりも大きくなり、その結果、ペーストがマスクシートの開口部からマスクシートと基板の間に広がり、同様に印刷不良を招く場合があったが、上記実施形態のスクリーン印刷機によると、上述のようにペーストの塗布むらを無くす、あるいは少なくすることができるのでそのような印刷不良の発生を効果的に防止することができ、印刷品質を向上させることができる。
【0053】
しかも、スキージ9a,9bを接触ポイントPに下降させる前には、一旦スキージ9a,9bを反対方向に戻し、つまりY軸方向において下降させる方向と反対の方向に一旦戻し(図5(e))、その後、スキージ9a,9bを下降させるようにしているのでスペース的な面でも有利であるという効果がある。
【0054】
すなわち、第1スキージ9a(又は第2スキージ9b)による塗布動作の終了後、該スキージ9a(又は9b)を上昇させ、その地点からそのまま第2スキージ9b(又は第1スキージ9a)を斜め方向に下降させることも考えられるが、この場合には、第2スキージ9bを斜めに下降させる分、塗布完了地点からより遠くに接触ポイントPを設定する必要があり、塗布完了地点の外側に多くのスペースが必要となる。これに対して、上記のように一旦スキージ9a,9bを反対方向に戻してから第2スキージ9bを斜め方向に下降させるようにすれば、塗布完了地点に近い位置に接触ポイントPを設定することが可能となり、塗布完了地点の外側のスペースが少なくて済む。従って、上記のようなスキージ9a,9bの動作を少ないスペースで実施することができる。
【0055】
そして、この印刷機では、塗布動作終了後、スキージ9a,9aをマスクシート7から引き離す際に、上記のようにスキージ9a,9bを塗布方向下流側に向って斜め上方に上昇させ、これによりスキージ9a,9bの上昇に伴い糸引き状態となった付着ペーストが塗布済みの部分に付着するのを防止するようにしているので、この点においても印刷品質が高められるという効果がある。
【0056】
なお、以上説明したスクリーン印刷機は、本発明に係るスクリーン印刷機の一つの実施の形態であって、その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0057】
例えば、スキージ切替えの際の各スキージ9a(又h9b)の下降動作は、スキージ9a(又は9b)によるペースト塗布方向下流側から上流側に向って斜め方向に移動させればよいのであって、その具体的な動作は必ずしも実施形態と同一である必要はない。例えば、使用するペーストの粘土によりスキージ9a,9bに対するペーストの付着の仕方も変わると考えられるので、そのような諸条件を考慮してスキージ9a,9bの後側への付着ペーストの回り込みを有効に防止しできるようにスキージ9a,9bを下降させるようにすればよい。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、スクリーン印刷機において、ソルダペーストの塗布開始時に、マスクシート上方の所定の待避位置にあるスキージを、当該スキージによる塗布方向下流側から上流側に向って斜め方向に下降させてマスクシート上の所定の接触ポイントに接触させるように構成したので、例えば、スキージを待避位置から接触ポイントに下降させた際に、スキージ先端に付着したソルダペースがスキージの後側に回り込んで付着することを有効に防止することができる。従って、スキージの後側に回り込んだソルダペーストがスキージの移動に伴いその後から引きずられて塗布済みの部分を通過し、その結果、基板のペースト厚みが不均一になるといった現象を有効に回避することが可能となり、これにより印刷品質を高めることができるという効果がある。
【0059】
しかも、一方側のスキージによるペースト塗布動作の終了後、当該一方側のスキージを、当該スキージによるペースト塗布方向下流側に斜め方向に上昇させながら前記待避位置に移動させ、その後、前記退避位置にある他方側のスキージのうち前記マスクシートに圧接する部分が前記ソルダペースト上方に位置するように両スキージを前記一方側のスキージによるペースト塗布方向上流側に一旦戻してから、前記他方側のスキージを前記接触ポイントに下降させるので、前記一方側のスキージの上昇時に、スキージに付着して糸引き状態となったペーストが塗布完了部分に付着することを有効に防止でき、また、上記のようなスキージの動作を少ないスペースで実施することができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるスクリーン印刷機を示す全体構成図である。
【図2】 マスクシート検知用のセンサの配置を説明する枠部材の平面略図である。
【図3】 スクリーン印刷機の制御系統のうちスキージ機構の駆動を主に制御する部分を示すブロック構成図である。
【図4】 スキージの切替え動作を説明するタイミングチャートである。
【図5】 スキージの切替え動作を説明する模式図である。
【図6】 スキージの切替え動作を説明する模式図である。
【図7】 スキージがマスクシート上の接触ポイントに当接した状態を示す模式図である。
【図8】 従来のスクリーン印刷機におけるスキージの切替え動作を説明する模式図である。
【図9】 従来のスクリーン印刷機において、スキージがマスクシート上の接触ポイントに当接した状態を示す模式図である。
【符号の説明】
9a 第1スキージ
9b 第2スキージ
30 制御装置
31 軸制御手段
32 サイズ判別手段
33 記憶手段
34 主制御手段
35 入力手段
Claims (2)
- 一対のスキージを有し、両スキージを一体に往復移動させながら各スキージを交互にマスクシートに沿って移動させることにより、該マスクシート上に供給されるソルダペーストを前記スキージにより延ばして該マスクシートに積層された基板に塗布するスクリーン印刷機において、
前記スキージをマスクシートと平行な水平方向および上下方向に移動させる移動手段と、この移動手段の駆動を制御する駆動制御手段とを有し、
この駆動制御手段は、一方側のスキージによるペースト塗布動作の終了後、当該一方側のスキージを、当該スキージによるペースト塗布方向下流側に斜め方向に上昇させながら前記マスクシート上方の所定の待避位置に移動させ、その後、前記退避位置にある他方側のスキージのうち前記マスクシートに圧接する部分が前記ソルダペースト上方に位置するように両スキージを前記一方側のスキージによるペースト塗布方向上流側に一旦戻してから、前記他方側のスキージを、該スキージによるペースト塗布方向下流側から上流側に斜め方向に下降させてマスクシート上の所定の接触ポイントに接触させるように構成されていることを特徴とするスクリーン印刷機。 - 請求項1記載のスクリーン印刷機において、
前記駆動制御手段は、前記スキージを前記待避位置から真直ぐに下降させる垂直動作と前記スキージを前記ペースト塗布方向上流側に水平に移動させる水平動作とを交互に繰り返すことにより、前記スキージを斜め方向に下降させるように構成されていることを特徴とするスクリーン印刷機。
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