JP6929122B2 - ディスペンサ、及び、ディスペンサによる描画方法 - Google Patents
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Description
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態のディスペンサ1の外観を示す斜視図である。本実施の形態のディスペンサ1は、装飾に適したディスペンサであり、テーブル10上に載置された布地等の記録媒体Mにカラーインクで絵柄を描くことができる。ディスペンサ1は、塗布ヘッド11の先端にインクを吐出するノズル12を有する。ディスペンサ1は、スクリューの回転によってインクを下方に送り出すスクリュー方式のディスペンサである。インクの吐出量は、スクリューの回転量によって制御され、高精度な定量安定吐出が可能である。なお、インクとしては、再帰反射インクを用いてもよい。
次に、第2の実施の形態のディスペンサ1について説明する。第2の実施の形態のディスペンサ1の基本的な構成は、第1の実施の形態のディスペンサ1と同じである(図1、図2参照)。第2の実施の形態のディスペンサ1は、絵柄に含まれるパーツに応じて、ディスペンサ1が自動でパラメータを設定する構成を有する。メニュー記憶部21に記憶されたパラメータ値のセットは、モードではなく、パーツの面積の大きさに関連付けられている。
次に、第3の実施の形態のディスペンサ1について説明する。第3の実施の形態のディスペンサ1の基本的な構成は、第1の実施の形態のディスペンサ1と同じである(図1、図2参照)。第3の実施の形態のディスペンサ1は、ユーザによって設定されたパラメータに基づいてディスペンサ1が絵柄を描画する構成を有している。メニュー記憶部21は、複数のパラメータ値の組み合わせからなる複数のセットを記憶している。また、メニュー記憶部21は、各セットの特徴を説明する記述(例えば、「高精細」「仕上がりが早い」「大面積向き」等)を含んでもよい。これにより、ユーザは、パラメータ値のセットを選択しやすくなる。
以上、本実施の形態のディスペンサ1及びディスペンサ1を用いた描画方法について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。上記した実施の形態におけるパラメータ値のセットは一例であり、上に説明した以外のパラメータ値のセットを用意してもよい。
(1)本実施の形態のディスペンサ1は、記録媒体Mに対してインクを吐出するノズル12と、記録媒体Mに対してノズル12の位置を移動する駆動機構15と、絵柄のデータを入力するデータ入力部17と、絵柄のデータに基づいてノズル12及び駆動機構15を制御する制御部16と、単位時間あたりのインク吐出量、ノズル12と記録媒体Mとの相対的な移動速度、ノズル12の走査パターンの各パラメータの値を組み合わせたセットからなるメニューを記憶したメニュー記憶部21とを備え、制御部16は、描画に用いるパラメータ値のセットをメニュー記憶部21から読み出し、読み出したセットに基づいて、ノズル12及び駆動機構15を制御する。この構成により、絵柄に合わせてパラメータを変更することができ、色ムラや塗りムラ等を減らした絵柄を描画することができる。
10 テーブル
11 塗布ヘッド
12 ノズル
13 キャリッジ
14 モータ
15 駆動機構
16 制御部
17 データ入力部
18 表示部
19 操作部
20 ユーザインターフェース
21 メニュー記憶部
Claims (11)
- 記録媒体に対して材料を吐出するノズルと、
記録媒体と前記ノズルとの相対的な位置を変える駆動機構と、
絵柄のデータを入力するデータ入力部と、
前記絵柄のデータに基づいて前記ノズル及び前記駆動機構を制御する制御部と、
単位時間あたりの材料吐出量、前記ノズルと記録媒体との相対的な移動速度、前記ノズルの走査パターン、のうちの複数のパラメータの値を組み合わせたセットからなるメニューを記憶したメニュー記憶部と、
を備え、
前記制御部は、
描画に用いるパラメータ値のセットを前記メニュー記憶部から読み出し、読み出したセットに基づいて、前記ノズル及び前記駆動機構を制御すると共に、
単位時間あたりの材料吐出量を調整するパラメータ値を含むセットを前記メニュー記憶部からユーザに選択させるインターフェースを備えるディスペンサ。 - 前記インターフェースは、作業のスピードを優先する第1モード、前記第1モードよりも高精細な仕上がりを優先する第2モードを入力するものであり、
前記制御部は、前記第1モード又は前記第2モードに対応して、前記単位時間あたりの材料吐出量を前記メニュー記憶部から読み出す請求項1に記載のディスペンサ。 - 記録媒体に対して材料を吐出するノズルと、
記録媒体と前記ノズルとの相対的な位置を変える駆動機構と、
絵柄のデータを入力するデータ入力部と、
前記絵柄のデータに基づいて前記ノズル及び前記駆動機構を制御する制御部と、
単位時間あたりの材料吐出量、前記ノズルと記録媒体との相対的な移動速度、前記ノズルの走査パターン、のうちの複数のパラメータの値を組み合わせたセットからなるメニューを記憶したメニュー記憶部と、
を備え、
前記制御部は、
描画に用いるパラメータ値のセットを前記メニュー記憶部から読み出し、読み出したセットに基づいて、前記ノズル及び前記駆動機構を制御すると共に、
ラスター方式で走査を行うパラメータ値を含むセット、又はオフセット方式で走査を行うパラメータ値を含むセットの何れかを前記メニュー記憶部からユーザに選択させるインターフェースを備えるディスペンサ。 - 前記インターフェースは、作業のスピードを優先する第1モード、前記第1モードよりも高精細な仕上がりを優先する第2モードを入力するものであり、
前記制御部は、前記第1モード又は前記第2モードに対応して、前記ラスター方式又は前記オフセット方式を前記メニュー記憶部から読み出す請求項3に記載のディスペンサ。 - 前記制御部は、前記絵柄を構成する描画対象の面積又は形状に基づいて、前記メニュー記憶部から読み出すセットを変更する請求項1乃至4の何れかに記載のディスペンサ。
- 前記制御部は、面積が所定の閾値以上の描画対象については、ラスター方式で走査を行うパラメータ値を含むセットを前記メニュー記憶部から読み出す請求項5に記載のディスペンサ。
- 前記制御部は、ラスター方式での走査を行う前に、前記絵柄の外枠をその輪郭に沿って描画する請求項3乃至6のいずれかに記載のディスペンサ。
- 前記制御部は、オフセット方式で走査を行う際には、前記絵柄の内部から外側に向けて走査を行う請求項3乃至7のいずれかに記載のディスペンサ。
- 記録媒体に対して材料を吐出するノズルと、記録媒体と前記ノズルとの相対的な位置を変える駆動機構と、絵柄のデータを入力するデータ入力部と、前記絵柄のデータに基づいて前記ノズル及び前記駆動機構を制御する制御部と、単位時間あたりの材料吐出量、前記ノズルと記録媒体との相対的な移動速度、前記ノズルの走査パターン、のうちの複数のパラメータの値を組み合わせたセットからなるメニューを記憶したメニュー記憶部とを備えるディスペンサによって描画を行う方法であって、
ユーザからのモードの入力を受け付けるステップと、
前記制御部が、前記メニュー記憶部から、前記モードに基づいて前記セットを読み出すステップと、
前記制御部が、前記絵柄のデータ及び読み出した前記セットに基づいて、絵柄を描画するステップと、
を備えるディスペンサによる描画方法。 - 記録媒体に対して材料を吐出するノズルと、記録媒体と前記ノズルとの相対的な位置を変える駆動機構と、絵柄のデータを入力するデータ入力部と、前記絵柄のデータに基づいて前記ノズル及び前記駆動機構を制御する制御部と、単位時間あたりの材料吐出量、前記ノズルと記録媒体との相対的な移動速度、前記ノズルの走査パターン、のうちの複数のパラメータの値を組み合わせたセットからなるメニューを記憶したメニュー記憶部とを備えるディスペンサによって描画を行う方法であって、
前記メニュー記憶部に記憶されたメニューから、単位時間あたりの材料吐出量を調整するパラメータ値を含むセットをユーザに選択させるステップと、
前記制御部が、前記絵柄のデータ及び選択された前記セットに基づいて、絵柄を描画するステップと、
を備えるディスペンサによる描画方法。 - 記録媒体に対して材料を吐出するノズルと、記録媒体と前記ノズルとの相対的な位置を変える駆動機構と、絵柄のデータを入力するデータ入力部と、前記絵柄のデータに基づいて前記ノズル及び前記駆動機構を制御する制御部と、単位時間あたりの材料吐出量、前記ノズルと記録媒体との相対的な移動速度、前記ノズルの走査パターン、のうちの複数のパラメータの値を組み合わせたセットからなるメニューを記憶したメニュー記憶部とを備えるディスペンサによって描画を行う方法であって、
前記メニュー記憶部に記憶されたメニューから、ラスター方式で走査を行うパラメータ値を含むセット、又はオフセット方式で走査を行うパラメータ値を含むセットの何れかをユーザに選択させるステップと、
前記制御部が、前記絵柄のデータ及び選択された前記セットに基づいて、絵柄を描画するステップと、
を備えるディスペンサによる描画方法。
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JP2018187570A JP2018187570A (ja) | 2018-11-29 |
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