JP3456179B2 - ボンディングペーストの塗布方法 - Google Patents

ボンディングペーストの塗布方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板にチップボン
ディング用のボンディングペーストを塗布するボンディ
ングペーストの塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置製造のダイボンディング工程
では、リードフレームなどの基板に半導体チップを接着
するためのボンディングペースト(以下、単に「ペース
ト」と略称する)が塗布される。このペーストの塗布
は、ディスペンサから吐出されるペーストを塗布ノズル
に導き基板の塗布エリア内に塗布することにより行われ
る。この塗布方法の一つとして、塗布ノズルを塗布エリ
ア内で移動させながらペーストを吐出することにより塗
布を行う描画塗布が知られている。
【0003】この描画塗布においては、ペーストはチッ
プの輪郭形状に対応して設定される塗布エリア内に所定
の描画パターンに従って線状に塗布される。そして、ボ
ンディング時にはこの塗布面に対してチップを下降させ
ることにより、チップ下面によってペーストが押し拡げ
られ、当初線状に塗布されていたペーストはチップ下面
全体に、すなわち面状に拡げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のボンデ
ィングペーストの塗布方法では、描画パターンに従って
塗布された塗布面にチップを下降させても、必ずしもペ
ーストはチップ下面全体には拡がらず、部分的にペース
トが存在しない部分が発生する場合があった。このよう
なペーストの偏在はボンディング品質を損ねるものであ
るため極力防止する必要があるが、従来の描画によるボ
ンディングペーストの塗布では、チップ下面でのペース
トの偏在を防止することが困難であるという問題点があ
った。
【0005】そこで本発明は、ボンディング時にペース
トがチップ下面に良好に押し拡げられ、ペーストの偏在
のないボンディングペーストの塗布方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のボンディ
ングペーストの塗布方法は、基板のチップ搭載位置にお
いてノズルからボンディングペーストを吐出しながら塗
布ノズルを移動させることによりボンディングペースト
を描画塗布するボンディングペーストの塗布方法であっ
て、塗布エリアの中央点から放射状に設定される塗布線
の終端部の塗布幅を示す第1の塗布幅が当該塗布線の前
記中央点と前記終端部との中間点における塗布幅を示す
第2の塗布幅よりも大きくなるように塗布するようにし
た。
【0007】請求項2記載のボンディングペーストの塗
布方法は、基板のチップ搭載位置においてノズルからボ
ンディングペーストを吐出しながら塗布ノズルを移動さ
せることによりボンディングペーストを描画塗布するボ
ンディングペーストの塗布方法であって、塗布エリアの
中央点から放射状に設定される複数の塗布線のうち、塗
布エリアの対角方向に設定される第1の塗布線の長さは
塗布エリアの輪郭線に平行方向に設定される第2の塗布
線よりも長く、かつ第1の塗布線の塗布幅は第2の塗布
線の塗布幅よりも狭くなるように塗布するようにした。
【0008】請求項3記載のボンディングペーストの塗
布方法は、基板のチップ搭載位置においてノズルからボ
ンディングペーストを吐出しながら塗布ノズルを移動さ
せることによりボンディングペーストを描画塗布するボ
ンディングペーストの塗布方法であって、塗布エリアの
中央点から放射状に設定される塗布線の終端部の塗布高
さを示す第1の塗布高さが、当該塗布線の前記中央点の
塗布高さを示す第2の塗布高さよりも低く、当該塗布線
の前記中央点と前記終端部との中間点における塗布高さ
を示す第3の塗布高さよりも高くなるように塗布するよ
うにした。
【0009】本発明によれば、ボンディングペーストの
塗布エリアの中央点から放射状に設定される複数の塗布
線において、各塗布線におけるペースト塗布量の配分
を、ボンディング時のチップ下面に押し拡げられること
によるペーストの拡がり状態を考慮して決定することに
より、ボンディング時のペーストの偏在を防止すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 図1は本発明の実施の形態1のダイボンディング装置の
斜視図、図2は同ダイボンディング装置の制御系の構成
を示すブロック図、図3は同ダイボンディング装置のペ
ースト塗布処理の処理機能を表す機能ブロック図、図4
は同ボンディングペーストの塗布パターンの説明図であ
る。
【0011】まず図1を参照してダイボンディング装置
の構造を説明する。図1においてチップ供給部1にはウ
ェハシート2が図示しない保持テーブルによって保持さ
れている。ウェハシート2には多数の半導体素子である
チップ3が貼着されている。チップ供給部1の側方には
搬送路5が配設されており、搬送路5は基板であるリー
ドフレーム6を搬送し、ペースト塗布位置およびボンデ
ィング位置にリードフレーム6を位置決めする。チップ
供給部1の上方にはボンディングヘッド4が配設されて
おり、ボンディングヘッド4は図示しない移動機構によ
り水平移動および上下動する。
【0012】搬送路5の側方にはペースト塗布部9が配
設されている。ペースト塗布部9は移動テーブル10に
L型のブラケット15を介して塗布ノズル18を装着し
て構成されている。塗布ノズル18は、不動のプレート
21上に固定配置されたペースト吐出手段であるディス
ペンサ16と可撓性の管部材であるチューブ17によっ
て連結されており、更にエアチューブ20を介して吐出
制御バルブ19と接続されている。
【0013】図2に示すようにディスペンサ16は、マ
ニホールドブロック25の上面に装着されたシリンジ2
6内のペースト7をモータ31によって往復駆動される
ピストン32によって吐出させるものである。ペースト
7のシリンジ26からの吸入、ピストン32による吐出
は、往復駆動機構28によって駆動される第1のバルブ
27、往復駆動機構29によって駆動される第2のバル
ブ30によって制御される。
【0014】シリンジ26内はバルブ34を介してエア
源33から供給されるエアによって加圧されており、デ
ィスペンサ16を駆動することにより、ペースト7がチ
ューブ17を介して塗布ノズル18へ圧送される。そし
て塗布ノズル18の下端部に設けられた塗布口より吐出
されてリードフレーム6の塗布エリア6aに塗布され
る。塗布ノズル18からのペースト吐出の断続は、吐出
制御バルブ19によって制御される。
【0015】移動テーブル10は、Y軸テーブル11上
にX軸テーブル12を段積みし、さらにその上にL型の
ブラケット13を介してZ軸テーブル14を垂直方向に
結合して構成されている。Y軸テーブル11、X軸テー
ブル12、Z軸テーブル14は、それぞれY軸モータ1
1a、X軸モータ12a、Z軸モータ14aを備えてい
る。X軸モータ12a、Y軸モータ11aおよびZ軸モ
ータ14aを駆動することにより、塗布ノズル18はリ
ードフレーム6上で水平方向および上下方向に移動す
る。したがって、移動テーブル10は塗布ノズル18を
リードフレーム6に対して相対的に移動させる移動手段
となっている。
【0016】リードフレーム6上面のチップ3の搭載位
置は、ペースト7が塗布される塗布エリア6aとなって
いる。塗布ノズル18を塗布エリア6a内に位置させ、
塗布ノズル18からペースト7を吐出させながら塗布ノ
ズル18を移動させることにより、塗布エリア6a内に
は所定の描画パターンでチップボンディング用のペース
ト7が描画塗布される。
【0017】このペースト塗布後、リードフレーム6は
搬送路5上をボンディング位置8に送られ、位置決めさ
れる。、そして塗布エリア6a内に塗布されたペースト
7上に、ボンディングヘッド4のノズル4aによってチ
ップ供給部1からピックアップされたチップ3がボンデ
ィングされる。
【0018】次に図2を参照してダイボンディング装置
の制御系の構成を説明する。図2において、ディスペン
サ駆動部40は、ピストン32を駆動するモータ31、
第1のバルブ27および第2のバルブ30をそれぞれ往
復動させる往復動機構28,29を駆動して、ディスペ
ンサ16によるペースト7の吐出を制御する。吐出制御
バルブ駆動部41は、吐出制御バルブ19の開閉を駆動
することにより塗布ノズル18に供給される制御エアを
制御し、塗布ノズル18の開閉を行う。
【0019】Z軸モータ駆動部42、Y軸モータ駆動部
43、X軸モータ駆動部44は、移動テーブル10のZ
軸モータ14a、Y軸モータ11a、X軸モータ12a
をそれぞれ駆動する。ボンディングヘッド駆動部45
は、チップ3をボンディングするボンディングヘッド4
を駆動する。記憶部46は、各部の動作や処理に必要な
プログラムや塗布パターンのデータを記憶する。制御部
47は、記憶部46に記憶されたプログラムに基づいて
各部の動作を制御する。操作・入力部48は、キーボー
ドやマウスなどの入力手段であり制御コマンドの入力や
データ入力を行う。表示部49はディスプレイ装置であ
り、操作入力時の画面を表示する。
【0020】次に図3を参照して、ダイボンディング装
置のペースト塗布処理の処理機能について説明する。図
3において枠46で囲まれた各部は図2に示す記憶部4
6に記憶されるデータの内容を示すものである。図3に
示す各要素のうち、入力処理部50、表示処理部51、
描画パターン選択部54、速度パターン演算部55、ペ
ースト吐出流量算出部56、描画処理部58は、図2に
示す制御部47による処理を示している。
【0021】まず記憶部46を構成する各部について説
明する。チップサイズ記憶部52は、ボンディング対象
のチップサイズ、すなわちチップ3の幅や長さのデータ
を記憶する。描画パターン設定テーブル53は、チップ
サイズに応じて設定される描画塗布のパターンについて
のデータを記憶する。すなわち、描画パターン設定テー
ブル53は描画パターンを記憶する描画パターン記憶手
段となている。描画パターン選択部54(描画パターン
選択手段)は、チップサイズ記憶部52に記憶されたチ
ップサイズと描画パターン設定テーブル53に記憶され
た描画パターンのデータに基づいて、対象チップに応じ
た適切な描画パターンを選択する。
【0022】速度パターン算出部55は、選択された描
画パターンに基づいて塗布ノズルを移動させる速度パタ
ーンを算出する。また速度パターン算出部55は選択さ
れた描画パターンに基づいた所定の描画を行うために必
要な描画時間を算出する。速度パターン記憶部57は、
速度パターン算出部55によって算出された速度パター
ンや描画時間を記憶する。速度パターン算出部55およ
び速度パターン記憶部57は、速度パターンを設定する
速度パターン設定手段となっている。
【0023】ペースト吐出流量算出部56は、速度パタ
ーン算出部55によって算出される描画時間と、チップ
サイズ記憶部52に記憶されたチップサイズ、すなわち
所用ペースト塗布量とに基づいて、塗布ノズル18によ
って所用ペースト塗布量を塗布するためにディスペンサ
16に必要とされるペースト吐出流量を算出する。ペー
スト吐出流量記憶部59は算出されたペースト吐出流量
のデータを記憶する。描画塗布時には、ペースト吐出流
量のデータはペースト吐出流量記憶部59から読み出さ
れ、描画処理部58に送られる。
【0024】描画処理部58は、速度パターンおよびペ
ースト吐出流量のデータに基づいてX軸モータ駆動部4
4、Y軸モータ駆動部43、Z軸モータ駆動部42、吐
出制御バルブ駆動部41、ディスペンサ駆動部40を駆
動して塗布ノズル18を移動させると共に、塗布ノズル
18からペースト7を吐出させることによって描画塗布
を行うための処理を行う。したがって、描画処理部58
は、描画パターンに基づいて移動手段を制御する制御手
段となっている。
【0025】入力処理部50は、操作・入力部48から
入力される操作入力信号を処理し、各部への制御コマン
ドを出力するとともに、記憶部46へのデータ書き込み
を行う。表示処理部51は、記憶部46に記憶されたデ
ータを処理して各種の案内画面を表示部49に表示させ
る。
【0026】次に、図4を参照して塗布エリア6a内に
描画塗布されるペーストの塗布パターンについて説明す
る。これらの塗布パターンは描画パターン設定テーブル
53に記憶されている。図4(a)は、塗布エリア6a
内に描画塗布されるペースト7の塗布パターンの1例を
示すものであり、塗布エリア6aの中央点Oから放射状
に塗布線が設定されている。これらの塗布線は十字状の
塗布線LAと、この塗布線LAと45°の角度をなす対
角方向の十字状の塗布線LBより構成されている。
【0027】これらの塗布線LA,LBの塗布幅は、塗
布線LAについては終端部E1の塗布幅WA1(第1の
塗布幅)が、中央点Oと終端部E1との中間点における
塗布幅WA2(第2の塗布幅)よりも大きくなるように
設定されており、また塗布線LBについても同様に、終
端部E2の塗布幅WB1(第1の塗布幅)が、中央点O
と終端部E2との中間点における塗布幅WB2(第2の
塗布幅)よりも大きくなるように設定される。
【0028】このような塗布線の塗布幅を制御する方法
としては、塗布ノズル18がこれらの塗布線上を移動す
る際のペーストの吐出流量を制御する方法、または塗布
ノズルが移動する際の移動速度を制御する方法、あるい
はこれらの塗布線上の特定の範囲において描画を反復す
る回数を変えることにより塗布量を変化させる方法な
ど、各種の方法を用いることができる。
【0029】次に、このような塗布パターンを採用する
ことにより得られる効果について説明する。図4(b)
は従来より用いられていた類似の塗布パターン、すなわ
ち塗布幅が塗布線に沿ってほぼ等しくなるように塗布す
るパターンによってペースト7を塗布し、その後チップ
3を搭載して塗布されたペーストをチップ3下面で押し
拡げた状態を示している。
【0030】この塗布パターンでは、塗布線によって塗
布エリア6a内に供給されるペースト7の量は、必ずし
も均一に分布しておらず部分的に偏在している。このた
め、チップ3によって押し拡げられた後の最終的なペー
スト7の分布は、塗布エリア6a内で完全には拡がら
ず、塗布エリア6aのコーナ部や各辺の中間位置付近に
ペーストが未塗布の空隙部eを生じやすい。
【0031】これに対し図4(c)に示すような塗布パ
ターンを採用した場合には、各塗布線の終端部E1,E
2の塗布幅WB1が他の部分よりも大きく設定されてい
ることから終端部E1,E2付近には他の部分よりも多
量のペーストが供給されている。したがって、チップ3
によって押し拡げられた後のペースト7の分布は、図4
(b)に示すような空隙部eを生じることなく、塗布エ
リア6a全体をむらなくカバーする。
【0032】(実施の形態2) 図5は、本発明の実施の形態2のボンディングペースト
の塗布パターンの説明図である。本実施の形態2は、実
施の形態1に示すボンディングペーストの塗布装置によ
って同様に塗布エリア6a内にペースト7を塗布する際
に、実施の形態1の図4に示す塗布パターンと異なる塗
布パターンを用い、同様の効果を得るものである。
【0033】図5(a)において塗布エリア6aの中央
点Oから放射状に塗布線が設定されており、これらの塗
布線は十字状の塗布線LA(第1の塗布線)と、この塗
布線LAと45°の角度をなす対角方向の十字状の塗布
線LB(第2の塗布線)より構成されている。そして塗
布線LAの長さlaは、塗布線LBの長さlbよりも短
く、かつ塗布線LAの塗布幅W1は塗布線LBの塗布幅
W2よりも広く設定されている。この塗布幅の制御に
は、実施の形態1において説明した同様の方法を用いる
ことができる。
【0034】次にこのような塗布パターンを採用するこ
とにより得られる効果について説明する。図5(b)は
前述の図4(b)と同様の、従来の塗布パターン例を示
しており、この場合にも塗布エリア6aの頂点や各辺の
中間位置付近にペースト7が未塗布の空隙部eが生じや
すい。
【0035】これに対し、図5(c)に示すような塗布
パターンを採用することにより、塗布線LBを塗布エリ
ア6aのコーナ部付近まで到達させることになり、コー
ナ部近傍のペースト供給不足が解消されるとともに、塗
布線LAの塗布幅W1が広く設定されることから各辺の
中間点近傍のペースト供給不足も解消され、したがって
前述の空隙部eのない均一なペースト分布が実現され
る。
【0036】(実施の形態3) 図6は本発明の実施の形態3のボンディングペーストの
塗布パターンの説明図である。本実施の形態3は、実施
の形態1に示すボンディングペーストの塗布装置によっ
て同様に塗布エリア6a内にペースト7を塗布する際
に、ペースト塗布高さを制御することにより、押し拡げ
時のペースト拡散状態を改善するようにしたものであ
る。
【0037】図6(a)において、塗布エリア6a内に
は、実施の形態1,2と同様に十字状の塗布線LA,L
Bが設けられている。図6(b)は塗布線LAの長さ方
向に沿った断面を示しており、終端部Eの塗布高さを示
す第1の塗布高さh1は、中央点Oにおける塗布高さを
示す第2の塗布高さh2よりも低く、かつ中央点Oと終
端点Eの中間的における塗布高さを示す第3の塗布高さ
h3よりも高くなるように設定されている。
【0038】このような塗布パターンは、塗布ノズル1
8によって描画塗布を行う際に塗布ノズル18からの吐
出流量を変化させるとともに、塗布ノズル18の高さを
制御することによって実現される。なお、吐出流量を変
化させる替わりに、塗布ノズル18の移動速度や同一範
囲における描画回数を変化させるようにしてもよい。
【0039】このような塗布パターンを用いることによ
り、以下のような効果を得ることができる。図6(c)
は塗布高さが同一の塗布線による従来の塗布状態を示し
ており、実施の形態1,2と同様にチップ3によって押
し拡げた後には空隙部eが生じやすい。これに対し図6
(d)に示す例では、終端点Eに他の中間点よりも多く
のペースト7が供給されていることから、前述の例と同
様に空隙部の発生を防止することができる。
【0040】またチップ3を搭載する際には、中央点O
近傍に塗布されたペースト7がまず最初にチップ3の下
面に当接することから、ペースト7は中央点Oから外側
に向かって順次押し拡げられ、チップ3の下面のペース
ト7中に空気が閉じこめられることがない。したがって
残留気泡(ボイド)による不具合が防止されるという効
果をも併せて有する。
【0041】上記各実施の形態において説明したよう
に、チップボンディング用のペーストの塗布エリアの中
央点から放射状に複数の塗布線を設定する塗布パターン
において、各塗布線におけるペースト塗布量の配分を予
めチップによる押し拡げ時の挙動を考慮した分布とする
ことにより、チップのボンディング時のペーストの偏在
を防止して良好なボンディング品質を確保することがで
きる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、ボンディングペースト
の塗布エリアの中央点から放射状に設定される複数の塗
布線において、各塗布線におけるペースト塗布量の配分
を、ボンディング時のチップ下面に押し広げられること
によるペーストの広がり状態を考慮して決定するように
したので、ボンディング時のペーストの偏在を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のダイボンディング装置
の斜視図
【図2】本発明の実施の形態1のダイボンディング装置
の制御系の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1のダイボンディング装置
のペースト塗布処理の処理機能を示す機能ブロック図
【図4】本発明の実施の形態1のボンディングペースト
の塗布パターンの説明図
【図5】本発明の実施の形態2のボンディングペースト
の塗布パターンの説明図
【図6】本発明の実施の形態3のボンディングペースト
の塗布パターンの説明図
【符号の説明】
3 チップ 6 リードフレーム 6a 塗布エリア 7 ペースト 10 移動テーブル 16 ディスペンサ 18 塗布ノズル LA、LB 塗布線 E1、E2 終端部 WA、WB、WA1、WA2、WB1、WB2 塗布幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−140742(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板のチップ搭載位置においてノズルから
    ボンディングペーストを吐出しながら塗布ノズルを移動
    させることによりボンディングペーストを描画塗布する
    ボンディングペーストの塗布方法であって、塗布エリア
    の中央点から放射状に設定される塗布線の終端部の塗布
    幅を示す第1の塗布幅が当該塗布線の前記中央点と前記
    終端部との中間点における塗布幅を示す第2の塗布幅よ
    りも大きくなるように塗布することを特徴とするボンデ
    ィングペーストの塗布方法。
  2. 【請求項2】基板のチップ搭載位置においてノズルから
    ボンディングペーストを吐出しながら塗布ノズルを移動
    させることによりボンディングペーストを描画塗布する
    ボンディングペーストの塗布方法であって、塗布エリア
    の中央点から放射状に設定される複数の塗布線のうち、
    塗布エリアの対角方向に設定される第1の塗布線の長さ
    は塗布エリアの輪郭線に平行方向に設定される第2の塗
    布線よりも長く、かつ第1の塗布線の塗布幅は第2の塗
    布線の塗布幅よりも狭くなるように塗布することを特徴
    とするボンディングペーストの塗布方法。
  3. 【請求項3】基板のチップ搭載位置においてノズルから
    ボンディングペーストを吐出しながら塗布ノズルを移動
    させることによりボンディングペーストを描画塗布する
    ボンディングペーストの塗布方法であって、塗布エリア
    の中央点から放射状に設定される塗布線の終端部の塗布
    高さを示す第1の塗布高さが、当該塗布線の前記中央点
    の塗布高さを示す第2の塗布高さよりも低く、当該塗布
    線の前記中央点と前記終端部との中間点における塗布高
    さを示す第3の塗布高さよりも高くなるように塗布する
    ことを特徴とするボンディングペーストの塗布方法。
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