JP3397422B2 - 座標入力装置及び方法 - Google Patents
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- JP3397422B2 JP3397422B2 JP00155694A JP155694A JP3397422B2 JP 3397422 B2 JP3397422 B2 JP 3397422B2 JP 00155694 A JP00155694 A JP 00155694A JP 155694 A JP155694 A JP 155694A JP 3397422 B2 JP3397422 B2 JP 3397422B2
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- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
- G06F3/03—Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
- G06F3/041—Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば振動ペンから発
生された振動を振動伝達板に設けられた振動センサによ
り検出して、前記振動ペンの指示座標を検出する座標入
力装置に関するものである。
生された振動を振動伝達板に設けられた振動センサによ
り検出して、前記振動ペンの指示座標を検出する座標入
力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、超音波方式の座標入力装置の概
略の構成を示すブロック図である。図中、1は装置全体
を制御するとともに、座標位置を算出する演算制御回路
である。2は振動子駆動回路であって、振動ペン3内の
振動子4を駆動するものである。振動子駆動回路2に
は、演算制御回路1から駆動信号がパルス信号として供
給され、振動子駆動回路2によって所定のゲインで増幅
された後、振動子4に印加される。電気的な駆動信号は
振動子4によって機械的な振動に変換され、ペン先5を
介して振動伝達板8に伝達される。8はアクリルやガラ
ス板等、透明部材からなる振動伝達板であり、振動ペン
3による座標入力は、この振動伝達板8上をタッチする
ことで行う。
略の構成を示すブロック図である。図中、1は装置全体
を制御するとともに、座標位置を算出する演算制御回路
である。2は振動子駆動回路であって、振動ペン3内の
振動子4を駆動するものである。振動子駆動回路2に
は、演算制御回路1から駆動信号がパルス信号として供
給され、振動子駆動回路2によって所定のゲインで増幅
された後、振動子4に印加される。電気的な駆動信号は
振動子4によって機械的な振動に変換され、ペン先5を
介して振動伝達板8に伝達される。8はアクリルやガラ
ス板等、透明部材からなる振動伝達板であり、振動ペン
3による座標入力は、この振動伝達板8上をタッチする
ことで行う。
【0003】つまり、図中に実線で示す符号Aの領域
(有効エリア)内を振動ペン3で接触指示することで、
振動ペン3で発生した振動が振動伝達板8に入射され、
入射されたこの振動を振動センサ6a〜6dで検出す
る。検出された振動が振動センサ6で電気信号に変化さ
れ、信号波形検出回路9により波形処理することで、振
動の各振動センサ6a〜6dへのそれぞれの到達タイミ
ングを抽出する。駆動信号の駆動タイミングから振動の
到達タイミングまでの時間長から、予め求めておいた時
間オフセット分を減算した値を、振動が振動伝達板8上
を伝播するのにかかった振動伝播時間として演算処理を
行い、振動ペン3の指示点より各振動センサ6a〜6d
までの距離を算出する。求めた複数以上のペン−センサ
間距離より、三角測量と同様な手法で座標位置を算出す
ることができるようにしたものである。
(有効エリア)内を振動ペン3で接触指示することで、
振動ペン3で発生した振動が振動伝達板8に入射され、
入射されたこの振動を振動センサ6a〜6dで検出す
る。検出された振動が振動センサ6で電気信号に変化さ
れ、信号波形検出回路9により波形処理することで、振
動の各振動センサ6a〜6dへのそれぞれの到達タイミ
ングを抽出する。駆動信号の駆動タイミングから振動の
到達タイミングまでの時間長から、予め求めておいた時
間オフセット分を減算した値を、振動が振動伝達板8上
を伝播するのにかかった振動伝播時間として演算処理を
行い、振動ペン3の指示点より各振動センサ6a〜6d
までの距離を算出する。求めた複数以上のペン−センサ
間距離より、三角測量と同様な手法で座標位置を算出す
ることができるようにしたものである。
【0004】前記あらかじめ求めておいた時間オフセッ
ト分とは、振動ペン3のペン先5内部を振動が伝播し、
ペン先5の先端に到達するのに必要な時間等のように、
全ての振動センサ6a〜6dに同じ量のオフセットとし
て寄与するものと、信号波形検出回路9内で発生する回
路遅延や振動センサ6a〜6dの応答時間等の様に、振
動センサ6a〜6dの個々で異なったオフセット量とな
るもの和のことで、実際の振動伝播時間に関係なく存在
する時間である。
ト分とは、振動ペン3のペン先5内部を振動が伝播し、
ペン先5の先端に到達するのに必要な時間等のように、
全ての振動センサ6a〜6dに同じ量のオフセットとし
て寄与するものと、信号波形検出回路9内で発生する回
路遅延や振動センサ6a〜6dの応答時間等の様に、振
動センサ6a〜6dの個々で異なったオフセット量とな
るもの和のことで、実際の振動伝播時間に関係なく存在
する時間である。
【0005】伝播してきた振動が振動伝達板8の端面で
反射し、その反射波が中央部に戻るのを防止(減少)す
るために、振動伝達板8の外周部には防振材7が設けら
れている。演算制御回路1は、信号波形検出回路9で抽
出された振動伝達タイミングより座標算出処理を行うと
ともに、ディスプレイ回路10に座標データの出力を行
い、液晶表示器等のディスプレイ11に表示させる。デ
ィスプレイ11は、振動伝達板8の背後に配置してお
り、振動ペン3によりなぞられた位置にドットを表示
し、それを振動伝達板8(透明部材)を透かして見るこ
とが可能になっている。
反射し、その反射波が中央部に戻るのを防止(減少)す
るために、振動伝達板8の外周部には防振材7が設けら
れている。演算制御回路1は、信号波形検出回路9で抽
出された振動伝達タイミングより座標算出処理を行うと
ともに、ディスプレイ回路10に座標データの出力を行
い、液晶表示器等のディスプレイ11に表示させる。デ
ィスプレイ11は、振動伝達板8の背後に配置してお
り、振動ペン3によりなぞられた位置にドットを表示
し、それを振動伝達板8(透明部材)を透かして見るこ
とが可能になっている。
【0006】図3は、従来技術の演算制御回路1の概略
構成を示したブロック図で、各構成要素及びその動作概
略を以下に説明する。
構成を示したブロック図で、各構成要素及びその動作概
略を以下に説明する。
【0007】図中、31は演算制御回路1及び座標入力
装置全体を制御するマイクロコンピュータであり、内部
カウンタ、操作手順を記憶したROM、そして計算など
に使用するRAM、定数などを記憶する不揮発性メモリ
等によって構成されている。33は付図子の基準クロッ
クを計時するタイマ(例えばカウンタなどにより構成さ
れている)であって、振動子駆動回路2に振動ペン3内
の振動子4の駆動を開始させるためのスタート信号を入
力すると、その計時を開始する。これによって、計時開
始とセンサによる振動検出の同期がとられ、センサ6a
〜6dにより振動が検出されるまでの遅延時間が測定で
きる。
装置全体を制御するマイクロコンピュータであり、内部
カウンタ、操作手順を記憶したROM、そして計算など
に使用するRAM、定数などを記憶する不揮発性メモリ
等によって構成されている。33は付図子の基準クロッ
クを計時するタイマ(例えばカウンタなどにより構成さ
れている)であって、振動子駆動回路2に振動ペン3内
の振動子4の駆動を開始させるためのスタート信号を入
力すると、その計時を開始する。これによって、計時開
始とセンサによる振動検出の同期がとられ、センサ6a
〜6dにより振動が検出されるまでの遅延時間が測定で
きる。
【0008】信号波形検出回路9より出力される各振動
センサ6a〜6dよりの振動到達タイミング信号は、検
出信号入力ポート35を介してラッチ回路34a〜34
dに入力される。ラッチ回路34a〜34dのそれぞれ
は、各振動センサ6a〜6dに対応しており、対応する
センサよりのタイミング信号を受信すると、その時のタ
イマの計時値をラッチする。こうして全ての検出信号の
受信がなされたことを判定回路36が判定すると、マイ
クロコンピュータ31にその旨の信号を出力する。マイ
クロコンピュータ31がこの判定回路36からの信号を
受信すると、ラッチ回路34a〜34dから各々の振動
センサまでの振動到達時間をラッチ回路より読み取り、
所定の計算を行って、振動伝達板8上の振動ペン3の座
標位置を算出する。そして、I/Oポート37を介して
ディスプレイ11の対応する位置にドット等を表示する
ことができる。あるいはI/Oポート37を介しインタ
フェース回路に、座標位置情報を出力することによっ
て、外部機器に座標値を出力することができる。
センサ6a〜6dよりの振動到達タイミング信号は、検
出信号入力ポート35を介してラッチ回路34a〜34
dに入力される。ラッチ回路34a〜34dのそれぞれ
は、各振動センサ6a〜6dに対応しており、対応する
センサよりのタイミング信号を受信すると、その時のタ
イマの計時値をラッチする。こうして全ての検出信号の
受信がなされたことを判定回路36が判定すると、マイ
クロコンピュータ31にその旨の信号を出力する。マイ
クロコンピュータ31がこの判定回路36からの信号を
受信すると、ラッチ回路34a〜34dから各々の振動
センサまでの振動到達時間をラッチ回路より読み取り、
所定の計算を行って、振動伝達板8上の振動ペン3の座
標位置を算出する。そして、I/Oポート37を介して
ディスプレイ11の対応する位置にドット等を表示する
ことができる。あるいはI/Oポート37を介しインタ
フェース回路に、座標位置情報を出力することによっ
て、外部機器に座標値を出力することができる。
【0009】図4は、信号波形検出回路9の構成を示す
ブロック図である。本実施例は、振動伝達板8中を伝播
する板波を利用して振動の群遅延到達時間及び位相遅延
到達時間の2つの振動伝播時間を計測し、高精度に座標
演算出力を可能せしめた原理を利用した構成となってい
る。
ブロック図である。本実施例は、振動伝達板8中を伝播
する板波を利用して振動の群遅延到達時間及び位相遅延
到達時間の2つの振動伝播時間を計測し、高精度に座標
演算出力を可能せしめた原理を利用した構成となってい
る。
【0010】図5に信号波形検出回路9の動作を説明す
るための波形図を示す。1つの振動センサ、図8の振動
センサ6aの場合について図4,図5を用いて説明する
が、その他の振動センサ6b〜6dについても全く同じ
である。
るための波形図を示す。1つの振動センサ、図8の振動
センサ6aの場合について図4,図5を用いて説明する
が、その他の振動センサ6b〜6dについても全く同じ
である。
【0011】振動センサ6aへの振動伝達時間の計測
は、振動子駆動回路2への駆動信号と同時に開始される
が、この時、演算制御回路1から駆動信号41が送られ
る。この信号41により、振動ペン3で発生した振動
は、振動センサ6aまでの距離に応じた時間をかけて進
行した後、振動センサ6aで検出される。振動を振動セ
ンサ6aで検出した信号を前置増幅器51により増幅し
検出信号波形42が得られる。この実施例で用いられる
振動は板波であるため、振動伝達板8内での伝播距離に
対して検出波形中の包絡線(以下、エンベロープ)と位
相との相対関係は変化する。
は、振動子駆動回路2への駆動信号と同時に開始される
が、この時、演算制御回路1から駆動信号41が送られ
る。この信号41により、振動ペン3で発生した振動
は、振動センサ6aまでの距離に応じた時間をかけて進
行した後、振動センサ6aで検出される。振動を振動セ
ンサ6aで検出した信号を前置増幅器51により増幅し
検出信号波形42が得られる。この実施例で用いられる
振動は板波であるため、振動伝達板8内での伝播距離に
対して検出波形中の包絡線(以下、エンベロープ)と位
相との相対関係は変化する。
【0012】ここで群速度をVg、そして位相速度をV
pとする。この群速度Vg及び位相速度Vpから振動ペ
ン3と振動センサ6a間の距離を検出することができ
る。
pとする。この群速度Vg及び位相速度Vpから振動ペ
ン3と振動センサ6a間の距離を検出することができ
る。
【0013】まず、群遅延時間tgに対して、その速度
はVgであり、振動ペン及び振動センサ6aの間の距離
dは、 d=Vg・tg (1) で与えられる。この式は振動センサ6aの1つに関する
ものであるが、同じ式により他の3つの振動センサ6a
〜6dと振動ペン3の距離も同様にして表わすことがで
きる。
はVgであり、振動ペン及び振動センサ6aの間の距離
dは、 d=Vg・tg (1) で与えられる。この式は振動センサ6aの1つに関する
ものであるが、同じ式により他の3つの振動センサ6a
〜6dと振動ペン3の距離も同様にして表わすことがで
きる。
【0014】更に、位相信号の検出に基づく処理を行
う。
う。
【0015】位相遅延時間tp信号を用いて、振動セン
サと振動ペンの距離を計算すると、 d=n・λp+vP・tp (2) となる。ここでλpは弾性波の波長、nは整数である。
サと振動ペンの距離を計算すると、 d=n・λp+vP・tp (2) となる。ここでλpは弾性波の波長、nは整数である。
【0016】前記(1)式と(2)式から上記の整数n
は、 n=[(Vg・tg−Vp・tp)/λp+α] (3) と表わせる。
は、 n=[(Vg・tg−Vp・tp)/λp+α] (3) と表わせる。
【0017】ここで、αはnの計算に対する余裕幅を決
定するものであり、適当な値を用いる。例えば、α=1
/2とすれば基準に対して±1/2波長以内のVg・t
gの変動であれば、nを決定することができる。上記の
ようにして求めたnを(2)式に代入することで、振動
ペン3及び振動センサ6a間の距離を精度良く測定する
ことができる。
定するものであり、適当な値を用いる。例えば、α=1
/2とすれば基準に対して±1/2波長以内のVg・t
gの変動であれば、nを決定することができる。上記の
ようにして求めたnを(2)式に代入することで、振動
ペン3及び振動センサ6a間の距離を精度良く測定する
ことができる。
【0018】こうして、群遅延時間tgと位相遅延時間
tpを検出して、振動ペン3及び振動センサ6a間の距
離を精度良く測定することができる。上述した2つの振
動伝達時間tgとtpの測定のための信号47及び49
が最終的には信号波形検出回路9より出力される(以
下、そこまでのプロセスを順に説明する)。
tpを検出して、振動ペン3及び振動センサ6a間の距
離を精度良く測定することができる。上述した2つの振
動伝達時間tgとtpの測定のための信号47及び49
が最終的には信号波形検出回路9より出力される(以
下、そこまでのプロセスを順に説明する)。
【0019】図4において、検出信号42は、エンベロ
ープ検出回路52によりエンベロープ421のみが取り
出される。エンベロープ421は、2段の微分回路で構
成された変曲点検出回路53により、入力信号であるエ
ンベロープの立ち上がりの変曲点を、出力波形の最初の
立ち下がりゼロクロス点に変換する、2回微分処理が行
われ2回微分信号43が出力される。
ープ検出回路52によりエンベロープ421のみが取り
出される。エンベロープ421は、2段の微分回路で構
成された変曲点検出回路53により、入力信号であるエ
ンベロープの立ち上がりの変曲点を、出力波形の最初の
立ち下がりゼロクロス点に変換する、2回微分処理が行
われ2回微分信号43が出力される。
【0020】また同時に、検出信号42は、帯域通過フ
ィルタ55により検出信号の余分な周波数成分が除か
れ、フィルタ出力信号44が得られる。
ィルタ55により検出信号の余分な周波数成分が除か
れ、フィルタ出力信号44が得られる。
【0021】一方、56は信号検出回路であり、フィル
タ出力信号44中の所定レベルの閾値信号441(以
下、コンパレートレベルと呼ぶ)を超える部分のパルス
信号45を形成する。57は単マルチバイブレータであ
り、パルス信号45の最初の立ち上がりでトリガされた
所定時間幅のゲート信号46を開く。ゲート信号46
は、tgコンパレータ54とtpコンパレータ59の動
作スイッチの役割を果たす。まず、tgコンパレータ5
4は、ゲート信号44の開いている間の2回微分信号4
3の最初の立ち下がりのゼロクロス点(先に述べた様
に、エンベロープの立ち上がり変曲点に相当する)を検
出し、群遅延到達時間信号tg49が演算制御回路1に
供給される。また、tpコンパレータ59は、同様にゲ
ート信号44の開いている間のフィルタ信号44を、ス
ライス回路58でスライスした信号(波形の説明は省
略)の最初の立ち上がりのゼロクロス点(立ち下がりで
も良い)を検出し、位相遅延到達時間信号tp47が演
算制御回路1に供給される。
タ出力信号44中の所定レベルの閾値信号441(以
下、コンパレートレベルと呼ぶ)を超える部分のパルス
信号45を形成する。57は単マルチバイブレータであ
り、パルス信号45の最初の立ち上がりでトリガされた
所定時間幅のゲート信号46を開く。ゲート信号46
は、tgコンパレータ54とtpコンパレータ59の動
作スイッチの役割を果たす。まず、tgコンパレータ5
4は、ゲート信号44の開いている間の2回微分信号4
3の最初の立ち下がりのゼロクロス点(先に述べた様
に、エンベロープの立ち上がり変曲点に相当する)を検
出し、群遅延到達時間信号tg49が演算制御回路1に
供給される。また、tpコンパレータ59は、同様にゲ
ート信号44の開いている間のフィルタ信号44を、ス
ライス回路58でスライスした信号(波形の説明は省
略)の最初の立ち上がりのゼロクロス点(立ち下がりで
も良い)を検出し、位相遅延到達時間信号tp47が演
算制御回路1に供給される。
【0022】位相遅延到達時間信号tp49は、本実施
例では反射の影響を受けにくくするために最初の立ち上
がりまでの時間を計時することとしたが、構成によって
は2回目以降の立ち上がりでも良い。また、スライス回
路58は、コンパレータの入力レベル範囲を一定に保
ち、コンパレータの出力特性を安定化するために、単に
波形をスライスしているにすぎない。
例では反射の影響を受けにくくするために最初の立ち上
がりまでの時間を計時することとしたが、構成によって
は2回目以降の立ち上がりでも良い。また、スライス回
路58は、コンパレータの入力レベル範囲を一定に保
ち、コンパレータの出力特性を安定化するために、単に
波形をスライスしているにすぎない。
【0023】ここで、装置の周囲温度が変化すると、駆
動タイミングから到達タイミングまでの時間長が変化
し、座標を誤って算出、出力する問題が存在する。その
主な要因は次の通りである。
動タイミングから到達タイミングまでの時間長が変化
し、座標を誤って算出、出力する問題が存在する。その
主な要因は次の通りである。
【0024】a)ペン3の温度変化により、ペン先5内
を振動が伝播する時間が変化し、前記あらかじめ求めて
おいた時間オフセット分に相当する時間が変化する。ペ
ン先5は、振動ペン3の操作感覚、すなわち書き味等を
考慮してポリアミドイミド系プラスチック等を使用して
いるが、温度に対して材料中の音速が大きく変化するた
めと考えられる。
を振動が伝播する時間が変化し、前記あらかじめ求めて
おいた時間オフセット分に相当する時間が変化する。ペ
ン先5は、振動ペン3の操作感覚、すなわち書き味等を
考慮してポリアミドイミド系プラスチック等を使用して
いるが、温度に対して材料中の音速が大きく変化するた
めと考えられる。
【0025】b)振動ペン3の温度変化により、振動ペ
ン3中で発生する振動の周波数が変化する。振動伝達板
8中を伝播する振動は板波であるために、その伝播速度
は周波数に応じて変化する。そのために、振動の伝播時
間自体が変化してしまう。
ン3中で発生する振動の周波数が変化する。振動伝達板
8中を伝播する振動は板波であるために、その伝播速度
は周波数に応じて変化する。そのために、振動の伝播時
間自体が変化してしまう。
【0026】c)信号波形検出回路9の温度変化に対
し、回路による時間遅延量が変化する。これは、回路内
の半導体素子のスイッチング・スピードが温度により大
幅に変化してしまう特性に起因している。振動の周波数
に対し、あらかじめ前記スイッチング・スピードを二桁
以上高い半導体素子を用いていれば、性能の温度変化は
抑えられるが、コスト面を考慮するとこの問題を犠牲に
することになる。
し、回路による時間遅延量が変化する。これは、回路内
の半導体素子のスイッチング・スピードが温度により大
幅に変化してしまう特性に起因している。振動の周波数
に対し、あらかじめ前記スイッチング・スピードを二桁
以上高い半導体素子を用いていれば、性能の温度変化は
抑えられるが、コスト面を考慮するとこの問題を犠牲に
することになる。
【0027】以上、3点の他に、振動伝達板8の温度変
化による伝播速度変化(周波数が同じ振動でも)や、セ
ンサの応答特性の変化などが考えられるが、上記3点に
比べて、桁違いに小さいと考えられる。
化による伝播速度変化(周波数が同じ振動でも)や、セ
ンサの応答特性の変化などが考えられるが、上記3点に
比べて、桁違いに小さいと考えられる。
【0028】上記3点の要因による到達タイミングの変
化は、いずれも同一方向の変化、すなわち、温度が上が
ると到達タイミングが遅れ、温度が下がると到達タイミ
ングが早まる結果となって現れる。振動ペン3で発生す
る振動が周波数で500KHz程度の時、0〜40℃の範
囲で到達タイミングは訳450nsec.程度変化す
る。振動ペン3と振動センサ6との距離が同じならば、
この到達タイミングは温度に対して線形に増加すること
が特徴である。450nsec.とは、振動の約1/4
周期に相当する値であるため、無視できないほど大き
い。ここで、450nsec.の数字をあげたが、装置
の使用目的にあわせ、振動周波数やペン形状等を変える
とこの値も変化するので、この数字は参考値にすぎな
い。
化は、いずれも同一方向の変化、すなわち、温度が上が
ると到達タイミングが遅れ、温度が下がると到達タイミ
ングが早まる結果となって現れる。振動ペン3で発生す
る振動が周波数で500KHz程度の時、0〜40℃の範
囲で到達タイミングは訳450nsec.程度変化す
る。振動ペン3と振動センサ6との距離が同じならば、
この到達タイミングは温度に対して線形に増加すること
が特徴である。450nsec.とは、振動の約1/4
周期に相当する値であるため、無視できないほど大き
い。ここで、450nsec.の数字をあげたが、装置
の使用目的にあわせ、振動周波数やペン形状等を変える
とこの値も変化するので、この数字は参考値にすぎな
い。
【0029】a),b),c)の要因の内、座標算出上
最も大きな要因と考えられるのが、a)のペン先5内で
の振動伝播時間変化であり、値の上でも450nse
c.の半分以上を占めている。本来、プラスチックは金
属等に比べて音速が小さいため、同じ伝播長で、温度変
化による伝播時間の変化の絶対量が大きい。よって、現
在ペン先5の長さを極力抑えた構成にしているが、以
前、上記程度の伝播時間差が生じてしまう。
最も大きな要因と考えられるのが、a)のペン先5内で
の振動伝播時間変化であり、値の上でも450nse
c.の半分以上を占めている。本来、プラスチックは金
属等に比べて音速が小さいため、同じ伝播長で、温度変
化による伝播時間の変化の絶対量が大きい。よって、現
在ペン先5の長さを極力抑えた構成にしているが、以
前、上記程度の伝播時間差が生じてしまう。
【0030】従来、我々は上記問題に対して次に挙げる
提案をしている。
提案をしている。
【0031】α)周囲温度が変化しても、既知の入力点
を指示することで、予め求めておいた時間オフセット分
を新しい値に更新する。
を指示することで、予め求めておいた時間オフセット分
を新しい値に更新する。
【0032】β)座標算出に必要なセンサ数より1個以
上多い振動センサを配設し、全ての振動センサの到達タ
イミングに同じ量だけ含まれる時間オフセット分の変化
分を求めた上で、距離及び座標算出処理を行う。
上多い振動センサを配設し、全ての振動センサの到達タ
イミングに同じ量だけ含まれる時間オフセット分の変化
分を求めた上で、距離及び座標算出処理を行う。
【0033】以上の様に、振動ペン3(電気音響変換素
子)の物理的特性の変化量が装置の機能自体を左右する
ほど大きいため、温度変化の対策は不可欠である。
子)の物理的特性の変化量が装置の機能自体を左右する
ほど大きいため、温度変化の対策は不可欠である。
【0034】その他、座標入力装置に限らず、温度変化
の影響を受ける各種電子機器における対策は以下の通り
分類される。
の影響を受ける各種電子機器における対策は以下の通り
分類される。
【0035】(1)センサ等の電子デバイスの特性の温
度変化が問題となる場合:温度を測定し、得られたデー
タに対し測定温度に応じて補正処理する。特に、高精度
が要求される場合は、電子デバイスの温度を一定に管理
する温度制御機構を設ける。
度変化が問題となる場合:温度を測定し、得られたデー
タに対し測定温度に応じて補正処理する。特に、高精度
が要求される場合は、電子デバイスの温度を一定に管理
する温度制御機構を設ける。
【0036】(2)電子回路、主に半導体素子の特性の
温度変化が問題となる場合:まず、帰還ループを回路内
に設け、一定の出力が得られるように帰還制御を行う方
法である。次に、温度補償用受動素子(代表的なもの
は、温度補償用セラミックコンデンサ)の温度に対する
逆特性を生かして、半導体素子の特性の温度変化を相殺
する方法である。前者は、増幅器のゲインの安定化や発
振器の発振周波数の安定化のために用いられるのが常で
あり、後者は、前者と同じ目的で精度をあまり必要とし
ない場合に用いられるのが一般的である。
温度変化が問題となる場合:まず、帰還ループを回路内
に設け、一定の出力が得られるように帰還制御を行う方
法である。次に、温度補償用受動素子(代表的なもの
は、温度補償用セラミックコンデンサ)の温度に対する
逆特性を生かして、半導体素子の特性の温度変化を相殺
する方法である。前者は、増幅器のゲインの安定化や発
振器の発振周波数の安定化のために用いられるのが常で
あり、後者は、前者と同じ目的で精度をあまり必要とし
ない場合に用いられるのが一般的である。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では次のような欠点があった。
来例では次のような欠点があった。
【0038】1)上記α)の構成においては、装置の使
用者が度々既知の入力点を指示する必要が乗じ、使用が
煩雑となり煩わしい。また、既知の入力点を使用者の手
により指示するため、座標算出精度も低下する。
用者が度々既知の入力点を指示する必要が乗じ、使用が
煩雑となり煩わしい。また、既知の入力点を使用者の手
により指示するため、座標算出精度も低下する。
【0039】2)β)の構成においては、構成上必ず1
個以上センサが多く必要となり、コストupにつなが
る。さらに、時間オフセット分の変化量を算出する際に
使用する到達タイミングには、回路のいずれ等の誤差が
含まれているため求めた時間オフセット分の変化量にも
算出誤差が生じ、α)と同様座標算出精度の低下が生じ
る。さらに、従来の他の装置における温度補償方法で
も、次のような欠点があった。
個以上センサが多く必要となり、コストupにつなが
る。さらに、時間オフセット分の変化量を算出する際に
使用する到達タイミングには、回路のいずれ等の誤差が
含まれているため求めた時間オフセット分の変化量にも
算出誤差が生じ、α)と同様座標算出精度の低下が生じ
る。さらに、従来の他の装置における温度補償方法で
も、次のような欠点があった。
【0040】1)センサ等の電子デバイスの特性補償す
るには、温度センサ等により温度を測定し補正処理する
ための大型の演算制御システムか、温度を一定に保つ大
型の温度制御システムが必要となり、いずれにしても装
置自体が大型で高価なものになる。
るには、温度センサ等により温度を測定し補正処理する
ための大型の演算制御システムか、温度を一定に保つ大
型の温度制御システムが必要となり、いずれにしても装
置自体が大型で高価なものになる。
【0041】2)従来の温度補償回路は、回路ゲイン、
或は、発振周波数を一定に保ったり、温度に対して線形
に変化させる目的で使用されており、信号の位相、或
は、信号の検出タイミングを補償することは不可能であ
る。
或は、発振周波数を一定に保ったり、温度に対して線形
に変化させる目的で使用されており、信号の位相、或
は、信号の検出タイミングを補償することは不可能であ
る。
【0042】また、使用する温度補償用セラミックコン
デンサは、高精度なタイプでも±5%の性能幅を持つた
めに、選別せずに、すなわち低コストで補償回路を構成
すると特性バラツキの要因となり、かつ、温度係数が最
大でも数百ppm/℃と決して大きくないため、温度補
償できる性能幅も限られてしまう。
デンサは、高精度なタイプでも±5%の性能幅を持つた
めに、選別せずに、すなわち低コストで補償回路を構成
すると特性バラツキの要因となり、かつ、温度係数が最
大でも数百ppm/℃と決して大きくないため、温度補
償できる性能幅も限られてしまう。
【0043】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、温度補償用の時間差生成手段が小型で構成でき、し
かもそれを振動ペン内部に設置することにより、振動ペ
ンと装置本体との温度差があっても振動ペンの温度変化
に追従して温度補償する座標入力装置を提供することを
目的とする。
で、温度補償用の時間差生成手段が小型で構成でき、し
かもそれを振動ペン内部に設置することにより、振動ペ
ンと装置本体との温度差があっても振動ペンの温度変化
に追従して温度補償する座標入力装置を提供することを
目的とする。
【0044】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の座標入力装置は次のような構成から成る。
すなわち、振動伝達部材に入力された振動を検知し、検
知した振動に基づいて振動の入力位置を算出して該座標
位置を入力座標とする座標入力装置であって、前記振動
伝達部材に伝達する振動を検出する検出手段と、振動が
発生してから前記検出手段により検出されるまでの時間
を測定する測定手段と、前記測定手段を駆動するタイミ
ングを制御する制御手段と、該制御手段による前記測定
手段の駆動タイミングを、温度に応じて遅延させる遅延
手段と、該遅延手段により遅延されたタイミングで振動
を発生し、前記振動伝達板に入力する振動入力手段と、
前記測定手段により測定された時間に基づいて前記振動
入力手段により振動が入力された位置の座標を算出する
手段とを備える。
に、本発明の座標入力装置は次のような構成から成る。
すなわち、振動伝達部材に入力された振動を検知し、検
知した振動に基づいて振動の入力位置を算出して該座標
位置を入力座標とする座標入力装置であって、前記振動
伝達部材に伝達する振動を検出する検出手段と、振動が
発生してから前記検出手段により検出されるまでの時間
を測定する測定手段と、前記測定手段を駆動するタイミ
ングを制御する制御手段と、該制御手段による前記測定
手段の駆動タイミングを、温度に応じて遅延させる遅延
手段と、該遅延手段により遅延されたタイミングで振動
を発生し、前記振動伝達板に入力する振動入力手段と、
前記測定手段により測定された時間に基づいて前記振動
入力手段により振動が入力された位置の座標を算出する
手段とを備える。
【0045】また、振動伝達部材に入力された振動を検
知し、検知した振動に基づいて振動の入力位置を算出し
て該座標位置を入力座標とする座標入力装置であって、
振動を発生して前記振動伝達部材に入力する振動入力手
段と、前記振動入力手段を駆動するタイミングを制御す
る制御手段と、前記振動伝達部材に伝達する振動を検出
する検出手段と、前記制御手段による前記振動入力手段
の駆動タイミングを、温度に応じて遅延させる遅延手段
と、該遅延手段により遅延されたタイミングに基づい
て、前記検出手段により振動が検出されるまでの時間を
測定する測定手段と、前記測定手段により測定された時
間に基づいて前記振動入力手段により振動が入力された
位置の座標を算出する手段とを備える。
知し、検知した振動に基づいて振動の入力位置を算出し
て該座標位置を入力座標とする座標入力装置であって、
振動を発生して前記振動伝達部材に入力する振動入力手
段と、前記振動入力手段を駆動するタイミングを制御す
る制御手段と、前記振動伝達部材に伝達する振動を検出
する検出手段と、前記制御手段による前記振動入力手段
の駆動タイミングを、温度に応じて遅延させる遅延手段
と、該遅延手段により遅延されたタイミングに基づい
て、前記検出手段により振動が検出されるまでの時間を
測定する測定手段と、前記測定手段により測定された時
間に基づいて前記振動入力手段により振動が入力された
位置の座標を算出する手段とを備える。
【0046】
【作用】上記構成により、制御手段により振動到達時間
の計測を開始するタイミングより遅延したタイミングで
振動を入力し、その遅延時間を温度に応じて変えること
で、温度による振動検出までの時間の差を補正する。
の計測を開始するタイミングより遅延したタイミングで
振動を入力し、その遅延時間を温度に応じて変えること
で、温度による振動検出までの時間の差を補正する。
【0047】
【第1実施例】図1に、本発明の第1の実施例を示す。
振動ペン3内部には演算制御回路1からの駆動信号より
駆動タイミングを所定時間送らせる遅延回路12を設け
ている。遅延回路12の遅延時間は温度により変化す
る。その変化は、前述したペン先5内での振動伝播時間
変化等による、到達時間オフセット分の変化を相殺する
方向への変化である。すなわち、温度が上昇するととも
に遅延時間が線形に減少する。遅延回路の構成の一例を
図6に示す。
振動ペン3内部には演算制御回路1からの駆動信号より
駆動タイミングを所定時間送らせる遅延回路12を設け
ている。遅延回路12の遅延時間は温度により変化す
る。その変化は、前述したペン先5内での振動伝播時間
変化等による、到達時間オフセット分の変化を相殺する
方向への変化である。すなわち、温度が上昇するととも
に遅延時間が線形に減少する。遅延回路の構成の一例を
図6に示す。
【0048】図6(a)で使用しているICは2個の単
安定マルチバイブレータが同一パッケージに入った標準
ロジックICである。図6(b)で示した各ピンでの波
形を使って動作を説明する。なお、文中では、負論理を
示す記号としてスラッシュ(/)を用いる。
安定マルチバイブレータが同一パッケージに入った標準
ロジックICである。図6(b)で示した各ピンでの波
形を使って動作を説明する。なお、文中では、負論理を
示す記号としてスラッシュ(/)を用いる。
【0049】演算制御回路1は、駆動信号(図示の/B
1)を遅延回路12に送るとともに、振動の到達時間を
計時する内部カウンタ(図3のタイマ33)をスタート
させる。駆動信号/B1の立ち上がりのタイミングt1
で、単安定マルチバイブレータ121がパルスQ1を出
力する。パルスQ1のパルス幅tdは、感温抵抗器Rt
とコンデンサC1によって決まる(td=Rt×C
1)。感温抵抗器Rtは、例えばサーミスタなど、温度
によってその抵抗値を変える素子である。パルスQ1の
パルスの立ち下がりのタイミングt2で、2つめの単安
定マルチバイブレータ122がパルスQ2を出力する。
パルスQ2のパルス幅は、振動ペン3内の振動子4を効
率良く駆動できる値を選び、抵抗RとコンデンサC2に
よって一定値を保持する。
1)を遅延回路12に送るとともに、振動の到達時間を
計時する内部カウンタ(図3のタイマ33)をスタート
させる。駆動信号/B1の立ち上がりのタイミングt1
で、単安定マルチバイブレータ121がパルスQ1を出
力する。パルスQ1のパルス幅tdは、感温抵抗器Rt
とコンデンサC1によって決まる(td=Rt×C
1)。感温抵抗器Rtは、例えばサーミスタなど、温度
によってその抵抗値を変える素子である。パルスQ1の
パルスの立ち下がりのタイミングt2で、2つめの単安
定マルチバイブレータ122がパルスQ2を出力する。
パルスQ2のパルス幅は、振動ペン3内の振動子4を効
率良く駆動できる値を選び、抵抗RとコンデンサC2に
よって一定値を保持する。
【0050】駆動できる値を選び、抵抗Rとコンデンサ
C2によって一定値を保持する。
C2によって一定値を保持する。
【0051】ここで、感温抵抗器の抵抗値Rtは、前述
した到達時間のオフセット分の変化量=450nse
c.(0→40℃)を相殺するために、遅延時間の変化
量ΔtdをΔtd=−450nsec.(0→40℃)
となるように選定する。tdが温度に対し線形に変化す
るためには、Rtの変化を線形にすれば良く、Cの値と
の組み合せでΔtdも自由に設定できるので設計も容易
である。すなわち、動作からもかわるように、tdの値
自体は問題ではなく、Δtdの値か重要である。という
のは、前述したタイマ33は、駆動信号のタイミングで
スタートするので、遅延回路12による遅延時間分、Q
1のパルス幅分だけ余分に計時することになるが、その
量がタイマ33の計時最大値と比較して充分小さくして
おけば、なんら問題にはならない。
した到達時間のオフセット分の変化量=450nse
c.(0→40℃)を相殺するために、遅延時間の変化
量ΔtdをΔtd=−450nsec.(0→40℃)
となるように選定する。tdが温度に対し線形に変化す
るためには、Rtの変化を線形にすれば良く、Cの値と
の組み合せでΔtdも自由に設定できるので設計も容易
である。すなわち、動作からもかわるように、tdの値
自体は問題ではなく、Δtdの値か重要である。という
のは、前述したタイマ33は、駆動信号のタイミングで
スタートするので、遅延回路12による遅延時間分、Q
1のパルス幅分だけ余分に計時することになるが、その
量がタイマ33の計時最大値と比較して充分小さくして
おけば、なんら問題にはならない。
【0052】図6(c)は、温度と遅延時間tdとの関
係をあらわしたグラフである。温度がT1からT2に変
動すると、遅延時間tdはtd1からtd2に変わる。
上記の例に従えば、T1=0℃,T2=40℃であり、
その場合にはΔtd=td2−td1=−450nsと
いうことになる。
係をあらわしたグラフである。温度がT1からT2に変
動すると、遅延時間tdはtd1からtd2に変わる。
上記の例に従えば、T1=0℃,T2=40℃であり、
その場合にはΔtd=td2−td1=−450nsと
いうことになる。
【0053】本実施例では、時間オフセット分の温度変
化が線形に変化することへの温度補償を目的とした。材
料によっては、音速変化が線形でないものもあり(粘性
の強い材料)、書き味向上を考えて、ペン先5の材料が
変わると常に線形な時間オフセット分の変化が得られる
とは限らない。よって、線形な抵抗値変化が得られる感
温抵抗素子、非線形な変化が得られる感温抵抗素子、そ
して固定抵抗素子を、直列,並列,或はブリッジ型に組
み合せて必要な抵抗値の温度変化特性を設定すればよ
い。
化が線形に変化することへの温度補償を目的とした。材
料によっては、音速変化が線形でないものもあり(粘性
の強い材料)、書き味向上を考えて、ペン先5の材料が
変わると常に線形な時間オフセット分の変化が得られる
とは限らない。よって、線形な抵抗値変化が得られる感
温抵抗素子、非線形な変化が得られる感温抵抗素子、そ
して固定抵抗素子を、直列,並列,或はブリッジ型に組
み合せて必要な抵抗値の温度変化特性を設定すればよ
い。
【0054】ここで、非線形変化素子としてサーミスタ
の対温度抵抗値の特性の一般的な例について説明する。
基準温度を装置の使用環境温度範囲の中間の温度とし
て、基準温度でのサーミスタの抵抗値をR0とすると、
サーミスタのある温度での抵抗値は次式で表すことがで
きる。
の対温度抵抗値の特性の一般的な例について説明する。
基準温度を装置の使用環境温度範囲の中間の温度とし
て、基準温度でのサーミスタの抵抗値をR0とすると、
サーミスタのある温度での抵抗値は次式で表すことがで
きる。
【0055】
R=R0×exp{B×(1/T−1/T0)} …(4)
T,T0は絶対温度での使用温度値、基準温度で、Bは
B定数と呼ばれる素子によって異なる定数値で数千程度
の大きさで、NTCサーミスタでプラス、PTCサーミ
スタでマイナスの符号を持つ。(4)式で解るように、
サーミスタの抵抗値は温度に関して指数関数的に減少、
或は、増加する。図6で示した遅延回路では、タイマの
開始タイミングより駆動を遅らせる方法をとるため、温
度上昇とともにパルス幅が短くなる必要があり、NTC
サーミスタのマイナスの特性を利用すればよい。後述す
る他の実施例では、PTCサーミスタのプラス特性が必
要となる。
B定数と呼ばれる素子によって異なる定数値で数千程度
の大きさで、NTCサーミスタでプラス、PTCサーミ
スタでマイナスの符号を持つ。(4)式で解るように、
サーミスタの抵抗値は温度に関して指数関数的に減少、
或は、増加する。図6で示した遅延回路では、タイマの
開始タイミングより駆動を遅らせる方法をとるため、温
度上昇とともにパルス幅が短くなる必要があり、NTC
サーミスタのマイナスの特性を利用すればよい。後述す
る他の実施例では、PTCサーミスタのプラス特性が必
要となる。
【0056】以上のように構成される座標入力装置は、
温度補償用の時間差生成手段が小型で構成でき、かつ振
動ペン内部に設置することにより、振動ペンと装置本体
との温度差があっても振動ペンの温度変化に追従して温
度補償するという効果がある。前述したように、温度変
化による時間オフセット分の変化は振動ペン内で主に発
生しており、振動ペンの温度変化に追従できることは大
きな特徴と言える。
温度補償用の時間差生成手段が小型で構成でき、かつ振
動ペン内部に設置することにより、振動ペンと装置本体
との温度差があっても振動ペンの温度変化に追従して温
度補償するという効果がある。前述したように、温度変
化による時間オフセット分の変化は振動ペン内で主に発
生しており、振動ペンの温度変化に追従できることは大
きな特徴と言える。
【0057】
【第2実施例】図7に本発明の第2の実施例である座標
入力装置のブロック図を示す。この実施例では、駆動信
号を振動ペン3内部に配設した発振及び駆動回路13で
生成している。遅延回路12は前述の実施例と全く同じ
ものでよいが、入出力の方向を逆にしている。すなわ
ち、発振及び駆動回路13で生成した駆動信号(第1実
施例の/B1と同じ)で振動子4を駆動すると同時に、
駆動信号は遅延回路12に入力される。図6および図8
で説明すれば、時間td分だけ遅延させた時間差駆動信
号Q2は、演算制御回路1に送られて内部の計時用タイ
マ33をスタートさせる(演算制御回路1の構成は第1
実施例と同じく図3で示される)。すなわち、振動ペン
3の駆動タイミングに対して計時の開始を遅延回路12
により遅らせる構成をとる。よって、温度上昇にあわせ
て計時のスタートのタイミングをさらに遅らせる必要が
あるため、Q1のパルス幅は温度変化に応じて1次関数
的に増加するように構成される。そのため、前述したプ
ラスのB定数を持つPTCサーミスタ等の正特性の感温
抵抗素子を選択する。
入力装置のブロック図を示す。この実施例では、駆動信
号を振動ペン3内部に配設した発振及び駆動回路13で
生成している。遅延回路12は前述の実施例と全く同じ
ものでよいが、入出力の方向を逆にしている。すなわ
ち、発振及び駆動回路13で生成した駆動信号(第1実
施例の/B1と同じ)で振動子4を駆動すると同時に、
駆動信号は遅延回路12に入力される。図6および図8
で説明すれば、時間td分だけ遅延させた時間差駆動信
号Q2は、演算制御回路1に送られて内部の計時用タイ
マ33をスタートさせる(演算制御回路1の構成は第1
実施例と同じく図3で示される)。すなわち、振動ペン
3の駆動タイミングに対して計時の開始を遅延回路12
により遅らせる構成をとる。よって、温度上昇にあわせ
て計時のスタートのタイミングをさらに遅らせる必要が
あるため、Q1のパルス幅は温度変化に応じて1次関数
的に増加するように構成される。そのため、前述したプ
ラスのB定数を持つPTCサーミスタ等の正特性の感温
抵抗素子を選択する。
【0058】以上のように、温度変化が生じても、駆動
タイミングとカウンタのスタートのタイミングを温度変
化に応じて相対的にずらすことにより、装置全体で発生
する時間オフセット分の変化を相殺することができ、温
度補償が実現し安定で信頼性の高い座標入力装置が簡単
に実現する。
タイミングとカウンタのスタートのタイミングを温度変
化に応じて相対的にずらすことにより、装置全体で発生
する時間オフセット分の変化を相殺することができ、温
度補償が実現し安定で信頼性の高い座標入力装置が簡単
に実現する。
【0059】なお、ここで、図4は、群到達時間tgと
移相到達時間tp両方を用いた高精度な座標入力装置の
信号波形検出回路9の構成を示し、図5は、tpとtg
の測定原理を示す図であるが、群到達時間tgのみを用
いた低精度な座標入力装置においても同じ効果が得られ
るし、群速度と位相速度の差が小さい板波(振動伝達板
8の板圧縮や振動周波数及び振動モードを限定する)を
利用し、位相到達時間のみを検出し、座標演算処理する
座標入力装置にも応用可能であることは明らかである。
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適
用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。
また、本発明はシステム或いは装置にプログラムを供給
することによって達成される場合にも適用できることは
言うまでもない。
移相到達時間tp両方を用いた高精度な座標入力装置の
信号波形検出回路9の構成を示し、図5は、tpとtg
の測定原理を示す図であるが、群到達時間tgのみを用
いた低精度な座標入力装置においても同じ効果が得られ
るし、群速度と位相速度の差が小さい板波(振動伝達板
8の板圧縮や振動周波数及び振動モードを限定する)を
利用し、位相到達時間のみを検出し、座標演算処理する
座標入力装置にも応用可能であることは明らかである。
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適
用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。
また、本発明はシステム或いは装置にプログラムを供給
することによって達成される場合にも適用できることは
言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる座
標入力装置は、温度補償用の時間差生成手段が小型で構
成でき、しかもそれを振動ペン内部に設置することによ
り、振動ペンと装置本体との温度差があっても振動ペン
の温度変化に追従して温度補償できるという効果を奏す
る。
標入力装置は、温度補償用の時間差生成手段が小型で構
成でき、しかもそれを振動ペン内部に設置することによ
り、振動ペンと装置本体との温度差があっても振動ペン
の温度変化に追従して温度補償できるという効果を奏す
る。
【図1】座標入力装置の構成を示す図である。
【図2】従来の座標入力装置の構成を示す図である。
【図3】演算制御回路のブロック図である。
【図4】信号波形検出回路の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】信号処理の波形タイミングチャート図である。
【図6】遅延回路のブロック図である。
【図7】第2実施例の座標入力装置の構成を示す図であ
る。
る。
1 演算制御回路
2 振動子駆動回路
3 振動入力ペン
4 振動子
5 ペン先
6a〜6d 振動センサ
7 防振材
8 振動伝達板
9 信号波形検出回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 小林 克行
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ
ヤノン株式会社内
(72)発明者 吉村 雄一郎
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ
ヤノン株式会社内
(72)発明者 佐藤 肇
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ
ヤノン株式会社内
(56)参考文献 特開 平5−80920(JP,A)
特開 平3−36617(JP,A)
特開 昭61−214017(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G06F 3/03
G06K 11/00
Claims (8)
- 【請求項1】 振動伝達部材に入力された振動を検知
し、検知した振動に基づいて振動の入力位置を算出して
該座標位置を入力座標とする座標入力装置であって、 前記振動伝達部材に伝達する振動を検出する検出手段
と、 振動が発生してから前記検出手段により検出されるまで
の時間を測定する測定手段と、 前記測定手段を駆動するタイミングを制御する制御手段
と、 前記制御手段による前記測定手段の駆動タイミングを、
温度に応じて遅延させる遅延手段と、 前記遅延手段により遅延されたタイミングで振動を発生
し、前記前記振動伝達板に入力する振動入力手段と、 前記測定手段により測定された時間に基づいて前記振動
入力手段により振動が入力された位置の座標を算出する
手段とを備えることを特徴とする座標入力装置。 - 【請求項2】 前記遅延手段は、温度に応じて抵抗値の
変動する感温抵抗部とコンデンサとを含み、遅延時間は
前記感温抵抗部の抵抗値と前記コンデンサの容量とに従
って決ることを特徴とする請求項1記載の座標入力装
置。 - 【請求項3】 振動伝達部材に入力された振動を検知
し、検知した振動に基づいて振動の入力位置を算出して
該座標位置を入力座標とする座標入力装置であって、 振動を発生して前記振動伝達部材に入力する振動入力手
段と、 前記振動入力手段を駆動するタイミングを制御する制御
手段と、 前記振動伝達部材に伝達する振動を検出する検出手段
と、 前記制御手段による前記振動入力手段の駆動タイミング
を、温度に応じて遅延させる遅延手段と、 前記遅延手段により遅延されたタイミングに基づいて、
前記検出手段により振動が検出されるまでの時間を測定
する測定手段と、前記測定手段により測定された時間に
基づいて前記振動入力手段により振動が入力された位置
の座標を算出する手段とを備えることを特徴とする座標
入力装置。 - 【請求項4】 前記遅延手段は、温度に応じて抵抗値の
変動する感温抵抗部とコンデンサとを含み、遅延時間は
前記感温抵抗部の抵抗値と前記コンデンサの容量とに従
って決ることを特徴とする請求項3記載の座標入力装
置。 - 【請求項5】 振動伝達部材に入力された振動を検知
し、検知した振動に基づいて振動の入力位置を算出して
該座標位置を入力座標とする座標入力方法であって、 前記振動伝達部材に伝達する振動を検出する検出工程
と、 振動が発生してから前記検出工程により検出されるまで
の時間を測定する測定工程と、 前記測定工程による測定の開始タイミングを温度に応じ
て遅延させるとともに、その遅延されたタイミングで振
動入力手段により振動を発生させる制御工程と、 前記測定工程により測定された時間に基づいて前記振動
入力手段により振動が入力された位置の座標を算出する
工程とを備えることを特徴とする座標入力方法。 - 【請求項6】 前記制御工程は、温度に応じて抵抗値の
変動する感温抵抗部の抵抗値とコンデンサの容量とに従
って前記遅延させる時間を決めることを特徴とする請求
項5記載の座標入力方法。 - 【請求項7】 振動を発生して前記振動伝達部材に入力
する振動入力手段により振動伝達部材に入力された振動
を検知し、検知した振動に基づいて振動の入力位置を算
出して該座標位置を入力座標とする座標入力方法であっ
て、 前記振動伝達部材に伝達する振動を検出する検出工程
と、 前記振動入力手段の駆動タイミングを、温度に応じて遅
延させる遅延工程と、 前記遅延工程により遅延されたタイミングに基づいて、
前記検出工程により振動が検出されるまでの時間を測定
する測定工程と、前記測定工程により測定された時間に
基づいて前記振動入力手段により振動が入力された位置
の座標を算出する工程とを備えることを特徴とする座標
入力方法。 - 【請求項8】 前記制御工程は、温度に応じて抵抗値の
変動する感温抵抗部の抵抗値とコンデンサの容量とに従
って前記遅延させる時間を決めることを特徴とする請求
項7記載の座標入力方法。
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