JP3394848B2 - 電波吸収体用部材、電波吸収体および電波吸収体用部材の製造方法 - Google Patents

電波吸収体用部材、電波吸収体および電波吸収体用部材の製造方法

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    • C04B2111/00474Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00482Coating or impregnation materials

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1000MHz未満の
電波を効果的に吸収する電波吸収体を得るための電波吸
収体に係り、詳しく電波吸収体用部材、電波吸収体お
よび電波吸収体用部材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高度情報化の進展に伴い、国内外
を問わず、情報機器による無線周波数妨害の件数は急増
する一方である。その事例としては、警察および官庁の
無線通信周波数を妨害したり、パソコンがテレビの無線
周波数を妨害するなど枚挙に遑がない。
【0003】このような電磁波妨害によって異常動作、
誤動作を生じ易い電子機器の進展に併せて、電磁波(E
MI)規制が世界的な課題となっている。米国ではFC
C(米国連邦通信委員会)、独国では郵政省の技術機関
であるFTZ(西独中央電気新技術局)が規制をしてい
る。国際的にはIEC(国際電気標準会議)およびその
下部組織であるCISPR(国際無線障害特別委員会)
において、各種電気機器の電磁波妨害の限定値、測定
法、測定機器の企画を規制し、加盟各国に勧告してい
る。
【0004】日本の電磁波妨害規制については、VCC
I(情報処理装置電磁波障害自主規制評議会)により、
1986年から自主規制が実施されている。電子機器の
電磁波(EMI)放射試験では、CISPR(国際無線
障害特別委員会)、FCC(米国連邦通信委員会)、V
DEなどの各規格により、測定周波数は30MHz〜1
000MHzと規定されている。
【0005】そこで、入射してきた電波エネルギーを吸
収して熱エネルギーに変換する電波吸収体が用いられて
いる。最低周波数30MHzの波長は10mと極めて長
いことから、100MHz以下の低周波帯域で高い吸収
特性を得ることは困難であった。例えば、30MHz以
上の周波数帯域で20dB以上の吸収量を得るために
は、カーボンを含浸させたウレタン吸収体では5m以上
の長さが必要とされた。
【0006】このように、ウレタン吸収体を用いて電波
暗室を設けた場合、電波吸収体の吸収性能不足により、
電波暗室の低周波特性が不十分であることが多かった。
近年、優れたフェライト電波吸収体が使われるようにな
り、電波吸収体の高性能化および小型化が飛躍的に進
み、フェライト電波吸収体のみでANSI C63.4
に適合させることも可能となった。
【0007】フェライト電波吸収体は、10cm×10
cmのフェライトタイルを使うのが一般的であるが、施
工時に生じるフェライトタイル間の微細な隙間により1
00MHz以下の低周波帯域における吸収性能が劣化す
る欠点をもっている。フェライトとの組み合わせよるピ
ラミッド型電波吸収体でも、30MHz〜1000MH
z、中でも100MHz以下の低周波帯域での電波吸収
性能を確保するためには、長さ0.9m〜2.7mと大
きなピラミッド型電波吸収体となる。
【0008】このため、これら大型ピラミッド型電波吸
収体は、軽い素材でできていることが条件の1つとして
挙げられ、従来は、カーボンを含浸させた発泡ウレタン
(スポンジ)や発泡スチロールなどが、また、中空タイ
プのカーボンを混練したポリプロピレンなどのプラスチ
ック製品などのピラミッド型電波吸収体が用いられてい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の材料は、大変燃え易いという欠点を有している。その
ため、これまで不燃性の材料が強く求められてきたが、
現在はニーズの増大に伴い、一層強く求められるように
なっている。米国においては、既に難燃性に対して規制
がなされるに至り、上述したウレタン材料に難燃剤を混
ぜた商品などが発表されているが、色々な欠点を有して
おり、未だ満足できるものが出現していない。
【0010】これまで、不燃性の材料とするため、難燃
剤として塩化アンチモンなどを混入したものがあるが、
劣化が早く、変形が生じたり、耐久性に劣る欠点があっ
た。一方、不燃性の材料として、発泡コンクリートやケ
イ酸カルシウム板などのセメント系材料を用いた電波吸
収体の試みもなされてきたが、重過ぎて使いづらい、電
波吸収体として製造しにくいなどの理由から商品化には
至っていない。
【0011】また、カーボングラファイトを含浸して作
る電波吸収体では、カーボングラファイトの含浸量にば
らつきが生じ、製造管理の難しさと併せて、均質な電波
吸収体が得にくいという欠点がある。本発明はこのよう
な従来の問題点を解決するためになされたもので、その
目的は、既存の発泡ウレタンやプラスチックなどからな
る電波吸収体に代えて不燃性で超軽量の電波吸収体を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1は、セメント1
00重量部に対し、軽量骨材1〜20重量部と、合成樹
脂エマルション(固形分換算)1〜20重量部と、非導
電性繊維1〜5重量部と、有機マイクロバルーン1〜1
0重量部と、カーボングラファイト5〜20重量部と、
炭素繊維0.01〜5重量部とから成る電波吸収体用組
成物を、板厚5〜10mmの不燃性軽量薄板上に1〜5
mmの厚みで積層して成ることを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項は、請求項1に記載された電波吸
収体用部材で形成して成る三角形状の板材を、4角錐状
に組み立てて高さ0.9〜2.7mのピラミッド型にす
るとともに、底面部にフェライトタイルを貼りつけた板
材と金属反射板とを取り付けて成ることを特徴とするも
のである。
【0014】請求項は、請求項2に記載されたピラミ
ッド型電波吸収体において、前記電波吸収体用組成物の
比重0.3〜0.4、前記電波吸収体用組成物の肉厚1
0mm、前記ピラミッド型電波吸収体の高さ1.8mお
よび前記ピラミッド型電波吸収体の重量10Kgとして
成ることを特徴とするものである。
【0015】請求項は、セメント100重量部に対
し、軽量骨材1〜20重量部を混合した粉体と、合成樹
脂エマルション(固形分22.5%)4〜100重量部
に対し、非導電性繊維1〜5重量部、有機マイクロバル
ーン1〜10重量部、カーボングラファイト5〜20重
量部、炭素繊維0.01〜5重量部を予め混練した材料
とを水とともに混練した後、板厚5〜10mmの不燃性
軽量薄板上に1〜5mmの厚みで積層することを特徴と
するものである。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【作用】本発明において、セメントとしては、普通ポル
トランドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強
ポルトランドセメント、超々早強ポルトランドセメント
などがある。本発明において、セメントを用いる理由と
しては、次のような事柄が挙げられる。■不燃性の硬化
体(電波吸収体)を得ることができる。■唯一の安価で
不燃性のマトリックス材料である。■どのような形状に
も自由に成形できる。
【0025】軽量骨材としては、例えば粒径が5〜20
0μm、比重0.3〜0.7程度の無機マイクロバルー
ン、セラミックバルーン、ケイ素,アルミニウムを主成
分とする鉱物系バルーンがあり、分類上での表現として
ケイ酸アルミニウム系バルーン、アルミナケイ酸塩バル
ーン、ガラスマイクロバルーン、シラスバルーンなどと
されるものを含む。
【0026】無機マイクロバルーンは、有機マイクロバ
ルーンとともに軽量化を図るために用いられる。有機マ
イクロバルーンとしては、例えば粒径10〜100μ
m、比重0.04以下のもので、例えば塩化ビニリデ
ン、塩化ビニルなどがある。有機マイクロバルーンは超
軽量性に優れ、無機マイクロバルーンは耐火性能に優れ
ている。
【0027】有機マイクロバルーンの量が多くなると、
耐火性能が劣ることとなり、無機マイクロバルーンの量
が多くなると、希望する重量より重くなる。このような
観点から、有機マイクロバルーン、無機マイクロバルー
ンの配合割合は求められた。
【0028】すなわち、セメント100重量部に対し、
軽量骨材(無機マイクロバルーン)1〜20重量部と、
有機マイクロバルーン1〜10重量部とした。有機マイ
クロバルーンと無機マイクロバルーンをバランス良く配
合することによって、超軽量の不燃性の電波吸収体が製
造できる。有機マイクロバルーンと無機マイクロバルー
ンとの両者を含む配合量の範囲は、これらの上限を越え
ると材料自体が脆くなり、下限未満になると目的とする
軽量性の材料が得られない。
【0029】合成樹脂エマルションとしては、アクリル
系、酢酸ビニール系、合成ゴム系、塩化ビニリデン系、
塩化ビニル系またはこれらの混合系がある。その一例を
挙げると、エチレン変成酢酸ビニール共重合体、アクリ
ルスチレン共重合体、スチレン−ブタジエン−ラバーな
どがある。使用されるピラミッド型電波吸収体として
は、0.9m〜2.7mが多い。
【0030】ここで、1.8mピラミッド型電波吸収体
について言えば、 ■取付作業に伴い作業性の観点から ■取付後の落下防止など安全上の観点から 目安として重量10Kg前後が望ましい。なおかつ、不
燃性である。従来のカーボングラファイト含浸発泡ウレ
タンで作られて電波吸収体では20Kg〜25Kg前後
の重量があった。
【0031】この重量を10Kg以内に収めるために
は、本発明の電波吸収体用組成物の軽量性(比重γ≒
0.3〜0.4)を用いて、ピラミッド型電波吸収体を
作れば、肉厚が10mm前後となる。軽量化と強度とは
相反する性質を有する。軽くすれば、強度は弱くなる。
本発明の電波吸収体用組成物については、軽量化に伴う
強度低下を補足するため補強用の繊維を混入する。
【0032】補強用の繊維として、炭素繊維は導電性を
有するため、その量比が電波吸収性能に直接影響を及ぼ
す。従って、自ずと添加量が制限される。その炭素繊維
の補強材としの不足分に伴う材料強度の低下を補強する
ために、非導電性繊維を添加する。
【0033】この非導電性繊維の添加量は、セメント1
00重量部に対し、1〜5重量部とした。ここで、非導
電性繊維とは、ビニロン繊維、ナイロン繊維、ポリプロ
ピレン繊維、アクリロニトリル繊維、アラミド繊維、ガ
ラス繊維、セルロース、石綿、ロックウールなどをい
う。
【0034】カーボングラファイトは、微粒の炭素粉体
で、粒子径が約15μm〜38μmである。この微粒の
炭素粉体としては、例えば、ケッチェン・ブラック・イ
ンターナショナル株式会社製(販売者:三菱化学株式会
社)のケッチェンブラックEC(商品名)があり、この
微粒の炭素粉体は、粒子構造が特異な中空シェル状の構
造を持ち、通常の微粒の炭素粉体に比し3〜4倍程度導
電性に優れている。
【0035】ここで、この微粒の炭素粉体は、粒子径が
約15μm〜38μmと微細なため、これを単独で用
い、セメント系マトリックス中に混練した場合、各炭素
粉体同士が接触・接近する割合が少なくなる。そのた
め、導電性の観点から、微粒の炭素粉体の単独使用は、
導電性の低下を招き好ましくない。そこで、本発明で
は、この微粒の炭素粉体のみによる欠点を導電性の微細
な繊維(炭素繊維)を添加することによって補ってい
る。
【0036】炭素繊維としては、例えば繊維の長さ約6
mm、繊維径約7〜18μmのものを用いる。この導電
性の炭素繊維は、炭素粉体が分散したセメント系マトリ
ックス中に分散することによってセメント系マトリック
スの導電性を高めることになる。即ち、繊維同士の絡み
合いによる効果と、炭素粉体間の導電性の微細な繊維に
よる接続の効果が挙げられる。そして、この導電性の微
細な繊維は、セメントモルタル硬化体の強度(曲げ、引
っ張り等の強度)を補強する。又、セメントモルタル
(セメント水和物)の宿命である乾燥収縮によるひび割
れを、乾燥収縮応力を導電性の微細な繊維によって分散
させることによって防止することができる。
【0037】増粘剤は、水溶性高分子化合物である。こ
の水溶性高分子化合物としては、例えばメチルセルロー
ズ、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロー
ズなどがある。本発明における製造方法としては、電波
吸収体用組成物を混練後、例えば、型枠に流し込んで成
形するとか、型枠に吹き付けて成形するなど、また予め
所定の厚みの板材を作成し、これを補強組み立てて、ピ
ラミッド型電波吸収体を作成する。また、この場合、プ
レス成形などにより、または必要に応じて蒸気養生、オ
ートクレーブ養生を行う。
【0038】また、現場における湿式材料としては、機
械による吹き付けの他、鏝塗りあるいは充填による施工
が可能である。ここで、カーボングラファイトと炭素繊
維は、均一な分散を図るため、予め合成樹脂エマルショ
ンとプレミックスされる。通常の混練によるセメント系
マトリックス中のカーボングラファイトと炭素繊維の分
散は、継粉になったりして分散がきわめて難しい。その
ため、繊維の分散にあたってはオムニミキサなどの特殊
ミキサが使用される。
【0039】しかし、予め合成樹脂エマルションとカー
ボングラファイトと炭素繊維をプレミックスしておけ
ば、セメントと軽量骨材との混練時に、通常のモルタル
ミキサでもきわめて良好にカーボングラファイトと炭素
繊維を分散させることができるとともに、マトリックス
の補強効果を高めることができる。その理由としては、
界面活性剤的性質を有する合成樹脂エマルションの採用
により、これら材料間の馴染みが電気化学的に改善され
ることが挙げられる。
【0040】また、別の理由としては、合成樹脂エマル
ション中に炭素繊維とカーボングラファイトが共存する
ことにより、それらの相乗作用によって、物理的に分散
を助けることが挙げられる。また、本発明における製造
方法としては、電波吸収体用組成物を混練後、例えば、
周囲に枠を配した不燃性軽量薄板の上に3〜5mm程度
の厚さで積層することによって他板材との複合板として
作成することもできる。
【0041】この場合には、板材成形時に、型枠の底板
を兼ねるので、脱型が容易となり、製造上有利である。
ここで、不燃性軽量薄板としては、不燃性ボードなどが
あり、その厚みとしては5〜10mm、電波吸収体用組
成物の厚みとしては1〜5mm程度である。電波吸収体
用組成物を型枠にて成形する場合には、電波吸収体用組
成物が固化するまで養生し、その後に搬送することとな
るが、不燃性軽量薄板上に積層する場合には、養生を待
たずにそのまま搬送できる。
【0042】しかも、不燃性軽量薄板と複合化すること
により、強度が著しく大きくなる。例えば、7mm板厚
の不燃性軽量薄板に3mmの電波吸収体用組成物を積層
した場合、比重0.42、曲げ強度26.6Kgf/c
2となる。このような複合板にしてピラミッド型の電
波吸収体を作成する場合には、板厚を10mm程度とす
る必要があるため、電波吸収体用組成物の厚みを3〜5
mm程度としたい。その結果、電波吸収体用組成物中の
炭素繊維の割合を多くすることが望ましい。
【0043】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳述する。 実施例1 エチレン酢酸ビニルエマルション(合成樹脂エマルショ
ン)(固形分22.5%)44.9重量部(固形分1
0.1重量部)に対し、ビニロン繊維2.48重量部、
繊維長さ約6mmの炭素繊維0.27重量部、粒径5〜
100μmの有機マイクロバルーン5.35重量部、そ
れに微量の増粘剤,消泡剤,防腐剤と市水150重量部
を予め混練し、これに早強ポルトランドセメント100
重量部、粒径5〜200μmの無機マイクロバルーン
(軽量骨材)11.8重量部をさらに加えて混練した
後、型枠に詰めて板状の電波吸収体用部材を作成した。
【0044】得られた板状の電波吸収体用部材の物性値
を表1に示す。 実施例2 エチレン酢酸ビニルエマルション(合成樹脂エマルショ
ン)(固形分22.5%)44.9重量部(固形分1
0.1重量部)に対し、ビニロン繊維2.48重量部、
繊維長さ約6mmの炭素繊維0.18重量部、粒径5〜
100μmの有機マイクロバルーン5.35重量部、そ
れに微量の増粘剤,消泡剤,防腐剤と市水150重量部
を予め混練し、これに早強ポルトランドセメント100
重量部、粒径5〜200μmの無機マイクロバルーン
(軽量骨材)11.8重量部をさらに加えて混練した
後、型枠に詰めて板状の電波吸収体用部材を作成した。
【0045】得られた板状の電波吸収体用部材の物性値
を表1に示す。 実施例3 エチレン酢酸ビニルエマルション(合成樹脂エマルショ
ン)(固形分22.5%)44.9重量部(固形分1
0.1重量部)に対し、ビニロン繊維2.48重量部、
繊維長さ約6mmの炭素繊維0.092重量部、粒径5
〜100μmの有機マイクロバルーン5.35重量部、
約30μmのカーボングラファイト4.21重量部、そ
れに微量の増粘剤,消泡剤,防腐剤と市水150重量部
を予め混練し、これに早強ポルトランドセメント100
重量部、粒径5〜200μmの無機マイクロバルーン
(軽量骨材)11.8重量部をさらに加えて混練した
後、型枠に詰めて板状の電波吸収体用部材を作成した。
【0046】得られた板状の電波吸収体用部材の物性値
を表1に示す。 実施例4 エチレン酢酸ビニルエマルション(合成樹脂エマルショ
ン)(固形分22.5%)44.9重量部(固形分1
0.1重量部)に対し、ビニロン繊維2.48重量部、
繊維長さ約6mmの炭素繊維0.18重量部、粒径5〜
100μmの有機マイクロバルーン5.35重量部、約
30μmのカーボングラファイト4.21重量部、それ
に微量の増粘剤,消泡剤,防腐剤と市水150重量部を
予め混練し、これに早強ポルトランドセメント100重
量部、粒径5〜200μmの無機マイクロバルーン(軽
量骨材)11.8重量部をさらに加えて混練した後、型
枠に詰めて板状の電波吸収体用部材を作成した。
【0047】得られた板状の電波吸収体用部材の物性値
を表1に示す。 実施例5 エチレン酢酸ビニルエマルション(合成樹脂エマルショ
ン)(固形分22.5%)44.9重量部(固形分1
0.1重量部)に対し、ビニロン繊維2.48重量部、
繊維長さ約6mmの炭素繊維0.092重量部、粒径5
〜100μmの有機マイクロバルーン5.35重量部、
約30μmのカーボングラファイト8.42重量部、そ
れに微量の増粘剤,消泡剤,防腐剤と市水150重量部
を予め混練し、これに早強ポルトランドセメント100
重量部、粒径5〜200μmの無機マイクロバルーン
(軽量骨材)11.8重量部をさらに加えて混練した
後、型枠に詰めて板状の電波吸収体用部材を作成した。
【0048】得られた板状の電波吸収体用部材の物性値
を表1に示す。 実施例6 エチレン酢酸ビニルエマルション(合成樹脂エマルショ
ン)(固形分22.5%)44.9重量部(固形分1
0.1重量部)に対し、ビニロン繊維2.48重量部、
繊維長さ約6mmの炭素繊維1.39重量部、粒径5〜
100μmの有機マイクロバルーン5.35重量部、そ
れに微量の増粘剤,消泡剤,防腐剤と市水150重量部
を予め混練し、これに早強ポルトランドセメント100
重量部、粒径5〜200μmの無機マイクロバルーン
(軽量骨材)11.8重量部をさらに加えて混練した
後、型枠に詰めて板状の電波吸収体用部材を作成した。
【0049】得られた板状の電波吸収体用部材の物性値
を表1に示す。 実施例7 エチレン酢酸ビニルエマルション(合成樹脂エマルショ
ン)(固形分22.5%)44.9重量部(固形分1
0.1重量部)に対し、ビニロン繊維2.48重量部、
繊維長さ約6mmの炭素繊維0.92重量部、粒径5〜
100μmの有機マイクロバルーン5.35重量部、そ
れに微量の増粘剤,消泡剤,防腐剤と市水150重量部
を予め混練し、これに早強ポルトランドセメント100
重量部、粒径5〜200μmの無機マイクロバルーン
(軽量骨材)11.8重量部をさらに加えて混練した
後、型枠に詰めて板状の電波吸収体用部材を作成した。
【0050】得られた板状の電波吸収体用部材の物性値
を表1に示す。
【表1】 実施例8 次に、実施例1〜7により得られた電波吸収体用部材を
用いた電波吸収体のシミュレーションによる性能試験結
果を図1ないし図3に示す。
【0051】結果は、同軸管測定法(Sパラメータ法)
により求めた複素誘電率の値に基づき、図4に示す18
00mmフェライト複合吸収体の構成を想定したシミュ
レーションを行って求めた反射率(吸収率)の例を示し
た。ここで、1800mmフェライト複合吸収体は、高
さ1800mm、肉厚10mm、底面60cm×60c
mの中空ピラミッド型吸収体10と、10cm×10c
m、肉厚6.3mmのフェライトタイルを貼りつけた板
材11と、肉厚0.015cmの金属反射板12とで構
成されている。
【0052】この中空ピラミッド型吸収体10は、例え
ば、図5および図6に示すように、三角形状に成形した
4枚の板材10aを各斜辺が重なるように重ねるととも
に、内部コーナ部に当て木10bをして外部より電波吸
収性能に影響を与えないプラスチックネジまたはプラス
チック釘10cで止めることによって組み立てられる。
【0053】なお、三角形状に成形した4枚の板材10
aを接着剤で張り合わせても組み立てることができる。
図1において、(1)は実施例1の板状の電波吸収体用部
材を用いた値、(2)は実施例2の板状の電波吸収体用部
材を用いた値を示す。値(1)および(2)共に、10MHz
から30MHzに向かって急激に吸収率が高まり、30
MHz〜1000MHzにおいて、90%以上の吸収率
を示している。
【0054】更に詳しく見ると、値(1)と(2)において、
炭素繊維の添加量が多い値(1)の方が炭素繊維の添加量
が少ない値(2)に比して10MHz〜40MHzにおい
て優るが、40MHz〜300MHzにおいてはその特
性が逆転し、300MHz以上になると、炭素繊維の添
加量が多い値(1)の方が炭素繊維の添加量が少ない値(2)
に比して優れていることが示されている。
【0055】図2において、(3)は実施例3の板状の電
波吸収体用部材を用いた値、(4)は実施例4の板状の電
波吸収体用部材を用いた値、(5)は実施例5の板状の電
波吸収体用部材を用いた値を示す。値(3)ないし(5)共
に、10MHzから30MHzに向かって急激に吸収率
が高まり、30MHz〜1000MHzにおいて、90
%以上の吸収率を示している。
【0056】更に詳しく見ると、値(3)と(4)において、
炭素繊維の添加量が多い値(4)の方が炭素繊維の添加量
が少ない値(3)に比して10MHz〜40MHzにおい
て優るが、40MHz〜300MHzにおいてはその特
性が逆転し、300MHz以上になると、炭素繊維の添
加量が多い値(4)の方が炭素繊維の添加量が少ない値(3)
に比して優れていることが示されている。
【0057】一方、値(5)は、炭素繊維の添加量は値(3)
と同じであるが、カーボングラファイトの添加量が値
(3)より多くなっているので、値(4)に近似した特性を示
している。図3において、(6)は実施例6の板状の電波
吸収体用部材を用いた値、(7)は実施例7の板状の電波
吸収体用部材を用いた値を示す。
【0058】値(6)および(7)共に、10MHzから30
MHzに向かって急激に吸収率が高まり、30MHz〜
1000MHzにおいて、90%以上の吸収率を示して
いる。更に詳しく見ると、値(6)と(7)において、炭素繊
維の添加量が多い値(6)の方が炭素繊維の添加量が少な
い値(7)に比して10MHz〜25MHzにおいて優る
が、25MHz〜150MHzにおいてはその特性が逆
転し、150MHz以上になると、炭素繊維の添加量が
多い値(6)の方が炭素繊維の添加量が少ない値(7)に比し
て優れていることが示されている。
【0059】なお、シミュレーションの設定条件は図中
に示す通りである。また、反射率と吸収率の関係は、以
下に示す通りである。 Y=20log10X ここで、Yは反射量、Xは反射率(×100%)を表
す。また、吸収率は、(1−X)×100%で表され
る。
【0060】なお、これらの値は、先の調合を変えるこ
とによって、任意に変えることができることから、必要
とする周波数領域の電波吸収体を作成することができ
る。また、本発明の電波吸収体用組成物は、型枠に流し
込んで色々な形に成形できるから、平板型の他に山形や
ピラミッド型など形状を変えることによって必要とする
電波吸収領域の電波吸収体を作ることができる。
【0061】さらに、シミュレーション結果に示すよう
に、フェライトや金属板などの組み合わせによっても、
同様に必要とする吸収領域の電波吸収体を作ることがで
きる。 実施例9 エチレン酢酸ビニルエマルション(合成樹脂エマルショ
ン)(固形分22.5%)44.9重量部(固形分1
0.1重量部)に対し、ビニロン繊維2.48重量部、
繊維長さ約6mmの炭素繊維1.84重量部、粒径5〜
100μmの有機マイクロバルーン5.35重量部、そ
れに微量の増粘剤,消泡剤,防腐剤と市水150重量部
を予め混練し、これに早強ポルトランドセメント100
重量部、粒径5〜200μmの無機マイクロバルーン
(軽量骨材)11.8重量部をさらに加えて混練した
後、板厚7mmの不燃性軽量薄板の周囲に枠を配した型
枠に詰めて複合板としての電波吸収体用部材を作成し
た。
【0062】ここで、電波吸収体用部材としては、板厚
3mm、4mm、5mm、6mmの4種類を作成した。
この電波吸収体用部材は、図7に示すように、不燃性軽
量薄板20上に電波吸収体用組成物21が積層されたも
のである。これらの電波吸収体用部材を用いた電波吸収
体のシミュレーションによる性能試験結果を図8に示
す。
【0063】結果は、同軸管測定法(Sパラメータ法)
により求めた複素誘電率の値に基づき、図4に示す18
00mmフェライト複合吸収体の構成を想定したシミュ
レーションを行って求めた反射率(吸収率)の例を示し
た。ここで、1800mmフェライト複合吸収体は、高
さ1800mm、肉厚10mm〜13mm、底面60c
m×60cmの中空ピラミッド型吸収体10と、10c
m×10cm、肉厚6.3mmのフェライトタイルを貼
りつけた板材11と、肉厚0.015cmの金属反射板
12とで構成されている。
【0064】図8において、(8)は板厚3mmの板状の
電波吸収材用部材を用いた値、(9)は板厚4mmの板状
の電波吸収材用部材を用いた値、(10)は板厚5mmの板
状の電波吸収材用部材を用いた値、(11)は板厚6mmの
板状の電波吸収材用部材を用いた値を示す。値(8)ない
し(11)は、実施例7と同様に、10MHzから30MH
zに向かって急激に吸収率が高まり、30MHz〜10
00MHzにおいて、90%以上の吸収率を示してい
る。
【0065】更に詳しく見ると、10MHz〜40MH
Zにおいては、板厚の薄い(8)〜厚い(11)の順に吸収率
が優れており、40MHz〜250MHzにおいて、逆
に板厚の薄い(8)が最も吸収率が優れており、300M
Hz以上になると、10MHz〜40MHZと同様に、
板厚の薄い(8)〜厚い(11)の順に吸収率が優れているこ
とが示されている。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明の電波吸収体用部
材は、セメントと軽量骨材と非導電性繊維と合成樹脂エ
マルションを主成分とする電波吸収体用組成物で所望の
形状に成形するものであるから、電波吸収体用組成物の
肉厚を10mm程度で必要とする低周波数の電波を効果
的に吸収することができる。しかも、電波吸収体用組成
物には、非導電性繊維や炭素繊維などが配合されている
ため、これらによる補強効果が発揮され、薄くても電波
吸収体に要求される機械的強度を確保することができ
る。
【0067】本発明の電波吸収体用部材は、セメントと
軽量骨材と非導電性繊維と合成樹脂エマルションを主成
分とする電波吸収体用組成物で所望の形状に成形するも
のであるから、電波吸収体用組成物の肉厚を10mm程
度で必要とする低周波数の電波を効果的に吸収すること
ができる。しかも、電波吸収体用組成物には、非導電性
繊維や炭素繊維などが配合されているため、これらによ
る補強効果が発揮され、薄くても電波吸収体に要求され
る機械的強度を確保することができる。
【0068】
【0069】
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1および2の組成物を用いた中空ピラミ
ッド型電波吸収体の電波吸収特性を示すグラフである。
【図2】実施例3ないし5の組成物を用いた中空ピラミ
ッド型電波吸収体の電波吸収特性を示すグラフである。
【図3】実施例6および7の組成物を用いた中空ピラミ
ッド型電波吸収体の電波吸収特性を示すグラフである。
【図4】ピラミッド型電波吸収体を示す斜視図である。
【図5】図4に示すピラミッド型電波吸収体の組立の一
例を示す内側から見た説明図である。
【図6】図4に示すピラミッド型電波吸収体の組立の一
例を示す外側から見た説明図である。
【図7】実施例9に示す電波吸収体用部材を示す斜視図
である。
【図8】実施例9の組成物を用いた中空ピラミッド型電
波吸収体の電波吸収特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 中空ピラミッド型吸収体 11 フェライトタイルを貼りつけた板材 12 金属反射板 20 不燃性軽量薄板 21 電波吸収体用組成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C04B 24/26 C04B 24/26 C H05K 9/00 H05K 9/00 M // C04B 111:94 C04B 111:94 (56)参考文献 特開 平4−74747(JP,A) 特開 平4−18798(JP,A) 特開 昭62−45100(JP,A) 特開 昭58−108603(JP,A) 特開 平4−240143(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 7/00 - 32/02 H05K 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント100重量部に対し、軽量骨材
    1〜20重量部と、合成樹脂エマルション(固形分換
    算)1〜20重量部と、非導電性繊維1〜5重量部と、
    有機マイクロバルーン1〜10重量部と、カーボングラ
    ファイト5〜20重量部と、炭素繊維0.01〜5重量
    部とから成る電波吸収体用組成物を、板厚5〜10mm
    の不燃性軽量薄板上に1〜5mmの厚みで積層して成る
    ことを特徴とする1000MHz未満の電波を吸収する
    電波吸収体用部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された電波吸収体用部材
    で形成して成る三角形状の板材を、4角錐状に組み立て
    て高さ0.9〜2.7mのピラミッド型にするととも
    に、底面部にフェライトタイルを貼りつけた板材と金属
    反射板とを取り付けて成ることを特徴とする1000M
    Hz未満の電波を吸収するピラミッド型電波吸収体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたピラミッド型電波
    吸収体において、前記電波吸収体用組成物の比重0.3
    〜0.4、前記電波吸収体用組成物の肉厚10mm、前
    記ピラミッド型電波吸収体の高さ1.8mおよび前記ピ
    ラミッド型電波吸収体の重量10Kgとして成ることを
    特徴とする1000MHz未満の電波を吸収するピラミ
    ッド型電波吸収体。
  4. 【請求項4】 セメント100重量部に対し、軽量骨材
    1〜20重量部を混合した粉体と、合成樹脂エマルショ
    ン(固形分22.5%)4〜100重量部に対し、非導
    電性繊維1〜5重量部、有機マイクロバルーン1〜10
    重量部、カーボングラファイト5〜20重量部、炭素繊
    維0.01〜5重量部を予め混練した材料とを水ととも
    に混練した後、板厚5〜10mmの不燃性軽量薄板上に
    1〜5mmの厚みで積層することを特徴とする1000
    MHz未満の電波を吸収する電波吸収体用部材の製造方
    法。
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