JP3394652B2 - 過給機の潤滑装置 - Google Patents

過給機の潤滑装置

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JP3394652B2 JP18328296A JP18328296A JP3394652B2 JP 3394652 B2 JP3394652 B2 JP 3394652B2 JP 18328296 A JP18328296 A JP 18328296A JP 18328296 A JP18328296 A JP 18328296A JP 3394652 B2 JP3394652 B2 JP 3394652B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、過給機の潤滑装
置に係り、詳しくは過給機のベアリング部を潤滑及び冷
却するための潤滑装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、内燃機関に用いられる過給機の潤
滑装置としては、例えば特開昭60−40731号公報
が知られている。この公報記載の潤滑装置は、水平対向
式内燃機関において、過給機をオイルパンのオイル面よ
り下方に配置できるようにするために、オイルパンとオ
イルポンプとの間に過給機を配置し、オイルポンプの汲
み上げ作用によりオイルパンと過給機との間にオイルを
強制的に循環させて過給機のベアリング部を潤滑するよ
うにしたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の潤滑装置によると、オイルポンプの停止時におい
て、オイルパン内のオイルがオイル面と過給機とのヘッ
ド差圧により過給機側へ流入し、タービンシャフトが油
没してしまい、センターハウジング内とタービン、コン
プレッサ室との差圧もないことから、ベアリング部の摺
動面からオイルが漏出してしまうという問題があった。 【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、過給機へのオイ
ル供給停止時に、オイルパン内のオイル面と過給機との
ヘッド差圧を消失して過給機側へオイルが流入すること
を阻止できる過給機の潤滑装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、オイルパンの油面高さとほぼ同じ高さ
或いは下方に配置された過給機の潤滑装置において、前
記オイルパン内の潤滑用のオイルを前記過給機へ供給す
る通路内の、前記オイルパンの油面よりも高い位置に
過給機へのオイル供給停止時に、大気を吸気して過給機
へのオイルの流入を規制する規制手段を設けたことを特
徴とする。 【0006】上記のように構成された請求項1の発明に
よれば、過給機へのオイル供給停止において、オイルパ
ン油面と過給機とのヘッド差圧によるオイル流れを規制
することができる。このため、過給機内のオイル過多が
防止され、ベアリング部からのタービン、コンプレッサ
室へのオイルの漏出を防止することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は内燃機関に用いら
れる過給機の潤滑装置を示している。図1において、1
はシリンダヘッドが水平又は傾斜されて搭載される内燃
機関の機関本体、2は機関本体1の下部に取り付けられ
て潤滑用オイルを貯えるオイルパン、3はオイルパン2
内の油面と同じ高さ或いはそれより低い位置に設置され
る過給機である。 【0008】過給機3のタービンロータを回転可能に支
持するベアリング部4に潤滑用オイルを供給するするた
めに、内燃機関によって駆動される圧送ポンプ5が備え
られ、その圧送ポンプ5によりオイルパン2から汲み上
げられたオイルが、機関本体1に設けられた内部通路6
aと、その内部通路6aに接続された外部配管6bとか
らなるオイル供給通路6を経て過給機3のベアリング部
4に供給されるようになっている。 【0009】ベアリング部4に供給されたオイルは潤滑
後、自重で落下し、過給機3の下部に設けられたオイル
溜め7によって受容され、その後、オイル溜め7内のオ
イルは、内燃機関によって駆動される吸引ポンプ8によ
りオイル戻り通路9を経てオイルパン2に戻されるよう
になっている。 【0010】上述のように構成される過給機3への潤滑
オイル供給系において、前記オイル供給通路6には、圧
送ポンプ5の停止時に、オイルパン2内のオイル面より
も高い位置からオイル供給通路6内に大気を吸入するこ
とによりオイル流れを規制する規制手段としての呼吸弁
10が設けられている。呼吸弁10は図2に示すよう
に、内部通路6aの一部を分岐するとともにその端部を
オイルパン2よりも高位置の大気に開放(例えばクラン
クケース内又はヘッドカバー内に開放)して通気路11
を形成し、その通気路11内には、開口端部であるエア
吸入口12を開閉するチェックボール13を設けた構成
となっている。 【0011】この実施の形態に係る潤滑装置は上述のよ
うに構成したものであり、内燃機関の運転時には、圧送
ポンプ5によってオイルパン2内のオイルがオイル供給
通路6を経て過給機3のベアリング部4に供給され、ベ
アリング部4が潤滑及び冷却される。このとき、通気路
11内のチェックボール13は図2の(A)に示すよう
に、オイル供給通路6内を圧送されるオイルの油圧によ
りバルブシートに押圧されてエア吸入口12を閉鎖し、
オイルの流出を阻止する。 【0012】ベアリング部4の潤滑及び冷却に供された
オイルは、自然落下し、オイル溜め7に溜められる。オ
イル溜め7内のオイルは吸引ポンプ8によって吸引さ
れ、オイル戻り通路9を経てオイルパン2に戻される。 【0013】内燃機関1の停止時、即ち、圧送ポンプ5
の停止時には、オイル供給通路6内のオイルが過給機3
側へ流入することに伴い呼吸弁10内の油圧が低下し、
図2の(B)に示すように、チェックボール13が押し
下げられてエア吸入口12を開放する。そのため、オイ
ル供給通路6内に大気が吸入され、内部通路6aのオイ
ルがオイルパン2側へ、外部配管6bのオイルが過給機
3側へそれぞれ流れる。そして、オイル供給通路6内の
オイルのヘッド差圧が消失した時点でオイルの移動が終
了する。 【0014】従って、オイル供給停止時には、オイル供
給通路6内に残留する一部のオイルが過給機3側へ流入
するに止まり、オイルパン2から過給機3へのオイル流
れを停止することができる。このことにより、過給機3
内のオイル過多を防止し、オイルがベアリング部4の摺
動面からタービン、コンプレッサ室へ漏出することを防
止することができる。 【0015】次に、本発明の他の実施の形態を図3に基
づいて説明する。この実施の形態では、オイル供給通路
6中、オイルパン2よりも高位置に設けられる内部通路
6aの一部に、通気小孔14を設けたものであり、この
通気小孔14は例えば機関本体1のクランクケース又は
ヘッドカバー内に開口される。なお、その他の構成につ
いては前述の実施の形態と同様である。 【0016】従って、この実施の形態によるときは、内
燃機関の運転時にはオイル供給通路6を圧送されるオイ
ルの一部が通気小孔14から噴出することになるが、過
給機3の潤滑に必要な油量を確保するよう圧送系を設計
しておくことで対応できる。一方、内燃機関の停止時に
は、通気小孔14から空気がオイル供給通路6内に吸入
され、オイルがオイルパン2側から過給機3側へ流れる
ことを防止し、過給機3内のオイルがベアリング部4の
摺動面からタービン、コンプレッサ室へ漏出することを
防止することができる。 【0017】なお、図示の実施の形態では、圧送ポンプ
5の停止時に、過給機3へのオイル流れを規制する規制
手段として、オイル供給通路6内に大気を吸入する方式
としたが、これに代えてキースイッチのオン・オフによ
って制御され、圧送ポンプの運転時には通路を開放し、
停止時には通路を閉鎖する電磁開閉弁であってもよい。 【0018】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
過給機に対する潤滑用オイルの供給停止時において、オ
イルパン油面と過給機のヘッド差圧によるオイル流れを
規制して過給機内のオイル過多を防止し、ベアリング部
からのタービン、コンプレッサ室へのオイルの漏出を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態を示す説明図である。 【図2】図1のA部の詳細図であり、(A)は潤滑用オ
イルの供給時を示し、(B)はオイル供給停止時を示
す。 【図3】他の実施の形態を示す説明図である。 【符号の説明】 1…機関本体 2…オイルパン 3…過給機 4…ベアリング部 5…圧送ポンプ 6…オイル供給通路 10…呼吸弁 12…エア吸入口 13…チェックボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若松 仁 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−186628(JP,U) 実開 昭63−168229(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 39/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 オイルパンの油面高さとほぼ同じ高さ或
    いは下方に配置された過給機の潤滑装置において、 前記オイルパン内の潤滑用のオイルを前記過給機へ供給
    する通路内の、前記オイルパンの油面よりも高い位置
    、過給機へのオイル供給停止時に、大気を吸気して
    給機へのオイルの流入を規制する規制手段を設けた過給
    機の潤滑装置。
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