JP3394220B2 - ターミナルアダプタ - Google Patents

ターミナルアダプタ

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JP3394220B2
JP3394220B2 JP28823999A JP28823999A JP3394220B2 JP 3394220 B2 JP3394220 B2 JP 3394220B2 JP 28823999 A JP28823999 A JP 28823999A JP 28823999 A JP28823999 A JP 28823999A JP 3394220 B2 JP3394220 B2 JP 3394220B2
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明宏 ▲高▼橋
正行 飯岡
忠芳 小町谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDN(Integr
ated Service Digital Network:サービス総合ディジタ
ル網)基本インタフェース用の網終端機能を有するター
ミナルアダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】網終端装置は、ISDN等の公衆通信網
を使って通信を行う場合に、端末装置と通信網との間の
接続制御を行うものである。図2は、従来の網終端装置
の一例を示す構成図である。この網終端装置は、ISD
N基本ユーザ網インタフェースである参照点Tと、IS
DN基本アクセスメタリック加入者線インタフェースで
ある参照点Uとの間に設けられ、Tインタフェース部3
0とUインタフェース部40を備えている。参照点Tに
は、端子TA,TBを有するトランス11と、端子R
A,RBを有するトランス12とが設けられ、これらの
端子に図示しない端末装置TEが接続されている。参照
点Uには、トランス21、低域通過フィルタ(以下、L
PFという)22、キャパシタ23、直流終端回路2
4、及び端子L1,L2が設けられ、この端子L1,L
2に、図示しないディジタル回線を介して局装置LTや
交換機ET等が接続されている。
【0003】Tインタフェース部30は、ドライバ/レ
シーバ31、コーダ/デコーダ32、フレーム同期回路
33、及びフレーム分解/組立回路34等で構成され、
このフレーム分解/組立回路34が、起動及び停止手順
を実行するステートマシン35等を介してUインタフェ
ース部40に接続されている。フレーム分解/組立回路
34は、Uインタフェース部40との間で、情報用のB
1/B2チャネル信号と、信号用のDチャネル信号の授
受を行うと共に、ステートマシン35との間で、起動及
び停止手順用の内部信号の授受を行う機能を有してい
る。Uインタフェース部40は、TCM(Time Compres
sion Multiplexing :時分割方向制御)制御回路41、
スクランブラ・デスクランブラ/CRC(Cyclic Redun
dancy Check :誤り検出)ビット付加回路42、ドライ
バ43、切換えスイッチ44、線路補償自動利得制御回
路/ブリッジタップ等化器(以下、√fAGC/BT等
化器という)45、フレーム同期回路46、及びクロッ
ク発生回路47等で構成されている。
【0004】TCM制御回路41は、フレーム分解/組
立回路34に対して、B1/B2チャネル信号、及びD
チャネル信号の授受を行うと共に、ステートマシン35
に対して内部信号の授受を行う機能を有している。ステ
ートマシン35は直流終端回路24からのリバース検出
信号で局装置LTからの起動を検出すると共に、この直
流終端回路24によってループ形成を行う機能を有して
いる。
【0005】このような構成の網終端装置において、端
末装置TEから参照点Tに、TTC(The Telecommunic
ation Technology Committee:電信電話技術委員会)標
準JT−I430のフレームフォーマットに従ったAM
I(Alternation Mark Inversion)符号の入力信号が入
力される。入力信号は、トランス11でアース分離され
た後、Tインタフェース部30内のドライバ/レシーバ
31のレシーバを経由し、コーダ/デコーダ32によっ
てAMI符号からNRZ(Non Return to Zero)符号に
変換され、ビット同期(図では省略)が取られ、更にフ
レーム同期回路33でフレーム同期が取られる。その
後、フレーム分解/組立回路34によって2つの独立し
たB1/B2チャネル信号と、Dチャネル信号とに分解
される。B1/B2チャネル信号とDチャネル信号は、
Uインタフェース部40へ与えられ、TCM制御回路4
1、及びスクランブラ・デスクランブラ/CRCビット
付加回路42等を経て、局装置LTとのデータ伝送を行
うためにTTC標準JT−G961に規定されたフレー
ムフォーマットに変換される。更に、B1/B2チャネ
ル信号とDチャネル信号は、ディジタル回線を駆動する
ためのドライバ43を経由してトランス21でアース分
離され、図示しないディジタル回線を通って局装置LT
へ送信される。
【0006】一方、局装置LTから送出された信号は、
端子L1,L2から入力され、トランス21でアース分
離され、Uインタフェース部40でディジタル回線ケー
ブルの歪みを除去するため√fAGC/BT等化器45
を経由して送信とは逆の手順をたどる。歪みを除去され
た信号は、スクランブラ・デスクランブラ/CRCビッ
ト付加回路42、及びTCM制御回路41によってB1
/B2チャネル信号とDチャネル信号に分離され、Tイ
ンタフェース部30へ送られる。Tインタフェース部3
0では、TTC標準JT−I430に従ったフレームフ
ォーマットに変換され、ドライバ/レシーバ31のドラ
イバと、トランス12を経て、参照点Tへ送出される。
なお、Tインタフェース部30内のフレーム分解/組立
回路34から出力されたDチャネル信号は、Uインタフ
ェース部40の手前で、エコーチャネル(Eビット)と
して折り返される。折り返されたEビットは、参照点T
に複数の端末装置TEが接続された場合、それらの複数
の端末装置TE間における発呼時の衝突検出が行われる
ようになっている。
【0007】図3は、従来のターミナルアダプタの一例
を示す構成図である。この図3を参照しつつ、端末装置
TEの一例として、ターミナルアダプタの構成と動作を
説明する。ターミナルアダプタは、例えば既存の電話機
51や、Vインタフェースを有するパーソナルコンピュ
ータ52等が使用できるように、既存端末インタフェー
スを、TTC標準JT−I430,Q921,Q931
で標準化されたレイヤ1(物理層)、レイヤ2(データ
リンク層)、及びレイヤ3(ネットワーク層)に適合さ
せるものである。このターミナルアダプタは、図2の網
終端装置等に接続するための参照点Tと、この接続点T
に接続されてインタフェースの終端を行うレイヤ1制御
部60と、レイヤ2,3の制御を行うレイヤ2/3制御
部70とを備えている。
【0008】レイヤ1制御部60は、B1/B2チャネ
ル信号を一時記憶するBチャネルバッファメモリ(以
下、Bchバッファという)61,62、Dチャネルの
アクセス競合制御を行う競合制御回路63、フレーム分
解/組立回路64、フレーム同期回路65、コーダ/デ
コーダ66、及びドライバ/レシーバ67等で構成され
ている。レイヤ2/3制御部70は、中央処理装置(以
下、CPUという)71、処理途中のデータを格納する
随時読み書き可能なメモリ(以下、RAMという)7
2、レイヤ2,3の制御用プログラムを格納する読み出
し専用メモリ(以下、ROMという)73、及びHDL
C回路74等で構成されている。
【0009】Bチャネルに、端末装置TE2として電話
機51を接続する場合、この電話機51は電話インタフ
ェース回路53及びコーデック54を介してBchバッ
ファ61に接続される。電話インタフェース回路53
は、給電回路、リンガ・オフフック検出回路、及びダイ
ヤル番号識別回路等で構成されている。コーデック54
は、64kbpsのディジタル信号とアナログ音声信号
の変換を行う回路である。また、Bチャネルにパーソナ
ルコンピュータ52を接続してシリアル通信を行う場
合、このパーソナルコンピュータ52は、ドライバ/レ
シーバ55及び速度変換回路56を介してBchバッフ
ァ62に接続される。速度変換回路56は、Bチャネル
の64kbpsのディジタル信号を、パーソナルコンピ
ュータ52の有する既存のデータ速度へ変換するもので
ある。このようなターミナルアダプタにおいて、電話機
51またはパーソナルコンピュータ52からレイヤ1制
御部60に入力された64kbpsのB1/B2チャネ
ル信号と16kbpsのDチャネル信号は、フレーム分
解/組立回路64、コーダ/デコーダ66、及びドライ
バ/レシーバ67を経由してAMI符号に変換される。
AMI符号に変換された信号は、トランス11を介して
参照点Tに現れ、他の端末装置TEの送信部と、図2の
網終端装置のTインタフェース部30内のドレイバ/レ
シーバ31へ送られる。
【0010】また、図2の網終端装置からの受信信号
は、他の端末装置TEの受信部に入力されると共に、ト
ランス12を介してレイヤ1制御部60に入力される。
レイヤ1制御部60において、トランス12から入力さ
れた受信AMI符号から、ビット同期(図では省略)が
取られると共に、フレーム同期回路65でフレーム同期
が取られ、フレーム分解/組立回路64でB1,B2,
Dチャネル信号が分離される。競合制御回路63では、
送出したDビットと受信したEビットとが比較され、両
者が一致していなければ競合と判定されて、直ちに送出
が停止される。
【0011】このほか、図2の網終端装置と図3のター
ミナルアダプタの機能を統合し、重複する部分の機能を
簡素化したものとして特開平10−23001号公報に
記載された網終端装置が提案されている。前記公報に記
載された網終端装置は、参照点TのIインタフェースN
T側機能と、参照点Uのディジタル回線終端機能を持つ
と共に、電話機等の既存端末インタフェースを有するも
のである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
網終端装置では、次のような課題があった。回線終端機
能を主目的としているため、参照点U側のUインタフェ
ース部40等を切り離すことができなかった。そのた
め、端末機能を主目的としたターミナルアダプタへの適
用ができなかった。本発明は、前記従来技術が持ってい
た課題を解決し、参照点Uを切り離すことが可能で、か
つ参照点T側に接続した網終端装置NTとアダプタ側の
端末装置TE2との間の通信が可能なターミナルアダプ
タを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、ディジタル回線に接続される回線インタ
フェースと第1の端末装置または網終端装置が接続され
る端末インタフェースと第2の端末装置との間に設けら
るISDN基本インタフェース用のターミナルアダプ
を、次のような第1及び第2の端末インタフェース処
理手段と、切替手段と、回線終端手段と、端末制御手段
と、入出力インタフェース手段とで構成している。
【0014】第1及び第2の端末インタフェース処理
段は、それぞれ、前記端末インタフェースに対するイン
タフェース処理を行うと共に起動及び停止手順を実行す
るものである。切替手段は、終端モードまたは端末モー
ドを選択するための選択信号によって、終端モードが設
定された時に前記第1の端末インタフェース処理手段を
前記端末インタフェースに接続し、端末モードが選択さ
れた時には前記第2の端末インタフェース処理手段を該
端末インタフェースに接続するものである。回線終端手
段は、前記回線インタフェースに対するインタフェース
処理を行うと共に起動及び停止手順を実行するものであ
る。端末制御手段は、前記第2の端末装置に対する送受
信信号の授受を行うと共に起動及び停止手順を実行する
ものである。
【0015】入出力インタフェース手段は、前記切替信
号によって終端モードが選択された時に前記第1の端末
インタフェース処理手段、前記回線終端手段、及び前記
端末制御手段相互間を接続し、端末モードが選択された
ときには前記第2の端末インタフェース処理手段及び該
端末制御手段間を接続して、入出力信号のインタフェー
ス処理を行うものである。 この入出力インタフェース手
段は、終端モード時に前記回線終端手段の信号を前記第
1の端末インタフェース処理手段へ送り、端末モード時
に前記第2の端末インタフェース処理手段の信号を前記
端末制御手段へ送る第1のスイッチと、端末モード時に
前記第2の端末インタフェース処理手段の信号を前記端
末制御手段へ送る第2のスイッチとを有している。
【0016】発明によれば、以上のようにターミナル
アダプタを構成したので、次のような作用が行われる。
選択信号で終端モードが選択されると、切替手段によっ
て端末インタフェースに第1の端末インタフェース処理
手段が接続される。更に、入出力インタフェース手段
よって、第1の端末インタフェース処理手段、回線終端
手段、及び端末制御手段が相互に接続され、第1のスイ
ッチを介して該回線終端手段の信号が該第1の端末イン
タフェース処理手段へ送られる。これにより、第1の端
末インタフェース処理手段に接続される第1の端末装置
または網終端装置、回線インタフェースに接続されるデ
ィジタル回線、及び端末制御手段に接続される第2の端
末装置相互間での通信が行われる
【0017】選択信号で端末モードが選択されると、切
替手段によって端末インタフェースに第2の端末インタ
フェース処理手段が接続される。更に、入出力インタフ
ェース手段によって、第2の端末インタフェース処理手
段と端末制御手段が接続され、第1のスイッチを介して
第2の端末インタフェース処理手段の信号が端末制御手
段へ送られ、第2のスイッチを介して第2の端末インタ
フェース処理手段の信号を端末制御手段へ送られる。こ
れにより、第2の端末インタフェース処理手段に接続さ
れる第1の端末装置または網終端装置と、端末制御手段
に接続される第2の端末装置間での通信が行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
ターミナルアダプタの概略の構成図である。このターミ
ナルアダプタは、第1の端末装置TEまたは網終端装置
NTが接続される端末インタフェース(例えば、ISD
N基本ユーザ・網インタフェース)である参照点Tと、
ディジタル回線が接続される回線インタフェース(例え
ば、ISDN基本アクセスメタリック加入者線インタフ
ェース)である参照点Uとの間に設けられている。この
ターミナルアダプタは、基本ユーザ・インタフェース回
路である2つの端末インタフェース処理手段(例えば、
Tインタフェース部)110,120と、ディジタル回
線終端回路である回線終端手段(例えば、Uインタフェ
ース部)130と、単数または複数の第2の端末装置T
E2の制御を行う回路である端末制御手段(例えば、T
Aインタフェース部)140と、これらの各インタフェ
ース部間のB1,B2,Dチャネル信号及び各種の内部
信号の接続制御を行う入出力インタフェース手段(例え
ば、Jインタフェース部)150とを備えている。
【0019】参照点Tには、トランス11,12が設け
られ、これらのトランスの端子には、終端(NT)モー
ドでは図示しない端末装置TEが、端末(TE)モード
では網終端装置NTが、それぞれ接続されるようになっ
ている。トランス11にはレシーバ13が、トランス1
2にはドライバ14が接続され、このレシーバ13の出
力側とドライバ14の入力側が切替手段(例えば、スイ
ッチ)15に接続されている。スイッチ15は、選択信
号SELに従って、レシーバ13及びドライバ14を、
Tインタフェース部110又はTインタフェース部12
0に切り替えて接続するものである。ここでは、選択信
号SELによってNTモードが選択された時に、Tイン
タフェース部110側に切り替えて接続され、TEモー
ドが選択された時に、Tインタフェース部120側に切
り替えて接続されるようになっている。
【0020】一方、参照点Uは、Uインタフェース部1
30が接続されるトランス21、LPF22、キャパシ
タ23、及び直流終端回路24で構成されている。Tイ
ンタフェース部110,120は、ほぼ同様の構成であ
り、それぞれ入出力信号を内部処理に適した符号に変換
し、ビット及びフレーム同期を取ると共に、フレームの
分解/組立等を行う機能を有している。更に、Tインタ
フェース部110,120は、各種の内部信号の授受と
それに伴う処理を行う機能を有している。Uインタフェ
ース部130は、参照点U側に接続され、通信網側の加
入者線上の信号を内部処理に適した符号に変換し、ビッ
ト及びフレーム同期を取ると共に、フレームの分解/組
立等を行う機能を有している。更に、Uインタフェース
部130は、加入者線の状態に応じて各種の内部信号の
授受とそれに伴う処理を行う機能を有している。
【0021】TAインタフェース部140は、単数又は
複数の既存端末等の端末装置TE2を接続して送受信信
号の授受、及び複数の端末の接続要求に対する競合制御
を行うと共に、各種の内部信号の授受とそれに伴う処理
を行う機能を有している。Jインタフェース部150
は、送信高速Bチャネルバス151、受信高速Bチャネ
ルバス152、折り返し線153、オア接続回路154
〜157、及び選択信号SELで切り替えられるスイッ
チ158〜161等で構成されている。主信号用の送信
高速Bチャネルバス151と受信高速Bチャネルバス1
52は、ISDN基本インタフェースの伝送容量(64
kbps×2)に比べて十分に高速とする。例えば1.
536Mbpsの場合では、B1〜B24の24チャネ
ル分の容量となる。
【0022】Tインタフェース部110から出力される
送信B1信号及び送信B2信号と、TAインタフェース
部140から出力される送信B1〜B24信号は、オア
接続回路154でオア(論理和)され、送信高速Bチャ
ネルバス151に出力されるようになっている。送信高
速Bチャネルバス151は、Tインタフェース部120
とUインタフェース部130に接続されている。また、
Tインタフェース部120から出力される送信B1信号
及び送信B2信号と、Uインタフェース部130から出
力される送信B1信号及び送信B2信号のいずれか一方
が、スイッチ158で選択されて受信高速Bチャネルバ
ス152に出力されるようになっている。受信高速Bチ
ャネルバス152の出力側は、B1信号とB2信号のみ
がTインタフェース部110へ接続され、B1〜B24
信号がTAインタフェース部140へ接続されている。
【0023】送信高速Bチャネルバス151と受信高速
Bチャネルバス152の間には、B1チャネルとB2チ
ャネル以外のチャネル(B3〜B24)を折り返すため
の折り返し線153が接続されている。即ち、Tインタ
フェース部110から出力される送信B1信号及び送信
B2信号は、固定的にUインタフェース部130に与え
られ、このUインタフェース部130またはTインタフ
ェース部120から出力される受信B1信号及び受信B
2信号が、折り返し線153によって折り返されたB3
〜B24信号と多重され、受信高速Bチャネルバス15
2へ伝送されるようになっている。
【0024】Dチャネルについては、Tインタフェース
部110とTAインタフェース部140からの送信Dビ
ットは、オア接続回路155でオアされてUインタフェ
ース部130へ送出されると共に、エコーチャネルとし
てTインタフェース部110に送出される。また、オア
接続回路155でオアされたエコーチャネルとTインタ
フェース部120のエコービットEは、スイッチ159
でいずれか一方が選択されて、TAインタフェース部1
40へ送出される。Uインタフェース部130からの受
信Dチャネルと、Tインタフェース部120からの送信
Dチャネルは、スイッチ158でいずれか一方が選択さ
れてTインタフェース部110及びTAインタフェース
部140へ接続されている。Uインタフェース部130
から出力される起動要求信号S1と、Tインタフェース
部120から出力される制御信号S15は、スイッチ1
60でいずれか一方が選択されて、Tインタフェース部
110に対する起動要求信号S5及びTAインタフェー
ス部140に対する起動要求信号S9として送出され
る。Uインタフェース部130から出力される起動許可
信号S2と、Tインタフェース部120から出力される
制御信号S16は、スイッチ160でいずれか一方が選
択されて、Tインタフェース部110に対する起動許可
信号S6及びTAインタフェース部140に対する起動
許可信号S10として送出される。
【0025】Tインタフェース部110から出力される
起動要求信号S7とTAインタフェース部140から出
力される起動要求信号S11は、オア接続回路156で
オアされてUインタフェース部130に対する起動要求
信号S3及びTインタフェース部120に対する制御信
号S13として送出される。Tインタフェース部110
から出力される起動表示信号S8とTAインタフェース
部140から出力される起動表示信号S12は、オア接
続回路157でオアされてUインタフェース部130に
対する起動表示信号S4及びTインタフェース部120
に対する制御信号S14として送出される。更に、Tイ
ンタフェース部120から出力される制御信号S17,
S18,S19は、スイッチ161を介して制御信号S
20,S21,S22としてTAインタフェース部14
0へ与えられるようになっている。
【0026】図4は、図1中のTインタフェース部11
0の構成図である。このTインタフェース部110は、
参照点Tのスイッチ15に接続されたコーダ/デコーダ
111、フレーム同期回路112、及びフレーム分解/
組立回路113の送受信処理部と、手順実行部であるス
テートマシン114とで構成されている。コーダ/デコ
ーダ111は、TTC標準JT−I430のフレームフ
ォーマットに従ったAMI符号と、内部処理用のNRZ
符号との変換を行うものである。フレーム同期回路11
2は、端末装置TE側から与えられた送信信号に基づい
てフレーム同期を取るものである。フレーム分解/組立
回路113は、端末装置TEからの送信信号を2つの独
立した64kbpsの情報チャネルであるB1/B2チ
ャネル信号と、16kbpsの信号チャネルであるDチ
ャネル信号とに分解すると共に、Jインタフェース部1
50側から与えられたB1/B2チャネル信号とDチャ
ネル信号をフレームに組み立てて受信信号を生成するも
のである。
【0027】ステートマシン114は、フレーム分解/
組立回路113との間で、内部信号info0〜inf
o4の授受を行い、レイヤ1の起動/停止を行う機能を
有している。内部信号info0〜info4は、それ
ぞれTTC標準JT−I430による参照点Tの信号I
NFO0〜INFO4に対する信号である。ステートマ
シン114では、これらの内部信号info0〜inf
o4と、Jインタフェース部150側から与えられる起
動要求信号S5及び起動許可信号S6に基づいて、起動
要求信号S7と起動表示信号S8を出力するようになっ
ている。
【0028】なお、Tインタフェース部120は、Tイ
ンタフェース部110とほぼ同様の構成となっている。
即ち、このTインタフェース部120は、コーダ/デコ
ーダ回路111と同様のコーダ/デコーダ回路121、
フレーム同期回路112と同様のフレーム同期回路12
2、フレーム分解/組立回路113と同様のフレーム分
解/組立回路123を有している。また、Tインタフェ
ース部120は、ステートマシン114に代えて、若干
機能の異なるステートマシン124を有している。この
ステートマシン124は、フレーム分解/組立回路12
3との間で信号授受を行い、内部信号info1,in
fo3をそれぞれ制御信号S13,S14としてJイン
タフェース部150から受信すると共に、内部信号in
fo2,info4,info0,infoX,FS
を、それぞれ制御信号S15,S16,S17,S1
8,S19としてJインタフェース部150へ出力する
機能を有している。
【0029】図5は、図1中のUインタフェース部13
0の構成図である。このUインタフェース部130は、
TCM制御回路131、スクランブラ・デスクランブラ
/CRCビット付加回路132、ドライバ133、スイ
ッチ134、√fAGC/BT等化器135、クロック
再生回路136、及びフレーム同期回路137の送受信
処理部と、手順実行部であるステートマシン138とで
構成されている。
【0030】TCM制御回路131は、B1/B2チャ
ネル信号とDチャネル信号をTCM伝送方式の時分割信
号に変換すると共に、TCM伝送方式で与えられた信号
をB1/B2チャネル信号とDチャネル信号に分離する
ものである。スクランブラ・デスクランブラ/CRCビ
ット付加回路132は、ドライバ133から送出する信
号にスクランブルをかけると共に、誤り検出符号を付加
するものである。また、ディジタル回線ケーブルを介し
て送られてきた信号のスクランブルを解除して誤り検出
を行う機能を有している。スイッチ134は、TCM制
御回路131の制御に基づいて、ディジタル回線ケーブ
ルに対する送受信の切り替えを行うものである。√fA
GC/BT等化器135は、ディジタル回線ケーブルを
介して受信した信号の歪みを除去するものである。クロ
ック再生回路136は受信信号からクロック信号を再生
するものであり、フレーム同期回路137はTCM制御
のために受信信号のフレーム同期を確立するものであ
る。
【0031】ステートマシン138は、TCM制御回路
131との間で、内部信号ar,dr,ap,aiの授
受を行う機能を有している。内部信号arは参照点Uの
Tインタフェース起動指令ビットARに対する信号、内
部信号drはTインタフェース停止指令ビットDRに対
する信号、内部信号apは信号装置レディ表示ビットA
Pに対する信号、及び内部信号aiはTインタフェース
起動表示ビットAIに対する信号である。ステートマシ
ン138では、これらの内部信号ar,dr,ap,a
iと、Jインタフェース部150側から与えられる起動
要求信号S3及び起動表示信号S4と、直流終端回路2
4から与えられるリバース検出信号DETとに基づい
て、起動要求信号S1と起動許可信号S2を出力するよ
うになっている。
【0032】図6は、図1中のTAインタフェース部1
40の構成図である。このTAインタフェース部140
は、タイムスロット(以下、TSという)指定回路14
〜141、Bchバッファ142〜142
速度変換回路143、及び電話機インタフェース回路1
44等の送受信処理部と、競合制御部である競合制御回
路145と、HDLC回路146、レイヤ2/3制御回
路147、及びステートマシン148の手順実行部とで
構成されている。TS指定回路141〜141は、
Jインタフェース部150内の送信高速Bチャネルバス
151と受信高速Bチャネルバス152に接続され、B
1〜B24チャネルに対応するTS1〜TS24の内の
指定されたTSを選択するものである。Bchバッファ
142〜142は、それぞれTS指定回路141
〜141で選択されたTSのBチャネル信号を一時記
憶するものである。
【0033】速度変換回路143は、パーソナルコンピ
ュータ等のシリアル通信を行うための回路で、Bチャネ
ルの64kbpsのディジタル信号を、パーソナルコン
ピュータ等の有する既存のデータ速度へ変換するための
ものである。電話機インタフェース回路144は、既存
のアナログ電話機を接続するための回路で、コーデッ
ク、給電回路、リンガ・オフフック検出回路、及びダイ
ヤル番号識別回路等で構成され、64kbpsのディジ
タル信号と電話機のアナログ音声信号の変換を行うもの
である。競合制御回路145は、Dチャネルのアクセス
競合制御を行うものである。レイヤ2/3制御回路14
7は、CPU、ROM、RAM等で構成され、レイヤ2
及びレイヤ3に基づいた制御を行うものである。ステー
トマシン148は、レイヤ2/3制御回路147からレ
イヤ1に対するプリミティブな起動要求を受け取り、こ
のレイヤ2/3制御回路147に対して、レイヤ1のプ
リミティブな起動・停止等の状態表示を行う機能を有し
ている。更に、ステートマシン148は、Jインタフェ
ース部150から起動要求信号S9及び起動許可信号S
10と、制御信号S20,S21,S22を受け取ると
共に、に起動要求信号S11及び起動表示信号S12を
出力する機能を有している。
【0034】以上のように構成されたターミナルアダプ
タの動作例を、(I)NTモード、及び(II)TEモー
ドに分けて説明する。 (I) NTモード 選択信号SELがNTモードに設定されると、スイッチ
15によって参照点TはTインタフェース部110に接
続され、Tインタフェース部120は切り離される。ま
た、Jインタフェース部150内のスイッチ158〜1
61は、すべて図の上側に切り替えられ、Tインタフェ
ース部120は切り離されてUインタフェース部130
がTインタフェース部110に接続される。
【0035】(1) 端末装置TEからの起動手順 この起動手順は、次の〜のように行われる。 参照点Tからの発呼は、信号INFO1でTインタ
フェース部110に伝えられる。Tインタフェース部1
10では、コーダ/デコーダ111、及びフレーム分解
/組立回路113を経由して、内部信号info1とし
てステートマシン114に伝えられる。これは、Tイン
タフェース部110からの接続要求信号S7としてJイ
ンタフェース部150を介してUインタフェース部13
0内のステートマシン138へ送られ、参照点Uの直流
終端回路24が閉じられて局装置LTに起動要求が出さ
れる。 局装置LTは、参照点Uの電圧極性を反転し、ター
ミナルアダプタに対して該局装置LTからの信号に同期
が取れる状態にする。局装置LTからターミナルアダプ
タに対して等化器トレーニング信号を送り、該ターミナ
ルアダプタの受信部の同期を確立する。
【0036】 ターミナルアダプタでは受信部の同期
が確立した後、局装置LTに対して同様なトレーニング
信号を送り、該局装置LTの同期を確立する。 双方の同期が確立したら、局装置LTよりターミナ
ルアダプタに対してTインタフェース起動指令ビットA
Rを送る。ターミナルアダプタでは、Uインタフェース
部130内の√fAGC/BT等化器135、スクラン
ブラ・デスクランブラ/CRCビット付加回路132、
及びTCM制御回路131を経由して、内部信号arと
して現れ、ステートマシン138から出力される起動要
求信号S1として、Jインタフェース部150を経由し
て、Tインタフェース部110内のステートマシン11
4に起動要求信号S5として伝えられる。ステートマシ
ン114から内部信号info2が出力され、フレーム
分解/組立回路113、及びコーダ/デコーダ111を
経由して、参照点Tでは信号INFO2となって端末装
置TEに送られる。
【0037】 参照点T側の端末装置TEから、一般
データである信号INFO3が送出され、該端末装置T
Eが起動したことを伝える。Tインタフェース部110
では、コーダ/デコーダ111、及びフレーム分解/組
立回路113を経由して、内部信号info3としてス
テートマシン114に伝えられる。これは、Tインタフ
ェース部110からの起動表示信号S8として、Jイン
タフェース部130を介して、Uインタフェース部13
0内のステートマシン138へ送られる。ステートマシ
ン138から内部信号aiが出力され、TCM制御回路
131、スクランブラ・デスクランブラ/CRCビット
付加回路132、及びドライバ133を経由して、起動
表示ビットAIとして出力され、参照点U側の局装置L
Tに伝えられる。
【0038】 局装置LTからターミナルアダプタに
信号装置レディ表示ビットAPを送り、端末装置TEと
交換機ET間で情報転送できることを知らせる。ターミ
ナルアダプタでは、Uインタフェース部130内の√f
AGC/BT等化器135、スクランブラ・デスクラン
ブラ/CRCビット付加回路132、及びTCM制御回
路131を経由して、内部信号apとして現れ、ステー
トマシン138に送られる。ステートマシン138から
起動許可信号S2が出力され、Jインタフェース部15
0を経由して、Tインタフェース部110内のステート
マシン114に伝えられる。ステートマシン114から
内部信号info4が出力され、フレーム分解/組立回
路113、及びコーダ1・デコーダ111を経由して、
参照点Tで信号INFO4となって端末装置TEに送ら
れる。
【0039】(2) TAインタフェース部140から
の起動手順 この起動手順は、次の〜のように行われる。 レイヤ2/3制御回路147からステートマシン1
48に、プリミティブPH−起動要求信号(PH−A
R)が送られる。ステートマシン148から起動要求信
号S11が出力され、Jインタフェース部150を介し
て、起動要求信号S3がUインタフェース部130内の
ステートマシン138に送られる。ステートマシン13
8では、参照点Uの直流終端回路24を閉じ、局装置L
Tに起動要求を出す。 局装置LTは、参照点Uの電圧極性を反転し、ター
ミナルアダプタに対して該局装置LTからの信号に同期
が取れる状態にする。局装置LTからターミナルアダプ
タに対して等化器トレーニング信号を送り、該ターミナ
ルアダプタの受信部の同期を確立する。 ターミナルアダプタでは受信部の同期が確立した
後、局装置LTに対して同様なトレーニング信号を送
り、該局装置LTの同期を確立する。
【0040】 双方の同期が確立したら、局装置LT
よりターミナルアダプタに対してTインタフェース起動
指令ビットARを送る。ターミナルアダプタでは、Uイ
ンタフェース部130内の√fAGC/BT等化器13
5、スクランブラ・デスクランブラ/CRCビット付加
回路132、及びTCM制御回路131を経由して、内
部信号arとして現れ、ステートマシン138に送られ
る。ステートマシン138から起動要求信号S1が出力
され、Jインタフェース部150を経由して、TAイン
タフェース部140内のステートマシン148に伝えら
れる。 TAインタフェース部140内のステートマシン1
48から、起動表示信号S12が出力され、Jインタフ
ェース部150を介して、起動表示信号S4としてUイ
ンタフェース部130内のステートマシン138へ送ら
れる。ステートマシン138から内部信号aiが出力さ
れ、TCM制御回路131、スクランブラ・デスクラン
ブラ/CRCビット付加回路132、及びドライバ13
3を経由して、起動表示ビットAIとして局装置LTに
伝えられる。
【0041】 局装置LTからターミナルアダプタに
信号装置レディ表示ビットAPを送り、TAインタフェ
ース部140と交換機ET間で情報転送できることを知
らせる。ターミナルアダプタでは、Uインタフェース部
130内の内部信号apとして現れ、ステートマシン1
38に送られる。ステートマシン138から起動許可信
号S2が出力され、Jインタフェース部150を経由し
て、起動許可信号S10としてTAインタフェース部1
40内のステートマシン148に伝えられる。ステート
マシン148からレイヤ2/3制御回路147に対し
て、プリミティブPH−起動表示/MPH−起動表示
(PH/MPH−AI)として伝えられる。
【0042】(3) 停止手順 停止手順は、従来の網終端装置側からの停止手順と同様
に行われる。 (4) 競合制御 競合制御は、TTC標準JT−I430において、複数
の端末装置TEで送信方向でDチャネル競合が起きたと
きの処理手順が、次の、のように、細かく規定され
ている。 同時に複数の端末装置TEが信号を送出する場合が
考えられるので、信号送出中は競合が生じたかどうかを
監視し、衝突が検出されなければ通信が成立する。 衝突が検出されれば、通信できないことが分かり、
一旦信号送出を止めて再度信号を送出する。これは、各
端末装置TEが送出したDチャネルとターミナルアダプ
タ内部で折り返されたDエコーチャネルを比較すること
により実行される。
【0043】即ち、Tインタフェース部110内のフレ
ーム分解/組立回路113から出力されるDチャネル
と、TAインタフェース部140内の競合制御回路14
5から出力されるDチャネルとを、Jインタフェース部
150内のオア接続回路155でオアする。このオア結
果をDエコーチャネルとしてTインタフェース部110
内のフレーム分解/組立回路113と、TAインタフェ
ース部140内の競合制御部145へ返すことにより、
競合制御が実行される。 (5) 内線相互通信機能 Jインタフェース部150内の送信高速Bチャネルバス
151と受信高速Bチャネルバス152を使用し、TA
インタフェース部140の複数の64kbpsインタフ
ェース間で、次のようにして内線通信を行うことができ
る。
【0044】例えば、64kbps(3ch)の送信信
号は、Bchバッファ142を介して、TS指定回路
141で送信高速Bチャネルバス151のTS3を選
択する。同様に、64kbps(4ch)の送信信号
は、Bchバッファ142を介して、TS指定回路1
41で送信高速Bチャネルバス151のTS4を選択
する。これらの信号は、Jインタフェース部150内の
折り返し線153によって折り返され、受信高速Bチャ
ネルバス152の同一TSに現れる。TAインタフェー
ス部140内のTS指定回路141,141で、そ
れぞれTS4,TS3を受信するように選択する。これ
により、64kbps(3ch)と64kbps(4c
h)との間で内線通信ができる。
【0045】(II) TEモード 選択信号SELがTEモードに設定されると、スイッチ
15によって参照点TはTインタフェース部120に接
続され、Tインタフェース部110は切り離される。ま
た、Jインタフェース部150内のスイッチ158〜1
61は、すべて図の下側に切り替えられ、Uインタフェ
ース部130は切り離されてTインタフェース部120
がTAインタフェース部140に接続される。即ち、T
Eモードでは、参照点Tに接続された網終端装置NT
と、TAインタフェース部140に接続された端末装置
TE2との間の通信が行われる。
【0046】(1) TAインタフェース部140から
の起動手順 この起動手順は、次の〜のように行われる。 レイヤ2/3制御回路147からプリミティブPH
−起動要求信号(PH−AR)が、ステートマシン14
8に送られる。ステートマシン148から起動要求信号
S11が出力され、Jインタフェース部150を介し
て、起動要求信号S13がTインタフェース部120内
のステートマシン124に送られる。 その結果、参照点Tに接続された網終端装置NT
に、信号INFO1が出力される。 網終端装置NTから信号INFO2が送られて来る
と、Tインタフェース部120では、フレーム同期が確
立するまでの間、制御信号S18をJインタフェース部
150を介して、制御信号S21としてTAインタフェ
ース部140内のステートマシン148へ送る。更に、
フレーム同期が確立した時点で、Tインタフェース部1
20は、制御信号S15,S19をJインタフェース部
150を介して、起動要求信号S9、及び制御信号S2
2としてTAインタフェース部140内のステートマシ
ン148へ送る。
【0047】 TAインタフェース部140内のステ
ートマシン148は、フレーム同期の確立により、起動
表示信号S12をJインタフェース部150を介して、
制御信号S14としてTインタフェース部120へ送
る。 Tインタフェース部120内のステートマシン12
4は、網終端装置NTに信号INFO3を送出する。 その後、網終端装置NTから信号INFO4が送出
されてくるが、Tインタフェース部120では、その信
号INFO4を検出すると、制御信号S16としてTA
インタフェース部140内のステートマシン148へ送
信する。 TAインタフェース部140では、ステートマシン
148からレイヤ2/3制御回路147に対して、プリ
ミティブPH−起動表示/MPH−起動表示(PH/M
PH−AI)として伝えられる。 もしも、網終端装置NTからの受信が信号INFO
0(無信号)であれば、Tインタフェース部120で
は、制御信号S17をTAインタフェース部140内の
ステートマシン148へ送信する。
【0048】(2) 網終端装置NTからの起動手順 この起動手順は、次のように行われる。網終端装置NT
からの起動は、信号INFO2でTインタフェース部1
20に伝えられる。それ以降の手順は、TAインタフェ
ース部140からの起動手順〜と同じである。 (3) 競合制御 TAインタフェース部140内の競合制御部145で
は、送出したDチャネル信号と折り返されたエコーチャ
ネルを比較して競合制御が行われる。
【0049】(4) 停止手順及び内線相互通信 これらの停止手順及び内線相互通信の動作は、NTモー
ドと同様である。このように、本実施形態のターミナル
アダプタは、TEモードとNTモードとに切り替えて使
用するためのJインタフェース部160を有すると共
に、参照点Tに接続される網終端装置NTと、TAイン
タフェース部140に接続される端末装置TE2との間
の接続制御用の信号S13〜S19の授受ができるTイ
ンタフェース部120を有している。これにより、回路
規模をほとんど増加すること無く、網終端装置NTと端
末装置TE2との間の通信を行うことができるという利
点がある。
【0050】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。 (a) 制御信号S1〜S22は、Iインタフェースに
準拠したものを使用するとして説明したが、接続制御を
行うものであれば、どのようなインタフェースの信号で
も、同様に適用可能である。 (b) 端末制御用の回路に網終端機能を追加した構成
となっているが、専用回線用のターミナルアダプタのよ
うに、対向して使用する装置においても適用可能であ
る。 (c) TCM伝送方式のターミナルアダプタについて
説明したが、Uインタフェース部130をエコーキャン
セラ方式に置き換えれば、エコーキャンセラ方式のター
ミナルアダプタを構成することができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、選択信号によって第1または第2の端末インタフ
ェース処理手段を切り替えて端末インタフェースに接続
する切替手段を有している。更に、選択信号で制御され
れる第1及び第2のスイッチを有し、終端モード時に
は、第1の端末インタフェース処理手段、回線終端手
段、及び端末制御手段を相互に接続し、端末モード時に
は、第2の端末インタフェース処理手段と端末制御手段
を接続する入出力インタフェース手段を有している。こ
れにより、端末モードを選択することによって、回路規
模を増加させずにディジタル回線を切り離すことが可能
になると共に、網終端装置と第2の端末装置との間の通
信が可能になるという効果がある。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すターミナルアダプタの
概略の構成図である。
【図2】従来の網終端装置の一例を示す構成図である。
【図3】従来のターミナルアダプタの一例を示す構成図
である。
【図4】図1中のTインタフェース部110の構成図で
ある。
【図5】図1中のUインタフェース部130の構成図で
ある。
【図6】図1中のTAインタフェース部140の構成図
である。
【符号の説明】
15 スイッチ 110,120 Tインタフェース部 111,121 コーダ/デコーダ 113,123 フレーム分解/組立回路 114,124,138,148 ステートマシン 130 Uインタフェース部 131 TCM制御回路 140 TAインタフェース部 141 TS指定回路 142 Bchバッファメモリ 145 競合制御回路 146 HDLC回路 147 レイヤ2/3制御回路 150 Jインタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯岡 正行 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 小町谷 忠芳 東京都渋谷区桜丘町20番1号 エヌティ ティエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 平野 正則 東京都渋谷区桜丘町20番1号 エヌティ ティエレクトロニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−322469(JP,A) 特開 平10−23001(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル回線に接続される回線インタ
    フェースと第1の端末装置との間または網終端装置が接
    続される端末インタフェースと第2の端末装置との間に
    設けられるISDN基本インタフェース用のターミナル
    アダプタであって、 前記端末インタフェースに対するインタフェース処理を
    行うと共に起動または停止手順を実行する第1及び第2
    の端末インタフェース処理手段と 終端モードまたは端末モードを選択するための選択信号
    によって、終端モードが設定された時に前記第1の端末
    インタフェース処理手段を前記端末インタフェースに接
    続し、端末モードが選択された時には前記第2の端末イ
    ンタフェース処理手段を該端末インタフェースに接続す
    る切替手段と、 前記回線インタフェースに対するインタフェース処理を
    行うと共に起動及び停止手順を実行する回線終端手段
    と、 前記第2の端末装置に対する送受信信号の授受を行うと
    共に起動及び停止手順を実行する端末制御手段と、 前記選択信号によって終端モードが選択された時に前記
    第1の端末インタフェース処理手段、前記回線終端手
    段、及び前記端末制御手段相互間を接続し、端末モード
    が選択された時には前記第2の端末インタフェース処理
    手段及び該端末制御手段間を接続して、入出力信号のイ
    ンタフェース処理を行う入出力インタフェース手段とを
    備え前記入出力インタフェース手段は、第1及び第2のスイ
    ッチを有し、 前記第1のスイッチは、終端モード時に前記回線終端手
    段からの起動要求信号または起動許可信号を前記第1の
    端末インタフェース処理手段へ送り、端末モード時に前
    記第2の端末インタフェース処理手段で検出された起動
    要求信号または起動許可信号を該記端末制御手段へ送
    り、 前記第2のスイッチは、端末モード時に前記第2の端末
    インタフェース処理手段に接続された網終端装置との同
    期確立状態または無信号状態を示す信号を該第2の端末
    インタフェース手段から前記端末制御手段へ送る ことを
    特徴とするターミナルアダプタ。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の端末インタフェース
    処理手段は、それぞれ、前記端末インタフェースに対す
    る送受信信号の授受及び変換の前記インタフェース処理
    を行う送受信処理部と、前記起動及び停止手順を実行す
    る手順実行部とを有し、 前記回線終端手段は、前記回線インタフェースに対する
    送受信信号の授受及び変換の前記インタフェース処理を
    行う送受信処理部と、前記起動及び停止手順を実行する
    手順実行部とを有し、 前記端末制御手段は、前記第2の端末装置に対する送受
    信信号の授受を行う送受信処理部と、複数の接続要求に
    対する競合制御を行う競合制御部と、前記起動または
    止手順を実行する手順実行部とを有することを特徴とす
    る請求項1記載のターミナルアダプタ。
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