JPH11205478A - デジタル回線終端装置 - Google Patents

デジタル回線終端装置

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JPH11205478A
JPH11205478A JP768398A JP768398A JPH11205478A JP H11205478 A JPH11205478 A JP H11205478A JP 768398 A JP768398 A JP 768398A JP 768398 A JP768398 A JP 768398A JP H11205478 A JPH11205478 A JP H11205478A
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JP
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signal
information
channel
demultiplexing
circuit
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JP768398A
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English (en)
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Hisashi Kaneko
久 金子
Kenichi Sato
憲一 佐藤
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NIE KK
OKI TEC KK
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NIE KK
OKI TEC KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 火災警報などの緊急情報およびガス集中監視
システムなどの監視情報を即時に伝送できるデジタル回
線終端装置を提供。 【解決手段】 制御部44はその信号データ記憶回路に火
災警報装置6からの警報信号が記憶されると、スイッチ
回路36A に警報信号を選択する制御信号224を送るとと
もに、スイッチ回路36B に呼制御情報データおよび解放
要求信号を選択する制御信号224 を送り、制御データ記
憶回路から解放要求信号を読み出してスイッチ回路36B
に送り、解放要求信号の送出に対する応答の多重分離回
路40からの解放表示信号238 を受けとると、制御データ
記憶回路から呼制御情報データを読み出してスイッチ回
路36B に送り、呼制御情報データの送出に対する応答の
多重分離回路40からの応答表示信号238 を受けとると、
信号データ記憶回路から警報信号を読み出してスイッチ
回路36A に送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル回線終端装
置に係り、とくに緊急情報・監視情報などの外部情報を
優先的に送出するに好適なデジタル回線終端装置(DSU:
Digital ServiceUnit)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5には従来のデジタル回線終端装置が
適用されるデジタル加入者系のシステムの一例が示され
ている。このシステムは、同図に示すように、加入者宅
内に設置され、デジタル加入者線100 を終端するととも
に、デジタル電話機などの宅内機器(TE)1 とのデジタル
インタフェース(ユーザ・網インタフェース)を形成す
るデジタル回線終端装置2と、これと対向して電話局に
設置され、デジタル加入者線100 の伝送路を終端する局
内回線終端装置を含む交換機3とから構成されている。
【0003】日本ではデジタル加入者線100 における加
入者線伝送方式として電信電話技術委員会(TTC) で標準
化したJT-G961 が、また受動バス110 におけるインタフ
ェース線伝送方式としてTTC で標準化した基本速度イン
タフェース用のJT-I430 がそれぞれ使用されている。
【0004】したがって、デジタル回線終端装置2はこ
のような加入者線伝送方式の信号とインタフェース線伝
送方式の信号の相互変換を行なう機能を有するものであ
り、ISDN(Integrated Services Digital Network )用
の伝送装置であるといえる。デジタル回線終端装置には
現在、基本速度インタフェース用(2B+D)と一次群速度
インタフェース用(たとえば、23B+D )の2種類があ
る。ここでは基本速度用のものを例にとり説明するが、
本発明の適用は基本速度インタフェース用に限定される
ものではない。
【0005】図6には従来から日本で使用されるデジタ
ル回線終端装置2の電源系を除く信号系の主要部分の機
能ブロック図が示されている。同図を参照すると、デジ
タル回線終端装置2はコネクタ11、23、トランス回路12、2
0、22、 切替回路13、 ケーブルドライバ(CD)回路14、 線路
終端(LT)アナログ回路15、LT デジタル回路16、 CT(Circu
it Termination: 回線終端)-TCM(Time Compression Mul
tiplexing:時分割方向制御伝送方式: 通称ピンポン伝送
方式) 終端回路17、I430 終端回路18、 ドライバ回路19お
よびレシーバ回路21から構成されている。
【0006】同図に示すように、コネクタ11のL1、L2端
子はデジタル加入者線100 と接続され、コネクタ23のT
A、TB、RA、RB 端子は受動バス110 と接続されている。コ
ネクタ1のL1、L2端子はJT-G961 (ISDN基本アクセスメ
タリック加入者線伝送方式)にて規定される2線式イン
タフェース点(U点という)であり、デジタル回線終端
装置2はこのU点を介して時分割多重された3チャネル
のデジタル信号を、電話局に設置される交換機3との間
で時分割方向制御伝送方式で送受信するものである。図
7に時分割方向制御伝送方式の主要諸元を、図8に同伝
送方式のフレーム構成を示す。
【0007】上記3チャネルの信号は通常2B+Dで表現さ
れ、Bチャネルの伝送速度は64kbpsであり、Dチャネル
の伝送速度は16kbpsである。これら3チャネルを区別す
る場合はそれぞれB1チャネル、B2チャネルおよびDチャ
ネルと呼んでいる。B1、B2チャネルは音声等の情報を64
kbpsで伝送するのに使用され、Dチャネルは呼制御情報
およびパケット形式のデータを伝送するのに使用され
る。
【0008】コネクタ23のRA、RB 端子はJT-I430 に規定
されるインタフェースへのデジタル回線終端装置2の送
信端子であり、コネクタ23のTA、TB 端子は同規格に規定
されるインタフェースからのデジタル回線終端装置2の
受信端子である。コネクタ23のRA、RB、TA、TB 端子はT点
インタフェースと呼ばれている。図9に基本速度インタ
フェース線伝送方式の主要諸元を、図10に基本速度イン
タフェース線伝送方式のフレーム構成を示す。
【0009】T点インタフェースは受動バス形式のイン
タフェースであり、図5に示す受動バス110 には最大8
台までの宅内機器1 が接続でき、任意の宅内機器1 は2B
+Dの3チャネルのうちのいずれかのチャネルを使用して
通信が可能である。
【0010】まず、デジタル回線終端装置2が交換機3
からの信号を受信した場合のデジタル回線終端装置2の
動作を説明する。
【0011】交換機3からのAMI(Alternative Mark Inv
ersion) 信号は加入者線100、コネクタ11のL1、L2 端子お
よび信号線112、114 を介してトランス回路12に入力さ
れ、これによりトランス回路12から信号バス116 にAMI
信号が出力される。このAMI 信号は切替回路13を通して
LTアナログ回路15に送られる。
【0012】LTアナログ回路15はケーブル等化器および
BT(ブリッジタップ)等化器から構成され、ケーブル等
化器は加入者線100 を介しての伝送により生じたAMI 信
号の減衰歪みを補償してBT等化器に送る。BT等化器はブ
リッジタップによる波形歪みを補償してLTデジタル回路
16に送る。
【0013】LTデジタル回路16は識別回路およびタイミ
ング再生回路から構成され、識別回路はLTアナログ回路
15からのAMI 信号を2値信号に変換するバイポーラ符号
(3値AMI 符号)→ユニポーラ符号(2値NRZ 符号)変
換回路である。タイミング再生回路はLTアナログ回路15
からのパルス信号のなかのクロック成分を検出する回路
である。詳細には、この回路は入力した信号からピンポ
ン伝送用の320kHzのクロック信号を抽出し、このクロッ
ク信号で入力した信号のタイミング再生を行なう。この
回路はまた、基本速度インタフェース線伝送用の192kHz
のクロック信号も形成する。クロック信号および2値信
号はCT-TCM終端回路17に送られ、またクロック信号はCT
-TCM終端回路17以外の必要とする各部にも送られる。
【0014】CT-TCM終端回路17の受信系は受信バッファ
回路およびフレーム同期検出回路から構成され、受信バ
ッファ回路は識別回路から320kbps の速度で送られる図
8に示すようなフレーム構造の信号の1フレーム分のデ
ータを一時記憶する。受信バッファ回路に一時記憶され
たデータは192kbps の速度で読み出されI430終端回路18
に送られる。これによりピンポン伝送のために約1/2 の
時間に圧縮されていた信号は正規の時間間隔を持つ信号
に時間伸長される。
【0015】フレーム同期検出回路は識別回路から送ら
れる信号列からフレーム同期信号を検出し受信バッファ
回路に送り、この回路以外の必要な各部にも送る。な
お、受信バッファ回路における上述のデータの書き込み
および読み出しの制御信号はフレーム同期検出回路から
のフレーム同期信号およびタイミング再生回路からのク
ロック信号などから形成される。
【0016】I430終端回路18の送信系はフレーム組立回
路およびTTC 標準JT-I430 に規定されるプロトコルの送
信側の処理を行なう送信処理機能部から構成され、フレ
ーム組立回路は送信処理機能部からの送信処理信号に基
づいて受信バッファ回路から送られるデータを所定の位
置に多重化してなる同標準に規定されるフレーム構造を
持つ信号を形成してドライバ回路19に送る。
【0017】これによりJT-G961 に規定されるフレーム
構造の信号からJT-I430 に規定されるフレーム構造の信
号への変換が行なわれる。なお、送信処理機能部におけ
る上述の送信処理信号はフレーム同期検出回路からのフ
レーム同期信号、タイミング再生回路からのクロック信
号および後述するI430終端回路18の受信処理機能部から
の情報などから形成される。
【0018】フレーム組立回路からの2値信号はドライ
バ回路19を介してトランス回路20に送られ、トランス回
路20からはインタフェース線路符号であるAMI 信号が形
成され出力される。このAMI 信号はコネクタ23のRA、RB
端子およびインタフェース線110 を介して宅内機器1に
送られる。以上から、デジタル回線終端装置2は、加入
者線伝送方式の信号からインタフェース線伝送方式の信
号への変換機能を有していることがわかる。
【0019】次にデジタル回線終端装置2が宅内機器1
からの信号を受信した場合のデジタル回線終端装置2の
動作を説明する。
【0020】宅内機器1からのAMI 信号はインタフェー
ス線110、コネクタ23のTA、TB 端子、信号線138、140 およ
びトランス回路22を介してレシーバ回路21に入力され、
これによりレシーバ回路21の出力146 から入力AMI 信号
に対応した2値信号が出力される。2値信号はI430終端
回路18に送られる。
【0021】I430終端回路18の受信系はフレーム組立回
路、フレーム同期信号検出回路およびTTC 標準JT-I430
に規定されるプロトコルの受信処理を行なう受信処理機
能部から構成され、フレーム組立回路はレシーバ回路21
から送られるデータを所定の位置に多重化してなるJT-G
961 に規定されるフレーム構造を持つ信号を形成してCT
-TCM終端回路17に送る。この場合、CT-TCM終端回路17へ
送られるデータの伝送速度は192kbps である。これによ
りJT-I430 に規定されるフレーム構造の信号からJT-G96
1 に規定されるフレーム構造の信号への変換が行なわれ
る。
【0022】フレーム同期信号検出回路はレシーバ回路
21から送られる信号列からフレーム同期信号を検出しフ
レーム組立回路に送る。なお、フレーム組立回路におけ
る上述の変換用の制御信号はフレーム同期信号検出回路
からのフレーム同期信号およびタイミング再生回路から
のクロック信号などから形成される。受信処理機能部は
プロトコルの受信処理を行なうとともに、プロトコルの
送信処理を行なうに必要な情報をI430終端回路18の送信
処理機能部に送る。
【0023】CT-TCM終端回路17の送信系は、送信バッフ
ァ回路およびバースト制御回路から構成され、送信バッ
ファ回路はバースト制御回路から送られる書き込み制御
信号に基づいてI430終端回路18から192kbps の速度で送
られる図8に示すような構造の1フレーム分のデータを
記憶する。送信バッファ回路はまた、記憶された所定の
データをバースト制御回路から送られる読み出し制御信
号に基づいて読み出しLTデジタル回路16に出力する。こ
の場合のデータの読み出し速度は320kbps である。これ
により正規の時間間隔を持つ信号はピンポン伝送のため
約1/2 の時間に圧縮される。
【0024】バースト制御回路は送信バッファ回路にお
ける上述のデータの書き込みおよび読み出しの制御信
号、および切替回路13用の切替信号をフレーム同期検出
回路からのフレーム同期信号およびタイミング再生回路
からのクロック信号などから形成する。
【0025】LTデジタル回路16は送信バッファ回路から
の2値信号から加入者線路符号であるAMI 信号を形成す
るための信号を形成する。この信号はケーブルドライバ
回路14を介してトランス回路12に送られ、トランス回路
12からは加入者線路符号であるAMI 信号が形成され出力
される。このAMI 信号はコネクタ11のL1、L2 端子および
加入者線100 を介して交換機3に送られる。以上から、
デジタル回線終端装置2はインタフェース線伝送方式の
信号から加入者線伝送方式の信号への変換機能を有して
いることがわかる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のデジタル回線終端装置の構成では、通信に使用
できるチャネルが2B+Dの3チャネルであるため、同時
に通信できるのは8台の端末装置である宅内機器1のう
ちの3台だけとなり、他の端末は通信チャネルが空くま
で通信開始を待たなければならない。このため、従来の
デジタル回線終端装置を使用した場合、たとえば警報装
置などを端末装置の一台としてJT-I430 にて規定される
受動バスに接続しても、火災警報などの緊急情報を即時
に伝えられない可能性があるという問題があった。
【0027】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、火災警報などの緊急情報およびガス集中監視システ
ムなどの監視情報を即時に伝送できるデジタル回線終端
装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、加入者宅側に設置される宅内機器とデジ
タル回線終端装置を接続するインタフェース線伝送方式
の送受信号の伝送される受動バスと、デジタル回線終端
装置と電話局側に設置される交換機を接続する加入者線
伝送方式の送受信号の伝送される加入者線と、交換機と
接続される外部情報収集装置とから構成されるシステム
のデジタル回線終端装置において、この装置は、外部情
報収集装置を呼び出す呼制御情報信号および宅内機器と
の通信を終了させる解放要求信号の記憶される第1の記
憶手段と、外部線を通して外部から外部情報信号を受信
し記憶する第2の記憶手段と、宅内機器からの信号に多
重化されるユーザ情報を運ぶ情報チャネル信号および制
御情報を運ぶ信号チャネル信号を各々チャネル別に分離
出力する第1の多重分離手段と、第1選択信号を受け、
受けた第1選択信号に基づいて第2の記憶手段からの外
部情報信号または第1の多重分離手段からの情報チャネ
ル信号のいずれかを選択して出力する第1の選択手段
と、第2選択信号を受け、受けた第2選択信号に基づい
て第1の記憶手段からの呼制御情報信号または第1の多
重分離手段からの信号チャネル信号のいずれか、第1の
記憶手段からの解放要求信号または第1の多重分離手段
からの信号チャネル信号のいずれかを選択して出力する
第2の選択手段と、第1および第2の選択手段からの信
号を所定の位置に多重化する第1の多重化手段と、交換
機からの信号に多重化されるユーザ情報を運ぶ情報チャ
ネル信号および制御情報を運ぶ信号チャネル信号を各々
チャネル別に分離出力する第2の多重分離手段と、第2
の多重分離手段からのチャネル別の信号を所定の位置に
多重化する第2の多重化手段と、第2の多重分離手段か
らの信号チャネル信号に基づいて情報チャネルの使用状
況を示す使用情報信号を記憶する第3の記憶手段と、第
1起動信号を受けるとともに、宅内機器の起動に基づく
第2起動信号を受け、受けたこれら起動信号に基づいて
直流ループスイッチ駆動信号を形成する直流ループスイ
ッチ制御手段と、第2の記憶手段の外部情報信号、第3
の記憶手段の使用情報信号および第2の多重分離手段か
らの信号チャネル信号に基づいて各々手段を制御する制
御手段とを有し、この制御手段は、第2の記憶手段に外
部情報信号が記憶されると、第1の選択手段に外部情報
信号を選択する第1選択信号を送り、かつ第2の選択手
段に呼制御情報信号および解放要求信号を選択する第2
選択信号を送り、続いて第2起動信号を参照し第2起動
信号が直流ループスイッチを駆動する信号を示している
場合は、続いて第3の記憶手段に記憶される使用情報信
号を参照し使用情報信号が情報チャネルを使用している
ことを示している場合は、第1の記憶手段から解放要求
信号を読み出して第2の選択手段に送り、解放要求信号
の送出に対する応答の第2の多重分離手段からの解放表
示信号を受けとると、第1の記憶手段から呼制御情報信
号を読み出して第2の選択手段に送り、呼制御情報信号
の送出に対する応答の第2の多重分離手段からの応答表
示信号を受けとると、第2の記憶手段から外部情報信号
を読み出して第1の選択手段に送ることを特徴とする。
【0029】また本発明は上述の課題を解決するため
に、上述と同じシステムにおけるデジタル回線終端装置
は、外部情報収集装置を呼び出す呼制御情報信号および
宅内機器との通信を終了させる解放要求信号の記憶され
る第1の記憶手段と、外部線を通して外部から外部情報
信号を受信し記憶する第2の記憶手段と、宅内機器から
の信号に多重化されるユーザ情報を運ぶ情報チャネル信
号および制御情報を運ぶ信号チャネル信号を各々チャネ
ル別に分離出力する第1の多重分離手段と、選択信号を
受け、受けた選択信号に基づいて第1の記憶手段からの
呼制御情報信号または第1の多重分離手段からの信号チ
ャネル信号のいずれか、第1の記憶手段からの解放要求
信号または第1の多重分離手段からの信号チャネル信号
のいずれか、パケット信号または第1の多重分離手段か
らの信号チャネル信号のいずれかを選択して出力する選
択手段と、第1の多重分離手段からの情報チャネル信号
および選択手段からの信号を所定の位置に多重化する第
1の多重化手段と、交換機からの信号に多重化されるユ
ーザ情報を運ぶ情報チャネル信号および制御情報を運ぶ
信号チャネル信号を各々チャネル別に分離出力する第2
の多重分離手段と、第2の多重分離手段からのチャネル
別の信号を所定の位置に多重化する第2の多重化手段
と、第2の多重分離手段からの信号チャネル信号に基づ
いて情報チャネルの使用状況を示す使用情報信号を記憶
する第3の記憶手段と、第1起動信号を受けるととも
に、宅内機器の起動に基づく第2起動信号を受け、受け
たこれら起動信号に基づいて直流ループスイッチ駆動信
号を形成する直流ループスイッチ制御手段と、第2の記
憶手段の外部情報信号、第3の記憶手段の使用情報信号
および第2の多重分離手段からの信号チャネル信号に基
づいて各々手段を制御する制御手段とを有し、この制御
手段は、第2の記憶手段に外部情報信号が記憶される
と、選択手段に呼制御情報信号、解放要求信号およびパ
ケット信号を選択する選択信号を送り、続いて第2起動
信号を参照し第2起動信号が直流ループスイッチを駆動
する信号を示している場合は、続いて第3の記憶手段に
記憶される使用情報信号を参照し使用情報信号が情報チ
ャネルを使用していることを示している場合は、第1の
記憶手段から解放要求信号を読み出して選択手段に送
り、解放要求信号の送出に対する応答の第2の多重分離
手段からの解放表示信号を受けとると、第1の記憶手段
から呼制御情報信号を読み出して選択手段に送り、呼制
御情報信号の送出に対する応答の第2の多重分離手段か
らの応答表示信号を受けとると、第2の記憶手段から外
部情報信号を読み出して外部情報信号を含む所定のパケ
ット信号を形成して選択手段に送ることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるデジタル回線終端装置の実施例を詳細に説明する。
【0031】図2には本発明のデジタル回線終端装置が
適用されるデジタル加入者系システムの一例が示されて
いる。同図を参照すると、このシステムは宅内機器1、
交換機3、デジタル回線終端装置5、火災警報装置6お
よび警報センタ7から構成されている。図2において、
図5と対応する部分には、同じ符号を付して示し、重複
説明を省略する。
【0032】図2のシステムが従来の図5のシステムと
異なるところは、従来のデジタル回線終端装置2を本発
明のデジタル回線終端装置5に変更した点と、火災警報
装置6および警報センタ7を追加した点である。
【0033】デジタル回線終端装置5はU点インタフェ
ース11、T点インタフェース23および警報インタフェー
ス(ALM-IF)46を有し、U点インタフェース11およびT点
インタフェース23は従来のデジタル回線終端装置2と同
じものであり、警報インタフェース46は本発明によるイ
ンタフェースである。警報インタフェース46には信号線
200 を介して火災警報装置6が、また交換機3には警報
センタ7が接続されている。
【0034】このシステムは火災警報装置6が警報セン
タ7へ警報信号を送信したい状況が発生した場合に、火
災警報装置6は警報信号を警報インタフェース200 を介
してデジタル回線終端装置5へ送る。デジタル回線終端
装置5はその記憶回路に警報信号を一旦記憶する。デジ
タル回線終端装置5は火災警報装置6から送られた警報
信号を警報センタ7へ送信するために、この例ではB1チ
ャネルの使用状況を調べる。
【0035】この調査において、B1チャネルが使用され
ている場合、デジタル回線終端装置5は交換機3側に対
しB1チャネルでの通信を終了させるための処理を行な
う。この処理が終了すると、デジタル回線終端装置5は
警報信号の送信先である警報センタ7の呼制御情報をD
チャネルを介して交換機3に送る。この場合、呼制御情
報はデジタル回線終端装置5に記憶しておく方式でもよ
いし、火災警報装置6から警報インタフェース200 を介
して送ってもらう方式でもよい。
【0036】呼制御情報の送出は電話におけるダイヤル
操作と同じ意味を持っており、交換機3は送られてきた
呼制御情報に基づいて警報センタ7を呼び出す。交換機
3は警報センタ7からの応答を確認すると、交換機3は
応答を示す情報をデジタル回線終端装置5に送る。
【0037】デジタル回線終端装置5では、交換機3か
らの応答を示す情報をDチャネルで監視しており、これ
により警報センタ7との接続完了を確認すると、デジタ
ル回線終端装置5は上記記憶された警報信号をB1チャネ
ルを介して警報センタ7に送る。警報信号の送信が完了
すると、デジタル回線終端装置5は警報センタ7との間
の通信を終了させる処理を行なう。
【0038】このように、このシステムはデジタル回線
終端装置5は火災警報装置6からの警報信号を警報セン
タ7へ優先的に送信する。
【0039】図1にはこの実施例のデジタル回線終端装
置5の機能ブロック図の詳細が示されている。図1にお
いて、図6と対応する部分には、同じ符号を付して示
し、重複説明を省略する。
【0040】デジタル回線終端装置5が従来のデジタル
回線終端装置2と異なるところは多重分離回路34、40、切
替回路36、 多重化回路38、42、制御部44、コネクタ46およ
び直流ループスイッチ制御回路48を追加した点である。
【0041】図1を参照すると、I430終端回路18の出力
148 は多重分離回路34の入力148 と接続されている。し
たがって、I430終端回路18の受信系のフレーム組立回路
から多重分離回路34の入力148 へは図8に示すようなフ
レーム構造の1フレーム分のデータが順次送られる。図
8からわかるように、このデータにはB1、B2 およびDデ
ータが含まれる。多重分離回路34はシリアルに入力する
データのうちB1データを出力212 へ、B2データを出力21
4 へ、Dデータを出力216 へそれぞれ分離して出力する
回路である。このように分離する制御信号は制御部44か
ら制御線218 を通して送られる。
【0042】出力212 は切替回路36のスイッチ回路36A
の入力端子212 と接続され、出力216 は切替回路36のス
イッチ回路36B の入力端子216 と接続され、出力214 は
多重化回路38の対応する入力と接続されている。スイッ
チ回路36A の他方の入力端子212 およびスイッチ回路36
B の他方の入力端子222 はそれぞれ制御部44の対応する
出力と接続されている。
【0043】スイッチ回路36A は多重分離回路34からの
B1データと制御部44からのB1データを切り替えて出力22
6 に出力する切替回路である。スイッチ回路36B も同様
に多重分離回路34からのDデータと制御部44からのDデ
ータを切り替えて出力228 に出力する切替回路である。
スイッチ回路36A および36B の2つの入力端子のうちい
ずれの入力端子を選択するかは制御部44から制御線224
を通して送られる制御信号により行なわれる。
【0044】制御信号224 によりスイッチ回路36A の入
力端子212 と出力226 が接続され、スイッチ回路36B の
入力端子216 と出力228 が接続される場合は、宅内機器
1側からのデータを多重化回路38に送る場合であり、ま
たスイッチ回路36A の入力端子220 と出力226 が接続さ
れ、スイッチ回路36B の入力端子222 と出力228 が接続
される場合は、制御部44からのデータを多重化回路38に
送る場合である。出力226 および228 はそれぞれ多重化
回路38の対応する入力と接続されている。
【0045】なお、この例では切替回路36はB1チャネル
切替用スイッチ回路およびDチャネル切替用スイッチ回
路から構成されているが、Dチャネル切替用スイッチ回
路とBチャネルのうちのいずれか1つのBチャネルのB
チャネル切替用スイッチ回路とから構成してもよい。
【0046】多重化回路38は入力226、214 および228 か
ら入力するB1、B2 およびDデータを図8に示すようなフ
レーム構造のデータ配列になるように再多重化し出力23
2 に出力する回路である。多重化を行なう制御信号は制
御部44から制御線230 を通して送られる。出力232 はCT
-TCM終端回路17の送信バッファ回路の入力と接続されて
いる。
【0047】CT-TCM終端回路17の出力126 は多重分離回
路40の入力と接続されている。したがってCT-TCM終端回
路17の受信バッファ回路から多重分離回路40の入力126
へは図8に示すようなフレーム構造の1フレーム分のデ
ータが順次送られる。多重分離回路40はシリアルに入力
するデータのうちB1データを出力234 へ、B2データを出
力236 へ、Dデータを出力238 へそれぞれ分離して出力
する回路である。
【0048】このように分離する制御信号は制御部44か
ら制御線240 を通して送られる。出力234、236 および23
8 はそれぞれ多重化回路42の対応する入力と接続され、
出力238 はまた制御部44の対応する入力とも接続されて
いる。
【0049】多重化回路42は入力234、236 および238 か
ら入力するB1、B2 およびDデータを図8に示すようなフ
レーム構造のデータ配列になるように再多重化し出力24
4 に出力する回路である。多重化を行なう制御信号は制
御部44から制御線242 を通して送られる。出力244 はI4
30終端回路18の送信系のフレーム組立回路の入力と接続
されている。
【0050】制御部44は信号データ記憶回路、制御デー
タ記憶回路、監視情報記憶回路および制御回路から構成
されている。信号データ記憶回路はRAM などで構成さ
れ、この例では火災警報装置6から信号線200 を介して
送られる警報信号データを記憶する。制御データ記憶回
路はROM またはEEPROMなどで構成され、この例では火災
警報装置6を呼び出す呼出番号データや警報センタ7の
通信機器を呼び出す呼制御情報データなどの制御データ
が記憶される。
【0051】監視情報記憶回路はRAM などで構成され、
この記憶回路には、この例では信号線238 を介して入力
するデータに基づいてB1チャネルの使用情報を記憶す
る。詳細には、たとえば宅内機器1がオフフックしダイ
ヤルすることで交換機3から送られる応答表示信号デー
タを制御部44の制御回路が受けると、B1チャネルが使用
されたことを示す論理レベル「1」 を形成して監視情報記
憶回路に記憶し、通信が終了して宅内機器1がオンフッ
クすることで交換機3から送られる解放表示信号データ
を受けると、B1チャネルの使用が終了したことを示す論
理レベル「0」 を形成して記憶する。
【0052】これを参照することで、B1チャネルの使用
状況がわかる。なお、この例では監視情報を記憶する監
視情報記憶回路を別に設ける回路方式としたが信号デー
タ記憶回路に記憶する回路方式でもよい。
【0053】制御部44の制御回路は制御線202 からのク
ロック信号、制御線204 からの起動信号、制御線208 か
らのフレーム同期信号、信号線238 からのデータ、信号
データ記憶回路および監視情報記憶回路に記憶されるデ
ータなどに基づいて、本装置の各機能部を制御する制御
部であり、信号線220 に切替回路36へB1チャネル用のデ
ータを出力し、信号線222 に切替回路36へDチャネル用
のデータを出力し、制御線218 により多重分離回路34
へ、制御線224 により切替回路36へ、制御線230により
多重化回路38へ、制御線240 により多重分離回路40へ、
制御線242 により多重化回路42へそれぞれ制御信号を出
力し、制御線206 により直流ループスイッチ制御回路48
へ起動信号を出力し、各部の動作を制御する。
【0054】なお、制御線202 の接続先はとくに記載し
てないが、LTデジタル回路16のタイミング再生回路でも
よいし、クロック信号の分配されているその他の回路で
もよい。制御線208 の接続先もとくに記載してないが、
I430終端回路18のフレーム同期信号検出回路またはCT-T
CM終端回路17のフレーム同期検出回路でもよいし、フレ
ーム同期信号の分配されているその他の回路でもよい。
【0055】また制御線204 の接続先もとくに記載して
ないが、たとえばI430終端回路18の対応する出力でよ
い。この出力204 には宅内機器1側からの起動要求によ
り起動信号が出力される。従来はこの制御線204 が直
接、直流ループスイッチと接続され、加入者回線100 の
起動を行なう回路構成である。本発明の場合は図1のよ
うに、直流ループスイッチ制御回路48が設けられ起動制
御される。
【0056】制御回路48はこの例では2入力オアゲート
回路から構成され、この回路の入力204 は上述のI430終
端回路18の出力と接続され、入力206 は制御部44の制御
回路の対応する出力と接続され、出力は直流ループスイ
ッチと接続されている。
【0057】ところで本実施例では、火災警報装置6か
ら送られた警報信号を警報センタ7へ送信する場合に、
制御部44の制御回路は加入者回線100 の起動状態がどの
ようになっているかを起動信号204 で調べ、起動信号20
4 が起動オンを示す信号である場合には、加入者回線10
0 は既に起動されているので出力206 へ起動させるため
の起動信号を出力しないが、起動オフを示す信号である
場合には、出力206 へ起動させるための信号を出力す
る。なお、起動とは伝送リンク同期確立を行なうことで
ある。
【0058】また制御部44の制御回路は信号データ記憶
回路および監視情報記憶回路へデータを書き込むための
制御信号およびそれら記憶回路からデータを読み出すた
めの制御信号を生成し、制御データ記憶回路から制御デ
ータを読み出すための制御信号も生成する。
【0059】なお、上記制御部44の回路方式は、この例
ではワイヤードロジック方式であるが、CPU、プログラム
や火災警報装置6の呼出番号データや警報センタ7の通
信機器の呼制御情報データなどの制御データが記憶され
るROM、EEPROMおよび警報信号データなどが記憶されるワ
ークエリア用のRAM などから構成されるマイクロプログ
ラム方式でもよい。
【0060】回線終端装置5と火災警報装置6間のイン
タフェースについて説明する。このインタフェースは2
値符号を用いるインタフェースでもよいし、3値符号を
用いるT点インタフェースでもよいし、RS-232C インタ
フェースでもよい。
【0061】2値符号インタフェースの同期方式は非同
期式(調歩式)でもよいし、同期式でもよい。非同期式
の場合は、制御部44の制御回路に調歩同期回路を設け、
火災警報装置6がその調歩同期回路に非同期式の信号、
つまりスタートおよびストップ信号を含むフレーム信号
を送る。調歩同期回路はスタートおよびストップ信号で
同期をとり、それに同期したデータを読み取り、そのデ
ータを制御部44の信号データ記憶回路に記憶する。
【0062】また同期式の場合は、制御部44の制御回路
に同期式データ受信回路を設け、制御部44の制御回路が
火災警報装置6にクロック信号を送り、火災警報装置6
がクロック信号に同期した同期符号を含むフレーム信号
を同期式データ受信回路に送る。同期式データ受信回路
は同期符号で同期をとり、それに同期したデータを読み
取り、そのデータを制御部44の信号データ記憶回路に記
憶する。
【0063】またT点インタフェースの場合は、回線終
端装置5の制御部44および火災警報装置6の双方に従来
の3値符号から2値符号への変換回路、2値符号から3
値符号への変換回路およびタイミング再生回路などを設
けるのでよい。
【0064】またRS-232C インタフェースの場合、その
同期方式は非同期式でもよいし、同期式でもよい。この
場合は回線終端装置5の制御部44および火災警報装置6
の双方にRS-232C インタフェース回路を設ける。このイ
ンタフェースはまた、RS-422インタフェース、RS-423 イ
ンタフェースなどでもよい。なお、以上はシリアル伝送
方式のインタフェースであるが並列伝送方式のインタフ
ェースでもよい。
【0065】このようなインタフェースにより、制御部
44が火災警報装置6からの警報信号データを受けると制
御部44は動作を開始したが、制御部44がオフフックに相
当する制御データを警報信号データを受ける前に受け、
これにより制御部44が動作を開始する方式でもよい。
【0066】図2のシステムの動作を図1および図2を
用いて説明する。
【0067】このシステムでは火災警報装置6が警報セ
ンタ7の通信機器へ警報信号を送信したい状況が発生し
た場合に、火災警報装置6は警報信号を警報インタフェ
ース200 を介して回線終端装置5の制御部44へ送る。制
御部44の制御回路は火災警報装置6から送られる警報信
号データをその信号データ記憶回路に記憶する。
【0068】警報信号データが記憶されると、制御部44
の制御回路はこの記憶された警報信号データを警報セン
タ7へ送信するために、まず回線終端装置5の起動状態
を調べる。回線終端装置5が起動されていない場合は、
制御部44の制御回路は上述した回線終端装置5の起動
(加入者線同期確立の処理)を行なう。起動されている
場合はこの起動動作は不要である。
【0069】続いて制御部44の制御回路は監視情報記憶
回路を参照してB1チャネル使用状況を調べる。この調査
により、たとえばB1チャネルが使用されている場合と、
使用されていない場合とがある。
【0070】B1チャネルが使用されている場合、制御部
44の制御回路は次に、制御線224 を通して制御信号を送
りスイッチ回路36A および36B の入力を制御部44側に切
り替える。切り替えが終了すると、制御部44の制御回路
はB1チャネルを用いて通信していた相手の通信機器との
通信を終了させるために解放要求信号を信号線222 に送
出する。この解放要求信号は交換機3に送られる。
【0071】交換機3はこれを受けるとB1チャネルを用
いて通信していた相手の通信機器との通信を終了させる
とともに、デジタル回線終端装置5にB1チャネルに対す
る解放表示信号を送る。制御部44の制御回路は信号線23
8 を介して入力する解放表示信号を受けると、B1チャネ
ルが開放されたと認識する。起動されていない場合はB1
チャネルを含む全てのチャネルが使用されていないの
で、上記切断動作は行なわないでよい。
【0072】続いて制御部44の制御回路は制御データ記
憶回路に記憶されている呼制御情報データ(呼設定要求
信号)を出力222 に出力する。この呼制御情報データは
交換機3に送られる。交換機3は呼制御情報データを受
けると、呼設定表示信号を警報センタ7の通信機器に送
り呼び出す。この通信機器が応答要求信号で応答すると
交換機3は回線終端装置5に応答表示信号を送る。
【0073】制御部44の制御回路は信号線238 を介して
入力する応答表示信号を受けると、警報センタ7の通信
機器と間の通信回線が確立したと認識する。すると制御
部44の制御回路は信号データ記憶回路に記憶されている
警報信号データを出力220 に出力する。この警報信号デ
ータは警報センタ7の通信機器に送られる。
【0074】警報信号データの送信が終了すると、制御
部44の制御回路は次に、制御データ記憶回路に記憶され
ている切断要求情報データ(切断要求信号)を出力222
に出力する。この切断要求情報データは交換機3に送ら
れる。
【0075】交換機3は切断要求情報データを受ける
と、切断表示信号を警報センタ7の通信機器に送る。切
断表示信号を受けた警報センタ7の通信機器は交換機3
に解放要求信号を送る。解放要求信号を受けた交換機3
は回線終端装置5に解放表示信号を送る。
【0076】制御部44の制御回路は信号線238 を介して
入力する解放表示信号を受けると、B1チャネルが開放さ
れたと認識する。すると制御部44の制御回路は制御線22
4 を通して制御信号を送りスイッチ回路36A および36B
の入力を多重分離回路34側に切り替える。
【0077】このように、図2のシステムでは回線終端
装置5は火災警報装置6からの警報信号を警報センタ7
の通信機器へ優先的に送出することができる。
【0078】図4には本発明のデジタル回線終端装置が
適用されるデジタル加入者系システムの他の例が示され
ている。同図を参照すると、このシステムは宅内機器
1、交換機3、デジタル回線終端装置8、ガスメータ9
およびガス集中監視センタ10から構成されている。図4
において、図2と対応する部分には、同じ符号を付して
示し、重複説明を省略する。
【0079】図4のシステムが図2のシステムと異なる
ところは、回線終端装置5を回線終端装置8に、火災警
報装置6をガスメータ9に、警報センタ7をガス集中監
視センタ10にそれぞれ変更した点である。
【0080】図3にはこの実施例のデジタル回線終端装
置8の機能ブロック図の詳細が示されている。図3にお
いて、図1と対応する部分には、同じ符号を付して示
し、重複説明を省略する。また同図において、図1の回
線終端装置5と異なるところは制御部44を制御部50に変
更した点である。
【0081】図3の制御部50の制御回路は図1の制御部
44の制御回路が持っている機能の他に以下の機能を有す
る。制御部50の制御回路は信号線238 を介して入力する
呼設定要求信号(呼制御情報データ)を受信した場合、
受信した呼設定要求信号における呼出番号データと制御
部50の制御データ記憶回路に記憶されるガスメータ9の
呼出番号データの比較を行ない、一致した場合には、ガ
スメータ9へガス消費データの転送要求信号を送出する
ことである。
【0082】図4のシステムの動作を図3および図4を
用いて説明する。
【0083】このシステムはガス集中監視センタ10の通
信機器がガスメータ9からガス消費データを送ってもら
いたいという状況が発生した場合に、ガス集中監視セン
タ10の通信機器はガスメータ9の端末番号データにおけ
る呼設定要求信号を交換機3に送る。交換機3はこの呼
設定要求信号を回線終端装置8へ送る。
【0084】制御部50の制御回路は信号線238 を介して
入力する呼設定要求信号を受信すると、制御部50の制御
回路は次に、受信した呼設定要求信号における端末番号
データと制御データ記憶回路に記憶されているガスメー
タ9の呼出番号データを比較する。一致していれば、制
御部50の制御回路はまず、制御線224 を通して制御信号
を送りスイッチ回路36A および36B の入力を制御部50側
に切り替える。制御部50の制御回路は次に、呼設定要求
信号に対する応答の応答要求信号を出力222 に出力す
る。これにより制御部50の制御回路はガス集中監視セン
タ10の通信機器と間の通信回線が確立したと認識する。
【0085】制御部50の制御回路はまた、上記切替およ
び通信回線確立動作と並行してガスメータ9に対しガス
消費データの転送を要求する。ガスメータ9はガス消費
データを制御部50に送る。すると制御部50の制御回路は
送られてきたガス消費データを出力220 に出力する。こ
のガス消費データはガス集中監視センタ10の通信機器に
送られる。なお、この例では制御部50の制御回路は送ら
れてきたガス消費データを制御部50の信号データ記憶回
路に記憶せずに出力220 に出力したが、一旦記憶してか
ら出力してもよい。
【0086】ガス消費データの送信が終了すると、制御
部50の制御回路は次に、制御データ記憶回路に記憶され
ている切断要求情報データ(切断要求信号)を出力222
に出力する。この切断要求情報データは交換機3に送ら
れる。
【0087】交換機3は切断要求情報データを受ける
と、切断表示信号をガス集中監視センタ10の通信機器に
送る。切断表示信号を受けたガス集中監視センタ10の通
信機器は交換機3に解放要求信号を送る。解放要求信号
を受けた交換機3は回線終端装置8に解放表示信号を送
る。
【0088】制御部50の制御回路は信号線238 を介して
入力する解放表示信号を受けると、B1チャネルが開放さ
れたと認識する。すると制御部44の制御回路は制御線22
4 を通して制御信号を送りスイッチ回路36A および36B
の入力を多重分離回路34側に切り替える。
【0089】このように、図4のシステムによれば、回
線終端装置8はガス集中監視センタ10からの要求により
ガスメータ9からのガス消費データをガス集中監視セン
タ10へ送信することができる。
【0090】なお、上述のシステムでは警報信号、ガス
消費データなどの内容はBチャネルを用いて伝送する方
式としたが、Dチャネルを用いてパケット形式にて伝送
する方式でもよい。また、いずれの方式にするかは、シ
ステム形成のときに決めればよい。当然、Dチャネルを
用いて伝送する場合は切替回路36はDチャネル切替用ス
イッチ回路のみでよい。
【0091】またなお、上述のシステムでは回線終端装
置5の内部に制御部44を、また回線終端装置8の内部に
制御部50を設けたが、制御部44を回線終端装置5の外部
に設けてもよいし、また制御部50を回線終端装置8の外
部に設けてもよい。
【0092】
【発明の効果】このように本発明によれば、制御手段
は、第2の記憶手段に外部情報信号が記憶されると、第
1の選択手段に外部情報信号を選択する第1選択信号を
送り、かつ第2の選択手段に呼制御情報信号および解放
要求信号を選択する第2選択信号を送り、続いて第2起
動信号を参照し第2起動信号が直流ループスイッチを駆
動する信号を示している場合は、続いて第3の記憶手段
に記憶される使用情報信号を参照し使用情報信号が情報
チャネルを使用していることを示している場合は、第1
の記憶手段から解放要求信号を読み出して第2の選択手
段に送り、解放要求信号の送出に対する応答の第2の多
重分離手段からの解放表示信号を受けとると、第1の記
憶手段から呼制御情報信号を読み出して第2の選択手段
に送り、呼制御情報信号の送出に対する応答の第2の多
重分離手段からの応答表示信号を受けとると、第2の記
憶手段から外部情報信号を読み出して第1の選択手段に
送ることができる。
【0093】また、このように本発明によれば、制御手
段は、第2の記憶手段に外部情報信号が記憶されると、
選択手段に呼制御情報信号、解放要求信号およびパケッ
ト信号を選択する選択信号を送り、続いて第2起動信号
を参照し第2起動信号が直流ループスイッチを駆動する
信号を示している場合は、続いて第3の記憶手段に記憶
される使用情報信号を参照し使用情報信号が情報チャネ
ルを使用していることを示している場合は、第1の記憶
手段から解放要求信号を読み出して選択手段に送り、解
放要求信号の送出に対する応答の第2の多重分離手段か
らの解放表示信号を受けとると、第1の記憶手段から呼
制御情報信号を読み出して選択手段に送り、呼制御情報
信号の送出に対する応答の第2の多重分離手段からの応
答表示信号を受けとると、第2の記憶手段から外部情報
信号を読み出して外部情報信号を含む所定のパケット信
号を形成して選択手段に送ることができる。
【0094】したがって、外部からの外部情報信号を優
先的に送出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル回線終端装置の第1の実施例
の機能ブロック図である。
【図2】図1のデジタル回線終端装置が適用される一例
のシステム構成図である。
【図3】本発明のデジタル回線終端装置の第2の実施例
の機能ブロック図である。
【図4】図3のデジタル回線終端装置が適用される一例
のシステム構成図である。
【図5】従来のデジタル回線終端装置が適用される一例
のシステム構成図である。
【図6】従来のデジタル回線終端装置の一例の機能ブロ
ック図である。
【図7】時分割方向制御伝送方式の主要諸元を示す一例
の図である。
【図8】時分割方向制御伝送方式のフレーム構成を示す
一例の図である。
【図9】基本速度インタフェース線伝送方式の主要諸元
を示す一例の図である。
【図10】基本速度インタフェース線伝送方式のフレー
ム構成を示す一例の図である。
【符号の説明】
1 宅内機器 2、5、8 デジタル回線終端装置 3 交換機 6 火災警報装置 7 警報センタ 9 ガスメータ 10 ガス集中監視センタ 11、23、46 コネクタ 12、20、22 トランス回路 13、36 切替回路 14 ケーブルドライバ(CD)回路 15 線路終端(LT)アナログ回路 16 線路終端(LT)デジタル回路 17、30 CT-TCM終端回路 18、32 I430終端回路 19 ドライバ回路 21 レシーバ回路 34、40 多重分離回路 38、42 多重化回路 44、50 制御部 48 直流ループスイッチ制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者宅側に設置される宅内機器とデジ
    タル回線終端装置を接続するインタフェース線伝送方式
    の送受信号の伝送される受動バスと、該デジタル回線終
    端装置と電話局側に設置される交換機を接続する加入者
    線伝送方式の送受信号の伝送される加入者線と、該交換
    機と接続される外部情報収集装置とから構成されるシス
    テムの前記デジタル回線終端装置において、該装置は、 前記外部情報収集装置を呼び出す呼制御情報信号および
    前記宅内機器との通信を終了させる解放要求信号の記憶
    される第1の記憶手段と、 外部線を通して外部から外部情報信号を受信し記憶する
    第2の記憶手段と、 前記宅内機器からの信号に多重化されるユーザ情報を運
    ぶ情報チャネル信号および制御情報を運ぶ信号チャネル
    信号を各々チャネル別に分離出力する第1の多重分離手
    段と、 第1選択信号を受け、該受けた第1選択信号に基づいて
    前記第2の記憶手段からの外部情報信号または該第1の
    多重分離手段からの情報チャネル信号のいずれかを選択
    して出力する第1の選択手段と、 第2選択信号を受け、該受けた第2選択信号に基づいて
    前記第1の記憶手段からの呼制御情報信号または前記第
    1の多重分離手段からの信号チャネル信号のいずれか、
    該第1の記憶手段からの解放要求信号または該第1の多
    重分離手段からの信号チャネル信号のいずれかを選択し
    て出力する第2の選択手段と、 前記第1および第2の選択手段からの信号を所定の位置
    に多重化する第1の多重化手段と、 前記交換機からの信号に多重化されるユーザ情報を運ぶ
    情報チャネル信号および制御情報を運ぶ信号チャネル信
    号を各々チャネル別に分離出力する第2の多重分離手段
    と、 該第2の多重分離手段からのチャネル別の信号を所定の
    位置に多重化する第2の多重化手段と、 前記第2の多重分離手段からの信号チャネル信号に基づ
    いて前記情報チャネルの使用状況を示す使用情報信号を
    記憶する第3の記憶手段と、 第1起動信号を受けるとともに、前記宅内機器の起動に
    基づく第2起動信号を受け、該受けたこれら起動信号に
    基づいて直流ループスイッチ駆動信号を形成する直流ル
    ープスイッチ制御手段と、 前記第2の記憶手段の外部情報信号、前記第3の記憶手
    段の使用情報信号および前記第2の多重分離手段からの
    信号チャネル信号に基づいて前記各々手段を制御する制
    御手段とを有し、 該制御手段は、前記第2の記憶手段に外部情報信号が記
    憶されると、前記第1の選択手段に外部情報信号を選択
    する第1選択信号を送り、かつ前記第2の選択手段に呼
    制御情報信号および解放要求信号を選択する第2選択信
    号を送り、続いて前記第2起動信号を参照し該第2起動
    信号が前記直流ループスイッチを駆動する信号を示して
    いる場合は、続いて前記第3の記憶手段に記憶される使
    用情報信号を参照し該使用情報信号が前記情報チャネル
    を使用していることを示している場合は、前記第1の記
    憶手段から解放要求信号を読み出して前記第2の選択手
    段に送り、該解放要求信号の送出に対する応答の前記第
    2の多重分離手段からの解放表示信号を受けとると、前
    記第1の記憶手段から呼制御情報信号を読み出して前記
    第2の選択手段に送り、該呼制御情報信号の送出に対す
    る応答の前記第2の多重分離手段からの応答表示信号を
    受けとると、前記第2の記憶手段から外部情報信号を読
    み出して前記第1の選択手段に送ることを特徴とするデ
    ジタル回線終端装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル回線終端装置
    において、前記制御手段は、前記第2起動信号を参照し
    たときに、該第2起動信号が前記直流ループスイッチを
    駆動しない信号を示している場合は、前記直流ループス
    イッチ制御手段に直流ループスイッチを駆動する第1起
    動信号を送り、前記第1の記憶手段から呼制御情報信号
    を読み出して前記第2の選択手段に送り、該呼制御情報
    信号の送出に対する応答の前記第2の多重分離手段から
    の応答表示信号を受けとると、前記第2の記憶手段から
    外部情報信号を読み出して前記第1の選択手段に送るこ
    とを特徴とするデジタル回線終端装置。
  3. 【請求項3】 加入者宅側に設置される宅内機器とデジ
    タル回線終端装置を接続するインタフェース線伝送方式
    の送受信号の伝送される受動バスと、該デジタル回線終
    端装置と電話局側に設置される交換機を接続する加入者
    線伝送方式の送受信号の伝送される加入者線と、該交換
    機と接続される外部情報収集装置とから構成されるシス
    テムの前記デジタル回線終端装置において、該装置は、 前記外部情報収集装置を呼び出す呼制御情報信号および
    前記宅内機器との通信を終了させる解放要求信号の記憶
    される第1の記憶手段と、 外部線を通して外部から外部情報信号を受信し記憶する
    第2の記憶手段と、 前記宅内機器からの信号に多重化されるユーザ情報を運
    ぶ情報チャネル信号および制御情報を運ぶ信号チャネル
    信号を各々チャネル別に分離出力する第1の多重分離手
    段と、 選択信号を受け、該受けた選択信号に基づいて前記第1
    の記憶手段からの呼制御情報信号または前記第1の多重
    分離手段からの信号チャネル信号のいずれか、該第1の
    記憶手段からの解放要求信号または該第1の多重分離手
    段からの信号チャネル信号のいずれか、パケット信号ま
    たは該第1の多重分離手段からの信号チャネル信号のい
    ずれかを選択して出力する選択手段と、 前記第1の多重分離手段からの情報チャネル信号および
    該選択手段からの信号を所定の位置に多重化する第1の
    多重化手段と、 前記交換機からの信号に多重化されるユーザ情報を運ぶ
    情報チャネル信号および制御情報を運ぶ信号チャネル信
    号を各々チャネル別に分離出力する第2の多重分離手段
    と、 該第2の多重分離手段からのチャネル別の信号を所定の
    位置に多重化する第2の多重化手段と、 前記第2の多重分離手段からの信号チャネル信号に基づ
    いて前記情報チャネルの使用状況を示す使用情報信号を
    記憶する第3の記憶手段と、 第1起動信号を受けるとともに、前記宅内機器の起動に
    基づく第2起動信号を受け、該受けたこれら起動信号に
    基づいて直流ループスイッチ駆動信号を形成する直流ル
    ープスイッチ制御手段と、 前記第2の記憶手段の外部情報信号、前記第3の記憶手
    段の使用情報信号および前記第2の多重分離手段からの
    信号チャネル信号に基づいて前記各々手段を制御する制
    御手段とを有し、 該制御手段は、前記第2の記憶手段に外部情報信号が記
    憶されると、前記選択手段に呼制御情報信号、解放要求
    信号およびパケット信号を選択する選択信号を送り、続
    いて前記第2起動信号を参照し該第2起動信号が前記直
    流ループスイッチを駆動する信号を示している場合は、
    続いて前記第3の記憶手段に記憶される使用情報信号を
    参照し該使用情報信号が前記情報チャネルを使用してい
    ることを示している場合は、前記第1の記憶手段から解
    放要求信号を読み出して前記選択手段に送り、該解放要
    求信号の送出に対する応答の前記第2の多重分離手段か
    らの解放表示信号を受けとると、前記第1の記憶手段か
    ら呼制御情報信号を読み出して前記選択手段に送り、該
    呼制御情報信号の送出に対する応答の前記第2の多重分
    離手段からの応答表示信号を受けとると、前記第2の記
    憶手段から外部情報信号を読み出して該外部情報信号を
    含む所定のパケット信号を形成して前記選択手段に送る
    ことを特徴とするデジタル回線終端装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデジタル回線終端装置
    において、前記制御手段は、前記第2起動信号を参照し
    たときに、該第2起動信号が前記直流ループスイッチを
    駆動しない信号を示している場合は、前記直流ループス
    イッチ制御手段に直流ループスイッチを駆動する第1起
    動信号を送り、前記第1の記憶手段から呼制御情報信号
    を読み出して前記第2の選択手段に送り、該呼制御情報
    信号の送出に対する応答の前記第2の多重分離手段から
    の応答表示信号を受けとると、前記第2の記憶手段から
    外部情報信号を読み出して該外部情報信号を含む所定の
    パケット信号を形成して前記選択手段に送ることを特徴
    とするデジタル回線終端装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のデジタル回線終端装置において、前記呼制御情報信
    号は前記外部から送られてくるものであることを特徴と
    するデジタル回線終端装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のデジタル回線終端装置において、前記第1、第2お
    よび第3の記憶手段ならびに制御手段は該装置の外部に
    設けられることを特徴とするデジタル回線終端装置。
  7. 【請求項7】 加入者宅側に設置される宅内機器とデジ
    タル回線終端装置を接続するインタフェース線伝送方式
    の送受信号の伝送される受動バスと、該デジタル回線終
    端装置と電話局側に設置される交換機を接続する加入者
    線伝送方式の送受信号の伝送される加入者線と、該交換
    機と接続される外部情報収集装置とから構成されるシス
    テムの前記デジタル回線終端装置において、該装置は、 外部を呼び出す呼出番号信号、該呼出番号信号の受信に
    対して応答する応答要求信号および該呼出番号信号の受
    信に対して前記外部に転送にする外部情報転送要求信号
    の記憶される記憶手段と、 前記外部情報転送要求信号に応答して前記外部から外部
    線を通して送られる外部情報信号を受信する受信手段
    と、 前記宅内機器からの信号に多重化されるユーザ情報を運
    ぶ情報チャネル信号および制御情報を運ぶ信号チャネル
    信号を各々チャネル別に分離出力する第1の多重分離手
    段と、 第1選択信号を受け、該受けた第1選択信号に基づいて
    前記受信手段からの外部情報信号または該第1の多重分
    離手段からの情報チャネル信号のいずれかを選択して出
    力する第1の選択手段と、 第2選択信号を受け、該受けた第2選択信号に基づいて
    前記記憶手段からの応答要求信号または前記第1の多重
    分離手段からの信号チャネル信号のいずれかを選択して
    出力する第2の選択手段と、 前記第1および第2の選択手段からの信号を所定の位置
    に多重化する第1の多重化手段と、 前記交換機からの信号に多重化されるユーザ情報を運ぶ
    情報チャネル信号および制御情報を運ぶ信号チャネル信
    号を各々チャネル別に分離出力する第2の多重分離手段
    と、 該第2の多重分離手段からのチャネル別の信号を所定の
    位置に多重化する第2の多重化手段と、 前記第2の多重分離手段からの信号チャネル信号に基づ
    いて前記各々手段を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記第2の多重分離手段からの呼出番号
    信号と前記記憶手段に記憶される呼出番号信号を比較
    し、該呼出番号信号が一致した場合は、前記第1の選択
    手段に外部情報信号を選択する第1選択信号を送り、か
    つ前記第2の選択手段に応答要求信号を選択する第2選
    択信号を送り、続いて前記記憶手段から外部情報転送要
    求信号を読み出して前記外部に送るとともに、前記記憶
    手段から応答要求信号を読み出して前記第2の選択手段
    に送り、続いて前記受信手段で受信した外部情報信号を
    前記第1の選択手段に送ることを特徴とするデジタル回
    線終端装置。
  8. 【請求項8】 加入者宅側に設置される宅内機器とデジ
    タル回線終端装置を接続するインタフェース線伝送方式
    の送受信号の伝送される受動バスと、該デジタル回線終
    端装置と電話局側に設置される交換機を接続する加入者
    線伝送方式の送受信号の伝送される加入者線と、該交換
    機と接続される外部情報収集装置とから構成されるシス
    テムの前記デジタル回線終端装置において、該装置は、 外部を呼び出す呼出番号信号、該呼出番号信号の受信に
    対して応答する応答要求信号および該呼出番号信号の受
    信に対して前記外部に転送にする外部情報転送要求信号
    の記憶される記憶手段と、 前記外部情報転送要求信号に応答して前記外部から外部
    線を通して送られる外部情報信号を受信する受信手段
    と、 前記宅内機器からの信号に多重化されるユーザ情報を運
    ぶ情報チャネル信号および制御情報を運ぶ信号チャネル
    信号を各々チャネル別に分離出力する第1の多重分離手
    段と、 選択信号を受け、該受けた選択信号に基づいて前記記憶
    手段からの応答要求信号または該第1の多重分離手段か
    らの信号チャネル信号のいずれか、パケット信号または
    該第1の多重分離手段からの信号チャネル信号のいずれ
    かを選択して出力する選択手段と、 前記第1の多重分離手段からの情報チャネル信号および
    該選択手段からの信号を所定の位置に多重化する第1の
    多重化手段と、 前記交換機からの信号に多重化されるユーザ情報を運ぶ
    情報チャネル信号および制御情報を運ぶ信号チャネル信
    号を各々チャネル別に分離出力する第2の多重分離手段
    と、 該第2の多重分離手段からのチャネル別の信号を所定の
    位置に多重化する第2の多重化手段と、 前記第2の多重分離手段からの信号チャネル信号に基づ
    いて前記各々手段を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記第2の多重分離手段からの呼出番号
    信号と前記記憶手段に記憶される呼出番号信号を比較
    し、該呼出番号信号が一致した場合は、前記選択手段に
    応答要求信号およびパケット信号を選択する選択信号を
    送り、続いて前記憶手段から外部情報転送要求信号を読
    み出して前記外部に送るとともに、前記記憶手段から応
    答要求信号を読み出して前記選択手段に送り、続いて前
    記受信手段で受信した外部情報信号を該外部情報信号を
    含む所定のパケット信号を形成して前記選択手段に送る
    ことを特徴とするデジタル回線終端装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載のデジタ
    ル回線終端装置において、前記記憶手段、受信手段およ
    び制御手段は該装置の外部に設けられることを特徴とす
    るデジタル回線終端装置。
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