JP3393943B2 - 検出装置 - Google Patents

検出装置

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JP3393943B2
JP3393943B2 JP1722795A JP1722795A JP3393943B2 JP 3393943 B2 JP3393943 B2 JP 3393943B2 JP 1722795 A JP1722795 A JP 1722795A JP 1722795 A JP1722795 A JP 1722795A JP 3393943 B2 JP3393943 B2 JP 3393943B2
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大城 安本
剛 八道
さおり 清水
泰成 島崎
尚志 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検出装置、より詳しく
は、撮影レンズを透過した被写体光束を用いて検出を行
う検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般的な色温度計は、色温度
を検出するための3色センサと、この3色センサに光を
導くための光学系と、上記3色センサからの信号を増幅
するための信号増幅回路と、この信号増幅回路からの信
号を処理して色温度情報を求めるための信号処理回路
と、この信号処理回路において得られた色温度情報を表
示するための表示部とを有して単体として構成されてい
る。
【0003】このような色温度計を例えばカメラによる
写真撮影に用いる場合には、被写体の色温度を測定して
得られた色温度情報に基づいて写真焼付を行うことによ
り、被写体の色を良好に再現するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうして、カメラやビ
デオカメラ等の撮影装置により撮影を行う際に色温度計
を用いることは、良好な色再現を行うためには非常に有
用であるが、該撮影装置と別体で持ち運ばなければなら
ないのは不便であるために、一体化することが望まし
い。
【0005】しかしながら、焦点ずれ量を検出する焦点
検出手段や測光値を出力する測光手段が配設されている
撮影装置に、上述のような色温度計をそのまま組み込ん
で検出装置を構成しようとすると、さらに設置スペース
を要するために、検出装置が大型化してしまう。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、焦点ずれ量、測光値または色温度の少なくとも1
つを検出することが可能な小型で簡単な構成の検出装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の検出装置は、第1の分光感度を有し
ていて、測光値に関する第1の情報を出力する第1の測
光手段と、第2の分光感度を有していて、測光値に関す
る第2の情報を出力する第2の測光手段と、被写体光束
を上記第1及び第2の測光手段に結像させる測光光学系
と、上記第1及び第2の情報に基づく測光値を出力する
出力手段と、を具備し、上記出力手段は、上記第1及び
第2の情報に基づいて色温度を検出し、この色温度を出
力可能としたことを特徴とする。本発明の第2の検出装
置は、上記第1の検出装置において、上記出力手段は、
上記第1及び第2の測光手段からの出力の和を求めるこ
とによって測光値を出力し、また、該出力の比を求める
ことによって色温度を出力することを特徴とする。本発
明の第3の検出装置は、上記第1または第2の検出装置
において、撮影レンズの焦点状態を検出するための一対
の焦点検出手段と、被写体光束を上記一対の焦点検出手
段に結像させる焦点検出光学系と、を具備し、上記焦点
検出光学系及び上記測光光学系は、撮影レンズを透過し
た被写体光束を、上記一対の焦点検出手段並びに上記第
1及び第2の測光手段にそれぞれ再結像させる各再結像
レンズを有することを特徴とする。本発明の第4の検出
装置は、上記第3の検出装置において、上記焦点検出用
再結像レンズは、一対で構成され、上記測光用再結像レ
ンズは、一対で構成され、上記一対の焦点検出用再結像
レンズに略直交する方向に配置されたことを特徴とす
る。本発明の第5の検出装置は、上記第4の検出装置に
おいて、上記一対の焦点検出手段並びに上記第1及び第
2の測光手段は共に同一基板上に設けられ、上記一対の
焦点検出手段は、上記一対の焦点検出用再結像レンズに
対応するように配置され、上記第1及び第2の測光手段
は、上記一対の測光用再結像レンズに対応するように配
置されたことを特徴とする。本発明の第6の検出装置
は、上記第3,4または5の検出装置において、上記
対の焦点検出手段並びに上記第1及び第2の測光手段の
前方に設けられた光学フィルタを備え、上記光学フィル
タは、上記第1の測光手段前方に配設され、上記測光値
及び色温度に関する第1の光束を透過させる第1のフィ
ルタと、上記第2の測光手段前方に配設され、上記測光
値及び色温度に関する第2の光束を透過させる第2のフ
ィルタと、上記一対の焦点検出手段前方に配設され、上
記焦点検出に関する第3の光束を透過させる第3のフィ
ルタと、で構成され、上記第3のフィルタは上記第1の
フィルタと上記第2のフィルタとの間に挟設されること
を特徴とする。本発明の第7の検出装置は、撮影レンズ
の焦点状態を検出するための一対の焦点検出手段と、上
記撮影レンズの第1の領域を透過した被写体光束を上記
一対の焦点検出手段に再結像させる焦点検出用再結像レ
ンズと、第1の分光感度を有していて、測光値及び色温
度に関する第1の情報を出力する第1の測光手段と、第
2の分光感度を有していて、測光値及び色温度に関する
第2の情報を出力する第2の測光手段と、上記撮影レン
ズの第2の領域を透過した被写体光束を上記第1及び第
2の測光手段に再結像させる測光用再結像レンズと、を
具備し、上記焦点検出手段によって検出された焦点ずれ
量、上記第1及び第2の情報に基づく測光値または色温
度のうち少なくとも一つを出力可能としたことを特徴と
する。本発明の第8の検出装置は、上記第7の検出装置
において、上記焦点検出用再結像レンズ及び上記測光用
再結像レンズは、撮影画面の中央部の光束をそれぞれ再
結像させるよう配置され、一体に形成されることを特徴
とする。本発明の第9の検出装置は、上記第8の検出装
置において、上記焦点検出用再結像レンズは、一対で構
成され、上記測光用再結像レンズは、一対で構成され、
上記一対の焦点検出用再結像レンズに略直交する方向に
配置されたことを特徴とする。本発明の第10の検出装
置は、上記第9の検出装置において、上記一対の焦点検
出手段並びに上記第1及び第2の測光手段は共に同一基
板上に設けられ、上記一対の焦点検出手段は、上記一対
の焦点検出用再結像レンズに対応するように配置され、
上記第1及び第2の測光手段は、上記一対の測光用再結
像レンズに対応するように配置されたことを特徴とす
る。 本発明の第11の検出装置は、上記第7,8,9ま
たは10の検出装置において、上記一対の焦点検出手段
並びに上記第1及び第2の測光手段の前方に設けられた
光学フィルタを備え、上記光学フィルタは、上記第1の
測光手段前方に配設され、上記測光値及び色温度に関す
る第1の光束を透過させる第1のフィルタと、上記第2
の測光手段前方に配設され、上記測光値及び色温度に関
する第2の光束を透過させる第2のフィルタと、上記一
対の焦点検出手段前方に配設され、上記焦点検出に関す
る第3の光束を透過させる第3のフィルタと、で構成さ
れ、上記第3のフィルタは上記第1のフィルタと上記第
2のフィルタとの間に挟設されることを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】本発明の請求項1による検出装置は、一対の焦
点検出手段が撮影レンズの焦点状態を検出し、焦点検出
光学系が撮影レンズの第1領域を透過した被写体光束を
上記一対の焦点検出手段に結像させ、第1の分光感度を
有している第1の測光手段が測光値および色温度に関す
る第1の情報を出力し、第2の分光感度を有している第
2の測光手段が上記測光値および色温度に関する第2の
情報を出力し、測光光学系が撮影レンズの第2領域を透
過した被写体光束を上記第1および第2の測光手段に結
像させ、上記焦点検出手段によって検出された焦点ずれ
量、上記第1および第2の情報に基づく測光値または色
温度、の内の少なくとも1つを出力する。
【0011】
【0012】
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1から図16は本発明の一実施例を示したもの
であり、図1は本実施例の一眼レフレックスカメラを示
す光軸に沿った縦断面図である。
【0014】図示のように、この一眼レフレックスカメ
ラは、カメラボディ1と、このカメラボディ1の略中央
部に前方に向かって配設された撮影レンズ2と、この撮
影レンズ2を透過した被写体光を、ファインダ光学系へ
の光束、および焦点検出・測光・色温度検出系への光束
に分離するメインミラー3と、このメインミラー3を透
過した焦点検出・測光・色温度検出系の光束をカメラボ
ディ1の下方側へと導くサブミラー4と、該カメラボデ
ィ1の下部に配置された焦点検出および測光および色温
度検出を行う検出装置5と、上記メインミラー3の後方
に配設されたフォーカルプレーンシャッタ7と、このフ
ォーカルプレーンシャッタ7の後方に引き出されるよう
になっているフィルム6と、このフィルム6の下部に当
接可能に設けられた磁気記録ヘッド8とを有して構成さ
れている。
【0015】なお、上記撮影レンズ2は、マウント等に
より交換可能なレンズ鏡筒内に設けられたものであって
も良いし、あるいはカメラボディ1に固定されたレンズ
鏡筒内に設けられたものであっても良い。
【0016】次に図2は、上記図1に示した検出装置5
を光軸に沿って引き伸ばして示した分解斜視図、図3は
絞り13を示す正面図、図4は再結像レンズ14を示す
正面図、図5はセンサ基板15の受光部側の面を示す正
面図である。
【0017】図2において、支持体9の上部9aには、
集光用のコンデンサレンズ12と、中央に円形の開口部
10aを有する視野絞り10とを載置する空間が設けら
れており、これら視野絞り10,コンデンサレンズ12
は該支持体9と一体的に固定されている。
【0018】なお、支持体9がカメラボディ1に組み込
まれた際には、上記視野絞り10は撮影レンズ2の予定
結像面(つまり、フィルム6の露光面と光学的に共役な
面)付近に配置されるようになっている。
【0019】上記支持体9には、焦点検出および測光お
よび色温度検出用光束を90度曲折するための反射ミラ
ー16が一体に設けられている。
【0020】また、支持体9の側方開口部9bには、絞
り13と再結像レンズ14を載置する空間が設けられて
おり、これらの背後に配置された光学フィルタ11およ
びセンサ基板15が該支持体9に一体的に固定されるよ
うになっている。
【0021】上記絞り13は、図3に示すように、焦点
検出用の一対の対向する開口部13a,13bと、この
開口部13a,13bと略直交する方向の測光用の一対
の対向する開口部13c,13dとが設けられてなる。
【0022】上記再結像レンズ14は、図4に示すよう
に、上記開口部13a,13bに対応して設けられた焦
点検出光学系たる一対の焦点検出用再結像レンズ部14
a,14bと、この一対の焦点検出用再結像レンズ部1
4a,14bに略直交する方向に配置された上記開口部
13c,13dに対応する測光光学系たる一対の測光用
再結像レンズ部14c,14dとが一体に形成されてな
るレンズである。
【0023】センサ基板15は、図5に示すように、上
記焦点検出用再結像レンズ部14a,14bに対応する
一対の焦点検出手段たる焦点検出用受光素子15a,1
5bと、上記測光用再結像レンズ部14c,14dに対
応する測光手段たる一対の測光用受光素子15c,15
dとが、同一基板上に設けられてなるものである。
【0024】上記焦点検出用受光素子15a,15b
は、複数の光電変換素子を集積したCCDもしくはMO
Sまたは自己増幅型等のラインセンサから構成されてい
る。
【0025】また、上記測光受光素子15c,15d
は、ホトダイオード,ホトトランジスタ等の光電変換素
子から構成されている。
【0026】これらの各部材が上述のように1つの支持
体9によって保持されることにより、検出装置5は単一
のモジュールとして構成されている。
【0027】なお、一対の開口部13a,13bおよび
一対の焦点検出用再結像レンズ部14a,14bは、い
わゆる瞳分割法による焦点検出を行うにあたって、十分
な合焦精度を確保し得る間隔となって並んでいる。
【0028】そして、上記焦点検出用受光素子15a,
15bの出力は、各種の信号処理をしてデジタル信号に
変換した後に、図示しない演算手段たるCPUに入力さ
れて、該CPUにおいて焦点ずれ量を演算するようにな
っており、この焦点ずれ量に基づいて、上記撮影レンズ
2の焦点調節等を行うものである。
【0029】図6は、上記光学フィルタ11の構成を示
す正面図である。
【0030】この光学フィルタ11は、図示のように、
中央に設けられた横長の赤外光カットフィルタ11a
を、青色光透過バンドパスフィルタ11bと、赤色光透
過バンドパスフィルタ11cとで挟み込んでなる。
【0031】上記赤外光カットフィルタ11aを透過し
た光束は上記焦点検出用受光素子15a,15bに、上
記青色光透過バンドパスフィルタ11bを透過した光束
と上記赤色光透過バンドパスフィルタ11cを透過した
光束は、一方が測光受光素子15cに、他方が測光用受
光素子15dに、それぞれ導かれるようになっている。
【0032】上記赤外光カットフィルタ11aは、焦点
検出を行うときに光学ノイズを除去するためのものであ
り、また、青色光透過バンドパスフィルタ11b,赤色
光透過バンドパスフィルタ11cは、測光および色温度
検出を行うときに光学ノイズを除去するためのものであ
る。
【0033】図7は上記光学フィルタ11を構成する各
フィルタの分光特性を示す線図である。
【0034】図示のように、赤外光カットフィルタ11
aは、波長が約750nm以下の波長の光は90%以上
の高い透過率で透過させ、一方、波長が約750nm以
上の赤外光をほぼカットする特性を有するものである。
【0035】また、青色光透過バンドパスフィルタ11
bは、波長430nm付近に略80%の透過率のピーク
を有し、波長280nm〜650nm付近の光を透過さ
せるものである。
【0036】赤色光透過バンドパスフィルタ11cは、
波長710nm付近に略50%の透過率のピークを有
し、波長530nm〜830nm付近の光を透過させる
ものである。
【0037】次に図8は、測光用受光素子15c,15
dの分光感度特性を示す線図である。
【0038】図示のように、測光用受光素子15c,1
5dは、それ自身では波長750nmの付近に略0.4
(A/W)の受光感度のピークを有し、波長300nm
以下の紫外光から波長900nm以上の赤外光までを検
出することができるものである。
【0039】今、第一の測光手段は、青色光透過バンド
パスフィルタ11bを通過した光束を測光用受光素子1
5cで受光するものでなり、また、第二の測光手段は、
赤色光透過バンドパスフィルタ11cを通過した光束を
測光用受光素子15dで受光するものでなるとする。
【0040】このときの第一の測光手段および第二の測
光手段の分光感度は、それぞれ図9に示すようになる。
【0041】すなわち、第一の測光手段の分光感度は、
波長430nm付近に略0.3(A/W)のピークを有
し、波長280nm〜650nm付近の光を受光するこ
とができるものである。
【0042】また、第二の測光手段の分光感度は、波長
710nm付近にやはり略0.3(A/W)のピークを
有し、波長530nm〜830nm付近の光を受光でき
るものである。
【0043】こうして、第1の測光手段の受光感度と第
2の測光手段の受光感度は、それぞれのピーク付近で
は、ほとんど同じレベルになっている。
【0044】また、図10は、上記図2に示したものと
光学的に等価な焦点検出および測光および色温度検出を
行う検出装置を光軸に沿って引き伸ばして示した分解斜
視図である。
【0045】図示のように、撮影レンズ2を通過した光
束2’の内、一部が焦点検出のための光束2’a,2’
bであり、他の一部が測光および色温度検出のための光
束2’c,2’dである。
【0046】上記焦点検出のための光束2’a,2’b
は、中央に円形の開口部10aを有する視野絞り10
と、その後方に配置されたコンデンサレンズ12と、そ
のさらに後方に配置された絞り13の対向する一対の開
口部13a,13bと、この絞り13の開口部13a,
13bの後方に各々対応して配置された再結像レンズ1
4の一対の焦点検出用再結像レンズ部14a,14b
と、この再結像レンズ14から射出される光束の光学ノ
イズをカットするための光学フィルタ11の赤外光カッ
トフィルタ11aとを透過して、上記再結像レンズ14
から射出される光束の結像位置に設けられたセンサ基板
15上の、一対の焦点検出用受光素子15a,15bへ
と導かれるようになっている。
【0047】この焦点検出光学系は、ファインダ視野中
の略中央部分の被写体の焦点状態を、瞳分割法により検
出することができるように構成されている。
【0048】また、測光および色温度検出のための上記
光束2’cは、視野絞り10と、その後方に配置された
コンデンサレンズ12と、絞り13に設けられた開口部
13cと、この開口部13cに対応して設けられた再結
像レンズ14の測光用再結像レンズ部14cと、この再
結像レンズ14から射出される光束の内、青色側の波長
を選択的に透過する光学フィルタ11の青色光バンドパ
スフィルタ11bとを透過して、上記センサ基板15上
の測光用受光素子15cへと導かれるようになってい
る。
【0049】同様に、測光および色温度検出のための上
記光束2’dは、視野絞り10と、その後方に配置され
たコンデンサレンズ12と、絞り13に設けられた開口
部13dと、この開口部13dに対応して設けられた再
結像レンズ14の測光用再結像レンズ部14dと、この
再結像レンズ14から射出される光束の内、赤色側の波
長を選択的に透過する光学フィルタ11の赤色光バンド
パスフィルタ11cとを透過して、上記センサ基板15
上の測光用受光素子15dへと導かれるようになってい
る。
【0050】図11は、上述のように構成された検出装
置5の測光部および色温度検出部の電気的な構成を示す
ブロック図である。
【0051】この測光部および色温度検出部の電気的な
構成を大別すると、上記測光用受光素子15c,15d
によって受光した光を電流信号に変換する光電変換部
と、この光電変換部によって得られた電流信号を電圧信
号に変換して対数圧縮する対数圧縮部と、この対数圧縮
部によって対数圧縮された信号を保持するサンプルホー
ルド部と、順方向飽和電流をキャンセルするための温度
補償部と、測光および色温度検出のための出力部とに分
けられる。
【0052】上記光電変換部は、測光用受光素子15
c,15dと、測光用受光素子15cに接続されていて
入力端子GAからの信号によりオンオフされるスイッチ
SW1と、測光用受光素子15dに接続されていて入力
端子GBからの信号によりオンオフされるスイッチSW
2とを有してなる。
【0053】上記対数圧縮部は、非反転入力側に定電圧
Vrefが印加され、上記測光用受光素子15c,15d
が反転入力側および非反転入力側に接続されたオペアン
プOP1と、このオペアンプOP1の反転入力端と出力
端に接続されたダイオード等と、上記オペアンプOP1
の出力が3つに分岐され、その分岐経路上に設けられた
スイッチSW3,SW4,SW5とを有してなり、これ
らスイッチSW3,SW4,SW5は、上記入力端子G
A,GBからの信号をAND回路やOR回路等を組み合わ
せることにより印加して、後述するように適宜切り換え
るようになっている。
【0054】上記サンプルホールド部は、一端に定電圧
Vrefが印加されていて上記スイッチSW3,SW4,
SW5からの電荷をそれぞれ蓄積するためのコンデンサ
C1,C2,C3と、これらコンデンサC1,C2,C
3の蓄積,放電をそれぞれ切り換えるための、入力端子
BIAS1,BIAS2からの信号によりオンオフされ
るスイッチSW6,SW7,SW8と、上記コンデンサ
C1,C2,C3に蓄積された電荷がそれぞれ入力され
るオペアンプOP2,OP3,OP4とを有してなる。
【0055】上記温度補償部は、非反転側に定電圧2V
refが印加されているオペアンプOP5と、このオペア
ンプOP5の反転入力端と出力端に接続されたダイオー
ド等とを有してなり、上記オペアンプOP5の反転入力
端には、順方向飽和電流をキャンセルするための基準電
流Irefが定電流源から印加されるようになっている。
【0056】上記出力部は、加算回路を構成するオペア
ンプOP6および抵抗R7,R8,R9,R10,R11と、
減算回路を構成するオペアンプOP8,OP10および
抵抗R12,R13,R14,R15,R16,R17と、上記オペ
アンプOP6,OP8,OP10への電源電圧Vccの印
加を入力端子BIAS2からの信号によりオンオフする
スイッチSW10と、他の減算回路を構成するオペアン
プOP7,OP9および抵抗R1,R2,R3,R4,R
5,R6と、上記オペアンプOP7,OP9への電源電圧
Vccの印加を入力端子BIAS1からの信号によりオン
オフするスイッチSW9とを有してなり、上記抵抗R8
には定電圧Vrefが印加され、また、上記オペアンプO
P9の出力は出力端VOUT1から、上記オペアンプOP1
0の出力は出力端VOUT2から、それぞれ出力されるよう
になっている。
【0057】なお、この図11において、各抵抗の値は
次のように等しい、つまり、 R1=R2=R3=R4=R7=R8=R9=R11=R12=R13=R15=2R10 であるとする。
【0058】上述のように、図示のスイッチSW1〜S
W10の内で、スイッチSW1〜SW5は入力端子G
A,GBからの信号により、また、スイッチSW6〜SW
10は入力端子BIAS1,BIAS2からの信号によ
り、それぞれ制御されるようになっている。
【0059】図12は、これらスイッチSW1〜SW1
0の真理値を示した図である。
【0060】図示のように、入力端子GAからの入力信
号および入力端子GBからの入力信号がいずれもローレ
ベル(L)である場合には、スイッチSW1〜SW5は
全てオフになる。
【0061】また、入力端子GAからの入力信号がロー
レベル(L)であり、かつ入力端子GBからの入力信号
がハイレベル(H)である場合には、スイッチSW1,
SW3,SW4はオフであり、スイッチSW2,SW5
はオンになる。
【0062】入力端子GAからの入力信号がハイレベル
(H)であり、かつ入力端子GBからの入力信号がロー
レベル(L)である場合には、スイッチSW1,SW4
はオンであり、スイッチSW2,SW3,SW5はオフ
になる。
【0063】入力端子GAからの入力信号および入力端
子GBからの入力信号がいずれもハイレベル(H)であ
る場合には、スイッチSW1〜SW3がオンであり、ス
イッチSW4,SW5はオフになる。
【0064】次に、入力端子BIAS1からの入力信号
および入力端子BIAS2からの入力信号がいずれもロ
ーレベル(L)である場合には、スイッチSW6〜SW
8がオンであり、スイッチSW9,SW10はオフにな
る。
【0065】また、入力端子BIAS1からの入力信号
がローレベル(L)であり、かつ入力端子BIAS2か
らの入力信号がハイレベル(H)である場合には、スイ
ッチSW6〜SW9はオフであり、スイッチSW10は
オンになる。
【0066】入力端子BIAS1からの入力信号がハイ
レベル(H)であり、かつ入力端子BIAS2からの入
力信号がローレベル(L)である場合には、スイッチS
W6〜SW8,SW10はオフであり、スイッチSW9
はオンになる。
【0067】入力端子BIAS1からの入力信号および
入力端子BIAS2からの入力信号がいずれもハイレベ
ル(H)である場合には、スイッチSW6〜SW8がオ
フであり、スイッチSW9,SW10はオンになる。
【0068】図13は、測光および色温度検出の動作を
示すタイムチャートである。
【0069】今、測光用受光素子15c,15dが光電
変換した光電流を、それぞれIP1,IP2とする。
【0070】図13中(A)で示した時点では、入力端
子GA,GB,BIAS1,BIAS2からの入力信号は
全てローレベル(L)となっている。
【0071】このとき、スイッチSW6〜SW8がオン
になるとともに、スイッチSW9,SW10がオフにな
り、サンプルホールド部に設けられたデータ保持用のコ
ンデンサC1〜C3の電荷がリセットされる。
【0072】次に、図13中(B)で示した時点で入力
端子GA,GB,BIAS1からの入力信号をハイレベル
(H)にすると、スイッチSW6〜SW8がオフになっ
て、コンデンサC1〜C3に電荷が蓄積されるのを待機す
る状態になるとともに、スイッチSW1,SW2がオン
になり、測光用受光素子15c,15dはオペアンプO
P1の非反転入力部にそれぞれ接続される。
【0073】こうして、それぞれの測光用受光素子15
c,15dが光電変換した光電流(IP1+IP2)は、こ
の対数圧縮部において対数圧縮される。
【0074】上記スイッチSW1,SW2をオンすると
同時にスイッチSW3もオンになり、この対数圧縮電圧
をサンプルホールド部のコンデンサC1に蓄える。
【0075】ここでオペアンプOP2の出力端における
電圧VAは以下のようになる。 VA=Vref+2VTLN((IP1+IP2)/IS) ここに、Vrefは基準電圧、VTはサーマルボルテージ
(kT/q)、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、q
は電子の電荷、ISは順方向飽和電流である。
【0076】また、スイッチSW9がオンになることに
より、オペアンプOP7,OP9に電源電圧Vccが接続
される。
【0077】そして、オペアンプOP5の出力端におけ
る電圧VDは、次のようになる。 VD=2Vref+2VTLN(Iref/IS) ここに、Irefは順方向飽和電流をキャンセルするため
の基準電流である。
【0078】オペアンプOP7で減算回路を構成するこ
とにより、出力電圧VEは、以下のようになり、順方向
飽和電流ISをキャンセルしたことになる。 VE=Vref+2VTLN(Iref/(IP1+IP2))
【0079】よってオペアンプOP9の出力端における
電圧VOUT1は次のようになる。 VOUT1=(1+R5/R6)VE =(1+R5/R6)(Vref+2VTLN(Iref/(IP1+IP2)))
【0080】同様に、図13中(C)で示した時点で入
力端子GBからの入力信号をローレベル(L)にする
と、スイッチSW1はオン、スイッチSW2はオフにな
り、測光用受光素子15cからの光電流IP1のみを対数
圧縮部で対数圧縮する。
【0081】上記スイッチSW1がオンしてスイッチS
W2がオフすると同時に、スイッチSW4もオンにな
り、この対数圧縮電圧をサンプルホールド部のコンデン
サC2に蓄える。
【0082】ここで、オペアンプOP3の出力端におけ
る電圧VBは以下のようになる。 VB=Vref+2VTLN(IP1/IS)
【0083】図13中(D)で示した時点で入力端子G
Aからの入力信号をローレベル(L)に、入力端子GBか
らの入力信号をハイレベル(H)にすると、スイッチS
W1はオフ、スイッチSW2はオンになり、測光用受光
素子15dからの光電流IP2のみを対数圧縮部で対数圧
縮する。
【0084】上記スイッチSW1がオフしてスイッチS
W2がオンになると同時に、スイッチSW5もオンにな
り、この対数圧縮電圧をサンプルホールド部のコンデン
サC3に蓄える。
【0085】ここで、オペアンプOP4の出力端におけ
る電圧VCは以下のようになる。 VC=Vref+2VTLN(IP2/IS)
【0086】図13中(E)で示した時点で入力端子G
Bからの入力信号をローレベル(L)に、入力端子BI
AS2からの入力信号をハイレベル(H)にすると、ス
イッチSW10がオンになって、オペアンプOP6,O
P8,OP10に電源が接続される。
【0087】なお、この(E)で示した時点以前では、
オペアンプOP6,OP8,OP10の帰還未接続によ
る影響を防ぐために、これらのオペアンプOP6,OP
8,OP10の電源をオフにするようにしている。
【0088】ここで、オペアンプOP6で加算回路を、
オペアンプOP8で減算回路を構成することにより、こ
れらオペアンプOP6,OP8の出力端における電圧V
F,VGは、それぞれ以下のようになる。 VF=2Vref+2VTLN(IP1/IS) VG=Vref+2VTLN(IP1/IP2)
【0089】よって、オペアンプOP10の出力端にお
ける電圧VOUT2は以下のようになる。 VOUT2=(1+R16/R17)VG =(1+R16/R17)(Vref+2VTLN(IP1/IP2))
【0090】こうして上述のような回路を構成すること
により、測光用受光素子15c,15dのそれぞれの出
力信号IP1,IP2の和と比を求めることができる。
【0091】図14は出力信号の和を求めたときの分光
感度を示す線図、図15はVOUT1端子の出力電圧と被写
体照度の関係を示す線図である。
【0092】図14から、出力信号の和を求めたときの
分光感度は、可視光領域(波長380nm〜780nm
付近)の光を検出していることがわかる。
【0093】このような測光用受光素子15c,15d
からの光電流の和を求めて、対数圧縮および増幅して得
た出力電圧VOUT1は、被写体照度と図15に示すような
略線形の関係があるために、可視光領域の測光を行うこ
とが可能となる。
【0094】図16はVOUT2端子の出力電圧と色温度の
関係を示す線図である。
【0095】上述のような測光用受光素子15c,15
dからの光電流を対数圧縮して、その比を求めて増幅し
て得た出力電圧VOUT2は、色温度と図16に示すような
関係があるために、該色温度を検出することが可能とな
る。
【0096】そして、この求めた色温度に関する情報
を、カメラ内に設けられた磁気記録ヘッド8を用いて磁
気記録可能なフィルム6に磁気記録することにより、そ
の磁気情報に基づいて、例えばプリント時にカラーバラ
ンス等を良好に調整することができる。
【0097】このような実施例によれば、焦点検出光学
系と測光および色温度検出光学系を一つのモジュールと
して構成し、撮影レンズの異なる領域からの被写体光を
焦点検出用と測光用および色温度検出用にそれぞれの受
光素子上に導くように構成したために、焦点検出領域と
測光領域を互いに干渉することなく存在させることがで
き、さらにハーフミラー等を用いないために光量が減ず
ることはないので、性能を低下させることなく、安価で
コンパクトな焦点検出、測光および色温度検出を行う検
出装置とすることができる。
【0098】そして、撮影画面の中央に、焦点検出光学
系、測光および色温度検出光学系を巧みに配置したため
に、該中央部の光束がけられることはなく、主要被写体
に対するスポット測光も容易に行うことができる。
【0099】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施態様によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0100】(1) 撮影レンズの焦点状態を検出する
ための一対の焦点検出手段と、撮影レンズの第1領域を
透過した被写体光束を上記一対の焦点検出手段に結像さ
せる焦点検出光学系と、ピークが略青色の分光感度を有
していて、上記測光値および色温度に関する第1の情報
を出力する第1の測光手段と、ピークが略赤色の分光感
度を有していて、上記測光値および色温度に関する第2
の情報を出力する第2の測光手段と、撮影レンズの第2
領域を透過した被写体光束を上記第1および第2の測光
手段に結像させる測光光学系と、を具備し、上記焦点検
出手段によって検出された焦点ずれ量、上記第1および
第2の情報に基づく測光値、または色温度の内の少なく
とも1つを出力可能としたことを特徴とする検出装置。
【0101】(2) 上記一対の焦点検出手段および上
記第1および第2の測光手段は、同一の半導体基板上に
配置されていることを特徴とする付記1に記載の検出装
置。
【0102】(3) 上記一対の焦点検出手段、上記第
1および第2の測光手段、上記焦点検出光学系および上
記測光光学系は、同一のモジュール内に配置されている
ことを特徴とする付記1に記載の検出装置。
【0103】(4) 撮影レンズの焦点状態を検出する
ための一対の焦点検出手段と、撮影レンズの第1領域を
透過した被写体光束を上記一対の焦点検出手段に結像さ
せる焦点検出光学系と、測光値および色温度に関する第
1の情報を出力する第1の測光手段と、測光値および色
温度に関する第2の情報を出力する第2の測光手段と、
撮影レンズの第2領域を透過した被写体光束を上記第1
および第2の測光手段に結像させる測光光学系と、上記
測光光学系内の上記第1の測光手段前方に設けられてい
て、上記測光値および色温度に関する第1の光束を透過
させる第1のフィルタと、上記測光光学系内の上記第2
の測光手段前方に設けられていて、上記測光値および色
温度に関する第2の光束を透過させる第2のフィルタ
と、上記第1および第2の測光手段からの出力に基づい
て、測光値および色温度を演算する第1の演算手段と、
上記焦点検出手段からの出力に基づいて、焦点ずれ量を
演算する第2の演算手段と、を具備したことを特徴とす
る検出装置。
【0104】(5) 上記一対の焦点検出手段、上記第
1および第2の測光手段、第1および第2のフィルタ、
上記焦点検出光学系、上記測光光学系、および上記第2
の演算手段は、同一のモジュール内に配置されているこ
とを特徴とする付記4に記載の検出装置。
【0105】(6) 上記第1の演算手段は、上記第1
および第2の測光手段からの出力の和を求めることによ
って測光値を演算し、該出力の比を求めることによって
色温度を演算することを特徴とする付記5に記載の検出
装置。
【0106】(7) 測光値および色温度に関する第1
の情報を出力する第1の測光手段と、測光値および色温
度に関する第2の情報を出力する第2の測光手段と、撮
影レンズの第1の領域を透過した被写体光束を上記第1
の測光手段に結像させる第1の測光光学系と、撮影レン
ズの第2の領域を透過した被写体光束を上記第2の測光
手段に結像させる第2の測光光学系と、上記第1および
第2の測光手段からの上記第1および第2の情報に基づ
いて、測光値および色温度を演算する演算手段と、を具
備したことを特徴とするカメラの測光値および色温度検
出装置。
【0107】(8) 測光値および色温度に関する第1
の情報を出力する第1の測光手段と、測光値および色温
度に関する第2の情報を出力する第2の測光手段と、撮
影レンズの第1の領域を透過した被写体光束を上記第1
の測光手段に結像させる第1の測光光学系と、撮影レン
ズの第2の領域を透過した被写体光束を上記第2の測光
手段に結像させる第2の測光光学系と、上記第1または
第2の測光光学系内に各々設けられていて、上記測光値
および色温度に関する第1または第2の光束を透過させ
る第1部分および第2部分を単独または連結して有する
フィルタ手段と、上記第1および第2の測光手段からの
上記第1および第2の情報に基づいて、測光値および色
温度を演算する演算手段と、を具備したことを特徴とす
るカメラの測光値および色温度検出装置。
【0108】(9) 上記フィルタ手段の第1の部分は
ピークが略青色の分光感度を有し、第2部分はピークが
略赤色の分光感度を有していることを特徴とする付記8
に記載のカメラの測光値および色温度検出装置。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
温度計の設置スペースを必要とせず、小型で簡単な構成
の検出装置を提供することができる。また、各再結像レ
ンズにより被写体光を一対の焦点検出手段及び各測光手
段にそれぞれ導くように構成したので、焦点検出領域と
測光領域を互いに干渉することなく存在させることがで
きる。さらに、撮影画面の中央部に焦点検出用再結像レ
ンズ、測光用再結像レンズを巧みに配置したので、該中
央部の光束がけられることはなく、主要被写体に対する
スポット測光も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一眼レフレックスカメラを
示す光軸に沿った縦断面図。
【図2】上記実施例の焦点検出および測光および色温度
検出を行う検出装置を光軸に沿って引き伸ばして示した
分解斜視図。
【図3】上記実施例の絞りを示す正面図。
【図4】上記実施例の再結像レンズを示す正面図。
【図5】上記実施例のセンサ基板の受光部側の面を示す
正面図。
【図6】上記実施例の光学フィルタの構成を示す正面
図。
【図7】上記実施例の光学フィルタを構成する各フィル
タの分光特性を示す線図。
【図8】上記実施例の測光用受光素子の分光感度特性を
示す線図。
【図9】上記実施例の光学フィルタを光路前方に挿入し
たときの測光用受光素子の分光感度特性を示す線図。
【図10】上記図2に示したものと光学的に等価な検出
装置を光軸に沿って引き伸ばして示した分解斜視図。
【図11】上記実施例の検出装置の測光部および色温度
検出部の電気的な構成を示すブロック図。
【図12】上記実施例のスイッチSW1〜SW10の真
理値を示す図。
【図13】上記実施例の測光および色温度検出の動作を
示すタイムチャート。
【図14】上記実施例の測光用受光素子の出力信号の和
を求めたときの分光感度を示す線図。
【図15】上記実施例のVOUT1端子の出力電圧と被写体
照度の関係を示す線図。
【図16】上記実施例のVOUT2端子の出力電圧と色温度
の関係を示す線図。
【符号の説明】
1…カメラボディ 2…撮影レンズ 3…メインミラー 4…サブミラー 5…検出装置 6…フィルム 7…フォーカルプレーンシャッタ 8…磁気記録ヘッド 9…支持体 10…視野絞り 11…光学フィルタ 11a…赤外光カットフィルタ 11b…青色光透過バンドパスフィルタ 11c…赤色光透過バンドパスフィルタ 12…コンデンサレンズ 13…絞り 14…再結像レンズ 14a,14b…焦点検出用再結像レンズ部 14c,14d…測光用再結像レンズ部 15…センサ基板 15a,15b…焦点検出用受光素子 15c,15d…測光用受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島崎 泰成 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 後藤 尚志 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−289514(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 5/00 - 5/62 G02B 7/34 G03B 13/36

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の分光感度を有していて、測光値に
    関する第1の情報を出力する第1の測光手段と、 第2の分光感度を有していて、測光値に関する第2の情
    報を出力する第2の測光手段と、 被写体光束を上記第1及び第2の測光手段に結像させる
    測光光学系と、 上記第1及び第2の情報に基づく測光値を出力する出力
    手段と、 を具備し、 上記出力手段は、上記第1及び第2の情報に基づいて色
    温度を検出し、この色温度を出力可能としたことを特徴
    とする 検出装置。
  2. 【請求項2】 上記出力手段は、上記第1及び第2の測
    光手段からの出力の和を求めることによって測光値を出
    力し、また、該出力の比を求めることによって色温度を
    出力することを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 【請求項3】 撮影レンズの焦点状態を検出するための
    一対の焦点検出手段と、 被写体光束を上記一対の焦点検出手段に結像させる焦点
    検出光学系と、 を具備し、 上記焦点検出光学系及び上記測光光学系は、撮影レンズ
    を透過した被写体光束を、上記一対の焦点検出手段並び
    に上記第1及び第2の測光手段にそれぞれ再結像させる
    各再結像レンズを有することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の検出装置。
  4. 【請求項4】 上記焦点検出用再結像レンズは、一対で
    構成され、 上記測光用再結像レンズは、一対で構成され、上記一対
    の焦点検出用再結像レンズに略直交する方向に配置され
    たことを特徴とする請求項3に記載の検出装置。
  5. 【請求項5】 上記一対の焦点検出手段並びに上記第1
    及び第2の測光手段は共に同一基板上に設けられ、 上記一対の焦点検出手段は、上記一対の焦点検出用再結
    像レンズに対応するように配置され、 上記第1及び第2の測光手段は、上記一対の測光用再結
    像レンズに対応するように配置されたことを特徴とする
    請求項4に記載の検出装置。
  6. 【請求項6】 上記一対の焦点検出手段並びに上記第1
    及び第2の測光手段の前方に設けられた光学フィルタを
    備え、 上記光学フィルタは、 上記第1の測光手段前方に配設され、上記測光値及び色
    温度に関する第1の光束を透過させる第1のフィルタ
    と、 上記第2の測光手段前方に配設され、上記測光値及び色
    温度に関する第2の光束を透過させる第2のフィルタ
    と、 上記一対の焦点検出手段前方に配設され、上記焦点検出
    に関する第3の光束を透過させる第3のフィルタと、 で構成され、 上記第3のフィルタは上記第1のフィルタと上記第2の
    フィルタとの間に挟設されることを特徴とする請求項
    3,4または5に記載の検出装置。
  7. 【請求項7】 撮影レンズの焦点状態を検出するための
    一対の焦点検出手段と、 上記撮影レンズの第1の領域を透過した被写体光束を上
    記一対の焦点検出手段に再結像させる焦点検出用再結像
    レンズと、 第1の分光感度を有していて、測光値及び色温度に関す
    る第1の情報を出力する第1の測光手段と、 第2の分光感度を有していて、測光値及び色温度に関す
    る第2の情報を出力する第2の測光手段と、 上記撮影レンズの第2の領域を透過した被写体光束を上
    記第1及び第2の測光手段に再結像させる測光用再結像
    レンズと、 を具備し、 上記焦点検出手段によって検出された焦点ずれ量、上記
    第1及び第2の情報に基づく測光値または色温度のうち
    少なくとも一つを出力可能としたことを特徴とする検出
    装置。
  8. 【請求項8】 上記焦点検出用再結像レンズ及び上記測
    光用再結像レンズは、 撮影画面の中央部の光束をそれぞ
    れ再結像させるよう配置され、一体に形成されることを
    特徴とする請求項7に記載の検出装置。
  9. 【請求項9】 上記焦点検出用再結像レンズは、一対で
    構成され、 上記測光用再結像レンズは、一対で構成され、上記一対
    の焦点検出用再結像レンズに略直交する方向に配置され
    たことを特徴とする請求項8に記載の検出装置。
  10. 【請求項10】 上記一対の焦点検出手段並びに上記第
    1及び第2の測光手段は共に同一基板上に設けられ、 上記一対の焦点検出手段は、上記一対の焦点検出用再結
    像レンズに対応するように配置され、 上記第1及び第2の測光手段は、上記一対の測光用再結
    像レンズに対応するように配置されたことを特徴とする
    請求項9に記載の検出装置。
  11. 【請求項11】 上記一対の焦点検出手段並びに上記第
    1及び第2の測光手段の前方に設けられた光学フィルタ
    を備え、 上記光学フィルタは、 上記第1の測光手段前方に配設され、上記測光値及び色
    温度に関する第1の光束を透過させる第1のフィルタ
    と、 上記第2の測光手段前方に配設され、上記測光値及び色
    温度に関する第2の光束を透過させる第2のフィルタ
    と、 上記一対の焦点検出手段前方に配設され、上記焦点検出
    に関する第3の光束を透過させる第3のフィルタと、 で構成され、 上記第3のフィルタは上記第1のフィルタと上記第2の
    フィルタとの間に挟設されることを特徴とする請求項
    7,8,9または10に記載の検出装置。
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