JP2003222791A - 測光測距用固体撮像装置及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents
測光測距用固体撮像装置及びそれを用いた撮像装置Info
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Abstract
を並列駆動すると、動作時の消費電流が大きくなり、コ
ンパクトカメラに搭載した場合、電池寿命が短くなる。 【解決手段】 複数の測光回路、複数の測距回路はそれ
ぞれ電流を遮断する回路を有し、この電流遮断回路を制
御することにより複数の測光回路、複数の測距回路の動
作、非動作を制御する。また、測距回路の動作、非動作
に応じてAGC回路の動作、非動作を制御する。従っ
て、使用するズーム領域に応じて使用する測光回路、測
距回路のみを動作状態とし、他の回路は非動作状態とす
ることで、消費電力を低減できる。
Description
像装置に関し、特に、レンズシャッタコンパクトカメラ
に好適な測光測距用固体撮像装置及びそれを用いた撮像
装置に関するものである。
れる多点測距用オートフォーカスセンサ回路の一例を示
すブロック図である。このオートフォーカスセンサは本
願発明者等が映像情報メディア学会技術報告Vol.25,No2
8,PP.1〜6,Mar.2001で発表したものである。同図におい
て、900は半導体チップ(半導体基板)、901はA
Fセンサ回路ブロック、902はアナログ回路ブロッ
ク、903はディジタル回路ブロックである。
ロス測距)を可能とするため、AF回路ブロック901
は8つのリニアセンサ回路1A(1B)〜8A(8B)
で構成されている。アナログ回路ブロック902は各リ
ニアセンサ回路の蓄積時間を制御するためのAGC回路
1〜8、AFセンサ回路ブロック902からの信号を増
幅出力する信号増幅回路902A、基準電位を発生する
バンドギャップ回路(基準電位発生回路)902B、セ
ンサ回路とアナログ回路で必要とする電圧を発生する中
間電位発生回路902Cで構成されている。
との通信を行うための入出力通信回路(I/O)、セン
サの駆動パルスを発生するためのタイミングジェネレー
タ回路(T/G)、各種アナログ信号を選択するための
マルチプレクサ回路(MPX)から成っている。一眼レ
フカメラは高速オートフォーカスが要求されるため、A
Fセンサにおいては8つのリニアセンサ回路とAGC回
路を並列駆動することにより高速動作を実現している。
来のオートフォーカスセンサでは、各回路を同時に駆動
することにより動作時の消費電流が大きくなってしま
う。一眼レフカメラにおいては電流容量の大きい電池を
搭載できるため余り問題とならないが、電流容量の小さ
い電池しか搭載できないコンパクトカメラではカメラの
電池寿命が著しく短くなってしまうという問題があっ
た。
Fは、一眼レフカメラのTTL方式とは異なり、外測方
式のAEとAFになるため、使用する撮影レンズのズー
ム領域によっては不必要なAF回路が動作してしまう
(撮影領域外にAFセンサの測距点が位置してしまう)
という問題があった。
たもので、その目的は、消費電力が小さく、外測式のA
EとAFにおいて最適な測距点と測光エリアを選択可能
な測光測距用固体撮像装置及びそれを用いた撮像装置を
提供することにある。
成するため、測距を行うために用いられる測距回路と、
測光を行うために用いられる測光回路とを有する測光測
距用固体撮像装置において、前記測距回路と前記測光回
路とを独立的にバイアス制御する制御回路を有すること
を特徴とする。
路と、測光を行うために用いられる測光回路とが同一半
導体基板上に設けられた測光測距用固体撮像装置におい
て、前記測距回路と前記測光回路とを独立的にバイアス
制御する制御回路を有することを特徴とする。
路と、前記測距回路の蓄積時間を制御する蓄積時間制御
回路と、測光を行うために用いられる測光回路とを有す
る測光測距用固体撮像装置において、前記測距回路、前
記蓄積時間制御回路、前記測光回路を独立的にバイアス
制御する制御回路を有することを特徴とする。
路と、前記測距回路の蓄積時間を制御する蓄積時間制御
回路と、測光を行うために用いられる測光回路とが同一
半導体基板上に設けられた測光測距用固体撮像装置にお
いて、前記測距回路、前記蓄積時間制御回路、前記測光
回路を独立的にバイアス制御する制御回路を有すること
を特徴とする。
することができ、例えば、コンパクトカメラに好適に使
用することが可能となる。
て図面を参照して詳細に説明する。
距用固体撮像装置の第1の実施形態の構成を示すブロッ
ク図、図2は第1実施形態の固体撮像装置の平面レイア
ウト図である。本実施形態の測光測距用固体撮像装置
は、測距機能以外に測光機能も搭載されている。図中1
00は半導体チップ(半導体基板)、101はAF回路
ブロック、103はAEセンサフォトダイオード領域、
104はAE回路ブロック、105はアナログ回路ブロ
ック、106はディジタル回路ブロックである。各ブロ
ックは半導体チップ100上に集積化されている。
アセンサ回路102で構成されている。これは、図1に
示すように水平リニアセンサL1A、L1Bを1組と
し、以下同様にL2AとL2B、L3AとL3B、L4
AとL4B、L5Aとl5B、L6AとL6B、L7A
とL7Bをそれぞれ1組として7組の水平リニアセンサ
から構成されている。
に略長方形状の半導体チップ100の両側に配置され、
図1の1つの水平リニアセンサが図2の1つのAFセン
サ回路102に対応している。即ち、図1の水平リニア
センサL1A〜L7Aがそれぞれ図2における左側の7
つのAFセンサ回路102に対応し、図1の水平リニア
センサL1B〜L7Bがそれぞれ図2における右側の7
つのAFセンサ102に対応している。各々のAFセン
サ回路102はフォトダイオードを含み、図2の左右に
おけるA1〜A7はこのフォトダイオードである。
AE回路ブロック104は図1では1つのブロックとし
て示しているが、AEセンサフォトダイオード領域10
3は図2に示すように半導体チップ100の中央部に配
置され、AE回路ブロック104はその隣に配置されて
いる。AEセンサフォトダイオード領域103は図2に
示すように16領域に分割されており、7個のスポット
測光用フォトダイオードS1〜S7、4個の広角測光用
フォトダイオードW1〜W4、4個の標準測光用フォト
ダイオードM1〜M4、1個の望遠測光用フォトダイオ
ードTで構成されている。
示すようにAE回路S1〜S7、AE回路W1〜W4、
AE回路M1〜M4、AE回路Tを含んでおり、これら
はいずれも電流電圧対数変換型のAE回路である。ま
た、これらのAE回路のうちAE回路S1〜S7は図2
のAEセンサフォトダイオード領域103のフォトダイ
オードS1〜S7にそれぞれ対応し、AE回路W1〜W
4はフォトダイオードW1〜W4にそれぞれ対応し、A
E回路M1〜M4はフォトダイオードM1〜M4にそれ
ぞれ対応し、AE回路TはフォトダイオードTに対応し
ている。また、AE回路ブロック104はIs(ダイオ
ード逆方向電流)補償回路104a、信号増幅回路10
4bを含んでいる。
ようにAEセンサフォトダイオード領域103の隣に配
置され、各々のAFセンサ回路102の蓄積時間を制御
するためのAGC回路1〜7、基準電位を発生するバン
ドギャップ回路(基準電位発生回路)105a、中間電
位を発生するための中間電位発生回路105b、AFリ
ニアセンサからの出力を増幅するための信号増幅回路1
05cから構成されている。
すようにアナログ回路ブロック105の隣に配置され、
マイコン(図示せず)との通信を行うための入出力通信
回路(I/O)、AF回路、AE回路、AGC回路の駆
動パルスを発生するためのタイミングジェネレータ回路
(T/G)、各種アナログ信号を選択するためのマルチ
プレクサ回路(MPX)で構成されている。各AF回
路、AE回路、AGC回路は、詳しく後述するようにマ
イコンの制御に基づいてT/G回路からの制御信号によ
り動作、非動作が制御される。
的な回路図を示す。同図において、1は光電変換を行う
PN接合フォトダイオード、2はPN接合フォトダイオ
ードの電位をVRESにリセットするリセット用MOSトラン
ジスタ、3はPN接合フォトダイオードで発生した電荷
を増幅するための差動増幅回路、4は差動増幅回路4の
出力電圧をメモリするためのMOS容量、5はメモリスイ
ッチ用MOSトランジスタ、6はMOS容量4に保持された電
荷の増幅読み出しを行うためのソースフォロワ回路であ
る。ここで、ソースフォロワ回路6の出力を差動増幅回
路3にフィードバックをかけることにより、出力電圧の
オフセットバラツキとゲイン低下を抑えることが可能と
なる。
力するためのMOSスイッチであり、6と7でクランプ回
路を構成している。9〜12はスイッチ用MOSトランジ
スタ、13は最小値検出用差動増幅器(最小値検出回
路)、14は最大値検出用差動増幅器(最大値検出回
路)であり、それぞれの差動増幅器は電圧フォロワ回路
を構成している。15は最小値出力用MOSスイッチ、1
6は最大値出力用MOSスイッチ、17はORゲート、1
8、19は定電流用MOSトランジスタ、20は走査回路
である。最小値検出回路14には最終段がNMOSのソース
フォロワ回路、最大値検出回路15には最終段がPMOSの
ソースフォロワ回路が用いられている。21は画素から
のAF信号が出力される共通出力線である。
と最小値検出回路15の前段にフィードバック型のノイ
ズクランプ回路を設けることにより、フォトダイオード
で発生するリセットノイズと、センサアンプ、最大値検
出回路、最小値検出回路で発生するFPNの除去が可能と
なっている。
ある電圧フォロワ回路が画素毎に設けられ、最大値出力
時には各電圧フォロワの出力段の定電流源をオフにし
て、定電流源に接続された出力線に共通接続することに
より、映像信号の最小値を得ることができる。また、A
F像信号出力時には、各電圧フォロワの出力段の定電流
源をオンにして、各電圧フォロワ回路を順次出力線に接
続することにより、シリアルな映像信号を得ることがで
きる。この動作により、最大値検出回路とAF像信号出
力回路が兼用となるため、チップの小型化が可能とな
る。
動増幅回路、ソースフォロワ回路、最大値検出回路の差
動増幅回路、最小値検出回路の差動増幅回路の具体的な
回路図を示す。図4(a)は画素部の差動増幅回路(図
3の差動増幅回路3に対応)、図4(b)はソースフォ
ロワ回路6、図4(c)は最小値検出回路13、図4
(d)は最大値検出回路14の回路である。
体的な回路を示している。いずれの回路もMOSトラン
ジスタが用いられ、図4(a)〜(d)の各回路のうち
41〜46は定電流源となるMOSトランジスタである。
本実施形態では、AFセンサ回路の動作時には、このMO
Sトランジスタを線形領域で動作させる信号をゲートに
印加することで定電流源として使用する。また、AF回
路の非動作時にはこのMOSトランジスタがカットオフす
る信号をゲートに印加することでバイアス電流をオフす
る。
号はマイコンからの通信によりT/G回路で生成され、
図1に示す制御信号AFON1〜AFON7と制御信号AF2ON1〜AF
2ON7がそれぞれ対応するAF回路に供給される。AF回
路を動作状態とする場合は、前述のように定電流源を構
成するMOSトランジスタ41〜46のゲートにそれを線
形領域で動作させる制御信号(中間レベル信号)を印加
することで動作状態とする。
そのMOSトランジスタ41〜46のゲートにそれをカ
ットオフする制御信号(AFON1〜7の場合はVDDレベル
(電源レベル信号)、AF2ON1〜7の場合はGND
レベル信号)を印加することで非動作状態とする。な
お、制御信号AF2ON1〜AF2ON7は図4(a)
〜(d)のすべての回路に供給され、制御信号AF2O
N1〜AF2ON7は図4(c)の回路だけに供給され
る。
ードを含む)の具体例を示す。これは、図1のAE回路
S1〜S7を含む全てのAE回路に対応している。図中
500はPN接合フォトダイオード、501は対数圧縮
を行うための非線形素子であるPN接合ダイオード、5
02はCMOS構成の差動増幅回路である。また、図5には
差動増幅回路502の具体的な回路を併せて示してい
る。差動増幅回路502はMOSトランジスタを用いて構
成され、そのうち47、48は定電流源となるPMOSトラ
ンジスタである。
することにより、AE回路の動作、非動作が制御され
る。具体的には、図1に示すようにマイコンの制御に基
づいてT/G回路から制御信号AEON1〜7、AEO
NT、AEONW、AEONMがそれぞれ対応するAE
回路に供給される。制御信号AEON1〜7はAE回路
S1〜S7にそれぞれ対応し、制御信号AEONTはA
E回路Tに対応し、制御信号AEONWは4つのAE回
路W1〜W4に対応し、制御信号AEONMは4つのA
E回路M1〜M4に対応している。
ランジスタ47、48のゲートにVDDレベル(電源レベ
ル)の制御信号を印加することでMOSトランジスタ4
7、48をオフし、差動増幅回路502のバイアス電流
をオフすることでAE回路を非動作とする。また、AE
回路の動作時には、MOSトランジスタ47、48を線形
領域で動作させる制御信号(中間レベル信号)をそのゲ
ートに印加することでAE回路を動作状態とする。
を示す。図中61は電圧バッファ回路、62はコンパレ
ータ回路である。AGC回路は図1に示すようにAF回
路ブロック101のAF回路102に対応して設けら
れ、水平リニアセンサL1AとL1Bの組〜L7AとL
7Bの組にそれぞれ対応してAGC回路1〜7が設けら
れている。
回路からの最大値信号を電圧バッファ回路61でインピ
ーダンス変換した後、コンパレータ回路62で比較電圧
VBBとの比較を行う。そして、AF回路からの最大値
信号がVBBを超えたところでコンパレータ回路62の
出力が反転し、AF回路内のフォトダイオードの蓄積を
終了する。
(c)はコンパレータ回路62の具体的な回路を示す。
63、64は電圧バッファ回路61の定電流用MOSト
ランジスタ、65はコンパレータ回路62の定電流用M
OSトランジスタである。AGC回路はT/G回路から
の制御信号AGCON1〜AGCON7により動作、非
動作が制御され、図1に示すように制御信号AGCON
1〜AGCON7はAGC回路1〜7にそれぞれ対応し
ている。
ランジスタ63〜65のゲートにT/G回路から中間レ
ベルの制御信号を印加することで定電流源として動作さ
せる。一方、AGC回路の非動作時には、定電流用MOS
トランジスタ63〜65のゲートにT/G回路からVD
Dレベル(電源レベル)の制御信号を印加することで電
流オフ状態とする。AGC回路の動作、非動作はAF回
路の動作、非動作に対応して制御され、動作するAF回
路に対応するAGC回路のみを動作させて消費電流を低
減している。
により、AF回路とAE回路とを独立的にバイアス制御
する。また、制御回路であるT/G回路により、AF回
路、AE回路及びAGC回路を独立的にバイアス制御す
る。
角域、標準域、望遠域)と動作するAFセンサ回路とA
Eセンサ回路の関係について説明する。表1はズーム領
域と動作するAFセンサ回路との関係、表2はズーム領
域と動作するAEセンサ回路との関係を示す。また、図
7はズーム領域と動作するAFセンサ、AEセンサとの
関係を示す。図7(1)は広角域撮影、図7(2)は標
準域撮影、図7(3)は望遠域撮影時に動作するセンサ
を示す。なお、表1、表2において○の回路がバイアス
オンとなる回路、図7において斜線で示すフォトダイオ
ード領域がバイアスオンとなる回路である。
示すように全てのAEセンサ(S1〜S7、W1〜W
4、M1〜M4、Tの16点)を動作させて測光を行
い、表1に示すように全てのAFセンサ(L1〜L7の
7点)を動作させて測距を行う。但し、AFセンサL1
〜L7とは図1に示す水平リニアセンサL1AとL1B
〜水平リニアセンサL7AとL7Bの各組をいう。
6、M1〜M4、TのAEセンサ(10領域)とL2〜
L6のAFセンサ(5点)のみを動作させて測光と測距を
行う。その他のAFセンサとAEセンサは非動作状態と
する。なお、AFセンサL2〜L6は図1に示す水平リ
ニアセンサL2AとL2B〜水平リニアセンサL6Aと
L6Bの各組をいう。
5、TのAEセンサ(4領域)とL3〜L5のAFセン
サ(3点)のみを動作させて測光と測距を行う。その他
のAFセンサとAEセンサは非動作状態とする。また、
同様にAFセンサL3〜L5は図1に示す水平リニアセ
ンサL3AとL3B〜水平リニアセンサL5AとL5B
の各組をいう。これは、以下の実施形態でも同様であ
る。
選択は、図4で説明したようにマイコンの制御に基づい
てT/G回路からの制御信号により行う。例えば、広角
域撮影の場合は、全てのAFセンサ回路に対し定電流源
を構成するMOSトランジスタを線形動作させる信号(中
間レベル信号)を印加することにより、すべてのAF回
路を動作させて測距を行う。
ようにT/G回路からの制御信号により行う。例えば、
広角域撮影の場合は、前述のように全てのAE回路に対
し定電流源を構成するMOSトランジスタを線形動作さ
せる制御信号(中間レベル信号)を印加することですべ
てのAE回路を動作させて測光を行う。また、図6で説
明したようにT/G回路からの制御信号により、動作す
るAF回路に対応するAGC回路のみ動作させ、非動作
のAF回路に対応するAGC回路は非動作としてAGC
回路の選択を行う。広角域撮影の場合は、すべてのAF
回路は動作するのですべてのAGC回路を動作させる。
るAF回路とAE回路の中で必要となるAF回路とAE
回路のみ動作状態とし、その他のAF回路とAE回路は
定電流源をオフにして非動作状態にすることにより、大
幅に消費電流を低減することができる。また、消費電流
を低減できるためコンパクトカメラに搭載可能となり、
低消費電力のオートフォーカス用固体撮像装置を実現で
きる。なお、本発明はCMOSセンサのみならず、例えば、
CCD、BASIS、SIT、CMD、AMI等の場合にも応用可能であ
る。
距用固体撮像装置の第2の実施形態を示す図、図9はそ
の平面レイアウト図である。本実施形態では、AEセン
サの分割数を第1の実施形態よりも少なくしている。即
ち、AEセンサは全体測光用AE回路Wと7つのスポッ
ト測光用AE回路S1〜S7により構成されている。図
9に示すAEセンサフォトダイオード領域103におけ
るWは全体測光用AE回路Wのフォトダイオードに対応
し、S1〜S7はスポット測光用AE回路S1〜S7の
フォトダイオードにそれぞれ対応している。その他の構
成は図1の第1の実施形態と同様である。
のズーム領域(広角域、標準域、望遠域)と動作するA
FセンサとAEセンサとの関係を示す。
(8領域)とAFセンサ(7点)を動作させて測光と測
距を行う。標準域撮影ではS2〜S6、WのAEセンサ
(6領域)とL2〜L6のAFセンサ(5点)のみを動
作させて測光と測距を行う。望遠域撮影ではS3〜S
5、WのAEセンサ(4領域)とL3〜L5のAFセン
サ(3点)のみを動作させて測光と測距を行う。AFセ
ンサ、AEセンサの動作、非動作の選択は第1の実施形
態と同様にT/G回路からの制御信号により行う。ま
た、第1の実施形態と同様にAFセンサ回路の動作、非
動作に対応してAGC回路の選択動作を行う。
態と同様に複数あるAF回路とAE回路の中で必要とな
るAF回路とAE回路のみ動作状態とし、その他のAF
回路とAE回路の定電流源をオフにして非動作状態にす
ることで、大幅に消費電流を低減することができる。ま
た、AEセンサの数が少ない分、構成を簡単化できると
共に、更に消費電力を低減することができる。
実施形態について説明する。第3の実施形態は、第1の
実施形態に比べて撮影レンズのズーム領域(広角域、標
準域、望遠域)に対し、動作するAFセンサとAEセン
サが異なっている。装置の構成は第1の実施形態と同じ
である。表4はズーム領域と動作するAFセンサの関
係、表5はズーム領域と動作するAEセンサの関係を示
す。
のAFセンサが用いられ、S1、S4、S7及びW1〜
W4、M1〜M4、TのAEセンサが用いられる。標準
領域ではL2、L4、L6のAFセンサが用いられ、S
2、S4、S6、M1〜M4、TのAEセンサが用いら
れる。望遠領域ではL3〜L5のAFセンサが用いら
れ、S3〜S5、TのAEセンサが用いられる。AFセ
ンサ、AEセンサの動作、非動作の選択は第1の実施形
態と同様にT/G回路からの制御信号により行う。ま
た、第1の実施形態と同様にAFセンサ回路の動作、非
動作に対応してAGC回路の選択動作を行う。
サ回路の内の3ブロックだけ用いることで、常に3点測
距を行うことを特徴とする。それにより、広角撮影時の
測距点数は減るが、消費電流は第1の実施形態よりも低
減できる。また、AEセンサにおいても全て使用するの
ではなく、一部を使用しないことにより消費電流を低減
できる。従って、測距点数を余り必要としない普及機ク
ラスのコンパクトカメラに本実施形態を使用することに
より、電池寿命の長いコンパクトカメラを実現すること
ができる。
動作状態では、完全に電流をカットするもののほか、非
動作状態では、動作状態よりも少ない量の電流を供給す
る構成であってもよい。
施形態で説明した測光回路ブロック、測距回路ブロック
を有する固体撮像装置を用いた撮像装置について説明す
る。図10は第4の実施形態を説明するための固体撮像
素子をレンズシャッタディジタルコンパクトカメラ(撮
像装置)に用いた場合の一実施形態を示すブロック図で
ある。同図において、201はレンズのプロテクトとメ
インスイッチを兼ねるバリア、202は被写体の光学像
を固体撮像素子204に結像するレンズ、203はレン
ズ202を通った光量を可変するための絞り、204は
レンズ202で結像された被写体を画像信号として取り
込むための固体撮像素子である。
明した測光測距用固体撮像装置である。ここでは、例え
ば、図1の実施形態ものを用いるものとする。206は
固体撮像素子204や固体撮像装置205から出力され
る画像信号、測光信号、測距信号をアナログ−ディジタ
ル変換するA/D変換器、208はA/D変換器207
より出力された画像データに各種の補正やデータを圧縮
する信号処理部、209は固体撮像素子204、撮像信
号処理回路206、A/D変換器207、信号処理部2
08等に各種タイミング信号を出力するタイミング発生
部、210は各種演算とカメラ全体を制御する全体制御
・演算部、211は画像データを一時的に記憶するため
のメモリ部である。
出しを行うためのインターフェース部、213は画像デ
ータの記録または読み出しを行うための半導体メモリ等
の着脱可能な記録媒体、214は外部コンピュータ等と
通信するためのインターフェース部である。
ルコンパクトカメラの撮影時の動作について説明する。
バリア201がオープンされるとメイン電源がオンさ
れ、次にコントロール系の電源がオンし、更にA/D変
換器207等の撮像系回路の電源がオンされる。
ら出力された信号をもとに三角測距法により被写体まで
の距離の演算を全体制御・演算部210で行う。その
後、レンズ202の繰り出し量を算出し、レンズ202
を所定の位置まで駆動して合焦させる。
像装置205のAEセンサから出力された信号をA/D
変換器207で変換した後、信号処理部208に入力
し、そのデータを基に露出の演算を全体制御・演算部2
10で行う。この測光を行った結果により明るさを判断
し、その結果に応じて全体制御・演算部210は絞り2
03とシャッタスピードを調節する。
子204での本露光が始まる。露光が終了すると、固体
撮像素子204から出力された画像信号はA/D変換器
207でA−D変換され、信号処理部208を通り全体
制御・演算部210によりメモリ部211に書き込まれ
る。その後、メモリ部211に蓄積されたデータは全体
制御・演算部210の制御により記録媒体制御I/F部
212を通り着脱可能な記録媒体213に記録される。
また、外部I/F部214を通り直接コンピュータ等に
入力してもよい。なお、本発明の測光測距用固体撮像装
置はディジタルコンパクトカメラだけでなく、銀塩カメ
ラ等にも使用できる。また、一眼レフカメラに用いても
同様の効果が得られる。
数測距回路のうち必要とする測光回路と測距回路のみを
動作させて、必要としない測光回路と測距回路は非動作
とすることにより、消費電流を大幅に低減でき、低消費
電力の測光測距用固体撮像装置を実現することができ
る。また、測距回路の動作、非動作に応じて蓄積時間制
御回路の動作、非動作を制御することにより、更に消費
電流を低減することができる。
像装置はコンパクトカメラに好適に用いることができ、
多点測距が可能なオートフォーカスコンパクトカメラを
実現することができる。また、従来よりも電池寿命が長
い使い勝手の良いオートフォーカスコンパクトカメラを
実現することができる。
とする。
実施形態の構成を示すブロック図である。
る。
である。
作を説明する図である。
る。
るAE回路とAF回路の関係を説明する図である。
図である。
ある。
像装置の一実施形態を示すブロック図である。
を示す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 測距を行うために用いられる測距回路
と、測光を行うために用いられる測光回路とを有する測
光測距用固体撮像装置において、前記測距回路と前記測
光回路とを独立的にバイアス制御する制御回路を有する
ことを特徴とする測光測距用固体撮像装置。 - 【請求項2】 測距を行うために用いられる測距回路
と、測光を行うために用いられる測光回路とが同一半導
体基板上に設けられた測光測距用固体撮像装置におい
て、前記測距回路と前記測光回路とを独立的にバイアス
制御する制御回路を有することを特徴とする測光測距用
固体撮像装置。 - 【請求項3】 前記測距回路と前記測光回路は、各々電
流を遮断する回路を含み、前記制御回路は、前記電流遮
断回路を制御することを特徴とする請求項1、2に記載
の測光測距用固体撮像装置。 - 【請求項4】 前記制御回路は、撮影レンズのズーム領
域に応じて使用する測距回路と測光回路のみを動作させ
ることを特徴とする請求項1〜3に記載の測光測距用固
体撮像装置。 - 【請求項5】 前記測距回路と前記測光回路はそれぞれ
定電流回路を有し、前記制御回路は定電流回路のバイア
ス電流をオン、オフすることにより前記測距回路と測光
回路の動作、非動作を制御することを特徴とする請求項
1〜4に記載の測光測距用固体撮像装置。 - 【請求項6】 前記定電流回路は、MOSトランジスタに
よる回路によって構成され、動作時にはMOSトランジス
タが線形領域で動作する電圧をゲートに印加して定電流
源とし、非動作時にはMOSトランジスタがカットオフす
る電圧をゲートに印加して電流をオフすることを特徴と
する請求項5に記載の測光測距用固体撮像装置。 - 【請求項7】 前記定電流回路の動作と非動作を選択す
るための制御信号を生成するロジック回路を有すること
を特徴とする請求項5、6に記載の測光測距用固体撮像
装置。 - 【請求項8】 測距を行うために用いられる測距回路
と、前記測距回路の蓄積時間を制御する蓄積時間制御回
路と、測光を行うために用いられる測光回路とを有する
測光測距用固体撮像装置において、前記測距回路、前記
蓄積時間制御回路、前記測光回路を独立的にバイアス制
御する制御回路を有することを特徴とする測光測距用固
体撮像装置。 - 【請求項9】 測距を行うために用いられる測距回路
と、前記測距回路の蓄積時間を制御する蓄積時間制御回
路と、測光を行うために用いられる測光回路とが同一半
導体基板上に設けられた測光測距用固体撮像装置におい
て、前記測距回路、前記蓄積時間制御回路、前記測光回
路を独立的にバイアス制御する制御回路を有することを
特徴とする測光測距用固体撮像装置。 - 【請求項10】 前記測距回路、前記蓄積時間制御回路
及び前記測光回路は、各々電流を遮断する回路を含み、
前記制御回路は、前記電流遮断回路を制御することを特
徴とする請求項8、9に記載の測光測距用固体撮像装
置。 - 【請求項11】 前記制御回路は、撮影レンズのズーム
領域に応じて使用する測距回路、蓄積時間制御回路、測
光回路のみを動作させることを特徴とする請求項8、9
に記載の測光測距用固体撮像装置。 - 【請求項12】 前記測距回路、前記蓄積時間制御回
路、前記測光回路は、それぞれ定電流回路を有し、前記
制御回路は、前記定電流回路のバイアス電流をオン、オ
フすることにより前記測距回路、蓄積時間制御回路、測
光回路の動作、非動作を制御することを特徴とする請求
項8〜11に記載の測光測距用固体撮像措置。 - 【請求項13】 前記定電流回路は、MOSトランジスタ
による回路によって構成され、動作時にはMOSトランジ
スタが線形領域で動作する電圧をゲートに印加して定電
流源とし、非動作時にはMOSトランジスタがカットオフ
する電圧をゲートに印加して電流をオフすることを特徴
とする請求項12に記載の測光測距用固体撮像装置。 - 【請求項14】 前記定電流回路の動作と非動作を選択
するための制御パルスを生成するロジック回路を有する
ことを特徴とする請求項12、13に記載の測光測距用
固体撮像装置。 - 【請求項15】 前記測光測距用固体撮像装置は、CMOS
プロセスで作製されていることを特徴とする請求項1〜
14に記載の測光測距用固体撮像装置。 - 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか1項に記載
の測光測距用固体撮像装置と、被写体像を検出する検出
領域と、前記検出領域へ光を結像するレンズと、前記測
光測距用固体撮像装置からの信号に基づき測距制御及び
測光制御を行う信号処理回路とを、有することを特徴と
する撮像装置。
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