JP3393717B2 - 文書編集装置 - Google Patents

文書編集装置

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JP3393717B2
JP3393717B2 JP27814194A JP27814194A JP3393717B2 JP 3393717 B2 JP3393717 B2 JP 3393717B2 JP 27814194 A JP27814194 A JP 27814194A JP 27814194 A JP27814194 A JP 27814194A JP 3393717 B2 JP3393717 B2 JP 3393717B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるワードプロセ
ッサなどに好適に実施される文書編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入力手段である、たとえばキーボードな
どに配列された文字、数字および記号などのキャラクタ
を入力する複数個のキーから成るデータ入力キー群と、
挿入処理、削除処理などの機能を実行する複数個のキー
から成る編集入力キー群などを操作して文書を作成する
たとえばワードプロセッサなどの文書編集装置は、表示
手段に表示される表示画面上のカーソルの位置を起点と
して前記キャラクタの入力操作および編集操作が行われ
る。前述した「キャラクタ」とは図形、絵記号、記号お
よび文字などを含む概念として存在するものである。以
降、前記キャラクタの中で文字または記号などに重点を
おく場合には「文字」と称し、前記キャラクタの中で図
形、あるいは絵記号などに重点をおく場合には、「キャ
ラクタ」と称する。もちろん、「文字」には図形および
絵記号などが含まれており、また「キャラクタ」には文
字および記号などが含まれている。
【0003】前記文書編集装置を用いて文書作成を行う
場合には、文字の入力操作の他に、削除処理、後退処理
などの編集操作を頻繁に行う。前記操作および処理を実
行しているか否かは、表示画面の一部に小さく表示され
るだけであることが多く、前記文書作成中に前述したど
の操作または処理を行っているのか、またはどの操作ま
たは処理が終了したのかどうかを表示手段に表示される
表示画面を短時間視認するだけで判断することは困難で
ある。このため、文書の作成を中断するなどして時間が
経過すると、前記中断前の操作が何であったのかがわか
らなくなることがある。
【0004】入力操作時において、前記カーソル形状を
現在入力している文字種たとえばひらがな入力、英数字
入力などを判別することができる形状に変化させて、現
在入力中の文字種を編集を行う位置で認識することがで
きるという第1の従来技術は特開平05−307548
において開示されている。また、カーソル形状を挿入モ
ードまたは上書モードなど入力手段から入力された文字
の表示画面への入力方法に対応して矩形または棒状に変
化させることができるという第2の従来技術は、特開平
03−263124において開示されている。さらにま
た、カーソル形状に図形などを用い、画面上での画像作
成において、作りたい画像とカーソルとを同じ形状にす
る第3の従来技術は、特開平4−112272に開示さ
れている。編集操作においては、前述した削除処理また
は後退処理など異なる処理を行う場合でカーソル形状に
変化はなく、編集を行う位置において、すなわち前記カ
ーソルを視認しただけでは、編集操作として複数用意さ
れている処理のうちどのような処理が行われているのか
を判断することは困難である。また前記編集操作を実行
する際には、前記カーソル形状は変化せず単調であるた
め、たとえば子供向けの文書編集装置などにおいては、
視覚的な娯楽性が乏しくなることがある。さらにまた、
入力操作および編集操作などで使用されるカーソル形状
は予め定められている形状である場合が多く、利用者各
自が好む形状を有しているとは限らず、さらに視覚的な
娯楽性が乏しくなることがある。
【0005】また文書の作成を行う場合に、削除処理ま
たは後退処理などの一文字単位を対象とした編集操作の
他に、複数の文字から成る文字列を対象とした編集操作
を行う場合がある。前記文字列を対象とした編集操作に
は、表示手段に表示されている文書中から指定した文字
列を削除し、たとえばメモリなどに前記削除した文字列
を記憶させるカット処理、前記文書中から指定した文字
列を前記メモリなどに記憶させるコピー処理、前記メモ
リに記憶させた文字列を前記文書中の任意の指定した位
置に貼付けるペースト処理などがある。たとえば前記カ
ット処理およびコピー処理などはメモリに指定した文字
列を記憶させるという目的が等しいため、たとえば文書
作成を中断するなどして時間が経過すると前記中断前に
行った処理操作がカット処理であったのかコピー処理で
あったのかがわからなくなり、誤った編集操作を行って
しまう場合がある。また、前記文字列の編集操作を行っ
ている際に、たとえばカット処理またはコピー処理を行
う場合、前記処理を行う文字列を前記表示されている文
書中から選択し、範囲を指定する必要がある。前記範囲
を指定するときには表示画面上ではカーソルを移動させ
て対象となる文字列を網かけ表示または反転表示など通
常の表示と異なる表示に切換えて前記範囲を表してい
る。このような表示方法においては指定した範囲すなわ
ちどの文字からどの文字までの文字列が前述した複数の
処理のうちどの処理の対象になっているのかが、特に電
子手帳など小形の文書編集装置の入力手段に不慣れな利
用者にとってはわかりにくく混乱を招くものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、文書
の作成時において編集操作を実行している際に、操作さ
れている処理機能を表示手段を視認することによって容
易に理解することができる文書編集装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、データおよび
編集などの複数の機能を入力する入力手段と、前記入力
手段によって入力されたデータを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたデータなどを表示するととも
に、入力または編集しようとするデータの位置を示すカ
ーソルを表示する表示手段とを含み、前記入力手段によ
って前記機能が入力されることによって、データの編集
などの機能を達成するようにした文書編集装置におい
て、前記カーソルを移動させるためにカーソルの移動方
向を指示してカーソルを移動させるカーソル移動方向指
示キーと、前記カーソル移動方向指示キーからの出力に
応答して、前記入力手段による機能の入力直後に表示さ
れているカーソルの位置を前記カーソル移動方向指示キ
ーの指示する方向に移動するとともに、前記入力手段に
よる機能の入力直後に表示されているカーソルの位置に
隣接して、前記カーソル移動方向指示キーの指示する方
向とは反対方向のデータの位置にデータの指示範囲を表
示するための予め定める形状を有するシンボルを表示す
る制御手段を含むことを特徴とする文書編集装置であ
る。さらに本発明は、前記シンボルが表示される位置に
存在するべき記憶手段に記憶されたデータを、前記表示
手段によって前記シンボルと前記データとを併記して表
示することを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】本発明に従えば、前記文書編集装置は、前記入
力手段と、前記入力手段によって入力されたデータを記
憶する記憶手段と、前記表示手段とを含み、前記入力手
段によって前記機能が入力されることによって、データ
の編集などの機能を達成するようにした文書編集装置で
あり、前記カーソルを移動させるためにカーソルの移動
方向を指示してカーソルを移動させるカーソル移動方向
指示キーと、前記カーソル移動方向指示キーからの出力
に応答して、カーソルを移動させるとともに前記入力手
段による機能の入力直後に表示されているカーソルの位
置を前記カーソル移動方向指示キーの指示する方向に移
動するとともに、前記入力手段による機能の入力直後に
表示されているカーソルの位置に隣接して、前記カーソ
ル移動方向指示キーの指示する方向とは反対方向のデー
タの位置にデータの指示範囲を表示するための予め定め
る形状を有するシンボルを表示する制御手段とを備え
る。これによって、前記範囲の文字列の先頭に、前記予
め定める形状を有するシンボル、たとえばカーソルと同
じ形状のキャラクタなどを表示し、対象となる文字列を
同じ形状のキャラクタで挟んで表示することができる。
【0011】また本発明に従えば、前記シンボルが表示
される位置に存在するべき記憶手段に記憶されたデータ
を前記表示手段によって前記シンボルと前記データとを
併記して表示させるので、前記特定シンボルによって隠
された文字を知ることができる。
【0012】
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である文書編集装
置1の外観を示す平面図である。文書編集装置1は、蓋
状部材2と文書編集装置本体3とによって形成される。
蓋状部材2は、表示手段4と、モード設定キー群5とを
含んで形成され、文書編集装置本体3には本体入力キー
群6が形成される。
【0014】モード設定キー群5には、文書編集装置1
において後述する記憶手段にプログラムとして格納され
ている様々な機能を呼出すためのキーを複数備える。た
とえばアドレス帳機能を呼出すためのアドレス帳モード
キー5a、スケジュール機能を呼出すためのスケジュー
ルモードキー5bと、メモ機能を呼出すためのメモモー
ドキー5c、計算機能を呼出すための計算モードキー5
d、電話番号記憶表示機能を呼出すための電話番号モー
ドキー5e、カレンダー機能を呼出すためのカレンダー
モードキー5f、時計機能を呼出すための時計モードキ
ー5gなどを含んで構成される。モード設定キー群5を
構成するキーの数、キーの表示方法およびそれぞれのキ
ーによって呼出される機能は、後述する記憶手段に格納
されるプログラムによってそれぞれ変更される。
【0015】表示手段4は、文書編集装置1において実
行されるプログラムに伴う表示および本体入力キー群な
どによって入力された文字を含むデータの表示を行う。
ここで「文字」とは、前述したように、図形、記号、絵
記号および文字を含む概念としてのキャラクタであり、
漢字かな文字だけに限らず英数字、記号、絵記号などを
含み、本体入力キー群6などを用いて入力可能なものす
べてを指す。
【0016】本体入力キー群6は、前記モード設定キー
群5で呼出されたプログラムなどによるアプリケーショ
ンで使用される文字を入力するためのデータ入力キー群
7、前記データ入力キー群7などを用いて入力され、表
示手段4に表示された文字などから成る文書を編集する
ための編集操作において用いられる複数の機能である様
々な処理などを実行させる編集入力キー群8などが含ま
れる。編集入力キー群8には、たとえばデータの編集に
おいてカーソルの前置文字を1文字削除する後退処理を
実行させる後退キー8a、カーソルと同じ位置にあり、
カーソルによって隠される文字(カーソル上の文字と称
する)を1文字削除する削除処理を実行させる削除キー
8b、入力した文字の書込み方法を、カーソルが表示さ
れている位置と同位置に予め文字が存在し、前記位置に
新たに文字を入力し表示させようとする場合に、予め存
在する文字をたとえば右方向に1文字移動させ、新たに
入力する文字を前記カーソルが存在する位置に挿入して
表示する挿入モードと、前記新たに入力する文字を前記
予め存在する文字と置換して表示する上書モードとを切
換える挿入/上書モード切換キー8z、複数存在する画
面を1画面ずつ表示させるためなどの順送りキー8d、
編集操作および入力操作などにおいて前述した様々な処
理などを完了させるための入力キー8e、カーソルのカ
ーソル形状を変更させるためのカーソル変更キー8c、
1文字以上のデータの移動編集を行うカット処理を実行
させるカットキー8g、複写編集を行うコピー処理を実
行させるコピーキー8h、前記カットキー8gおよびコ
ピーキー8hによって編集されるデータを貼付け編集す
るペースト処理を実行させるペーストキー8i、カーソ
ルを上下左右方向のどちらか一方へ1文字ずつ移動させ
る左、右、上、または下のカーソル移動キー8j,8
k,8m,8nなどを含む。また、本体入力キー群には
文書編集装置本体1の電源をONにする電源ONキー9
もまた含まれる。 図2は文書編集装置本体3の電気的構成を示すブロック
図である。文書編集装置本体3は前述した表示手段4お
よびモード設定キー群5を含み、本体入力キー群6、入
出力ポート11、処理手段12、コネクタ13、表示制
御手段14、時計15、第1記憶手段17、第2記憶手
段16および電池18を含む。モード設定キー群5また
は本体入力キー群6などからのキー入力は、入出力ポー
ト11を介して処理手段12で処理され、モード設定キ
ー群5および本体入力キー群6のキーの中のどのキーが
入力されたかが判断される。表示手段4はたとえばドッ
トマトリクス構成の液晶表示装置などで実現され、処理
手段12からの制御信号に基づいて制御表示手段14の
表示バッファ14aに表示データを書込むことによって
データなどの表示を行う。また処理手段12は時計15
からたとえば後述するカーソルを表示させる時間を読込
んでいる。第2記憶手段16は文書編集装置本体3の様
々な機能などを実行するためのプログラムを記憶したプ
ログラム領域16b、文字・キャラクタのコードおよび
形状などのデータを記憶したデータ領域16aを含み、
第1記憶手段17は文書編集装置本体3に入力されたデ
ータを記憶しておくメモリエリアであるデータ領域17
a、一時的にデータを記憶するメモリエリアであるバッ
ファ領域17bを有する。また、コネクタ13を介して
接続された外部入力手段などからの入力もまた入出力ポ
ート11を介して処理手段12に与えられる。
【0017】図3は、図2の第1記憶手段17のバッフ
ァ領域17bに設定されているフラグまたはコードなど
の記憶領域を表す図である。図3(1)に示すように前
記バッファ領域17bには入力した文字の書込み方法を
挿入モードまたは上書モードのどちらかに切換えるモー
ド切換えフラグ、および表示手段4の表示画面に表示さ
れる文字・キャラクタの表示サイズを1バイトまたは2
バイトのどちらかに切換えるサイズ切換フラグなどたと
えばそれぞれ1バイトのフラグが設定されている。また
図3(2)に示すように、カーソル形状がキャラクタで
あるキャラクタカーソルまたはカーソル形状がたとえば
矩形などの予め定められた通常カーソルのどちらか一方
に切換える1バイトの形状切換えフラグ、後述する編集
状態を表す編集状態コード記憶領域22、キャラクタカ
ーソルのカーソル形状のコードを記憶するカーソル形状
1コード記憶領域23、およびカーソル形状2コード記
憶領域24、およびカーソルを表示させる位置を記憶す
るカーソル表示位置記憶領域25が設定されている。た
とえば前記カーソル切換フラグは「0」のときにはカー
ソルがキャラクタカーソルに設定され、「1」のときに
は通常カーソルに設定される。またたとえば前記モード
切換フラグが「0」のときには前記挿入モードに設定さ
れ、「1」のときには前記上書モードに設定される。さ
らにまたたとえばサイズ切換フラグが「0」のときには
表示手段4に表示される文字が2バイトに設定され、
「1」のときには1バイトに設定される。カーソル表示
位置記憶領域25にはカーソル表示位置が表示画面の縦
および横の座標を用いて記憶されており、たとえば初期
設定では左上隅に文字の入力始めとなる位置に設定され
ていて、カーソルの移動がある度に次の表示位置を更新
して記憶している。
【0018】図3(3)に示すように、前記バッファ領
域17bにはまた、カーソルの移動方向を記憶する移動
方向記憶領域26、後述するようにキャラクタに置換え
た文字のコードを記憶する文字1記憶領域27、文字2
記憶領域28、文字3記憶領域29、文字列の移動先の
編集位置を記憶する編集位置記憶領域30、および反転
表示させた文字列を記憶する反転文字列記憶領域21が
設定されている。前記移動方向記憶領域26にはたとえ
ば移動方向が右ならば「0」が記憶され、左ならば
「1」が、上ならば「2」、下ならば「3」というよう
に移動方向が数字で記憶される。
【0019】図4はキャラクタカーソルの編集状態に基
づいた形状および構造を示した表である。これらのコー
ドおよびキャラクタは、第2記憶手段16のデータ領域
16aに格納されている。
【0020】入力される文字・キャラクタには1バイト
形のいわゆる半角文字と2バイト形のいわゆる全角文字
があり、カーソル形状は編集状態および文字の表示サイ
ズの違いによって異なる。前記カーソルのキャラクタ形
状は、たとえばJISコード形で前記データ領域16a
に格納されており、2バイト形のキャラクタは予め文書
作成時に一般に用いられる文字・キャラクタのコードの
一部として前記データ領域16aに格納されているキャ
ラクタと共通のものであるとしてもよい。これらのキャ
ラクタに限らず1バイト形の文字・キャラクタは、2バ
イト形のキャラクタを予め第2記憶手段16のプログラ
ム領域16bに格納しているプログラム命令によって1
バイト形のキャラクタに変換してもよく、また特別に参
照符61a〜65a,67a,72a,73aでそれぞ
れ示す1バイト形のキャラクタのコードをもっていても
よい。1バイト形キャラクタのコードを格納しておくこ
とによって、特に、複雑な形状のキャラクタなどにおい
て、2バイト形のキャラクタを1バイト形に変換するこ
とでキャラクタの形状が分かりにくくなることを防ぐこ
とができる。
【0021】また、後退処理および削除処理に用いられ
るカーソル形状には、形状が異なる参照符61,63で
示す形状1および参照符62,64で示す形状2の2つ
の形状があってもよい。前記2つの形状のキャラクタを
連続して表示手段4の表示画面の同位置で表示させるこ
とによって、たとえば文字を削除するなどの編集操作の
表示を表示画面上でより効果的に動きのあるものにする
ことができ、利用者が編集操作を視認しやすくすること
ができる。さらに文字の書込み方法が挿入モードまたは
上書モードのどちらかであるのかをキャラクタカーソル
上で判断できるように、たとえば挿入モードの場合は通
常の表示を行い、上書モードの場合は前記キャラクタカ
ーソルの反転表示が行われるなどして区別できるように
してもよい。また上書モードの場合も挿入モードを同様
に1バイト形と2バイト形の区別をしてもよく、また後
退処理および削除処理などにおいては1バイト形のカー
ソル形状とそれに対応するコードをもっていてもよい。
【0022】図5はキャラクタカーソルの決定および表
示動作を示すフローチャートである。文書編集装置本体
3の電源ONキー9を操作して通電するとステップa1
からステップa2に進む。ステップa2では前述したメ
モモードキー5cが操作されるとメモモードを行うプロ
グラムが実行される。ステップa3ではモード設定キー
群5または本体入力キー群6などの何らかのキー入力が
あるかどうかを判断し、そうであるときは処理手段12
において入力されたキーのコードを読込んでステップa
4に進み、そうでなければ、すなわちキー入力がない場
合にはステップa3に戻る。何らかのキー入力があるま
でステップa3以降には進まない。ステップa4ではス
テップa3で読込んだキーのコードが編集入力キー群8
の各キーが有するキーコードに対応するキーコードであ
るかどうかが判断され、編集入力キー群8に対応するキ
ーコードでなければステップa3に戻り、カーソルは画
面上に表れない。
【0023】ステップa3で読取ったキーコードが編集
入力キー群8のどれかに対応するコードであれば、前記
読取ったコードが編集入力キー群8のどのキーに対応す
るコードであるかすなわち前述した編集操作において実
行される処理が要求されているのか、つまりどの編集状
態であるのかを判断してステップa5に進む。ステップ
a5では、第1記憶手段17のバッファ領域17b内の
記憶領域からモード切換フラグの値を読込み、挿入モー
ドか上書モードかを判断しステップa6に進む。ステッ
プa6では前記バッファ領域17b内の記憶領域からサ
イズ切換フラグの値を読込み、文字サイズすなわちカー
ソルの大きさが1バイトまたは2バイトのどちらかであ
るかを判断し、ステップa7に進む。ステップa7では
前記バッファ領域17b内の記憶領域からカーソル切換
フラグの値を読込み、カーソルの形状がキャラクタであ
るかどうかを判断し、そうであるならばステップa8に
進み、そうでないならば、すなわちカーソル形状が通常
カーソルであるならばステップa9で通常カーソルを表
示して処理を終了する。前記各フラグは予め設定されて
おり、たとえば何らかの設定変更操作を行わない限り設
定は変更されないようにしてもよい。
【0024】カーソル形状がキャラクタカーソルに設定
されているならば、ステップa8で第2記憶手段16の
データ領域16aにストアされている図4に示すような
編集状態のコード78a〜78f(総称するときは78
とする)の中の前記キーコードに対応するコード、およ
び前記キーコードに対応した前記各フラグによって設定
されたカーソルの形状コードを読込み、図3(2)に示
す、予め定められた記憶領域である編集状態コード記憶
領域22、カーソル形状1コード記憶領域23、カーソ
ル形状2コード記憶領域24へ前記コードを記憶させ、
ステップa10に進む。ステップa10では前記バッフ
ァ領域17b内のカーソル表示位置記憶領域25からカ
ーソルの表示位置を読込み、ステップa11に進む。ス
テップa11ではキャラクタの形状をストアしている前
記データ領域16aから前記カーソル形状1コード記憶
領域23に記憶したカーソル形状1のコードのキャラク
タを読込み、キャラクタカーソルとして設定する。かつ
時計15から予め定められた第1の時間たとえば1秒を
読込み、前記第1の時間キャラクタカーソルを表示を行
い、その直後に前記第1の時間元の文書の同一位置にあ
る文字を表示してキャラクタカーソルの表示を行わない
動作を前記カーソル表示位置で繰返し行うキャラクタカ
ーソルの表示点滅動作を行ってすなわち点滅表示させて
ステップa3に戻る。また、点滅表示を行わず、常にキ
ャラクタカーソルを表示する連続表示を行ってもよい。
これによって従来から用いられている矩形の通常カーソ
ルの代わりにカーソル形状がキャラクタであるキャラク
タカーソルを用い、表示し利用することができる。
【0025】図6は、後退処理または削除処理を行うと
きのキャラクタカーソルの形状変化および動作を説明す
るためのフローチャートである。後退処理および削除処
理は、予めたとえば図7の参照符31に示す表示画面に
「北海道の7月下旬から8月初旬はラベンダーが満開
で」というような文書が入力表示されていて、その中の
任意の文字、たとえば図7では参照符66で示す「開」
が表示されているべき位置において入力処理用カーソル
65(以後「入力カーソル」と略称する)の表示点滅動
作、すなわち参照符31で示す表示画面と参照符32で
示す表示画面とが前記第1の時間毎に交互に表示されて
いるとする。また入力カーソルならびにその他のカーソ
ルと同位置に存在し、参照符32の表示画面のようにカ
ーソルが表示されないときに表示される文字を「カーソ
ル上の文字」と称する。また図8は後退処理時のキー操
作および前記キー操作に対応する表示画面の一例を表す
図であり、また図9は削除処理時のキー操作および前記
キー操作に対応する表示画面の一例を表す図である。
【0026】処理が開始され、ステップb1からステッ
プb2に進むと、本体入力キー群6などからキー入力が
行われたかどうかが判断され、そうであるときにはステ
ップb3に進み、そうでないときにはステップb1に戻
る。ステップb3では、入力されたキーが後退キー8a
または削除キー8bであるかどうかが判断され、そうで
あるときにはステップb7に進み、そうでないときには
ステップb4で前記キーが他の編集入力キー群8のどれ
かであるかどうかが判断され、そうであるときすなわち
前記入力されたキーが後退キー8a、削除キー8bを除
く他の編集入力キー群に含まれるキーであればステップ
b5でカーソルの形状をその編集状態に応じた形状に変
更する。そうでないときすなわち前記入力されたキーが
編集入力キー群のどれでもなければ、カーソル形状は入
力カーソルのままでかわらない。
【0027】前記入力されたキーが後退キー8aまたは
削除キー8bであるときはステップb7で前記キーが後
退キー8aであればカーソル上の文字より1文字前に文
字があるかどうか、また削除キー8bであればカーソル
上の文字が存在するかどうか、すなわち削除対象となる
文字があるかどうかを判断し、そうであるときにはステ
ップb9に進み、そうでないときにはステップb8に進
む。たとえば図7では削除処理および後退処理のどちら
の場合でも削除の対象文字が存在しているので、ステッ
プb9に進み処理を続けることができる。そうでないと
き、すなわち削除対象となる文字が存在しなければステ
ップb8で後退キー入力および削除キー入力がNOPと
なり、後退処理あるいは削除処理を行わない。ステップ
b8では、処理を行わないことを表示してもよく、ただ
そのまま処理を終了してもよい。ステップb9では削除
対象となる文字を表示画面から削除する。後退処理では
前記削除対象となる文字が削除されたことによって、次
にカーソルを表示させる位置が変化するので、ステップ
b10ではカーソル表示位置記憶領域25に次にカーソ
ルを表示させる位置、すなわち削除された文字が存在し
ていた位置をストアさせる。ステップb11では、カー
ソルの形状コードを第1記憶手段17のバッファ領域1
7b内のカーソル形状1コード記憶領域23から読込
み、現在表示されているキャラクタカーソルのカーソル
形状が後退処理または削除処理に対応するカーソル形状
であるのかどうかを判断し、後退処理または削除処理の
形状コードでないとき、すなわち初めて後退キー8aま
たは削除キー8bがキー入力された場合では、ステップ
b12で後退処理または削除処理の編集状態のコード、
前記編集状態に対応するカーソル形状1、およびカーソ
ル形状2のそれぞれのコードを第2記憶手段16のデー
タ領域16aから読込み、前記バッファ領域17bの編
集状態コード記憶領域22、カーソル形状1コード記憶
領域23、およびカーソル形状2コード記憶領域24に
それぞれストアさせ、ステップb14に進む。そうであ
るとき、すなわち後退キーまたは削除キーが2回以上連
続して入力された場合、ステップb13でカーソル形状
2コード記憶領域24に記憶されているコードに対応す
る形状2のカーソル形状であるキャラクタをデータ領域
16aから読込み、予め定める第2の時間、たとえば2
秒間前記表示画面の前記カーソル表示位置記憶領域25
にストアした次のカーソル表示位置へに表示し、ステッ
プb14に進む。ステップb14では前記カーソル表示
位置において、前述した形状1のキャラクタカーソルの
表示点滅動作を行い、ステップb2に戻る。
【0028】以上のような動作によって、表示手段4に
表示される表示画面では、後退キー8aまたは削除キー
8bが操作されると、1回目には図8(1)の参照符3
3または図9(1)の参照符37で示す表示画面のよう
に削除された文字が存在した位置に後退処理用のキャラ
クタカーソル61または削除処理用のキャラクタカーソ
ル63が移動し、形状1のキャラクタカーソルの表示点
滅動作が行われる。連続して同じキー、後退キーまたは
削除キーのうち前回操作されたキーが操作されると、図
8の参照符34または図9(2)の参照符38に示す表
示画面のように新たに削除された文字が存在した位置に
前記キャラクタカーソルが移動し、参照符62,64で
示す形状2のキャラクタカーソルが予め定められた第2
の時間、たとえば2秒間表示された後、図8(3)の参
照符35または図9(3)の参照符39に示される表示
画面のように参照符61で示す形状1のキャラクタカー
ソルの表示点滅動作が行われる。その後、たとえば「開
で」という文字の入力操作があった場合、前記カーソル
は図5のフローチャートに従って入力カーソル65に変
更され、図8の参照符36または図9(4)の参照符4
0に示すような表示画面が表示される。
【0029】これによって1回目の後退キーまたは削除
キーの操作時には削除対象の文字の削除完了後にキャラ
クタカーソルのカーソル形状がかわり、連続して後退キ
ーまたは削除キーの同じ操作をした場合には、削除対象
の文字が削除された直後に2秒間形状1のキャラクタカ
ーソルとはカーソル形状の異なる形状2のキャラクタを
表示することができる。
【0030】以上のように後退処理においては、たとえ
ば参照符61で示す形状1の大きく口を開いているキャ
ラクタと参照符62で示す形状2の口を閉じたキャラク
タとを、点滅表示を行う予め定められた時間よりも長い
予め定められた第2の時間連続して表示させることによ
って、後退キー8aの操作によってキャラクタカーソル
が文字を食べてしまったかのように見せることができ
る。また削除処理においては、たとえば参照符63で示
す形状1の消しゴムの形のキャラクタと、参照符64に
示す屑のようなキャラクタとを連続して前記予め定める
第2の時間表示させることによって、削除キー8bの操
作によってキャラクタカーソルが文字を消したように見
せることができる。したがって利用者は削除対象の文字
が表示手段4の表示画面から消えたということを視覚的
に明確に認識することができる。また、次のキー入力が
あるまで形状2のキャラクタカーソルを、点滅表示また
は連続表示さらには、その他の態様の表示方法によって
表示し続けてもよい。
【0031】図10および図11はカット処理またはコ
ピー処理のカーソルの形状変化および動作を説明するた
めのフローチャートである。またカット処理およびコピ
ー処理を行う前提として、図13の参照符31a,32
aに示す表示画面に「北海道の7月下旬から8月初旬は
ラベンダーが満開で」というような、文書の入力操作が
行われていて、その中の任意の文字、たとえば参照符6
6aで示す「ラ」の文字が表示されている位置において
入力カーソル65の表示点滅動作が行われている状態と
する。処理が開始されるとステップc1からステップc
2に進み、本体入力キー群6などのキー操作がなされた
か否かが判断され、そうであるときにはステップc3に
進み、そうでないときにはステップc2に戻る。ステッ
プc3では入力されたキーがカットキーまたはコピーキ
ーであるかどうかが判断され、そうでないときにはステ
ップc4で入力されたキーが編集入力キー群8のコピー
キーおよびカットキー以外の他のキーであるかどうかが
判断される。他の編集入力キーであればステップc5で
入力された編集入力キーに応じた編集状態のカーソル形
状にカーソルを変更する。そうでないとき、すなわち前
記入力されたキーが編集入力キー群8のキーでなけれ
ば、カーソル形状は入力カーソルのままで変化しない。
【0032】入力されたキーがカットキーまたはコピー
キーならば、ステップc7でカット処理またはコピー処
理の編集状態のコードとカーソル形状1のコードを第1
記憶手段17のバッファ部17bの編集状態コード記憶
領域22、カーソル形状1コード記憶領域23にストア
させ、カット処理またはコピー処理用のキャラクタカー
ソルの前記表示点滅動作を行わせて、ステップc8に進
む。これによって図14(1)の参照符41、図15
(1)の参照符41aに示すような、カット処理用のキ
ャラクタカーソル73またはコピー処理用のキャラクタ
カーソル67が入力処理用カーソル65が存在した位置
において前記表示点滅動作が行われる表示画面が表示さ
れる。また、前記点滅表示ではなく、連続表示または他
の態様の表示を行ってもよい。
【0033】ステップc8では、カット処理またはコピ
ー処理を行う1文字以上のデータ(以後「文字列」と称
する)を設定するために、カーソルを左右に移動させる
左および右のカーソル移動キー8j,8kが入力された
かどうかが判断され、そうでないときにはステップc2
0へ進み、そうであるときにはステップc9に進む。ス
テップc9ではカーソル移動キー8j,8kによって入
力されたカーソルの移動方向を第1記憶手段17内のバ
ッファ領域17bの移動方向記憶領域26にストアさせ
る。たとえば右のカーソル移動キー8kが入力されたと
すると、前記移動方向記憶領域26に右方向を示すコー
ド「0」をストアさせる。ステップc10では前記バッ
ファ領域17b内の文字1記憶領域27へ前記移動方向
と逆方向、たとえば参照符71,76で示す点滅してい
るキャラクタカーソル67,73の左の隣文字たとえば
「は」を第1記憶手段17にストアさせ、前記文字の代
わりに参照符68,74で示すシンボル、すなわち前記
キャラクタカーソルのカーソル形状と同じキャラクタを
表示することによって入れ換える。ステップc11では
ステップc10で第1記憶手段17内へ記憶した文字7
1,76を読出し、予め設けてある決まった位置、たと
えば図14(2)の参照符42bで示すような表示画面
の一部に前記カーソル形状と同じキャラクタ70,75
とともに表示する。これによってステップc10で表示
したキャラクタで隠された文字が何であるかを知ること
ができる。続いて点滅しているカット処理またはコピー
処理用のキャラクタカーソル上の文字を、たとえば前記
キャラクタカーソル上の文字の表示方法を反転表示に置
き換えるプログラムなどを用いて参照符69で示す反転
文字列として反転表示させ、前記キャラクタカーソルを
前記移動方向へ1文字移動して移動した位置の文字上で
表示点滅させる。反転表示とは、表示画面上で、文字・
キャラクタを表している色、たとえば黒と、文字・キャ
ラクタを表示していない箇所の色、いわゆる背景色であ
るたとえば白とを入れ替え、文字・キャラクタを白で、
背景色を黒で表すような表示方法である。以上の処理に
よって図14の参照符42および図15の参照符42a
で示す表示画面が表示手段4に表示される。
【0034】また逆に、ステップc8で入力された移動
方向が左の場合には、ステップc9で前記バッファ領域
17bの移動方向記憶領域26に左方向を示すコード
「1」をストアさせる。ステップc10では前記文字1
記憶領域27に参照符71a,76aで示す点滅してい
るキャラクタカーソル67,73の移動方向と逆方向た
とえば右の隣文字たとえば「ベ」を記憶し、代わりにキ
ャラクタカーソルと同じキャラクタである特定シンボル
68,74を表示して入れ換える。ステップc11で
は、ステップc10で第1記憶手段17に記憶した文字
71a,76aを呼出し、予め設けてある決まった位置
たとえば参照符42bで示す表示画面の左下隅にキャラ
クタカーソルのキャラクタ70,75とともに表示す
る。そして点滅表示されているカット処理またはコピー
処理のキャラクタカーソル上の文字を反転表示し、前記
カーソルを移動方向の左へ1文字移動して移動後の文字
上で表示点滅させる。以上の処理によって図14の参照
符43および図15の参照符43aに示す表示画面が表
示手段4に表示される。
【0035】ステップc13では左または右のカーソル
移動キーが入力されたかどうかが判断され、そうでない
とき、すなわち左または右のカーソル移動キー以外のキ
ーが入力された場合には、ステップc20に進む。ステ
ップc13で入力されたキーが左または右のカーソル移
動キーであると判断されれば、ステップc14で、前記
カーソル移動キーがステップc8で入力されたカーソル
移動キーと同じキーであるか、すなわちカーソルの移動
方向が同じ方向であるかどうかが判断される。そうであ
るとき、すなわちカーソルの移動方向が同じ方向であれ
ばステップc12に戻り、文字を反転表示させ、カーソ
ルを移動させる。
【0036】ステップc14で入力されたカーソル移動
キーがステップc8で入力されたカーソル移動キーと異
なるキーであるとき、すなわちカーソルの移動方向が反
対である場合には、ステップc15に進み、ステップc
14で入力されたカーソル移動キーが示す方向、すなわ
ちステップc9で記憶された方向と反対の方向へカーソ
ルを1文字移動させる。ステップc16では移動したカ
ーソルの表示位置にある文字すなわちカーソル上の文字
のコードを読取り、カーソル形状1コード記憶領域23
に記憶されているカーソルの形状1を表すコードと同じ
かどうかを判断する。そうであるとき、すなわちカーソ
ルがステップc12で表示させたキャラクタ上に存在す
るならばステップc17でステップc10でキャラクタ
に置き換える前に前記バッファ領域17bの文字1記憶
領域27に記憶していた文字を読込みキャラクタと置き
換えて表示する。移動したキャラクタカーソルがキャラ
クタ上に存在しないならば、ステップc18でカーソル
上の文字を反転表示を解除する。すなわちカット処理ま
たはコピー処理の対象文字を1文字減らしたということ
になる。ステップc19ではステップc15で移動させ
た位置で再度キャラクタカーソルの表示点滅動作を行
い、ステップc13に戻って次のキーの入力を待つ。ス
テップc8およびステップc13においてカーソル移動
キーの入力のないときにはステップc20へ進み前記文
字列を決定する入力キー8eの入力があったかどうかが
判断され、そうでないときすなわち入力されたキーが入
力キー8e以外であればステップc13に進む。以上の
処理によってたとえばカーソル移動キーが続けて入力さ
れ、前記キャラクタカーソルが「開」の文字上に達する
までステップc13,ステップc12,ステップc14
が繰返されることによって前述した文書中の「ラベンダ
ーが満」の文字列が反転文字列69として表示された図
14の参照符44、図15の参照符44aで示す表示画
面が表示手段4に表示される。
【0037】ステップc20で入力キー8eが入力され
たならばステップc21で表示点滅動作が行われている
カーソル上の文字を反転表示させる。ステップc22で
前記カーソルを移動方向記憶領域26に記憶されている
移動方向に1文字移動する。すなわちカット処理または
コピー処理の対象となる文字列をすべて反転文字列69
として表示させる。ステップc23でステップc11で
参照符42bの位置に表示していた文字を消去し、また
前記文字列の先頭に存在する特定シンボル68,74お
よび末尾に存在するキャラクタカーソル67,73を予
め定める第2の時間たとえば2秒間表示する。これによ
って図14の参照符45、図15の参照符45aに示す
表示画面が表示手段4に表示される。ステップc24で
カット処理またはコピー処理の対象となる反転文字列6
9を前記バッファ領域17bの反転文字列記憶領域21
にストアさせる。ステップc25ではステップc2で入
力されたキーがカットキーであるかどうかが判断され、
そうであるときはステップc26に進み、そうでないと
きすなわち前記入力されたキーがコピーキーであるとき
はステップc29に進む。
【0038】カット処理が行われる場合は、ステップc
26では、前記反転文字列69の先頭文字位置を前記バ
ッファ領域17bの編集位置記憶領域30にストアさせ
る。ステップc27で、ステップc23の予め定める第
2の時間表示する処理が終了した後、前記反転文字列を
削除し、ステップc28で、ステップc26で記憶した
反転文字列の先頭文字が表示されていた位置にキャラク
タカーソル73を移動させ、カーソル上の文字を先頭と
した以降のすべての文字列もまた前記位置に続く位置に
移動させステップc30に進む。これによって図15の
参照符49に示す表示画面が表示手段4に表示される。
【0039】ステップc25で前記入力されたキーがカ
ットキーではないと判断された場合、すなわち前記入力
されたキーがコピーキーである場合にはステップc22
で移動させていたキャラクタカーソルを元の位置に戻
し、たとえば「ラ」の文字上に移動させ、反転表示して
いた文字列の反転表示を解除し通常の表示に戻しステッ
プc30に進む。これによって図14の参照符46に示
す表示画面が表示手段4に表示される。
【0040】ステップc30ではステップc10におい
て第1記憶手段17にストアされキャラクタに置き換え
て表示されていた文字を読込んで、置き換えて表示して
いたキャラクタ68,74から元の文字表示に戻し、カ
ーソルを表示点滅させてステップc31で処理を終了す
る。キャラクタカーソルの形状は異なる編集入力キー群
のキー入力があるまでカット処理またはコピー処理用の
キャラクタカーソルのまま保たれる。また、カーソル
は、前述したように点滅表示を行ってもよく、また連続
表示、さらには他の態様の表示を行ってもよい。
【0041】図12はペースト処理時のカーソル形状変
化および動作の処理を説明するためのフローチャートで
ある。ペースト処理は予め第1記憶手段17のバッファ
領域17b内にコピー処理またはカット処理などによっ
て文字列が記憶されているときのみに行われる。処理が
開始されるとステップd1からステップd2に進み、カ
ーソル移動キーを用いて前記バッファ領域17bの反転
文字列記憶領域21に記憶されている文字列の先頭の文
字を入力する位置、すなわち文字列の先頭の位置へカー
ソルを移動させる。また図14および図15の表示画面
の例ではカット処理またはコピー処理を終了した時点で
カーソルが存在する位置に文字列の先頭の文字を入力す
るものとする。ステップd3では入力されたキーがペー
ストキー8iであるかどうかが判断され、そうでない場
合すなわちペーストキー8i以外のキーが入力されたと
きはステップd4で前記入力されたキーが編集入力キー
群のペーストキー8i以外の他のキーであるかどうかが
判断され、そうであるときすなわち他の編集入力キーで
あればステップd5で前記入力されたキーに応じた編集
状態に対応するカーソル形状にカーソルを変更する。そ
うでないとき、すなわち前記入力されたキーが編集入力
キー群のキーでなければカーソル形状は変更されない。
【0042】ステップd3で入力されたキーがペースト
キーであると判断されればステップd7で前記バッファ
領域17bに記憶されていた文字列を現在カーソルが点
滅表示させている位置に文字列の先頭が位置するように
表示させる。ステップd8ではステップd2で設定され
たカーソルの位置において前記キャラクタカーソルをペ
ースト処理用のキャラクタカーソル72に変更し、ペー
スト処理のキャラクタカーソルの表示点滅動作を行い処
理を終了する。これによって図14の参照符47および
図15の参照符50に示すような表示画面が表示手段4
に表示される。これによってカット処理、コピー処理ま
たはペースト処理などの編集状態に応じたキャラクタカ
ーソルを用いて編集操作を行うことができる。
【0043】図16は、文書作成のために絵記号などの
キャラクタとして有しているキャラクタをキャラクタカ
ーソルのカーソル形状として選択し、設定するための動
作を説明するフローチャートである。また図17はキャ
ラクタカーソル設定変更処理のキー操作およびそのキー
操作に対応する表示画面の一例を示す図である。前記文
書編集装置本体3の電源ONキー9を操作して電源をO
Nにすると処理が開始され、ステップe1からステップ
e2に進む。ステップe2でメモモードキーが操作され
るとメモモードに入る。ステップe3ではカーソル変更
キー8cが操作されたかどうかが判断され、そうである
ときにはステップe4に進み、そうでないときにはステ
ップe3に戻る。ステップe4では図17(1)に示す
ような現在設定されているキャラクタカーソルのカーソ
ル形状が表示されるキャラクタカーソル変更確認画面が
表示される。ステップe5では、キャラクタカーソル設
定変更処理を実行することを示すデータ入力キー群7の
Yキー7aの操作があったかどうかが判断され、そうで
ないときすなわちたとえばキャラクタカーソル設定変更
を中止するNキーなどYキー7a以外のキーが操作され
た場合はキャラクタカーソル設定変更は中止され、ステ
ップe2に戻る。
【0044】Yキー7aが入力された場合、すなわちキ
ャラクタカーソル設定変更処理を実行するときにはステ
ップe6で第2記憶手段16のデータ領域16aにスト
アされているキャラクタが図17(2)の参照符52に
示すような0〜Fの選択番号52bと前記選択番号に対
応する前記キャラクタが表示される選択画面として表示
される。参照符52で示すような選択画面は複数存在
し、前記選択画面のたとえば右上の参照符52aに示さ
れる「1/100」の番号は前記選択番号に対応するキ
ャラクタが異なる選択画面がたとえば100画面存在
し、現在表示されている選択画面はその中の1画面目で
あることを示す。前記複数の選択画面は順送りキー8d
を操作することによって順次表示させることができる。
【0045】ステップe7では参照符52の選択画面の
各キャラクタパターンの下に表示されている参照符52
bに示す選択番号などに対応するたとえば0〜Fのデー
タ入力キー群のキーすなわち選択有効キーが操作された
かどうかが判断され、そうでないとき、すなわち0〜F
などのデータ入力キー以外のキーが操作されたときはス
テップe8でキー入力が無視されそのまま処理を終了し
てもよく、また前記キー入力を無視した理由を表示手段
4に表示してもよい。またステップe7に戻ってもよ
い。
【0046】ステップe9では、図17(3)に示され
るステップe7で入力された選択有効キーに対応するキ
ャラクタ81およびキャラクタカーソルのカーソル形状
の設定変更を確認するキャラクタカーソル設定変更確認
画面を表示する。利用者は前記設定変更を実行する場合
にはYキー7aを操作し、そうでなければYキー7a以
外のキーを操作する。ステップe10では前記操作され
たキーが設定変更を実行するYキー7aであるかどうか
が判断され、そうでなければ、すなわち設定変更が中止
される場合は、カーソル設定変更処理は中止されステッ
プe2に戻る。Yキー7aが入力され、前記設定変更が
実行されると、ステップe11でステップe7において
操作された選択有効キーの対応するキャラクタのコード
を第1記憶手段17のバッファ領域17bのカーソル形
状1コード記憶領域23にストアさせる。かつ新たに設
定されたキャラクタを用いたキャラクタカーソルが表示
手段4に点滅表示され、カーソル設定変更処理が完了
し、ステップe4に戻る。
【0047】これによって絵記号など第2記憶手段16
のデータ領域16aにストアされているキャラクタをキ
ャラクタカーソルのカーソル形状として用いることがで
きる。
【0048】他の実施例としてカット処理、コピー処
理、ペースト処理、後退処理、削除処理等の機能は、モ
ード設定キー群5によって設定されるメモモード以外の
その他のモードにおいて実施されてもよい。
【0049】またさらに他の実施例として、キャラクタ
カーソルを含むカーソルの表示点滅動作時において、前
記カーソルを表示すべき位置に表示しない場合には、前
記位置にあるべき文字を表示するのではなく、前記位置
に表示手段によって表示されている文字と同色たとえば
黒または前記文字を表示している色と反対の色たとえば
白などの矩形のキャラクタが表示されるようにしてもよ
い。
【0050】
【0051】
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、前記文書
編集装置は、前記入力手段と、前記入力手段によって入
力されたデータを記憶する記憶手段と、前記表示手段と
を含み、前記入力手段によって前記機能が入力されるこ
とによって、データの編集などの機能を達成するように
した文書編集装置であり、前記カーソルを移動させるた
めにカーソルの移動方向を指示してカーソルを移動させ
るカーソル移動方向指示キーと前記カーソル移動方向指
示キーからの出力に応答して、前記入力手段による機能
の入力直後に表示されているカーソルの位置を前記カー
ソル移動方向指示キーの指示する方向に移動するととも
に、前記入力手段による機能の入力直後に表示されてい
るカーソルの位置に隣接して、前記カーソル移動方向指
示キーの指示する方向とは反対方向のデータの位置にデ
ータの指示範囲を表示するための予め定める形状を有す
るシンボルを表示する制御手段とを備える。また前記シ
ンボルが表示されるべき位置に存在する記憶手段に記憶
されたデータを前記表示手段によって前記シンボルと前
記データとを対応させて表示させる。これによって、前
記範囲の文字列の先頭に予め定める形状のシンボル、た
とえばカーソルと同じ形状のキャラクタを表示し、対象
となる文字列を同じ形状のキャラクタで挟むように表示
することができるので、機能の処理対象となる文字列の
範囲を明確に認識することができ、また前記文字列がど
の処理の対象とされているのかを視認することができ
る。
【0053】また前記シンボルで隠されている文字を知
ることができるので、文字列のつながりを理解すること
が容易である。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である文書編集装置1の外観
を示す平面図である。
【図2】文書編集装置本体3の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2のメモリバッファ領域17bに設定されて
いるフラグまたはコードなどの記憶領域を表す図であ
る。
【図4】キャラクタカーソルの編集状態に基づいたカー
ソル形状および構造を示した表である。
【図5】キャラクタカーソルの決定および表示動作を示
すフローチャートである。
【図6】後退処理または削除処理を行うときのキャラク
タカーソルの形状変化および動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図7】後退処理または削除処理を行う前に表示されて
いる表示画面の一例である。
【図8】後退処理時のキー操作および前記キー操作に対
応する表示画面の一例を表す図である。
【図9】削除処理時のキー操作および前記キー操作に対
応する表示画面の一例を表す図である。
【図10】カット処理またはコピー処理のカーソル形状
変化および動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図11】カット処理またはコピー処理のカーソル形状
変化および動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図12】ペースト処理時のカーソル形状変化および動
作の処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】カット処理またはコピー処理を行う前に表示
手段4に表示されている表示画面の一例である。
【図14】コピー処理時のキー操作および前記キー操作
に対応する表示画面の一例である。
【図15】カット処理時のキー操作および前記キー操作
に対応する表示画面の一例である。
【図16】キャラクタカーソルのカーソル形状の設定変
更動作を説明するフローチャートである。
【図17】キャラクタカーソル設定変更処理のキー操作
およびそのキー操作に対応する表示画面の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 文書編集装置 2 蓋状部材 3 文書編集装置本体 4 表示手段 5 モード設定キー群 6 本体入力キー群 7 データ入力キー群 8 編集入力キー群 9 電源ONキー 11 入出力ポート 12 処理手段 13 コネクタ 14 表示制御手段 15 時計 16 第2記憶手段 17 第1記憶手段 21 反転文字列記憶領域 22 編集状態コード記憶領域 23 カーソル形状1コード記憶領域 24 カーソル形状2コード記憶領域 25 カーソル表示位置記憶領域 26 移動方向記憶領域 27 文字1記憶領域 28 文字2記憶領域 29 文字3記憶領域 30 編集位置記憶領域
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21 - 17/24 G06F 3/14 380

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データおよび編集などの複数の機能を入
    力する入力手段と、 前記入力手段によって入力されたデータを記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶されたデータなどを表示するととも
    に、入力または編集しようとするデータの位置を示すカ
    ーソルを表示する表示手段とを含み、 前記入力手段によって前記機能が入力されることによっ
    て、データの編集などの機能を達成するようにした文書
    編集装置において、 前記カーソルを移動させるためにカーソルの移動方向を
    指示してカーソルを移動させるカーソル移動方向指示キ
    ーと、 前記カーソル移動方向指示キーからの出力に応答して、
    前記入力手段による機能の入力直後に表示されているカ
    ーソルの位置を前記カーソル移動方向指示キーの指示す
    る方向に移動するとともに、前記入力手段による機能の
    入力直後に表示されているカーソルの位置に隣接して、
    前記カーソル移動方向指示キーの指示する方向とは反対
    方向のデータの位置にデータの指示範囲を表示するため
    の予め定める形状を有するシンボルを表示する制御手段
    を含むことを特徴とする文書編集装置。
  2. 【請求項2】 前記シンボルが表示される位置に存在す
    るべき記憶手段に記憶されたデータを、前記表示手段に
    よって前記シンボルと前記データとを併記して表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の文書編集装置。
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