JP3389226B2 - 光サブモジュール - Google Patents

光サブモジュール

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JP3389226B2 JP2001134714A JP2001134714A JP3389226B2 JP 3389226 B2 JP3389226 B2 JP 3389226B2 JP 2001134714 A JP2001134714 A JP 2001134714A JP 2001134714 A JP2001134714 A JP 2001134714A JP 3389226 B2 JP3389226 B2 JP 3389226B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信や光信号処
理に用いられる光サブモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】最近における光通信や光情報処理の高度
化に伴い、低損失な光導波路などに能動光素子を組み込
んで高周波電気回路により駆動する光/電子ハイブリッ
ド集積回路の実現が期待されている。
【0003】そして、この光導波路に能動光素子を組み
込み、高周波駆動する回路の実現に当っては、同一基板
上に光素子を搭載し、軸ずれを防止するための光学ベン
チ機能や、光素子を駆動するのに必要な高周波電気配線
能が光/電子ハイブリッド実装基板として必要にな
る。
【0004】図1は、Si基板1上に形成されたガイド
溝2および位置決め基準面3a,3bおよび3cを利用
し、Si基板1上にて光ファイバ4と半導体レーザー
(LD)5との集積を実現し、電気配線6により駆動す
る従来の「Si光学ベンチ」と称せられる構成を示す斜
視図である。この構成では、Si基板1の加工性の良さ
を利用して精度良くガイド溝2が形成できるので、光フ
ァイバ4と半導体レーザー(LD)5やフォトディテク
タ(PD)などの光素子との一体化を容易に実現でき
る。また、Si基板は熱伝導性に優れるので、光素子と
の良好なヒートシンクとしても機能する。電気配線6
は、Si基板1の表面上に直接、または厚さ0.5μm以
下の極めて薄い酸化膜を介して形成される。
【0005】光導波路機能を有する光実装基板として
は、Si基板に形成した石英系光導波路の適用が期待さ
れている。このような従来の光導波路として、図3(A)
〜図3(D)に示すように、 1.コアを薄いオーバークラッド層で保護した形態の
「リッジ型光導波路」 2.コアを十分に厚いオーバークラッド層で埋め込んだ
「埋め込み型光導波路」の2種類が知られている。
【0006】図5は、凹部1aおよび凸部1bを有する
Si基板1上の凹部1aに光導波路を形成し、凸部1b
を素子搭載部とする「テラス付光導波路基板」(山田,
河内,小林:特開昭63−131104号「ハイブリッ
ド光集積回路」)の一例を示す。この図5において、S
i基板1の凹部1a内に、石英系光導波路10のアンダ
ークラッド層10cと、コア層10bとが順に形成さ
れ、さらに埋め込みクラッド層10aが重ねて形成され
ている。アンダークラッド層10cの上面と、Si基板
1の凸部1b上面の高さとが一致しており、凸部1bを
光素子8の高さ基準面として用いることができる。な
お、図5中の符号で8aは活性層,11は素子位置決め
の基準面である。
【0007】図6は、特開昭62−242362号公報
に開示されたハイブリッド光集積回路の構成を示す斜視
図である。この回路は、Si基板1上に設けられたバッ
ファ層12と、このバッファ層12に重ねて設けられた
石英系光導波路13と、Si基板1の上面からの高さが
上記バッファ層12と同一の素子保持台14と、この保
持台14上にアップサイドダウン構成で保持された半導
体レーザー15と、この半導体レーザー15の上面電極
(図示略)に対して金線Wにより電気的接続される導電
膜16aを有し、かつSi基板1の上面から突出して設
けられた電気配線台16とを具えている。なお、17は
ヒートシンクである。
【0008】このような構成の回路では、バッファ層1
2の上面から導波路13のコアまでの高さの差を、素子
保持台14の上面から半導体レーザー15の活性層15
aまでの高さの差と等しく設定してあるので、極めて高
い位置決め精度で半導体レーザー15等の光素子を搭載
できるという利点がある。
【0009】図7は、特公平5−3748号公報に開示
されたハイブリッド光集積回路の構成を示す斜視図であ
る。この回路は、Si基板1にほぼ等しい高さで凸状に
配置された光導波路18,光ファイバガイド19,光素
子ガイド20および電気配線支持台21と、Si基板1
に配置された第1の導電膜(共通電極)22と、電気配
線支持台21の上面に配置され、かつ第1の導電膜22
から絶縁された第2の導電膜23と、光ファイバガイド
19に沿って配設された光ファイバ24と、光素子ガイ
ド20に沿って配設された光素子としてのレーザーダイ
オード25とを具えている。
【0010】このような構成の回路では、光素子を直接
Si基板1上に搭載しているので、Si基板1をヒートシ
ンクとして機能させることができるという利点がある。
【0011】図8は、特開平5−60952号公報に開
示された光半導体装置の構成を示す断面図である。この
装置は、Si基板1と、このSi基板1に形成された光導
波路26と、Si基板1の凹部にアップサイドダウン構
成で搭載された光半導体素子27とを具えている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、上述の条件が充足される回路が得られていない。
【0013】例えば、図1に示したSi光学ベンチの構
成では、電気配線6の高周波特性を著しく劣化させると
いう問題を生ずる。すなわち、高周波特性に優れた電気
配線6を形成するためには、この電気配線層の厚さを充
分なものとし、しかも誘電損失の小さい絶縁体上に形成
しなければならないが、Si基板1はその厚さが極めて
薄く、しかも十分な高周波特性を補償する程、抵抗値が
高くなく、比抵抗は1kΩ・cm程度しかない。
【0014】図2は、Si基板上に直接形成した長さ0.
6mmのコプレーナ配線の高周波特性を示している(T. S
uzaki et al.:Microwave Workshop Digest, 1993, p9
5)。縦軸をSパラメータの透過特性S21とし、横軸を
周波数(GHz)とした。長さ0.6mmの配線の損失は約
0.4dB(2GHz),約0.8dB(10GHz)となり、
長さ1cmに換算すると7dB(2GHz),13dB(10
GHz)となって大きな損失となる。
【0015】図3(A)〜図3(D)に示す従来の光導波路
に関し、図4はリッジ型光導波路の検討例(6. Y. Yama
da et al., "Hybrid-Integrated 4×4 Optical Gate Ma
trixSwitch Using Silica-Based Optical Waveguides a
nd LD Array Chips", IEEE,J. Lightwave Technol., vo
l. 10, pp.383-390, 1992)を示しており、Si基板1に
形成した石英系光導波路7と半導体光素子8(この例で
は、半導体レーザーアンプ:SLA)との厚みに応じて
基板に反りが生じることに起因し、結合損失の増大につ
ながる。このように、リッジ型光導波路は光導波路機能
を十分には満たさない。また、ここでは、電気配線機能
も検討されていない。
【0016】図5に示したテラス付光導波路基板では、
低損失光導波機能や光学ベンチ機能は満足されるもの
の、高周波電気配線を搭載する機能については、全く検
討されていない。ここで、電気配線を搭載するとして
も、Si基板1の凸部1bに重ねて形成されることとな
り、高周波特性に対する要求条件を満たさない。
【0017】図6に示したハイブリッド光集積回路で
は、光導波路13がリッジ型のものに限定され、外乱な
どの影響を受け易く、低損失の光導波路機能を発揮でき
ない。
【0018】図7に示したハイブリッド光集積回路路
も、光導波路18がリッジ型のものに限定され、外乱な
どの影響を受け易く、低損失の光導波路機能を発揮でき
ない。
【0019】図8に示した光半導体装置では、光導波路
26がSi基板1の凸部領域に形成されるため、十分な
厚さのアンダークラッドを形成できない。このため、伝
送損失が大きく、外乱の影響を受け易いなど、十分な光
導波路機能を満たさない。しかも、電気配線部28がS
i基板1に設けられているので、高周波特性に対する要
求条件を満たさない。
【0020】このように、従来のハイブリッド光集積技
術には、上記の要求条件を満足するものがない。特に、
高周波電気配線機能はほとんど考慮されていなかった。
【0021】
【発明の目的】本発明の目的は、光学ベンチ機能および
高周波電気配線機能を満足する光サブモジュールを提供
することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、活性層に対し
て所定の距離にある光素子高さ基準面を有する光機能素
子と、この光機能素子を保持するための光素子保持面,
この光素子保持面から所定の距離にあるキャリア高さ基
準面およびキャリア電気配線を有するキャリアとから構
成された光サブモジュールであって、前記キャリアは、
凹部および凸部を有する基板と、この基板の前記凹部に
重ねて形成された誘電体層とで構成され、前記光素子保
持面およびキャリア高さ基準面が前記基板の凸部で構成
され、前記光機能素子の前記光素子高さ基準面と前記キ
ャリアの前記光素子保持面とが接触固定され、前記光機
能素子の活性層側電極部と前記キャリア電気配線とが電
気的に接続されていることを特徴とするものである。
【0023】
【0024】
【作用】本発明の光サブモジュールは、光素子をキャリ
アに保持するに当たり、光素子に設けた光素子高さ基準
面を、キャリアに設けた光素子保持面に接触させ固定す
るとともに、キャリア保持面から所定の段差を設けてキ
ャリア高さ基準面を設置する。従って、光素子の活性層
と光素子高さ基準面との間の高さがどのような値に設定
されていても、この値に対応してキャリア保持面とキャ
リア高さ基準面との高さの差を適切な値に設定すること
により、キャリア高さ基準面と光素子活性層との間の高
さの差を一定の値に設定できる。
【0025】本発明の光サブモジュールでは、光素子の
種類によらず、キャリア基準面から活性層までの距離を
一定の値に規格化できる。従って、本発明の光サブモジ
ュールを用いれば、光素子と光導波路または光ファイバ
とを結合した光モジュールの製作にあたって、光実装基
板の寸法を変更することなく異なる種類の光素子搭載が
可能となり、光モジュールの量産、歩留り向上に大きな
効果が期待される。さらに、寸法の異なる複数、多品種
の光素子を一枚の実装基板に搭載することも可能とな
り、高機能なハイブリッド光集積回路の製作が可能とな
る。
【0026】また、キャリアに電気配線を設け光素子の
活性層側の電極取り出しができるようにしたので、光モ
ジュールおよびハイブリッド光集積回路の製作に当た
り、使用する光素子の事前検査が容易に行えるという効
果がある。
【0027】さらに、光サブモジュールのキャリアを、
凹凸を有する基板と基板凹部に形成した誘電体層とで形
成し、この誘電体層にキャリア電気配線を形成すること
により、光サブモジュールの高周波特性を格段に向上さ
せることができる。さらに、誘電体層として、表面およ
び内部に電気配線層が形成されたフィルム、いわゆるテ
ープキャリアを用いることにより電気配線密度を向上で
きる。従って、電極端子数の多い光素子、例えば8×8
光マトリクススイッチなどの大規模モノリシック集積回
路、あるいは受発光素子と電子回路との集積したOEI
Cなどの光サブモジュール形成が可能となる。
【0028】また、光サブモジュールのキャリアとし
て、キャリア表面のみならず内部にも電気配線を有する
基板、例えばアルミナ多層電気配線基板を用いれば、高
周波特性、電気配線密度に優れた光サブモジュールが実
現できる。
【0029】
【0030】
【0031】本発明の光サブモジュールにると、従来
提案されているアップサイドダウン形態で光素子を搭載
するハイブリッド光集積回路であった各種問題、すなわ
ち 1)多品種,複数素子の搭載の困難性2)光導波路途中
に挿入する光素子の場合の基板上電気配線形成の困難性 3)搭載する光素子の事前検査の困難性 を一挙に解決できる。これに加え、本発明の光サブモジ
ュールはキャリアの構造や材質を適宜選択することによ
り、高周波特性および電気配線密度の点で優れた特性が
得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の第1の形態による光サブ
モジュールにおいて、誘電体層がその表面および内部に
電気配線層を形成したフィルム状材料であってよい。
【0033】
【0034】キャリア電気配線をキャリアの表面および
内部に形成してもよい。
【0035】
【実施例】本発明による光サブモジュールの実施例につ
いて、図9〜図24を参照しながら詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例のみに限らず、これらをさらに
組み合わせたり、この特許請求の範囲に記載された本発
明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能であ
り、従って本発明の精神に帰属する他の技術にも当然応
用することができる。
【0036】
【実施例1】図9および図10は、本発明のハイブリッ
ド光集積回路に搭載可能な光サブモジュールの第1の実
施例の構成を示し、図9は本実施例の光サブモジュール
の構成要素である光素子301およびキャリア302の
構造を示す斜視図であり、図10は図9中のA−A'矢
視に沿った断面図である。光素子301はアレイ状半導
体光アンプであり、311はその活性層であり、この活
性層311は400μm間隔で4アレイが形成され、こ
れら活性層311はそれぞれ光素子表面312から6μ
m離れている。光素子表面312には、各活性層311
に対応する活性層側電極313aが形成され、光素子表
面312の反対側の裏面には、アース側電極313bが
形成されている。314はそれぞれ光素子高さ基準面で
あり、図10に示すように活性層311から3μm裏面
側に下がった位置、すなわち光素子表面312より9μ
m低い位置に設けられている。315は光素子横方向基
準面であり、光素子表面312および光素子高さ基準面
314に直交して形成されている。この光素子横方向基
準面315の位置は、4つの活性層311のうち外側の
活性層311の両端から、それぞれ400μm離れてい
る。本実施例では、光素子横方向基準面315を左右両
側に設けたが、片側だけでも充分その機能を達成でき
る。
【0037】キャリア302は、図9に示すようにSi
基板の表面に3段の段差を設けて形成されている。キャ
リア凸部321は、光素子301の光素子高さ基準面3
14を接触固定するための「光素子保持面321a」で
あり、同時に実装基板に搭載する場合の基準面である
「キャリア高さ基準面321b」を兼ねている。すなわ
ち、一般的には「光素子保持面」と「キャリア高さ基準
面」とは高さの異なる面として別個に形成するが、本実
施例では同一面となっている。キャリア凸部321で囲
まれた領域325は、キャリア凸部321から15μm
の段差を設けて形成されている。この領域325の表面
には、厚さ2μmの金からなるキャリア電気配線324
が形成されている。この先端部には、半田パターン32
6が設けられている。この領域325は、光素子301
の活性層側電極313aの電極取り出し部の機能を果た
す。周辺領域323はキャリア凸部321から40μm
の段差を設けて形成され、この表面にも上記キャリア電
気配線324が連続して形成されている。この周辺領域
323は光実装基板側電気配線との電気接続の機能を果
たす。
【0038】なお、本実施例の多段の段差を有するキャ
リア302は、Si基板の異方性エッチングを繰り返す
ことにより形成した。すなわち、最初にSi基板の凸部
321を形成し、次いで領域325の段差を形成した。
このような異方性エッチングで段差を形成した場合に
は、段差間の側面は垂直ではなく、約55°の角度が領
域325と周辺領域323との段差間で電気配線324
を断線することなく形成できる。
【0039】図10は、前述したように図9の半導体光
アンプ301をキャリア302に固定した光サブモジュ
ールの状態を示し、図9中のA−A'矢視に沿った断面
形状を表している。半導体光アンプ301の光素子高さ
基準面314を、キャリア302のキャリア保持面32
1と接触させて搭載した。この状態で、キャリア302
を加熱して半田326をリフローすることにより、光素
子活性層側電極313aとキャリアの領域325に設け
たキャリア電気配線324とを接続固定した。キャリア
各領域間の段差および光素子高さ基準面と活性層との段
差は、上記のように設定してあるので、活性層311は
キャリア高さ基準面(キャリア保持面)321bよりも
3μm上方に位置している。
【0040】このように光素子を光サブモジュールの形
態にしておけば、光素子の特性を事前に検査することが
容易である。すなわち、すでに光素子活性層側電極31
3aはキャリア電気配線324に接続されているので、
光素子の表面に直接触れることなく検査が実施できるの
である。
【0041】
【実施例2】図11は、本発明のハイブリッド光集積回
路に搭載可能な光サブモジュールの第2の実施例を示す
断面図である。本発明に係る光サブモジュールでは、寸
法の異なる光素子を使用する場合であっても、光素子の
活性層とキャリア基準面との距離を常に一定の値に統一
できる。上述した実施例1では、光素子高さ基準面31
4と活性層311との段差が3μmであったが、例え
ば、この段差が5μmである光素子を搭載する場合を考
える。この場合には、図11に示すようにキャリア30
2の光素子保持面321aとキャリア高さ基準面321
bとの間に2μmの段差を設ければよい。
【0042】
【実施例3】図12は、本発明のハイブリッド光集積回
路に搭載可能な光サブモジュールの第3の実施例を示す
断面図である。活性層311から6μmの高さにある光
素子表面312を光素子高さ基準面314として用いた
としても、図12に示すように光素子表面312をキャ
リア302のキャリア高さ基準面321bよりも9μm
高く設定すればよい。
【0043】実施例1または実施例2のように寸法を設
定することにより、光素子の寸法に係わらず、キャリア
高さ基準面と活性層との段差を図10に示した実施例1
の場合と同様に3μmとすることができる。
【0044】
【実施例4】図13は、図9および図10に示した光サ
ブモジュールの第1の実施例をハイブリッド光集積回路
応用した第4の実施例の構成を示す分解斜視図であ
る。図中の符号で304は光実装基板であり、段差付き
Si基板341上 には光導波路部342と、基板電気配
線346および光素子搭載部348とが形成されてい
る。光導波路部342は、Si基板凹部に形成され、ア
ンダークラッ ド342a(厚さ30μm),コア342
b(厚さ6μm×幅6μm)およびオー バークラッド3
42c(厚さ30μm)の3層構造の埋め込み型石英系
光導波路である。
【0045】基板電気配線346は、オーバークラッド
342c表面に形成してあり、高周波動作が可能なよう
に中心導体346aと接地導体346bとからなるコプ
レーナ構造を採用した。これらの配線はオーバークラッ
ド形成後に厚さが5μmの金を蒸着してパターン化する
ことにより形成した。この配線層は十分な厚み、例えば
66μmの厚みを有し、かつ誘電率の小さい石英ガラス
上に形成したので良好な電気特性を示す。また、基板電
気配線346における中心導体346aの先端部には、
光サブモジュールとの電気的接続用に半田パターン32
7が蒸着およびパターン化によって形成されている。
【0046】光素子搭載部348は、Si凸部343を
含む領域に形成されている。Si凸部343の表面の高
さは、光導波路のアンダークラッド342aの上面高さ
に一致し、光サブモジュール搭載時の高さ基準面(以
下、基板高さ基準面と記述する)343として機能す
る。すなわち、基板高さ基準面343から光導波路のコ
ア342bの中心までの高さは3μmであり、これは実
施例1の光サブモジュールのキャリア高さ基準面321
bから活性層311までの高さに等しい。基板高さ基準
面343以外の光素子搭載部348となるSi凹部領域
は光素子挿入溝349であり、基板高さ基準面343か
ら約110μmの深さを有する。光素子挿入溝349の
底面には厚さが2μmの金からなる接地用電気配線層3
47がオーバークラッド上の基板電気配線346と同時
に形成されている。接地用電気配線層は微細なパターン
化は不要であるので、このような深溝底部にも容易に形
成できる。光素子挿入溝349の底面の端部には配線取
り出し部349aが設けられ、リード345により光実
装基板304の接地用電気配線層347と接地導体34
6bとが接続されている。
【0047】本実施例の光実装基板304は、上記のよ
うにアレイ状の光素子301を光導波路中間に挿入する
場合であっても、光素子活性層311側の電極313a
を取り出すための基板電気配線を光導波路表面に形成す
ればよいので、比較的微細な電気配線パターンであって
も容易に形成できる。従来の光素子アップサイドダウン
形態での搭載では、基板電気配線は、段差のある基板の
底面に形成しなければならず、このようなことは困難で
あった。
【0048】次に、この光実装基板304上に光素子3
01およびキャリア302を含む光サブモジュールを搭
載し、ハイブリッド光集積回路を製作する工程を図1
3,図14および図15を参照して説明する。図14は
図13中のB−B'矢視に沿った断面図、図15は図1
3中のC−C'矢視に沿った断面図である。
【0049】図13および図14において、光サブモジ
ュールのキャリア高さ基準面321bと光実装基板の基
板高さ基準面343とを接触させることにより、光素子
活性層311と光導波路のコア342bとの高さ方向の
位置合わせを容易に完了することができる。本実施例に
おいては横方向、すなわち段付きSi基板341の面方
向でかつ光導波路と直交する方向に関しては、光導波路
と光素子との光結合率をモニタしながら最適位置に合わ
せた。位置合わせ完了後、光実装基板の光素子挿入溝3
49の底面に導電性接着剤351を滴下し、光サブモジ
ュールと光実装基板とを固定した。最後に図15に示す
ように、光実装基板上の基板電気配線端部に設けた半田
327をリフローし、光サブモジュールのキャリア30
2の電気配線と光実装基板304の電気配線との電気的
接続を行うことにより、ハイブリッド光集積回路の製作
を終了する。
【0050】なお、本実施例では半田のリフローは基板
全体を加熱することによって行ったが、接続部を局所的
に加熱する方法も可能である。
【0051】従来の光素子アップサイドダウンでの実装
形態では、光素子固定と電気接続とを一度の工程で行わ
なければならなかったのに対し、本実施例の実装工程で
は上記のように光サブモジュールと光実装基板の調芯固
定工程と、両者の電気配線接続工程とを分離することが
可能となった。
【0052】また、電気配線端子数が多数の光素子の場
合、従来方法では電気接続がなされない端子が生ずると
いう故障が発生しやすく、歩留り低下を招き易い。これ
に対し、本発明によれば光素子固定後に電気接続を行え
ばよいので、多数の電気接続端子を有する光素子に対し
ても歩留り良く、ハイブリッド光集積回路を製作するこ
とが可能となる。
【0053】さらに、上述のよう本発明の光サブモジ
ュールを用いたハイブリッド光集積回路によると、高さ
方向の寸法の異なる光素子を用いた場合であっても光実
装基板の高さ方向の寸法を変更する必要はない。図1
0,図11または図12に示したような光サブモジュー
ルの各基準面間の高さを適切に設定し、キャリア保持面
321,光素子保持面321aおよびキャリア高さ基準
面321bと、光素子活性層311との間の高さを3μ
mにすれば、どのような光素子に対しても本実施例の 光
実装基板が適用できる。
【0054】以上述べたように、本発明を用いれば、従
来のアップサイドダウン搭載形態のハイブリッド光集積
回路で問題であった 1)多品種,複数素子搭載 2)基板上の電気配線形成 3)光素子の事前検査 に関する困難さを一挙に解決できる。
【0055】
【実施例5】図16は、ハイブリッド光集積回路に第4
の実施例の光サブモジュールを搭載可能な第5の実施例
の構成を示す斜視図である。本実施例が実施例1の光サ
ブモジュールと異なる点は、光サブモジュールに横方向
の位置合わせ基準面を設けたこと、および領域325と
周辺領域323との間の段差をなくしたことにある。図
16に示すように、光素子301は実施例1と同一のア
レイ状半導体光アンプであり、各種の寸法も同一であ
る。キャリア302には、実施例1と同様に、光素子保
持面321aとキャリア高さ基準面321bとが段差な
く同一面として形成されており、光素子保持面321a
の内側側面に光素子の横方向の位置決めをするための光
素子搭載横方向基準面322aが形成されている。光素
子301をキャリア302に搭載するにあたり、光素子
高さ基準面314と光素子保持面321aとを接触さ
せ、また、光素子横方向基準面315と光素子搭載横方
向基準面322aとを接触させることにより、キャリア
302と光素子301との相対的な位置を決定できる。
キャリア302のキャリア高さ基準面321bの外側側
面にはキャリア搭載横方向基準面322bが形成されて
おり、キャリア搭載横方向基準面322bと光素子搭載
横方向基準面322aとは、300μm 離れている。上
記以外のキャリア302の構造および寸法は実施例1の
場合と同様である。
【0056】従って、光素子301をキャリア302に
搭載すると、光素子活性層311とキャリア高さ基準面
321bおよびキャリア搭載横方向基準面322bとの
距離は、それぞれ、3μmおよび700μmとなる。
【0057】
【実施例6】図17は、ハイブリッド光集積回路に先の
実施例5の光サブモジュールを含む第6の実施例の構成
を示す断面図である。本実施例は、先の実施例5の光サ
ブモジュールを含む点に特徴があり、実施例5における
光サブモジュールを搭載する光実装基板の構造は図13
と同様である。ただし、本実施例では左端の光導波路の
コア中心から素子搭載溝側壁348bまでの距離を70
0μmに設定している。その他の寸法は、実施例4の 場
合と同様である。
【0058】本実施例では、光サブモジュールの搭載に
あたっては図17に示すように、光サブモジュールのキ
ャリア高さ基準面321bと光実装基板の基板高さ基準
面343とを接触させ、かつキャリア搭載横方向基準面
322bと素子搭載溝側壁348bとを接触させること
により、光素子活性層311と光導波路のコア342b
との位置合わせを完了する。この後は、図13〜図15
に示した実施例4と同様の工程を経てハイブリッド光集
積回路を製作することができる。
【0059】光素子の寸法が異なっても、キャリアに設
ける各高さ基準面および横方向基準面の寸法を適切に設
定すれば、光素子活性層311とキャリア高さ基準面3
21bおよびキャリア搭載横方向基準面322aとの距
離を常にそれぞれ3μmおよび700μmに設定できる。
従って、本実施例によれば、光素子の寸法が変わって
も、光実装基板の光素子搭載部の寸法を変えることな
く、ハイブリッド光集積回路を形成することができる。
これに加え、先の各実施例で得られた各種の効果は、本
実施例によっても全く同様に実現できる。
【0060】
【実施例7】図18はハイブリッド光集積回路に第5
の実施例の光サブモジュールを搭載可能とした第7の実
施例の構成を示す分解斜視図である。本実施例では、キ
ャリア302の材質として透明な石英ガラスを用いてい
る。実施例1のキャリアと比較し、光素子保持面321
a上および周辺領域323上にそれぞれ光素子位置決め
マーカ210およびキャリア位置決めマーカ230を設
けたことが構造上異なる点である。また、光素子電極取
り出しのための領域325と周辺領域323とを同一の
高さにした。その他の構成は、図12に示した実施例3
の光サブモジュールのキャリア構造と同様である。光素
子301は光素子表面312を光素子高さ基準面314
としてあり、この上に光素子位置決めマーカ210に対
応する図示していないマーカが形成されている。
【0061】本実施例ではキャリアとして透明な石英ガ
ラスを用いたので、光素子301をキャリア302に搭
載するにあたって、透明なキャリアを通して光素子およ
びキャリアに形成したマーカを観察することが可能とな
る。そこで、光素子高さ基準面314とキャリア保持面
321aとを接触させると共に、光素子表面に形成した
マーカとキャリアに設けた光素子位置決めマーカとが重
なるようにして搭載し、高さ方向および横方向とも正確
な位置合わせを実現した。
【0062】また、本実施例におけるキャリア電気配線
324はコプレーナ配線であり、しかも誘電率の小さな
石英ガラス表面に形成しているので、キャリア302に
Si基板を用いた先の実施例と比較して、高周波特性に
極めて優れている。
【0063】
【実施例8】図19は、ハイブリッド光集積回路に図1
8に示した実施例7の光サブモジュールを搭載した第8
の実施例の構成を示す分解斜視図である。本実施例では
図18に示した実施例7の光サブモジュールを光実装基
板304に搭載する点に特徴がある。光導波路部342
のオーバークラッド上に基板マーカ410を設けた点を
除けば、その他の構成は図13に示した実施例4とほぼ
同様である。この基板に光サブモジュールを搭載する場
合、基板マーカ410とキャリア位置決めマーカ230
とを一致させると共に、キャリア高さ基準面と基板高さ
基準面とを接触させ、固定すればよい。
【0064】なお、本実施例の石英ガラスキャリアにお
いては、実施例1および実施例2のSiキャリアと比較
して熱伝導率が格段に悪い。しかし、図19の光実装基
板304に搭載すれば、光実装基板自体がヒートシンク
の効果を果たすので、何らの問題も生じない。
【0065】
【実施例9】図20は、ハイブリッド光集積回路に第6
の実施例の光サブモジュールを搭載可能とした第9の実
施例の構成を示す斜視図である。本実施例では、キャリ
ア302を、表面および内部に多層のキャリア電気配線
324を有するセラミック基板を用いて構成している。
キャリア(セラミック基板)302は内部に上下両面の
電気配線を接続する垂直方向の配線324hが形成され
ており、光素子301の電極とはセラミック基板302
の下面で接続し、基板上面の配線324sを経て、再び
下面から取り出される。
【0066】光素子保持面321aおよびキャリア高さ
基準面321bはポリイミドで形成した。このような構
造は、セラミック基板上に厚いポリイミド膜を形成した
後、不要部分のポリイミドをエッチングにより除去する
ことにより実現できる。
【0067】この光サブモジュールを用いれば、これま
で述べた他の実施例と同様のやり方で、光実装基板に搭
載して本発明のハイブリッド光集積回路を得ることがで
きる。また、本実施例では光サブモジュールのキャリア
としてセラミック基板を用いているので、良好な電気特
性が得られると共に、多層電気配線も容易に実現でき
る。しかも、電気配線をキャリアの上に設けることがで
きるので、光素子の事前検査が極めて容易となる。
【0068】
【実施例10】図21は、ハイブリッド光集積回路に第
7の実施例の光サブモジュールを搭載可能とした第10
の実施例の構成を示す斜視図である。本実施例のキャリ
ア302は、凹凸形状のSi基板302aと、その凹部
に形成した十分な厚さの誘 電体層としての石英ガラス
層302bと、この石英ガラス層302b上に形成した
キャリア電気配線324と、Si凸部に形成した光素子
保持面321aとキャ リア高さ基準面321bとを基
本構成要素としている。
【0069】このように熱伝導性に優れたSi基板と十
分な厚さの石英ガラスの積層構造のキャリアを用いるこ
とにより、1)電気配線が誘電率の小さい石英ガラス層
の表面に形成されているため、実施例3と同様に上に良
好な高周波特性が得られる2)光素子保持面およびキャ
リア高さ基準面はSiが露出し、光素子高さ基準面およ
び基板高さ基準面とそれぞれ接触しているため、高い放
熱効果が得られるという効果が得られる。
【0070】なお、誘電体層としては石英ガラス以外に
も、ポリイミドなどの高分子誘電材料を適用してもよ
い。ポリイミドを用いる場合には電気配線を多層化し高
密度化することが容易であり、マトリクス光スイッチの
ように電気配線数の多い大規模光集積チップの実装に適
している。
【0071】
【実施例11】図22はハイブリッド光集積回路に第
8の実施例の光サブモジュールを搭載可能とした第11
の実施例の構成を示す分解斜視図であり、図23は図2
2中のD−D'矢視に沿った断面図である。本実施例で
は、図22に示すように、キ ャリア302は、凹凸形
状のSi基板302aと、電気配線を有する配線フィル
ム302bとから構成されている。Si基板302aの
凸領域には、光素子保持 面321aとキャリア高さ基
準面321bとが形成されている。配線フィルム302
bには、ポリイミドフィルム表面に信号配線324aが
設けられ、裏面には接地配線324bを設けたマイクロ
ストリップ配線が形成されている。フィルム302bに
は、窓352が設けられている。窓352の内側には信
号配線324aと光素子活性層側電極との接続用のイン
ナーリード324cが延びている。また、フィルム30
2bの外周部には信号配線324aに接続したアウター
リード324dと、接地配線324bに接続したアウタ
ーリード324eとが設けられている。
【0072】この光サブモジュールは以下の手順で製作
する。すなわち、はじめに光素子活性層側電極313a
と配線フィルムのインナーリード324cとを半田によ
り接続し、次いでSi基板302aの凸部を配線フィル
ムの窓352から挿入し、光素子301の光素子高さ基
準面314および光素子横方向基準面315をそれぞれ
光素子保持面321aおよび光素子搭載横方向基準面3
22aとに接触させ固定する。
【0073】
【実施例12】図24は、ハイブリッド光集積回路に実
施例11の光サブモジュールを含めた第12の実施例の
構成を示す斜視図である。本実施例は、実施例11にお
ける光サブモジュールを含む点に特徴がある。本実施例
の光実装基板304の構造は、図13〜図15に示した
実施例4と同様である。光サブモジュールのキャリア高
さ基準面およびキャリア搭載横方向基準面と、光実装基
板の基板高さ基準面および基板横方向基準面とをそれぞ
れ接触固定した後、光サブモジュールのアウターリード
324dと光実装基板304のオーバークラッド上の基
板電気配線346とを電気的に接続した。
【0074】上記のように本実施例における光サブモジ
ュールは、そのキャリアを位置決め機能を有する凹凸形
状Si基板と、電気配線機能を有する配線フィルムとの
組み合わせで構成した。特に、配線フィルムと光素子電
極との電気接続をインナーリードを用いて行うようにし
た。この結果、光素子電極をキャリア表面に設けた電気
配線に直接接続する実施例4,実施例6および実施例8
までの構造と比較すると、光素子に与える応力を大きく
低減することができる。このことは、光素子の信頼性を
大きく向上させる。同時に、インナーリードを用いるこ
とにより、光素子電極と光サブモジュール電気配線との
電気接続工程の歩留りを大きく向上することができる。
さらに、配線フィルムには容易にマイクロストリップ線
路が形成できるので、配線密度を高めることができる。
この電気配線は、フィルム表面のみならず内部にも形成
し、多層電気配線とすることも容易である。これに加
え、光サブモジュールからはアウターリードが延びてい
るため、光実装基板に搭載する前の光素子の事前検査が
極めて容易に行えるという効果も生まれる。
【0075】本実施例に係るハイブリッド光集積回路に
おいては、光サブモジュールを光実装基板に位置決めお
よび固定する工程と、光素子電極と基板電気配線とを電
気的に接続する工程とを分離できるので、製作歩留りを
大きく向上することができる。
【0076】
【発明の効果】本発明の光サブモジュールによると、光
素子活性層側の電極取り出し用の電気配線機能と、光素
子および光実装基板との位置決め機能とを有するキャリ
アに、光素子をその活性層側が接触するように搭載して
形成したので、光サブモジュール内部に高周波特性に優
れた電気配線が形成できるようになり、光素子の高速特
性が著しく向上するという効果がある。また、光実装基
板への搭載に先立つ光素子特性の事前検査が極めて容易
に実施できるようになった。さらに、キャリアの位置決
め基準面から光素子活性層までの距離を、光素子寸法に
関係なく規格化した値に設定できるという効果が生まれ
た。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】Si光学ベンチの構造を示す斜視図である。
【図2】図1の構造から予想される高周波特性を示す特
性図である。
【図3】2種類の光導波路構造を示し、(A)はリッジ
型光導波路構造の光実装基板を示す断面図であり、
(B)は(A)の光実装基板上に設けられた素子搭載部
を示す断面図であり、(C)は埋め込み型光導波路構造
の光実装基板を示す断面図であり、(D)は(C)の光
実装基板上に設けられた素子搭載部を示す断面図であ
る。
【図4】リッジ型光導波路構造の光実装基板を示す概略
斜視図である。
【図5】Siテラス付光導波路構造の光実装基板を示す
概略斜視図である。
【図6】従来のハイブリッド光集積回路の構成の一例を
示す斜視図である。
【図7】従来のハイブリッド光集積回路の構成の他の例
を示す斜視図である。
【図8】従来の光半導体装置の構成の一例を示す断面図
である。
【図9】本発明によるハイブリッド光集積回路に搭載可
能な光サブモジュールの第1の実施例の構成のうち光素
子およびキャリアの構造を示す斜視図である。
【図10】図9中のA−A'矢視に沿った断面図であ
る。
【図11】本発明によるハイブリッド光集積回路に搭載
可能な光サブモジュールの第2の実施例を示す断面図で
ある。
【図12】本発明によるハイブリッド光集積回路に搭載
可能な光サブモジュールの第3の実施例を示す断面図で
ある。
【図13】図9および図10に示した光サブモジュール
を用いた本発明によるハイブリッド光集積回路の第4の
実施例の構成を示す分解斜視図である。
【図14】図13中のB−B'矢視に沿った断面図であ
る。
【図15】図13中のC−C'矢視に沿った断面図であ
る。
【図16】本発明によるハイブリッド光集積回路の第5
の実施例に搭載可能な光サブモジュールの第4の実施例
の構成を示す斜視図である。
【図17】本発明によるハイブリッド光集積回路の第6
の実施例の構成を示す断面図である。
【図18】本発明によるハイブリッド光集積回路の第7
の実施例に搭載可能な光サブモジュールの第5の実施例
の構成を示す分解斜視図である。
【図19】本発明によるハイブリッド光集積回路の第8
の実施例の構成を示す分解斜視図である。
【図20】本発明によるハイブリッド光集積回路の第9
の実施例に搭載可能な光サブモジュールの第6の実施例
の構成を示す斜視図である。
【図21】本発明によるハイブリッド光集積回路の第1
0の実施例に搭載可能な光サブモジュールの第7の実施
例の構成を示す斜視図である。
【図22】本発明によるハイブリッド光集積回路の第1
1の実施例に搭載可能な光サブモジュールの第8の実施
例の構成を示す分解斜視図である。
【図23】図22中のD−D'矢視に沿った断面図であ
る。
【図24】本発明によるハイブリッド光集積回路の第1
2の実施例の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
210 光素子位置決めマーカ 230 キャリア位置決めマーカ 301 光素子(半導体アンプ) 302 キャリア(セラミック基板) 302a Si基板 302b 誘電体層(石英ガラス層,配線フィルム) 304 光実装基板 311 活性層(光素子活性層) 312 光素子表面 313a 活性層側電極(光素子活性層側電極) 313b アース側電極 314 光素子高さ基準面 315 光素子横方向基準面 321 キャリア凸部(キャリア保持面) 321a 光素子保持面 321b キャリア高さ基準面 322a 光素子搭載横方向基準面 322b キャリア搭載横方向基準面 323 周辺領域 324 キャリア電気配線 324a 信号配線 324b 接地配線 324c インナーリード 324d,324e アウターリード 324h,324s 配線 325 領域 326,327 半田パターン(半田) 341 段差付きSi基板 342 光導波路部 342a アンダークラッド 342b コア 342c オーバークラッド 343 Si凸部(基板高さ基準面) 345 リード 346 基板電気配線 346a 中心導体 346b 接地導体 347 接地用電気配線層 348 光素子搭載部 348b 素子搭載溝側壁 349 光素子挿入溝 349a 配線取り出し部 351 導電性接着剤 352 窓 410 基板マーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平6−148222 (32)優先日 平成6年6月29日(1994.6.29) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 吉野 薫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 加藤 邦治 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 森脇 和幸 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 杉田 彰夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 小川 育生 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 柳澤 雅弘 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 橋本 俊和 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−161908(JP,A) 特開 平3−205889(JP,A) 特開 平2−13909(JP,A) 特開 昭62−242362(JP,A) 特開 昭63−306402(JP,A) 特開 昭62−204208(JP,A) 特開 昭64−18109(JP,A) 特開 平6−310617(JP,A) 特開 平6−188328(JP,A) 特開 平6−201930(JP,A) 特開 平6−273630(JP,A) 特開 昭61−242069(JP,A) 特開 昭63−131104(JP,A) 特開 平5−37087(JP,A) 特開 昭61−50387(JP,A) E.E.L.Friedrich e t.al.,Journal of L ightwave Technolog y,Vol.10 No.3(March 1992),pp.336−340 Y.Yamada et.al.,J ournal of Lightwav e Technology,Vol.10 No.3(March 1992),p p.383−390 Y.Yamada et.al.,E lectronics Letter s,Vol.29 No.5(4th M arch 1993),p.444−446 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/122 - 6/14 G02B 6/42 - 6/43 H01S 5/00 - 5/50 H01S 31/00 - 31/12 H01S 33/00 H01S 21/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性層に対して所定の距離にある光素子
    高さ基準面を有する光機能素子と、 この光機能素子を保持するための光素子保持面,この光
    素子保持面から所定の距離にあるキャリア高さ基準面お
    よびキャリア電気配線を有するキャリアとから構成され
    た光サブモジュールであって、前記キャリアは、凹部および凸部を有する基板と、この
    基板の前記凹部に重ねて形成された誘電体層とで構成さ
    れ、 前記光素子保持面およびキャリア高さ基準面が前記基板
    の凸部で構成され 、 前記光機能素子の前記光素子高さ基準面と前記キャリア
    の前記光素子保持面とが接触固定され、 前記光機能素子の活性層側電極部と前記キャリア電気配
    線とが電気的に接続されていることを特徴とする光サブ
    モジュール。
  2. 【請求項2】 前記誘電体層は、その表面および内部に
    電気配線層が形成されたフィルム状材料であることを特
    徴とする請求項1に記載の光サブモジュール。
  3. 【請求項3】 前記キャリア電気配線は、前記キャリア
    の表面および内部に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の光サブモジュール。
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