JP3388829B2 - 文字読取装置 - Google Patents

文字読取装置

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JP3388829B2
JP3388829B2 JP23459793A JP23459793A JP3388829B2 JP 3388829 B2 JP3388829 B2 JP 3388829B2 JP 23459793 A JP23459793 A JP 23459793A JP 23459793 A JP23459793 A JP 23459793A JP 3388829 B2 JP3388829 B2 JP 3388829B2
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宣明 高木
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07CPOSTAL SORTING; SORTING INDIVIDUAL ARTICLES, OR BULK MATERIAL FIT TO BE SORTED PIECE-MEAL, e.g. BY PICKING
    • B07C3/00Sorting according to destination
    • B07C3/10Apparatus characterised by the means used for detection ofthe destination
    • B07C3/14Apparatus characterised by the means used for detection ofthe destination using light-responsive detecting means

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  • Character Input (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、郵便物上に
記載された宛名情報を読取り、その郵便物を区分する宛
名自動読取区分機などの郵便物処理装置において、郵便
物上に記載された宛名情報を光学的に読取ったり、ある
いは、小切手上に記載された金額情報を光学的に読取る
文字読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光学的文字読取りの技術を用いた
自動化機器として、たとえば、郵便物上に記載されてい
る宛名情報を読取って郵便物を区分する宛名自動読取区
分機が開発され、中央局などの郵便局に導入されてい
る。
【0003】このような宛名自動読取区分機において
は、宛名情報の記載位置である、宛名情報領域を正しく
検出することが非常に重要となっている。
【0004】ところが、一般に郵便物の場合、宛名情報
の記載方法などについて特に決められた規則がないた
め、記載位置や記載方向がまちまちとなっている。
【0005】また、郵便物によっては、広告文や料額印
などが宛名情報と同じ面に存在する場合もあり、このよ
うな場合、誤った領域を宛名情報領域としてしまう例も
少なくない。
【0006】このような状況の中で、たとえば、電気料
金のお知らせやガス料金の請求など、同一の書式にて多
量に投函される特定企業からの大口郵便物(バルク)に
記載された宛名情報の読取りについては、それぞれの宛
名情報領域をあらかじめ登録しておくことによって、宛
名情報領域を正しく検出できるようにしている。
【0007】このような文字読取装置の従来技術とし
て、たとえば、特開平3−268085号公報に記載さ
れているものが知られている。
【0008】しかしながら、従来の宛名自動読取区分機
においては、特定企業からの多量の大口郵便物を区分す
る際に、その都度、オペレータが手動によって登録の内
容を選択するようになっていた。このため、非常に効率
が悪く、オペレータの負担が増加し、また、切換えが正
しく行なわれていない場合には区分率が低下するという
欠点があった。
【0009】すなわち、特定企業からの多量の郵便物を
区分する場合は、あらかじめ宛名情報領域を登録してお
く必要があり、また、書式が変わるたびごとに手動によ
る登録内容の切換え操作が必要である。そのためには、
オペレータがある程度の熟練性を有していなければなら
ないという問題があり、しかも、極めて操作性が悪く、
これが処理効率の低下を招く原因にもなっていた。
【0010】また、多種類の郵便物が混在していた場合
には、登録の内容を切換えるための操作が多発し、稼働
率が低下するとともに、そのためオペレータの負担が増
加し、かつ、オペレータを煩わせるものとなっていた。
【0011】このように、宛名情報を読取って郵便物を
区分する宛名自動読取区分機など、文字読取りの分野に
おいては、読取領域を正しく検出することが重要であ
り、また、正しく検出できない場合には、それが読取り
性能を低下させる原因にもなっていた。
【0012】また、このような文字読取装置の従来技術
として、たとえば、米国特許第4201978号明細書
に記載されているものも知られている。しかしながら、
この従来技術にも前述同様の問題点があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、読取領域を正しく検出することが極めて重
要であり、また、正しく検出できない場合には、それが
読取り性能を低下させるとともに、ひいては自動化機器
における性能の低下を招くなどの問題があった。
【0014】また、従来においては、極めて操作性が悪
く、しかも、処理効率の低下を招くとともに、オペレー
タの負担が増加するなどの問題もあった。
【0015】そこで、本発明は、読取領域を効率よく、
しかも、高精度で検出することができ、宛名自動読取区
分機などの自動化機器や、有価証券からの特定情報の読
取りなどに用いて好適な文字読取装置を提供することを
目的とする。
【0016】また、本発明は、操作性や処理効率を向上
し得るとともに、オペレータの負担を軽減することがで
き、特定郵便物からの宛名情報の読取りや、有価証券か
らの特定情報の読取りなどに用いて好適な文字読取装置
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の文字読取装置
は、文字画像が記載された被読取物の画像を取込む取込
手段と、前記被読取物のサイズを計測する計測手段と、
この計測手段で計測された前記被読取物のサイズと前記
取込手段で取込んだ画像とから前記被読取物における文
字画像の画像特徴を求め、この求めた画像特徴から前記
被読取物上における読取領域を検出する検出手段と、あ
らかじめ被読取物のサイズ情報と、そのサイズ情報によ
って特定される被読取物上における固有の特徴的情報、
および、この被読取物における読取領域の位置情報をそ
れぞれ対応させて記憶する記憶手段と、この記憶手段に
記憶された被読取物のサイズ情報および特徴的情報を、
前記取込手段で取込んだ画像から検出することにより被
読取物を特定し、前記取込手段で画像を取込んだ被読取
物が、あらかじめ前記記憶手段に記憶された被読取物と
同一であると特定された場合に、あらかじめ前記記憶手
段に記憶されている前記被読取物に対応する読取領域の
位置情報を、前記検出手段により求めた読取領域の検出
結果に優先させて出力する被読取物自動検出手段と、こ
被読取物自動検出手段からの出力に対応する読取領域
または前記検出手段で検出された読取領域に対して文字
の読取りを行なう読取手段とを具備している。
【0018】また、本発明の文字読取装置は、あらかじ
め被読取物のサイズ情報、被読取物に含まれる符号領域
の位置情報、その符号の赤色・緑色・青色の実画像、お
よび、その被読取物における読取領域の位置情報をそれ
ぞれ対応させて記憶する記憶手段と、被読取物を走査し
て赤色・緑色・青色の原画像を得る走査手段と、前記被
読取物のサイズを測定する測定手段と、この測定手段の
測定結果に基づいて、前記記憶手段から前記被読取物の
サイズに対応する被読取物の符号領域の位置情報を読出
し、この読出した位置情報に基づき前記原画像上で対応
する位置の赤色・緑色・青色の符号の原画像を抽出する
抽出手段と、この抽出手段で抽出された赤色・緑色・青
色の符号の原画像と前記記憶手段から読出した前記被読
取物に対応する前記赤色・緑色・青色の符号の実画像と
を照合する照合手段と、この照合手段の照合によって、
前記赤色・緑色・青色の符号の原画像と前記赤色・緑色
・青色の符号実画像とが一致すると判断される場合に、
その符号の実画像に対応する前記読取領域の位置情報を
当該被読取物における読取領域として決定する読取領域
決定手段と、この読取領域決定手段で決定された読取領
域の原画像に対して文字の読取りを行なう読取手段とを
具備している。
【0019】また、本発明の文字読取装置は、あらかじ
め被読取物の実画像とサイズ情報、および、その被読取
物における読取領域の位置情報をそれぞれ記憶する記憶
手段と、被読取物を走査して原画像を得る走査手段と、
前記被読取物のサイズを測定する測定手段と、この測定
手段の測定結果に基づいて、前記記憶手段から前記被読
取物のサイズに対応する被読取物の読取領域の位置情報
を読出し、この読出した位置情報に基づき前記原画像上
で対応する位置の情報を除去する除去手段と、この除去
手段で情報の一部が除去された原画像と前記記憶手段か
ら読出した前記被読取物に対応する前記実画像とを照合
する照合手段と、この照合手段の照合によって、前記原
画像と前記実画像とが一致すると判断される場合に、そ
の実画像に対応する前記読取領域の位置情報を当該被読
取物における読取領域として決定する読取領域決定手段
と、この読取領域決定手段で決定された読取領域の原画
像に対して文字の読取りを行なう読取手段とを具備して
いる。
【0020】さらに、本発明の文字読取装置は、あらか
じめ同一の書式によって発生する特定郵便物のサイズ情
報に対応させて、前記特定郵便物の実画像と、その特定
郵便物における宛名情報領域の位置情報をそれぞれ記憶
する記憶手段と、郵便物を走査して原画像を得る走査手
段と、この走査手段によって得られた前記原画像から前
記郵便物のサイズを測定する測定手段と、この測定手段
の測定結果に基づいて、前記記憶手段から前記郵便物の
サイズに対応する特定郵便物の宛名情報領域の位置情報
を読出し、この読出した位置情報に基づき前記原画像上
で対応する位置の宛名情報を除去する除去手段と、この
除去手段で宛名情報の除去された原画像と前記記憶手段
から読出した前記特定郵便物に対応する前記実画像とを
照合する照合手段と、この照合手段の照合結果に基づ
き、当該郵便物が同一の書式によって発生する特定郵便
物か否かを判定する判定手段と、この判定手段で特定郵
便物と判定された場合、この特定郵便物の実画像に対応
する前記宛名情報領域の位置情報により、当該郵便物に
おける宛名情報領域を決定する決定手段と、この決定手
段で決定された宛名情報領域の原画像に対して文字の読
取りを行なう読取手段とを具備している。
【0021】
【0022】
【0023】
【作用】本発明によれば、上記した構成により、被読取
物上の固定的な特徴から読取領域を特定できるようにな
るため、読取領域の検出の精度を向上することが可能に
なる。したがって、読取領域を効率よく、しかも、高精
度で検出することができる。
【0024】また、本発明によれば、上記した構成によ
り、オペレータの入力操作などを必要とすることなく、
既に登録されている被読取物か否かを特定できるように
なるため、処理の自動化が可能となる。したがって、操
作性や処理効率を向上し得るとともに、オペレータの負
担を軽減することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0026】まず、第1の実施例について説明する。
【0027】図16は、第1の実施例に係る郵便物の宛
名自動読取区分機の構成を概略的に示すものである。す
なわち、この宛名自動読取区分機は、葉書や封書などの
書状である郵便物(被読取物)Pが一括、かつ、立位状
態でセットされる供給部1、この供給部1にセットされ
た郵便部Pを最前端から順次1枚ずつ取出す取出部2、
この取出部2で取出された郵便物Pを搬送する取込搬送
路3、この取込搬送路3を搬送される郵便物P上の宛名
情報を光学的に読取る読取部4、この読取部4で宛名情
報の読取られた郵便物Pを、その読取結果(区分指定デ
ータ)に基づいて区分する区分部5によって構成されて
いる。
【0028】区分部5は、読取部4を通過した郵便物P
を搬送する書状搬送路6、鉛直方向に設けられた複数段
(ここでは、たとえばA〜Gの7段)の区分搬送路7a
〜7g、各区分搬送路7a〜7gに沿って設けられた多
数のポケット(集積箱)8,…からなっている。
【0029】なお、供給部1の上部には、オペレータ
(郵便局員)が操作する操作パネルとしてのオペレータ
パネル9が設けられている。また、搬送路3,6,7a
〜7gの各所には、その搬送路上における郵便物Pの搬
送を検知するための、たとえば、フォトセンサによって
構成される搬送検知器(図示していない)が設けられて
いる。
【0030】しかして、供給部1にセットされた郵便物
Pは、取出部2によって順次取出され、取込搬送路3を
搬送されて読取部4に送られる。そして、読取部4によ
って、郵便物P上に記載されている宛名情報が読取られ
る。
【0031】この後、郵便物Pは区分部5に送られ、そ
の区分指定データに基づいて書状搬送路6、および、区
分搬送路7a〜7gのいずれかを選択的に搬送され、所
定のポケット、つまり、上記区分指定データに対応する
ポケット8内に区分されて集積されるようになってい
る。
【0032】図1は、上記した読取部4の構成を概略的
に示すものである。すなわち、読取部4は、図示矢印方
向に搬送される郵便物P上に光を照射する光源11、郵
便物P上からの反射光を受光する光学系12、この光学
系12を介して結像される郵便物P上からの反射光を電
気信号に変換する自己走査形のCCD形ラインセンサ1
3、このラインセンサ13の出力である郵便物P上の全
面画像に対応するアナログ信号が入力されることによ
り、そのアナログ信号に対して各種信号処理などを施す
信号処理部14、この信号処理部14の出力に応じて文
字パターンの認識を行なうことにより、宛名情報を識別
する識別部15からなっている。
【0033】信号処理部14は、郵便物P上の宛名情報
の記載面を光学的に走査して得られるアナログ信号に対
して、たとえば、増幅処理、強調処理、および、A/D
変換処理などを施すことにより、取込画像としてのパタ
ーン信号(読取信号)を得るものである。
【0034】識別部15は、宛名領域検出部21、文字
行検出部22、文字検出部23、文字識別部24、町名
・大口名識別部25、および、丁目・街区識別部26に
よって構成されている。
【0035】宛名領域検出部21は、信号処理部14か
らの取込画像を基に、当該郵便物P上に記載されている
全情報の中から宛名情報が記載されている領域(読取領
域)を検出し、この宛名情報領域内の画像データを出力
するものである。なお、ここでの検出方法の詳細につい
ては後述する。
【0036】文字行検出部22は、宛名領域検出部21
の処理によって検出された宛名情報領域内の画像データ
を入力して、その画像データに対して宛名情報を構成す
る文字行を分離して検出するものである。
【0037】文字検出部23は、文字行検出部22の処
理によって検出された単一または複数の文字行内の画像
データを入力して、その画像データに対して各文字単位
に分離して検出するものである。
【0038】文字識別部24は、文字検出部23の処理
によって得られた各文字単位の画像データを入力とし、
それをあらかじめ辞書(図示しない)内に用意されてい
る標準パターンと照合することによって識別処理を行な
い、たとえば、各文字に対して10個ずつの候補を識別
結果として出力するものである。
【0039】町名・大口名識別部25は、文字識別部2
4の識別結果を入力とし、それをあらかじめ用意されて
いる町名または大口受取人名などの単語知識(単語辞
書)によって評価することにより、町名や大口受取人名
などを識別するものである。
【0040】ここでの処理方法としては、たとえば、1
つの単語が、複数の連接する画像データと、その識別結
果とによって解読される。また、たとえば、上記単語知
識は町,市,区名などからなり、検出すべき単語は住所
表記の階層知識によって最終的に決定される。
【0041】丁目・街区識別部26は、町名・大口名識
別部25で認識された町名の記載に続く画像データから
丁目・街区の識別を行ない、その識別結果に対応する前
記区分指定データを出力するものである。
【0042】ここでは、たとえば、町名・大口名識別部
25の処理によって、その最終の画像データの位置が判
定され、それに続く画像データが丁目・街区を表記する
ものとして扱われる。
【0043】すなわち、文字行検出部22の処理によっ
て検出された画像データを基に、町名に続く画像データ
が丁目・街区を表記するものであると仮定して、さらに
詳細に文字画像の検出を行ない、その検出位置と識別処
理とによって宛名情報領域中における丁目・街区の認識
が行なわれる。
【0044】そして、その認識結果が、所定のポケット
8に区分するための区分指定データ(BINコード)に
変換されて、前記区分部5に出力される。この区分指定
データによって、前記区分部5におけるポケット8の位
置が示され、そのポケット8に上記区分指定データに該
当する郵便物Pが区分集積されることになる。
【0045】図2は、宛名領域検出部21の構成を概略
的に示すものである。すなわち、この宛名領域検出部2
1は、郵便物サイズ計測部31、自力宛名領域検出部3
2、および、登録郵便物自動検出部33によって構成さ
れている。
【0046】郵便物サイズ計測部31は、信号処理部1
4からの郵便物Pに対応する取込画像を基に当該郵便物
Pの縦、横の長さをそれぞれ計測するものである。ここ
で、郵便物Pの縦の長さ(搬送方向の長さ)は、通過検
知情報、たとえば、搬送路3上に設けられた図示しない
搬送検知器の出力から得られる郵便物Pの先端および後
端の通過時間と、その際の搬送速度とから求められる。
また、郵便物Pの横の長さ(搬送方向と直交する方向の
長さ)は、たとえば、取込画像における縦と横との比か
ら算出される。
【0047】本実施例においては、郵便物サイズ計測部
31は、取込画像の転送に同期して動作し、郵便物Pに
ついての全ての取込画像の入力が終了した時点で、その
縦および横の長さ(サイズデータ)が内部に所有するレ
ジスタ(R)34内に格納されるようになっている。こ
のサイズデータは、必要に応じて、郵便物サイズ計測部
31から自力宛名領域検出部32、および、登録郵便物
自動検出部33に供給される。
【0048】自力宛名領域検出部32は、郵便物サイズ
計測部31からのサイズデータと、信号処理部14から
の取込画像とを基に、画像の2値化処理によって得られ
る文字画像の空間的密度を計測し、その結果から、取込
画像に対応する当該郵便物P上における宛名情報領域を
求めるものである。
【0049】また、この自力宛名領域検出部32は、自
身で求めた宛名情報領域に対応する取込画像上の画像デ
ータ、または、これに優先させて、登録郵便物自動検出
部33から供給される座標データ(後述する)に対応す
る取込画像上の画像データを、文字行検出部22に出力
するようになっている。なお、この自力宛名領域検出部
32の詳細については後述する。
【0050】登録郵便物自動検出部33は、郵便物サイ
ズ計測部31からのサイズデータと、信号処理部14か
らの取込画像とを得、これとあらかじめ登録されている
郵便物のサイズと、この登録郵便物上における固有の特
徴的情報とを比較検討することにより、当該郵便物Pが
登録郵便物であるか否かを検出するものである。
【0051】そして、当該郵便物Pが登録郵便物であっ
た場合には、その登録郵便物上の宛名情報領域の位置を
示す座標データを自力宛名領域検出部32に出力し、こ
の座標データに対応する取込画像上の画像データを、当
該郵便物Pにおける宛名情報領域内の画像データとして
強制的に出力させるようになっている。なお、この登録
郵便物自動検出部33の詳細については後述する。
【0052】なお、上記した自力宛名領域検出部32お
よび登録郵便物自動検出部33は、図示していないホス
トコンピュータ(HOST)からの指示によって動作す
るようになっている。
【0053】図3は、登録郵便物自動検出部33の構成
を概略的に示すものである。すなわち、この登録郵便物
自動検出部33は、全体を制御するCPU41、このC
PU41にデータバス(DATA)42およびアドレス
バス(ADR)43をそれぞれ介して接続されたプログ
ラムメモリ44、レジスタ(R)45、アドレスコント
ロール・セレクト回路46の他、2値化回路47、ラン
レングス変換回路48、データメモリ49が設けられた
構成となっている。
【0054】データバス42には、郵便物サイズ計測部
31が接続されていて、サイズデータが供給されるとと
もに、データバス42およびアドレスバス43には、図
示しないホストコンピュータ(HOST)が接続されて
いる。
【0055】2値化回路47は、信号処理部14からの
多値の取込画像を、その同期信号(1ライン走査単位の
水平同期信号および画像同期信号)とともに取込み、2
値(1,0)の画像信号に変換するものである。
【0056】ランレングス変換回路48は、2値化回路
47で処理された2値の画像信号を上記同期信号にした
がって取込み、それをランレングス変換するものであ
る。
【0057】データメモリ49は、ランレングス変換回
路48でランレングス変換されたランレングスデータ
を、アドレスコントロール・セレクト回路46の制御に
したがって記憶するものである。また、記憶されている
ランレングスデータを、アドレスコントロール・セレク
ト回路46の制御にしたがって読出し、それをデータバ
ス42上に出力するようになっている。
【0058】アドレスコントロール・セレクト回路46
は、上記同期信号によってランレングス変換回路48か
らの出力を取込むとともに、データバス42およびアド
レスバス43を介して供給されるCPU41からの指示
に応じて、データメモリ49の書込み、または、読出し
を制御するものである。
【0059】レジスタ45は、自力宛名領域検出部32
に出力すべき、登録郵便物における宛名情報領域の位置
を示す座標データを格納するものであり、この座標デー
タを割込み出力するための割込信号を発生するデコーダ
(DEC)50を有している。
【0060】プログラムメモリ44は、CPU41にシ
ーケンシャルな動作を行なわせるためのプログラムデー
タなどを記憶するものである。このプログラムメモリ4
4は、たとえば、データバス42を介してホストコンピ
ュータからの書込みが可能とされているが、あらかじめ
データが書込んであるROMによっても実現できる。
【0061】CPU41は、プログラムメモリ44の内
容にしたがって動作し、アドレスコントロール・セレク
ト回路46を制御するとともに、データバス42を介し
てデータメモリ49内の任意の位置から読出したランレ
ングスデータを基に、前述の登録郵便物か否かの検出を
行ない、登録郵便物の場合には、その宛名情報領域の位
置を示す座標データをレジスタ45に格納するようにな
っている。
【0062】ここで、画像の取込みの行なわれた郵便物
Pが、あらかじめ登録されている登録郵便物であるか否
かを検出するための同一性の判定の論理について説明す
る。
【0063】図4は、登録郵便物として登録される大口
郵便物Pの一例を示すものである。この場合、郵便物P
上には、受取人の郵便番号、住所、氏名が記載された宛
名情報Paの他、たとえば、料額印P1や差出人である
水道局のマークP2,P3などの、当該郵便物P上にお
ける固有の特徴的情報がプレプリントされているものと
する。
【0064】図5、図6は、登録郵便物の内容を管理す
る管理テーブルの例を示すものである。すなわち、たと
えば、前記プログラムメモリ44には、「SIZE」と
名付けられたアドレスを先頭番地とするサイズ管理テー
ブル51、および、「ADR」と名付けられたアドレス
を先頭番地とする特徴管理テーブル52が記憶されてい
る。
【0065】サイズ管理テーブル51は、たとえば、図
5に示すように、登録郵便物として登録された郵便物の
サイズ(Xsn,Ysn)と、その郵便物上の固定的な
プレプリント画像である特徴的情報の位置などを管理す
る特徴管理テーブル52の先頭アドレス(ADRn)と
が、それぞれ対をなしてテーブル化されたものである。
【0066】すなわち、画像の取込まれた郵便物Pと同
じサイズの登録郵便物としては、たとえば、「Xs1,
Ys1」なるサイズの郵便物が登録されており、その登
録郵便物の特徴的情報が、特徴管理テーブル52の「A
DR1」なるアドレス位置に記憶されていることを示し
ている。
【0067】特徴管理テーブル52は、たとえば、図6
に示すように、登録郵便物上のそれぞれの特徴的情報の
位置(Xn,Yn)とサイズ(XLn,YLn)、およ
び、その登録郵便物における宛名情報領域の位置を示す
座標データ{(XSin,YSin)、(XEin,Y
Ein)}を、登録郵便物の種類数(m)と、その登録
郵便物に対する特徴的情報の個数(n)とともに記憶す
るものである。
【0068】すなわち、「ADR1」なるアドレスをア
クセスした場合、たとえば、郵便物Pと同じサイズの登
録郵便物は2種類あり、その1種類目は3個の特徴的情
報P1,P2,P3を有すること、および、それぞれの
特徴的情報P1,P2,P3の基準点(0,0)からの
位置(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)
と、そのサイズ(XL1,YL1)、(XL2,YL
2)、(XL3,YL3)、さらには、この登録郵便物
における宛名情報領域の位置{(XS,YS)、(X
E,YE)}を示す座標データ{(XSi1,YSi
1)、(XEi1,YEi1)}を知ることができる。
【0069】同じく、2種類目の登録郵便物について
は、2個の特徴的情報P1,P2を有すること、およ
び、それぞれの特徴的情報P1,P2の基準点(0,
0)からの位置(X1,Y1)、(X2,Y2)と、そ
のサイズ(XL1,YL1)、(XL2,YL2)、さ
らには、この登録郵便物における宛名情報領域の位置
{(XS,YS)、(XE,YE)}を示す座標データ
{(XSi2,YSi2)、(XEi2,YEi2)}
を知ることができる。
【0070】図7は、登録郵便物の検出に係る処理の流
れを示すものである。たとえば、今、画像の取込まれた
郵便物Pについてのサイズが郵便物サイズ計測部31に
よって計測され、その計測値であるサイズデータ(X
s,Ys)が、登録郵便物自動検出部33に供給された
とする。
【0071】すると、そのサイズデータ(Xs,Ys)
は、データバス42を介してCPU41内に取込まれ、
内部のレジスタSX,SYに格納される。この後、レジ
スタSX,SYの内容により、プログラムメモリ44に
記憶されているサイズ管理テーブル51の各データが順
次検索され、一致するものがあるか否かが判断される。
【0072】この場合、サイズ管理テーブル51に登録
されている各種の郵便物のサイズ(Xsn,Ysn)に
対して、ある誤差(±α)の範囲で、上記レジスタS
X,SYに格納されたサイズデータ(Xs,Ys)の同
一性が判定される。すなわち、画像の取込まれた郵便物
Pのサイズとほぼ一致するサイズの郵便物が、登録郵便
物として存在するかの検出が行なわれる。
【0073】この同一性の判断は、テーブル51の全て
のサイズ(Xsn,Ysn)に対して行なわれ、同一と
判定されたサイズに対しては、その都度、それに対応す
る特徴管理テーブル52のアドレス(ADRn)へのア
クセスが行なわれる。
【0074】たとえば、図5に示したサイズ管理テーブ
ル51のサイズ(Xs1,Ys1)と同一と判定された
場合には、それに対応する特徴管理テーブル52のアド
レス(ADR1)へのアクセスが行なわれることにな
る。
【0075】なお、サイズ管理テーブル51のデータの
最後まで一致するものがなかった場合には、当該郵便物
Pは登録郵便物ではないと判断され、ここでの処理は終
了される。そして、次の郵便物Pの画像の取込みが行な
われるまで待機状態となる。
【0076】図8は、郵便物Pの特徴検出に係る処理の
流れを示すものである。すなわち、上記した登録郵便物
の検出処理において、当該郵便物Pと同一サイズの登録
郵便物が存在することが検出されると、図6に示した特
徴管理テーブル52を参照することにより、登録されて
いる特徴的情報の全てが一致するか否かの判断が行なわ
れる。
【0077】なお、この実施例では、たとえば、2値化
されたランレングスデータを基にラベリングされた特徴
的情報のブロックのサイズと、そのブロックの基準点に
対する位置(X,Y座標値)とを用いて、一致の判定が
行なわれる。
【0078】たとえば、今、上記した同一性の判断によ
り、同一サイズの登録郵便物が存在することが検出され
ると、CPU41によって、アドレスコントロール・セ
レクト回路46を介してデータメモリ49に記憶されて
いるランレングスデータが読出され、このランレングス
データに対してラベリング処理が施される。
【0079】そして、同一性の判断されたサイズのその
アドレス(ADRn)に対応する、特徴管理テーブル5
2内の位置(Xn,Yn)、および、サイズ(XLn,
YLn)の各データにより示される全ブロックに対し
て、ある誤差(−β,+γ,±Δ,±ε)の範囲で、そ
れぞれ上記ラベリング処理により得られる特徴的情報の
各ブロックとの一致が判定される。
【0080】この場合、当該郵便物Pに対する特徴的情
報は、ラベリング処理後の所定の領域{(XFS,YF
S)、(XFE,YFE)}内における最大ブロック
(最大のラベルサイズ(Xn,Yn)、(XLn,YL
n))のデータをもって処理される。
【0081】たとえば、図6に示した特徴管理テーブル
52のアドレスADR1にアクセスされた場合、まず、
それぞれの位置(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X
3,Y3)とサイズ(XL1,YL1)、(XL2,Y
L2)、(XL3,YL3)とで示される、1種類目の
登録郵便物に対する3個の特徴的情報P1,P2,P3
に対して、当該郵便物P上のそれぞれの特徴的情報、つ
まり、前記ラベリング処理によって得られる特徴的情報
の、所定の領域内における最大ブロックの位置およびサ
イズが一致するか否かが判断される。
【0082】この結果、たとえば、特徴的情報の全てが
一致すると判断された場合には、この登録郵便物におけ
る宛名情報領域の位置を示す座標データ{(XSi1,
YSi1)、(XEi1,YEi1)}が、当該郵便物
Pの宛名情報領域の位置を示す座標データ{(XS,Y
S)、(XE,YE)}として、レジスタ45を介して
自力宛名領域検出部32に割込み出力されることにな
る。そして、ここでの処理は終了される。
【0083】もし、1種類目の登録郵便物に対する3個
の特徴的情報P1,P2,P3のうちの1つでも一致し
なかった場合には、これに続く2種類目の登録郵便物に
対する2個の特徴的情報P1,P2に対して、当該郵便
物P上の特徴的情報のそれぞれが一致するか否かが同様
に判断される。
【0084】この2つの特徴的情報が一致すると判断さ
れた場合には、同様にして、この登録郵便物における宛
名情報領域の位置を示す座標データ{(XSi2,YS
i2)、(XEi2,YEi2)}が、当該郵便物Pの
宛名情報領域の位置を示す座標データ{(XS,Y
S)、(XE,YE)}として出力される。そして、こ
こでの処理は終了される。
【0085】また、2つの特徴的情報のうち、1つでも
一致しなかった場合には、当該郵便物Pは登録郵便物で
はないと判断される。すなわち、m←m−1の処理によ
り、m=0となり、ここでの処理は終了される。そし
て、次の郵便物Pの画像の取込みが行なわれるまで待機
状態となる。
【0086】ここで、上記した特徴的情報の所定の領域
内における最大ブロックの抽出方法について説明する。
【0087】図9は、所定の領域内において、複数のブ
ロックが検出された場合の処理について示すものであ
る。たとえば、所定の領域{(XFS,YFS)、(X
FE,YFE)}内において、特徴的情報P2のブロッ
クP2Bと、それ以外のブロックPxBとが検出された
場合、まず、各ブロックP2B,PxBのサイズ(XL
2,YL2)、(XLx,YLx)からそれぞれの面積
が求められる。
【0088】そして、そのうちの最大の面積を持つブロ
ック、つまり、この場合には、ブロックP2Bの面積が
最大となるため、そのブロックP2Bのサイズ(XL
2,YL2)を囲む外枠の、基準点(0,0)からの位
置(X2,Y2)が特徴管理テーブル52にあらかじめ
登録されている。
【0089】図10は、自力宛名領域検出部32の構成
を概略的に示すものである。すなわち、この自力宛名領
域検出部32は、全体の制御を司るCPU61、このC
PU61に所定の動作を行なわせるためのプログラムデ
ータなどを記憶するプログラムメモリ62、および、前
記信号処理部14からの取込画像を記憶する画像メモリ
63によって構成されている。
【0090】CPU61は、登録郵便物自動検出部33
から割込信号の出力に伴って供給される宛名領域座標デ
ータをセーブするレジスタ(図示しない)を有してい
る。そして、CPU61は、画像メモリ63への取込信
号の入力完了と同時に、プログラムメモリ62内に格納
された宛名検知プログラムにしたがって動作し、前述の
当該郵便物Pにおける宛名情報領域の検出を開始すると
ともに、その領域内の画像データを画像メモリ63内に
蓄えた取込画像から切出し、それを文字行検出部22に
出力するようになっている。
【0091】ここで、自力宛名領域検出に係る動作につ
いて、図11ないし図15を参照して説明する。図11
は、自力宛名領域検出プログラムによる処理の流れを概
略的に示すものであり、図12ないし図15は、係る処
理においてなされる郵便物画像の取扱い例を示すもので
ある。
【0092】まず、信号処理部14によって、郵便物P
の画像の取込みが行なわれる。この取込まれた画像(図
12参照)は、画像の圧縮処理を施され、圧縮画像(図
13参照)に変換される。この変換された圧縮画像に対
してラベリング処理を行なうことにより、特徴情報(図
14参照)を得る。
【0093】次に、この特徴情報から、ラベルブロック
のサイズ・位置の情報を用いて、郵便物P上の料額印面
および郵便番号欄の検出を行なう。そして、残りのラベ
ルブロックのサイズ・位置の情報から、宛名文字を構成
するラベルブロックを検出・統合することにより、宛名
領域(図15参照)が検出される。
【0094】また、CPU61は、登録郵便物自動検出
部33からの割込信号の供給を受けると、上記宛名検知
プログラムによる検出動作を停止するとともに、図示し
ない上記レジスタにセーブした宛名領域座標データにし
たがって画像メモリ63内に蓄えた取込画像上の画像デ
ータを切出し、それを文字行検出部22に出力するよう
になっている。
【0095】このように、自力宛名領域検出部32で
は、登録郵便物自動検出部33による宛名情報領域の検
出時も自身による検出時においても、画像データの転送
によって処理を終了し、次の郵便物Pの取込みが行なわ
れるまで待機状態となる。
【0096】なお、当該郵便物Pが登録郵便物であった
場合の画像データの転送は、宛名情報領域の先端座標と
後端座標とがあらかじめ判っているため、先端座標から
Y方向を主走査に、X方向を副走査にして転送すること
になる。
【0097】このようにして、文字画像の空間的密度に
基づいて自力にて検出された宛名情報領域の画像デー
タ、もしくは、これに優先して、登録郵便物との判定に
基づいく宛名情報領域の画像データが、宛名領域検出部
21の出力として文字行検出部22に送られることによ
り、前記した宛名認識による区分処理が自動的に行なわ
れることになる。
【0098】上記したように、オペレータの入力操作な
どを必要とすることなく、既に登録されている郵便物か
否かを特定できるようにしている。すなわち、郵便物の
部分的特徴を検出し、これを登録されている郵便物の特
徴と比較することにより、当該郵便物が登録郵便物か否
かを判別できるようにしている。
【0099】これにより、登録郵便物の場合には、その
登録郵便物における宛名情報領域の位置を示す座標デー
タを、当該郵便物の宛名情報領域として、従来の自力宛
名領域検出出力に優先して出力させることで、自動的に
読取るべき領域や読取りの書式を切換えることが可能と
なる。
【0100】したがって、特に同一の書式にて多量に差
し出される大口郵便物を処理する場合、これに他の書式
の郵便物が混在されている場合においても、処理の完全
なる自動化および連続処理が可能となり、オペレータの
作業効率や処理能力の効率を向上できるものである。
【0101】また、郵便物の同一性の判定は、極めて単
純な処理により行なわれるとともに、判定用データ(特
徴的情報)の登録も容易であるため、優れた処理効果が
期待できる。
【0102】なお、前記第1の実施例では、郵便物の宛
名自動読取区分機に適用した場合を例に説明したが、こ
れに限らず、たとえば、一般的な光学的文字読取装置
や、2次元画像入力装置などを用いた各種の文字読取装
置にも同様に適用できる。
【0103】次に、第2の実施例について説明する。
【0104】第2の実施例は、たとえば、小切手(有価
証券)上に記載された金額情報を光学的に読取る文字読
取装置に適用した場合である。なお、読取部4以外は、
前述した第1の実施例とほとんど同様な構成であるの
で、以下の説明では読取部4についてだけ詳細に述べる
ことにする。また、第1の実施例と同一部分には同一符
号を付して詳細な説明は省略し、異なる部分についてだ
け詳細に説明する。
【0105】図17は、小切手の金額情報を読取る読取
部4の構成を概略的に示すものである。すなわち、読取
部4は、図示矢印方向に搬送される小切手Q上に光を照
射する光源11、小切手Q上からの反射光を受光する光
学系12、この光学系12を介して結像される小切手Q
上からの反射光を電気信号に変換する自己走査形のCC
D形ラインセンサ13、このラインセンサ13の出力で
ある小切手Q上の全面画像に対応するアナログ信号が入
力されることにより、そのアナログ信号に対して各種信
号処理などを施す信号処理部14、この信号処理部14
の出力に応じて文字パターンの認識を行なうことによ
り、金額情報を識別する識別部71からなっている。
【0106】信号処理部14は、小切手Q上の情報の記
載面を光学的に走査して得られるアナログ信号に対し
て、たとえば、増幅処理、強調処理、および、A/D変
換処理などを施すことにより、取込画像としてのパター
ン信号(読取信号)を得るものである。
【0107】識別部71は、金額領域検出部72、文字
検出部73、文字識別部74、および、金額識別部75
によって構成されている。
【0108】金額領域検出部72は、信号処理部14か
らの取込画像を基に、当該小切手Q上に記載されている
全情報の中から金額情報が記載されている領域(読取領
域)を検出し、この金額情報領域内の画像データを出力
するものである。なお、ここでの検出方法の詳細につい
ては後述する。
【0109】文字検出部73は、金額領域検出部72の
処理によって検出された金額領域内の画像データを入力
して、それを文字単位に分離して出力するものである。
【0110】文字識別部74は、文字検出部73の処理
によって得られた各文字単位の画像データを入力とし、
それをあらかじめ辞書(図示しない)内に用意されてい
る標準パターンと照合することによって識別処理を行な
い、各文字候補を識別結果として出力するものである。
【0111】金額識別部75は、文字識別部74から得
られた個々の文字の識別結果から、金額情報を得るもの
であり、その金額情報が出力される。
【0112】図18は、金額領域検出部72の構成を概
略的に示すものである。すなわち、この金額領域検出部
72は、小切手サイズ計測部81、自力金額領域検出部
82、登録小切手自動検出部83によって構成されてい
る。
【0113】小切手サイズ計測部81は、信号処理部1
4からの小切手Qに対応する取込画像を基に当該小切手
Qの縦、横の長さをそれぞれ計測するものである。ここ
で、小切手Qの縦の長さ(搬送方向の長さ)は、通過検
知情報、たとえば、搬送路3上に設けられた図示しない
搬送検知器の出力から得られる小切手Qの先端および後
端の通過時間と、その際の搬送速度とから求められる。
また、小切手Qの横の長さ(搬送方向と直交する方向の
長さ)は、たとえば、取込画像における縦と横との比か
ら算出される。
【0114】本実施例においては、小切手サイズ計測部
81は、取込画像の転送に同期して動作し、小切手Qに
ついての全ての取込画像の入力が終了した時点で、その
縦および横の長さ(サイズデータ)が内部に所有するレ
ジスタ(R)84内に格納されるようになっている。こ
のサイズデータは、必要に応じて、小切手サイズ計測部
81から自力金額領域検出部82、および、登録小切手
自動検出部83に供給される。
【0115】自力金額領域検出部82は、小切手サイズ
計測部81からのサイズデータと、信号処理部14から
の取込画像とを基に、画像の2値化処理によって得られ
る文字画像の空間的密度を計測し、その結果から、取込
画像に対応する当該小切手Q上における金額情報領域を
求めるものである。
【0116】また、この自力金額領域検出部82は、自
身で求めた金額情報領域に対応する取込画像上の画像デ
ータ、または、これに優先させて、登録小切手自動検出
部83から供給される座標データ(後述する)に対応す
る取込画像上の画像データを、文字検出部73に出力す
るようになっている。
【0117】登録小切手自動検出部83は、小切手サイ
ズ計測部81からのサイズデータと、信号処理部14か
らの取込画像とを得、これとあらかじめ登録されている
小切手のサイズと、この登録小切手上における固有の特
徴的情報とを比較検討することにより、当該小切手Qが
登録小切手であるか否かを検出するものである。
【0118】そして、当該小切手Qが登録小切手であっ
た場合には、その登録小切手上の金額情報領域の位置を
示す座標データを自力金額領域検出部82に出力し、こ
の座標データに対応する取込画像上の画像データを、当
該小切手Qにおける金額情報領域内の画像データとして
強制的に出力させるようになっている。なお、この登録
小切手自動検出部83の詳細については後述する。
【0119】なお、上記した自力金額領域検出部82お
よび登録小切手自動検出部83は、図示していないホス
トコンピュータ(HOST)からの指示によって動作す
るようになっている。
【0120】図19は、登録小切手自動検出部83の構
成を概略的に示すものである。すなわち、この登録小切
手自動検出部83は、全体を制御するCPU91、この
CPU91にデータバス(DATA)92およびアドレ
スバス(ADR)93をそれぞれ介して接続されたプロ
グラムメモリ94、レジスタ(R)95、アドレスコン
トロール・セレクト回路96の他、2値化回路97、デ
ータメモリ98、類似度計算回路99が設けられた構成
とされている。
【0121】データバス92には、小切手サイズ計測部
81が接続されていて、サイズデータが供給されるとと
もに、データバス92およびアドレスバス93には、図
示しないホストコンピュータ(HOST)が接続されて
いる。
【0122】2値化回路97は、信号処理部14からの
多値の取込画像を、その同期信号(1ライン走査単位の
水平同期信号および画像同期信号)とともに取込み、2
値(1,0)の画像信号に変換するものである。
【0123】データメモリ98は、2値化回路97で処
理された2値の画像信号を上記同期信号にしたがって取
込み、記憶するものである。
【0124】類似度計算回路99は、データメモリ98
に記憶された2値の画像信号を、アドレスコントロール
・セレクト回路96の制御にしたがって取込み、プログ
ラムメモリ94にあらかじめ登録された小切手の特徴画
像との間の類似度を計算し、この計算によって得られた
類似度値をデータバス92上に出力するようになってい
る。
【0125】アドレスコントロール・セレクト回路96
は、上記同期信号によって2値化回路97からの出力を
取込むとともに、データバス92およびアドレスバス9
3を介して供給されるCPU91からの指示に応じて、
データメモリ98の書込み、または、読出しを制御する
ものである。
【0126】レジスタ95は、自力金額領域検出部82
に出力すべき、登録小切手における金額情報領域の位置
を示す座標データを格納するものであり、この座標デー
タを割込み出力するための割込信号を発生するデコーダ
(DEC)100を有している。
【0127】プログラムメモリ94は、CPU91にシ
ーケンシャルな動作を行なわせるためのプログラムデー
タなどを記憶するものである。このプログラムメモリ9
4は、たとえば、データバス92を介してホストコンピ
ュータからの書込みが可能とされているが、あらかじめ
データが書込んであるROMによっても実現できる。
【0128】CPU91は、プログラムメモリ94の内
容にしたがって動作し、アドレスコントロール・セレク
ト回路96を制御するとともに、データメモリ98内の
任意の位置から読出した画像データを基に、前述の登録
小切手か否かの検出を行ない、登録小切手の場合には、
その金額情報領域の位置を示す座標データをレジスタ9
5に格納するようになっている。
【0129】ここで、画像の取込みの行なわれた小切手
Qが、あらかじめ登録されている登録小切手であるか否
かを検出するための同一性の判定の論理について説明す
る。
【0130】図20は、登録小切手として登録される小
切手Qの一例を示すものである。この場合、小切手Q上
には、銀行名・銀行所在地・小切手番号を示す文字・符
号などの情報Qaの他、当該小切手上における銀行のマ
ークなどの固有の特徴的情報Q1,Q2,Q3がそれぞ
れプレプリントされているものとする。
【0131】図21ないし図23は、登録小切手の内容
を管理する管理テーブルの例を示すものである。すなわ
ち、たとえば、前記プログラムメモリ94には、「SI
ZE」と名付けられたアドレスを先頭番地とするサイズ
管理テーブル53、「ADR」と名付けられたアドレス
を先頭番地とする特徴管理テーブル54、および、「A
DRq」と名付けらたアドレスを先頭番地とする特徴パ
ターン管理テーブル55が記憶されている。
【0132】サイズ管理テーブル53は、たとえば、図
21に示すように、登録小切手として登録された小切手
のサイズ(Xsn,Ysn)と、その小切手上の固定的
なプレプリント画像である特徴的情報の位置などを管理
する特徴管理テーブル54の先頭アドレス(ADRn)
と、その特徴的情報のパターンを管理する特徴パターン
管理テーブル55の先頭アドレス(ADRqn)とが、
それぞれ対をなしてテーブル化されたものである。
【0133】すなわち、画像の取込まれた小切手Qと同
じサイズの登録小切手としては、たとえば、「Xs1,
Ys1」なるサイズの小切手が登録されており、その登
録小切手の特徴的情報が、特徴管理テーブル54の「A
DR1」なるアドレス位置に記憶され、特徴的情報パタ
ーンが特徴パターン管理テーブル55の「ADRq1」
なるアドレス位置に記憶されていることを示している。
【0134】特徴管理テーブル54は、たとえば、図2
2に示すように、登録小切手上のそれぞれの特徴的情報
の位置(Xn,Yn)とサイズ(XLn,YLn)と特
徴パターン(Qn(i)):i=1〜XLn×YL
n)、および、その登録小切手における金額情報領域の
位置を示す座標データ{(XSin,YSin)、(X
Ein,YEin)}を、登録小切手の種類数(m)
と、その登録小切手に対する特徴的情報の個数(n)と
ともに記憶するものである。
【0135】すなわち、「ADR1」なるアドレスをア
クセスした場合、たとえば、小切手Qと同じサイズの登
録小切手は2種類あり、その1種類目は3個の特徴的情
報Q1,Q2,Q3を有すること、および、それぞれの
特徴的情報Q1,Q2,Q3の基準点(0,0)からの
位置(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)
と、そのサイズ(XL1,YL1)、(XL2,YL
2)、(XL3,YL3)、さらには、この登録小切手
における金額情報領域の位置{(XS,YS)、(X
E,YE)}を示す座標データ{(XSi1,YSi
1)、(XEi1,YEi1)}を知ることができる。
【0136】同じく、2種類目の登録小切手について
は、2個の特徴的情報Q1,Q2を有すること、およ
び、それぞれの特徴的情報Q1,Q2の基準点(0,
0)からの位置(X1,Y1)、(X2,Y2)と、そ
のサイズ(XL1,YL1)、(XL2,YL2)、さ
らには、この登録小切手における金額情報領域の位置
{(XS,YS)、(XE,YE)}を示す座標データ
{(XSi2,YSi2)、(XEi2,YEi2)}
を知ることができる。
【0137】また、「ADRq1」なるアドレスをアク
セスした場合、小切手Qと同じサイズの登録小切手に関
して、1種類目の登録小切手の特徴的情報Q1,Q2,
Q3の特徴パターン(Q1(i):=1〜XL1×YL
1)、(Q2(i):1=XL2×YL2)、(Q3
(i):i=1〜XL3×YL3)、および、2種類目
の登録小切手の特徴パターン(Q1(i):i=1〜X
L1×YL1)、(Q2(i):i=1〜XL2×YL
2)を知ることができる。
【0138】図24は、登録小切手の検出に係る処理の
流れを示すものである。たとえば、今、画像の取込まれ
た小切手Qについてのサイズが小切手サイズ計測部81
によって計測され、その計測値であるサイズデータ(X
s,Xs)が、登録小切手自動検出部83に供給された
とする。
【0139】すると、そのサイズデータ(Xs,Ys)
は、データバス92を介してCPU91内に取込まれ、
内部のレジスタSX,SYに格納される。この後、レジ
スタSX,SYの内容により、プログラムメモリ94に
記憶されているサイズ管理テーブル53の各データが順
次検索され、一致するものがあるか否かが判断される。
【0140】この場合、サイズ管理テーブル53に登録
されている各種の小切手のサイズ(Xsn,Ysn)に
対して、ある誤差(±α)の範囲で、上記レジスタS
X,SYに格納されたサイズデータ(Xs,Ys)の同
一性が判定される。すなわち、画像の取込まれた小切手
Qのサイズとほぼ一致するサイズの小切手が、登録小切
手として存在するかの検出が行なわれる。
【0141】この同一性の判断は、テーブル53の全て
のサイズ(Xsn,Ysn)に対して行なわれ、同一と
判定されたサイズに対しては、その都度、それに対応す
る特徴管理テーブル54のアドレス(ADRn)と特徴
パターン管理テーブル55のアドレス(ADRqn)へ
のアクセスが行なわれる。
【0142】たとえば、図21に示したサイズ管理テー
ブル53のサイズ(Xs1,Ys1)と同一と判定され
た場合には、それに対応する特徴管理テーブル54のア
ドレス(ADR1)と特徴パターン管理テーブル55の
アドレス(ADRq1)へのアクセスが行なわれること
になる。
【0143】なお、サイズ管理テーブル53のデータの
最後まで一致するものがなかった場合には、当該小切手
Qは登録小切手ではないと判断され、ここでの処理は終
了される。そして、次の小切手Qの画像の取込みが行な
われるまで待機状態となる。
【0144】図25は、小切手Qの特徴検出に係る処理
の流れを示すものである。すなわち、上記した登録小切
手の検出処理において、当該小切手Qと同一サイズの登
録小切手が存在することが検出されると、図22に示し
た特徴管理テーブル54と、図23に示した特徴パター
ン管理テーブル55を参照することにより、登録されて
いる特徴的情報の全てが一致するか否かの判断が行なわ
れる。
【0145】たとえば、今、上記した同一性の判断によ
り、同一サイズの登録小切手が存在することが検出され
ると、CPU91によって、アドレスコントロール・セ
レクト回路96を介してデータメモリ98に記憶されて
いる画像データが読出される。
【0146】そして、同一性の判断されたサイズのその
アドレス(ADRn)に対応する、特徴管理テーブル5
4内の位置(Xn,Yn)、および、サイズ(XLn,
YLn)の各データにより示される領域の画像データに
対して、アドレス(ADRqn)に対応する、特徴パタ
ーン管理テーブル55の特徴的情報パターンとのパター
ンマッチングによる一致が判定される。
【0147】たとえば、図22に示した特徴管理テーブ
ル54のアドレスADR1、および、特徴パターン管理
テーブル55のアドレスADRq1にアクセスされた場
合、まず、それぞれの位置(X1,Y1)、(X2,Y
2)、(X3,Y3)とサイズ(XL1,YL1)、
(XL2,YL2)、(XL3,YL3)とで示される
当該小切手Q上の画像データと、1種類目の登録小切手
に対する3個の特徴的情報Q1,Q2,Q3とがパター
ンマッチングによって一致するか否かが判断される。
【0148】この結果、たとえば、特徴的情報の全てが
一致すると判断された場合には、この登録小切手におけ
る金額情報領域の位置を示す座標データ{(XSi1,
YSi1)、(XEi1,YEi1)}が、当該小切手
Qの金額情報領域の位置を示す座標データ{(XS,Y
S)、(XE,YE)}として、レジスタ95を介して
自力金額領域検出部82に割込み出力されることにな
る。そして、ここでの処理は終了される。
【0149】もし、1種類目の登録小切手に対する3個
の特徴的情報Q1,Q2,Q3のうちの1つでも一致し
なかった場合には、これに続く2番目の登録小切手に対
する2個の特徴的情報Q1,Q2に対して、当該小切手
Q上の特徴的情報がそれぞれ一致するか否かが同様に判
断される。
【0150】この2つの特徴的情報が一致すると判断さ
れた場合には、同様にして、この登録小切手における金
額情報領域の位置を示す座標データ{(XSi2,YS
i2)、(XEi2,YEi2)}が、当該小切手Qの
金額情報領域の位置を示す座標データ{(XS,Y
S)、(XE,YE)}として出力される。そして、こ
こでの処理は終了される。
【0151】また、2つの特徴的情報のうち、1つでも
一致しなかった場合には、当該小切手Qは登録小切手で
はないと判断される。すなわち、m←m−1の処理によ
り、m=0となり、ここでの処理は終了される。そし
て、次の小切手Qの画像の取込みが行なわれるまで待機
状態となる。
【0152】このように、第2の実施例によれば、第1
の実施例における郵便物の場合と同様に、小切手の金額
情報領域(読取領域)を効率よく、しかも、より高精度
に検出することができる。しかも、特徴的情報をパター
ンマッチング処理によって一致の確認を行なっているの
で、より正確に検出することができる。
【0153】次に、第3の実施例について説明する。
【0154】第3の実施例は、前述した第2の実施例に
おいてカラー画像を利用することにより、同様な目的お
よび効果がより確実に得られるようにしたものである。
なお、登録小切手自動検出部83以外は、前述した第2
の実施例とほとんど同様な構成であるので、以下の説明
では登録小切手自動検出部83についてだけ詳細に述べ
ることにする。また、第2の実施例と同一部分には同一
符号を付して詳細な説明は省略し、異なる部分について
だけ詳細に説明する。
【0155】図26は、登録小切手自動検出部83の構
成を概略的に示すものである。すなわち、この登録小切
手自動検出部83は、全体を制御するCPU91、この
CPU91にデータバス(DATA)92およびアドレ
スバス(ADR)93をそれぞれ介して接続されたプロ
グラムメモリ94、レジスタ(R)95、アドレスコン
トロール・セレクト回路96の他、2値化回路101、
赤色画像データメモリ102R、緑色画像データメモリ
102G、青色画像データメモリ102B、類似度計算
回路103が設けられた構成とされている。
【0156】2値化回路101は、信号処理部14から
の赤色、緑色、青色の取込画像を、その同期信号(1ラ
イン走査単位の水平同期記号および画像同期信号)とと
もに取込み、それぞれ2値(1,0)の画像信号に変換
するものである。
【0157】赤色画像データメモリ102Rは、2値化
回路101で処理された2値の赤色画像信号を上記同期
信号にしたがって取込み、記憶するものである。
【0158】緑色画像データメモリ102Gは、2値化
回路101で処理された2値の緑色画像信号を上記同期
信号にしたがって取込み、記憶するものである。
【0159】青色画像データメモリ102Bは、2値化
回路101で処理された2値の青色画像信号を上記同期
信号にしたがって取込み、記憶するものである。
【0160】類似度計算回路103は、赤色画像データ
メモリ102R、緑色画像データメモリ102G、青色
画像データメモリ102Bにそれぞれ記憶された2値画
像信号を、アドレスコントロール・セレクト回路96の
制御にしたがって取込み、プログラムメモリ94に登録
された小切手の特徴画像との間の類似度を計算し、この
計算によって得られた類似度値をデータバス92上に出
力するようになっている。
【0161】なお、アドレスコントロール・セレクト回
路96、レジスタ95、プログラムメモリ94、CPU
91、デコーダ100に関しては、前述した第2の実施
例(図19)と同様の動作を行なう。
【0162】なお、上記説明では省略されているが、こ
の第3の実施例における光学系12、ラインセンサ1
3、および、信号処理部14などからなる画像取込手段
は、小切手Q上のカラー画像をR(赤)、G(緑)、B
(青)の3色に分離して処理できるようになっているこ
とは、説明するまでもなく当然のことである。
【0163】図27ないし図31は、登録小切手の内容
を管理する管理テーブルの例を示すものである。すなわ
ち、たとえば、前記プログラムメモリ94には、「SI
ZE」と名付けられたアドレスを先頭番地とするサイズ
管理テーブル56、「ADR」と名付けられたアドレス
を先頭番地とする特徴管理テーブル57、「ADRr」
と名付けられたアドレスを先頭番地とする赤色特徴パタ
ーン管理テーブル58R、「ADRg」と名付けられた
アドレスを先頭番地とする緑色特徴パターン管理テーブ
ル58G、「ADRb」と名付けられたアドレスを先頭
番地とする青色特徴パターン管理テーブル58Bが記憶
されている。
【0164】サイズ管理テーブル56は、たとえば、図
27に示すように、登録小切手として登録された小切手
のサイズ(Xsn,Ysn)と、その小切手上の固定的
なプレプリント画像である特徴的情報の位置などを管理
する特徴管理テーブル57の先頭アドレス(ADRn)
と、その特徴的情報の3色のパターンを管理する赤色特
徴パターン管理テーブル58Rの先頭アドレス(ADR
rn)、緑色特徴パターン管理テーブル58Gの先頭ア
ドレス(ADRgn)、青色特徴パターン管理テーブル
58Bの先頭アドレス(ADRbn)とが、それぞれ対
をなしてテーブル化されたものである。
【0165】すなわち、画像の取込まれた小切手Qと同
じサイズの登録小切手としては、たとえば、「Xsl,
Ysl」なるサイズの小切手が登録されており、その登
録小切手の特徴的情報が、特徴管理テーブル57の「A
DR1」なるアドレス位置に記憶され、赤色の特徴的情
報パターンが赤色特徴パターン管理テーブル58Rの
「ADRr1」なるアドレス位置に記憶され、緑色の特
徴的情報パターンが緑色特徴パターン管理テーブル58
Gの「ADRg1」なるアドレス位置に記憶され、青色
の特徴的情報パターンが青色特徴パターン管理テーブル
58Bの「ADRb1」なるアドレス位置に記憶されて
いることを示している。
【0166】なお、特徴管理テーブル57に関しては、
前述した第2の実施例(図19)と同様の動作を行な
う。
【0167】図32は、小切手Qの特徴検出に係る処理
の流れを示すものである。すなわち、前述した登録小切
手の検出処理において、当該小切手Qと同一サイズの登
録小切手が存在することが検出されると、図28に示し
た特徴管理テーブル57と、図29ないし図31に示し
た3種の特徴パターン管理テーブル58R,58G,5
8Bを参照することにより、登録されている特徴的情報
の全てが一致するか否かの判断が行なわれる。
【0168】たとえば、今、上記した同一性の判断によ
り、同一サイズの登録小切手が存在することが検出され
ると、CPU91によって、アドレスコントロール・セ
レクト回路96を介して3種のデータメモリ102R,
102G,102Bに記憶されている各画像データが読
出される。
【0169】そして、同一性の判断されたサイズのその
アドレス(ADRn)に対応する、特徴管理テーブル5
7内の位置(Xn,Yn)、および、サイズ(XLn,
YLn)の各データにより示される領域の3種の画像デ
ータに対して、アドレス(ADRrn)、(ADRg
n)、(ADRbn)に対応する、3種の特徴パターン
管理テーブル58R,58G,58Bの3色の特徴的情
報パターンとのパターンマッチングによる一致がそれぞ
れ判定される。
【0170】たとえば、図28に示した特徴管理テーブ
ル57のアドレスADR1、および、赤色特徴パターン
管理テーブル58RのアドレスADRr1、緑色特徴パ
ターン管理テーブル58GのアドレスADRg1、青色
特徴パターン管理テーブル58BのアドレスADRb1
にアクセスされた場合、まず、それぞれの位置(X1,
Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)とサイズ(X
L1,YL1)、(XL2,YL2)、(XL3,YL
3)とで示される当該小切手Q上の赤色、緑色、青色の
画像データと、1種類目の登録小切手に対する3個の特
徴的情報 R1,G1,B1、R2,G2,B2、R
3,G3,B3とが一致するか否かが判断される。
【0171】この結果、たとえば、特徴的情報の全てが
一致すると判断された場合には、この登録小切手におけ
る金額情報領域の位置を示す座標データ{(XSi1,
YSi1)、(XEi1,YEi1)}が、当該小切手
Qの金額情報領域の位置を示す座標データ{(XS,Y
S)、(XE,YE)}として、レジスタ95を介して
自力金額領域検出部82に割込み出力されることにな
る。そして、ここでの処理は終了される。
【0172】もし、1種類目の登録小切手に対する3個
の特徴的情報R1,G1,B1、R2,G2,B2、R
3,G3,B3のうちの1つでも一致しなかった場合に
は、これに続く2番目の登録小切手に対する2個の特徴
的情報R1,G1,B1、R2,G2,B2に対して、
当該小切手Q上の特徴的情報がそれぞれ一致するか否か
が同様に判断される。
【0173】この2つの特徴的情報が一致すると判断さ
れた場合には、同様にして、この登録小切手における金
額情報領域の位置を示す座標データ{(XSi2,YS
i2)、(XEi2,YEi2)}が、当該小切手Qの
金額情報領域の位置を示す座標データ{(XS,Y
S)、(XE,YE)}として出力される。そして、こ
こでの処理は終了される。
【0174】また、2つの特徴的情報のうち、1つでも
一致しなかった場合には、当該小切手Qは登録小切手で
はないと判断される。すなわち、m←m−1の処理によ
り、m=0となり、ここでの処理は終了される。そし
て、次の小切手Qの画像の取込みが行なわれるまで特機
状態となる。
【0175】このように、第3の実施例によれば、小切
手上のカラー画像を利用することにより、第2の実施例
と同様な目的および効果がより確実に得ることができ
る。
【0176】次に、第4の実施例について説明する。
【0177】第4の実施例は、前述した第1の実施例と
同様に、郵便物上の宛名情報を読取る文字読取装置に適
用した場合であって、登録されている特定企業郵便物に
記載されている固有の実画像を用いて照合を行なうこと
により、受取人の住所や氏名など、変動し得る宛名情報
の影響を受けることなく、当該郵便物の宛名情報領域を
より正確かつ簡単に検出できるようにしたものである。
なお、読取部4以外は、前述した第1の実施例とほとん
ど同様な構成であるので、以下の説明では読取部4につ
いてだけ詳細に述べることにする。また、第1の実施例
と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略し、
異なる部分についてだけ詳細に説明する。
【0178】図33は、読取部4の構成を概略的に示す
ものである。すなわち、読取部4は、図示矢印方向に搬
送される郵便物P上の全面の画像を光学的に得て光電変
換する光電変換部111、この光電変換部111の出力
に応じて文字パターンの認識を行なうことにより、宛名
情報を識別する識別部112からなっている。
【0179】光電変換部111は、郵便物P上の宛名情
報記載面を光学的に走査して光電変換することによっ
て、パターン信号(読取信号)を得るものであり、たと
えば、郵便物P上に光を照射する光源、および、郵便物
P上からの反射光を受光して電気信号に変換する自己走
査形のCCD形ラインセンサなどによって構成されてい
る。
【0180】識別部112は、2値化回路113、宛名
領域検出部114、文字認識部115、町名・街区認識
部116、宛名辞書117、および、宛名認識部118
によって構成されている。
【0181】2値化回路113は、光電変換部111か
らの読取信号を2値化するものである。この2値化回路
113からの郵便物P上の全面に対する2値化信号は、
原画像に対する各画素値(1または0)となっている。
【0182】宛名領域検出部114は、2値化回路11
3からの2値化信号を基に、当該郵便物P上に記載され
ている全情報の中から宛名情報が記載されている領域
(読取領域)を検出し、この宛名情報領域の位置を示す
データを出力するものである。なお、ここでの検出方法
の詳細については後述する。
【0183】文字認識部115は、2値化回路113か
らの2値化信号のうち、宛名領域検出部114から供給
される宛名情報領域の位置を示すデータに対応する部分
の画像信号を出力する選択回路121、この選択回路1
21から供給される信号、つまり、宛名情報領域内の宛
名情報に対応する各文字情報を1文字ずつ検出して切出
す文字検出切出回路122、この文字検出切出回路12
2からの出力、つまり、切出された文字情報を正規化
し、サンプリングする正規化回路123、および、この
正規化回路123で処理された文字情報を、たとえば、
辞書125内の文字に対応する基準パターンとのマッチ
ング法などによって文字の認識を行なう認識回路124
によって構成されている。
【0184】町名・街区認識部116は、文字認識部1
15から供給される認識文字に対して、宛名辞書117
に登録されている宛名情報を参照することにより、町名
および街区の認識を行なうものである。
【0185】宛名認識部118は、町名・街区認識部1
16から供給される町名および街区の認識結果によって
宛名情報を認識し、その宛名情報に対応する前記区分指
定データを出力するものである。
【0186】すなわち、この区分指定データによって前
記区分部5におけるポケット8の位置が示され、そのポ
ケット8にて上記区分指定データに該当する郵便物Pが
区分集積されることになる。
【0187】図34は、宛名領域検出部114の構成を
概略的に示すものである。すなわち、この宛名領域検出
部114は、サイズ測定回路131、選択回路132、
書式辞書133、画像圧縮回路134、宛名情報領域除
去回路135、標本化回路136、照合回路137、処
理選択回路138、位置データ決定回路139、およ
び、宛名情報領域検出回路140によって構成されてい
る。
【0188】サイズ測定回路131は、2値化回路11
3からの2値化信号と通過検知情報とから当該郵便物P
の縦、横の長さをそれぞれ測定するものである。ここ
で、郵便物Pの縦の長さ(搬送方向の長さ)は、通過検
知情報、たとえば、搬送路3上に設けられた図示しない
搬送検知器の出力から得られる郵便物Pの先端および後
端の通過時間と、その際の搬送速度とから求められる。
また、郵便物Pの横の長さ(搬送方向と直交する方向の
長さ)は、たとえば、入力画像(原画像)としての2値
化信号における縦と横との比から算出される。
【0189】選択回路132は、書式辞書133(詳細
は後述する)に登録されている特定企業郵便物について
の情報のうち、サイズ測定回路131の測定結果(郵便
物Pのサイズ)に対応する、特定企業郵便物に関する情
報だけを選択して読出すものである。たとえば、定形の
葉書に対しては、登録されている特定企業郵便物につい
ての情報のうち、その葉書とほぼ同じ大きさの特定企業
郵便物に関する情報が全て読出される。
【0190】書式辞書133は、あらかじめ特定企業郵
便物についての情報を登録するものである。ここで、書
式辞書133に登録される情報について、図35に示す
特定企業郵便物を参照して説明する。
【0191】図35は、特定企業郵便物Pの一例を示す
ものであるが、この特定企業郵便物Pとは、たとえば、
電気料金のお知らせやガス料金の請求書など、同一の書
式によって多量に投函される特定企業からの郵便物(バ
ルク)である。この場合、その宛名情報Paの記載面に
は、宛名情報Paの他に広告文Pbや料額印Pcなどが
プレプリントされている。
【0192】書式辞書133に登録される特定企業郵便
物Pについての情報としては、たとえば、特定企業郵便
物Pのサイズと、そのサイズに対応させて記憶される特
定企業郵便物Pの圧縮された2値画像(実画像)、およ
び、その特定企業郵便物Pにおける宛名情報領域の位置
を示す情報となっている。
【0193】ここでは、宛名情報領域の位置を示す情報
を、たとえば、周辺の広告文Pbや料額印Pcなどを含
まないようにして、宛名情報Paを囲んだときの、この
矩形状の領域の料額印Pcに最も近い頂点の座標をd
x,dyとし、搬送方向と直交する方向の長さをlx、
および、搬送方向の長さをlyとする4つのパラメータ
で示すようにしている。
【0194】画像圧縮回路134は、2値化回路113
からの2値化画像を所定の圧縮方式によって圧縮するも
のである。
【0195】宛名情報領域除去回路135は、画像圧縮
回路134から供給される圧縮画像のうち、選択回路1
32で選択されたいくつかの特定企業郵便物Pに関す
る、宛名情報領域の位置を示す情報に対応する部分を白
画素(0)によって置き換えることにより、原画像上か
ら宛名情報を除去するものである。
【0196】標本化回路136は、宛名情報領域除去回
路135から供給される、宛名情報の除去された原画像
をマスク処理により標本化するものであり、原画像にお
ける縦、横の変動分を吸収するようになっている。
【0197】照合回路137は、標本化回路136を介
して供給される宛名情報の除去された原画像と、書式辞
書133から読出された特定企業郵便物Pの実画像と
を、パターンマッチング法(2値画像による重ね合わせ
法)などにより照合するものである。
【0198】処理選択回路138は、照合回路137か
らの照合結果を基に原画像と実画像との類似度を算出
し、その算出された類似度に基づいて、上記原画像に対
応する郵便物Pが上記実画像に対応する特定企業郵便物
Pであるか否かを判別し、後段の処理を選択するもので
ある。
【0199】ここでは、たとえば、選択回路132で選
択されたいくつかの特定企業郵便物Pに関して上記した
一連の処理を個々に行ない、それぞれの照合結果につい
ての類似度を、たとえば、単純類似度法、複合類似度
法、あるいは、ニューラルネットを用いた手法などによ
って算出するようになっている。
【0200】そして、算出された類似度を、たとえば、
所定のしきい値と比較することにより、その郵便物Pが
登録されている特定企業郵便物Pのいずれと類似してい
るかを判別するようになっている。
【0201】位置データ決定回路139は、処理選択回
路138によって当該郵便物Pが登録されている特定企
業郵便物Pの中の1つであると判別された場合、その特
定企業郵便物Pにおける宛名情報領域の位置を示す情報
を、当該郵便物Pに対する宛名情報領域を示す位置デー
タとして出力するものである。
【0202】宛名情報領域検出回路140は、処理選択
回路138によって当該郵便物Pは特定企業郵便物Pで
ないと判別された場合、つまり、原画像がいずれの特定
企業郵便物Pの実画像とも類似しておらず、しきい値を
満足する類似度が算出されなかった場合、通常の検出ア
ルゴリズム、たとえば、2値画像の射影を求めて郵便物
P上の情報をブロック化し、各ブロックの行数や文字数
によって宛名情報らしき領域を検出するものである。
【0203】次に、宛名情報領域の検出に係る動作につ
いて、図36および図37を参照して説明する。図36
は、郵便物の画像の取込みから宛名情報領域の検出まで
の処理の流れを概略的に示すものであり、図37は、係
る処理においてなされる郵便物の画像の取扱いを示すも
のである。
【0204】まず、光電変換部111によって、取込搬
送路3を搬送される郵便物P上の全体的な画像の取込み
が行なわれる(S1)。この取込まれた郵便物P上のパ
ターン信号151(図37a参照)は、識別部112内
の2値化回路113によって2値化処理が施されてA/
D変換され(S2)、原画像となる(S3)。
【0205】一方、宛名領域検出部114内のサイズ測
定回路131によって郵便物Pのサイズが求められた後
(S4)、この郵便物Pのサイズに近い、書式辞書13
3に既に登録されている特定企業郵便物Pについての情
報のいくつかが選び出され、後の照合処理に用いられる
実画像の絞り込みが行なわれる(S5)。
【0206】また、上記の郵便物Pに対応する原画像
は、宛名領域検出部114内の画像圧縮回路134によ
って、後の照合処理に必要な程度に圧縮され(S6)、
図37(b)に示すような圧縮画像152に変換され
る。そして、この圧縮画像152の、書式辞書133か
ら選び出された実画像上の宛名情報領域に対応する部分
の情報が、宛名情報領域除去回路135によって除去さ
れる(S7)。
【0207】たとえば、図37(e)に示すように、書
式辞書133から第1,第2の2種類の実画像153,
154が選び出されたとすると、まず、この第1の実画
像153の宛名情報領域(図示破線部分)に対応する位
置の、圧縮画像152の情報の除去が宛名情報領域除去
回路135によって行なわれる。
【0208】この第1の実画像153における宛名情報
領域に対応する部分の情報が除去された原画像152a
(図37c参照)は、標本化回路136において、たと
えば、ガウシアンフィルタを用いて標本化することによ
り(S8)、第1の実画像153と同じ画素数に変換さ
れる。
【0209】この後、照合回路137において、原画像
152aと第1の実画像153とのパターンマッチング
法などによる照合が行なわれ(S9)、さらに、処理選
択回路138によって、原画像152aと第1の実画像
153との類似度が算出される。
【0210】また、同様に、第2の実画像154の宛名
情報領域(図示破線部分)に対応する位置の、圧縮画像
152の情報の除去が宛名情報領域除去回路135によ
って行なわれ、この第2の実画像154における宛名情
報領域に対応する部分の情報が除去された原画像152
b(図37d参照)に対しての、標本化回路136によ
る標本化処理、照合回路137による照合処理、およ
び、処理選択回路138による類似度算出処理がそれぞ
れ行なわれる。
【0211】こうして、それぞれの実画像との類似度が
求められると、どの実画像との類似度が最も高く、か
つ、その類似度がしきい値よりも高いか否かにより、当
該郵便物Pがその実画像に対応する特定企業郵便物Pと
同じものか否かの判別が行なわれる(S10)。
【0212】処理選択回路138において、当該郵便物
Pが特定企業郵便物Pと判別された場合には、位置デー
タ決定回路139によって、その特定企業郵便物Pにお
ける宛名情報領域の位置を示す情報(位置データ)が書
式辞書133から読出される(S11)。
【0213】そして、その情報が、当該郵便物Pに対す
る宛名情報領域を示す位置データとして、文字認識部1
15内の選択回路121に出力される。たとえば、第1
の実画像153との類似度の方が高く、しかも、この類
似度がしきい値を越えている場合には、当該郵便物Pは
第1の実画像153に対応する特定企業郵便物Pと同じ
であると判別され、その特定企業郵便物Pについての宛
名情報領域を示す情報として登録されている情報が位置
データとして出力されることになる。
【0214】このように、登録されている特定企業郵便
物Pの実画像を用い、受取人の住所や氏名などにより変
動する宛名情報領域以外の部分を照合することにより、
当該郵便物Pにおける宛名情報領域を検出するようにし
ているため、変動し得る宛名情報の影響を受けることな
く、当該郵便物P上の宛名情報領域をより正確に検出す
ることができる。
【0215】なお、当該郵便物Pが登録されている特定
企業郵便物Pと同じでないと判別された場合には、前述
したように、通常の検出アルゴリズムによる手法を用い
て宛名情報領域の検出が行なわれる(S12)。
【0216】上記したように、郵便物上の固定的な特徴
から宛名情報領域を特定できるようにしている。すなわ
ち、登録されている特定企業郵便物の実画像と、読取っ
た郵便物の宛名情報領域以外の原画像とを照合すること
により、当該郵便物が特定企業郵便物か否かを判別する
とともに、特定企業郵便物であると判別された場合に
は、その特定企業郵便物についての宛名情報領域によ
り、当該郵便物の宛名情報領域を特定するようにしてい
る。
【0217】これにより、受取人によって変動し得る宛
名情報の影響を受けることなく、当該郵便物の宛名情報
領域をより正確に検出できるようになるため、宛名情報
領域の検出の精度を向上することが可能となる。
【0218】しかも、郵便物のサイズによって照合を行
なう特定企業郵便物の候補を絞り込むようにしているた
め、限られた特定企業郵便物により少ない時間で照合す
ることができるなど、効率のよい宛名情報領域の検出が
可能となる。
【0219】また、同一の書式にて多量に発送される特
定企業郵便物の区分に際しては、事実上、不可能であっ
た登録の内容を書式ごとに切換えなければならないとい
った切換えの自動化が図れ、オペレータにかかる負担や
熟練度を軽減できるとともに、効率のよい区分が可能と
なるなど、非常に有用である。
【0220】したがって、宛名情報領域の検出の正確さ
を高めることが可能となり、作業の効率化が図れるとと
もに、全体的な性能をも向上し得るものである。
【0221】なお、前記第4の実施例では、郵便物の宛
名自動読取区分機に適用した場合を例に説明したが、こ
れに限らず、たとえば、一般的な光学的文字読取装置や
2次元画像入力装置などを用いた各種の文字読取装置に
も同様に適用できる。
【0222】また、登録されている情報と読取った情報
とを圧縮画像にして照合するものに限らず、たとえば、
圧縮前の画像を用いるようにすれば、その分、行程が少
なくてすみ、有効である。
【0223】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、読
取領域を効率よく、しかも、高精度で検出することがで
き、宛名自動読取区分機などの自動化機器や、有価証券
からの特定情報の読取りなどに用いて好適な文字読取装
置を提供できる。
【0224】また、本発明によれば、操作性や処理効率
を向上し得るとともに、オペレータの負担を軽減するこ
とができ、特定郵便物からの宛名情報の読取りや、有価
証券からの特定情報の読取りなどに用いて好適な文字読
取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る郵便物の宛名自動
読取区分機における読取部の構成を概略的に示すブロッ
ク図。
【図2】同じく宛名領域検出部の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図3】同じく登録郵便物自動検出部の構成を概略的に
示すブロック図。
【図4】同じく登録郵便物として登録される大口郵便物
の一例を示す図。
【図5】同じくサイズ管理テーブルの構成例を示す図。
【図6】同じく特徴管理テーブルの構成例を示す図。
【図7】同じく登録郵便物の検出に係る処理の流れを説
明するために示すフローチャート。
【図8】同じく郵便物の特徴検出に係る処理の流れを説
明するために示すフローチャート。
【図9】同じく所定の領域内における最大ブロックの抽
出方法について説明するために示す図。
【図10】同じく自力宛名領域検出部の構成を概略的に
示すブロック図。
【図11】同じく自力宛名領域検出プログラムによる処
理の流れを示すフローチャート。
【図12】同じく自力宛名領域検出処理における郵便物
画像の取扱いを示す図。
【図13】同じく自力宛名領域検出処理における郵便物
画像の取扱いを示す図。
【図14】同じく自力宛名領域検出処理における郵便物
画像の取扱いを示す図。
【図15】同じく自力宛名領域検出処理における郵便物
画像の取扱いを示す図。
【図16】同じく郵便物の宛名自動読取区分機を概略的
に示す構成図。
【図17】本発明の第2の実施例に係る読取部の構成を
概略的に示すブロック図。
【図18】同じく金額領域検出部の構成を概略的に示す
ブロック図。
【図19】同じく登録小切手自動検出部の構成を概略的
に示すブロック図。
【図20】同じく登録小切手として登録される小切手の
一例を示す図。
【図21】同じくサイズ管理テーブルの構成例を示す
図。
【図22】同じく特徴管理テーブルの構成例を示す図。
【図23】同じく特徴パターン管理テーブルの構成例を
示す図。
【図24】同じく登録小切手の検出に係る処理の流れを
説明するために示すフローチャート。
【図25】同じく小切手の特徴検出に係る処理の流れを
説明するために示すフローチャート。
【図26】本発明の第3の実施例に係る読取部における
金額領域検出部の登録小切手自動検出部の構成を概略的
に示すブロック図。
【図27】同じくサイズ管理テーブルの構成例を示す
図。
【図28】同じく特徴管理テーブルの構成例を示す図。
【図29】同じく赤色特徴パターン管理テーブルの構成
例を示す図。
【図30】同じく緑色特徴パターン管理テーブルの構成
例を示す図。
【図31】同じく青色特徴パターン管理テーブルの構成
例を示す図。
【図32】同じく小切手の特徴検出に係る処理の流れを
説明するために示すフローチャート。
【図33】本発明の第4の実施例に係る読取部の構成を
概略的に示すブロック図。
【図34】同じく宛名領域検出部の構成を概略的に示す
ブロック図。
【図35】同じく特定企業郵便物の一例を示す図。
【図36】同じく動作の概略を説明するために示すフロ
ーチャート。
【図37】同じく動作の概略を説明するために示す図。
【符号の説明】
1……供給部、2……取出部、3……取込搬送路、4…
…読取部(取込手段)、5……区分部、11……光源、
12……光学系、13……ラインセンサ、14……信号
処理部、15……識別部(読取手段)、21……宛名領
域検出部、22……文字行検出部、23……文字検出
部、24……文字識別部、25……町名・大口名識別
部、26……丁目・街区識別部、31……郵便物サイズ
計測部(計測手段)、32……自力宛名領域検出部(検
出手段)、33……登録郵便物自動検出部(被読取物自
動検出手段)、41……CPU、44……プログラムメ
モリ、45……レジスタ、46……アドレスコントロー
ル・セレクト回路、47……2値化回路、48……ラン
レングス変換回路、49……データメモリ、51……サ
イズ管理テーブル、52……特徴管理テーブル(記憶手
段)、P……郵便物(被読取物)、 P1,P2,P3
……特徴的情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−276384(JP,A) 特開 平3−233693(JP,A) 特開 平7−110841(JP,A) 特開 昭64−79893(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/00 - 9/82

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字画像が記載された被読取物の画像を
    取込む取込手段と、 前記被読取物のサイズを計測する計測手段と、 この計測手段で計測された前記被読取物のサイズと前記
    取込手段で取込んだ画像とから前記被読取物における文
    字画像の画像特徴を求め、この求めた画像特徴から前記
    被読取物上における読取領域を検出する検出手段と、 あらかじめ被読取物のサイズ情報と、そのサイズ情報に
    よって特定される被読取物上における固有の特徴的情
    報、および、この被読取物における読取領域の位置情報
    をそれぞれ対応させて記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された被読取物のサイズ情報および
    特徴的情報を、前記取込手段で取込んだ画像から検出す
    ることにより被読取物を特定し、前記取込手段で画像を
    取込んだ被読取物が、あらかじめ前記記憶手段に記憶さ
    れた被読取物と同一であると特定された場合に、あらか
    じめ前記記憶手段に記憶されている前記被読取物に対応
    する読取領域の位置情報を、前記検出手段により求めた
    読取領域の検出結果に優先させて出力する被読取物自動
    検出手段と、 この被読取物自動検出手段からの出力に対応する読取領
    域または前記検出手段で検出された読取領域に対して文
    字の読取りを行なう読取手段と、 を具備したことを特徴とする文字読取装置。
  2. 【請求項2】 あらかじめ被読取物のサイズ情報、被読
    取物に含まれる符号領域の位置情報、その符号の赤色・
    緑色・青色の実画像、および、その被読取物における読
    取領域の位置情報をそれぞれ対応させて記憶する記憶手
    段と、 被読取物を走査して赤色・緑色・青色の原画像を得る走
    査手段と、 前記被読取物のサイズを測定する測定手段と、 この測定手段の測定結果に基づいて、前記記憶手段から
    前記被読取物のサイズに対応する被読取物の符号領域の
    位置情報を読出し、この読出した位置情報に基づき前記
    原画像上で対応する位置の赤色・緑色・青色の符号の原
    画像を抽出する抽出手段と、 この抽出手段で抽出された赤色・緑色・青色の符号の原
    画像と前記記憶手段から読出した前記被読取物に対応す
    る前記赤色・緑色・青色の符号の実画像とを照合する照
    合手段と、 この照合手段の照合によって、前記赤色・緑色・青色の
    符号の原画像と前記赤色・緑色・青色の符号実画像とが
    一致すると判断される場合に、その符号の実画像に対応
    する前記読取領域の位置情報を当該被読取物における読
    取領域として決定する読取領域決定手段と、 この読取領域決定手段で決定された読取領域の原画像に
    対して文字の読取りを行なう読取手段と、 を具備したことを特徴とする文字読取装置。
  3. 【請求項3】 あらかじめ被読取物の実画像とサイズ情
    報、および、その被読取物における読取領域の位置情報
    をそれぞれ記憶する記憶手段と、 被読取物を走査して原画像を得る走査手段と、 前記被読取物のサイズを測定する測定手段と、 この測定手段の測定結果に基づいて、前記記憶手段から
    前記被読取物のサイズに対応する被読取物の読取領域の
    位置情報を読出し、この読出した位置情報に基づき前記
    原画像上で対応する位置の情報を除去する除去手段と、 この除去手段で情報の一部が除去された原画像と前記記
    憶手段から読出した前記被読取物に対応する前記実画像
    とを照合する照合手段と、 この照合手段の照合によって、前記原画像と前記実画像
    とが一致すると判断される場合に、その実画像に対応す
    る前記読取領域の位置情報を当該被読取物における読取
    領域として決定する読取領域決定手段と、 この読取領域決定手段で決定された読取領域の原画像に
    対して文字の読取りを行なう読取手段と、 を具備したことを特徴とする文字読取装置。
  4. 【請求項4】 あらかじめ同一の書式によって発生する
    特定郵便物のサイズ情報に対応させて、前記特定郵便物
    の実画像と、その特定郵便物における宛名情報領域の位
    置情報をそれぞれ記憶する記憶手段と、 郵便物を走査して原画像を得る走査手段と、 この走査手段によって得られた前記原画像から前記郵便
    物のサイズを測定する測定手段と、 この測定手段の測定結果に基づいて、前記記憶手段から
    前記郵便物のサイズに対応する特定郵便物の宛名情報領
    域の位置情報を読出し、この読出した位置情報に基づき
    前記原画像上で対応する位置の宛名情報を除去する除去
    手段と、 この除去手段で宛名情報の除去された原画像と前記記憶
    手段から読出した前記特定郵便物に対応する前記実画像
    とを照合する照合手段と、 この照合手段の照合結果に基づき、当該郵便物が同一の
    書式によって発生する特定郵便物か否かを判定する判定
    手段と、 この判定手段で特定郵便物と判定された場合、この特定
    郵便物の実画像に対応する前記宛名情報領域の位置情報
    により、当該郵便物における宛名情報領域を決定する決
    定手段と、 この決定手段で決定された宛名情報領域の原画像に対し
    て文字の読取りを行なう読取手段と、 を具備したことを特徴とする文字読取装置。
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