JPH07116606A - 郵便物あて名認識装置及びあて名認識方法 - Google Patents

郵便物あて名認識装置及びあて名認識方法

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JPH07116606A
JPH07116606A JP5236916A JP23691693A JPH07116606A JP H07116606 A JPH07116606 A JP H07116606A JP 5236916 A JP5236916 A JP 5236916A JP 23691693 A JP23691693 A JP 23691693A JP H07116606 A JPH07116606 A JP H07116606A
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好高 岡沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、複数の配達局の郵便物に対して
も、認識性能(処理速度、認識精度等)を低下すること
なくあて名認識を行なうあて名認識装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 この発明は、郵便番号が記載された郵便物の
あて名認識装置において、郵便物の文字情報を検出する
手段と、 あて名に関する情報を記憶する、前記郵便物
の複数の郵便番号に応じた複数の手段と、 前記文字情
報の中の郵便番号を認識する手段と、 前記複数の記憶
手段から前記認識された郵便番号に応じた記憶手段を選
択する手段と、 前記選択された記憶手段を用いて前記
郵便物のあて名を認識する手段と、を具備することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文字認識装置であっ
て、特に郵便番号を用いる郵便物のあて名認識装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】通常、郵便物の流れと郵便自動化機械の
現況において、近年、郵便物は、配達局、配達区分に郵
便物を区分するべく、あて名自動読取り区分機が用いら
れている。図3は、郵便物の流れと郵便自動化機械の現
況を示す図である。この図において、ポスト31に集め
られた郵便物は、輸送手段32により差立局33に集め
られる。ここにおいて、郵便物自動選別取り揃え押印機
36で押印した後に、郵便番号自動読取り区分機37に
よって、配達局34ごとに区分が行われる。
【0003】さらに配達局34において設置される郵便
物あて名自動読取り区分機38はあて名認識装置を備え
ており、このあて名認識装置を用いて到着した郵便物の
あて名を読み取って、郵便物を配達する配達人35の配
達受け持ち地域別に区分する機能を基本としている。
【0004】従って、その配達局が受け持っている地域
にある町名や大口受取人である企業名に含まれている漢
字の辞書メモリを持っていれば対応できる。反対に、郵
便物に自由手書きされたもしくは印刷された日本全国の
あて名住所を一度に読み取ることは、現行の文字認識の
技術レベルでは困難であるので、読み取りたい文字を限
定できるように(一配達局の管轄する地域の住所及び大
口受取企業名)、郵便物あて名自動読取り区分機の対象
は、一配達局分の郵便物とせざるを得ないという技術的
制約がある。
【0005】しかし、郵便物あて名自動読取り区分機が
しだいに配備活用されてくると、自分の局(一配達局)
だけでなく、隣の局の郵便物もあわせて処理できるよう
にして欲しい、という要望が強くでてきている。しかし
ながら、自局の郵便物と隣の局の郵便物を同時に処理す
ることは、あて名認識辞書メモリを強化(読取り対象文
字種を増やす)する事が必要になる。しかし、文字数が
複数の配達局分に増えていくと、それだけ、比較検討し
なければならない文字数が増えることで、文字認識の処
理により多くの負担がかかることとなり、認識性能(処
理速度、確実性等)が低下するという問題がある。
【0006】又、配達区分処理を集中局化したいという
要望が潜在的にあり、この場合、自局と隣局の2局だけ
でなく、複数局対応が必要になるため、ますます文字認
識における認識性能の低下の問題が出てくる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、複数の配
達局の郵便物に対しても認識性能(処理速度、確実性
等)を低下することなくあて名の認識が行える郵便物あ
て名認識装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の郵便物あて名認識装置は、郵便番号が
記載された郵便物のあて名認識装置において、 郵便物
の文字情報を検出する手段(1)と、あて名に関する情
報を記憶する、前記郵便物の複数の郵便番号に応じた複
数の手段(11)と、 前記文字情報の中の郵便番号を
認識する手段(2〜5)と、 前記複数の記憶手段から
前記認識された郵便番号に応じたあて名認識のための記
憶手段を選択する手段(5、10、11)と、 前記選
択された記憶手段を用いて前記郵便物のあて名を認識す
る手段(6〜8)と、を具備することを特徴とする。
【0009】又、この発明の郵便物のあて名認識方法
は、 あて名を認識すべき郵便物の表面画像を取り込む
工程(1)と、 前記表面画像における文字情報を検出
する工程(2〜4)と、 前記表面画像中の郵便番号を
認識する工程(5)と、 前記郵便番号に対応した辞書
メモリを選択する工程(11、10)と、 前記辞書メ
モリを用いてあて名を識別する工程(6〜8)と、を含
むあて名認識方法である。
【0010】
【作用】この発明は、上記した構成により、従来のよう
に単一の局の郵便物のあて名だけでなく近隣局の郵便物
のあて名を読み取るに際し、複数局分の住所認識用の文
字・単語辞書メモリを使用すると認識性能を低下させる
ため、郵便番号を読み取って郵便局を特定し、その局内
の住所用の辞書メモリに切り換えて認識処理を行う。こ
れにより、読取り精度・処理速度を自局のみの場合と同
等レベルで近隣局の郵便物のあて名を読み取ることを可
能にする。
【0011】また、このあて名認識方法の発明は、認識
した郵便番号に応じて、複数の辞書メモリから一つだけ
選択された辞書メモリを用いてあて名認識を行うもので
ある。従って、複数の配達局の郵便物を扱う方法であり
ながら、一局分の辞書メモリによりあて名認識を行うた
め、自局のみの場合と同等レベルの読取り精度・処理速
度を実現することが可能である。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0013】図2は、あて名認識装置に適用されるハー
ドウエアの構成の概要を示す。この実施システムは、光
電変換ユニット102、領域検出ユニット104、行検
出ユニット106、文字検出ユニット108および文字
認識ユニット101からなる文字認識部101と、文字
認識ユニット101で文字認識の際に参照される基本文
字を全て含む文字辞書メモリ130と、文字種テーブル
140および住所辞書メモリ150を参照して文字認識
部101で認識された読取り文字の組み合わせから住所
を認識する住所認識ユニット120とで構成されてい
る。文字認識ユニット110及び住所認識ユニット12
0はマイクロコンピュータ(CPU)を含んでおり、こ
れらのユニットの機能はそのCPU上で走るソフトウエ
アで実現される。なお、文字認識部101そのものは従
来の光学文字読取り装置(OCR)等で採用されている
文字認識技術により構成できる。
【0014】初めに、この実施例システムの内容を簡単
に説明する。光電変換ユニット102は、読取り対象文
字を含む郵便物の表面画像を取り込み、これを2値化し
て、文字画像を含む原画像データを出力する。
【0015】領域検出ユニット104は、郵便物の表面
を操作して得た窓信号及び精走査信号から、あて名の記
載された領域を抽出する。すなわち、まず郵便物全体の
画像情報(原画像データ)を二次元的に圧縮処理し、そ
の処理画像により大局的な画像のブロック化を図り、細
部にとらわれない大局的な領域検出を行う。次に、ブロ
ック単位の投影データを生成し、線文の複雑さ/方向性
を判定し、その判定結果をあらかじめ与えられたあて名
領域編集知識によって編集して、あて名領域を決定す
る。
【0016】あて名領域からは、領域内部における画像
濃度ヒストグラムから求められる2値化しきい値候補、
検出されたあて名領域位置から求められる記載方向候
補、及び手書き/印刷活字などの字体候補が出力され
る。あて名領域編集知識には、多量の郵便物から抽出し
たあて名記載位置/領域について、統計的調査に基づく
データがあて名領域画像知識として取り込まれている。
【0017】郵便物表面にはあて名と同様に記載されて
いる差出人名、差出人住所、通信分、切手などの料金印
刷面、そして多種多様な広告などがあり、これらの位
置、領域、複雑さ、印字方向などがあて名領域画像知識
の構築に利用される。
【0018】行検出ユニット106は、領域検出ユニッ
ト104からの出力を受け、あて名文字の行を囲う枠線
またはあて名記載上の罫線などのノイズ成分を取り除
き、文字行単位の分離抽出を行なう。又、検出された文
字行単位に印字濃度ヒストグラムを求め、検出文字行単
位での最適2値化しきい値を決定する。
【0019】ここでの文字行単位検出のアルゴリズム
は、あて名領域検出のアルゴリズムと基本的には同様で
ある。しかし文字行単位検出では大局的なとらえ方はせ
ず、あて名領域検出の場合よりも詳細な画像分析によっ
て下線領域、空白領域などを除外し、読取り対象画像
(行画像)を限定抽出する。
【0020】文字検出ユニット108は、行検出ユニッ
ト106で抽出/決定された行画像/2値化しきい値に
よって、文字単位に画像を分離する。すなわち、文字行
幅データによって予め定めたしきい値以下を印刷活字あ
て名と仮定し、それ以外を手書きあて名と仮定する。そ
して、行方向の文字分離を射影情報から検出する。その
検出論理は文字間の余白によって生ずるスペース検知で
あるが、文字間の接触、文字内の分離については検出さ
れた文字外接枠を正方形を基準として変動予測評価し決
定する。評価の決定が曖昧な場合は複数の検出候補を認
める。
【0021】文字認識ユニット110は、公知の光学文
字読取り装置(OCR)と同様な文字認識処理を行う。
この文字認識処理に当たり予め用意される識別対象文字
種は、アラビア数字/漢数字および片仮名/平仮名の全
文字とあて名表記に用いられる漢字約200文字であ
る。これらの文字(合計400文字以下)は、印刷活字
用と手書き文字用にそれぞれ用意(文字数は最大800
文字程度)される。
【0022】曖昧さを含んだ入力文字画像に対し、文字
識別を100%正解するよう図ることは現実的でない。
そこで、本願実施例では、後に住所知識(住所辞書メモ
リ150)を利用した後処理があることを前提として、
入力画像単位に識別候補という形で類似度の高いものか
ら順に10候補を出力するようにしている。こうするこ
とによって、識別候補を単一にしたのでは得られない高
い識別率を獲得できる。 又、記載上の曖昧さとして残
された記載方向(縦書き/横書き)の区分については、
入力も自画像を90°および180°回転させて識別処
理を行い、それぞれの回転単位について一連の文字候補
行列を出力する。
【0023】住所識別ユニット120では、配達局管内
に与えられた区名、町名、大口受取人名などの知識デー
タベース(辞書メモリ150の一部)を用い、文字識別
候補行列からあて名を決定する。たとえば、東京都足立
区の足立郵便局を例に取ると、住所として用意した標準
表記町名は31種あり、又大口受取人名としては足立区
役所など10種ある。しかしそれらの名称の表記は様々
な変形を含むので、他の町名/大口受取人名と競合しな
い限りにおいて、変形の頻度に応じて学習を進め、あて
名知識データを増やすようにする。
【0024】たとえば、足立区の「小台」という町名を
例に取ると、標準の知識では「オダイ」となるが、この
町名には「コダイ」、「オタイ」、「コタイマチ」、
「オダイチョウ」などの変形がある。これらの変形表記
がいずれも足立区の「小台」を指すものとして、あて名
知識データベース(住所辞書メモリ150)に蓄積され
る。
【0025】上述したような変形を含む住所/大口受取
人名による知識から、二文字以上連接した文字群によっ
てつくられる単語を作成し、この単語によって前記文字
識別候補行列を評価する。例えば、作成された単語が
「東京都」であり、対応する文字識別候補行列が次のよ
うなものであれば、「東京群」、「東東都」、「東京
群」、「京東都」、「京東都」、「京京都」といった語
群から、「東京都」という住所辞書メモリ150に(あ
て名知識として)登録された地名が最終的に選択され
る。
【0026】その後、全ての単語総合が終了した段階
で、いくつかの単語候補について再度知識処理が行われ
る。それは単語照合と同時に単語間の隣接関係を保った
うえで、住所又は大口受取人名としての単語並びが得ら
れるかどうかを評価する処理である。例えば、東京都と
いう単語の次に足立区という単語が並びその次に町名が
並んでいるか、あるいは足立区の次に区役所などの大口
受取人名称単語が並んでいるか、といった点が評価され
る。この評価では、単語毎に所定の得点を与え(現実の
住所地名表記に近い者ほど高得点)、得点の積算により
最も高い得点を得たあて名を出力するようにできる。
【0027】大口受取人宛の郵便物を除いて、町名以降
の丁目、街区(番/号など)を識別するため、検出され
た町名の文字画像上の位置及びあて名記載書式コード
(縦書き/横書き/回転などの情報)を従属情報として
次の処理に渡す。
【0028】町名までの認識後では、町名に連なる文字
が丁目/街区を表すことが明らかとなる。住所認識ユニ
ット120は、この丁目/街区の部分を識別して最終的
なあて名を決定し、これをあて名区分コードに変換して
出力する。
【0029】以上まとめると、図2の実施例は以下のよ
うに機能する。すなわち、文字認識部101では文字辞
書メモリ130が参照され、手書き文字あるいは印刷活
字の文字読取り/認識が行われる。住所認識ユニット1
20では文字テーブル140が参照され、文字認識部1
01で認識された1以上の読取り文字の組み合わせが1
以上作成される。次に作成された読取り文字の組み合わ
せによって住所辞書メモリ150が引かれ、この辞書メ
モリ150から読み取り文字組み合わせに該当する正し
い住所表示語が読み出される。辞書メモリ150から読
みだされた1以上の住所表示語の文字コードと、これら
の住所表示語に続く住所表示数値(丁目、番、号など)
のコードがまとめられて、住所読取り結果(あて名区分
コード)として出力される。
【0030】本発明のあて名認識装置のさらにその特徴
を図1に示す。図1は、この発明の一実施例にかかるあ
て名認識のためのフローチャートである。以下、本発明
の特徴と図1を用いて説明する。
【0031】この図において、図2で上述した場合とほ
ぼ同様に、郵便物は、その文字情報等を光電変換1によ
り郵便物あて名認識装置に取り込まれる。次に、郵便物
の表面領域のうちのどの領域にあて名が分布しているか
を検出2される。さらに、あて名等の行3が特定され、
最終的に文字がそれぞれ検出4される。
【0032】ここで、本発明の郵便物あて名認識装置に
おいては、郵便番号を認識5することで、この郵便物の
配達局が何処であるかを特定する。次に、この郵便番号
に対応した対応辞書メモリ11が一つだけ選択される。
【0033】従って、以下に行われる文字認識動作6、
町名・大口名識別7、丁目・街区識別8等の文字の照合
動作としては、一局分の辞書メモリ10を用いて行われ
ることとなり、読取り精度・処理速度を自局一局のみの
場合と同等レベルで近隣局の郵便物のあて名を読み取る
ことを可能にする。
【0034】従来の装置は、単一局だけでなく複数局分
のあて名を読み取るためには、その局数分だけの管内の
住所をカバーする必要があり、単純に文字・単語辞書メ
モリを拡大するだけでは、照合する辞書メモリパターン
が拡大し読取り精度、処理速度が低下してしまう。
【0035】本発明では、あて名読取りのための単語認
識・あて名認識を行う前に郵便番号を読み取り、その郵
便番号によって、郵便物の宛先に該当する郵便局を特定
する。すなわち、赤枠内の手書き郵便番号や、あて名用
の窓・ラベル内部の印刷活字の郵便番号を読み取る。
【0036】さらに具体的に本発明を図4・図5を用い
て本発明の一実施例を説明する。図4は、この発明の一
実施例にかかる辞書メモリメモリーのアドレスを示す
表、図5は、この発明のあて名認識装置が認識すべき郵
便物の一例の外観図である。
【0037】この図において、例えば、図5の郵便物に
対して本発明を適用する際には、囲み枠の中の左上の文
字列を郵便番号「140」と読み取れるので、これによ
り図4の辞書メモリ選択用データベースを検索して品川
局宛の郵便物であることが判かる。これにより、品川局
管内の住所を構成する文字の辞書メモリのアドレスと、
町名・大口名を構成する単語とその連接条件を登録した
住所辞書メモリのアドレスを得て、文字あるいは住所の
認識を行う。
【0038】品川局の住所辞書メモリのアドレスで示さ
れる部分には、北品川、南大井、八潮などの品川区の中
でも品川局管内の町名と品川局内の大口企業名称などの
単語が登録されており、文字辞書メモリアドレスで示さ
れる領域には、前記の単語を構成する各文字が登録され
ている。
【0039】従って、本提案の方式では、郵便番号によ
って特定される一局分の範囲の辞書メモリを選択するこ
とによって、1局分のあて名読取り処理能力を維持した
ままで、複数の局宛の郵便物のあて名を読み取ることが
できる。ただし、認識に使用する辞書メモリの切換は、
前記のように辞書メモリのアドレスの切換によって行う
ため、複数局分の辞書メモリを半導体等のメモリに保持
している必要はある。しかし、入力パターンと辞書メモ
リパターンを照合する回路や、住所単語の検索を行う回
路は、一局分で済む。もし、郵便番号による辞書メモリ
の切換を行わなければ、照合する辞書メモリパターンや
検索する単語数が増大し、それに比例した回路を用意し
ないとあて名読取りに要する時間が増大してしまうだけ
でなく、対象となる文字・単語の種類が増大することに
よって、あて名読取りそのものの性能も低下してしま
う。
【0040】又、更に、本発明の一実施例を図6を用い
て説明する。図6は、この発明の他の一実施例にかかる
あて名認識装置のフローチャートである。つまり、この
フローチャートにおいて、郵便物の番号認識21の結
果、番号が読めた場合22に番号に対応した局の辞書を
選択23するまでは、上述した実施と同様である。しか
し、郵便番号が判読不能であった場合22、この郵便の
郵便番号は、複数の辞書メモリのうちで最も処理件数の
多い局のものであると仮定して、この局を選択26し
て、あて名文字認識24を行なう。これにより、読取り
不能として機械から吐き出される件数を減らし、人間に
よる処理を必要とする件数を少なくするものである(こ
の処理を行わなければ、郵便番号読取り不可の際に直ち
に読取り不能として、この装置から排出27されること
となる)。最も処理件数の多い局は、機械設置時に、あ
らかじめ指摘しても良いし、郵便番号の出現頻度を記憶
して、自動的に判定するように構成することも可能であ
る。
【0041】又、更に、上記実施例では、この複数辞書
メモリを郵便番号によって選択する方法を取ったが、こ
の方法は、さらに細かい住所区分(たとえば、○○町)
に対応した辞書メモリーを複数設けて、この住所区分を
認識し、この認識結果に応じて、辞書メモリーを切り換
えて処理を行っても、同様に上記した本発明の効果を得
ることが可能である。
【0042】以上、述べたように、本発明によれば、比
較的安価な半導体メモリーで構成される辞書メモリの容
量を拡張するだけで、複数の局のあて名を性能を低下さ
せずに読み取ることが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上、詳述したように、この発明によれ
ば、郵便番号を読み取った結果を利用して、辞書メモリ
の使用部分を切り換えることによって、複数の郵便局向
けの郵便物のあて名を読み取ることができる。この方式
は、辞書メモリを切り換えない場合に比べて、入力パタ
ーンと照合する辞書メモリ内容を大幅に削減できるた
め、一局分の郵便物のあて名を読み取る場合と同等の性
質(認識精度、処理速度)を、辞書メモリ容量を増やす
だけで実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるあて名認識のため
のフローチャート。
【図2】一般的なあて名認識装置のブロックダイアグラ
ム。
【図3】近年の郵便物流れと郵便自動化機械の現況を表
す概念図。
【図4】この発明の一実施例にかかる辞書メモリのアド
レスを示す表。
【図5】この発明のあて名認識装置が認識すべき郵便物
の一例の外観図。
【図6】この発明の他の一実施例にかかるあて名認識装
置のフローチャート。
【符号の説明】
1…光電変換、2…あて名領域検出、3…行検出、4…
文字検出、5…郵便番号認識、6…文字認識、7…町名
・大口名識別、8…丁目・街区識別、9…認識結果、1
0…一局対応辞書メモリ、11…局別対応辞書メモリ、
33…差立局、34…配達局、35…配達者、36…押
印機、37、38…郵便番号・あて名自動読取り区分
機、41…郵便物、101…文字認識システム、102
…光電変換ユニット、104…領域検出ユニット、10
6…行検出ユニット、108…文字検出ユニット、11
0…文字認識ユニット、120…住所認識ユニット、1
30…文字辞書メモリ、140…文字種テーブル、15
0…住所辞書メモリ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】この発明の一実施例にかかる辞書メモリのアド
レスを示す図表。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便番号が記載された郵便物のあて名認
    識装置において、 郵便物の文字情報を検出する手段と、あて名に関する情
    報を記憶する、前記郵便物の複数の郵便番号に応じた複
    数の手段と、 前記文字情報の中の郵便番号を認識する手段と、前記複
    数の記憶手段から前記認識された郵便番号に応じた記憶
    手段を選択する手段と、 前記選択された記憶手段を用いて前記郵便物のあて名を
    認識する手段と、を具備することを特徴とする郵便物あ
    て名認識装置。
  2. 【請求項2】 郵便番号が記載された郵便物のあて名認
    識装置において、 郵便物の文字情報を検出する光電変換素子と、 あて名に関する情報を記憶する、前記郵便物の複数の郵
    便番号に応じた複数のメモリ装置と、 前記文字情報の中の郵便番号を認識する手段と、 前記複数のメモリ装置から前記認識された郵便番号に応
    じた記憶手段を選択する手段と、 前記選択された記憶手段を用いて前記郵便物のあて名を
    認識する手段と、を具備することを特徴とする郵便物あ
    て名認識装置。
  3. 【請求項3】 郵便物のあて名認識装置において、 郵便物の文字情報を検出する手段と、 あて名に関する情報を記憶する、前記文字情報の中の住
    所に関する所定情報にそれぞれ対応する複数の手段と、 前記郵便物の前記所定情報を認識する手段と、 前記複数の記憶手段から前記認識された所定情報に応じ
    た記憶手段を選択する手段と、 前記選択された記憶手段を用いて前記郵便物のあて名を
    認識する手段と、を具備することを特徴とする郵便物あ
    て名認識装置。
  4. 【請求項4】 あて名を認識すべき郵便物の表面画像を
    取り込む工程と、 前記表面画像における文字情報を検出する工程と、 前記表面画像中の郵便番号を認識する工程と、 前記郵便番号に対応した辞書メモリを選択する工程と、 前記辞書メモリを用いてあて名を識別する工程と、を含
    むあて名認識方法。
JP23691693A 1993-09-22 1993-09-22 郵便物あて名認識装置及びあて名認識方法 Expired - Lifetime JP3162552B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5995664A (en) * 1996-06-21 1999-11-30 Nec Corporation Information recognition apparatus for recognizing recognition object information
WO2000054898A1 (de) * 1999-03-12 2000-09-21 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und anordnung zur gangfolgesortierung von sendungen
CN111783767A (zh) * 2020-07-27 2020-10-16 平安银行股份有限公司 文字识别方法、装置、电子设备及存储介质

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