JP2003141443A - 認識装置、区分機、認識方法、及び区分方法 - Google Patents

認識装置、区分機、認識方法、及び区分方法

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JP2003141443A
JP2003141443A JP2001335837A JP2001335837A JP2003141443A JP 2003141443 A JP2003141443 A JP 2003141443A JP 2001335837 A JP2001335837 A JP 2001335837A JP 2001335837 A JP2001335837 A JP 2001335837A JP 2003141443 A JP2003141443 A JP 2003141443A
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English (en)
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Naoyuki Yahagi
直行 谷萩
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、差出人の郵便番号を認識する危
険性を排除して、確実に、郵便番号枠外から送り先の郵
便番号を検出することができ、送り先の郵便番号の読取
り性能を向上できる。 【解決手段】 この発明は、郵便番号枠外から送り先の
郵便番号を検出する場合、郵便番号枠外から検出された
郵便番号のうち少なくとも一部が郵便番号枠から認識さ
れて郵便番号と一致するものを送り先の郵便番号と判断
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、郵便物
等の紙葉類に記載されている区分を示す記号情報を認識
する認識装置及び認識方法と、上記認識装置あるいは上
記認識方法が用いられ、上記区分を示す記号情報に基づ
いて紙葉類を区分する区分機及び区分方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、郵便物等の紙葉類を区分する区分
機では、区分を示す郵便番号等の情報を認識して紙葉類
を区分している。例えば、郵便物には、通常、区分を示
す記号情報としての郵便番号が記載される郵便番号枠が
設けられている。従来の区分機では、上記郵便番号枠に
記載されている郵便番号を認識して郵便物を区分するよ
うになっている。このような区分機では、上記郵便番号
枠に郵便番号が記載されていない場合、あるいは、上記
郵便番号枠に記載されている郵便番号が正しく認識でき
ない場合、郵便番号枠以外に記載されている郵便番号を
検索し、検索された郵便番号のうち所定の記載位置に存
在する郵便番号を送り先の郵便番号として認識するよう
になっている。
【0003】しかしながら、郵便番号枠外には、送り先
の郵便番号(区分を示す記号情報)だけではなく、差出
人の郵便番号(区分を示す記号情報以外の記号情報)が
記載されていることが多い。また、郵便番号枠外に記載
される送り先の郵便番号の記載位置には特定の決まりは
ないため、郵便番号枠以外から検出された郵便番号は、
差出人の郵便番号である可能性が常に存在するという問
題点がある。
【0004】また、従来の区分機では、郵便番号枠から
一部でも郵便番号が認識できなかった場合、郵便番号枠
外から認識された郵便番号を認識結果とすることもあ
る。しかしながら、複数箇所から認識された郵便番号
は、それぞれが独立して利用されるため、送り先の郵便
番号の認識率を向上させるものではないという問題点が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、紙葉
類の複数箇所に記号情報が記載されていても、所定の枠
から区分を示す記号情報が認識できない場合、上記枠外
から確実に区分を示す記号情報を検出できなかかった
り、上記枠外に記載されている記号情報を利用して区分
を示す記号情報の認識率を向上させることができないと
いう問題点を解決するものであり、紙葉類の複数箇所に
記号情報が記載されていれば、所定の枠枠から区分を示
す記号情報が認識できない場合であっても、上記枠外か
ら区分を示す記号情報を確実に検出し、上記枠外に記載
されている記号情報を利用して区分を示す記号情報の認
識率を向上させることが可能な認識装置、認識方法、区
分機及び区分方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の認識装置は、
紙葉類上に記載された区分を示す記号情報を認識するも
のにおいて、紙葉類の画像を読取る読取手段と、この読
取手段により読取った紙葉類の画像から記号情報を全て
検出する検出手段と、この検出手段により検出された記
号情報をそれぞれ認識する認識手段と、この認識手段に
より区分を示す記号情報が記載される所定の枠内に記載
された記号情報から所定桁分の情報が全て認識された場
合、前記枠内に記載された記号情報の認識結果が区分を
示す記号情報の認識結果であると判断する第1の判断手
段と、前記認識手段により前記枠内に記載された記号情
報から所定桁分の情報が認識できず、かつ、前記検出手
段により前記枠以外に記号情報が検出されている場合、
前記枠内に記載された記号情報の認識部分と前記枠以外
から検出された記号情報の認識部分とが一致するか否か
を判定する判定手段と、この判定手段により認識部分が
一致すると判定された前記枠以外から検出された記号情
報の認識結果が区分を示す記号情報の認識結果であると
判断する第2の判断手段とを有する。
【0007】この発明の区分機は、紙葉類上に記載され
た区分を示す記号情報に基づいて紙葉類を区分するもの
において、紙葉類の画像を読取る読取手段と、この読取
手段により読取った紙葉類の画像から記号情報を全て検
出する検出手段と、この検出手段により検出された記号
情報をそれぞれ認識する認識手段と、この認識手段によ
り区分を示す記号情報が記載される所定の枠内に記載さ
れた記号情報から所定桁分の情報が全て認識された場
合、前記枠内に記載された記号情報の認識結果に基づい
て当該紙葉類を区分する第1の区分手段と、前記認識手
段により前記枠内に記載された記号情報から所定桁分の
情報が認識できず、かつ、前記検出手段により前記枠以
外に記号情報が検出されている場合、前記枠内に記載さ
れた記号情報の認識部分と前記枠以外から検出された記
号情報の認識部分とが一致するか否かを判定する判定手
段と、この判定手段により認識部分が一致すると判定さ
れた前記枠以外から検出された記号情報の認識結果に基
づいて当該紙葉類を区分する第2の区分手段とを有す
る。
【0008】この発明の認識方法は、紙葉類上に記載さ
れた区分を示す記号情報を認識する方法において、紙葉
類の画像を読取る読取工程と、この読取工程により読取
った紙葉類の画像から記号情報を全て検出する検出工程
と、この検出工程により検出された記号情報をそれぞれ
認識する認識工程と、この認識工程により区分を示す記
号情報が記載される所定の枠内に記載された記号情報か
ら所定桁分の情報が全て認識された場合、前記枠内に記
載された記号情報の認識結果が区分を示す記号情報の認
識結果であると判断する第1の判断工程と、前記認識工
程により前記枠内に記載された記号情報から所定桁分の
情報が認識できず、かつ、前記検出工程により前記枠以
外に記号情報が検出されている場合、前記枠内に記載さ
れた記号情報の認識部分と前記枠以外から検出された記
号情報の認識部分とが一致するか否かを判定する判定工
程と、この判定工程により認識部分が一致すると判定さ
れた前記枠以外から検出された記号情報の認識結果が区
分を示す記号情報の認識結果であると判断する第2の判
断工程とを有する。
【0009】この発明の区分方法は、紙葉類上に記載さ
れた区分を示す記号情報に基づいて紙葉類を区分する方
法において、紙葉類の画像を読取る読取工程と、この読
取工程により読取った紙葉類の画像から記号情報を全て
検出する検出工程と、この検出工程により検出された記
号情報をそれぞれ認識する認識工程と、この認識工程に
より区分を示す記号情報が記載される所定の枠内に記載
された記号情報から所定桁分の情報が全て認識された場
合、前記枠内に記載された記号情報の認識結果に基づい
て当該紙葉類を区分する第1の区分工程と、前記認識工
程により前記枠内に記載された記号情報から所定桁分の
情報が認識できず、かつ、前記検出工程により前記枠以
外に記号情報が検出されている場合、前記枠内に記載さ
れた記号情報の認識部分と前記枠以外から検出された記
号情報の認識部分とが一致するか否かを判定する判定工
程と、この判定工程により認識部分が一致すると判定さ
れた前記枠以外から検出された記号情報の認識結果に基
づいて当該紙葉類を区分する第2の区分工程とを有す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明に係わ
る区分機1を示す外観図であり、図2は区分機1の概略
構成を示す図である。この区分機1は、大型の箱型状の
区分機本体1aを有している。この区分機1は、郵便物
P上の宛名、郵便番号を読取り、その読取内容から宛
名、郵便番号を認識し、この認識した宛名、郵便番号に
対応する区分先に郵便物Pを区分するものである。上記
区分機本体1aには、供給部2と、スキャナ部3と、搬
送部4と、区分部5と、収納部6とが設けられている。
この供給部2からの郵便物Pが搬送路Rによって搬送さ
れることにより、搬送部4、区分部5を順次介して収納
部6に導かれる。
【0011】上記供給部2は、郵便物Pを載置する載置
台7と、この載置台7から郵便物Pを一通ずつ取り出し
て搬送路Rに送る取出し部8とを有している。上記スキ
ャナ部3は、搬送路Rによって搬送される1通ずつの郵
便物P上の全体の画像を光学的に読取って画像情報を生
成する。上記搬送部4は、スキャナ部3を通過してきた
郵便物Pを区分部5へ搬送する。上記収納部6は、郵便
物Pを区分収納する多数の収納ポケット6aを有してい
る。上記区分部5は、搬送部4から送られてくる郵便物
Pをスキャナ部3からの画像情報に対する後述する認識
結果に基いて収納ポケット6a、…のいずれかに振り分
ける。
【0012】上記スキャナ部3は、郵便物P上を光学的
に走査して光電変換することによりパターン信号を得る
ものであり、たとえば郵便物P上に光を照射する光源、
およびその反射光を受けて電気信号に変換する自己走査
形のCCDイメージセンサ等によって構成される。上記
スキャナ部3の出力は認識部10に供給される。この認
識部10は、スキャナ部3の出力に応じて文字パターン
の認識を行うことにより郵便番号、住所等からなるあて
名を認識するものである。
【0013】上記区分機1において、上記供給部2、ス
キャナ部3、搬送部4、区分部5、認識部10は、制御
部11に接続されている。この制御部11は、区分機1
の全体の動作を制御する。たとえば、制御部11は図示
しないメモリに記憶されている区分指定テーブルを用い
て、上記認識部10の認識結果に対応する区分指定デー
タを読出し、この読出した区分指定データ(収納ポケッ
ト6a、…のアドレス)に対応する収納ポケット6a、
…に上記郵便物Pを搬送せしめるものである。
【0014】さらに、上記制御部11はドライバ(図示
しない)により上記搬送路R等の搬送機構部(図示しな
い)を駆動することにより、搬送系全体の制御を行うよ
うになっている。上記認識部10は、図3に示すよう
に、領域検出部12と、文字行検出部13と、文字検出
部14と、郵便番号認識部15と、文字認識部16と、
街区文字認識部17と、宛名認識部18と、文字辞書部
19と、住所辞書部20とで構成されている。
【0015】上記領域検出部12は、スキャナ部3から
供給される画像から、領域の形、位置等で、宛名、郵便
番号が記載されている領域を検出する。上記文字行検出
部13は、領域検出部12により検出された領域内の宛
名、郵便番号が記載されている文字行を検出する。領域
検出部12により検出された領域内の画像データからあ
て名行を検出するものである。
【0016】この文字行検出部13は、領域検出部12
により検出された領域内の画像より、スタンプ、郵便番
号枠、広告文などを検出し、それらを除去した後、文字
の配置などから行を検出し、その行の大きさ、配置など
から住所もしくは郵便番号行らしい行に優先度をつけ、
その優先度の高い候補から順々に検出結果として出力す
るものである。
【0017】上記文字検出部14は、文字行検出部13
により検出された文字行の文字を1文字ずつ検出切出し
する、つまり住所(郵便番号)に対応する文字情報を検
出切出しする。上記郵便番号認識部15は、文字検出部
14から供給されるつまり検出切出された文字(郵便番
号)を文字辞書部19に記憶されている文字データ(数
字データ:数字に対応する標準パターン)と照合して郵
便番号を認識する。上記郵便番号認識部15における郵
便番号の認識方法および認識手段は、後で詳細に説明す
る。
【0018】上記文字認識部16は、文字検出部14か
ら供給されるつまり検出切出された文字を文字辞書部1
9に記憶されている文字データと照合して文字を認識す
る。同様に、街区文字認識部17も、文字検出部14か
ら供給されるつまり検出切出された文字を文字辞書部1
9に記憶されている文字データと照合して街区の文字を
認識する。宛名認識部18は、文字検出部14から供給
されるつまり検出切出された文字を住所辞書部20に記
憶されている住所データと照合して宛名を認識する。
【0019】上記郵便番号認識部15からの郵便番号の
認識結果、文字認識部16からの文字の認識結果、街区
文字認識部17からの街区文字の認識結果、宛名認識部
18からの宛名の認識結果は、制御部11に供給されて
いる。この制御部11は、供給されている各認識結果に
より宛名を判別し、この判別した宛名に対する区分指定
データつまり区分部5における収納ポケット6a、…を
示すデータを出力するものである。
【0020】図4は、上記郵便番号認識部15の構成を
詳細に示すものである。すなわち、文字検出部14から
供給される文字検出切り出し候補の文字パターンは、複
合類似度認識部31および構造特徴マッチング認識部3
2にそれぞれ送られる。複合類似度認識部31は、供給
される文字パターンと複合類似度辞書(図示しない)の
標準パターンとの比較演算により複合類似度演算を行う
ことにより認識処理を行い、その認識結果は上位候補の
複合類似度のみを残し、複合類似度評価部33に送られ
る。複合類似度辞書(図示しない)は1つの文字種に対
し複数のエントリ文字が存在するので、エントリ文字毎
に異なった類似度を持つ。複合類似度評価部33では、
類似度の分布により、予め統計的に予測されたしきい値
によって、類似度信頼度と呼ばれる評価値を算出し、こ
の算出した評価値の上位3候補までを認識結果として決
定する。
【0021】構造特徴マッチング認識部32は、供給さ
れる文字パターンの輪郭構造を演算し、その輪郭構造特
徴をセグメントと呼ばれる文字構成要素に分解する。構
造特徴マッチング認識部32は、セグメントは方向コー
ドや長さの情報からなり、そのセグメントの接続条件か
ら、構造の認識を行う。構造特徴マッチング認識部32
は、構造特徴マッチング辞書(図示しない)の遷移を行
い、構造特徴がマッチしたものが構造特徴マッチング評
価部34に送られる。構造特徴マッチング辞書(図示し
ない)は1つの文字種に対し複数のエントリ文字が存在
し、そのそれぞれが文字の形状を反映している。どのエ
ントリ文字に対して構造特徴がマッチしたかという情報
も同時に構造特徴マッチング評価部34に送られる。構
造特徴マッチング評価部34は、文字の詳細な特徴を再
評価し、認識結果を3候補まで決定する。
【0022】複合類似度評価部33および構造特徴マッ
チング評価部34の各認識結果は、それぞれ総合評価部
35に送られ、この総合評価部35で供給される文字パ
ターンに対する答えと総合評価値を決定する。総合評価
部35の評価結果は、郵便番号編集部36に送られ、こ
こで7桁の最終的な郵便番号候補が出力される。
【0023】次に、上記のように構成される区分機にて
処理される郵便物(紙葉類)Pの例について説明する。
なお、以下の説明では、郵便番号は7桁の数字で構成さ
れるものとする。図5は、複数箇所に郵便番号が記載さ
れた紙葉類の例を示す図である。図5に示す紙葉類に
は、3箇所(領域R1、R2、R3)に郵便番号が記載
されている。これらの3箇所に記載された郵便番号のう
ち領域R1、R2に記載された郵便番号は、宛先の郵便
番号を示すものである。また、残りの1箇所(領域R
3)に記載された郵便番号は、差出人の郵便番号を示す
ものである。
【0024】図5に示すように、紙葉類に郵便番号枠
(領域R1)が設けられている場合、郵便番号枠(領域
R1)内には、必ず宛先の郵便番号が記載される。ま
た、領域R2及び領域R3に記載されている郵便番号
は、検出位置等からは宛先の郵便番号か差出人の郵便番
号かを確定できない。従って、領域R2あるいは領域R
3に記載されている郵便番号が宛先の郵便番号か差出人
の郵便番号かを判断するには、郵便番号枠(領域R1)
内に記載されている郵便番号と一致するか否かを判断す
れば良い。
【0025】図6は、郵便番号枠内に手書きの郵便番号
が記載された紙葉類の例を示す図である。図6に示す紙
葉類には、郵便番号枠内に手書きの郵便番号が記載さ
れ、さらに、郵便番号枠外に印刷装置により印字された
郵便番号が記載されている。この場合、郵便番号枠外に
記載されている郵便番号は、郵便番号枠内に記載されて
いる郵便番号と同じく、宛先の郵便番号を示すものであ
る。また、郵便番号枠外に記載されている郵便番号は、
郵便番号の一部が消印にかかっている。
【0026】図6に示すように、郵便番号枠内に手書き
で郵便番号が記載されている場合、手書き文字は、くせ
字、ずれ、かすれ、消印がかりなどの原因で認識できな
いことが多い。また、郵便番号枠に郵便番号が印字され
る場合であっても、印字ずれ、印字かすれ、消印がかり
等の原因で認識できないことがある。しかしながら、郵
便番号が認識できない場合でも、郵便番号の全ての数字
が認識できないことは少なく、郵便番号のうち幾つかの
数字だけが認識できないことが多い。従って、郵便番号
枠外に宛先の郵便番号が記載されていれば、郵便番号枠
内に記載された郵便番号からは認識できなかった数字を
郵便番号枠外に記載されている郵便番号の認識結果で補
完することができる。
【0027】ここで、図6に示す例では、郵便番号枠内
に記載された郵便番号の4桁目(数字の4)がくせ字の
ために認識できず、さらに、郵便番号枠外に記載された
郵便番号の1桁目(数字の1)が消印がかりのため認識
できないものとする。この場合、郵便番号枠に記載され
た郵便番号の認識結果と郵便番号枠外に記載された郵便
番号の認識結果とは、1桁目と4桁目以外が全て一致す
る。これにより、郵便番号枠外に記載されている郵便番
号は、郵便番号枠内に記載された郵便番号と同様な宛先
の郵便番号であることが判断できる。従って、郵便番号
枠に記載された郵便番号の4桁目の認識結果を郵便番号
枠外に記載された郵便番号の4桁目で補完する。この結
果、正しく郵便番号全体を認識でき、郵便番号の認識率
を向上させることができる。
【0028】図7は、郵便番号枠に郵便番号の1部のみ
が記載された紙葉類の例を示す図である。図7に示す例
では、郵便番号枠内に郵便番号の上位3桁目までしか記
載されておらず、郵便番号枠外に全ての郵便番号が記載
されている。例えば、郵便番号を含む宛先情報を紙葉類
に印刷し、さらに、郵便番号枠に手書きで上位の桁だけ
記載されるような場合がある。このように、記載箇所に
より郵便番号の桁数が異なる場合、郵便番号枠内に7桁
(所定桁数)の郵便番号のうち一部の桁しか記載されて
いなくとも、郵便番号枠外に7桁の郵便番号が存在し、
かつ、その7桁の郵便番号が郵便番号枠内の郵便番号と
一致することが確認できれば、送り先の郵便番号を判断
できる。
【0029】例えば、図7に示すように、郵便番号枠内
に上位3桁の郵便番号のみが記載され、郵便番号枠外に
7桁の郵便番号が記載されているとする。ここで、郵便
番号枠内に記載された3桁の郵便番号が正しく認識さ
れ、郵便番号枠外に記載された7桁の郵便番号が正しく
認識されているものとする。このような場合、郵便番号
枠内に記載された上位3桁の郵便番号は、送り先の郵便
番号の上位3桁であると判断できる。このため、郵便番
号枠外に記載された7桁の郵便番号が郵便番号枠内に記
載された3桁の郵便番号と一致すれば、郵便番号枠外の
7桁の郵便番号が送り先の7桁の郵便番号であると判断
できる。この結果、枠内に郵便番号の一部の桁しか記載
されていなくとも、全ての桁の郵便番号を認識でき、郵
便番号の認識率を向上させることができる。
【0030】次に、郵便番号認識部15による郵便番号
の認識処理について説明する。図8及び図9は郵便番号
の認識処理を説明するためのフローチャートである。図
8は、郵便番号枠外に記載された郵便番号が送り先の郵
便番号か否かを判断する処理を説明するためのフローチ
ャートである。また、図9は、郵便番号枠外に記載され
た郵便番号に基づいて郵便番号枠内に記載された送り先
の郵便番号の認識結果を補完する処理を説明するための
フローチャートである。
【0031】まず、図8に示すように、認識部10で
は、郵便番号認識部15によりスキャナ3にて読取った
郵便物の画像から郵便番号の記載領域を全て検出する
(ステップ1)。郵便番号認識部15は、検出した郵便
番号の記載領域からそれぞれ郵便番号を認識する(ステ
ップ2)。この際、郵便番号認識部15は、郵便番号枠
から郵便番号を検出し、かつ、郵便番号枠以外の領域か
ら郵便番号の記載領域を検出したか否かを判断する(ス
テップ3)。
【0032】この判断により郵便番号枠以外の領域から
郵便番号を検出したと判断した場合(ステップ3、YE
S)、郵便番号認識部15は、郵便番号枠から検出した
郵便番号の認識結果としての郵便番号の各桁と郵便番号
枠以外の領域から検出した郵便番号の認識結果としての
郵便番号の各桁との比較を行う。
【0033】すなわち、郵便番号認識部15は、郵便番
号枠内の郵便番号の認識結果と郵便番号枠以外の郵便番
号の認識結果とを各桁ごとに比較する(ステップ4、
5)。この比較に基づいて、郵便番号認識部15は、郵
便番号枠内の郵便番号の認識結果と郵便番号枠以外の郵
便番号の認識結果とが一致するか否かを各桁ごとに判断
する(ステップ6)。
【0034】この判断により郵便番号が一致すると判断
した場合(ステップ6、YES)、郵便番号認識部15
は、さらに、上記ステップ4〜6の処理を繰り返すこと
により他の桁に対しても一致しているか否かを判断す
る。つまり、郵便番号認識部15は、上記ステップ6の
ような判断を郵便番号枠内から認識された郵便番号の桁
数分行う。これにより、郵便番号認識部15は、郵便番
号枠から認識された郵便番号と同一の郵便番号が、郵便
番号枠外に存在するか否かを判断する(ステップ7)。
この判断により郵便番号枠から認識された郵便番号と同
一の郵便番号は、送り先の郵便番号であると判定され
る。
【0035】上記のような処理によって郵便番号枠外に
送り先の郵便番号を検出すると、郵便番号認識部15
は、郵便番号枠から認識された郵便番号を補完する補完
処理を行う。但し、7桁(所定桁数)の郵便番号が郵便
番号枠の認識により得られた場合(ステップS8)、上
記補完処理は実行されずに、最終結果として郵便番号枠
から認識された郵便番号が送り先の郵便番号と判断され
る(ステップ9)。また、郵便番号枠外から送り先の郵
便番号が検出されない場合も(ステップ10)、上記補
完処理は実行されずに、最終結果として郵便番号枠の認
識結果が採用される(ステップ9)。
【0036】すなわち、図9に示すように、郵便番号枠
から認識された郵便番号が完全でなく(ステップ8、N
O)、かつ、郵便番号枠外に送り先の郵便番号が判定さ
れた場合(ステップ10、YES)、郵便番号認識部1
5は、郵便番号枠から認識された郵便番号の補完処理を
行う。この補完処理において、郵便番号認識部15は、
郵便番号枠の記載されている郵便番号の桁数と郵便番号
枠外に記載されている送り先と判定された郵便番号の桁
数とが互いに7桁(所定桁数)であるか否かを判断する
(ステップ12)。
【0037】この判断により両者の記載桁数が所定桁数
であると判断した場合(ステップ12、YES)、郵便
番号認識部15は、郵便番号枠に記載されている郵便番
号のうち認識できなかった桁の郵便番号を郵便番号枠外
に記載されている郵便番号の認識結果に基づいて補完す
る(ステップ13)。
【0038】また、上記判断により両者の記載桁数が所
定桁数でないと判断した場合(ステップ12、NO)、
郵便番号認識部15は、郵便番号枠に記載されている郵
便番号のうち不足している桁を、郵便番号枠外に記載さ
れている郵便番号の対応する桁の認識結果に基づいて補
完する(ステップ14)。さらに、郵便番号認識部15
は、郵便番号枠に記載されている郵便番号のうち認識で
きなかった桁があれば、郵便番号枠外に記載されている
郵便番号の認識結果に基づいて補完する(ステップ1
3)。
【0039】これらの補完処理により、郵便番号認識部
15は、郵便番号枠外に記載された送り先の郵便番号の
認識結果に基づいて補完した郵便番号枠の認識結果を送
り先の郵便番号と判断して最終の認識結果とする(ステ
ップ9)。
【0040】上記のように、郵便番号枠外から送り先の
郵便番号を検出する場合、郵便番号枠外から検出された
郵便番号のうち少なくとも一部が郵便番号枠から認識さ
れて郵便番号と一致するものを送り先の郵便番号と判断
するようにしたものである。これにより、確実に、郵便
番号枠外から送り先の郵便番号を検出することができ、
差出人の郵便番号を認識する危険性を排除することがで
きる。
【0041】また、郵便番号枠から郵便番号の一部が認
識できなかった場合、認識できた部分を郵便番号枠外か
ら検出された郵便番号と比較し、郵便番号枠に記載され
た郵便番号と同一の郵便番号であることが確認された郵
便番号に用いて、認識できなかった部分を互いに補完し
て送り先の郵便番号を認識するようにしたものである。
これにより、送り先の郵便番号の読み取り性能の向上を
図ることができる。
【0042】また、郵便番号枠に所定桁数の郵便番号が
記載されていない場合(記載箇所により郵便番号桁数が
異なる場合)、郵便番号枠に記載されている桁の郵便番
号と、郵便番号枠外に記載されている郵便番号の対応す
る桁とを比較し、郵便番号枠に記載されている郵便番号
と一致する郵便番号に基づいて、不足している桁の郵便
番号を補完するようにしたものである。
【0043】これにより、郵便番号枠に所定桁数の郵便
番号が記載されていない場合であっても、郵便番号枠外
から送り先の郵便番号を確実に検出でき、郵便番号枠内
に記載されていない桁の郵便番号を補完して所定桁数の
送り先の郵便番号を全て認識することができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、紙葉類の複数箇所に記号情報が記載されていれば、
所定の枠から区分を示す記号情報が認識できない場合で
あっても、上記枠外から区分を示す記号情報を確実に検
出し、上記枠外に記載されている記号情報を利用して区
分を示す記号情報の認識率を向上させることが可能な認
識装置、認識方法、区分機及び区分方法を提供すること
を目的とする。を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係わる区分機の外観
図。
【図2】図1の区分機の概略構成を示す図。
【図3】認識部の構成を概略的に示す図。
【図4】郵便番号認識部の構成を詳細に示す図。
【図5】複数箇所に郵便番号が記載された紙葉類の例を
示す図。
【図6】郵便番号枠内に手書きの郵便番号が記載された
紙葉類の例を示す図。
【図7】郵便番号枠に郵便番号の一部のみが記載された
紙葉類の例を示す図。
【図8】郵便番号外に記載された郵便番号が送り先の郵
便番号か否かを判断する処理を説明するためのフローチ
ャート。
【図9】郵便番号枠外に記載された郵便番号に基づいて
郵便番号枠内に記載された送り先の郵便番号を補完する
処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…区分機本体、2…供給部、3…スキャナ部、4…搬
送部、5…区分部と、6…収納部、6a…収納ポケッ
ト、10…認識部、11…制御部、15…郵便番号認識
部、31…複合類似度認識部、32…構造特徴マッチン
グ認識部、33…複合類似度評価部、34…構造特徴マ
ッチング評価部、35…総合評価部、36…郵便番号編
集部、P…郵便物

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類上に記載された区分を示す記号情
    報を認識する認識装置において、 紙葉類の画像を読取る読取手段と、 この読取手段により読取った紙葉類の画像から記号情報
    を全て検出する検出手段と、 この検出手段により検出された記号情報をそれぞれ認識
    する認識手段と、 この認識手段により区分を示す記号情報が記載される所
    定の枠内に記載された記号情報から所定桁分の情報が全
    て認識された場合、前記枠内に記載された記号情報の認
    識結果が区分を示す記号情報の認識結果であると判断す
    る第1の判断手段と、 前記認識手段により前記枠内に記載された記号情報から
    所定桁分の情報が認識できず、かつ、前記検出手段によ
    り前記枠以外に記号情報が検出されている場合、前記枠
    内に記載された記号情報の認識部分と前記枠以外から検
    出された記号情報の認識部分とが一致するか否かを判定
    する判定手段と、 この判定手段により認識部分が一致すると判定された前
    記枠以外から検出された記号情報の認識結果が区分を示
    す記号情報の認識結果であると判断する第2の判断手段
    と、 を具備することを特徴とする認識装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類上に記載された区分を示す記号情
    報を認識する認識装置において、 紙葉類の画像を読取る読取手段と、 この読取手段により読取った紙葉類の画像から記号情報
    を全て検出する検出手段と、 この検出手段により検出された記号情報をそれぞれ認識
    する認識手段と、 この認識手段により区分を示す記号情報が記載される所
    定の枠内に記載された記号情報から所定桁分の情報が全
    て認識された場合、前記枠内に記載された記号情報の認
    識結果が区分を示す記号情報の認識結果であると判断す
    る第1の判断手段と、 前記認識手段により前記枠内に記載された記号情報から
    所定桁分の情報が認識できず、かつ、前記検出手段によ
    り前記枠以外に記号情報が検出されている場合、前記枠
    内に記載された記号情報の認識部分と前記枠以外から検
    出された記号情報の認識部分とが一致するか否かを判定
    する判定手段と、 この判定手段により認識部分が一致すると判定された前
    記枠以外から検出された記号情報の認識結果に基づい
    て、前記枠内に記載された記号情報の認識結果を補完す
    る補完手段と、 この補完手段により補完された記号情報の認識結果が区
    分を示す記号情報であると判断する第2の判断手段と、 を具備することを特徴とする認識装置。
  3. 【請求項3】 前記補完手段は、前記枠内に記載された
    記号情報の認識できなかった部分を前記枠以外から検出
    された記号情報の認識結果に基づいて補完する、ことを
    特徴とする前記請求項2に記載の認識装置。
  4. 【請求項4】 前記補完手段は、前記枠内に記載された
    記号情報が所定の桁数に満たない場合に、不足している
    桁の情報を前記枠以外から検出された記号情報の認識結
    果に基づいて補完する、ことを特徴とする前記請求項2
    に記載の認識装置。
  5. 【請求項5】 紙葉類上に記載された区分を示す記号情
    報に基づいて紙葉類を区分する区分機において、 紙葉類の画像を読取る読取手段と、 この読取手段により読取った紙葉類の画像から記号情報
    を全て検出する検出手段と、 この検出手段により検出された記号情報をそれぞれ認識
    する認識手段と、 この認識手段により区分を示す記号情報が記載される所
    定の枠内に記載された記号情報から所定桁分の情報が全
    て認識された場合、前記枠内に記載された記号情報の認
    識結果に基づいて当該紙葉類を区分する第1の区分手段
    と、 前記認識手段により前記枠内に記載された記号情報から
    所定桁分の情報が認識できず、かつ、前記検出手段によ
    り前記枠以外に記号情報が検出されている場合、前記枠
    内に記載された記号情報の認識部分と前記枠以外から検
    出された記号情報の認識部分とが一致するか否かを判定
    する判定手段と、 この判定手段により認識部分が一致すると判定された前
    記枠以外から検出された記号情報の認識結果に基づいて
    当該紙葉類を区分する第2の区分手段と、 を具備することを特徴とする区分機。
  6. 【請求項6】 紙葉類上に記載された区分を示す記号情
    報に基づいて紙葉類を区分する区分機において、 紙葉類の画像を読取る読取手段と、 この読取手段により読取った紙葉類の画像から記号情報
    を全て検出する検出手段と、 この検出手段により検出された記号情報をそれぞれ認識
    する認識手段と、 この認識手段により区分を示す記号情報が記載される所
    定の枠内に記載された記号情報から所定桁分の情報が全
    て認識された場合、前記枠内に記載された記号情報の認
    識結果に基づいて当該紙葉類を区分する第1の区分手段
    と、 前記認識手段により前記枠内に記載された記号情報から
    所定桁分の情報が認識できず、かつ、前記検出手段によ
    り前記枠以外に記号情報が検出されている場合、前記枠
    内に記載された記号情報の認識部分と前記枠以外から検
    出された記号情報の認識部分とが一致するか否かを判定
    する判定手段と、 この判定手段により認識部分が一致すると判定された前
    記枠以外から検出された記号情報の認識結果に基づい
    て、前記枠内に記載された記号情報の認識結果を補完す
    る補完手段と、 この補完手段により補完された記号情報の認識結果に基
    づいて当該紙葉類を区分する第2の区分手段と、 を具備することを特徴とする区分機。
  7. 【請求項7】 前記補完手段は、前記枠内に記載された
    記号情報の認識できなかった部分を前記枠以外から検出
    された記号情報の認識結果に基づいて補完する、ことを
    特徴とする前記請求項6に記載の区分機。
  8. 【請求項8】 前記補完手段は、前記枠内に記載された
    記号情報が所定の桁数に満たない場合に、不足している
    桁の情報を前記枠以外から検出された記号情報の認識結
    果に基づいて補完する、ことを特徴とする前記請求項6
    に記載の区分機。
  9. 【請求項9】 紙葉類上に記載された区分を示す記号情
    報を認識する認識方法において、 紙葉類の画像を読取る読取工程と、 この読取工程により読取った紙葉類の画像から記号情報
    を全て検出する検出工程と、 この検出工程により検出された記号情報をそれぞれ認識
    する認識工程と、 この認識工程により区分を示す記号情報が記載される所
    定の枠内に記載された記号情報から所定桁分の情報が全
    て認識された場合、前記枠内に記載された記号情報の認
    識結果が区分を示す記号情報の認識結果であると判断す
    る第1の判断工程と、 前記認識工程により前記枠内に記載された記号情報から
    所定桁分の情報が認識できず、かつ、前記検出工程によ
    り前記枠以外に記号情報が検出されている場合、前記枠
    内に記載された記号情報の認識部分と前記枠以外から検
    出された記号情報の認識部分とが一致するか否かを判定
    する判定工程と、 この判定工程により認識部分が一致すると判定された前
    記枠以外から検出された記号情報の認識結果が区分を示
    す記号情報の認識結果であると判断する第2の判断工程
    と、 を有することを特徴とする認識方法。
  10. 【請求項10】 紙葉類上に記載された区分を示す記号
    情報を認識する認識方法において、 紙葉類の画像を読取る読取工程と、 この読取工程により読取った紙葉類の画像から記号情報
    を全て検出する検出工程と、 この検出工程により検出された記号情報をそれぞれ認識
    する認識工程と、 この認識工程により区分を示す記号情報が記載される所
    定の枠内に記載された記号情報から所定桁分の情報が全
    て認識された場合、前記枠内に記載された記号情報の認
    識結果が区分を示す記号情報の認識結果であると判断す
    る第1の判断工程と、 前記認識工程により前記枠内に記載された記号情報から
    所定桁分の情報が認識できず、かつ、前記検出工程によ
    り前記枠以外に記号情報が検出されている場合、前記枠
    内に記載された記号情報の認識部分と前記枠以外から検
    出された記号情報の認識部分とが一致するか否かを判定
    する判定工程と、 この判定工程により認識部分が一致すると判定された前
    記枠以外から検出された記号情報の認識結果に基づい
    て、前記枠内に記載された記号情報の認識結果を補完す
    る補完工程と、 この補完工程により補完された記号情報の認識結果が区
    分を示す記号情報であると判断する第2の判断工程と、 を有することを特徴とする認識方法。
  11. 【請求項11】 前記補完工程は、前記枠内に記載され
    た記号情報の認識できなかった部分を前記枠以外から検
    出された記号情報の認識結果に基づいて補完する、こと
    を特徴とする前記請求項10に記載の認識方法。
  12. 【請求項12】 前記補完工程は、前記枠内に記載され
    た記号情報が所定の桁数に満たない場合に、不足してい
    る桁の情報を前記枠以外から検出された記号情報の認識
    結果に基づいて補完する、ことを特徴とする前記請求項
    10に記載の認識方法。
  13. 【請求項13】 紙葉類上に記載された区分を示す記号
    情報に基づいて紙葉類を区分する区分方法において、 紙葉類の画像を読取る読取工程と、 この読取工程により読取った紙葉類の画像から記号情報
    を全て検出する検出工程と、 この検出工程により検出された記号情報をそれぞれ認識
    する認識工程と、 この認識工程により区分を示す記号情報が記載される所
    定の枠内に記載された記号情報から所定桁分の情報が全
    て認識された場合、前記枠内に記載された記号情報の認
    識結果に基づいて当該紙葉類を区分する第1の区分工程
    と、 前記認識工程により前記枠内に記載された記号情報から
    所定桁分の情報が認識できず、かつ、前記検出工程によ
    り前記枠以外に記号情報が検出されている場合、前記枠
    内に記載された記号情報の認識部分と前記枠以外から検
    出された記号情報の認識部分とが一致するか否かを判定
    する判定工程と、 この判定工程により認識部分が一致すると判定された前
    記枠以外から検出された記号情報の認識結果に基づいて
    当該紙葉類を区分する第2の区分工程と、 を有することを特徴とする区分方法。
  14. 【請求項14】 紙葉類上に記載された区分を示す記号
    情報に基づいて紙葉類を区分する区分方法において、 紙葉類の画像を読取る読取工程と、 この読取工程により読取った紙葉類の画像から記号情報
    を全て検出する検出工程と、 この検出工程により検出された記号情報をそれぞれ認識
    する認識工程と、 この認識工程により区分を示す記号情報が記載される所
    定の枠内に記載された記号情報から所定桁分の情報が全
    て認識された場合、前記枠内に記載された記号情報の認
    識結果に基づいて当該紙葉類を区分する第1の区分工程
    と、 前記認識工程により前記枠内に記載された記号情報から
    所定桁分の情報が認識できず、かつ、前記検出工程によ
    り前記枠以外に記号情報が検出されている場合、前記枠
    内に記載された記号情報の認識部分と前記枠以外から検
    出された記号情報の認識部分とが一致するか否かを判定
    する判定工程と、 この判定工程により認識部分が一致すると判定された前
    記枠以外から検出された記号情報の認識結果に基づい
    て、前記枠内に記載された記号情報の認識結果を補完す
    る補完工程と、 この補完工程により補完された記号情報の認識結果に基
    づいて当該紙葉類を区分する第2の区分工程と、 を有することを特徴とする区分方法。
  15. 【請求項15】 前記補完工程は、前記枠内に記載され
    た記号情報の認識できなかった部分を前記枠以外から検
    出された記号情報の認識結果に基づいて補完する、こと
    を特徴とする前記請求項14に記載の区分方法。
  16. 【請求項16】 前記補完工程は、前記枠内に記載され
    た記号情報が所定の桁数に満たない場合に、不足してい
    る桁の情報を前記枠以外から検出された記号情報の認識
    結果に基づいて補完する、ことを特徴とする前記請求項
    14に記載の区分方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012245490A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Japan Post Service Co Ltd 区分処理装置、区分処理方法及び区分処理プログラム
CN103434299A (zh) * 2013-09-01 2013-12-11 章玺 一种物流地址信息单据

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JP2012245490A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Japan Post Service Co Ltd 区分処理装置、区分処理方法及び区分処理プログラム
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