JP3388211B2 - 断熱材及び断熱材の製造方法 - Google Patents

断熱材及び断熱材の製造方法

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JP3388211B2 JP30839599A JP30839599A JP3388211B2 JP 3388211 B2 JP3388211 B2 JP 3388211B2 JP 30839599 A JP30839599 A JP 30839599A JP 30839599 A JP30839599 A JP 30839599A JP 3388211 B2 JP3388211 B2 JP 3388211B2
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機や冷蔵
庫等に使用する断熱材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジュース等の自動販売機は、一般に冷蔵
機能を備え、断熱材で囲まれた収納室を持つ。そしてこ
の種の自動販売機には板状の断熱材が使用される場合が
多い。すなわち自動販売機の外壁は、薄い鋼板によって
作られ、その内側に板状の断熱材が配される。従来技術
の断熱材100は、図5の様に上下にクラフト紙10
1,102が設けられ、その中間部分にウレタン樹脂の
発泡体103が充填されたものである。従来技術の断熱
材100は、上下の2面にクラフト紙101,102が
設けられているだけであって、側面部分にはクラフト紙
は無い。そのため製造の際、側面部分に発泡樹脂103
が流れる。そこで従来技術では、図5の破線の様に両側
の端部(いわゆる耳の部分)を切断して使用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の断熱材10
0は、上記した様に両側の端部を切断して中間部分だけ
を利用する。そのため従来技術の断熱材100では、両
側の端部の処分が問題となる。すなわち断熱材に使用さ
れる発泡ウレタン樹脂は、熱硬化性樹脂であるから再生
利用が困難である。そのため切り落とした両端部分は、
廃棄せざるを得ない。しかしながら、近年、産業廃棄物
の増加が大きな社会問題となっており、廃棄場所の確保
は困難である。さらに資源を有効利用するという観点か
ら見ても、従来技術の断熱材100は無駄が多い。また
自動販売機等では、配管等を通すため、断熱材100の
一部をくり抜いて開口を設けるが、従来はこのくり抜い
たものについても廃棄していた。そこで本発明は、従来
技術の上記した問題点に注目し、無駄が少なく、廃棄す
る部分が僅かである断熱材の開発を課題とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そして本発明は、下シー
ト材及び上シート材と、発泡樹脂廃材の粉砕物と、発泡
樹脂からなり、前記下シート材の両端を折り返し、折り
返された端部をさらに内側に折り返して断面形状を略C
形と成し、当該下シート材の端部の折り返し部の内部に
上シート材を配して断面形状が四角形の空間を形成し、
その内部に発泡樹脂廃材の粉砕物と発泡樹脂が充填され
た断熱材である。これにより、断熱材の無駄が減り、資
源を有効利用することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち本発明は、下シート材及
び上シート材と、発泡樹脂廃材の粉砕物と、発泡樹脂か
らなり、前記下シート材の両端を折り返し、折り返され
た端部をさらに内側に折り返して断面形状を略C形と成
し、当該下シート材の端部の折り返し部の内部に上シー
ト材を配して断面形状が四角形の空間を形成し、その内
部に発泡樹脂廃材の粉砕物と発泡樹脂が充填された断熱
材である。本発明の断熱材では、上下シート材によって
4面が囲まれて断面形状が四角形の空間が形成されるの
で、従来技術の様に側面側に樹脂が流れることがない。
そのため本発明の断熱材は、両側面を切り落とす必要が
ない。また本発明の断熱材では、内部に発泡樹脂廃材の
粉砕物が発泡樹脂と共に充填されているので、廃材を活
用することができ、資源の有効利用を図ることができ
る。
【0006】またもう一つの発明は、紙製の下シート材
及び上シート材と、発泡ウレタン樹脂の廃材の粉砕物
と、発泡ウレタン樹脂からなり、前記下シート材の両端
を折り返し、折り返された端部をさらに内側に折り返し
て断面形状を略C形と成し、当該下シート材の端部の折
り返し部の内部に上シート材を配して断面形状が四角形
の空間を形成し、その内部に発泡ウレタン樹脂の廃材の
粉砕物と発泡ウレタン樹脂が充填された断熱材である。
本発明の断熱材についても、紙製の上下シート材によっ
て4面が囲まれて断面形状が四角形の空間が形成される
ので、従来技術の様に側面側に樹脂が流れることがな
い。そのため本発明の断熱材は、両側面を切り落とす必
要がない。また本発明の断熱材では、内部に発泡ウレタ
ン樹脂の廃材の粉砕物が発泡ウレタン樹脂と共に充填さ
れているので、資源を有効利用することができる。また
本発明では、断熱作用の高い発泡ウレタン樹脂を使用し
ているので、断熱効果に優れる。
【0007】またもう一つの発明は、前記発泡樹脂廃材
の粉砕サイズが略1乃至10mmである断熱材である。
本発明の断熱材によれば、断熱性を維持しつつ発泡樹脂
廃材の再利用を促進することができる。
【0008】さらにもう一つの発明は、紙製の下シート
材をしき、当該下シート材の両端を折り返し、折り返さ
れた端部をさらに内側に折り返して断面形状を略C形と
成し、内側に折り返された端部の折り返しを一旦元に戻
し、下シート材の表面に発泡樹脂廃材の粉砕物をまき、
さらに下シート材の表面に発泡樹脂液を注入した後、紙
製の上シート材を被せ、前記下シート材の折り返しに沿
って端部が内側に折り返されるように全体を断面形状が
四角形の型で保持して発泡樹脂液を発泡硬化させること
を特徴とする断熱材の製造方法である。本発明の断熱材
の製造方法では、下シート材の両端を折り返して断面形
状を略C形と成す。そして発泡樹脂液を入れる。そのた
め発泡樹脂は、端部の折り返し部分で遮られ、両側に流
れ出すことはない。特に、本発明の製造方法では、下シ
ート材の両端を折り返して断面形状を略C形と成し、当
該下シート材の端部の折り返し部の内部に上シート材を
配するので、内部に注入した樹脂の発泡圧によって上シ
ート材が下シート材の折り返し部に押しつけられる。そ
のため上下シート材の間から樹脂が漏れることがない。
また、シート材の表面に発泡樹脂廃材の粉砕物をまいた
後に発泡樹脂液を注入するので、発泡樹脂廃材の粉砕物
は発泡樹脂中に埋め込まれて一体化する。また、上記し
た製造方法の発明では、発泡樹脂液を注入した後、紙製
の上シート材を被せるので、発泡樹脂液が上方に漏れる
こともない。
【0009】また同様の課題を解決するためのもう一つ
の発明は、移動床面の上に下シート材をしき、下シート
材を移動床面によって移動させつつガイドによってその
両端を起こして折り返し、折り返された端部をさらに内
側に折り返して断面形状を略C形と成し、内側に折り返
された端部の折り返しを一旦元に戻し、所定の位置で下
シート材の表面に発泡樹脂廃材の粉砕物をまき、さらに
所定の位置で下シート材の表面に発泡樹脂液を注入した
後、紙製の上シート材を被せ、前記下シート材の折り返
しに沿って端部が内側に折り返されるように移動床面と
移動天井によって構成される断面形状が四角形の型で保
持して発泡樹脂液を発泡硬化させることを特徴とする断
熱材の製造方法である。
【0010】ここで移動床面には、チェーンコンベア又
はベルトコンベアが活用可能である。
【0011】また同様の課題を解決する装置に関する発
明は、紙製の下シート材を供給する下シート材供給装置
と、コンベアによって構成される移動床装置と、移動床
装置の上部にあって発泡樹脂廃材の粉砕物を落下させる
発泡廃材供給装置と、発泡樹脂液を注入する注入装置
と、紙製の上シート材を供給する上シート材供給装置
と、コンベアによって構成される天井装置を備え、上記
した方法によって断熱材を製造する断熱材の製造装置で
ある。
【0012】
【実施例】以下さらに本発明の実施例について説明す
る。図1は、本発明の実施例の断熱材の断面斜視図であ
る。図2は、本発明の実施例の断熱材の製造装置の概念
図である。図3は、本発明の実施例の断熱材の製造手順
を示す説明図である。図4は、本発明の実施例および変
形実施例の断熱材のシート材の折り返し形状を示す説明
図である。本実施例の断熱材1は、従来技術と同様にク
ラフト紙のシート材2,3と、発泡樹脂5により構成さ
れるが、シート材2,3の折り重ね構造と、発泡樹脂5
中に廃材6が混入されている点が従来技術と異なる。す
なわち本実施例の断熱材1では、下シート材2は、図
1、図4(a)の様に平面部9を有し、その両端が垂直
に立ち上げられて立ち上げ部7が形成され、さらにその
端部が垂直内側(水平方向)に折り曲げられて折り返し
部8が設けられている。そのため下シート材2は、断面
形状が略「C」形をなす。
【0013】一方、上シート材3は、平面状であり、前
記した下シート材2の折り返し部8の内側に配されてい
る。言い換えると上シート材3は、下シート材2の平面
部9と折り返し部8の間にあり、折り返し部8の内側と
接している。そのため断熱材の4面は、シート材2,3
によって囲まれている。すなわち断熱材1の断面形状は
図の様に長方形であるが、その上下面と左右の側面がシ
ート材2,3によって覆われている。
【0014】発泡樹脂5は、具体的にはウレタン樹脂が
使用されるが、その内部にウレタン樹脂の廃材6が混入
されている。ウレタン樹脂の廃材6は、例えば断熱材1
を自動販売機に装着する際に形成するくり抜きの廃材を
粉砕したものが使用される。ウレタン樹脂の廃材6は、
他の断熱材等の廃材でもよいが、上記した「くり抜きの
廃材」の様に同一の断熱材の廃材を利用することが望ま
しい。すなわち同一の断熱材の廃材は、樹脂の配合成分
が同一であるから、製造された断熱材の均質化を図るこ
とができる。廃材の粉砕サイズは任意であるが、1〜1
0mm程度が適当である。廃材の混入量は、発泡樹脂の
全量の5%〜20%である。廃材の混入量が全体の20
%を越えると、断熱効果が劣ったり、断熱材の表面の平
滑さが失われることがある。
【0015】次に上記した断熱材1の製造方法について
説明する。本実施例の断熱材1は、例えば図2の様な断
熱材の製造装置(以下 単に製造装置)10によって作
られる。製造装置10は、下シート材供給装置11と、
下コンベア(移動床装置)12、発泡廃材供給装置1
3、樹脂液注入装置14、上シート材供給装置15及び
上コンベア(天井装置)16によって構成される。順次
説明すると、下シート材供給装置11及び上シート材供
給装置15は、クラフト紙のシート材20,21を供給
する装置であり、クラフト紙のロール22,23が回転
可能に支持されている。下コンベア12は、具体的には
チェーンコンベアであり、上面は床状であって直線移動
をする。また下コンベア12の表面の両端には、図示し
ない壁部が設けられている。
【0016】発泡廃材供給装置13は、ウレタン樹脂の
廃材の粉砕物を均等に落下させるものである。樹脂液注
入装置14は、公知のウレタン注型機であり、原料たる
ポリオール液とポリイソシアネート液を混合し、ノズル
から発泡ポリウレタン樹脂液を排出するものである。上
コンベア(天井装置)16は、チェーンコンベアであ
り、下面は天井状であって直線移動をする。上コンベア
16の全長は、前記した下コンベア12よりも短い。
【0017】製造装置10のレイアウトは図2の通りで
あり、下コンベア12を中心として、その前部に下シー
ト材供給装置11が配置されている。また下コンベア1
2の後端よりの位置であって下コンベア12の上部に上
コンベア(天井装置)16が配されている。従って下コ
ンベア12の上部の上面と、上コンベア16の下面は平
行に向き合う。また下コンベア12には、図示しない壁
部が設けられているので、下コンベア12の床面と、上
コンベア16の天井面によって断面形状が四角形の空隙
30が形成される。本実施例の製造装置10では、この
空隙30が型として機能する。
【0018】また下コンベア12の全長は、上コンベア
16の全長のそれよりも長いので、下コンベア12の前
側部分の上面は露出している。そして発泡廃材供給装置
13と樹脂液注入装置14は、下コンベア12の露出部
の上部に設けられている。両者の配置順は、発泡廃材供
給装置13が前側にあり、樹脂液注入装置14はその後
側にある。
【0019】上シート材供給装置15は、上コンベア
(天井装置)16のさらに上部に配されている。また他
に、下コンベア(移動床装置)12の露出部分の側部に
は、図示しないガイドが設けられている。
【0020】下コンベア12を基準として各装置の直線
配置をエリアごとに説明すると、下コンベア12の前方
たるエリアAに下シート材供給装置11が配され、続く
下コンベア12の先端部分たるエリアBに図示しないガ
イドが設けられ、さらに続くエリアCには発泡廃材供給
装置13が設けられ、エリアDには樹脂液注入装置14
が配される。そして続くエリアEの周辺に上シート材供
給装置15があり、さらにエリアFに上コンベア16が
設けられている。
【0021】次に、製造装置10の動作について図2,
3を参照しつつ説明する。なお、図3の右側に示した図
形は、各エリアにおけるシート材の形状を示している。
製造装置10では、下コンベア12と上コンベア16が
同一の速度で走行され、下コンベア12の床面にシート
材20の一端が載置される。そしてシート材20は、下
コンベア12によって引き込まれてエリアAの下シート
材供給装置11から、順次エリアB,C,・・・と直線
的に移動する。そして途中のエリアBで図示しないガイ
ドによってシート材20の両端が折り返して立ち上げら
れ、さらに端部が水平に折り返される。そしてエリア
の後端部分で水平部を一旦垂直状態に戻す。
【0022】そしてエリアCでは、「コ」の字状となっ
た下シート材20の内部にウレタン樹脂の廃材の粉砕物
を入れる。より具体的には、下コンベア(移動床装置)
12の上部に設けられた発泡廃材供給装置13から廃材
6を均等に落下させ、下シート材20の平面部9に一様
にばらまく。
【0023】そしてさらにエリアでは、樹脂液注入装
置14からウレタン樹脂液を注入する。すなわち樹脂液
注入装置14のノズルから下シート材20の平面部9に
ウレタン樹脂液を落下させる。ここで樹脂液注入装置1
4は、ウレタン樹脂液が均等に広がる様に、所定のパタ
ーンを描いて移動することが望ましい。
【0024】さらにエリアで下シート材20の上部に
上シート材21を被せ、下シート材20の端部を再度水
平に折り曲げる。その結果、下シート材20と上シート
材21によって四方が囲まれる。そして両者を共に下コ
ンベア12と上コンベア16の間の空隙30に巻き込ん
で行く。また下シート材20と上シート材21によって
囲まれた空隙30内で、発泡ウレタン樹脂液が発泡し、
体積が膨張する。しかし下コンベア(移動床装置)12
と上コンベア16の間は、図示しない壁部材と共に四角
形の型を構成するので、樹脂液の広がりは、下コンベア
12と上コンベア16の間の空隙30と同一形状に規制
される。またこのとき、廃材6は発泡樹脂の中に均一に
広がり、且つその内部に埋没されて一体化する。さらに
樹脂液は、周囲のシート材20,21と接着する。
【0025】そして下コンベア12と上コンベア16の
末端部から、硬化して板状となった断熱材が排出され
る。その後、図示しない切断装置によって、所定の長さ
に切断し、断熱材1が完成する
【0026】以上説明した断熱材は、発泡ウレタン樹脂
を原料とするものを例示したが、発泡ウレタン樹脂に代
わって発泡剤を含有したイソシアヌレート樹脂、フェノ
ール樹脂、ユリア樹脂等の公知の樹脂を使用することも
できる。またシート材2,3は、クラフト紙以外の紙を
使用することも可能であり、さらには紙以外の素材を使
用することもできる。上下シート材2,3の組み合わせ
は、先の実施例では、図4(a)の様に下シート材2が
「C」形であり、上シート材が平状である例を示した
が、他に図4(b)の様に下シート材2が「C」形であ
り、上シート材が「コ」の字状であるものも推奨され
る。また下コンベア12と上コンベア16は、実施例で
はチェーンコンベアを活用したが、ベルトコンベアを使
用することも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の断熱材は、
側面部分においては樹脂が流れることがないので両側面
を切り落とす必要がない。そのため本発明の断熱材は、
無駄な部分がなく廃棄する部分が少ない効果がある。ま
た本発明の断熱材では、内部に廃材の粉砕物が発泡樹脂
と共に充填されているので、資源を有効利用することが
できる効果がある。また樹脂として発泡ウレタンを採用
する場合は、特に断熱効果に優れる。
【0028】さらに本発明の断熱材の製造方法は、下シ
ート材の両端を折り返して断面形状を略C形と成し、内
部に注入した樹脂の発泡圧によって上シート材が下シー
ト材の折り返し部に押しつけられる。そのため上下シー
ト材の間からの樹脂が漏れることがない。 特に、シート
材の表面に発泡樹脂廃材の粉砕物をまいた後に発泡樹脂
液を注入するので、発泡樹脂廃材の粉砕物は発泡樹脂中
に埋め込まれて一体化し、廃材を混入しない場合と同等
の高い断熱性能を発揮する。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断熱材の断面斜視図
【図2】本発明の実施例の断熱材の製造装置の概念図
【図3】本発明の実施例の断熱材の製造手順を示す説明
【図4】本発明の実施例および変形実施例の断熱材のシ
ート材の折り返し形状を示す説明図
【図5】従来技術の断熱材の断面斜視図
【符号の説明】
1 断熱材 2,20 下シート材 3,21 上シート材 5 発泡樹脂 6 廃材 7 立ち上げ部 8 折り返し部 9 平面部 10 製造装置 11 下シート材供給装置 12 下コンベア(移動床装置) 13 発泡廃材供給装置 15 上シート材供給装置 16 上コンベア(天井装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B32B 27/40 B32B 27/40 F16L 59/02 F16L 59/02 // B29K 75:00 B29K 75:00 105:04 105:04 105:26 105:26 B29L 9:00 B29L 9:00 (56)参考文献 特開2000−170276(JP,A) 特開 昭56−80440(JP,A) 特開 昭52−9162(JP,A) 特開 平1−110915(JP,A) 特開 平7−80840(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/18 - 39/24 B32B 5/18,27/10,27/40

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下シート材及び上シート材と、発泡樹脂
    廃材の粉砕物と、発泡樹脂からなり、前記下シート材の
    両端を折り返し、折り返された端部をさらに内側に折り
    返して断面形状を略C形と成し、当該下シート材の端部
    の折り返し部の内部に上シート材を配して断面形状が四
    角形の空間を形成し、その内部に発泡樹脂廃材の粉砕物
    と発泡樹脂が充填された断熱材。
  2. 【請求項2】 紙製の下シート材及び上シート材と、発
    泡ウレタン樹脂の廃材の粉砕物と、発泡ウレタン樹脂か
    らなり、前記下シート材の両端を折り返し、折り返され
    た端部をさらに内側に折り返して断面形状を略C形と成
    し、当該下シート材の端部の折り返し部の内部に上シー
    ト材を配して断面形状が四角形の空間を形成し、その内
    部に発泡ウレタン樹脂の廃材の粉砕物と発泡ウレタン樹
    脂が充填された断熱材。
  3. 【請求項3】 前記発泡樹脂廃材の粉砕サイズが略1乃
    至10mmであることを特徴とする請求項1または2に
    記載の断熱材。
  4. 【請求項4】 紙製の下シート材をしき、当該下シート
    材の両端を折り返し、折り返された端部をさらに内側に
    折り返して断面形状を略C形と成し、内側に折り返され
    た端部の折り返しを一旦元に戻し、下シート材の表面に
    発泡樹脂廃材の粉砕物をまき、さらに下シート材の表面
    に発泡樹脂液を注入した後、紙製の上シート材を被せ、
    前記下シート材の折り返しに沿って端部が内側に折り返
    されるように全体を断面形状が四角形の型で保持して発
    泡樹脂液を発泡硬化させることを特徴とする断熱材の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 移動床面の上に下シート材をしき、下シ
    ート材を移動床面によって移動させつつガイドによって
    その両端を起こして折り返し、折り返された端部をさら
    に内側に折り返して断面形状を略C形と成し、内側に折
    り返された端部の折り返しを一旦元に戻し、所定の位置
    で下シート材の表面に発泡樹脂廃材の粉砕物をまき、さ
    らに所定の位置で下シート材の表面に発泡樹脂液を注入
    した後、紙製の上シート材を被せ、前記下シート材の折
    り返しに沿って端部が内側に折り 返されるように移動床
    面と移動天井によって構成される断面形状が四角形の型
    で保持して発泡樹脂液を発泡硬化させることを特徴とす
    る断熱材の製造方法。
  6. 【請求項6】 移動床面は、チェーンコンベア又はベル
    トコンベアであることを特徴とする請求項に記載の断
    熱材の製造方法。
  7. 【請求項7】 紙製の下シート材を供給する下シート材
    供給装置と、コンベアによって構成される移動床装置
    と、移動床装置の上部にあって発泡樹脂廃材の粉砕物を
    落下させる発泡廃材供給装置と、発泡樹脂液を注入する
    注入装置と、紙製の上シート材を供給する上シート材供
    給装置と、コンベアによって構成される天井装置を備
    え、請求項乃至のいずれか1項に記載の方法によっ
    て断熱材を製造する断熱材の製造装置。
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