JP3387264B2 - 剥離開封性のある紙製カップ容器用基材シート - Google Patents
剥離開封性のある紙製カップ容器用基材シートInfo
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Description
錐台など筒形状に丸めてその両端部を貼着したアイスク
リームなどの食品を包装するための円錐形状のカップ容
器の製造に使用する紙を主体とする剥離開封性のある紙
製カップ容器用基材シートに関する。
装するための円錐形状のカップ容器の製造に使用する紙
製容器用の基材シートは、図5(a)に示すように紙シ
ートを主体とする扇形状の基材シートAである。
側(カップ容器の内面となる面)を示す平面図であり、
基材シートAには、その直径方向にある一端部に、外側
に突出する剥離用のタブ11を備え、また、その直径方
向にある一端部に沿って貼着部12を備える。
側(カップ容器の外面となる面)を示す平面図であり、
貼着部12と反対側の直径方向の一端部に沿って、必要
に応じてミシン目13が刻切されている。
錐形状に丸めて、その直径方向の両端部を、タブ11を
上側にして互いに重ね合わせ、貼着部12にて貼着する
ことにより、カップ容器Bが得られる。
における貼着部12の近傍を説明する図7(a)の拡大
側面図に示すように、支持基材となる紙シート層1の片
面(内面側)に熱融着性の樹脂フィルム層2(例えば、
ポリエチレンフィルムなどポリオレフィン系樹脂フィル
ム)、他面(外面側)に熱融着性と剥離性とを兼ね備え
た樹脂フィルム層3(例えば、ポリメチルハイドロシロ
キサンのα−オレフィン付加物を含有するポリオレフィ
ン系合成樹脂(NR樹脂)などポリオレフィン系樹脂を
主体として剥離性のシリコーン系樹脂を含む樹脂フィル
ム)が積層接着されている。
めて、その熱融着性の樹脂フィルム層2と熱融着性及び
剥離性の樹脂フィルム層3とを貼着部12にて互いに重
ね合わせ、加熱加圧により貼着してカップ容器Bを形成
することにより、そのカップ容器Bの貼着部12内面
は、カップ容器Bとしての適度な接着強度を備えるとと
もに、図6に示すタブ11より貼着部12を剥離して点
線に示すようにカップ容器Bの側面を開封する際の剥離
容易性とを兼ね備える。
一般にカップ容器Bの表面に商品名や銘柄を表示したり
図柄や彩色などの装飾性を付与するために、図7に示す
ように、紙シート1と表面の熱融着性及び剥離性の樹脂
フィルム層3との間に、印刷インキを用いた印刷層4が
施されている。
刷層4との間の接着性が維持できない場合があり、カッ
プ容器Bの貼着部12を剥離して開封する際に、図7
(b)に示すように、樹脂フィルム3と印刷層4との間
で層間剥離を生じて、剥離による膨れ7などが発生し
て、剥離面が綺麗に剥離されない場合がある。
トAの貼着部12と対向する端部にミシン目13を形成
した場合は、カップ容器Bの貼着部12を剥離して開封
する際に、図8(b)に示すように、印刷層4と重なる
ミシン目13端部の樹脂フィルム3と印刷層4とが剥離
して捲れ上がり8が発生して、剥離面が綺麗に剥離され
ない場合がある。
る。
を円錐形状又は円錐台など筒形状に丸めてその両端部を
重ね合わせ、その一端部に形成された貼着部12にて貼
着してカップ容器を形成するための紙製カップ容器用基
材シートにおいて、紙シート層1の一方面に熱融着性の
樹脂フィルム層2、他方面に熱融着性と剥離性とを兼ね
備えた樹脂フィルム層3がそれぞれ積層接着され、前記
紙シート層1と樹脂フィルム層3との間に印刷層4が施
され、該樹脂フィルム層3と印刷層4との間に剥離防止
用のアンカーコート層5が施されていることを特徴とす
る剥離開封性のある紙製カップ容器用基材シートであ
る。
貼着部12及びそれに隣接する近傍のみに施されている
剥離開封性のある紙製カップ容器用基材シートである。
ね合わせ貼着部における下側一端部内面に、ミシン目1
3が施されている紙製カップ容器用基材シートである。
基材シートを、実施例に従って以下に詳細に説明する。
は、図1の部分側断面図に示すように支持基材としての
紙シート1の一面(カップ容器の内面側)に、熱融着性
の樹脂フィルム層2が積層接着され、該紙シート1の他
面(カップ容器の外面側)に、熱融着性及び剥離性の樹
脂フィルム層3が積層接着されている。なお前記積層は
ラミネート方式、コーティング方式により形成される。
ば、ポリエチレンフィルムなどポリオレフィン系樹脂フ
ィルムが使用される。
3は、例えば、ポリメチルハイドロシロキサンのα−オ
レフィン付加物を含有するポリオレフィン系合成樹脂
(NR樹脂)などポリオレフィン系樹脂を主体として剥
離性のシリコーン系樹脂を含む樹脂フィルムが使用され
る。
の間には、グラビア方式、オフセット平版方式などの適
宜印刷方式により通常の印刷インキ(アクリル系、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体系、セルロース系などの樹
脂バインダー、樹脂ビヒクルを用いた印刷インキ)を用
いて印刷層4が形成されている。
は、その層間の接着強度を強化するために、アンカーコ
ート層5が塗布形成されている。
に使用する印刷インキに対して接着力のある合成樹脂が
使用され、例えば、ポリエチレン−イミン共重合体系、
エチレン−酢酸ビニル共重合体系(EVA)などが使用
される。
至円錐台など筒形状に丸め、図1に示すように、その両
端部を貼着部12にて重ね合わせ、加熱により樹脂フィ
ルム層2、3を溶融し、加圧により貼着して、後述する
カップ容器を形成する。
塗布して形成する場合は、紙シート1の全面に亘って施
してもよいし、あるいは基材シートA両端部を重ね合わ
せた際の内側となる基材シートA端部の貼着部12相当
領域、及びそれの隣接近傍に施すようにしてもよい。
を、図2の部分側断面図に従って説明すれば、貼着部1
2の領域内に、ミシン目13が形成されている。
樹脂フィルム層3面側から紙シート1にかけて刻切され
ている。
状乃至円錐台など筒形状に丸め、図2に示すように、そ
の両端部を貼着部12にてミシン目13が被覆されるよ
うに重ね合わせ、加熱により樹脂フィルム層2、3を溶
融し、加圧により貼着して、後述するカップ容器を形成
する。
試験サンプルとして、紙シート1上に、印刷層4を形成
し、その印刷層4上よりアンカーコート層5をコーティ
ングし、その後に、熱融着性及び剥離性の樹脂フィルム
3(NR樹脂)をラミネートしたサンプル、、を
それぞれ作成し、その樹脂フィルム層3と印刷層4との
間の層間剥離強度(耐剥離強度)を測定したので、その
結果を以下に示す。なお、樹脂フィルム層3のラミネー
トは、コロナ放電処理無しで、297℃にて溶融押し出
し方式により行い、アンカーコート層5のコーティング
は、版深;25μmのグラビア版を用いてグラビアコー
ターにより行った。
ート剤を用いた場合に、良好な耐剥離強度を示した。
試験サンプルとして、紙シート1上に、印刷層4を形成
し、その印刷層4上よりアンカーコート層5をコーティ
ングし、その後に、熱融着性及び剥離性の樹脂フィルム
3(NR樹脂)をラミネートしたサンプル、、を
それぞれ作成し、紙シート1と樹脂フィルム層3との間
の層間剥離強度を測定したので、その結果を以下に示
す。
プレス打抜加工したところ、紙シートと樹脂フィルム層
との間で剥離は生じなかった。また、上記サンプルの
紙シートと樹脂フィルム層とを強制的に剥離したとこ
ろ、紙シートには紙剥けが発生せず、綺麗に層間剥離さ
せることができた。
材シートAは、図1、又は図2に示すように、紙シート
層1と樹脂フィルム層3との間に印刷層4が施され、該
樹脂フィルム層3と印刷層4との間に剥離防止用のアン
カーコート層5が施されているので、樹脂フィルム層3
と印刷層4とは強固に接着される。
いて図6に示すような円錐形状に形成されたカップ容器
Bの側面、あるいは円錐台形状など筒形状に形成された
カップ容器の側面を、その貼着部12より剥離して開封
した際には、図3に示すように、アンカーコート層5が
作用して、樹脂フィルム層3と印刷層4との間での層間
剥離や膨れなどが発生せず、綺麗に剥離開封するカップ
容器Bを形成することができる。
ーコート層5を印刷層4上より紙シート1に形成する
際、必ずしも、紙シート1の全面に施す必要はなく、貼
着部12及びそれに隣接する近傍のみに施すことによっ
ても、樹脂フィルム層3と印刷層4との間の層間剥離や
膨れなどが防止できるものである。
ね合わせ貼着部における下側一端部内面に、図2に示す
ように、ミシン目13を施すことにより、該基材シート
Aを用いて図6に示すような円錐形状に形成されたカッ
プ容器Bの側面、あるいは円錐台形状など筒形状に形成
されたカップ容器の側面を、その貼着部12より剥離し
て開封した際には、図4に示すように、アンカーコート
層5が作用して、樹脂フィルム層3と印刷層4との間で
の層間剥離が防止でき、ミシン目13端部の捲くれ現象
が回避でき、綺麗に剥離開封できるカップ容器Bを形成
することができる。
上に、印刷層4とオーバーコート層5上より、樹脂フィ
ルム層3を加熱加圧によりラミネートして、本発明の基
材シートAを得る際に、そのラミネートにおける加熱温
度を抑制する方向に調整することによって、図4に示す
ような紙シート1の凝集剥離(紙層の凝集破壊による剥
離)は発生せずに、紙シート1と印刷層4との層境界、
及び紙シート1とアンカーコート層5との層境界で綺麗
に層間剥離が生じるものである。
器用基材シートは、紙シートと表面の熱融着性及び剥離
性の樹脂フィルム層との間に、商品名や銘柄を表示した
り図柄や彩色などの装飾性を付与するための印刷層4が
施されていても、アンカーコート層によって、樹脂フィ
ルム層3と印刷層4との間の接着性が維持でき、本発明
の基材シートを用いて形成されたカップ容器を剥離開封
する際には、樹脂フィルム3と印刷層4との間での層間
剥離がなく、膨れや、捲くれが回避されて、綺麗な剥離
面を以て剥離できる効果がある。
例を説明する部分側断面図である。
施例を説明する部分側断面図である。
形成されたカップ容器の剥離開封状態を示す側断面図で
ある。
て形成されたカップ容器の剥離開封状態を示す側断面図
である。
材シートの平面形状を示す平面図である。
発明の紙製カップ容器用基材シートを用いて形成された
カップ容器の全体斜視図である。
一例を示す部分側断面図、(b)は従来の一例の紙製カ
ップ容器用基材シートを用いて形成されたカップ容器の
剥離開封状態を示す側断面図である。
他の例を示す部分側断面図、(b)は従来の他の例の紙
製カップ容器用基材シートを用いて形成されたカップ容
器の剥離開封状態を示す側断面図である。
着性及び剥離性の樹脂フィルム 4…印刷層 5…アン
カーコート層 7…膨れ 8…捲くれ 11…タブ 12…貼着部 13…ミシン目 A…紙製カップ容器用基材シート B…カップ容器
Claims (3)
- 【請求項1】基材シートAを円錐形状又は円錐台など筒
形状に丸めてその両端部を重ね合わせ、その一端部に形
成された貼着部12にて貼着してカップ容器を形成する
ための紙製カップ容器用基材シートにおいて、紙シート
層1の一方面に熱融着性の樹脂フィルム層2、他方面に
熱融着性と剥離性とを兼ね備えた樹脂フィルム層3がそ
れぞれ積層接着され、前記紙シート層1と樹脂フィルム
層3との間に印刷層4が施され、該樹脂フィルム層3と
印刷層4との間に剥離防止用のアンカーコート層5が施
されていることを特徴とする剥離開封性のある紙製カッ
プ容器用基材シート。 - 【請求項2】前記アンカーコート層5が貼着部12及び
それに隣接する近傍のみに施されている請求項1記載の
剥離開封性のある紙製カップ容器用基材シート。 - 【請求項3】前記基材シートの両端部の重ね合わせ貼着
部における下側一端部内面に、ミシン目13が施されて
いる請求項1又は請求項2記載の紙製カップ容器用基材
シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10569995A JP3387264B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 剥離開封性のある紙製カップ容器用基材シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10569995A JP3387264B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 剥離開封性のある紙製カップ容器用基材シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08301261A JPH08301261A (ja) | 1996-11-19 |
| JP3387264B2 true JP3387264B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=14414626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10569995A Expired - Fee Related JP3387264B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 剥離開封性のある紙製カップ容器用基材シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3387264B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3809682B2 (ja) * | 1996-12-13 | 2006-08-16 | 凸版印刷株式会社 | 紙カップおよびその製造方法 |
| JP5806943B2 (ja) * | 2012-01-26 | 2015-11-10 | 株式会社セイコーアイ・インフォテック | 重ね貼り方法、記録物の製造方法 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10569995A patent/JP3387264B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08301261A (ja) | 1996-11-19 |
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