JP3387206B2 - 人体検出装置 - Google Patents

人体検出装置

Info

Publication number
JP3387206B2
JP3387206B2 JP10577394A JP10577394A JP3387206B2 JP 3387206 B2 JP3387206 B2 JP 3387206B2 JP 10577394 A JP10577394 A JP 10577394A JP 10577394 A JP10577394 A JP 10577394A JP 3387206 B2 JP3387206 B2 JP 3387206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared
detection
area
human body
peak
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10577394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07311280A (ja
Inventor
正史 長田
賢一 伊藤
洋俊 大塚
正彦 福田
彰 日高
仁一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10577394A priority Critical patent/JP3387206B2/ja
Publication of JPH07311280A publication Critical patent/JPH07311280A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3387206B2 publication Critical patent/JP3387206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は人体の放射する赤外線
を集光して所定領域内の各領域での人体の有無を確認す
る人体検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人体検出装置においては、人体から放射
される遠赤外線を捉える赤外線素子により、人体の有無
を判別する方式が一般的である。
【0003】従来の人体検出装置は、複数の所望エリア
からの人体有無情報を得たい場合、複数のそれぞれ一対
の赤外線素子とフレネルレンズとを用いて人体の放射す
る赤外線を複数のエリアから検出する方法がしばしば使
用されている。このような方法は、例えば図15、図1
6に示すような特公平2−36098公報に放射エネル
ギー収集装置として記載されている。
【0004】図15は光学系の実施例を示す平面図、図
16は実施例の集光エリアを説明するためのエリア平面
図であり、101は集光レンズである複合ミラーであ
り、102〜106は複合ミラー101を横方向に5分
割する各々の単ミラー、107は赤外検出器である放射
エネルギー検出素子アレイで、107a〜107eはそ
れぞれの単ミラー102〜106に対応して、A〜Eの
各エリアより集光する赤外線を検出する第一素子〜第五
素子である。
【0005】また、各単ミラー102〜106のそれぞ
れに検知するエリア範囲が1/2ずつ重なるようにし
て、検出エリアを5個の各単ミラーで6方向のエリアZ
1〜Z6に6分割し、この各6エリア内の人体有無を、
各エリアの数よりミラーの数を1つ少ない構成で識別す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したとうり、
従来の人体検出装置では、所望の検出エリアを分割する
のに数多くの構成部品を必要とするために、部品点数が
少なく、低価格で、小型・軽量化された人体検出装置を
得ることができない。また、所望の検出エリアを複数の
集光領域に分割したとき、この分割した前後の集光域領
間数の多少による集光域領間の差別化ができないため
に、この差別化された各集光領域に対応して制御しなけ
ればならない各種装置に利用することができないという
問題点があった。また、後述するように、従来の周波数
分析による人体検出装置では、ノイズ防止のために設定
された閾値と人体の移動距離や移動速度によって変化す
る検出波高値との関係から赤外線の出力波形の検出がで
きなかったり、また、人の移動が近距離の時には、検出
した赤外線の周波数に変化が生じないため、赤外線の出
力波形の検出ができなかったりするという問題点があっ
た。また、各赤外線検出器間の検知感度のバラッキや取
付ズレを吸収せずに、各赤外線検出器からの出力波形を
比較して各領域内の人体有無を判別しているために、複
数のエリアのそれぞれにいる人を判別できないという問
題点があった。
【0007】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、部品点数が少なく、小形・軽
量化された経済的で、しかも、前後の集光領域間数の多
少によって差別化された各集光領域に対して制御するこ
とが必要な各種装置に利用できる人体検出装置を提供す
ることを目的とする。また、ノイズ防止のために設定さ
れた閾値と人体の移動距離や移動速度によって変化する
波高値との関係から生じる検出不能を防止して赤外線出
力波形を正確に検出すると共に、人体の移動距離が短い
ために、時間変動が不明確になり、波形の周波数が変化
しな単発波形の赤外線出力波形でも、正確に検出して所
定検出エリア内の人体位置を正確に判別する信頼性の高
い人体検出装置を提供することを目的とする。また、各
赤外線検出器の検知感度のバラッキや取付ズレを吸収し
て、複数の領域のそれぞれにいる人体の有無を正確に判
別する信頼性の高い人体検出装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る人体検出
装置においては、人体が放射する赤外線を検出する赤外
線検出器、およびこの赤外線検出器と対で設けられ、そ
の赤外線検出エリアを複数領域に分割する集光レンズ、
からなる複数個の赤外線検出手段と、これら複数個の赤
外線検出手段からの出力に基づいて前記各領域における
人体有無を特定する存在領域特定手段と、を備え、前記
複数個の赤外線検出手段が、等しい集光距離を有し、か
つその検出エリアの一部を互に重複させた第1の検出エ
リアと、この第1の検出エリアよりも短い集光距離を有
し、かつ前記第1の検出エリアの全てに重複させた第2
の検出エリアと、を具備したものである。
【0009】また、複数個の赤外線検出手段が、等しい
集光距離を有し、かつその検出エリアの一部を互に重複
させた第1の検出エリアと、この第1の検出エリアより
も短い集光距離を有し、かつ前記第1の検出エリアの全
てに重複させた第2の検出エリアと、この第2の検出エ
リアよりも短い集光距離を有し、かつ前記第1および第
2の検出エリアの全てに重複させた第3の検出エリア
と、を具備したものである。
【0010】
【0011】また、一部が互いに重複する検出エリアを
有する各赤外線検出器で、人体が放射する赤外線をそれ
ぞれに検出するようにしたものにおいて、前記各赤外線
検出手段の出力波形のピーク時刻およびピーク符号とを
検出し、かつ確定する赤外線処理手段と、この確定した
ピーク時刻およびピーク符号とを、そのピーク時刻前後
のある一定時間だけ記憶するピーク情報記憶手段を、こ
のピーク情報記憶手段の記憶したピーク符号と予め設定
されたピーク符号の判定基準とを各ピーク発生時刻前後
の所定時間の範囲内で比較して各検出エリア内の人体の
有無を判定する波形一致度判定手段と、この判定結果に
基いて前記各検出エリア内の人体位置を特定する存在領
域特定手段と、を備えたものである。
【0012】
【作用】上記のように構成された人体検出装置において
は、人体が放射する赤外線の検出エリアを、等しい集光
距離を有し、かつその検出エリアの一部を互に重複させ
た第1の検出エリアと、この第1の検出エリアよりも短
い集光距離を有し、かつ第1の検出エリアの全てに重複
させた第2の検出エリアとの組合わせによって複数の集
光領域に分割し、これらの分割した各集光領域より赤外
線を各赤外線検出器が重畳して検出するようにしたの
で、少ない赤外線検出器で所定検出エリア内の各集光領
域をより細分化すると共に、この装置の手前側の集光領
域を他の集光領域より更に細分化し、この細分化した各
集光領域から赤外線を検出する。
【0013】また、人体が放射する赤外線の検出エリア
を、等しい集光距離を有し、かつその検出エリアの一部
を互に重複させた第1の検出エリアと、この第1の検出
エリアよりも短い集光距離を有し、かつ第1の検出エリ
アの全てに重複させた第2の検出エリアと、この第2の
検出エリアよりも短い集光距離を有し、かつ第1および
第2の検出エリアの全てに重複させた第3の検出エリア
との組合わせによって複数の集光領域に分割し、これら
の分割した各集光領域より赤外線を各赤外線検出器が重
畳して検出するようにしたので、少ない赤外線検出器で
所定検出エリア内の各集光領域をさらにより細分化する
と共に、この装置の手前側の集光領域から順次粗くなる
ように集光領域を細分化し、この細分化した各集光領域
から赤外線を検出する。
【0014】
【0015】また、人体が放射する赤外線を、それぞれ
互いに重複する検出エリアからそれぞれ重畳して検出
し、前記各赤外線検出手段の出力波形のピーク時刻およ
びピーク符号とを検出し、かつ確定する赤外線処理手段
と、この確定したピーク時刻およびピーク符号とを、そ
のピーク時刻前後のある一定時間だけ記憶するピーク情
報記憶手段を、このピーク情報記憶手段の記憶したピー
ク符号と予め設定されたピーク符号の判定基準とを各ピ
ーク発生時刻前後の所定時間の範囲内で比較して各検出
エリア内の人体の有無を判定する波形一致度判定手段
と、この判定結果に基いて前記各検出エリア内の人体位
置を特定するようにしたので、各赤外線検出器の検知感
度バラツキや取付ズレを吸収して、人体が放射する赤外
線を精度良く、正確に比較する。
【0016】
【実施例】
実施例1.図1〜図5は本発明の第1の実施例を示す図
である。
【0017】図1は全体構成を示す構成ブロック図で、
1は焦電素子、サーモパイル素子等で構成され、人体か
ら放射される赤外線を捉えて電気信号に変換する赤外線
検出器、2は複数の部分検出エリアに分割され、赤外線
検出器1と一対に配設され、この赤外線検出器1上に焦
点を結び赤外線を集光するフレネルレンズ等による集光
レンズ、3は集光レンズ2が集光する赤外線の有効検出
エリアを示す符号である。4は赤外線検出器1の電気信
号出力を帯域増幅する増幅器、5はこの増幅器4からの
出力信号を信号処理する赤外線処理手段で、6は赤外線
処理手段5と後述する存在領域特定手段7とを内蔵する
マイクロコンピュータである。なお、赤外線検出手段
(図示せず)は、集光レンズ2と赤外線検出器1とをそ
れぞれ1対で構成したものである。
【0018】また、上記の赤外線検出器1、集光レンズ
2、有効検出エリア3、増幅器4、赤外線処理手段5の
各々を組合せたものを一対セットとし、計三対セットで
全体を構成し、それぞれのセットにA〜Cまでの副番記
号を付けるものとする。例えば、図1に示すように各有
効検出エリアは3A,3B,3Cと表される。なお、7
は上記マイクロコンピュータ6の内部に構成され、上記
各々の赤外線処理手段5A,5B,5Cからの出力を受
け、この出力と予め設定された判定基準とを比較して人
体の存在エリアを特定する存在領域特定手段である。
【0019】図2は所定のエリアを複数の部分検出エリ
アに分割するフレネルレンズよりなる各集光レンズ2
A,2B,2Cの正面図であり、ここでは集光レンズ2
Aを例に説明する。集光レンズ2Aは横6方向、縦3方
向の計18方向に分割された2A1 〜2A18のレンズで
構成されている。この分割された集光レンズ2A1 〜2
18は所定のエリアを3A1 〜3A18の各集光領域に分
割する。これにより赤外線検出器1Aは18分割された
各集光領域から集光した赤外線の信号を受信することに
なる。
【0020】図3は集光レンズ2Aによって得られる検
出エリア3Aの上面図(a)と側面図(b)を示し、ま
た集光レンズ2A1 〜2A18に対応した各集光領域3A
1 〜3A18を示す。なお、他の集光レンズ2B,2Cも
同様に有効検出エリア3B,3Cに対する集光領域3B
1 〜3B18,3C1 〜3C18を有するものである。
【0021】図4はある所望の赤外線検出領域8におい
て、各赤外線検出器1A、1Cの各有効検出エリア3A
と3Cを一部重畳させて配光した参考図であり、これに
より3っのエリア9a,9b,9c内での人体有無の識
別が可能となる。具体的には、検出エリア3Aの集光領
域3A13〜3A18と検出エリア3Cの集光領域3C1
3C6 との部分(集光領域は図示しない)が重複するよ
うにする。
【0022】図5は第1の実施例の最も特徴的な図であ
り、図4に示した互いに重複した検出エリア3A,3C
に対し、この二対の検出エリアより短い集光距離の検出
エリア3Bをさらに重複させたものである。すなわち、
検出エリア3Aと検出エリア3Cの重複エリア部分に検
出エリア3Bの集光領域3B7 〜3B12部分をさらに重
複させると共に、この検出エリア3Bの他の集光領域3
1 〜3B6 と集光領域3B13〜3B18をれぞれ検出エ
リア3Aと検出エリア3Cに均等に重複させたものであ
る。なお、a〜fはこれらの各6エリアの領域符号であ
る。
【0023】この結果、図5から明らかなように、所定
の赤外線検出領域8を、赤外線検出器からみて近距離位
置では、a・b・c・d・eの横5方向、遠距離位置で
はa・f・eの横3方向の各検出エリアに細分化するこ
とが可能となる。
【0024】次にこの実施例の動作を図1と図5を用い
て説明する。まず、室内等の所望赤外線検出領域8での
人体の動きによって人体から放射される遠赤外線量の検
出エリア3Aから3C内における分布が変化する。この
赤外線変化は集光レンズ2A〜2Cにより赤外線検出器
1A〜1Cに導かれ、電気信号の変換して増幅器4A〜
4Cを介してマイクロコンピュータ6内部の赤外線処理
手段5A〜5Cに入力される。この赤外線処理手段は信
号の有無等の判断処理を行い各々の検知エリア3A〜3
C内の人体の存在を確定する。
【0025】ここで、人体等の被検出体が検出エリア3
A〜3C内の領域aに位置する場合には、赤外線検出器
1Aのみが赤外線信号を得るため、赤外線処理手段5A
のみから人体の存在確定信号が出力される。この出力は
存在領域特定手段7に入力され、最終的にaの領域に人
が存在することが確定されることになる。
【0026】すなわち、赤外線処理手段5Aから人体の
存在確定信号が出力された場合、検知エリア3A内に存
在することを意味するため、領域でいうとa・b・c・
fの各範囲内を示すことになる。しかし、b・c・fの
領域は同時に赤外線検出器1B、1Cのそれぞれの検知
エリア3B,3Cと重複している領域でもあるが、赤外
線処理手段5B,5Cから存在確定信号が出力されない
ため、最終的に存在領域特定手段7で確定される領域は
aと判断される。
【0027】上記と同じように、例えば赤外線処理手段
5A,5Bが反応した場合は、領域bが確定され、ま
た、赤外線処理手段5A,5B,5Cの全てが反応した
場合は、領域cが確定され、また、赤外線処理手段5
A,5Cが反応した場合は、領域fが確定される。この
ようにしてa〜fまでの各領域の確定が可能となる。
【0028】また、図5のエリア分布図に示すとおり、
領域aとeは赤外線検出器から遠いまたは近いエリア群
の各々に存在する2エリア構成となっている。なお、こ
れらの領域aとeとが遠・近どちらに属するかの判別は
検出エリア3A,3C内に構成された集光領域3A1
3A12と3C7 〜3C18からの信号情報を分析すること
により可能となる。即ち、領域aを例にとって説明する
と、赤外線検出器から近い領域のaは検出エリア3Aの
集光領域3A1 〜3A6 、遠い領域のaは集光領域3A
7 〜3A12からそれぞれ信号が発信されるために、これ
らを信号処理する事により判断可能となる。
【0029】以上説明したとおり、このような集光装置
を採用すれば、所定の検出エリアを計三対セットの赤外
線検出手段で、少なくとも近距離で横方向を5分割し、
かつ、遠距離で横方向を3分割し、この計8分割した集
光領域内の人体有無を判断するようにしたので、近くの
集光領域を細かく、遠くの集光領域を粗く細分化して各
集光領域間の差別化を図り、この差別化した各集光領域
に対して制御することが必要な各種装置に利用できるよ
うになる。即ち、例えば、人に対して吹出し気流を制御
するエアコン等に利用すれば、気流の広がりに対応した
きめ細かな制御が可能になると共に、部品点数が少な
く、小形・軽量化された、経済的な人体検出装置が得ら
れる。
【0030】実施例2.図6〜図7は本発明の第2の実
施例を示す図である。
【0031】図6は全体構成を示す構成ブロック図で、
図1の実施例1で構成したブロック図に、赤外線検出器
1Dと、これと対の集光レンズ2Dによって形成される
有効検出エリア3Dと、増幅器4Dと、マイクロコンピ
ュータ6に内蔵された赤外線処理手段5Dとを追加し、
計4対の赤外線検出装置で構成したものである。
【0032】図7は本実施例の最も特徴的な検出エリア
を示す図であり、赤外線検出器1A、1Dの集光距離が
同一である検出エリア3A、3Dの一部を互いに重複さ
せると共に、この重複部を中心にして、集光距離が異な
る赤外線検出器1Bの検出エリア3Bと赤外線検出器1
Cの検出エリア3Cとを前述の検出エリア3Aと3Dの
重複エリア部にさらに重複させるように配設させる。従
って、検出エリア3A,3Dの重複部分は、赤外線検出
器から遠い距離においてのみ存在し、その中間距離にあ
っては検出エリア3A,3Dの重複部分に検出エリア3
Cが重複され、その近い距離にあっては、さらに検出エ
リア3Bが重複されることになる。
【0033】これらにより、図7のa・b・c・d・e
・f・g・h・i・j・kに示すように距離方向を含め
て少なくとも全体のエリアを11の異なるエリアに分割
することが可能となる。
【0034】この図から明らかなように、手前の赤外線
検出器に近距離では、a・b・c・d・e・f・gの横
7方向、中間距離ではa・h・i・j・gの横5方向、
遠距離ではa・k・gの横3方向のエリア領域に区別が
可能となる。
【0035】また、これら各検知エリア3の異なる集光
領域から人体等の赤外線を集光する手段としては、各々
の集光レンズ2の光軸を変える、すなわち所望領域に向
かって、一つの集光レンズで縦横方向の各々の集光領域
に対応してレンズの光軸を変える等の方法もあるが、こ
れらについて特定するものではない。このことは第1実
施例についても同じである。
【0036】次にこの実施例の動作を図6と図7を用い
て説明する。ブロック図に関しては実施例1の図1に示
した動作と内容的には略同様であり、室内等の所望赤外
線検出領域8での人体の動きによって人体から放射され
る遠赤外線量の変化は集光レンズ2A〜2Dにより赤外
線検出器1A〜1Dに導かれ、電気信号の変換して増幅
器4A〜4Dを介してマイクロコンピュータ6内部の赤
外線処理手段5A〜5Dに入力される。この赤外線処理
手段は信号の有無判断等の処理を行い、各々の検知エリ
ア3A〜3D内の人体の放射する赤外線の状態を確定す
る。
【0037】ここで、人体等の被検出体が検出エリア3
A〜3D内の領域aに位置する場合には、赤外線検出器
1Aのみが赤外線信号を得るため、赤外線処理手段5A
のみから人体の存在確定信号が出力され、この出力が存
在領域特定手段7に入力され、最終的に領域aに人が存
在することを確定する。
【0038】すなわち、赤外線処理手段5Aから人体の
存在確定信号が出力された場合、検知エリア3A内のど
こかに人が存在することを意味する。即ち、領域でいう
とa・b・c・d・h・i・kの範囲内のどこかを意味
することになる。しかし、b・c・d・h・i・kの領
域は検知エリア3B,3C,3Dが重畳されているにも
かかわらず赤外線処理手段5B,5C,5Dからは存在
確定信号が出力されていないため、最終的に存在領域特
定手段7は人体が存在する領域はaであると判断する。
【0039】上記と同じように、赤外線処理手段5A、
5Bより存在信号が出力された場合は、領域bが確定さ
れ、また、赤外線処理手段5A,5B,5C,5D全て
が出力した場合は、領域dが確定され、このようにして
少なくても11エリアのどの領域に人がいるのかを確定
することが可能である。
【0040】また、図の7エリア分布図に示すように、
領域aとgは赤外線検出器から遠・中・近距離の各検出
エリア群の各々に存在する3エリアの構成となってい
る。しかし、これらは第1の実施例でも述べたように検
出エリア3A,3D内に細分化されて構成された各集光
領域からの赤外線信号情報を分析することによって分別
することができる。
【0041】以上の構成と処理により、近距離で横方向
を7分割、中間距離で横方向を5分割、遠距離で横方向
を3分割し、この計15分割した各領域内にいる人体の
有無を判断することができるようにしたので、近くの集
光領域を細かく、これより中間の集光領域をより粗く、
これよりさらに遠い集光領域をより粗く、と順次粗くな
るように細分化して各集光領域間の差別化を図り、この
差別化した各集光領域に対して制御することが必要な各
種装置に利用できるようになる。即ち、特に、人に対し
て吹出し気流を制御するエアコン等に利用すれば、気流
の広がりに対応したさらにきめの細かい制御が可能にな
ると共に、部品点数が少なく、小形・軽量化された、経
済的な人体検出装置が得られる。
【0042】実施例3.図8〜図10はこの発明の第3
の実施例を示すものであり、図8は全体構成を示す構成
ブロック図、図9は検出エリア3内を人が移動する時の
説明図、図10はこの時の増幅器4からの出力波形図で
ある。
【0043】図8に示すように赤外線処理手段5には赤
外線検出器1からの出力を増幅した赤外線波形が増幅器
4を介して入力され、この入力された波形は赤外線処理
手段5で処理される。この赤外線処理手段5には、出力
波形のピークを後述する判別基準に基づいて確定するピ
ーク確定手段11と、この確定したピークの符号を後述
する判別基準に基づいて判定する符号判定手段12及び
ピークの発生時刻を計時する時刻計時手段13を有し、
少なくとも1つ以上のピークを検出したとき、次のステ
ップである存在領域特定手段7にピークの発生時刻とピ
ークの符号とを送る仕組みとしている。なお、判別基準
とては、検出した赤外線の変化がプラス→0→マイナス
のときはプラスピーク(極大)と判断し、マイナス→0
→プラスのときはマイナスピーク(極小)と判断する
【0044】図9は複数領域から赤外線を集光する検出
エリア3に対し、人体が矢印の方向へ移動し、その移動
停止点がaまでの長い移動とbまでの短い移動をした時
の説明図である。この移動時の増幅器4からの出力波形
例を図10に示し、図10中の(a)は長い移動、
(b)は短い移動をした時の出力波形を各々表してい
る。図10中の記号PP1〜PP4はプラスピーク、PN1
N4はマイナスピークを示すものであり、プラスピーク
は、人がそのエリアに入ったことを意味し、マイナスピ
ークは人がそのエリアから出ていったことを意味する。
【0045】図10に示したような赤外線の出力波形を
受け、人体有無を判断する場合、所定値以上の波高値、
または波形の時間的変動等の分析、即ち周波数分析を行
って、人体有無の判断を行う方法が一般的である。しか
し、波高値は人体の移動速度や集光距離に依存し、また
周波数も人体の移動速度や移動距離によっても依存する
ため、人体の移動速度や移動距離や赤外線の集光距離が
常に安定していなければ、赤外線の出力波形が正確に判
断されないという問題点があった。
【0046】即ち、図示はしないが、ノイズを除去する
ために設けられたしきい値以下の波高値の場合や、ある
いは、図10の(b)に示すような人体の移動が短い場
合、即ち、人体からの赤外線の出力波形がプラスとマイ
ナスの判別をする波形0基準を切らないために、時間変
動が不明確になり、時間変動を加味した周波数の分析が
できなくなる単発波形のような場合には、ノイズとして
判断してしまい、そのエリアに人がいても、いないと判
断して処理されていた。従って、各赤外線検出器1から
の出力波形のピークのみに着目すれば、常に赤外線の出
力波高値が、ノイズを除去するために設けたしきい値を
越えるようになるので、赤外線の出力波形を常に有効に
検出するようになる。また、図10(b)に示したよう
な時間変動が不明確になる単発波形であっても、当然、
有効な波形として受け付けることになる。
【0047】次に、各赤外線検出器1からの赤外線出力
波形に基づいて、ピーク確定手段11が少なくても1つ
以上のピークを確定した場合、この確定したピークの符
号がプラスかマイナスかを符号判定手段12が判定す
る。この判定した各ピーク符号と予め設定されたピーク
符号の判定基準とを比較して存在領域特定手段7は、実
施例1で説明したようにどのエリアに人がいるのかを判
断する。なお、一般的なノイズ処理としては、H/Wあ
るいはS/Wでノイズを除去したり、あるいは、ピーク
のレベルに最低限必要なスレッショルド(しきい値)を
設け、ノイズ処理するのが一般的であるが、これらのノ
イズ処理の内どちらを選ぶかを特定するものではない。
【0048】以上説明したとおり、各赤外線検出器から
の出力波形のピーク(極大・極小)に基づいて各領域の
人体有無を判断するようにしたので、ノイズ防止のため
に設定されたしきい値と人体の移動距離や移動速度によ
って変化する波高値との関係から生じる赤外線出力波形
の検出不能を防止して正確に検出するようになると共
に、人体の移動距離が短いために、時間変動が不明確に
なり、波形の周波数が変化しない単発波形の赤外線出力
波形でも正確に検出するようになるために、所定検出エ
リア内の人体有無を正確に判別する信頼性の高い人体検
出装置を得ることができるできるようになる。
【0049】実施例4.図11〜図14はこの発明の第
4の実施例を示すものであり、図11は全体構成を示す
構成ブロック図、図12は存在領域特定手段7の内容を
説明する概略フローチャート、図13は移動人体が1
人、すなわち複数領域内の1カ所の領域で人体の移動が
あったときの出力波形例、図14は移動人体が2人、す
なわち複数の領域で人体の移動があったときの出力波形
の例である。なお、この図13、図14の波形図に用い
た検出エリアは実施例1で示した図5のものを用いてい
る。
【0050】図11において各々の赤外線処理手段5に
よって確定されたピーク情報は、存在領域特定手段7に
渡される。存在領域特定手段7の内部構成は、各赤外線
処理手段5からのピーク時刻およびピーク符号とを、そ
のピーク時刻前後のある一定時間だけ記憶するピーク情
報記憶手段21と、このピーク情報記憶手段21の記憶
したピーク符号と予め設定されたピーク符号の判定基準
とを各ピーク発生時刻前後の所定時間の範囲内で比較し
て各検出エリア内の人体有無を判定する波形一致度判定
手段22と、この判定結果に基づいて各エリアの人体存
在情報を出力する存在領域出力手段23とからなる。な
お、この存在領域出力手段23の出力結果に基づいて表
示手段24は各領域の人体有無を表示する。
【0051】この存在領域特定手段7の動作フローを、
図12のフローチャート図、図13、図14の出力波形
図を用いて説明する。
【0052】F1では赤外線処理手段5は各赤外線検出
装置からの赤外線の出力波形を処理し、出力波形ピーク
有無を判断する。もし、出力波形にピークがなければ、
即ちNであれば終了し、ピークがあれば、即ちYであれ
ばF2以下の処理を実行する。
【0053】なお、F2,F3,F4はピーク情報記憶
手段21が実行するフローの部分ブロックである。F2
では、ピークの確定情報として、(例えば図13に示す
32)の情報を受け取った時には、図13に示すように
ある一定時間の遅れ時間30を設けてF3以下の処理を
実行する。なお、これを実行せずに検出エリア3Aでプ
ラスピークが確定した時点32から過去の一定時間範囲
で各検出エリアから各赤外線検出器1が検出した赤外線
の出力波形を比較した場合、図13に示すように検出エ
リア3Bからの出力波形のピーク33を救えない、即
ち、各々の赤外線検出器の検知感度のバラッキや取り付
けズレに起因して生じる各赤外線出力波形の検出ズレを
吸収するために、波形一致度判定手段22に遅れ時間3
0を含む比較時間範囲31を設ける。
【0054】F3ではこの遅れ時間30と過去の一定時
間を含めた比較時間範囲31内で各赤外線検出器が検出
した赤外線のピークを記憶バッファ内で比較する。即ち
例えば検出エリア3Aのピーク32が確定すれば、この
ピークを確定した時刻から遅れ時間30が経過してから
の過去の比較時間範囲31内で、検出エリア3Bからの
出力波形にピークがあるかどうかを比較する。
【0055】F4では、この比較結果で他の各エリアか
ら検出した赤外線にもピークがあるかどうかを判断す
る。もしあると判断した時、即ち、例えば図13の例に
示すように検出エリア3Bのピーク33があるときは、
Yと判断してF5以下の処理に進む。また、他の各検出
エリアからの赤外線にピークが存在しなければNと判断
してF6に進む。
【0056】F5,F6,F7は波形一致度判定手段2
2が実行するフローの部分ブロックである。F5では、
比較時間範囲31内に各検出エリアからの各赤外線を受
け、その各赤外線のピークの符号を調べる。この調べた
符号が同じであれば、即ちYであればF6、Nであれば
F7以下の処理に進む。
【0057】F6では、比較時間内31に、各エリアか
ら検出される各赤外線のピーク符号が同じであるため、
同じエリアから赤外線を検出していることになるので、
同一領域を選ぶことになる。即ち図13の確定信号37
に示すように、検知器1A,1Bが検知エリア3A,3
Bの重複した領域からそれぞれ赤外線を重畳して検出し
たことになるため、領域「f]を確定し、F8以下の処
理に進む。
【0058】F7では、比較時間内31に検出した赤外
線のピーク符号が異符号であるため、同じエリアから赤
外線を検出しないことになるので、複数領域を選ぶ。即
ち複数エリアと判断し、図14の確定信号44,45に
示すように検知エリア3A,3Bが各々独立している領
域からそれぞれ検出していることになるため、領域
「a」「e」を確定し、F8に進む。
【0059】F8,F9は存在領域出力手段23が実行
するフローの部分ブロックである。F8ではピークが検
出されると必ず、上記F4〜F7の波形一致度判定手段
22が確定した今回の領域が、前回のピーク発生時の領
域と同じかどうか、即ち、新集光領域なのかどうかを判
定する工程であり、YであればF9以下、NであればF
10以下の処理に進む。
【0060】F9は新集光領域の出力を表示する実行表
示出力変更指令の工程である。これを図13を用いて説
明すると、検知エリア3Aで検出されたピーク32に対
しては検知エリア3Bで検出されたピーク33が、逆に
ピーク33に対してはピーク32が比較時間範囲31内
にあるため領域「f」が確定される。ピーク34,35
に対しても同様である。従って新しい集光領域の情報が
入ってこないので領域「f」の表示出力を保持する。
【0061】次に検出エリア3Aにピーク36が入って
来たとき、検出エリア3B側にピークが無いために、こ
こで初めて集光領域「f」を消し、集光領域「a」を立
てるような表示出力の確定信号38を出してF10以下
に処理に進む。
【0062】F10は表示手段34等への出力信号を生
成する表示ドライバであり、これによって人体の存在領
域が明かとなり、モニタ表示、あるいはエアコンの風向
制御等、その存在領域を対象として制御する制御機構に
利用することが可能となる。
【0063】以上説明した通り、この第4の実施例によ
れば、各出力波形のピーク符合と予め設定されたピーク
符合の判定基準とを各ピーク発生時刻前後の所定時間の
範囲内で比較して各領域の人体有無を特定するので、各
赤外線装置の検知感度バラッキや取付ズレを吸収して、
簡単なアルゴリズムにより、各検出エリア内の各領域の
それぞれにいる人体の有無を正確に判別する信頼性の高
い人体検出装置を得ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、人体が放射する赤外線の検出エリアを、等しい集光
距離を有し、かつその検出エリアの一部を互に重複させ
た第1の検出エリアと、この第1の検出エリアよりも短
い集光距離を有し、かつ第1の検出エリアの全てに重複
させた第2の検出エリアとの組合わせによって複数の集
光領域に分割し、これらの分割した各集光領域より赤外
線を各赤外線検出器が重畳して検出するようにしたの
で、少ない赤外線検出器で所定検出エリア内の各集光領
域をより細分化すると共に、この装置の手前側の集光領
域を他の集光領域より更に細分化し、この細分化した各
集光領域から赤外線を検出するために、部品点数が少な
く、小形・軽量化された経済的で、しかも、前後の集光
領域数の多少によって差別化された各集光領域に対して
制御することが必要な各種装置に利用できる人体検出装
置が得られる。
【0065】また、人体が放射する赤外線の検出エリア
を、等しい集光距離を有し、かつその検出エリアの一部
を互に重複させた第1の検出エリアと、この第1の検出
エリアよりも短い集光距離を有し、かつ第1の検出エリ
アの全てに重複させた第2の検出エリアと、この第2の
検出エリアよりも短い集光距離を有し、かつ第1および
第2の検出エリアの全てに重複させた第3の検出エリア
との組合わせによって複数の集光領域に分割し、これら
の分割した各集光領域より赤外線を各赤外線検出器が重
畳して検出するようにしたので、少ない赤外線検出器で
所定検出エリア内の各集光領域をさらにより細分化する
と共に、この装置の手前側の集光領域から順次粗くなる
ように集光領域を細分化し、この細分化した各集光領域
から赤外線を検出するために、部品点数が少なく、コス
トパフォーマンスが優れ、小形・軽量化された経済的
で、しかも、前後の集光領域数の多少によって差別化さ
れた各集光領域に対して制御することが必要な各種装置
に利用できる人体検出装置が得られる。
【0066】
【0067】また、この発明によれば、人体が放射する
赤外線を、それぞれ互いに重複する検出エリアからそれ
ぞれ重畳して検出し、前記各赤外線検出手段の出力波形
のピーク時刻およびピーク符号とを検出し、かつ確定す
る赤外線処理手段と、この確定したピーク時刻およびピ
ーク符号とを、そのピーク時刻前後のある一定時間だけ
記憶するピーク情報記憶手段を、このピーク情報記憶手
段の記憶したピーク符号と予め設定されたピーク符号の
判定基準とを各ピーク発生時刻前後の所定時間の範囲内
で比較して各検出エリア内の人体の有無を判定する波形
一致度判定手段と、この判定結果に基いて前記各検出エ
リア内の人体位置を特定するようにしたので、各赤外線
検出器の検知感度バラツキや取付ズレを吸収して、人体
が放射する赤外線を精度良く、正確に比較するために、
検出エリア内の人体位置を正確に判別する信頼性の高い
人体検出装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る人体検出装置の全体構
成ブロック図である。
【図2】本発明の実施例1に係る人体検出装置の集光レ
ンズの正面図である。
【図3】本発明の実施例1に係る人体検出装置の一対の
検出エリアの正面図と側面図である。
【図4】本発明の実施例1に係る人体検出装置の二対の
検出エリア分割図である。
【図5】本発明の実施例1に係る人体検出装置の三対の
検出エリア分割図である。
【図6】本発明の実施例2に係る人体検出装置の全体構
成ブロック図である。
【図7】本発明の実施例2に係る人体検出装置の検出エ
リアを示す図である。
【図8】本発明の実施例3に係る人体検出装置の全体構
成ブロック図である。
【図9】本発明の実施例3に係る人体検出装置の検出エ
リア内を人体が移動する説明図である。
【図10】本発明の実施例3に係る人体検出装置の人体
が移動した時の出力波形図である。
【図11】本発明の実施例4に係る人体検出装置の全体
構成ブロック図である。
【図12】本発明の実施例4に係る人体検出装置の概略
フローチャート図である。
【図13】本発明の実施例4に係る人体検出装置の人体
1人時の出力波形図である。
【図14】本発明の実施例4に係る人体検出装置の人体
2人時の出力波形図である。
【図15】従来の人体検出装置の光学系の構成図であ
る。
【図16】従来の人体検出装置の集光エリア平面図であ
る。
【符号の説明】
1 赤外線検出器 2 集光レンズ 3 検出エリア 5 赤外線処理手段 6 マイクロコンピュータ 7 存在領域特定手段 8 所望赤外線検出領域 11 ピーク確定手段 12 符号判定手段 13 時刻計時手段 21 ピーク情報記憶手段 22 波形一致度判定手段 23 存在領域出力手段 31 比較時間範囲 32〜36 ピーク 40〜43 ピーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 正彦 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株 式会社 住環境研究開発センター内 (72)発明者 日高 彰 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株 式会社 住環境研究開発センター内 (72)発明者 鈴木 仁一 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (56)参考文献 特開 平2−154190(JP,A) 特開 平2−61587(JP,A) 特開 平4−324392(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 8/14 G01V 8/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体が放射する赤外線を検出する赤外線
    検出器、およびこの赤外線検出器と対で設けられ、その
    赤外線検出エリアを複数領域に分割する集光レンズから
    なる複数個の赤外線検出手段と、これら複数個の赤外線
    検出手段からの出力に基づいて前記各領域における人体
    有無を特定する存在領域特定手段と、を備え、前記複数
    個の赤外線検出手段が、等しい集光距離を有し、かつそ
    の検出エリアの一部を互いに重複させた第1の検出エリ
    アと、この第1の検出エリアよりも短い集光距離を有
    し、かつ前記第1の検出エリアの全てに重複させた第2
    の検出エリアと、を具備したことを特徴とする人体検出
    装置。
  2. 【請求項2】 複数個の赤外線検出手段が、等しい集光
    距離を有し、かつその検出エリアの一部を互いに重複さ
    せた第1の検出エリアと、この第1の検出エリアよりも
    短い集光距離を有し、かつ前記第1の検出エリアの全て
    に重複させた第2の検出エリアと、この第2の検出エリ
    アよりも短い集光距離を有し、かつ前記第1および第2
    の検出エリアの全てに重複させた第3の検出エリアと、
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の人体検出装
    置。
  3. 【請求項3】 一部が互いに重複する検出エリアを有す
    る各赤外線検出器で、人体が放射する赤外線をそれぞれ
    に検出するようにしたものにおいて、前記各赤外線検出
    手段の出力波形のピーク時刻およびピーク符号とを検出
    し、かつ確定する赤外線処理手段と、この確定したピー
    ク時刻およびピーク符号とを、そのピーク時刻前後のあ
    る一定時間だけ記憶するピーク情報記憶手段を、このピ
    ーク情報記憶手段の記憶したピーク符号と予め設定され
    たピーク符号の判定基準とを各ピーク発生時刻前後の所
    定時間の範囲内で比較して各検出エリア内の人体の有無
    を判定する波形一致度判定手段と、この判定結果に基い
    て前記各検出エリア内の人体位置を特定する存在領域特
    定手段と、を備えたことを特徴とする人体検出装置。
JP10577394A 1994-05-19 1994-05-19 人体検出装置 Expired - Fee Related JP3387206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10577394A JP3387206B2 (ja) 1994-05-19 1994-05-19 人体検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10577394A JP3387206B2 (ja) 1994-05-19 1994-05-19 人体検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07311280A JPH07311280A (ja) 1995-11-28
JP3387206B2 true JP3387206B2 (ja) 2003-03-17

Family

ID=14416488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10577394A Expired - Fee Related JP3387206B2 (ja) 1994-05-19 1994-05-19 人体検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3387206B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4702768B2 (ja) * 2004-07-05 2011-06-15 アツミ電氣株式会社 受動型赤外線センサの警戒範囲調整方法
JP2006091121A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置
JP4884078B2 (ja) * 2006-05-26 2012-02-22 三洋電機株式会社 人体検出装置及び映像表示装置
JP4992419B2 (ja) * 2006-12-28 2012-08-08 パナソニック株式会社 人体検出装置
JP5274953B2 (ja) * 2008-09-19 2013-08-28 アツミ電氣株式会社 受動型赤外線センサ
US20140319349A1 (en) * 2011-11-23 2014-10-30 National University Corporation Kobe University Motion detection device
JP6709984B2 (ja) * 2016-11-30 2020-06-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 赤外線検出装置
JP6681594B2 (ja) * 2016-11-30 2020-04-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 赤外線検出装置
CN110466428B (zh) * 2018-05-11 2021-09-17 北汽福田汽车股份有限公司 检测车内活体生物的方法、装置和车辆
US11488457B2 (en) 2020-06-08 2022-11-01 Zurn Industries, Llc Cloud-connected occupancy lights and status indication
US11153945B1 (en) 2020-12-14 2021-10-19 Zurn Industries, Llc Facility occupancy detection with thermal grid sensor
US11543791B1 (en) 2022-02-10 2023-01-03 Zurn Industries, Llc Determining operations for a smart fixture based on an area status
US11514679B1 (en) * 2022-02-18 2022-11-29 Zurn Industries, Llc Smart method for noise rejection in spatial human detection systems for a cloud connected occupancy sensing network
US11555734B1 (en) 2022-02-18 2023-01-17 Zurn Industries, Llc Smart and cloud connected detection mechanism and real-time internet of things (IoT) system management

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07311280A (ja) 1995-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3387206B2 (ja) 人体検出装置
US5313060A (en) Multi-sensor doubled row direction sensitive counting and switching device
JPH0786537B2 (ja) 人体検出装置
JP6443754B2 (ja) 車両諸元計測装置、車種判別装置、車両諸元計測方法及びプログラム
JP2909437B2 (ja) 位置判別赤外線センサとそれを用いた感知方法
EP0870193A1 (en) Rotary scanning apparatus
JPH10334393A (ja) 車両検知装置
JP2697676B2 (ja) 人体認識装置
EP0394888A3 (en) Object detection apparatus of the photoelectric reflection type
KR970007740A (ko) 적외선 센서를 이용한 인체의 위치판별장치
EP0566852B1 (en) Human body detection system
JPH10142351A (ja) 人感センサ
JPH0933215A (ja) 移動パターン認識装置
CN105785464B (zh) 货柜车车身测量方法以及货柜车车身测量系统
JPH0411822B2 (ja)
JP2000275341A (ja) 誘導装置
JP2542048B2 (ja) 人体検出装置
JP3264089B2 (ja) 人体検出装置
JP2542054B2 (ja) 人体検出装置
JP2691910B2 (ja) 人体検出装置
JPH05114098A (ja) 交通流検出装置
JPH0990053A (ja) 赤外線式人体検知装置
JPH0862048A (ja) 熱映像信号処理装置
JPH0320692A (ja) 車両用障害物検出装置
JPS6316283A (ja) 人体検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees