JPH0990053A - 赤外線式人体検知装置 - Google Patents

赤外線式人体検知装置

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JPH0990053A
JPH0990053A JP24791995A JP24791995A JPH0990053A JP H0990053 A JPH0990053 A JP H0990053A JP 24791995 A JP24791995 A JP 24791995A JP 24791995 A JP24791995 A JP 24791995A JP H0990053 A JPH0990053 A JP H0990053A
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JP
Japan
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human body
infrared
delay time
detection area
delay
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JP24791995A
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English (en)
Inventor
Makoto Taniguchi
良 谷口
Akira Morimoto
亮 森本
Shinji Kirihata
慎司 桐畑
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】監視空間に対する人の有無、侵入、退出を正し
く判断して、照明制御などの特定制御に誤動作が生じな
いようにした赤外線式人体検知装置を提供する。 【解決手段】移動検知エリアA、微動検知エリアBのそ
れぞれに対応させて、赤外線を受光する外、内集光器1
a,1bと、赤外線検出素子2a,2bとを備えるとと
もに、これらの赤外線検出素子2a,2bから出力され
る人体検知信号の先後関係により人体の侵入と退出とを
判断する人体動作判断部6と、この判断結果に基づいて
遅延時間を設定する遅延時間設定部7と、人体が検知さ
れてから第1、第2の遅延時間t1,t2の間、特定制
御を継続するための遅延回路8とを備え、移動検知エリ
アAの一部のみを有効にするため、外集光器1aの一部
をマスク処理出来る構造としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線式人体検知
装置、更に詳しくは、監視空間に対する人体の侵入、退
出が正確に判断できる赤外線式人体検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、人体を赤外線の変化量で検出す
る素子には、焦電素子と呼ばれるものが多くを占めてお
り、この焦電素子を用いた赤外線式人体検知装置は、防
犯装置の他、照明器具等の負荷制御用として急速に普及
しつつある。この種の赤外線式人体検知装置では、人体
から発生する赤外線を検知して、所定値を越える赤外線
を検知する度に負荷を所定時間だけ動作させる、いわゆ
るオフディレーによって所定の制御を行っている。
【0003】これによれば、トイレや会議室などの照明
制御などを自動制御できるが、赤外線を検知する度に、
遅延時間を更新して制御動作を継続させているため、ト
イレなどから退室しても、照明がしばらくの間は点灯し
たままとなり、また、在室中に小さな動きしかなかった
場合には、在室中であるにも拘らず、照明が消えてしま
うといった問題があった。
【0004】このような問題を解決するために、1つの
監視空間に対して、その中心と、その外周囲とに検知エ
リアを区分して設けて、各検知エリアで赤外線を検知
し、赤外線がこの検知エリアで検知される順番によっ
て、人体の侵入又は退出を判断する赤外線式人体検知装
置が開発されている。これによれば、侵入と判断したと
きには、遅延時間に比較的長い時間を設定する一方、退
出と判断したときには、遅延時間に比較的短い時間を設
定する。従って、このような判別方法を照明制御に使用
した場合には、監視空間からの退出後は速やかに照明が
消され、侵入後に動きが少なくなってもすぐに照明が消
えることがない。
【0005】図10の(a),(b)は、この場合の監
視空間内の検知エリアの構成について示している。同図
(a)は監視空間を側方から見た図であり、同図(b)
は監視空間を上方から見た図である。監視空間には、中
心に微動検知エリアBを設け、その四方の外周囲には移
動検知エリアAを設けており、これらの2つの検知エリ
アA,Bにおける赤外線信号の先後関係によって、監視
空間への侵入か退出かを判断している。
【0006】検知エリアA,Bからの赤外線は、同図
(b)に示すように、それぞれに対応して設けられた
外、内集光器によって(フレネルレンズ)で集光され
る。なお、図中の破線で囲んだ部分がフレネルレンズの
多分割集光面の1つの集光面で監視する検知ビームを示
しており、このような検知ビームは、プラス側に分極さ
れた検知素子と、マイナス側に分極された検知素子によ
って集光されるようになっている。
【0007】検知エリアをこのように区分して構成すれ
ば、赤外線を移動検知エリアAで検知してから微動検知
エリアBで検知すれば、監視空間への侵入と判断し、逆
に微動検知エリアBで検知した後に移動検知エリアAで
検知すれば、監視空間からの退出と判断することができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
2重検知エリアの人体検知装置によれば、図10に示す
ように、監視空間Eの中心に設けた微動検知エリアB
は、移動検知エリアAで四方より取り囲まれているた
め、微動検知エリアB内で手を大きく延ばしたり、首を
動かしたりすると、移動検知エリアAに人が移動しなく
ても退出したと判断してしまう。このため、トイレ等の
照明制御の場合、在室中であるにも拘らず、照明が消え
てしまう場合があった。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、監視空間に対する人の有無、侵入、退出を正
しく判断して、照明制御などの特定制御に誤動作が生じ
ないようにした赤外線式人体検知装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の赤外線式人体検知装置は、中心には微動検知エリア、
その四方の外周囲には移動検知エリアを構成し、特定の
出入口を形成した監視空間内への人体の侵入又は退出を
判断する赤外線式人体検知装置の改良であって、検知エ
リアのそれぞれに対応させて、赤外線を受光する集光レ
ンズを有した内、外集光器と、これに対応した赤外線検
出素子とを備えるとともに、これらの赤外線検出素子か
ら出力される人体検知信号の先後関係により人体の侵入
と退出とを判別する人体動作判断部と、この判別結果に
基づいて、特定制御の遅延時間を設定する遅延時間設定
部と、人体が検知されてから上記遅延時間の間、上記特
定制御を継続するための遅延回路とを備えており、外集
光器の集光レンズは、上記微動検知エリアに対応した中
央部をマスクしたドーナツ状の多分割集光面を備えると
ともに、その多分割集光面のうち、上記監視空間の出入
口に対応した部分以外の集光面部分をマスク処理した構
造としている。
【0011】ここに、人体動作判断部では、出入口付近
の移動検知エリア、中心部の微動検知エリアの順に人体
検知信号が出力されると、監視空間への侵入と判断し、
逆に中心部の微動検知エリア、出入口付近の移動検知エ
リアの順に人体検知信号が出力されると、監視空間から
の退出と判断する。本発明では、このような判断によっ
て、照明器具などの制御を継続する遅延時間が決めら
れ、侵入と判断したときには、退出までの時間を十分保
証できる比較的長い時間を設定し、人体検知信号が出力
される毎に遅延時間は更新され、退出と判断したときに
は、速やかに制御を終了するように比較的短い時間を設
定している。また、微動検知エリア内で人体検知信号を
検知したときには、その検知の都度、侵入時に設定した
長い遅延時間に更新される。
【0012】移動検知エリアを規定する外集光器に被せ
る赤外線不透過カバーには、フレネルレンズの多分割集
光面の大きさに対応したシールや、アクリル等の赤外線
が透過しない材料で製されたカバーが用いられる。この
ようなシールやカバーを被せることによって、移動検知
エリアのうち、出入口付近の赤外線のみの受光を可能と
すれば、人体の侵入と退出が正確に分かり、在留中に移
動したとしても出入口近くまで移動しなければ、退出と
判断することがない。
【0013】請求項2に記載の赤外線式人体検知装置
は、微動検知エリアには、赤外線を受光する集光レンズ
を有した内集光器と、これに対応した赤外線検出素子
と、赤外線検出素子から出力される人体検知信号を検出
する比較回路と、この比較結果に基づいて、オフディレ
ー動作に必要な第1の遅延時間を設定する遅延時間設定
部と、この遅延時間設定部によって設定された第1の遅
延時間に従って、オフディレー動作をなす遅延回路とを
備え、他方の移動検知エリアには、赤外線を受光する集
光レンズを有した外集光器と、これに対応した赤外線検
出素子と、赤外線検出素子から出力される人体検知信号
を検出する比較回路と、この比較結果に基づいて、オフ
ディレー動作に必要な上記第1の遅延時間よりも短い第
2の遅延時間を設定する遅延時間設定部と、この遅延時
間設定部によって設定された第2の遅延時間に従って、
オフディレー動作をなす遅延回路とを備えており、外集
光器の集光レンズは、上記微動検知エリアに対応した中
央部をマスクしたドーナツ状の多分割集光面を備えると
ともに、その多分割集光面のうち、上記監視空間の出入
口に対応した部分以外の集光面部分をマスク処理した構
造となっている。このような構成によれば、請求項1に
比べて、人体動作判断部が存在しないため、ソフト処理
が簡単で既存の回路構成で実現できる。
【0014】請求項3に記載の赤外線式人体検知装置
は、外集光器の多分割集光面部の一部に赤外線不透明シ
ールを覆い被せた構造となっており、請求項4に記載の
装置は、一部に窓孔を形成し、アクリル等の赤外線不透
過素材で製されたカバー体を装置の本体部に装着出来る
構造となっており、請求項5に記載の装置は、一部に窓
孔を形成し、赤外線不透過素材で製された回動式の赤外
線不透明カバーを回動操作して、マスク処理出来る構造
となっている。この外集光器では、フレネルレンズが3
60°の範囲が検知可能なドーナツ状ではなく、所定角
度範囲のみが検知可能なように構成し、このレンズ自体
を回転させることによって、特定方向の赤外線が検知出
来るようになっている。
【0015】更に、請求項6に記載の装置は、赤外線不
透過素材で製された円板の一部に集光レンズ面部を形成
した移動検知エリア設定円板を回動操作して行われる構
成としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て、図面とともに説明する。図1に本発明に係る赤外線
式人体検知装置の内部構成の一例をブロック図で示す。
この赤外線式人体検知装置10は、人体の動きを監視す
るために、トイレや会議室などの天井面などに設置さ
れ、監視空間E内には移動検知エリアAと微動検知エリ
アBとが形成される。
【0017】人体検知装置10は、図示するように、2
の検知エリアA,Bのそれぞれに対応させて、赤外線を
受光する外、内集光器1a,1bと、赤外線検出素子2
a,2bと、増幅部3a,3bと、帯域フィルタ4a,
4bと、比較回路5a,5bとを備え、更に、人体動作
判断部6と、遅延時間設定部7と、遅延回路8と、出力
回路9とを備えており、監視空間E内に設置された照明
器具等の負荷に接続され、負荷をオン、オフする構成と
なっている。
【0018】外、内集光器1a,1bは、フレネルレン
ズ等で構成され、各々の検知エリアA,B内における赤
外線は、それぞれ赤外線検出素子2a,2bに集光させ
る構成となっている。赤外線検出素子2a,2bは、そ
れぞれ外、内集光器1a,1bによって集光された赤外
線の変化を検出し、増幅部3a,3bは、それぞれの赤
外線検出素子2a,2bの出力信号を増幅し、帯域フィ
ルタ4a,4bは、ともに高域及び低域の不要な周波数
成分を除去する。
【0019】比較回路5a,5bでは、それぞれの帯域
フィルタ4a,4bの出力を予め設定されたしきい値と
比較し、帯域フィルタ4a,4bの出力がしきい値より
も大きい場合は人体の検出と判断して人体検知信号を出
力する。人体動作判断部6は、比較回路5a,5bから
の人体検知信号の先後関係から人体の侵入と退出とを判
別しており、遅延時間設定部7は、人体動作判断部6の
判別結果に基づき後述する第1の遅延時間t1と、この
第1の遅延時間t1よりも短い第2の遅延時間t2を設
定している。
【0020】また、遅延回路8は、遅延時間設定部7に
より設定された第1、第2の遅延時間t1,t2の間だ
け信号を出力する。出力回路9は、遅延回路8の出力に
基づいて負荷へ制御信号を出力する。本発明では、外集
光器1aによって検出可能な赤外線の受光範囲を限定で
きるところに特徴があり、図2の(a),(b)に示し
たような検知エリアが構成される。
【0021】同図(a)はトイレである監視空間Eを側
方から見た図であり、同図(b)は上方から見た図であ
り、人体検知装置10は天井に取り付けられている。監
視空間Eは、外集光器1aで人Mの動きに応じて赤外線
を検知する移動検知エリアAと、内集光器1bで人Mの
動きに応じて赤外線を検知する、便器付近の微動検知エ
リアBとに区分されているが、移動検知エリアAは監視
空間Eの出入口16(ドア)側にのみ有効としている。
【0022】図3の(a)〜(d)は、本発明をトイレ
の照明器具の制御に使用した場合の基本動作を示すタイ
ムチャートである。(a)は移動検知エリアAの赤外線
検出素子2aの出力波形であり、(b)は微動検知エリ
アBの赤外線検出素子2bの出力波形である。人体動作
判断部6では、これらの出力の前後を判別し、遅延時間
設定部7では、その判別結果に基づいて第1、第2の遅
延時間t1,t2を更新して(c)照明器具の点灯を継
続させている(d)。
【0023】すなわち、移動検知エリアAの出力が先で
微動検知エリアBの出力が後の時には、人体動作判断部
6では、人Mが侵入(入室)したと判断して、遅延時間
(オフディレイタイム)に比較的長い時間t1(例えば
3分)を設定し、この遅延時間t1は、その後、微動検
知エリアBに出力がある度に更新される。ところが一
方、微動検知エリアBの出力の後に移動検知エリアAの
出力が生じると、退出(退室)と判断して、遅延時間に
比較的短い時間t2(例えば10秒)を設定する。この
ようにすれば、人Mが退出すれば、迅速に照明器具を消
灯できる。
【0024】このような本発明では、移動検知エリアA
が出入口付近にしか存在しないために、微動検知エリア
Bに居るときに、手を広げるなどしても、移動検知エリ
アA内で人体を検知することはなくなり、誤って退出と
判断して、遅延時間を短く設定して、制御を途中で中断
してしまうことがない。また、以上の例では、人体動作
判断部では、2つの検知エリアからの人体検知信号の先
後関係を判別して、1つの遅延時間設定部で遅延時間を
設定しているが、このような構成に代えて、移動検知エ
リア、微動検知エリアの各々に、遅延時間設定部、遅延
回路を設けて構成してもよい。
【0025】第4図は、このような構成の請求項2にお
いて提案された人体検知装置の内部構成を示すブロック
図を示している。この例では、人体動作判断部6は不要
となり、出力回路9は各々の検知エリアで共用できる。
移動検知エリアAに対応して設けた比較回路5aが所定
のしきい値を越える人体検知信号を検知したときには、
遅延時間設定部71では短い第2の遅延時間t2を設定
し、微動検知エリアBに対応して設けた比較回路5bが
所定のしきい値を越える人体検知信号を検知したときに
は、遅延時間設定部72で第2の遅延時間t2よりも長
い第1の遅延時間t1を設定できる。
【0026】このような構成によれば、人Mが監視空間
Eに入ったときには、移動検知エリアA内で人体検知信
号が検出されるため、短い第2の遅延時間t2に設定さ
れるが、続いて微動検知エリアBに入ったときには、微
動検知エリアB内でも人体検知信号が出力されるために
長い遅延時間t1に設定される。そのため、人Mが微動
検知エリアBのなかで留まっているときには、人Mが動
く度に長い遅延時間t1で更新されるため、手を大きく
広げるなどして移動検知エリアAで人体検知信号が出力
されても、第2の遅延時間t2は短いために、長い方の
第1の遅延時間t1でカバーされることになり、結果的
に長い遅延時間t1に設定されることになる。
【0027】また一方、人Mが微動検知エリアBから移
動検知エリアAに出た場合には、微動検知エリアB内で
の人体検知信号はなくなった後、最後には移動検知エリ
アA内の人体検知信号もなくなるため、結果的にはいず
れかの遅延時間t1,t2が終了した時点で制御は停止
される。図5は監視空間における検知エリアの他の構成
を示す。
【0028】この図では、監視空間Eであるトイレの側
方に出入口17が設けられているため、移動検知エリア
Aはその部分のみが有効となる。このように、出入口1
7の存在する方向によって、施工者が移動検知エリアA
の範囲を設定するだけで、どのような監視空間Eでも、
図3に示したような制御動作が実現できる。
【0029】次に、本発明における移動検知エリアAに
マスク処理を施す場合の具体例について説明する。人体
検知装置の基本的な構造は、本体部のカバー13に微動
検知エリアBを生成する内集光レンズ1bと、移動検知
エリアAを生成す外集光レンズ1aの各々には、多分割
集光面を形成しており、本体部に近接して配列した構造
としている。なお、後述するいずれの例も、内集光レン
ズ1aの多分割集光面の全体部分はカバー13より露見
され、外集光レンズ1bの多分割集光面の一部のみがマ
スク処理されるようになっている。
【0030】図6の(a),(b)は、微動検知エリア
Bに対応する部分12aをマスク処理してドーナツ状に
形成した外集光レンズ1aの多分割集光面にシール14
を貼付したもので、外集光レンズ1aによって形成され
る移動検知エリアAのうち、監視空間Eの出入口17の
みを有効とするため、多分割集光面の一部12は露見さ
せ、その他の部分には必要な枚数のシール14を貼付し
てマスク処理を施している。
【0031】図7の(a),(b)は、人体検知装置1
0に赤外線不透過カバー13を被せたもので、外集光レ
ンズ1aによって形成される移動検知エリアAのうち、
監視空間Eの出入口17のみを有効とするため、カバー
13の対応した部分には孔部13aを形成し、その部分
に多分割集光面12を形成している。図8の(a),
(b)は、人体検知装置10の本体部に被せるカバー1
3の一部に、外集光レンズ1aの一部のみを露見させる
窓孔15aを形成した回転カバー体15を設けるととも
に、多分割集光面を形成した内集光レンズ11の全体を
露見させた構造となっている。この回転カバー体15
は、赤外線を透過させない素材で製されており、一部に
窓孔15aを形成しているので、監視空間Eの出入口付
近17のみを監視範囲とでき、窓孔15aより露見した
多分割集光面12を通じて、赤外線検出素子に集光させ
るようになっている。
【0032】また、図9の(a),(b)は、全周に多
分割集光面を形成した外集光レンズの代わりに、赤外線
不透過素材で製された回転円板16の一部に集光レンズ
の集光面部12aを設けたものである。このような構造
では、回転円板16を回転させ、集光面部12aを監視
空間Eの出入口17に向けて設定して使用する。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、請求
項1に記載の赤外線式人体検知装置によれば、移動検知
エリアを監視空間の出入口付近のみに設定出来るので、
監視空間に対する人体の侵入と退出を正確に判別出来
る。また、在留中に多少移動したとしても退出と判断す
ることがないので、特定制御が途中で中断されることが
ない。更に、移動検知エリアは施工者が自由に設定でき
るので、予め外集光器の位置や出入口の方向を規定する
必要もない。
【0034】請求項2に記載の赤外線式人体検知装置に
よれば、人体動作判断部の構成が不要なため、ソフト処
理を簡易化した赤外線式人体検知装置が実現する。請求
項3〜6に記載の赤外線式人体検知装置によれば、施工
現場の状況に応じて、簡単な構造で移動検知エリアを特
定部分に限定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る赤外線式人体検知装置の内部構成
の一例を示すブロック図である。
【図2】(a),(b)は、本発明に係る赤外線式人体
検知装置の監視空間と検知エリアの関係を示す図であ
る。
【図3】本発明に係る赤外線式人体検知装置の基本動作
の一例を示すタイムチャートである。
【図4】本発明に係る赤外線式人体検知装置の他例にお
ける内部構成の一例を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る赤外線式人体検知装置によって形
成される移動検知エリアと微動検知エリアの関係を示す
平面配列図である。
【図6】請求項3に記載のマスク処理の一例を示す図で
ある。
【図7】請求項4に記載のマスク処理の一例を示す図で
ある。
【図8】請求項5に記載のマスク処理の一例を示す図で
ある。
【図9】請求項6に記載のマスク処理の一例を示す図で
ある。
【図10】(a),(b)は、従来の赤外線式人体検知
装置の検知エリアの配置の一例を示す図である。
【符号の説明】
A・・・移動検知エリア B・・・微動検知エリア E・・・監視空間 t1・・・第1の遅延時間 t2・・・第2の遅延時間 1a,1b・・・集光器 2a,2b・・・赤外線検出素子(焦電素子) 6・・・人体動作判断部 7・・・遅延時間設定部 8・・・遅延回路 10・・・赤外線式人体検知装置 11a・・・外集光レンズ 11b・・・内集光レンズ 12・・・多分割集光面 12a・・・集光面部 13・・・本体カバー 13a・・・その窓孔 14・・・赤外線不透過シール 15・・・回動式カバー 15a・・・その窓孔 16・・・移動検知エリア設定円板 17・・・出入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 13/19 G01V 9/04 C D

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心には微動検知エリア、その四方の外周
    囲には移動検知エリアを構成し、特定の出入口を形成し
    た監視空間内への人体の侵入又は退出を判断する赤外線
    式人体検知装置において、 上記2つの検知エリアのそれぞれに対応させて、赤外線
    を受光する集光レンズを有した内、外集光器と、これに
    対応した赤外線検出素子とを備えるとともに、 これらの赤外線検出素子から出力される人体検知信号の
    先後関係により監視空間内への人体の侵入と退出とを判
    別する人体動作判断部と、 この判別結果に基づいて、特定制御の遅延時間を設定す
    る遅延時間設定部と、 人体が検知されてから上記遅延時間の間、上記特定制御
    を継続するための遅延回路とを備え、 上記外集光器の集光レンズは、上記微動検知エリアに対
    応した中央部をマスクしたドーナツ状の多分割集光面を
    備えるとともに、その多分割集光面のうち、上記監視空
    間の出入口に対応した部分以外の集光面部分をマスク処
    理した構造とした赤外線式人体検知装置。
  2. 【請求項2】中心には微動検知エリア、その四方の外周
    囲には移動検知エリアを構成し、特定の出入口を形成し
    た監視空間内への人体の侵入又は退出を判断する赤外線
    式人体検知装置において、 上記微動検知エリアには、赤外線を受光する集光レンズ
    を有した内集光器と、これに対応した赤外線検出素子
    と、赤外線検出素子から出力される人体検知信号を検出
    する比較回路と、この比較結果に基づいて、オフディレ
    ー動作に必要な第1の遅延時間を設定する遅延時間設定
    部と、この遅延時間設定部によって設定された第1の遅
    延時間に従って、オフディレー動作をなす遅延回路とを
    備え、 上記移動検知エリアには、赤外線を受光する集光レンズ
    を有した外集光器と、これに対応した赤外線検出素子
    と、赤外線検出素子から出力される人体検知信号を検出
    する比較回路と、この比較結果に基づいて、オフディレ
    ー動作に必要な上記第1の遅延時間よりも短い第2の遅
    延時間を設定する遅延時間設定部と、この遅延時間設定
    部によって設定された第2の遅延時間に従って、オフデ
    ィレー動作をなす遅延回路とを備え、 上記外集光器の集光レンズは、上記微動検知エリアに対
    応した中央部をマスクしたドーナツ状の多分割集光面を
    備えるとともに、その多分割集光面のうち、上記監視空
    間の出入口に対応した部分以外の集光面部分をマスク処
    理した構造とした赤外線式人体検知装置。
  3. 【請求項3】上記マスク処理は、赤外線不透過シール
    を、ドーナツ状の多分割集光面部の一部に覆い被せるこ
    とによってなされる構成としている請求項1に記載の赤
    外線式人体検知装置。
  4. 【請求項4】上記マスク処理は、一部に窓孔を形成し、
    赤外線不透過素材で製されたカバー体を上記赤外線式人
    体検知装置の本体部に装着して構成される請求項1に記
    載の赤外線式人体検知装置。
  5. 【請求項5】上記マスク処理は、一部に窓孔を形成し、
    赤外線不透過素材で製された回動式の赤外線不透過カバ
    ーを回動操作して行われる構成としている請求項1に記
    載の赤外線式人体検知装置。
  6. 【請求項6】上記マスク処理は、赤外線不透過素材で製
    された円板の一部に集光レンズ面部を形成した移動検知
    エリア設定円板を回動操作して行われる構成としている
    請求項1に記載の赤外線式人体検知装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008003007A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Fujitsu Ltd 個体認識方法及び装置、個体認識範囲調整方法、及びプログラム
KR101312691B1 (ko) * 2011-08-25 2013-09-27 김종현 인체 감지형 조명장치
JP2015055493A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 株式会社リコー 人体検出装置、人体検出方法、及び電子機器
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