JP3122832B2 - パルスカウント方式の赤外線検知装置 - Google Patents
パルスカウント方式の赤外線検知装置Info
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検知した赤外線の出力
レベルが、予め設定されたパルスカウント時間内に、所
定のパルスカウント設定回数を越えたときに、人体検知
信号を出力するようにしたパルスカウント方式の赤外線
検知装置に関し、特に、ノイズによる誤動作をなくすた
めにパルスカウント時間やパルスカウント数を自動的に
変更設定出来るようにした赤外線検知装置に関する。
レベルが、予め設定されたパルスカウント時間内に、所
定のパルスカウント設定回数を越えたときに、人体検知
信号を出力するようにしたパルスカウント方式の赤外線
検知装置に関し、特に、ノイズによる誤動作をなくすた
めにパルスカウント時間やパルスカウント数を自動的に
変更設定出来るようにした赤外線検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、セキュリティー用の赤外線検知
装置では、集電素子からなる受光素子から発生するポッ
プコンノイズや人間以外のものから発生する熱変化など
による誤動作を防止するために、パルスカウント方式を
採用している。図11は、従来のこの種のパルスカウン
ト方式の赤外線検知装置の内部構成を示している。
装置では、集電素子からなる受光素子から発生するポッ
プコンノイズや人間以外のものから発生する熱変化など
による誤動作を防止するために、パルスカウント方式を
採用している。図11は、従来のこの種のパルスカウン
ト方式の赤外線検知装置の内部構成を示している。
【0003】図において、赤外線検知装置aは、人間の
熱的変化を電圧変化として出力する受光素子bと、この
受光素子bから出力された電気信号を増幅するアンプ回
路cと、アンプ回路cで増幅された電気信号(電圧レベ
ル)をしきい値と比較するウインドコンパレータからな
る比較器dと、比較器dでの比較結果として出力される
パルス数を計数し、予め設定された時間(パルスカウン
ト時間)内で所定のパルス数(パルスカウント数)を計
数した時にカウントアップ信号を出力するパルスカウン
ト回路fと、人体検知を判断するためのパルスカウント
数を設定操作するパルスカウント数設定器gと、照明器
具などの負荷を制御する負荷制御回路nとが設けられて
いる。
熱的変化を電圧変化として出力する受光素子bと、この
受光素子bから出力された電気信号を増幅するアンプ回
路cと、アンプ回路cで増幅された電気信号(電圧レベ
ル)をしきい値と比較するウインドコンパレータからな
る比較器dと、比較器dでの比較結果として出力される
パルス数を計数し、予め設定された時間(パルスカウン
ト時間)内で所定のパルス数(パルスカウント数)を計
数した時にカウントアップ信号を出力するパルスカウン
ト回路fと、人体検知を判断するためのパルスカウント
数を設定操作するパルスカウント数設定器gと、照明器
具などの負荷を制御する負荷制御回路nとが設けられて
いる。
【0004】尚、kは制御出力用接点、rは負荷制御回
路nの出力によって切換動作するリレーであり、mはフ
レネルレンズ、非球面レンズ、反射鏡などからなる光学
系の集光レンズを示している。ところで、このような赤
外線検知装置aでは、パルスカウント時間は一般に赤外
線検知装置aの検知エリアに応じて設定されるが、特に
セキュリティー用として使用する場合には、通常侵入者
はゆっくりした動作で検知エリア内を移動することが多
いために、パルスカウント時間は例えば30秒程度の長
めに設定されており、パルスカウント数は、検知応答時
間から考慮して、1〜4発程度に設定されているのが一
般的であり、特にパルスカウント時間は、製造段階から
予め設定されているのが普通である。
路nの出力によって切換動作するリレーであり、mはフ
レネルレンズ、非球面レンズ、反射鏡などからなる光学
系の集光レンズを示している。ところで、このような赤
外線検知装置aでは、パルスカウント時間は一般に赤外
線検知装置aの検知エリアに応じて設定されるが、特に
セキュリティー用として使用する場合には、通常侵入者
はゆっくりした動作で検知エリア内を移動することが多
いために、パルスカウント時間は例えば30秒程度の長
めに設定されており、パルスカウント数は、検知応答時
間から考慮して、1〜4発程度に設定されているのが一
般的であり、特にパルスカウント時間は、製造段階から
予め設定されているのが普通である。
【0005】しかしながら、近時においては、セキュリ
ティー用以外にも、ユーティリティー用にも赤外線検知
装置が使用されており、省エネ化、高齢化などの社会動
向に合わせて、照明制御用センサとしても多く商品化さ
れるようになってきており、更に屋内用ばかりでなく屋
外用としても商品化される傾向にある。
ティー用以外にも、ユーティリティー用にも赤外線検知
装置が使用されており、省エネ化、高齢化などの社会動
向に合わせて、照明制御用センサとしても多く商品化さ
れるようになってきており、更に屋内用ばかりでなく屋
外用としても商品化される傾向にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
赤外線検知装置を屋外で使用する場合には、風や太陽光
などによる温度変化が誤動作要因となって誤動作の発生
確率が著しく高くなり、この問題を解決することが強く
要請される。本発明は、このような実情に鑑み、本発明
者の鋭意検討の結果開発されたものであって、赤外線検
知装置が出力する赤外線出力に応じて、予め設定された
パルスカウント時間やパルスカウント数を自動的に変更
設定出来るようにして、風や太陽光の影響による誤動作
が少なく、信頼性の高い赤外線検知装置を提供すること
を第1の目的としている。
赤外線検知装置を屋外で使用する場合には、風や太陽光
などによる温度変化が誤動作要因となって誤動作の発生
確率が著しく高くなり、この問題を解決することが強く
要請される。本発明は、このような実情に鑑み、本発明
者の鋭意検討の結果開発されたものであって、赤外線検
知装置が出力する赤外線出力に応じて、予め設定された
パルスカウント時間やパルスカウント数を自動的に変更
設定出来るようにして、風や太陽光の影響による誤動作
が少なく、信頼性の高い赤外線検知装置を提供すること
を第1の目的としている。
【0007】また、第2の目的は、赤外線検知装置を屋
外で使用している最中に誤動作しやすい状況となった場
合や、赤外線検知装置を設置し、使用を開始した場合に
使用出来ないような悪条件である場合には、検知装置自
らが異常を報知できるようにしたパルスカウント方式の
赤外線検知装置を提供することにある。
外で使用している最中に誤動作しやすい状況となった場
合や、赤外線検知装置を設置し、使用を開始した場合に
使用出来ないような悪条件である場合には、検知装置自
らが異常を報知できるようにしたパルスカウント方式の
赤外線検知装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明の請求項1のパルスカウント方式の
赤外線検知装置は、集光レンズで集光され受光素子で受
光され、電気信号に変換された赤外線の出力が、予め設
定されたパルスカウント時間内に、所定のパルスカウン
ト設定回数を越えたときに、人体検知信号を出力するよ
うにしたパルスカウント方式の赤外線検知装置におい
て、上記パルスカウント時間やパルスカウント回数を、
予め設定された計測時間内における赤外線出力に応じて
自動的に変更設定するパルスカウント変更設定手段を備
えた構成となっている。
に提案された本発明の請求項1のパルスカウント方式の
赤外線検知装置は、集光レンズで集光され受光素子で受
光され、電気信号に変換された赤外線の出力が、予め設
定されたパルスカウント時間内に、所定のパルスカウン
ト設定回数を越えたときに、人体検知信号を出力するよ
うにしたパルスカウント方式の赤外線検知装置におい
て、上記パルスカウント時間やパルスカウント回数を、
予め設定された計測時間内における赤外線出力に応じて
自動的に変更設定するパルスカウント変更設定手段を備
えた構成となっている。
【0009】ここに、計測時間は、予め試験データなど
によって最適な値に設定される。請求項2のパルスカウ
ント方式の赤外線検知装置では、上記パルスカウント変
更設定手段は、予め設定された計測時間内における赤外
線出力の積分値が所定のしきい値を越えて大きくなるの
に応じて、予め設定したパルスカウント時間を自動的に
減少させる構成となっている。
によって最適な値に設定される。請求項2のパルスカウ
ント方式の赤外線検知装置では、上記パルスカウント変
更設定手段は、予め設定された計測時間内における赤外
線出力の積分値が所定のしきい値を越えて大きくなるの
に応じて、予め設定したパルスカウント時間を自動的に
減少させる構成となっている。
【0010】請求項3のパルスカウント方式の赤外線検
知装置は、上記パルスカウント変更設定手段は、予め設
定された計測時間内における赤外線の出力レベルが所定
のしきい値レベルを越える回数が多くなるのに応じて、
パルスカウント時間を自動的に減少させる構成となって
いる。請求項4のパルスカウント方式の赤外線検知装置
は、集光レンズで集光され受光素子で受光され、電気信
号に変換された赤外線の出力レベルが、予め設定された
パルスカウント時間内に、所定のパルスカウント数を越
えたときに、人体検知信号を出力するようにしたパルス
カウント方式の赤外線検知装置において、パルスカウン
ト数を、予め設定された計測時間内における上記赤外線
の出力レベルが増大するにつれて、パルスカウント数を
自動的に増大変更設定するパルスカウント変更設定手段
を備えたことを特徴としている。
知装置は、上記パルスカウント変更設定手段は、予め設
定された計測時間内における赤外線の出力レベルが所定
のしきい値レベルを越える回数が多くなるのに応じて、
パルスカウント時間を自動的に減少させる構成となって
いる。請求項4のパルスカウント方式の赤外線検知装置
は、集光レンズで集光され受光素子で受光され、電気信
号に変換された赤外線の出力レベルが、予め設定された
パルスカウント時間内に、所定のパルスカウント数を越
えたときに、人体検知信号を出力するようにしたパルス
カウント方式の赤外線検知装置において、パルスカウン
ト数を、予め設定された計測時間内における上記赤外線
の出力レベルが増大するにつれて、パルスカウント数を
自動的に増大変更設定するパルスカウント変更設定手段
を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項5のパルスカウント方式の赤外線検
知装置では、上記パルスカウント変更設定手段は、予め
設定した計測時間内における赤外線出力の積分値が所定
のしきい値を越えて大きくなるのに応じて、パルスカウ
ント数を自動的に増大させる構成となっている。請求項
6のパルスカウント方式の赤外線検知装置では、上記パ
ルスカウント変更設定手段は、予め設定された計測時間
内における赤外線出力が、所定のしきい値レベルを越え
る回数が多くなるのに応じて、パルスカウント数を自動
的に増大させる構成となっている。
知装置では、上記パルスカウント変更設定手段は、予め
設定した計測時間内における赤外線出力の積分値が所定
のしきい値を越えて大きくなるのに応じて、パルスカウ
ント数を自動的に増大させる構成となっている。請求項
6のパルスカウント方式の赤外線検知装置では、上記パ
ルスカウント変更設定手段は、予め設定された計測時間
内における赤外線出力が、所定のしきい値レベルを越え
る回数が多くなるのに応じて、パルスカウント数を自動
的に増大させる構成となっている。
【0012】請求項7のパルスカウント方式の赤外線検
知装置では、上記パルスカウント変更設定手段は、パス
ルカウント時間とパルスカウント回数の双方が、予め設
定された計測時間内における赤外線出力に応じて自動的
に変更設定される構成となっており、この場合に変更設
定されるパルスカウント時間とパルスカウント数は、予
め試験結果などから最適な値に設定されている。
知装置では、上記パルスカウント変更設定手段は、パス
ルカウント時間とパルスカウント回数の双方が、予め設
定された計測時間内における赤外線出力に応じて自動的
に変更設定される構成となっており、この場合に変更設
定されるパルスカウント時間とパルスカウント数は、予
め試験結果などから最適な値に設定されている。
【0013】請求項8のパルスカウント方式の赤外線検
知装置は、赤外線の出力レベルが、予め設定された所定
の計測時間内に警報レベルを設定回数越えたとき、ある
いは予め設定された所定の計測時間内に赤外線出力の積
分値が所定のしきい値を越え、その状態が所定時間継続
しているとき越えたときに、警報信号を出力させる警報
判別手段を更に設けた構成となっている。
知装置は、赤外線の出力レベルが、予め設定された所定
の計測時間内に警報レベルを設定回数越えたとき、ある
いは予め設定された所定の計測時間内に赤外線出力の積
分値が所定のしきい値を越え、その状態が所定時間継続
しているとき越えたときに、警報信号を出力させる警報
判別手段を更に設けた構成となっている。
【0014】請求項9のパルスカウント方式の赤外線検
知装置は、電源投入後、一定のサーチ時間内において、
赤外線出力が予め設定された報知レベルを、所定回数越
えたとき、あるいは一定のサーチ時間内に赤外線出力の
積分値が所定のしきい値を越え、その状態が所定時間継
続しているときには、悪環境下にあると判断して、悪環
境報知信号を出力する環境条件判別手段を更に備えた構
成となっている。
知装置は、電源投入後、一定のサーチ時間内において、
赤外線出力が予め設定された報知レベルを、所定回数越
えたとき、あるいは一定のサーチ時間内に赤外線出力の
積分値が所定のしきい値を越え、その状態が所定時間継
続しているときには、悪環境下にあると判断して、悪環
境報知信号を出力する環境条件判別手段を更に備えた構
成となっている。
【0015】
【作用】請求項1、4において提案されたパルスカウン
ト方式の赤外線検知装置によれば、パルスカウント変更
設定手段は、予め設定されたパルスカウント時間やパル
スカウント数を、予め設定された計測時間内における赤
外線の出力に応じて自動的に変更設定する。特に、請求
項4では、パルスカウント数を、予め設定された計測時
間内における上記赤外線の出力レベルが増大するにつれ
て、パルスカウント数を自動的に増大変更設定するパル
スカウント変更設定手段を備えたことを特徴としてい
る。
ト方式の赤外線検知装置によれば、パルスカウント変更
設定手段は、予め設定されたパルスカウント時間やパル
スカウント数を、予め設定された計測時間内における赤
外線の出力に応じて自動的に変更設定する。特に、請求
項4では、パルスカウント数を、予め設定された計測時
間内における上記赤外線の出力レベルが増大するにつれ
て、パルスカウント数を自動的に増大変更設定するパル
スカウント変更設定手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項7において提案されたパルス
カウント方式の赤外線検知装置によれば、パルスカウン
ト変更設定手段は、パルスカウント時間に加えてパルス
カウント数も、予め設定された計測時間内における赤外
線出力に応じて、自動的に変更設定する。したがって、
このような本発明の赤外線検知装置では、風や太陽光な
どの人間以外の外部の要因によって、赤外線の出力が増
大した場合には、パルスカウント変更設定手段によっ
て、赤外線の出力に応じてパルスカウント時間を減少さ
せたり、パルスカウント数を増大させることが出来る。
このため、人間以外の外部の要因である風や太陽光など
による赤外線出力は、無視でき、人間から放射された赤
外線による人体検知信号のみを出力するようにすること
ができるので、ノイズに対する信頼性を向上できる。
カウント方式の赤外線検知装置によれば、パルスカウン
ト変更設定手段は、パルスカウント時間に加えてパルス
カウント数も、予め設定された計測時間内における赤外
線出力に応じて、自動的に変更設定する。したがって、
このような本発明の赤外線検知装置では、風や太陽光な
どの人間以外の外部の要因によって、赤外線の出力が増
大した場合には、パルスカウント変更設定手段によっ
て、赤外線の出力に応じてパルスカウント時間を減少さ
せたり、パルスカウント数を増大させることが出来る。
このため、人間以外の外部の要因である風や太陽光など
による赤外線出力は、無視でき、人間から放射された赤
外線による人体検知信号のみを出力するようにすること
ができるので、ノイズに対する信頼性を向上できる。
【0017】特に、請求項2、5において提案されたパ
ルスカウント方式の赤外線検知装置によれば、パルスカ
ウント変更設定手段は、予め設定された計測時間内にお
ける赤外線出力の積分値が所定のしきい値を越えて大き
くなるのに応じて、パルスカウント時間を自動的に減少
させ、またパルスカウント数を増大させる。ここに、積
分値に対するしきい値は、予め試験データなどから最適
値に設定される。
ルスカウント方式の赤外線検知装置によれば、パルスカ
ウント変更設定手段は、予め設定された計測時間内にお
ける赤外線出力の積分値が所定のしきい値を越えて大き
くなるのに応じて、パルスカウント時間を自動的に減少
させ、またパルスカウント数を増大させる。ここに、積
分値に対するしきい値は、予め試験データなどから最適
値に設定される。
【0018】また、このような検知装置では、予め設定
された計測時間の間に生じた緩やかなノイズが積分さ
れ、その積分値が所定のしきい値を越えれば、その積分
値が大きくなるのに応じてパルスカウント時間を自動的
に減少させ、またパルスカウント数を自動的に増大させ
るので、緩やかなノイズが継続して生じるような環境条
件においても誤動作の少ない処理ができる。
された計測時間の間に生じた緩やかなノイズが積分さ
れ、その積分値が所定のしきい値を越えれば、その積分
値が大きくなるのに応じてパルスカウント時間を自動的
に減少させ、またパルスカウント数を自動的に増大させ
るので、緩やかなノイズが継続して生じるような環境条
件においても誤動作の少ない処理ができる。
【0019】また、請求項3、6において提案されたパ
ルスカウント方式の赤外線検知装置によれば、パルスカ
ウント変更設定手段は、予め設定された計測時間内にお
ける赤外線の出力が所定のしきい値を越えた回数が多く
なるのに応じて、パルスカウント時間を自動的に減少さ
せ、パルスカウント数は逆に増大させる。ここに、出力
レベルに対するしきい値は、比較手段のしきい値と同じ
値でもよいが、予め試験データなどから求めた値に設定
してもよい。
ルスカウント方式の赤外線検知装置によれば、パルスカ
ウント変更設定手段は、予め設定された計測時間内にお
ける赤外線の出力が所定のしきい値を越えた回数が多く
なるのに応じて、パルスカウント時間を自動的に減少さ
せ、パルスカウント数は逆に増大させる。ここに、出力
レベルに対するしきい値は、比較手段のしきい値と同じ
値でもよいが、予め試験データなどから求めた値に設定
してもよい。
【0020】このような検知装置では、急激なノイズに
よって赤外線出力が所定のしきい値を越える回数が多く
なるにつれ、予め設定されたパルスカウント時間は自動
的に減少し、パルスカウント数は逆に増大するので、急
激なノイズに対しても誤動作の少ない処理ができる。請
求項8に記載されたパルスカウント方式の赤外線検知装
置によれば、警報判別手段は、予め設定された所定の計
測期間内に赤外線の出力レベルが、予め設定された警報
レベルを所定時間継続して越えた場合、あるいは赤外線
出力の積分値が所定のしきい値を越えて、その状態が所
定時間継続している場合に、警報信号を出力させる。こ
こに、警報レベルや、積分値のしきい値、その継続時間
などは予め行った試験データなどから最適値に設定され
る。また、警報レベルを判別するための所定の計測時間
も別に試験データなどによって設定してもよい。
よって赤外線出力が所定のしきい値を越える回数が多く
なるにつれ、予め設定されたパルスカウント時間は自動
的に減少し、パルスカウント数は逆に増大するので、急
激なノイズに対しても誤動作の少ない処理ができる。請
求項8に記載されたパルスカウント方式の赤外線検知装
置によれば、警報判別手段は、予め設定された所定の計
測期間内に赤外線の出力レベルが、予め設定された警報
レベルを所定時間継続して越えた場合、あるいは赤外線
出力の積分値が所定のしきい値を越えて、その状態が所
定時間継続している場合に、警報信号を出力させる。こ
こに、警報レベルや、積分値のしきい値、その継続時間
などは予め行った試験データなどから最適値に設定され
る。また、警報レベルを判別するための所定の計測時間
も別に試験データなどによって設定してもよい。
【0021】このような検知装置によれば、屋外などの
使用途中において、風や太陽光などによるノイズによっ
て、誤動作の要因となる大きな赤外線出力が生じた場合
には、人体検知が不可能なことが報知できる。請求項9
に記載されたパルスカウント方式の赤外線検知装置によ
れば、悪環境条件判別手段は、電源投入後、一定のサー
チ時間内において、赤外線の出力レベルが、予め設定さ
れた報知レベルを、所定回数越えたとき、あるいは赤外
線出力の積分値が所定のしきい値を越えて、その状態が
所定時間継続している場合に悪環境下にあると判別し、
悪環境報知信号を出力する(環境条件自動サーチ機
能)。ここに、報知レベルや報知レベルを越えた回数、
電源投入後の一定のサーチ時間は、予め試験データなど
から最適値に設定される。
使用途中において、風や太陽光などによるノイズによっ
て、誤動作の要因となる大きな赤外線出力が生じた場合
には、人体検知が不可能なことが報知できる。請求項9
に記載されたパルスカウント方式の赤外線検知装置によ
れば、悪環境条件判別手段は、電源投入後、一定のサー
チ時間内において、赤外線の出力レベルが、予め設定さ
れた報知レベルを、所定回数越えたとき、あるいは赤外
線出力の積分値が所定のしきい値を越えて、その状態が
所定時間継続している場合に悪環境下にあると判別し、
悪環境報知信号を出力する(環境条件自動サーチ機
能)。ここに、報知レベルや報知レベルを越えた回数、
電源投入後の一定のサーチ時間は、予め試験データなど
から最適値に設定される。
【0022】このような検知装置では、赤外線検知装置
を設置し使用しようとする場所が、例えば強い風が吹く
などによってノイズが常時発生するような悪環境条件下
にある場合には、電源投入後、一定のサーチ時間の間は
自動サーチ機能が稼働して、環境条件を判別し、悪環境
下にある場合には報知信号を出力して、赤外線検知装置
は使用できない程悪環境下にあることを報知する。
を設置し使用しようとする場所が、例えば強い風が吹く
などによってノイズが常時発生するような悪環境条件下
にある場合には、電源投入後、一定のサーチ時間の間は
自動サーチ機能が稼働して、環境条件を判別し、悪環境
下にある場合には報知信号を出力して、赤外線検知装置
は使用できない程悪環境下にあることを報知する。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係るパルスカウント方式の赤
外線検知装置の実施例について図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明のパルスカウント方式の赤外線検知
装置1の内部構成を示すブロック図である。
外線検知装置の実施例について図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明のパルスカウント方式の赤外線検知
装置1の内部構成を示すブロック図である。
【0024】この赤外線検知装置1は、検知エリアを規
定するフレネルレンズ、非球面レンズ、反射鏡などから
なる光学系の集光レンズ2と、この集光レンズ2を通し
て人間の放射熱の変化をとらえて電気信号に変換出力す
る焦電型の受光素子3と、この受光素子3から出力され
た電気信号を増幅するアンプ回路4と、アンプ回路4で
増幅された電気信号(電圧レベル)を予め設定されたし
きい値とを比較するウインドコンパレータなどで構成さ
れた比較手段6と、比較手段6による比較結果としての
パルスを計数するパルスカウント回路7と、このパルス
カウント回路7からの計数値と、パルスカウント設定器
(不図示)によって予め設定されたカウント数とを比較
し、計数値が設定されたカウント数に達したときに人体
検知を判別する判別処理部8と、判別処理部8が人体検
知を判別したときに照明器具などの負荷を制御する負荷
制御回路9と、負荷制御回路9の制御出力によって、制
御接点ryをオン、オフする制御リレーRYとが設けら
れ、更にパルスカウント変更設定手段Aと、後述する警
報判別手段B、環境条件判別手段Cを設けた構成となっ
ている。なお、制御リレーRYの制御接点ryに代え
て、報知出力用接点を設けて、報知手段を作動するよう
にしてもよい。ここに、比較手段6、パルスカウント回
路7、判別処理部8、パルスカウント変更設定手段A、
警報判別手段B、環境条件判別手段Cは、CPUを含む
マイコンシステム5によって構成されている。
定するフレネルレンズ、非球面レンズ、反射鏡などから
なる光学系の集光レンズ2と、この集光レンズ2を通し
て人間の放射熱の変化をとらえて電気信号に変換出力す
る焦電型の受光素子3と、この受光素子3から出力され
た電気信号を増幅するアンプ回路4と、アンプ回路4で
増幅された電気信号(電圧レベル)を予め設定されたし
きい値とを比較するウインドコンパレータなどで構成さ
れた比較手段6と、比較手段6による比較結果としての
パルスを計数するパルスカウント回路7と、このパルス
カウント回路7からの計数値と、パルスカウント設定器
(不図示)によって予め設定されたカウント数とを比較
し、計数値が設定されたカウント数に達したときに人体
検知を判別する判別処理部8と、判別処理部8が人体検
知を判別したときに照明器具などの負荷を制御する負荷
制御回路9と、負荷制御回路9の制御出力によって、制
御接点ryをオン、オフする制御リレーRYとが設けら
れ、更にパルスカウント変更設定手段Aと、後述する警
報判別手段B、環境条件判別手段Cを設けた構成となっ
ている。なお、制御リレーRYの制御接点ryに代え
て、報知出力用接点を設けて、報知手段を作動するよう
にしてもよい。ここに、比較手段6、パルスカウント回
路7、判別処理部8、パルスカウント変更設定手段A、
警報判別手段B、環境条件判別手段Cは、CPUを含む
マイコンシステム5によって構成されている。
【0025】本発明の第1の特徴は、パルスカウント変
更設定手段Aを備えた点にあり(請求項1)、このパル
スカウント変更設定手段Aは、後述するように予め設定
された計測時間内において、赤外線の出力レベル(図例
ではアンプ回路の出力)が所定のしきい値を越えた回数
(請求項3)や、赤外線出力の積分値が所定のしきい値
を越えた場合に、その積分値(請求項2)に応じて、パ
ルスカウント時間を自動的に変更設定する構成のもの
と、これらの値に応じてパルスカウント数を自動的に変
更設定する構成が存在する(請求項4,5,6)。
更設定手段Aを備えた点にあり(請求項1)、このパル
スカウント変更設定手段Aは、後述するように予め設定
された計測時間内において、赤外線の出力レベル(図例
ではアンプ回路の出力)が所定のしきい値を越えた回数
(請求項3)や、赤外線出力の積分値が所定のしきい値
を越えた場合に、その積分値(請求項2)に応じて、パ
ルスカウント時間を自動的に変更設定する構成のもの
と、これらの値に応じてパルスカウント数を自動的に変
更設定する構成が存在する(請求項4,5,6)。
【0026】例えば、予め設定された計測時間T内にア
ンプ回路4より出力される赤外線の出力Voが所定のし
きい値VH,VLを越えた回数に対応させてパルスカウ
ント時間Tpを自動的に変更設定するものでは、赤外線
出力Voが、図2(a)に示すように、所定の上下2つ
のしきい値VH,VLを越えた回数を計数し、その計数
値が大きくなるにつれて、図2(b)に示すように、パ
ルスカウント時間Tpを段階的に減少させており、予め
設定された計測時間T内に蓄積した赤外線出力の積分値
Vpに対応させてパルスカウント時間Tpを自動的に変
更設定するものでは、図3(a)に示すように、予め設
定された計測時間T内で蓄積された赤外線出力の積分値
Vpが所定のしきい値VSHを越えた場合に、図3
(b)に示したように、そのしきい値VSHを越えた積
分値Vpの値に応じて、パルスカウント時間Tpを段階
的に減少させている。
ンプ回路4より出力される赤外線の出力Voが所定のし
きい値VH,VLを越えた回数に対応させてパルスカウ
ント時間Tpを自動的に変更設定するものでは、赤外線
出力Voが、図2(a)に示すように、所定の上下2つ
のしきい値VH,VLを越えた回数を計数し、その計数
値が大きくなるにつれて、図2(b)に示すように、パ
ルスカウント時間Tpを段階的に減少させており、予め
設定された計測時間T内に蓄積した赤外線出力の積分値
Vpに対応させてパルスカウント時間Tpを自動的に変
更設定するものでは、図3(a)に示すように、予め設
定された計測時間T内で蓄積された赤外線出力の積分値
Vpが所定のしきい値VSHを越えた場合に、図3
(b)に示したように、そのしきい値VSHを越えた積
分値Vpの値に応じて、パルスカウント時間Tpを段階
的に減少させている。
【0027】一方、パルスカウント数Npを自動的に変
更設定するものでは、予め設定された計測時間Tにおい
て、赤外線の出力Voが、図2(a)に示すように、所
定の上下2つのしきい値VH、VLを越えた回数を計数
し、その計数値が大きくなるにつれて、図4(a)に示
すように、パルスカウント数Npを段階的に増大させて
おり、予め設定された計測時間T内に蓄積した赤外線出
力の積分値Vpに対応させて変更設定する場合には、図
4(b)に示したように、赤外線出力の積分値Vpが所
定のしきい値VSHを越えたときに、そのしきい値VS
Hを越えたレベルVpが増大するにつれてパルスカウン
ト数Npを段階的に増大させる構成となっている。
更設定するものでは、予め設定された計測時間Tにおい
て、赤外線の出力Voが、図2(a)に示すように、所
定の上下2つのしきい値VH、VLを越えた回数を計数
し、その計数値が大きくなるにつれて、図4(a)に示
すように、パルスカウント数Npを段階的に増大させて
おり、予め設定された計測時間T内に蓄積した赤外線出
力の積分値Vpに対応させて変更設定する場合には、図
4(b)に示したように、赤外線出力の積分値Vpが所
定のしきい値VSHを越えたときに、そのしきい値VS
Hを越えたレベルVpが増大するにつれてパルスカウン
ト数Npを段階的に増大させる構成となっている。
【0028】図5は赤外線出力の積分値に応じて、パル
スカウント時間を変更設定するパルスカウント変更設定
手段Aの一部を含む具体的な構成の一例を示すものであ
り、図6は赤外線出力の上下2つのしきい値VH,VL
を越えた回数に応じて、パルスカウント回数Npを変更
設定するパルスカウント変更設定手段A’の具体的な構
成を示している。
スカウント時間を変更設定するパルスカウント変更設定
手段Aの一部を含む具体的な構成の一例を示すものであ
り、図6は赤外線出力の上下2つのしきい値VH,VL
を越えた回数に応じて、パルスカウント回数Npを変更
設定するパルスカウント変更設定手段A’の具体的な構
成を示している。
【0029】図5では、アンプ回路4からの赤外線出力
を積分するために積分演算手段11を設けており、この
積分演算手段11は、判別処理部8より予め設定された
計測時間T毎に積分開始信号が送出され、クリア信号を
受けるまでは、積分動作を実行し、アンプ回路4からの
赤外線出力をAD変換した後に判別処理部8に取り込
み、取り込んだ赤外線出力の積分値Vpが所定のしきい
値VSHを越えておれば、予め準備されたデータテーブ
ル10aに対応したデータ(図3(b)が格納されてい
る)を参照して、その積分値Vpに応じたパルスカウン
ト時間Tpを読み出し、更新する構成となっており、こ
のようにして予め設定された計測時間Tが経過する毎
に、その積分値Vpは自動的にクリアされ、以後は同様
な動作を繰り返して判別処理部8が、計測時間T内にお
いて計数した計数値に応じて、パルスカウント時間Tp
を順次更新する構成となっている。また、判別処理部8
はパルスカウント時間Tp毎にパルスカウント回路7の
計数値をクリアしている。
を積分するために積分演算手段11を設けており、この
積分演算手段11は、判別処理部8より予め設定された
計測時間T毎に積分開始信号が送出され、クリア信号を
受けるまでは、積分動作を実行し、アンプ回路4からの
赤外線出力をAD変換した後に判別処理部8に取り込
み、取り込んだ赤外線出力の積分値Vpが所定のしきい
値VSHを越えておれば、予め準備されたデータテーブ
ル10aに対応したデータ(図3(b)が格納されてい
る)を参照して、その積分値Vpに応じたパルスカウン
ト時間Tpを読み出し、更新する構成となっており、こ
のようにして予め設定された計測時間Tが経過する毎
に、その積分値Vpは自動的にクリアされ、以後は同様
な動作を繰り返して判別処理部8が、計測時間T内にお
いて計数した計数値に応じて、パルスカウント時間Tp
を順次更新する構成となっている。また、判別処理部8
はパルスカウント時間Tp毎にパルスカウント回路7の
計数値をクリアしている。
【0030】このような構成によれば、判別処理部8
は、予め設定された計測時間T毎に積分演算手段11で
積分された積分値Vpを取り込み、それが予め設定した
しきい値VSHを越えている場合にはデータテーブル1
0aを参照して、最適なパルスカウント時間Tpを読み
出して、パルスカウント時間Tpを順次更新するので、
計測時間T内に生じたノイズが大きい程、パルスカウン
ト時間Tpは短くなるので、ノイズに対しても影響を受
けない処理が出来き、パルスカウント回路7が予めパル
スカウント設定器13によって設定されたパルスカウン
ト数Npを計数したときには人体検知の判別が行われ
る。
は、予め設定された計測時間T毎に積分演算手段11で
積分された積分値Vpを取り込み、それが予め設定した
しきい値VSHを越えている場合にはデータテーブル1
0aを参照して、最適なパルスカウント時間Tpを読み
出して、パルスカウント時間Tpを順次更新するので、
計測時間T内に生じたノイズが大きい程、パルスカウン
ト時間Tpは短くなるので、ノイズに対しても影響を受
けない処理が出来き、パルスカウント回路7が予めパル
スカウント設定器13によって設定されたパルスカウン
ト数Npを計数したときには人体検知の判別が行われ
る。
【0031】ところで、パルスカウント時間Tpは、予
め設定された計測時間T内において、赤外線出力Voが
予め設定したしきい値VH,VLを越えた回数に対応さ
せて、段階的に変更設定できるようにしてもよく、この
場合には、データテーブル10aには図2(b)に対応
したデータが格納される。図6では、比較手段6によっ
て、しきい値VH,VLを越えたアンプ回路4からの赤
外線出力Voは、パルス信号として出力され、パルスカ
ウント回路7に入力されて計数され、判別処理部8で
は、予めパルスカウント時間設定器14によって設定さ
れたパルスカウント時間Tp内に、計数値を判別して、
予め設定された計測時間T毎に計数した計数値に応じて
予め準備されたデータテーブル10bを参照し、その計
数値に応じたパルスカウント数Npを新たなパルスカウ
ント数Npとして設定している。また、比較手段6’と
パルスカウント回路7’は、人体検知のために設けてお
り、比較手段6のしきい値VH,VLよりも大きいしき
い値VH’,VL’を設定している。このしきい値V
H’,VL’を越えたパルスは、上記によって設定され
たパルスカウント時間Tp内に、人体検知のためパルス
カウント回路7’によって予め設定されたパルスカウン
ト値に達するかどうかが判別され、パルスカウント値を
越えておれば人体検知と判別するようになっている。
め設定された計測時間T内において、赤外線出力Voが
予め設定したしきい値VH,VLを越えた回数に対応さ
せて、段階的に変更設定できるようにしてもよく、この
場合には、データテーブル10aには図2(b)に対応
したデータが格納される。図6では、比較手段6によっ
て、しきい値VH,VLを越えたアンプ回路4からの赤
外線出力Voは、パルス信号として出力され、パルスカ
ウント回路7に入力されて計数され、判別処理部8で
は、予めパルスカウント時間設定器14によって設定さ
れたパルスカウント時間Tp内に、計数値を判別して、
予め設定された計測時間T毎に計数した計数値に応じて
予め準備されたデータテーブル10bを参照し、その計
数値に応じたパルスカウント数Npを新たなパルスカウ
ント数Npとして設定している。また、比較手段6’と
パルスカウント回路7’は、人体検知のために設けてお
り、比較手段6のしきい値VH,VLよりも大きいしき
い値VH’,VL’を設定している。このしきい値V
H’,VL’を越えたパルスは、上記によって設定され
たパルスカウント時間Tp内に、人体検知のためパルス
カウント回路7’によって予め設定されたパルスカウン
ト値に達するかどうかが判別され、パルスカウント値を
越えておれば人体検知と判別するようになっている。
【0032】このような本発明において、更新設定され
るパルスカウント数Npは、予め設定された計測時間T
内におけるパルス数が大きくなるにつれて増大する。ま
た、判別処理部8は、予め設定された計測時間T内にお
いて、アンプ回路4からの赤外線出力Voが所定のしき
い値VH,VLを越えた回数に応じて、パルスカウント
数Npを変更するので、ノイズによる赤外線出力の回数
が多い場合には、パルスカウント数Npが自動的に増大
するため、ノイズの回数が多い場合には、パルスカウン
ト回路7はなかなか計数値に達せず、したがってノイズ
に対して影響の受けにくい処理が可能となる。
るパルスカウント数Npは、予め設定された計測時間T
内におけるパルス数が大きくなるにつれて増大する。ま
た、判別処理部8は、予め設定された計測時間T内にお
いて、アンプ回路4からの赤外線出力Voが所定のしき
い値VH,VLを越えた回数に応じて、パルスカウント
数Npを変更するので、ノイズによる赤外線出力の回数
が多い場合には、パルスカウント数Npが自動的に増大
するため、ノイズの回数が多い場合には、パルスカウン
ト回路7はなかなか計数値に達せず、したがってノイズ
に対して影響の受けにくい処理が可能となる。
【0033】なお、パルスカウント数Npは、計測時間
T内において、赤外線出力の積分値に応じた回数に対応
させて変化させる構成としてもよい。図7は、赤外線の
出力レベルVoが所定の計測時間T内に上下2つのしき
い値VH,VLを越えた回数に応じて、パルスカウント
時間Tpを変更設定する場合における基本動作を示すタ
イムチャートである。(a)は、赤外線検知装置を設定
した場所の環境の状態(良,悪)を示し、(b)はアン
プ回路4から出力された検知信号である赤外線出力Vo
を示し、(c)はパルスカウント時間Tpの変化を示
し、(d)はパルスカウント時間Tpの長さを示し、更
に(e)は、判別処理部8が人体検知を判別したときの
出力(PIR出力)を示している。
T内において、赤外線出力の積分値に応じた回数に対応
させて変化させる構成としてもよい。図7は、赤外線の
出力レベルVoが所定の計測時間T内に上下2つのしき
い値VH,VLを越えた回数に応じて、パルスカウント
時間Tpを変更設定する場合における基本動作を示すタ
イムチャートである。(a)は、赤外線検知装置を設定
した場所の環境の状態(良,悪)を示し、(b)はアン
プ回路4から出力された検知信号である赤外線出力Vo
を示し、(c)はパルスカウント時間Tpの変化を示
し、(d)はパルスカウント時間Tpの長さを示し、更
に(e)は、判別処理部8が人体検知を判別したときの
出力(PIR出力)を示している。
【0034】この図では、はじめにしきい値VH’,V
L’を越える赤外線出力(アンプ出力)が出力されてか
ら、設定されたパルスカウント時間Tp内にしきい値V
H,VLを越える赤外線出力がなかった場合には、ノイ
ズと判別されて、人体検知出力はなされず、パルスカウ
ント時間Tp内で、しきい値VH,VLを越える赤外線
出力が予め設定されたパルスカウント数(図例では、2
回)あった場合には人体検知信号が出力されるようにし
ている。
L’を越える赤外線出力(アンプ出力)が出力されてか
ら、設定されたパルスカウント時間Tp内にしきい値V
H,VLを越える赤外線出力がなかった場合には、ノイ
ズと判別されて、人体検知出力はなされず、パルスカウ
ント時間Tp内で、しきい値VH,VLを越える赤外線
出力が予め設定されたパルスカウント数(図例では、2
回)あった場合には人体検知信号が出力されるようにし
ている。
【0035】パルスカウント時間Tpは、その時間Tp
内でしきい値VH,VLを越えた赤外線出力の回数が大
きくなるにつれてTpからTp’で示したように段階的
に減少していき、環境条件は悪いと判別される。また、
小刻みな小さいレベルの赤外線出力が続いているときに
は、パルスカウント時間Tpは段階的に長くなり、最初
の初期設定状態に復帰する。
内でしきい値VH,VLを越えた赤外線出力の回数が大
きくなるにつれてTpからTp’で示したように段階的
に減少していき、環境条件は悪いと判別される。また、
小刻みな小さいレベルの赤外線出力が続いているときに
は、パルスカウント時間Tpは段階的に長くなり、最初
の初期設定状態に復帰する。
【0036】ついで、本発明の第2、第3の特徴点であ
る警報判別手段B、環境条件判別手段Cについて説明す
る。この警報判別手段Bでは、予め設定された計測時間
内において赤外線出力Voが所定の警報レベルVH”,
VL”を越える回数が所定値を越えた場合(図8
(a),(b)参照)あるいは、計測時間内において積
分された積分値Vpが所定のしきい値VSH’を越え、
その状態が所定時間継続した場合(図9(a),(b)
参照)において、悪環境報知信号を出力する構成となっ
ている。ここにおいて、警報レベルは、比較手段におい
て人体検知のために設定されたしきい値と同一である必
要はなく、また計測時間Tも前述したパルスカウント時
間Tp、パルスカウント数Npを変更設定するために設
けた時間と必ずしも同じである必要はなく、予め実験等
の方法で最適な値に定められる。
る警報判別手段B、環境条件判別手段Cについて説明す
る。この警報判別手段Bでは、予め設定された計測時間
内において赤外線出力Voが所定の警報レベルVH”,
VL”を越える回数が所定値を越えた場合(図8
(a),(b)参照)あるいは、計測時間内において積
分された積分値Vpが所定のしきい値VSH’を越え、
その状態が所定時間継続した場合(図9(a),(b)
参照)において、悪環境報知信号を出力する構成となっ
ている。ここにおいて、警報レベルは、比較手段におい
て人体検知のために設定されたしきい値と同一である必
要はなく、また計測時間Tも前述したパルスカウント時
間Tp、パルスカウント数Npを変更設定するために設
けた時間と必ずしも同じである必要はなく、予め実験等
の方法で最適な値に定められる。
【0037】また、環境条件判別手段を設けた赤外線検
知装置について説明すると、電源投入後は、環境サーチ
モードが立ち上がり、その後の一定のサーチ時間T1内
に、赤外線出力Voのピーク値が所定の報知レベルVT
Hを所定回数以上越えたか、あるいは、そのサーチ時間
T1内における積分値が所定のしきい値VSH”を越
え、その状態が所定時間TS以上継続して続いたかどう
かが判断され、そのような条件を満たしている場合に
は、悪環境報知信号を出力するように予め設定されてい
る。
知装置について説明すると、電源投入後は、環境サーチ
モードが立ち上がり、その後の一定のサーチ時間T1内
に、赤外線出力Voのピーク値が所定の報知レベルVT
Hを所定回数以上越えたか、あるいは、そのサーチ時間
T1内における積分値が所定のしきい値VSH”を越
え、その状態が所定時間TS以上継続して続いたかどう
かが判断され、そのような条件を満たしている場合に
は、悪環境報知信号を出力するように予め設定されてい
る。
【0038】図10(a)〜(f)は、環境条件判別手
段の基本動作の一例をタイムチャートをもって示したも
ので、電源を投入すると、環境サーチモードがT1時間
だけ実行され、その一定時間T1内に赤外線出力(ピー
ク値)が所定の報知レベルVTHを越える回数が予め設
定した回数、例えば2回あった場合に、悪環境報知信号
が出力される。
段の基本動作の一例をタイムチャートをもって示したも
ので、電源を投入すると、環境サーチモードがT1時間
だけ実行され、その一定時間T1内に赤外線出力(ピー
ク値)が所定の報知レベルVTHを越える回数が予め設
定した回数、例えば2回あった場合に、悪環境報知信号
が出力される。
【0039】このような環境条件判別手段Cを設けた赤
外線検知装置によれば、電源投入した後には、自動的に
環境サーチモードが実行されて、設置場所の善し悪しが
判別され、設置場所がノイズの影響を受け易い悪環境下
にある場合には、報知信号が出力されるので、環境条件
の悪い場所に設定するなどの不具合が未然に解消され、
設置場所を変更するなどの適切な措置が行える。
外線検知装置によれば、電源投入した後には、自動的に
環境サーチモードが実行されて、設置場所の善し悪しが
判別され、設置場所がノイズの影響を受け易い悪環境下
にある場合には、報知信号が出力されるので、環境条件
の悪い場所に設定するなどの不具合が未然に解消され、
設置場所を変更するなどの適切な措置が行える。
【0040】なお、以上の実施例では、これらの警報判
別手段Bや環境条件判別手段Cは、判別処理部における
ソフト処理によって行われているが、既存の回路を組み
合わせてハード的に構成してもよい。
別手段Bや環境条件判別手段Cは、判別処理部における
ソフト処理によって行われているが、既存の回路を組み
合わせてハード的に構成してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜6にお
いて提案された本発明のパルスカウント方式の赤外線検
知装置では、パルスカウント変更設定手段によって、パ
ルスカウント時間や、パルスカウント回数を赤外線出力
の度合に応じて自動的に変更設定するので、風や太陽光
などの人間以外の外部の要因によって、誤動作すること
が未然に防止でき、信頼性の高い赤外線検知装置が提供
できる。
いて提案された本発明のパルスカウント方式の赤外線検
知装置では、パルスカウント変更設定手段によって、パ
ルスカウント時間や、パルスカウント回数を赤外線出力
の度合に応じて自動的に変更設定するので、風や太陽光
などの人間以外の外部の要因によって、誤動作すること
が未然に防止でき、信頼性の高い赤外線検知装置が提供
できる。
【0042】また、赤外線検知装置が検出する赤外線出
力に応じて、パルスカウント時間やパルスカウント数を
自動的に変更設定するので、複雑な素子構造を取る必要
がなく、製造段階でソフトを組み込むことによって現実
でき、しかも、ユーザー、施工者レベルで複雑な設定を
行う必要がない。請求項7において提案された本発明の
パルスカウント方式の赤外線検知装置によれば、パルス
カウント時間とパルスカウント回数の双方が、赤外線検
知装置が検知する赤外線出力に応じて変更設定できるの
で、一層外部ノイズに対して誤動作の生じにくい赤外線
検知装置が提供出来る。
力に応じて、パルスカウント時間やパルスカウント数を
自動的に変更設定するので、複雑な素子構造を取る必要
がなく、製造段階でソフトを組み込むことによって現実
でき、しかも、ユーザー、施工者レベルで複雑な設定を
行う必要がない。請求項7において提案された本発明の
パルスカウント方式の赤外線検知装置によれば、パルス
カウント時間とパルスカウント回数の双方が、赤外線検
知装置が検知する赤外線出力に応じて変更設定できるの
で、一層外部ノイズに対して誤動作の生じにくい赤外線
検知装置が提供出来る。
【0043】請求項8において提案された本発明のパル
スカウント方式の赤外線検知装置によれば、使用中にお
いて環境条件が悪化し、ノイズによる誤動作を生じやす
い環境下に置かれたときには、自動的に判断して警報信
号を出力するので、誤動作に対する事前対策が行える。
請求項9において提案された本発明のパルスカウント方
式の赤外線検知装置によれば、設置時に環境条件を自動
的にサーチする機能を備えているので、環境条件の悪い
設置場所に設置することが未然に防止される。
スカウント方式の赤外線検知装置によれば、使用中にお
いて環境条件が悪化し、ノイズによる誤動作を生じやす
い環境下に置かれたときには、自動的に判断して警報信
号を出力するので、誤動作に対する事前対策が行える。
請求項9において提案された本発明のパルスカウント方
式の赤外線検知装置によれば、設置時に環境条件を自動
的にサーチする機能を備えているので、環境条件の悪い
設置場所に設置することが未然に防止される。
【図1】本発明に係るパルスカウント方式の赤外線検知
装置の基本構成を示すブロック図である。
装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】赤外線の出力がしきい値を越えた回数と、パル
スカウント時間との相関を示すパルスカウント変更設定
手段の基本原理説明図で、(a)は赤外線出力の瞬時値
としきい値との関係を示す図であり、(b)はしきい値
レベルを越えた回数と変更設定されるパルスカウント時
間との関係を示す図である。
スカウント時間との相関を示すパルスカウント変更設定
手段の基本原理説明図で、(a)は赤外線出力の瞬時値
としきい値との関係を示す図であり、(b)はしきい値
レベルを越えた回数と変更設定されるパルスカウント時
間との関係を示す図である。
【図3】赤外線の出力レベル(積分値)と、パルスカウ
ント時間との相関を示すパルスカウント変更設定手段の
基本原理説明図で、(a)は赤外線出力の積分値としき
い値を示す図であり、(b)は赤外線出力の積分値と変
更設定されるパルスカウント時間との関係を示す図であ
る。
ント時間との相関を示すパルスカウント変更設定手段の
基本原理説明図で、(a)は赤外線出力の積分値としき
い値を示す図であり、(b)は赤外線出力の積分値と変
更設定されるパルスカウント時間との関係を示す図であ
る。
【図4】赤外線の出力と、パルスカウント回数との相関
を示すパルスカウント変更設定手段の基本原理説明図
で、(a)は赤外線の出力レベル(瞬時値)がしきい値
を越えた回数と、パルスカウント数との相関を示す図、
(b)は赤外線出力の積分値とパルスカウント数との相
関関係を示す図である。
を示すパルスカウント変更設定手段の基本原理説明図
で、(a)は赤外線の出力レベル(瞬時値)がしきい値
を越えた回数と、パルスカウント数との相関を示す図、
(b)は赤外線出力の積分値とパルスカウント数との相
関関係を示す図である。
【図5】パルスカウント変更設定手段(パルスカウント
時間を変更設定するタイプ)の基本構成を示したブロッ
ク図である。
時間を変更設定するタイプ)の基本構成を示したブロッ
ク図である。
【図6】パルスカウント変更設定手段(パルスカウント
数を変更設定するタイプ)の基本構成を示したブロック
図である。
数を変更設定するタイプ)の基本構成を示したブロック
図である。
【図7】(a)〜(e)はパルスカウント変更設定手段
(パルスカウント時間制御)の基本動作を示すタイムチ
ャートである。
(パルスカウント時間制御)の基本動作を示すタイムチ
ャートである。
【図8】警報判別手段の基本原理を示す図であり、
(a)は赤外線出力としきい値とを示す図であり、
(b)は警報信号の出力条件を示す図である。
(a)は赤外線出力としきい値とを示す図であり、
(b)は警報信号の出力条件を示す図である。
【図9】警報判別手段の基本原理を示す図であり、
(a)は赤外線出力の積分値としきい値を示す図、
(b)は警報信号の出力条件を示す図である。
(a)は赤外線出力の積分値としきい値を示す図、
(b)は警報信号の出力条件を示す図である。
【図10】(a)〜(f)は環境条件判別手段の基本動
作を示すタイムチャートである。
作を示すタイムチャートである。
【図11】従来のパルスカウント方式の赤外線検知装置
の内部構成を示すブロック図である。
の内部構成を示すブロック図である。
A,A’ パルスカウント変更設定手段 B 警報判別手段 C 環境条件判別手段 1 赤外線検知装置 2 集光レンズ 3 受光素子 4 アンプ回路 5 マイコン 6 比較手段 7 パルスカウント回路 8 判別処理部 10a,10b データテーブル 11 積分演算手段 13 パルスカウント数設定器 14 パルスカウント時間設定器 RY リレー T 計測時間 Tp パルスカウント時間 T1 サーチ時間 Np パルスカウント数 VH,VL,VH’,VL’,VSH しきい値 VH”,VL”,VSH’ 警報レベル VTH,VSH” 報知レベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 8/12 G01J 1/02 G01J 1/42
Claims (9)
- 【請求項1】集光レンズで集光され受光素子で受光さ
れ、電気信号に変換された赤外線の出力が、予め設定さ
れた所定のパルスカウント時間内に、所定のパルスカウ
ント数を越えたときに、人体検知信号を出力するように
したパルスカウント方式の赤外線検知装置において、 上記パルスカウント時間を、所定の計測時間内における
赤外線の出力に応じて、自動的に変更設定するパルスカ
ウント変更設定手段を備えたことを特徴としたパルスカ
ウント方式の赤外線検知装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のパルスカウント方式の赤
外線検知装置において、 上記パルスカウント変更設定手段は、上記所定の計測時
間内における赤外線出力の積分値が所定のしきい値レベ
ルを越えて大きくなるのに応じて、パルスカウント時間
を自動的に減少させる構成としたパルスカウント方式の
赤外線検知装置。 - 【請求項3】請求項1に記載のパルスカウント方式の赤
外線検知装置において、 上記パルスカウント変更設定手段は、上記所定の計測時
間内において、上記赤外線の出力が所定のしきい値レベ
ルを越える回数が多くなるのに応じて、パルスカウント
時間を自動的に減少させる構成としたパルスカウント方
式の赤外線検知装置。 - 【請求項4】集光レンズで集光され受光素子で受光さ
れ、電気信号に変換された赤外線の出力レベルが、予め
設定された所定のパルスカウント時間内に、所定のパル
スカウント数を越えたときに、人体検知信号を出力する
ようにしたパルスカウント方式の赤外線検知装置におい
て、 上記パルスカウント数を、上記所定の計測時間内におけ
る赤外線出力が増大するにつれて、パルスカウント数を
増大させるパルスカウント変更設定手段を備えたことを
特徴としたパルスカウント方式の赤外線検知装置。 - 【請求項5】請求項4に記載のパルスカウント方式の赤
外線検知装置において、 上記パルスカウント変更設定手段は、上記所定の計測時
間内における赤外線出力の積分値が所定のしきい値を越
えて大きくなるのに応じて、パルスカウント数を自動的
に増大させる構成としたパルスカウント方式の赤外線検
知装置。 - 【請求項6】請求項4に記載のパルスカウント方式の赤
外線検知装置において、 上記パルスカウント変更設定手段は、上記所定の計測時
間内における赤外線出力が所定のしきい値レベルを越え
る回数が多くなるのに応じて、パルスカウント数を自動
的に増大させる構成としたパルスカウント方式の赤外線
検知装置。 - 【請求項7】請求項1に記載のパルスカウント方式の赤
外線検知装置において、上記パルスカウント変更設定手
段は、パルスカウント時間とパルスカウント数を、所定
の計測時間内における赤外線出力に応じて、自動的に変
更設定する構成とされたパルスカウント方式の赤外線検
知装置。 - 【請求項8】上記赤外線の出力レベルが、予め設定され
た所定の計測時間内において、警報レベルを所定回数越
えたとき、あるいは、上記所定の計測時間内において赤
外線出力の積分値が所定のしきい値を越え、その状態が
所定時間継続しているときには、警報信号を出力させる
警報判別手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜
7のいずれかに記載のパルスカウント方式の赤外線検知
装置。 - 【請求項9】電源投入後、一定のサーチ時間内におい
て、上記赤外線の出力レベルが予め設定された報知レベ
ルを、所定回数越えたとき、あるいは上記サーチ時間内
において赤外線出力の積分値が所定のしきい値を越え、
その状態が所定時間継続しているときには、悪環境下に
あると判断して、悪環境報知信号を出力する環境条件判
別手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜7のい
ずれかに記載のパルスカウント方式の赤外線検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9855095A JP3122832B2 (ja) | 1994-10-26 | 1995-04-24 | パルスカウント方式の赤外線検知装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-262939 | 1994-10-26 | ||
| JP26293994 | 1994-10-26 | ||
| JP9855095A JP3122832B2 (ja) | 1994-10-26 | 1995-04-24 | パルスカウント方式の赤外線検知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08179050A JPH08179050A (ja) | 1996-07-12 |
| JP3122832B2 true JP3122832B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=26439696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9855095A Expired - Fee Related JP3122832B2 (ja) | 1994-10-26 | 1995-04-24 | パルスカウント方式の赤外線検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3122832B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7298253B2 (en) | 2005-04-11 | 2007-11-20 | Robert Bosch Gmbh | Method and apparatus for deciding whether to issue an alarm signal in a security system |
| JP5151687B2 (ja) * | 2008-05-26 | 2013-02-27 | 株式会社日立プラントテクノロジー | 人体検出装置、および、それを用いた人体検出システム |
-
1995
- 1995-04-24 JP JP9855095A patent/JP3122832B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08179050A (ja) | 1996-07-12 |
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