JPH05203763A - 人体検知器 - Google Patents

人体検知器

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JPH05203763A
JPH05203763A JP1347192A JP1347192A JPH05203763A JP H05203763 A JPH05203763 A JP H05203763A JP 1347192 A JP1347192 A JP 1347192A JP 1347192 A JP1347192 A JP 1347192A JP H05203763 A JPH05203763 A JP H05203763A
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JP
Japan
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signal
human body
unit
error
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JP1347192A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takaoka
宏行 高岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05203763A publication Critical patent/JPH05203763A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状が小さくて、室内等の設置場所の美観を
損なうことなく設置することができ、検知エリア内に侵
入して来たものが人体であるかどうかを正確に検知して
判別することができて、誤報の発生率を低くした人体検
知器を提供する。 【構成】 1つのハウジング2内に、微小動作を検出す
る複数の人体検知センサー3を、所定の空間内を複数の
検知エリアA,B,C,Dに割り当てて配置させた構造
とされ、これら複数の人体検知センサー3と、設定時間
t1を計時する第1のタイマー4と、前記設定時間t1
より長い設定時間t2を計時する第2のタイマー5と、
人体検知センサー3から人体検知信号が入力される入力
保持部6と、エラー判定部7と、移動判別部8と、滞留
判別部9とを備えた構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内等に設置して室
内等における検知エリア内に入ってきたものが、人体で
あるがどうかを判別するとともに、この人体の室内にお
ける動きが移動しているかあるいは滞留しているかどう
かを判別することが可能な人体検知器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の人体検知器としては、検知素子と
して独立した4つの素子を使用して、これらの検知素子
による人体検知出力のタイミングと出力状況によって、
室内等における検知エリア内に入ってきたものが人体で
あるかどうかを判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の人体検知器は、独立した4つの検知素子による人体
検知出力のタイミングと出力状況によって、室内等にお
ける検知エリア内に入ってきたものが人体であるかどう
かを判断していたので、この判断が不正確なものとなり
易く、正確な人体検知を行うには、不十分なものであっ
て誤報の発生率が高いといった問題があった。
【0004】しかも、室内等における検知エリア内に入
ってきた人体が、室内を移動しているか同じ場所に滞留
しているかを判断する機能を備えていないので、室内に
入ってきた人体の動きに応じて他の制御システムを連動
制御することができないといった問題があった。また、
多数の人体検知センサーを室内等に設けて、これらの多
数の人体検知センサーで室内等における検知エリア内に
入ってきたものを検出し、出力することによって室内等
における検知エリア内に入ってきたものが人体であるか
どうかを判断するとともに、室内等における検知エリア
内に入ってきた人体の動きをとらえて判断し、室内等に
おける検知エリア内の検知状況を監視して誤報の発生率
を低くする人体検知器が提供されているが、この人体検
知器においては、多数の人体検知センサーを室内に設置
しなければならないので、室内等の設置場所の美観を損
なうとともに、この設置作業が困難であるといった問題
があった。
【0005】この発明の目的は、人体検知エリアを広く
することができるにもかかわらず形状が小さくて、室内
等の設置場所の美観を損なうことなく設置することがで
き、しかも、検知エリア内に入ってきたものが人体であ
るかどうかを正確に検知して判別することができて誤報
の発生率を低くすることができ、更に、検知エリア内に
入ってきた人体の検知エリア内における移動・滞留状況
も正確に判別することができる人体検知器を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1記載の本発明の人体検知器は、所
定の空間内を複数の検知エリアに割り当てて配置された
複数の人体検知センサーと、これらの人体検知センサー
のいずれかが検知信号を出力したときに起動され、各々
設定時間を計時する第1、第2のタイマーと、上記人体
検知センサーからの検知信号を取り込み、第1のタイマ
ーが設定時間を計時する間、検知パタ─ン信号として保
持する入力保持部と、上記入力保持部によって保持され
た検知パターン信号を、予め設定された適正な検知パタ
ーン信号の組合せパターンと比較して、検知パターン信
号のエラー判別をするエラー判別部と、上記第2のタイ
マーが設定時間を計時する間、上記入力保持部によって
保持された検知パターン信号を、順次取り込んで、検知
パターンの変動を判別して、移動判別信号を発生する移
動判別部と、上記第2のタイマーが設定時間を計時する
間、上記エラー判別部より検知パターン正常信号を、予
め設定された回数受けたときに、滞留判別信号を発生す
る滞留判別部とを備え、上記エラー判別部が検知パター
ン信号のエラーを判別したときには、上記第1、第2の
タイマーを直ちにリセットさせて、上記入力保持部より
次の検知パターン信号を取り込み、上記第1、第2のタ
イマーの設定時間の間、エラー判別部、移動判別部、滞
留判別部による信号処理を行う構成としている。
【0007】また、請求項2記載の本発明の人体検知器
は、所定の空間内を複数の検知エリアに割り当てて配置
された複数の人体検知センサーと、これらの人体検知セ
ンサーのいずれかが検知信号を出力したときに起動さ
れ、各々設定時間を計時する第1、第2のタイマーと、
上記人体検知センサーからの検知信号を取り込み、第1
のタイマーが設定時間を計時する間、検知パタ─ン信号
として保持する入力保持部と、上記入力保持部によって
保持された検知パターン信号を、予め設定された適正な
検知パターン信号の組合せパターンと比較して、検知パ
ターン信号のエラー判別をするエラー判別部と、上記第
2のタイマーが設定時間を計時する間、上記入力保持部
によって保持された検知パターン信号を、順次取り込ん
で、検知パターンの変動を判別して、移動判別信号を発
生する移動判別部と、上記第2のタイマーが設定時間を
計時する間、上記エラー判別部より検知パターン正常信
号を、予め設定された数だけ受けたときに、滞留判別信
号を発生する滞留判別部とを備え、上記エラー判別部が
検知パターン信号のエラーを判別したときには、上記第
1、第2のタイマーを直ちにリセットさせて、上記入力
保持部より次の検知パターン信号を取り込み、上記第
1、第2のタイマーの設定時間の間、エラー判別部、移
動判別部、滞留判別部による信号処理を行う構成とな
し、かつ上記移動判定部と滞留判定部より出力される判
別信号が共通の信号ラインより人体検知信号として出力
される構成としている。
【0008】更に、請求項3記載の本発明の人体検知器
は、所定の空間内を複数の検知エリアに割り当てて配置
された複数の人体検知センサーと、防犯、自動スイッチ
用の切替設定スイッチを有した機能切替部と、上記人体
検知センサーからの検知信号を所定時間毎に検知パター
ン信号として取り込み比較することによって、検知エリ
ア内の人体の移動を判別する防犯信号処理部と、上記複
数の人体検知センサーのいずれからより検知信号を受け
たときには、制御信号を出力させる自動スイッチ信号処
理部と、上記機能切替部の防犯スイッチが設定されたと
きには、上記防犯信号処理部を能動させる一方、自動ス
イッチが設定されたときには、上記自動スイッチ信号処
理部を能動させることによって、連動させる制御システ
ムの信号伝送形態に応じた制御信号を変換出力させる信
号変換部とを備えた構成としている。
【0009】また、請求項4記載の本発明の人体検知器
では、1つのハウジング内に、微小動作を検出する複数
の人体検知センサーを、所定の空間内を複数の検知エリ
アに割り当てて配置させた構造となっている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明の人体検知器では、複
数の人体検知センサーのいずれかにより人体検知信号を
受けると、入力保持部はこれらの信号を保持する。入力
保持部による人体検知信号の保持時間は、第1のタイマ
ーによって規定されている。すなわち、複数の人体検知
センサーのいずれかが人体検知信号を出力すれば、第2
のタイマーとともに第1のタイマーが起動され、第1の
タイマーが設定時間を計時するまで取り込んだ人体検知
信号は保持される。
【0011】入力保持部が取り込んだ人体検知信号は、
エラー判別部に送られ、ここでは人体検知信号の組合せ
パターンがエラーになっていないかどうかを判断する。
この判別によってエラーなしと判断されれば、OK信号
を出力して移動判別部と滞留判別部に送出するが、エラ
ーと判断すれば、NG信号を出力する。このNG信号
は、第1、第2のタイマーの双方にタイマーリセット信
号として送出されるので、第1、第2のタイマーがリセ
ットされる。
【0012】第2のタイマーは、第1のタイマーの設定
時間よりも充分に長い時間に設定されているので、その
間に入力保持部は人体検知センサーからの検知信号を複
数回に亘って取り込むことができ、その時間内にエラー
判別部からエラーを判別するNG信号が出力されない限
り、移動判別部では、入力保持部が取り込んだ検知信号
パターンと前の検知信号パターンとが比較され、検知エ
リア間を人体が移動したかどうかの判別がなされる。こ
こで、移動判別部が検知パターンの変動を判別すれば、
移動判別信号を発生する。
【0013】そして、この移動判別信号が発生される
と、第1のタイマーと第2のタイマーが同時にリセット
され、また滞留判別部もリセットされるので計数したO
K信号がゼロに戻され、人体検知センサーから出力され
た次の検知信号パターンの取り込みと判別処理が再び開
始される。一方の滞留判別部では、エラー判別部より送
出されるOK信号を計数しており、第2のタイマーがタ
イムアップされるまで、あるいは移動判別部が移動判別
信号を発生することによってリセットされるまでに、こ
の計数値に達すると、滞留判別信号を発生する。
【0014】そして、この滞留判別信号が発生される
と、移動判別部の場合と同様に、第1、第2のタイマー
がともにリセットされ、人体検知センサーから出力され
る次の検知信号パターンの取り込みと判別処理が同様に
して繰り返し行われる。このようにして、室内等におけ
る検知エリア内に入ってきたものが人体であるかどうか
が正確に判別され、しかも人体の移動とともに、滞留の
状態も正確に判別される。
【0015】請求項2に記載の本発明の人体検知器で
は、上記した移動判別部と滞留判別部より出力される検
知信号が共通の信号ラインより人体検知信号として出力
されるので、検知信号を出力する信号ラインの数を少な
くすることができる。また、請求項3に記載の本発明の
人体検知器では、機能切替部の防犯スイッチが設定され
たときに、複数の人体検知センサーのいずれかで人体検
知信号が出力されると、防犯信号処理部が能動され、上
記検知信号がこの防犯信号処理部で所定時間毎に検知パ
ターン信号として取り込み比較されて検知エリア内の人
体の移動が判別され、信号変換部から防犯信号が出力さ
れる。
【0016】一方、この人体検知器において、自動スイ
ッチが選択設定されたときには、複数の人体検知センサ
ーのいずれかで人体検知信号が出力されると、自動スイ
ッチ信号処理部が能動されて、信号処理部から制御信号
が出力されるが、防犯スイッチが選択設定されたときに
は、上記した人体検知動作が行われて、検知エリア内に
侵入者あるいは来客等が入ってきたかどうかが判別され
て出力される。
【0017】また、請求項4に記載の本発明の人体検知
器では、所定の空間内を複数の検知エリアに重複しない
ように割り当てて1つのハウジング内に配置した複数の
人体検知センサーによって、所定の空間内における人体
の微小動作が検出されるので、誤報の発生率が低くな
る。 更に、これらの複数の人体検知センサーは、1つ
のハウジング内に配置してあるので、形状が小さくて室
内等の設置場所の美観を損なうことなく設置される。
【0018】
【実施例】以下、この発明に係る人体検知器の一実施例
について、図面に基づいて説明する。本発明の人体検知
器1は、例えば、請求項4に記載され、図1乃至図3に
示すように、1つのハウジング2内に、微小動作を検出
する複数(この実施例では4つ)の人体検知センサー3
を、所定の空間内を複数(この実施例では4つ)の検知
エリアA,B,C,D(図3参照)に対して重複しない
ように割り当てて配置させた構造となされている。
【0019】すなわち、図2に示すように、逆台形状の
1つのハウジング2の4つの斜面に例えば、各々16個
の赤外線検知ビームsを集光させる人体検知センサー3
をそれぞれ配置して、各検知エリアA,B,C,Dにお
ける人体の微小動作をこれら4つの人体検知センサー3
で検出する構造となされている。図4において、この検
知エリアA,B,C,Dに入ってくる人体の移動動作
は、A,B,C,DあるいはAB,BC,CD,DAの
組合せのいずれかのエリアに位置することとなり、各人
体検知センサー3による人体検出もA,B,C,Dある
いはAB,BC,CD,DAの組合せのいずれかとな
る。
【0020】請求項1記載の本発明の人体検知器1で
は、図1〜図4に示すように、所定の空間内を複数の検
知エリアA,B,C,Dに割り当てて配置された複数の
人体検知センサー3と、これらの人体検知センサー3の
いずれかが検知信号を出力したときに起動され、各々設
定時間を計時する第1、第2のタイマー4、5と、上記
人体検知センサー3からの検知信号を取り込み、第1の
タイマー4が設定時間t1(図5〜図7参照)を計時す
る間、検知パタ─ン信号として保持する入力保持部6
と、上記入力保持部6によって保持された検知パターン
信号を、予め設定された適正な検知パターン信号(例え
ば、上記したA,B,C,DあるいはAB,BC,C
D,DAの組合せのいずれか)の組合せパターンと比較
して、検知パターン信号のエラー判別をするエラー判別
部7と、上記第2のタイマー5が設定時間t2(図5〜
図7参照)を計時する間、上記入力保持部6によって保
持された検知パターン信号を、順次取り込んで、検知パ
ターンの変動を判別して、移動判別信号を発生する移動
判別部8と、上記第2のタイマー5が設定時間を計時す
る間、上記エラー判別部7より検知パターン正常信号
を、予め設定された数だけ受けたときに、滞留判別信号
を発生する滞留判別部9とを備え、上記エラー判別部7
が検知パターン信号のエラーを判別したときには、上記
第1、第2のタイマー4、5を直ちにリセットさせて、
上記入力保持部6より次の検知信号を取り込み、上記第
1、第2のタイマー4、5の設定時間の間、エラー判別
部7、移動判別部8、滞留判別部9により信号処理を行
う構成としている。
【0021】次に、上記構成の請求項1記載の本発明人
体検知器1の作用について説明する。まず、4つの人体
検知センサー3のいずれかにより人体検知信号を受ける
と、入力保持部6はこれらの信号を保持する。入力保持
部6による人体検知信号の保持時間t1(図5〜図7参
照)は、第1のタイマー4によって規定されている。す
なわち、人体検知センサー3のいずれかが人体検知信号
を出力すれば、第2のタイマー5とともに第1のタイマ
ー4が起動され、第1のタイマー4が設定時間t1を計
時するまで取り込んだ人体保持信号を保持する。
【0022】入力保持部6が取り込んだ人体検知信号
は、エラー判別部7に送られ、ここでは人体検知信号の
組合せパターンがエラーになっていないかどうかを判断
する。この判別によってエラーなしと判断されれば、O
K信号を出力して移動判別部8と滞留判別部9に送出す
るが、エラーと判断すれば、NG信号を出力する。この
NG信号は、第1、第2のタイマー4、5の双方にタイ
マーリセット信号として送出されるので、第1、第2の
タイマー4、5がリセットされる(図5〜図7参照)。
【0023】第2のタイマー5は、第1のタイマー4の
設定時間t1よりも充分に長い時間t2(図5〜図7参
照)に設定されているので、その間に入力保持部6は人
体検知センサー3からの検知信号を複数回数に亘って取
り込むことができ、その時間t2内にエラー判別部7か
らエラーを判別するNG信号が出力されない限り、移動
判別部8では、入力保持部6が取り込んだ検知信号パタ
ーンと前の検知信号パターンとが比較され、検知エリア
A,B,C,D間を人体が移動したかどうかの判別がな
される。ここで、移動判別部8が検知パターンの変動
(例えば、図5に示すようにAからBへの移動)を判別
すれば、移動判別信号を発生する(図5参照)。
【0024】そして、この移動判別信号が発生される
と、第1のタイマー4と第2のタイマー5がリセットさ
れ、また滞留判別部9もリセットされて計数したOK信
号がゼロにクリアされ、人体検知センサーから出力され
た次の検知信号パターンの取り込みと判別処理が再び開
始される。一方の滞留判別部9では、エラー判別部7よ
り出力されるOK信号の回数を計数しており、第2のタ
イマー5がタイムアップするまで、あるいは移動判別部
8が移動判別信号を発生することによってリセットされ
るまでに、この計数(この実施例では3回)値に達する
と、滞留判別信号を発生する(図6参照)。
【0025】そして、この滞留判別信号が発生される
と、移動判別部8の場合と同様に、第1、第2のタイマ
ー4、5がともにリセットされ、人体検知センサー3か
ら出力される次の検知信号パターンの取り込みと判別処
理が同様にして行われる。もし、人体検知センサー3か
らの出力された検知信号パターンが例えばBDの組合せ
で入ってきた場合には、このBDの組合せの検知信号パ
ターンは、上記した予め設定された適正な検知パターン
信号A,B,C,DあるいはAB,BC,CD,DAの
組合せのいずれにも該当しないので、エラー判別部7で
エラーと判別され、NG信号が発生される。その結果、
第1のタイマー4と第2のタイマー5がただちにリセッ
トされる。
【0026】このようにして、室内等における検知エリ
アA,B,C,D内に入ってきたものが人体であるかど
うかがその移動、滞留動作によって正確に判別される。
請求項2に記載の本発明の人体検知器1は、図8に示す
ように、上記移動判別部8と滞留判別部9より出力され
る検知信号が共通の信号ラインRより人体検知信号とし
て出力される構成としていので、検知信号を出力する信
号ラインの数を少なくすることができる。通常の人体検
知器として使用する場合、検知エリア内に人体が侵入し
たときに動作すればよいので、防犯システムとしてはこ
のような構成で十分である。
【0027】請求項3に記載の本発明人体検知器1A
は、図9に示すように、所定の空間内を複数の検知エリ
アに割り当てて配置された複数の人体検知センサー3
と、防犯、自動スイッチ用の切替設定スイッチ10aを
有した機能切替部10と、上記人体検知センサー3から
の検知信号を所定時間毎に検知パターン信号として取り
込み比較することによって、検知エリア内の人体の移動
を判別する防犯信号処理部11と、上記複数の人体検知
センサー3のいずれからより検知信号を受けたときに
は、制御信号を出力させる自動スイッチ信号処理部12
と、上記機能切替部10の切替設定スイッチ10aが自
動スイッチ側に設定されたときには、自動スイッチ信号
処理部12によって上記したような人体検知を行い、防
犯側に選択設定されたときには、防犯信号処理部11を
能動させて人体の検知エリア内への侵入を検知できるよ
うになっている。なお、信号変換部13は、後段の制御
システムの信号伝送に応じた制御信号形態に変換させて
出力させるものである。
【0028】このような請求項3記載の本発明人体検知
器1Aによれば、機能切替部10の切替スイッチ10a
によって自動スイッチを選択設定すると、複数の人体検
知センサー3のいずれかで人体を検知すると信号変換部
13から検知信号が出力され、防犯スイッチが選択設定
されると、防犯信号処理部11が能動されて上記した信
号処理が行われた結果、検知エリア内の人体の移動が判
別され、信号変換部13から人体検知信号が出力され
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明人体検知器によれば、室内等における検知エリア内
に入ってきたものが人体であるかどうかを正確に検知し
て判別することができるので、誤報の発生率を低くする
ことができ、更に、室内等における検知エリア内に入っ
てきた人体の検知エリア内における移動・滞留状況も正
確に判別することができる。
【0030】更に、請求項2記載の本発明人体検知器に
よれば、室内等における検知エリア内に入ってきたもの
が人体であるかどうかを正確に検知して判別することが
できて誤報の発生率を低くすることができ、しかも、上
記移動判別部と滞留判別部より出力される検知信号が共
通の信号ラインより人体検知信号として出力される構成
としたので、検知信号を出力する信号ラインの数を少な
くすることができる。
【0031】また、請求項3記載の本発明人体検知器に
よれば、機能切替部の切替設定スイッチを防犯、自動ス
イッチのいずれかに切り替えることによって、1つの検
知器を防犯スイッチ、自動スイッチに切り替えて使用で
きるので、すこぶる便利である。更に、請求項4記載の
本発明人体検知器によれば、複数個の人体検知センサー
を1つのハウジング内に配置させて、このハウジングを
室内等における略中央部に設置するだけで人体検知エリ
アを広くすることができるにもかかわらず形状が小さく
て、室内等の設置場所の美観を損なうことなく設置する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人体検知器を室内の天井部分に設置し
た状態を示す斜視図。
【図2】本発明の人体検知器の構成を示す斜視図。
【図3】図2に示した人体検知センサーによる室内の検
知エリアを説明する図。
【図4】請求項1に記載の本発明の人体検知器のハード
構成を示すブロック図。
【図5】図4に示した人体検知器による移動判別部で人
体の移動を判別したときの各部の動作を示すタイムチャ
ート。
【図6】図4に示した人体検知器による滞留判別部で人
体の滞留を判別したときの各部の動作を示すタイムチャ
ート。
【図7】図4に示した人体検知器によるエラー判別部で
人体検知エラーを判別したときの各部の動作を示すタイ
ムチャート。
【図8】請求項2記載の本発明人体検知器のハード構成
を示すブロック図。
【図9】請求項3記載の本発明人体検知器のハード構成
を示すブロック図。
【符号の説明】
1、1A 人体検知器 2 ハウジング 3 人体検知センサー 4 第1のタイマー 5 第2のタイマー 6 入力保持部 7 エラー判定部 8 移動判別部 9 滞留判別部 10 機能切替部 10a 防犯、自動スイッチ用の切替設定スイッチ 11 防犯信号処理部 12 自動スイッチ信号処理部 13 信号変換部 A,B,C,D 検知エリア t1 第1のタイマー4の設定時間 t2 第2のタイマー5の設定時間 R 共通の信号ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の空間内を複数の検知エリアに割り当
    てて配置された複数の人体検知センサーと、 これらの人体検知センサーのいずれかが検知信号を出力
    したときに起動され、各々設定時間を計時する第1、第
    2のタイマーと、 上記人体検知センサーからの検知信号を取り込み、第1
    のタイマーが設定時間を計時する間、検知パタ─ン信号
    として保持する入力保持部と、 上記入力保持部によって保持された検知パターン信号
    を、予め設定された適正な検知パターン信号の組合せパ
    ターンと比較して、検知パターン信号のエラー判別をす
    るエラー判別部と、 上記第2のタイマーが設定時間を計時する間、上記入力
    保持部によって保持された検知パターン信号を、順次取
    り込んで、検知パターンの変動を判別して、移動判別信
    号を発生する移動判別部と、 上記第2のタイマーが設定時間を計時する間、上記エラ
    ー判別部より検知パターン正常信号を、予め設定された
    回数受けたときに、滞留判別信号を発生する滞留判別部
    とを備え、 上記エラー判別部が検知パターン信号のエラーを判別し
    たときには、上記第1、第2のタイマーを直ちにリセッ
    トさせて、上記入力保持部より次の検知パターン信号を
    取り込み、上記第1、第2のタイマーの設定時間の間、
    エラー判別部、移動判別部、滞留判別部による信号処理
    を行う構成とした人体検知器。
  2. 【請求項2】所定の空間内を複数の検知エリアに割り当
    てて配置された複数の人体検知センサーと、 これらの人体検知センサーのいずれかが検知信号を出力
    したときに起動され、各々設定時間を計時する第1、第
    2のタイマーと、 上記人体検知センサーからの検知信号を取り込み、第1
    のタイマーが設定時間を計時する間、検知パタ─ン信号
    として保持する入力保持部と、 上記入力保持部によって保持された検知パターン信号
    を、予め設定された適正な検知パターン信号の組合せパ
    ターンと比較して、検知パターン信号のエラー判別をす
    るエラー判別部と、 上記第2のタイマーが設定時間を計時する間、上記入力
    保持部によって保持された検知パターン信号を、順次取
    り込んで、検知パターンの変動を判別して、移動判別信
    号を発生する移動判別部と、 上記第2のタイマーが設定時間を計時する間、上記エラ
    ー判別部より検知パターン正常信号を、予め設定された
    数だけ受けたときに、滞留判別信号を発生する滞留判別
    部とを備え、 上記エラー判別部が検知パターン信号のエラーを判別し
    たときには、上記第1、第2のタイマーを直ちにリセッ
    トさせて、上記入力保持部より次の検知信号を取り込
    み、上記第1、第2のタイマーの設定時間の間、エラー
    判別部、移動判別部、滞留判別部による信号処理を行う
    構成となし、かつ上記移動判定部と滞留判定部より出力
    される検知信号が共通の信号ラインより人体検知信号と
    して出力される構成とした人体検知器。
  3. 【請求項3】所定の空間内を複数の検知エリアに割り当
    てて配置された複数の人体検知センサーと、 防犯、自動スイッチ用の切替設定スイッチを有した機能
    切替部と、 上記人体検知センサーからの検知信号を所定時間毎に検
    知パターン信号として取り込み比較することによって、
    検知エリア内の人体の移動を判別する防犯信号処理部
    と、 上記複数の人体検知センサーのいずれからより検知信号
    を受けたときには、制御信号を出力させる自動スイッチ
    信号処理部と、 上記機能切替部の防犯スイッチが設定されたときには、
    上記防犯信号処理部を能動させる一方、自動スイッチが
    設定されたときには、上記自動スイッチ信号処理部を能
    動させることによって、連動させる制御システムの信号
    伝送形態に応じた制御信号を変換出力させる信号変換部
    とを備えた人体検知器。
  4. 【請求項4】1つのハウジング内に、微小動作を検出す
    る複数の人体検知センサーを、所定の空間内を複数の検
    知エリアに割り当てて配置させた構造の人体検知器。
JP1347192A 1992-01-28 1992-01-28 人体検知器 Withdrawn JPH05203763A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09147248A (ja) * 1995-11-01 1997-06-06 Thomson Consumer Electron Inc 監視システム
JP2008004022A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Secom Co Ltd 警告機能を備えた人体検知装置
JP2008281213A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Hitachi Appliances Inc 空気調和機
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EP2259238A1 (de) 2009-06-03 2010-12-08 Theben HTS AG Vorrichtung zum Feststellen einer von einem Lebewesen ausgehenden IR-Strahlung

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