JP3386893B2 - 管渠内のライニング施工方法及びその施工装置 - Google Patents

管渠内のライニング施工方法及びその施工装置

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JP3386893B2
JP3386893B2 JP19210394A JP19210394A JP3386893B2 JP 3386893 B2 JP3386893 B2 JP 3386893B2 JP 19210394 A JP19210394 A JP 19210394A JP 19210394 A JP19210394 A JP 19210394A JP 3386893 B2 JP3386893 B2 JP 3386893B2
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栄器 秋元
浜夫 山城
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足立建設工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】イ.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 この発明は、下水道管、上水道管及びガス管等の地下に
埋設された既設の管渠において、その管渠の内面にライ
ニング層を施工するライニング施工方法及びその方法の
実施に使用されるライニング施工装置に関し、更に詳し
くは、長尺の板状体よりなる帯状部材を螺旋状に捲回し
て形成された管状体いわゆるライニング管を管渠内に挿
入してなされるライニング施工方法及びそのライニング
施工装置に関する。
【0002】(2) 従来の技術 このようなライニング施工技術の一態様として、例え
ば、特公平2−312136号公報が公知である。すな
わち、この従来技術においては、人孔に設置された製管
機より出発し、連続的に供給される帯状部材を螺旋状に
捲回して形成したライニング管を既設管内に回転動すな
わちスラスト力を伴って送り込んで行くものである。し
かしながら、この従来技術によっては、ライニング管が
長尺になるにつれ、その重量が増大することに加え、該
ライニング管の外面と管渠の管壁との摩擦抵抗が増大
し、大きなスラスト力を要することになる。また、大径
になるにつれ単位長さ当たりの重量も増大することは同
様であり、更に大きなスラスト力を要することになる。
このため、必要なスラスト力を得るため動力設備が大型
化し、設備費用が嵩むものとなる。従って、この従来技
術においては長尺化・大径化に問題がある。
【0003】(3) 発明が解決しようとする課題 そこで、本発明はこの従来技術における問題点を解消す
べく、新たな発想をもって、従来技術の帯状部材の構造
に格別変更を加えることなく、ライニング管の長大化及
び大径化に適切に対応することのできるライニング施工
技術を提供することを目的とする。本発明はこのため、
螺旋巻きにより形成されたライニング管を残置してゆく
ことにより、長尺化及び大径化に対処しうるとの知見に
基づいてなされた。
【0004】ロ.発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本発明の管渠内のライニング施工方法及びその施工装置
は上記目的を達成するため、次の構成を採る。すなわ
ち、第1番目の発明は管渠内のライニング施工方法であ
って、請求項1に記載のとおり、管渠内において、両側
縁部に継手が形成され連続的に供給される長尺の帯状部
材を螺旋状に捲回し、相接する継手相互を係合させて管
状体を形成するライニング施工方法において、既に形成
された管状体を残置させ、該管状体の前方に新たに供給
される帯状部材をもってライニング管を付加形成する方
法であって、帯状部材の内面に縦溝が形成され、既に形
成された管状体の端縁部の内面にその周面に鍔を有する
接合ローラを配し、該接合ローラの鍔を該管状体の帯状
部材の前記縦溝に係合させて接合ローラを回転駆動さ
せ、既に形成された管状体と新たに供給される帯状部材
との閉合部位において前記接合ローラを外方に向けて押
圧することを特徴とする。 (作用)帯状部材は管渠の壁面に拘束されるとともに、帯状部材
の閉合部位で接合ローラの押圧作用により相接する継手
相互は係合される。接合ローラは縦溝に係合することに
より、新たに供給される帯状部材とともに所定のピッチ
で管軸方向に前進し、常に閉合部位に位置する。これに
より、帯状部材は連続的に閉合する。
【0005】第2番目の発明は同じく管渠内のライニン
グ施工方法の発明であって、請求項2に記載のとおり、
管渠内において、両側縁部に継手が形成され連続的に供
給される長尺の帯状部材を螺旋状に捲回し、相接する継
手相互を係合させて管状体を形成するライニング施工方
法において、既に形成された管状体を残置させ、該管状
体の前方に新たに供給される帯状部材をもってライニン
グ管を付加形成する方法であって、前記帯状部材の外面
には複数の突条及び該突条間に凹溝が縦方向に一定間隔
を保持して形成され、既に形成された管状体の端縁部の
内外面に、帯状部材の外面の凹溝に嵌まり込む鍔部を有
する外面ローラと帯状部材の内面に当接する内面ローラ
との2つのローラからなる接合ローラ部を配し、前記接
合ローラ部でのローラを回転駆動させ、既に形成された
管状体と新たに供給される帯状部材との閉合部位におい
て前記2つの外面及び内面ローラを挟着することを特徴
とする。 (作用)新たに作成される管状体の径は既に形成された管状体の
径に規制されるか、あるいは、接合ローラ部の公転半径
に規制される。帯状部材の閉合部位で2つの外面及び内
面ローラの挟着作用により相接する継手相互は係合され
る。外面ローラは帯状部材の凹溝に係合することによ
り、新たに供給される帯状部材とともに所定のピッチで
管軸方向に前進し、常に閉合部位に位置する。これによ
り、帯状部材は連続的に閉合する。
【0006】第3番目の発明は上記方法に実施される管
渠内のライニング施工装置であって、管渠の軸心に沿っ
て配されるセンターシャフト1と;このセンターシャフ
ト1の端部に該センターシャフト1回りに回転可能に装
着される製管部3と;センターシャフト1を回転自由に
かつ摺動自在に抱持し、管渠に対し固定する台車部4
と;からなり、製管部3においては、センターシャフト
1の先端部に径方向に延設される複数の腕部が放射状に
配され、該腕部の1つにおいて、帯状部材の外面に形成
された凹溝に嵌まり込む鍔部を有する外面ローラ及び帯
状部材の内面に当接する内面ローラからなる接合ローラ
部が該腕部の先端部に配され、前記他の腕部において、
その先端部に帯状部材の内面に当接する案内ローラが配
されてなることを特徴とする。 (作用)製管部3の腕部の長さは一定とされ、作成される管状体
の径はこの腕部の長さによって一義的に決定される。そ
して、放射状に配された腕部に取り付けられた接合ロー
ラ部及び案内ローラにより製管度が保障され、帯状部材
の閉合部位で2つの外面及び内面ローラの挟着作用によ
り相接する継手相互は係合される。外面ローラは凹溝に
係合することにより、新たに供給される帯状部材ととも
に所定のピッチで管軸方向に前進し、常に閉合部位に位
置する。
【0007】(3) 実施例 本発明の管渠内のライニング施工方法及びその施工装置
の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例) 図1〜図14は本発明の管渠内のライニング施工方法を
実施する施工装置Sの一実施例(第1実施例)を示す。
すなわち、図1はその全体構成を示し、図2〜図14は
その各部の部分構成を示す。これらの図において、Pは
円形断面をなす管渠、Rはライニング管を示す。なお、
本装置Sの進行方向(矢印イ)をもって、前部、後部と
する。
【0008】帯状部材1 図18は本発明におけるライニング施工装置Sにおいて
使用される帯状部材の一例を示す。帯状部材200は本
体が一定厚さの平板状をなし、その外面の長手方向に適
宜数(図例では7)の突条202が連続的に縦設され
る。突条202に先端部にはフランジ202aが形成さ
れる。突条202の相互間は溝204もしくは溝空間を
形成する。内面206は実質的に平滑に形成される。帯
状部材200の両側には互いに内外に重合して係合する
接手部200A,200Bが形成される。すなわち、前
縁側接手部200Aはその前端部の突条202Aの基部
が膨径され、その内面側より凹溝210が縦設され、更
にこの突条202Aより張出し部212が連設される。
後縁側接手部200Bは後端部の突条202Bより張出
し部214が張設され、該張出し部214の端部寄りに
前記前縁側接手部200Aの凹溝210に係合する凸条
216が縦設される。接合時において、相隣れる帯状部
材200の前縁部と後縁部とが重なり合い、前縁側接手
部200Aに後縁側接手部200Bが接合ローラ25も
しくは内面ローラ102(後記)により押圧され、凹溝
210内に凸条216が、また、突条202Bのフラン
ジ202a内に張出し部212の端部がそれぞれ嵌り込
み、接合される。この場合、主たる係合は凹溝210と
凸条216とによりなされ、張出し部212と突条20
2Bとは従たる係合をなすものであり、従って、場合に
よっては従たる係合は省略されうる。更に、本実施例で
は張出し部212,214の当接部分にはシール材21
8が介装され、接合性を高める。なお、接手部200
A,200Bにおける嵌合係合で十分であれば、当該シ
ール材218を省略することができる。帯状部材は合成
樹脂の素材をもって作成され、特に成形性の観点から押
出し形成により連続的に成形できる塩化ビニール(PV
C)樹脂が好適である。しかし金属製による成形を妨げ
るものではない。
【0009】図19は帯状部材の他の態様を示す。この
帯状部材220は、外面の長手方向に適宜数の台形状の
突条222が連続的に縦設され、突条222の間は谷部
224に形成される。突条222及び谷部224は幅方
向に等しいピッチをなす。突条222の内部には適宜中
空部が形成され、帯状部材の剛性化並びに軽量化を図り
うる。内面226は実質的に平滑に形成される。帯状部
材220の両側には互いに内外に重合して係合する接手
部220A,220Bが形成される。すなわち、外側接
手部220Aの突条は突条222と同形に形成されその
内面には丸形凹溝230が縦設され、また、張出し部2
32は谷部224の幅よりも若干長くされている。内側
接手部220Bはその張出し部234の長さをほぼ谷部
224よりも長めの長さにされ、該張出し部234の端
部に前記外側接手部220Aの丸形凹溝230に係合す
る丸形凸条236が縦設されるとともに、その付け根部
の突条222には切込み凹溝238が縦設されている。
接合時において、外側接手部220Aに内側接手部22
0Bが接合ローラ又は内面ローラにより押圧され、丸形
凹溝230に丸形凸条236が、また、切込み凹溝23
8に張出し部232の端部がそれぞれ嵌り込み、接合さ
れる。
【0010】帯状部材の備える要件としては、適宜の剛
性と可撓性とを持ち、内面は平滑とされ、相隣れる前縁
部と後縁部とで接手を構成することである。本発明にお
いて重要なことは、ライニング管Rの内面に配される接
合ローラ態様を採る場合、内面に縦方向に凹溝(案内
溝)が形成され、この凹溝をもって後で説明するように
製管部での各ローラの案内に供せられ、所期の前進ピッ
チを得ることである。本実施例では接手部の凹溝210
をもってなすが、別途形成されうる。
【0012】ライニング施工装置S 図1〜図14を参照して、このライニング施工装置Sの
構成を説明する。図1はこのライニング施工装置Sの全
体構成を示す。図示されるように、このライニング施工
装置Sは、管渠Pの軸心に沿って配され回転動をなす円
柱状のセンターシャフト1を主体とするセンターシャフ
ト部2と、このセンターシャフト1の先端に装備され帯
状部材をもって製管する製管部3と、センターシャフト
1を回転自由にかつ摺動自在に抱持し、管渠Pに対し固
定する走行台車部4との主要部からなる。
【0011】以下、各部の細部構成を説明する。センターシャフト部2 (図1、図10〜図12) センターシャフト部2は、回転動をなすセンターシャフ
ト1と該センターシャフト1の前端に配される非回転の
回転継手部6及び反力部7とからなる。センターシャフ
ト1は、中空の直円筒状の剛性部材よりなり、後記する
走行台車部4(特には軸受け体)によって常に管渠Pの
軸心に合致して配される。中空部1a内には油圧・空圧
の配管が配される。センターシャフト1の後端には径の
縮小された剛性の高い軸部1bが突設される。
【0012】回転継手部6及び反力部7は、図10〜図
12に示されるように、センターシャフト1の前端に回
転のみ自在にして相並んで取り付けられる継手筒9及び
反力受け体10を主体として構成される。回転継手部6
においては、回転動作を伴うセンターシャフト1内の配
管と外部の圧力源に連なる配管との間の作動流体の授受
をなす。もっと詳しくは、継手筒9はセンターシャフト
1の膨出部1cを介して軸移動を拘束されて回転自在に
嵌装され、外部からの各油圧・空圧源に連なる配管が接
続される複数の導通孔11が形成され、また、センター
シャフト1側にもセンターシャフト1内の配管が接続さ
れる導通孔12が形成される。導通孔11,12は流入
及び流出用の2つが1対となる。導通孔11,12は継
手筒9の内周に形成された環状溝13を介して連通する
ことによりセンターシャフト1と継手筒9との相対回転
に対応する。
【0013】反力部7においては、反力受け体10は、
センターシャフト1の前端寄りに形成された段部1dを
介して回転自在に嵌装され、センターシャフト1の端部
で当て板14及び止めボルト15によって抜出しを阻止
される。反力受け体10の両側面には、ピン体16を介
して外径方向に延びる第1リンク部材17が枢着され、
この第1リンク部材17の先端にピン18を介して第2
リンク部材19が枢着される。そして、第2リンク部材
19の他端部はピン20を介して固定基準体に枢着され
る。本実施例では軸受け体が固定基準体となる。第1リ
ンク部材17と第2リンク部材19との間には張力部材
21が介装される。張力部材21は第1リンク部材17
と第2リンク部材19との変位に追従し、常時引戻し力
を与えるものであって、コイルばねあるいは本実施例の
エアーサスペンション等適宜のものが使用される。この
反力部7は、製管作業の進行に伴うセンターシャフト1
の前進に対し後方への反力を与える。
【0014】製管部3(図1〜図8参照) 製管部3は、接合機構部3A、案内機構部3B及び送り
機構部3Cの主要機構部からなる。各機構部3A,3
B,3Cは、センターシャフト1の先端部1bを保持基
部として、かつ腕部あるいは取付けフレームの特有の保
持構造を介してその先端に所定の関係位置を保って取り
付けられる。図中、矢印ロは製管部3の回転方向を示
す。
【0015】 (接合機構部3A)(図2,図4,図5,図6,図7参
照) 接合機構部3Aは、接合ローラ25を主体とし、螺旋状
に捲回される帯状部材200の接合部、すなわち当該帯
状部材200が最初に閉合する位置に対応して配され
る。すなわち、当該閉合部位において接合ローラ25を
もって内側から管渠Pの壁面への押付け力をもって帯状
部材200相互の嵌合接合をなす。接合機構部3Aにお
ける接合ローラ25の保持構造は次のようである。セン
ターシャフト1の先端部には、盤面を管軸に直交する円
板状の取付け盤26が固定され、該取付け盤26に径方
向に延びる固定腕27が剛接され、該固定腕27の先端
部にピン28を介して揺動腕29がセンターシャフト1
の軸心に直交する平面内で揺動可能に取り付けられる。
また、センターシャフト1と揺動腕29との間にピスト
ンロッド30aの進退動する空気シリンダ30がその両
端部を回動自在に介装される。すなわち、空気シリンダ
30の基端部30bはセンターシャフト1に回転動自在
に嵌装される軸受32に固定され、ピストンロッド30
aの他端は揺動腕29から突設されたリブ29aにピン
33を介して枢着される。なお、ピストンロッド30a
を揺動腕29に直接的に枢着することは自由である。空
気シリンダ30の配管はセンターシャフト1に導かれ
る。
【0016】接合ローラ25は揺動腕29の先端に装着
され、油圧モータ35の駆動を受けて回転駆動される。
もっと詳しくは、揺動腕29に軸受36が固定され、油
圧モータ35の駆動軸35aを保持し、該駆動軸35a
の先端には接合ローラ25が取り付けられる。油圧モー
タ35の配管はセンターシャフト1に導かれる。接合ロ
ーラ25は、直円筒状をなすとともに前端部に鍔25a
を有し、本体の長さは帯状部材の幅よりも長くされ、該
鍔25aは帯状部材200の内面に形成された案内凹溝
に嵌まり込む。
【0017】図6は接合ローラ25と帯状部材200と
の対応関係を示す。図における帯状部材200はその突
条202が少なくされているが、機能に変わりはない。
接合ローラ25はその直円筒状の本体で帯状部材200
相互の閉合部位Aを圧接する。これにより、凹溝210
内に凸条216が、また、突条202のフランジ内に張
出し部212がそれぞれ嵌まり込む。接合ローラ25の
鍔25aは帯状部材200の前縁の凹溝210に嵌まり
込み、接合ローラ25の位置づれを引き起こすことな
く、かつ所定のピッチで強制的に前方へ送られる作用を
なす。
【0018】図7は接合ローラ25と帯状部材200と
の他の対応関係を示す。図における帯状部材200は該
帯状部材の幅方向の中間部位において、2つの突条20
2間に案内溝250を形成したものであって、接合ロー
ラ25の鍔25bはこの案内溝250に嵌合する。図例
では1つの鍔25bを設けたが更に内方の案内溝250
に嵌合する鍔25c(鎖線表示)も設けること、あるい
は、帯状部材200の凹溝210に嵌合する鍔25a
(鎖線表示)も併用することも可能である。
【0019】(案内機構部3B)(図2参照) 案内機構部3Bは、案内ローラ40を主体とし、既に螺
旋捲回されたライニング管Rの内側に配され、接合機構
部3Aと協働してく円形を保持する。このため、センタ
−シャフト1より放射状に複数(本実施例では2)配さ
れる。該案内機構部3Bは、接合機構部3Aに準じる構
成を採る。すなわち、取付け盤26を共用し、固定腕4
1、揺動腕42、空気シリンダ43(ピストンロッド4
3a)がそれぞれピン結合をもって組み付けられてな
る。揺動腕42の先端には接合ローラ25と同一構成を
採る案内ローラ40が装着され、その鍔40aは帯状部
材200の案内溝210,250に嵌まり込む。該案内
機構部3Bにおいては、案内ローラ40の自己駆動は不
要であって、油圧モータは省略される。なお、空気シリ
ンダ43の配管はセンターシャフト1内に導かれる。
【0020】(送り機構部3C)(図3、図8参照) 送り機構部3Cは、接合機構部3Aに先立って、供給さ
れる帯状部材200を誘導する第1送りローラ部45及
び第2送りローラ部46を主体とし、これらはセンター
シャフト1に剛結される取付けフレームを介して所定の
関係位置に配される。送り機構部3Cにおける2つの送
りローラ部45,46の保持構造は次のようである(図
8参照)。センターシャフト1の最先端部に、着脱自在
の取付け基部48を介して取付けフレーム49が径方向
に剛的に延設される。取付け基部48はボルト等の固定
手段をもってセンターシャフト1に強固に固定される。
第1送りローラ部45はこの取付けフレーム49の先端
寄りに、また、第2送りローラ部46は基部寄りにそれ
ぞれ取付けアーム50,51を介して所定位置に保持さ
れる。すなわち、第1送りローラ部45は閉合部の近く
に配され、閉合部での帯状部材100の重なりを調整す
る。第2送りローラ部46は帯状部材に捩じれを与え、
第1送りローラ部45へ送り込む。送りローラ部45,
46は、それぞれ内外側の各ローラの一対よりなる。す
なわち、第1送りローラ部45においては、内側ローラ
45a、外側ローラ45bからなる。第2送りローラ部
46においては、内側ローラ46a、外側ローラ46b
からなる。帯状部材200はこれらの内外側ローラ45
a,45b及び46a,46bに挟着され、取付け姿勢
を保持する。
【0021】本実施例において更に特徴的なことは、こ
の送り機構部3Cの取付けフレーム49の先端に軸方向
案内ローラ52が取付けアーム53を介して装備される
ことである。すなわち、軸方向案内ローラ52は、既に
捲回されたライニング管Rの最前端の帯状部材100の
前縁に回転自在に当接する。しかして、製作済のライニ
ング管Rとの本装置Sとの関係位置を決め、かつ、保持
する。
【0022】走行台車部4 (図1、図9〜図11、図13、図14参
照) 走行台車部4は、センターシャフト1を回転・摺動自在
に抱持するとともに管渠Pの軸心に対し位置保持し、軸
受け体60、上部車輪部61及び下部車輪部62の主要
部からなる。
【0023】(軸受け体60) 軸受け体60は、円筒体をなし軸心にセンターシャフト
1をすべり軸受けもしくは転がり軸受けを介して摺動自
在に抱持する。外側にはリブ60aが適宜間隔をもって
固設され、該リブ60aを介して上下部にそれぞれ上部
基板65、下部基板66が水平状に固定される。
【0024】(上部車輪部61) 上部車輪部61は、上部車輪68を主体とし、上部基板
65上にその保持構造を介して取り付けられる。上部基
板65の前端には取付けリブ69が固定され、該取付け
リブ69にピンを介して外径方向に延びる揺動腕70が
揺動可能に取付けられる。揺動腕70の先端には上部車
輪68の車軸68aを保持する軸受け71が剛接されて
なる。また、上部基板65と揺動腕70との間にピスト
ンロッド73aの進退動する空気シリンダ73がその両
端部を回動自在に介装される。すなわち、空気シリンダ
73の基部は上部基板65に固定された取付けリブ74
にピンを介して取り付けられ、ピストンロッド73aの
他端は軸受け71に相並んで車軸68aに装着される軸
受け75に剛接される。車輪68は車軸68aの両端部
に固設される。以上の構成により、空気シリンダ73の
ピストンロッド73aの進退動により車輪68を管渠P
の管壁に押し当てる。
【0025】(下部車輪部62) 下部車輪部62は、2つの前後部車輪77,78を主体
として、下部基板66にその保持構造を介して取り付け
られる。下部基板66の下面には、前部及び後部に2個
一対の取付けリブ79,80がそれぞれ幅方向に相並ん
で固定され、該取付けリブ79,80に軸棒を介して外
径方向に延びる2個1対の揺動腕81,82が揺動可能
に取り付けられる。揺動腕81,82の先端には下部車
輪77,78の車軸77a,78aを保持する軸受け8
3,84が剛接されている。前部車輪77及び後部車輪
78はこれらの前部車軸77a及び後部車軸78aの両
端部に固設される。また、車軸77a,78aのそれぞ
れの中間部には軸受86が装着され、これらの軸受86
間に連絡フレーム87が剛結される。下部基板66の下
面の中央部には、取付けリブ88が固設され、この取付
けリブ88と上述した連結フレーム87との間にピスト
ンロッド89aの進退動する空気シリンダ89がその両
端部を枢着される。これらの振動腕81,82、連結ク
レーム87及び空気シリンダ89はそれぞれピン結合さ
れてリンク機構を構成する。振動腕81,82は鉛直投
影でみて、上方に収束するが、その交点部はセンターシ
ャフト1の軸心に一致する(図13の中心線表示)。本
走行台車部4は自走・他走を問わないが、自走式を採る
とき、下部車輪部62の車軸(77a,78a)に走行
歯車(図示せず)が装着され、別途配される駆動用モー
タ(図示せず)により駆動されられるが、図示は省略す
る。
【0026】その他の構成 本実施例装置Sに使用される油圧及び空圧の供給源とし
ての油圧ユニットあるいは空気圧縮機等の付帯設備B
は、例えば軸受け体60の側部の開き空間に配される
(図9鎖線表示)。勿論、これらは別位置に配備される
ことも可能である。
【0027】管渠P内のライニング施工 叙上の構成よりなるライニング施工装置Sを使用してな
される地下埋設管渠内のライニング施工方法を説明す
る。図15はそのライニング施工工事の概要を示す。本
実施例では地下埋設管渠として下水道管渠への適用例を
示す。図においてQ1は上流側人孔、Q2は下流側人孔
である。図15に示されるように、地上部においては、
上流側人孔Q1側では、帯状部材200を巻き付けた回
転台付き巻出し装置Hが配され、下流側人孔Q2側で
は、油圧用/空圧用の電源装置Iが配される。工事は上
流側から下流側に沿ってなされる。
【0028】以下、工程順に説明する。 (1) 本ライニング施工装置Sを人孔Q1を介して更生の
対象となる管渠P内に搬入する。すなわち、センターシ
ャフト部2より製管部3が取り外され、また、走行台車
部4において空気シリンダー73を収縮することによ
り、人孔Q1の開口部より容易に管渠P内に搬入でき
る。管渠P内において、人孔Q1の近傍で走行台車部4
の空気シリンダ73が伸長され、更には、センターシャ
フト1の先端に製管部3が取り付けられる。この状態
で、センターシャフト1を可及的後方へ引き出し、本ラ
イニング施工装置Sの位置決めをなす。
【0029】(2) 管渠Pの人孔Q1の開始端部におい
て、地上部から引き込まれた帯状部材200を手動にて
数回(少なくとも1回)捲回し、ライニング管(これを
開始用ライニング管という)Roを作製する。
【0030】(3) この開始用ライニング管Roの前縁に
おいて、本ライニング施工装置Sの製管部3の各機構を
所定状態に設置する。すなわち、接合ローラ25をライ
ニング管Roの閉合部に配するとともに、該接合ローラ
25及び案内ローラ40の鍔25a,40aを帯状部材
200の凹溝210に係合させる。この状態で空気シリ
ンダ30,43を伸長させ、ローラ25,40をライニ
ング管Roに圧接する。また、送り機構部3Cにおいて
は、送りローラ部45,46に帯状部材200を所定の
取付け姿勢に挟着保持し、案内ローラ52をライニング
管Roの前端縁に係合させる。
【0031】(4) 製管部3における接合機構部3Aの油
圧モータ35を駆動し、接合ローラ25の圧接力をもっ
て帯状部材100の閉合部においてその継手構造により
開始用ライニング管Roに連なって新たに供給される帯
状部材200は接合される。また、帯状部材200の凹
部210に係合する鍔25aの係合案内作用により接合
ローラ25は管周方向に公転し、かつ管軸方向に前進す
る。製管部3の回転は更には案内機構部3Bの案内ロー
ラ40の鍔40aの係合案内作用、並びに送り機構部3
Cの案内ローラ52の係合案内作用により、所定のピッ
チで前進し、センターシャフト1を前方へ移動させる。
(4A)この工程において、本質的要件は、接合ローラ25
の閉合部への圧接力と作成されるライニング管Rを所期
のピッチで前進させることである。従って、この要件を
満足するものであれば、本装置の機構を可及的単純化さ
れうる。すなわち、接合ローラ25の鍔25aの案内作
用で十分であれば、案内機構部3B、送り機構部3Cは
省略されうる。また、案内ローラ40の鍔40aの案内
作用で十分であれば、接合ローラ25の鍔25aは省略
でき、送り機構部3Cの案内ローラ52も省略できる。
(4B)この工程において、ライニング管Rは作成されてゆ
く。センターシャフト1の前進に伴い、センターシャフ
ト1の前端の反力部7のリンク機構17,19が伸長し
てゆくが、その張力部材21の付勢力によりセンターシ
ャフト1に押し戻し力が付与される。これにより、製管
部に3における急な公転作用が防止できる。従って、製
管部3の公転が適正になされるときには、このリンク機
構17,19を省略できることは言うまでもない。ま
た、走行台車部4においては、軸受け体60は前進する
センターシャフト1を保持するが、センターシャフト1
の中心振れに対して、下部車輪部62におけるリンク機
構により、かつ、空気シリンダの緩衝作用により、当該
中心振れは吸収される。なおまた、揺動腕81,82の
センターシャフト1の軸心への収束は該センターシャフ
ト1の中心振れにも有効である。
【0032】(5) 製管部3の回転により帯状部材200
が何回か捲回され、次第に走行台車部4に接近しセンタ
ーシャフト1が所定の前進位置に達する。これを1スト
ロークの終了として、製管部3での油圧モータ35の駆
動を停止し、次いで、走行台車4を前進させ、始動状態
に復帰させる。このとき、センターシャフト部2での反
力部7のリンク機構17,19の張力部材21の戻し付
勢力を受けて走行台車4の前進は促進される。
【0033】(6) 上記(4)(5)の工程を繰り返し、下水道
管渠Pの全長にライニング管Rを施工する。(6A)この工
程において、帯状部材200は地上部に配された巻出し
装置Hより順次供給される。該巻出し装置Hは、図15
にその構成の一例を示すように、人孔Q1の開口部周り
に配された円形軌状300上に転子302を介して回転
台304が回転自在に配備され、この回転台304に帯
状部材200を繰出し自在に巻き付けた巻胴306が回
転自在に支持されてなる。これにより、円形軌条300
に沿う回転台304の水平面での回転と巻胴306の鉛
直面での回転とが合成される。製管動作に伴い帯状部材
200はねじれ回転をなすが、巻出し装置Hにおいては
この回転に同期して回転台304をもってこれに追従す
る。
【0034】(実施例の効果) 本実施例の管渠内のライニング施工方法及びその施工装
置は叙上の態様をもって実施されるものであるので、以
下の効果を発揮する。本実施例によれば、製管されたラ
イニング管Rはそのまま管渠P内に残置されるので、ラ
イニング管の径及び製管距離に制約されず、長大なライ
ニング施工を実施できる。ライニング管Rは管渠Pの壁
体に押し付けられて作成されるものであるので、管渠P
の径を有効に使用できる。また、管渠Pの断面形状に対
応でき、条件が許すならば楕円形は勿論のこと、矩形状
の管渠にも対応できる。更に、曲がりをもつライニング
管Rを作成でき、管渠Pに曲がり部が存する場合にも対
応可能となる。帯状部材200の内面に形成された案内
溝210,250に製管部3の各ローラ25,40の鍔
25a,40aが係合し、案内されるものであるので、
各ローラは所定位置に正確に配され、かつ閉合部での接
合動作は確実になされ、確実な製管作業がなされる。
【0035】本実施例の細部を以下のように変更しても
本発明の実質的な内容に変わりはない。センターシャフ
ト部2において、リンク機構17,19及び張力部材2
1を含む反力部7を省略すること。また、回転継手6の
機構をセンターシャフト1の後部に配すること。この場
合、センターシャフト1は非回転となる。製管部3にお
いて、案内機構部3Bもしくは/及び送り機構部3Cを
省略すること。また、案内機構部3Bの腕部を1又は3
以上とすること。接合ローラ25及び案内ローラ40の
鍔25a,40a及び送り機構部3Cの案内ローラ52
のいずれかを前進ピッチが確保される限りにおいて省略
すること。走行台車部4において、上部車輪部61にお
ける空気シリンダ73による伸縮機構、あるいは下部車
輪部62における空気シリンダ89を含むリンク機構、
等を廃し、より単純な走行機構を保持する構造とするこ
と。
【0036】(第2実施例) 図16・図17は本発明の他の実施例(第2実施例)を
示す。すなわち、叙上の第1実施例では接合機構部3A
において接合ローラ25をライニング管Rの内面から外
方へ圧接する態様を採ったが、本実施例では帯状部材2
00を挟着する態様を採る。図において、先の実施例と
同等の部材については同一の符号が付されている。か
つ、接合機構部3A、案内機構部3B以外は同一の構成
が採られるものであるので図示を省略する。
【0037】図16を参照して、この接合機構部3Aで
は、センタ−シャフト1の後端部に取付け盤26が固定
され、該取付け盤26を介して径方向に延びる固定腕1
00が剛接される。固定腕100の先端は管渠Pの管壁
の近傍にまで達する。固定腕100の先端には、外側ロ
ーラ101と内側ローラ102との2つのローラを主体
とする接合ローラ部103が装着される。すなわち、外
側ローラ101はその軸部を管軸に沿って軸受け105
を介して回転自在に装着され、また、内側ローラ102
は該外側ローラ101の内径寄りに所定の間隙を保って
相並んで軸受け106を介して回転自在に装着される。
また、外側ローラ101は油圧モータ107の駆動を受
けて回転駆動される。外側ローラ101と内側ローラ1
02との間隙には帯状部材200が介挿される。センタ
ーシャフト1の軸心からこの間隔までの距離rがライニ
ング管Rの半径となる。
【0038】図17を参照して、もっと詳しく説明する
と、外側ローラ101は円筒本体110に所定間隔をも
って複数の輪状鍔部111が形成されてなり、これらの
輪状鍔部111は帯状部材200の突条202間の溝2
04に嵌まり込む。輪状鍔部111の内、閉合部Aに対
応する2つの輪状鍔部111aはその周側部が帯状部材
200に当接する。他の輪状鍔部106については格別
当接する必要はなく、突条202間に嵌まり込むことが
肝要である。内側ローラ102は直円筒状をなし、帯状
部材200の内面に密着し、閉合部Aにおいて外側から
押圧される帯状部材200を支持する。なお、この内側
ローラ102にも帯状部材200の凹溝210に嵌合す
る鍔102aを形成することは自由である。
【0039】本実施例の製管部3においては、先の実施
例と同様に案内機構部3Bが放射状に配される。固定腕
の先端に装着される案内ローラは接合機構部3Aの内側
ローラ102と管軸から同一径に配される。該案内ロー
ラには帯状部材の凹溝に嵌合する鍔体が形成される。
【0040】この第2実施例によれば、接合機構部3A
での外側ローラ101による帯状部材200の嵌まり込
み作用により、送りピッチが自動的になされ、案内溝の
形成は不要である。そして、製管されるライニング管R
の径はセンターシャフト1の軸心から接合ローラ部10
3の中心位置までの距離rに一致するものであって、管
渠Pの内面形状に影響を受けず一定径のライニング管が
製管される。
【0041】本発明は叙上の実施例にのみ限定されるも
のではなく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種々設
計変更が可能である。
【0042】ハ.発明の効果 本発明の管渠内のライニング施工方法によれば、製管さ
れたライニング管はそのまま管渠内に残置されるので、
ライニング管の径及び製管距離に制約されず、長大なラ
イニング施工を実施できる。また、帯状部材の内面ある
いは外面に形成された縦溝に接合ローラあるいは接合ロ
ーラ部の外側ローラの鍔が係合し、案内されるので、各
ローラは所定位置に正確に配され、かつ閉合部での接合
動作は確実になされ、確実な製管作業がなされる。更
に、曲がりをもつライニング管Rを作成でき、管渠Pに
曲がり部が存する場合にも対応可能となる。加えて、第
1番目の発明の方法によれば、ライニング管は管渠の壁
体に押し付けられて作成されるものであるので、管渠の
径を有効に使用できる。更には、管渠の形状に対応で
き、条件が許すならば楕円形は勿論のこと矩形状の管渠
にも対応できる。また、第2番目の発明の方法によれ
ば、管渠の内面形状に影響を受けず一定径のライニング
管が製管される。本発明の管渠内のライニング施工装置
によれば、製管部はセンターシャフト回りに配され回転
動されるものであるので、振れを生じることなく、精確
なライニング管の作成をなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管渠内のライニング施工方法を実施す
る施工装置の一実施例(第1実施例)の全体を示す側面
図。
【図2】このライニング施工装置における製管部の接合
機構部及び案内機構部の配設関係を示す横断面図。
【図3】このライニング施工装置における製管部の送り
機構部の配設関係を示す横断面図。
【図4】接合機構部の詳細構造図。
【図5】図4のV方向矢視図。
【図6】接合ローラと帯状部材との対応関係を示す拡大
断面図。
【図7】接合ローラと帯状部材との他の対応関係を示す
拡大断面図。
【図8】送り機構部の詳細構造図。
【図9】図1のIX−IX線矢視図。
【図10】走行台車部の上半部分側面図。
【図11】図10のXI方向矢視図。
【図12】センターシャフト部の回転継手部及び反力部
の構成を示す模式断面図。
【図13】走行台車部の下半部分側面図。
【図14】図13のXIV-XIV 線矢視図。
【図15】施工態様図。
【図16】本発明の管渠内のライニング施工装置の他の
実施例(第1実施例)の接合機構部を示す側面図。
【図17】本実施例における接合ローラ部と帯状部材と
の対応関係を示す拡大断面図。
【図18】(a) 図は帯状部材の一態様を示す断面図。
(b) 図はこの帯状部材相互の接合関係を示す断面図。
【図19】(a) 図は帯状部材の他の態様を示す断面図。
(b) 図はこの帯状部材相互の接合関係を示す断面図。
【符号の説明】
P…下水道管渠、R…ライニング管、S…ライニング施
工装置、1…センターシャフト、2…センターシャフト
部、3…製管部、3A…接合機構部、3B…案内機構
部、3C…送り機構部、4…走行台車部、25…接合ロ
ーラ、25a,25b…鍔、40…案内ローラ、40a
…鍔、101…外面ローラ、102…内面ローラ、10
3…接合ローラ部、200,220…帯状部材、21
0,230,250…案内溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 63/00 - 63/48 F16L 1/00 F16L 55/16 F16L 58/02 - 58/06 F16L 58/10 - 58/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管渠内において、両側縁部に継手が形成
    され連続的に供給される長尺の帯状部材を螺旋状に捲回
    し、相接する継手相互を係合させて管状体を形成するラ
    イニング施工方法において、 既に形成された管状体を残置させ、該管状体の前方に新
    たに供給される帯状部材をもってライニング管を付加形
    成する方法であって、 前記帯状部材の内面に縦溝が形成され、 前記既に形成された管状体の端縁部の内面にその周面に
    鍔を有する接合ローラを配し、該接合ローラの鍔を該管
    状体の帯状部材の前記縦溝に係合させて接合ローラを回
    転駆動させ、前記既に形成された管状体と新たに供給さ
    れる帯状部材との閉合部位において前記接合ローラを外
    方に向けて押圧する、 ことを特徴とする管渠内のライニング施工方法。
  2. 【請求項2】 管渠内において、両側縁部に継手が形成
    され連続的に供給される長尺の帯状部材を螺旋状に捲回
    し、相接する継手相互を係合させて管状体を形成するラ
    イニング施工方法において、 既に形成された管状体を残置させ、該管状体の前方に新
    たに供給される帯状部材をもってライニング管を付加形
    成する方法であって、 前記帯状部材の外面には複数の突条及び該突条間に凹溝
    が縦方向に一定間隔を保持して形成され、 前記既に形成された管状体の端縁部の内外面に、帯状部
    材の外面の凹溝に嵌まり込む鍔部を有する外面ローラと
    帯状部材の内面に当接する内面ローラとの2つのローラ
    からなる接合ローラ部を配し、前記接合ローラ部でのロ
    ーラを回転駆動させ、前記既に形成された管状体と新た
    に供給される帯状部材との閉合部位において前記2つの
    外面及び内面ローラを挟着する、 ことを特徴とする管渠内のライニング施工方法。
  3. 【請求項3】 管渠内において、両側縁部に継手が形成
    されるとともに外面に複数の突条及び該突条間に凹溝が
    縦方向に一定間隔を保持して形成される長尺の帯 状部材
    を連続的に提供して螺旋状に捲回し、相接する継手相互
    を係合させて管状体を形成するライニング施工装置であ
    って、 管渠の軸心に沿って配されるセンターシャフト1と;こ
    のセンターシャフト1の端部に該センターシャフト1回
    りに回転可能に装着される製管部3と;センターシャフ
    ト1を回転自由にかつ摺動自在に抱持し、管渠に対し固
    定する台車部4と;からなり、 前記製管部3においては、センターシャフト1の先端部
    に径方向に延設される複数の腕部が放射状に配され、該
    腕部の1つにおいて、前記帯状部材の外面に形成された
    凹溝に嵌まり込む鍔部を有する外面ローラ及び帯状部材
    の内面に当接する内面ローラからなる接合ローラ部が該
    腕部の先端部に配され、前記他の腕部において、その先
    端部に帯状部材の内面に当接する案内ローラが配されて
    なる、ことを特徴とする管渠内のライニング施工装置。
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