JP3386522B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、永久帯電防止性、耐衝
撃強度、耐熱性、剛性および成形性に優れた熱可塑性樹
脂組成物に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般にABS樹脂に代表されるスチレン
系樹脂は電気、電子機器部品、OA機器等に幅広く使用
されており、そのため樹脂に耐衝撃性、成形性等種々の
特性が要求されている。一方スチレン系樹脂は、電気固
有抵抗値が高いために、成形品にほこりが付着したり、
電子機器においては、帯電した電気による静電気障害等
を生じる欠点があるので帯電防止性が要求されている。
そこで、これらの帯電防止方法としては、一般に帯電防
止剤、カーボンブラック、金属粉等を練り込む方法が知
られている。 【0003】樹脂に帯電防止剤を練り込む方法は、帯電
防止性を付与する方法として有効であるが、性能が十分
でなく、また帯電防止効果に永続性がない欠点がある。
一方、カーボンブラックや金属粉を練り込む方法は、十
分な帯電防止性を付与させることが出来る反面、外観
性、成形加工性、耐衝撃性等が低下する欠点を有してい
る。 【0004】永久帯電防止性を付与する方法として、ポ
リエーテルエステルアミドを熱可塑性樹脂に混合する方
法が知られているが、樹脂との相溶性が劣るため強度低
下、層状剥離等が発生する。そのため相溶化剤を添加す
る必要がある。特開昭62−241945号公報には、
ポリエーテルエステルアミド、ABS系グラフト共重合
体およびカルボキシル基含有変性ビニル系重合体からな
る熱可塑性組成物が開示されている。しかしこの熱可塑
性組成物は流動性、耐熱性および剛性が十分ではない欠
点がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような現状から、
本発明の目的は、スチレン系樹脂の特性を損ねることな
く、樹脂組成の改良により優れた帯電防止性、耐衝撃
性、耐熱性、剛性および成形性を有し、かつ層状剥離の
ない永久帯電防止性を有する熱可塑性樹脂組成物を提供
することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者はこの目的で鋭
意研究した結果、特定の組成比のビニル系グラフト共重
合体、特定の組成比のビニル系共重合体、および特定の
酸無水物基を含有したイミド化共重合体からなる樹脂組
成物にポリエーテルエステルアミドを配合することによ
り上記目的の熱可塑性樹脂組成物が得られることを完成
したものである。 【0007】すなわち本発明は、A成分:ゴム状重合体
10〜60重量部の存在下で、芳香族ビニル単量体50
〜90重量%、シアン化ビニル単量体10〜50重量%
およびこれら単量体と共重合可能なビニル単量体0〜2
0重量%よりなる単量体混合物40〜90重量部をグラ
フト重合して得られるグラフト共重合体10〜60重量
%と、B成分:芳香族ビニル単量体50〜90重量%、
シアン化ビニル単量体10〜40重量%およびこれら単
量体と共重合可能なビニル単量体0〜20重量%を共重
合してなる共重合体0〜70重量%と、C成分:芳香族
ビニル単量体単位30〜70重量%、不飽和ジカルボン
酸イミド誘導体単位28〜50重量%、不飽和ジカルボ
ン酸無水物単量体単位2〜15重量%およびこれら単量
体と共重合可能なビニル単量体単位0〜20重量%より
なるイミド化共重合体5〜50重量%と、D成分:
(a)炭素原子数6以上のアミノカルボン酸もしくはラ
クタム、または炭素原子数6以上のジアミンとジカルボ
ン酸の塩、(b)次式(I)〜(III)から選ばれた1
種もしくは2種以上のジオール化合物、 【化2】 (ただし式中、R1 はエチレンオキシド基、R2 はエチ
レンオキシド基またはプロピレンオキシド基を示す。Y
は共有結合で炭素数1〜6のアルキレン基、炭素数1〜
6のアルキリデン基、炭素数7〜17のシクロアルキリ
デン基、炭素数7〜17のアリールアルキリデン基、
O、SO、SO2 、CO、S、CF2 、C(CF3 2
またはNHを示し、Xは水素、炭素数1〜6のアルキル
基、ハロゲン基、スルホン基、またはその金属塩を示
す。XL のLは0または1〜4の整数を示し、mおよび
nは各々16以上の整数を示す。)、および(c)炭素
原子数4〜20のジカルボン酸を共重合してなるポリエ
ーテルエステルアミド 5〜40重量%からなる熱可塑性
樹脂組成物とすることによって得られるものである。 【0008】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明におけるA成分であるグラフト共重合体のゴム状重
合体は、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、シク
ロペンタジエン等の共役ジエン単量体の単独重合、1,
4−シクロヘキサジエン、2,5−ノルボルナジエン等
の非共役ジエン単量体の単独重合、又は上記の共役ジエ
ン単量体もしくは非共役ジエン単量体とスチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル系単
量体、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシ
アン化ビニル単量体、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリ
レート等のアクリル酸エステル単量体、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト、ヘキシルメタクリレート等のメタクリル酸エステル
単量体、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチ
レン、2−ブテン等のオレフィン単量体などとの共重合
したものを用いることができる。 【0009】また、ゴム状重合体は、前掲した共役ジエ
ン単量体もしくは非共役ジエン単量体に架橋用単量体と
して多官能性ビニル単量体を共重合した共重合体も用い
ることができる。多官能性ビニル単量体としては、ジビ
ニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、
シアヌル酸トリアリル、アリルアクリレート、ビニルア
クリレート等がある。 【0010】さらに、本発明のグラフト共重合体に用い
るゴム状重合体は、グラフト活性点を有していることが
必要であり、具体的にはゴム状重合体中に炭素−炭素二
重結合を有していることが好ましい。また前記の単量体
単独及び共重合体の重合方法は、たとえば乳化重合、溶
液重合等の公知の技術を用いることができる。またゴム
状重合体は二種類以上のゴム状重合体の混合物であって
もよい。 【0011】A成分のグラフト共重合体の製法として
は、公知のグラフト重合の手法が可能であり、前記ゴム
状重合体ラテックスの存在下に、芳香族ビニル単量体、
シアン化ビニル単量体および必要に応じてこれらの単量
体と共重合可能な単量体を加えてこれらを共重合するこ
とにより得られる。 【0012】グラフト共重合体の製造に用いられる芳香
族ビニル単量体としては、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ジメチルスチレン、クロルスチレン等を挙
げることが出来る。 【0013】シアン化ビニル単量体としては、例えば、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられ
る。 【0014】上記単量体は単独または2種以上混合して
用いることが出来る。 【0015】またこれらの単量体と共重合可能な単量体
としては、アクリル酸エステル単量体、メタクリル酸エ
ステル単量体、アクリル酸およびメタクリル酸等のビニ
ルカルボン酸、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド
等が挙げられる。上記の単量体は単独または2種以上混
合して用いることが出来る。 【0016】グラフト共重合は乳化重合が好ましく、乳
化重合に用いられる乳化剤としては、ステアリン酸ナト
リウムおよびオレイン酸カリウムのような脂肪酸石鹸、
不均化ロジン酸カリウムおよびドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムのような有機スルホン酸等が挙げられ
る。 【0017】グラフト重合用単量体混合物の添加方法に
は、一括添加、一部分割添加および全グラフト重合用単
量体の連続分割添加等の方法がある。グラフト共重合を
効果的に行うためには、連続分割添加が好ましい。また
重合温度は40〜90℃の範囲が好ましい。 【0018】重合開始剤としては、多官能性ラジカル開
始剤および硫酸第一鉄のような金属塩、ピロリン酸もし
くはエチレンジアミン4酢酸2ナトリウムのようなキレ
ート剤を併用するレドックス系が好ましい。開始剤の使
用量は、重合性単量体100重量部に対して0.05〜
1.0重量部でよい。 【0019】A成分中に含まれるゴム状重合体は、10
〜60重量部であり、好ましくは15〜50重量部であ
る。10重量部未満では衝撃強度が低く、60重量部を
超えると成形性および剛性が低下し好ましくない。 【0020】芳香族ビニル単量体は、全単量体混合物中
の50〜90重量%であり、好ましくは55〜80重量
%である。50重量%未満では成形性および寸法安定性
が損なわれる。 【0021】シアン化ビニル単量体は、全単量体混合物
中の10〜50重量%であり、好ましくは15〜40重
量%である。10重量%未満では耐熱性が低く、50重
量%を超えると成形性が低下する。 【0022】次に、本発明のB成分である共重合体中に
用いられる芳香族ビニル単量体としては、例えば、スチ
レン、α−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−
メチルスチレン、α−メチルビニルトルエン、ジメチル
スチレン、クロルスチレン、ビニルナフタレン等を挙げ
ることが出来る。 【0023】シアン化ビニル単量体としては、例えば、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられ
る。 【0024】これらの単量体と共重合可能な単量体とし
ては、アクリル酸エステル単量体、メタクリル酸エステ
ル単量体、アクリル酸およびメタクリル酸等のビニルカ
ルボン酸単量体、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミ
ド等が挙げられる。 【0025】B成分に用いられる単量体中、芳香族ビニ
ル単量体は50〜90重量%であり、好ましくは60〜
80重量%である。50重量%未満では芳香族ビニル化
合物の特徴である成形性および寸法安定性が損なわれ
る。 【0026】B成分に用いられる単量体中、シアン化ビ
ニル単量体は10〜40重量%であり、好ましくは20
〜35重量%である。10重量%未満では耐熱性が低
く、40重量%超えると成形性が低下し好ましくない。 【0027】B成分の重合方法としては、公知の塊状重
合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法、塊状ー懸
濁重合法等の通常の方法を用いることができる。 【0028】なお、本発明の熱可塑性樹脂組成物を得る
には、前記A成分とB成分を規定の割合で事前に混合を
行ったものを用いることができる。混合方法は、公知の
方法を適用して乳化状態、粒子状態または溶融状態の両
成分を配合し、溶融混練することにより容易に熱可塑性
樹脂組成物を得ることが出来る。 【0029】本発明のC成分であるイミド化共重合体は
芳香族ビニル単量体単位、不飽和ジカルボン酸イミド誘
導体単位、不飽和ジカルボン酸無水物単量体単位および
これらと共重合可能なビニル単量体単位とからなる。 【0030】C成分のイミド化共重合体の製法として
は、第1の製法として芳香族ビニル単量体、不飽和ジカ
ルボン酸イミド誘導体、不飽和ジカルボン酸無水物単量
体およびこれらと共重合可能なビニル単量体混合物を共
重合させる方法がある。 【0031】また、第2の方法としては芳香族ビニル単
量体、不飽和ジカルボン酸無水物およびこれらと共重合
可能なビニル単量体混合物を共重合させた重合体に該重
合体中の残留不飽和ジカルボン酸無水物単量体単位が2
〜15重量%含有されるようにアンモニアおよび/また
は第1級アミンを反応させて酸無水物基の一部をイミド
基に変換させる方法が挙げられる、いずれの方法によっ
てもイミド化共重合体を得ることができる。 【0032】C成分共重合体の第1の製法に使用される
芳香族ビニル単量体としては、スチレン、α−メチルス
チレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α
−メチルビニルトルエン、ジメチルスチレン、クロルス
チレン、ビニルナフタレン等が挙げられ、これらの中で
スチレンが特に好ましい。 【0033】不飽和ジカルボン酸誘導体としては、マレ
イミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミ
ド、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレ
イミド、N−メチルフェニルマレイミド、N−ヒドロキ
シフェニルマレイミド、N−メトキシフェニルマレイミ
ド、N−クロロフェニルマレイミド、N−カルボキシフ
ェニルマレイミド等のマレイミド誘導体並びにN−メチ
ルイタコン酸イミドやN−フェニルイタコン酸イミド等
のイタコン酸イミド誘導体等が挙げられ、これらの中で
はN−フェニルマレイミドが特に好ましい。 【0034】不飽和ジカルボン酸無水物単量体として
は、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸およびアコ
ニット酸等の無水物が挙げられ、これらの中でマレイン
酸無水物が特に好ましい。 【0035】またこれら単量体と共重合可能なビニル単
量体は、芳香族ビニル単量体、不飽和ジカルボン酸イミ
ド誘導体および不飽和ジカルボン酸無水物単量体以外の
ビニル単量体からなるもので、例えばアクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル単量体、メ
チルアクリル酸エステル、エチルアクリル酸エステル等
のアクリル酸エステル単量体、メチルメタクリル酸エス
テル、エチルメタクリル酸エステル等のメタクリル酸エ
ステル単量体、アクリル酸およびメタクリル酸等のビニ
ルカルボン酸単量体、アクリル酸アミド、メタクリル酸
アミド等がある。これらの中でアクリロニトリル、メタ
クリル酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸などの単
量体が好ましい。 【0036】また第2の製法に使用される芳香族ビニル
単量体、不飽和ジカルボン酸無水物およびこれらと共重
合可能なビニル単量体は前記の第1の製法に使用される
ものが使用できる。 【0037】イミド化反応に用いるアンモニアや第1級
アミンは無水または水溶液のいずれの状態であってもよ
く、また第1級アミンの例としては、メチルアミン、エ
チルアミン、ブチルアミン、シクロヘキシルアミン等の
アルキルアミン並びにアニリン、トリルアミン、ナフチ
ルアミン等の芳香族アミンが挙げられるが、これらの中
で特にアニリンが好ましい。 【0038】イミド化反応を溶液状態または懸濁状態で
行う場合は、通常の反応容器、例えばオートクレーブな
どを用いるのが好ましく、塊状溶融状態で行う場合は、
脱揮装置の付いた押出機を用いてもよい。 【0039】また、共重合体をイミド化する際には、触
媒を存在させてもよく、例えば第3級アミン等が好まし
く用いられる。 【0040】イミド化反応の温度は、約80〜350℃
であり、好ましくは100〜300℃である。80℃未
満の場合には、反応速度が遅く、反応に長時間要し実用
的でない。一方350℃を越える場合には重合体の熱分
解による物性低下をきたす。 【0041】酸無水物残基量の調製は酸無水物基に対し
添加するアンモニアおよび/または第1級アミンのモル
当量によって行われる。 【0042】溶液状態でイミド化する場合の溶剤として
は、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、アセトフエノン、テトラヒドロフラン、ジメチ
ルホルムアミド等がありこれらの中でメチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンが好ましい。非水性媒体中
での懸濁状態でイミド化する時の非水性媒体にはヘプタ
ン、オクタン、2ーメチルペンタン、シクロペンタン、
シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素がある。 【0043】C成分共重合体は、芳香族ビニル単量体単
位30〜70重量%、好ましくは40〜65重量%、不
飽和ジカルボン酸イミド誘導体単位28〜50重量%、
好ましくは35〜45重量%、不飽和ジカルボン酸無水
物単量体単位2〜15重量%およびこれら単量体と共重
合可能なビニル単量体単位0〜20重量%よりなるイミ
ド化共重合体である。 【0044】芳香族ビニル単量体単位の量が30重量%
未満では、成形性および寸法安定性が損なわれ、70重
量%を越えると耐熱性が低下する。 【0045】不飽和ジカルボン酸イミド誘導体単位の量
が28重量%未満では、耐熱性および耐薬品性が十分で
ない。一方、50重量%を越えると共重合体が脆くな
り、成形性も著しく低下する。 【0046】また、不飽和ジカルボン酸無水物単量体単
位の量が2重量%未満では、D成分であるポリエーテル
エステルアミドとの相溶性が十分でなく、成形品の層状
剥離の原因となって外観性が損なわれ、耐衝撃性も低下
する。一方、15重量%を越えると熱安定性が低下す
る。 【0047】本発明のD成分であるポリエーテルエステ
ルアミドの構成成分である(a)炭素原子数6以上のア
ミノカルボン酸もしくはラクタム、または炭素原子数6
以上のジアミンとジカルボン酸の塩から選ばれる。炭素
原子数6以上のアミノカルボン酸としては、ω−アミノ
カプロン酸、ω−アミノカプリル酸、ω−アミノエナン
ト酸、1、2アミノドデカン酸等が好ましく、ラクタン
としてはカプロラクタム、エナントラクタム、カプリル
ラクタムが好ましい。炭素原子数6以上のジアミンとジ
カルボン酸の塩としては、ヘキサメチレンジアミン−ア
ジピン酸塩、ヘキサメチレンジアミン−セバシン酸塩お
よびヘキサメチレンジアミン−イソフタル酸塩等どが好
ましい。特にカプロラクタム、1、2アミノドデカン酸
およびヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩が好まし
い。 【0048】次に、ポリエーテルエステルアミドの構成
成分である(b)ジオール化合物としては、式(I)〜
(III)で示される。 【化3】【0049】(ただし式中、R1 はエチレンオキシド
基、R2 はエチレンオキシド基またはプロピレンオキシ
ド基を示す。Yは共有結合で炭素数1〜6のアルキレン
基、炭素数1〜6のアルキリデン基、炭素数7〜17の
シクロアルキリデン基、炭素数7〜17のアリールアル
キリデン基、O、SO、SO2 、CO、S、CF2 、C
(CF3 2 またはNHを示し、Xは水素、炭素数1〜
6のアルキル基、ハロゲン基、スルホン基、またはその
金属塩を示す。XL のLは0または1〜4の整数を示
し、mおよびnは各々16以上の整数を示す。) 【0050】具体的な例としては、ビスフェノールAの
エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付
加物、2、2−ビス(4、4’−ヒドロキシシクロヘキ
シル)プロパンのエチレンオキシドおよび/またはプロ
ピレンオキシド付加物、テトラブロモビスフェノールA
のエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド
付加物、ジメチルビスフェノールAのエチレンオキシド
および/またはプロピレンオキシド付加物、テトラメチ
ルビスフェノールAのエチレンオキシドおよび/または
プロピレンオキシド付加物、2、2−ビス(4、4’−
ヒドロキシフェニル−3、3’−スルホン酸ナトリウ
ム)プロパンのエチレンオキシドおよび/またはプロピ
レンオキシド付加物、ビスフェノールSのエチレンオキ
シドおよび/またはプロピレンオキシド付加物、ジメチ
ルビスフェノールSのエチレンオキシドおよび/または
プロピレンオキシド付加物、4、4’−(ヒドロキシ)
ビフェニルのエチレンオキシドおよび/またはプロピレ
ンオキシド付加物、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ス
ルフィドのエチレンオキシドおよび/またはプロピレン
オキシド付加物、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタ
ンのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシ
ド付加物、ビス(4−ヒドロキシフェニル)アミンのエ
チレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加
物、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテルのエチレ
ンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物、
1、1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ンのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシ
ド付加物、1、4−ジヒドロキシシクロヘキサンのエチ
レンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加
物、ハイドロキノンのエチレンオキシドおよび/または
プロピレンオキシド付加物、ジヒドロキシナフタレンの
エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付
加物、およびそれらのブロック共重合体等が挙げられ
る。 【0051】好ましいジオール化合物としては、ハイド
ロキノンのエチレンオキシド付加物、ビスフェノールA
のエチレンオキシド付加物、ビスフェノールSのエチレ
ンオキシド付加物、ジヒドロキシナフタレンのエチレン
オキシド付加物、およびそのブロック重合体等であり、
特にビスフェノールAのエチレンオキシド付加物および
そのブロック重合体が好ましい。 【0052】更に、ポリエーテルエステルアミドの構成
成分である(c)ジカルボン酸成分としては、例えば炭
素数4〜20のジカルボン酸が好ましく、テレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−2,6−ジ
カルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸等の芳
香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジ
カルボン酸およびコハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セ
バシン酸等の脂肪族ジカルボン酸等が挙げられる。特に
テレフタル酸、イソフタル酸、セバシン酸、アジピン酸
および1、4−シクロヘキサンジカルボン酸が好まし
い。 【0053】ポリエーテルエステルアミドの重合方法
は、例えば(a)アミノカルボン酸またはラクタムと
(c)ジカルボン酸を反応させて、両末端がカルボン酸
基のポリアミドプレポリマーをつくり、これに(b)ジ
オール化合物を真空下に反応させる方法や前記(a)、
(b)および(c)の各化合物を反応槽に仕込み、高温
で反応させ、カルボン酸末端のポリアミドプレポリマー
を生成させ、その後常圧または減圧下で重合を進める方
法等を用いることができる。 【0054】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、ビニル系
グラフト共重合体のA成分10〜60重量%、ビニル系
共重合体のB成分0〜70重量%、酸無水物基を含有し
たイミド化共重合体のC成分5〜50重量%およびポリ
エーテルエステルアミドのD成分5〜40重量%からな
る。 【0055】A成分は、熱可塑性樹脂組成物全体量に対
して10〜60重量%、好ましくは10〜50重量%で
あり、10重量%未満では、衝撃強度が低下し、60重
量%を越えると剛性および耐熱性が低下して好ましくな
い。 【0056】B成分は、熱可塑性樹脂組成物全体量に対
して0〜70重量%、好ましくは0〜55重量%であ
り、70重量%を越えると衝撃強度が低下して好ましく
ない。 【0057】C成分は、熱可塑性樹脂組成物全体量に対
して5〜50重量%、好ましくは7〜30重量%であ
り、5重量%未満ではポリエーテルエステルアミドとの
相溶性が低下し、50重量%を越えると成形性および衝
撃強度が低下して好ましくない。 【0058】D成分は、熱可塑性樹脂組成物全体量に対
して5〜40重量%、好ましくは10〜30重量%であ
り、5重量%未満では、帯電防止性が十分ではなく、4
0重量%を越えると成形性や剛性が劣り好ましくない。 【0059】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、A成分の
ビニル系グラフト共重合体、B成分のビニル系共重合
体、C成分の酸無水物基を含有したイミド化共重合体お
よびD成分のポリエーテルエステルアミドを公知の混合
機(タンブラー、ヘンシェルミキサーなど)で混合した
ブレンド物を押出機、バンバリーミキサー、コニーダー
等で溶融混練押出して得ることが出来る。 【0060】上記の溶融混練する場合、一括溶融混練し
ても、分割溶融混練してもよい。例えばA成分のビニル
系グラフト共重合体とB成分のビニル系共重合体を規定
量有する樹脂組成物に、C成分のイミド化共重合体およ
びD成分のポリエーテルエステルアミドを規定量溶融混
練して該熱可塑性樹脂組成物を得ることもでき、これら
の成分の混合および溶融混練の順序を限定するものでは
ない。 【0061】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、更に必要
に応じて安定剤、可塑剤、滑剤、着色剤等を添加するこ
とが出来る。 【0062】 【実施例】更に、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明の範囲は、その主旨を越えない限りこれ
らの実施例によって限定されるものではない。なお、以
下「%」および「部」は特記しない限り重量基準であ
る。 【0063】実験例 A成分グラフト共重合体の製造 オートクレーブにポリブタジエンラテックス(固形分3
0%、重量平均粒子径0.35μm)333部を仕込
み、ついで純水234部、硫酸第一鉄0.005部、エ
チレンジアミン4酢酸2ナトリウム0.01部およびナ
トリウムアルデヒドスルホキシレート0.3部を加え、
窒素雰囲気下にて攪拌した内容物を50℃に保ち、アク
リロニトリル25部、スチレン75部、t−ドデシルメ
ルカプタン0.6部および過酸化ベンゾイル0.2部か
らなる単量体混合物を5時間かけて上記ラテックス中に
連続添加した。単量体混合物の添加終了後、過酸化ベン
ゾイル0.1部を添加し、さらに70℃にて2時間攪拌
して重合を完了した。 【0064】得られたラテックスは、オクタデシル−3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート(チバガイギー社製、商品名;イル
ガノックス1076)1.0部を添加後、塩化カルシウ
ム8部を含む水溶液を注加し95℃にて3分間攪拌する
ことにより乳化破壊してスラリーを得た。このスラリー
を脱水、水洗、乾燥してグラフト共重合体(A成分)を
得た。 【0065】B成分共重合体の製造 オートクレーブに純水100部、過硫酸カリウム0.2
%水溶液2.5部、第三リン酸カルシウム0.07部、
スチレン30部、アクリロニトリル25部、t−ドデシ
ルメルカプタン0.6部および過酸化ベンゾイル0.1
部を加え窒素雰囲気下にて攪拌した内容物を100℃に
保ち、その後スチレン45部を100℃で2時間、10
3℃で2時間、107℃で3時間の計7時間かけて連続
添加した。 【0066】添加終了後、117℃に昇温して2時間攪
拌して重合を完了させて、冷却後重合液に塩酸を加え中
和、脱水、乾燥して共重合体(B成分)のビーズを得
た。 【0067】C成分イミド化共重合体の製造 攪拌機を備えたオートクレーブ中にスチレン100部を
仕込み、系内を窒素ガスで置換した後、温度を80℃に
昇温した。これに無水マレイン酸67部、ベンゾイルパ
ーオキサイド0.2部をメチルエチルケトン300部に
溶解した溶液を8時間で連続的に添加した。添加後さら
に80℃で4時間攪拌してスチレン−無水マレイン酸共
重合体を得た。これにアニリン52部を加え、130℃
で7時間反応を行った。反応溶液を室温まで冷却し、激
しく攪拌したメタノール300部に注加して析出したポ
リマーをろ別、乾燥し、イミド化共重合体(C−1)を
得た。 【0068】アニリン添加量を58部、45部、30部
および64部に変更した以外は(C−1)と同様の製造
条件で反応を行い(C−2)、(C−3)、(C−4)
および(C−5)を得た。この結果表1に示す。 【0069】 【表1】 【0070】尚、イミド化共重合体の組成は13C−NM
Rにより定量した。表1中のStはスチレン基、PMI
はN−フェニルマレイミド基、MAHは無水マレイン酸
基を示す。 【0071】D成分ポリエーテルエステルアミドの製造 ポリエーテルエステルアミドはカプロラクタム50部、
ビスフェノールAのエチレンオキシド32モル付加物3
5部およびアジピン酸15部から得られたものである。 【0072】実施例1〜9および比較例1〜5 上記の方法で得られたA成分グラフト共重合体、B成分
共重合体、C成分イミド化共重合体およびD成分ポリエ
ーテルエステルアミドを表2および表3に示す配合処方
にてヘンシェルミキサーで混合した後、40mm押出機を
用いて温度230℃で溶融混練してペレットを作製し
た。得られた試料ペレットを東芝機械(株)製射出成形
機(IS−80CNV)を用いて、温度220℃で成形
し、テストピースを作成した。このテストピースを用い
て表2および表3に示す評価を行った。 【0073】 【表2】【0074】 【表3】【0075】物性の測定は下記の方法によった。 (1)アイゾット(Izod)衝撃強度 ASTM D−256に準じて厚み1/4インチのノッ
チ付アイゾット衝撃強度を測定した。 【0076】(2)曲げ弾性率 ASTM D−790に準じて厚み1/4インチの試験
片で曲げ弾性率を測定した。 【0077】(3)加熱変形温度 ASTM D−648に準じて厚み1/4インチ、荷重
18.6kg/cm2で加熱変形温度を測定した。 【0078】(4)メルトフローレート(MFR) 試料ペレットを用いてJIS K−6874に準じて温
度220℃、荷重10kgfでメルトフローレートを測
定した。 【0079】(5)表面固有抵抗 東芝機械(株)製射出成形機(IS−80CNV)を用
いて、試料ペレットを温度220℃で成形し、2mm厚み
×100mmΦの円板を作成した。この円板を用いて次の
2条件で測定した表面固有抵抗値で評価した。 (a)成形直後:成形直後の円板を純水中で1分間洗浄
し、充分乾燥させた後、JIS K−6911に準拠し
て室温23℃、湿度50%RH雰囲気下で成形後24時
間状態調整したのち、東亜電波工業(株)製の超絶縁抵
抗計を用いて表面固有抵抗値を測定した。 (b)150日間放置後:成形後の円板を室温23℃、
湿度50%RH雰囲気下で150日間放置後、純水中で
1分間洗浄し、充分乾燥させ、JIS K−6911に
準拠して室温23℃、湿度50%RH雰囲気下で24時
間状態調整した後、表面固有抵抗値を測定した。 【0080】(6)外観性 2mm厚み×50mm×90mmの角板を東芝機械(株)製射
出成形機(IS−80CNV)を用いて、試料ペレット
を温度220℃で成形した。この角板を折り曲げ、破談
面の観察により層状剥離の有無を目視で判定した。 ○:良好 △:若干層状剥離を発生 ×:成形品が層状剥離を発生 【0081】 【発明の効果】以上のとおり、本発明の熱可塑性樹脂組
成物は、耐衝撃性、耐熱性、剛性および成形性に優れ、
しかも、永久帯電防止性を備えた組成物で、電子機器部
品およびOA機器などの分野の成形材料として幅広く使
用できる特徴を有する。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 下記に示すA成分10〜60重量%、B
    成分0〜70重量%、C成分5〜50重量%およびD成
    分5〜40重量%からなることを特徴とする熱可塑性樹
    脂組成物。 A成分:ゴム状重合体10〜60重量部の存在下で、芳
    香族ビニル単量体50〜90重量%、シアン化ビニル単
    量体10〜50重量%およびこれら単量体と共重合可能
    なビニル単量体0〜20重量%よりなる単量体混合物4
    0〜90重量部をグラフト重合して得られるグラフト共
    重合体。 B成分:芳香族ビニル単量体50〜90重量%、シアン
    化ビニル単量体10〜40重量%およびこれら単量体と
    共重合可能なビニル単量体0〜20重量%を共重合して
    なる共重合体。 C成分:芳香族ビニル単量体単位30〜70重量%、不
    飽和ジカルボン酸イミド誘導体単位28〜50重量%、
    不飽和ジカルボン酸無水物単量体単位2〜15重量%お
    よびこれら単量体と共重合可能なビニル単量体単位0〜
    20重量%よりなるイミド化共重合体。 D成分:(a)炭素原子数6以上のアミノカルボン酸も
    しくはラクタム、または炭素原子数6以上のジアミンと
    ジカルボン酸の塩、(b)次式(I)〜(III)から選
    ばれた1種もしくは2種以上のジオール化合物、 【化1】(ただし式中、R1 はエチレンオキシド基、R2 はエチ
    レンオキシド基またはプロピレンオキシド基を示す。Y
    は共有結合で炭素数1〜6のアルキレン基、炭素数1〜
    6のアルキリデン基、炭素数7〜17のシクロアルキリ
    デン基、炭素数7〜17のアリールアルキリデン基、
    O、SO、SO2 、CO、S、CF2 、C(CF3 2
    またはNHを示し、Xは水素、炭素数1〜6のアルキル
    基、ハロゲン基、スルホン基またはその金属塩を示す。
    L のLは0または1〜4の整数を示し、mおよびnは
    各々16以上の整数を示す。)、および(c)炭素原子
    数4〜20のジカルボン酸を共重合してなるポリエーテ
    ルエステルアミド。
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