JP2002020572A - 熱可塑性樹脂組成物及びその成形品 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物及びその成形品

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JP2002020572A
JP2002020572A JP2000207725A JP2000207725A JP2002020572A JP 2002020572 A JP2002020572 A JP 2002020572A JP 2000207725 A JP2000207725 A JP 2000207725A JP 2000207725 A JP2000207725 A JP 2000207725A JP 2002020572 A JP2002020572 A JP 2002020572A
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aromatic vinyl
monomers
copolymer
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JP2000207725A
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Kinya Kurokawa
欽也 黒川
Tetsuhisa Noguchi
哲央 野口
Kunihiko Konishi
邦彦 小西
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アルミニウム等で成形品を蒸着する際、前処理
工程を省略することができ、物性バランスの良好な熱可
塑性樹脂組成物及びその蒸着された成形品を提供するこ
と。 【解決手段】(A)特定の組成からなるマレイミド系共
重合体、(B)特定の粒径を持ったゴム状重合体を含有
する重合体、(C)ポリカーボネート樹脂、及び必要な
ら(D)芳香族ビニル系共重合体からなる熱可塑性樹脂
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃強度、耐熱
性、流動性の物性バランスに優れた熱可塑性樹脂組成物
で、前処理工程無しに金属あるいはセラミックで蒸着し
た該熱可塑性樹脂組成物の成形品及びその用途に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、樹脂成形品はアルミニウム等
の金属等で蒸着されてきた。例えば車両用照明器具であ
る樹脂成形品のランプのハウジングは、照明効果を補う
ために、しばしばアルミニウム等の金属で蒸着されてい
る。ここで高耐熱性をもたせるために結晶性の樹脂を用
いると、アルミニウム等の金属等で蒸着する場合、良好
な表面特性を発現させるためには、溶媒等による前処理
工程が必要になる(特開平5−325612)。またポ
リカーボネート樹脂とポリプロピレン樹脂とからなるア
ロイ材を用いて、前処理工程を省略してアルミニウムを
蒸着しているが、これにおいては耐熱性が未だ十分でな
いとの欠点があった(特開平8−273404)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、成形品をア
ルミニウム等の金属やセラミックで蒸着する場合、前処
理工程を省略することができ、かつ衝撃強度、耐熱性、
流動性の良好な熱可塑性樹脂組成物からなる成形品及び
照明器具部品を提供することにある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明者らは、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、アルミニウム等の金属や
セラミックで蒸着する必要のある成形品に用いる樹脂組
成物中に芳香族ビニル単量体と不飽和ジカルボン酸イミ
ド誘導体と不飽和ジカルボン酸無水物単量体をある特定
量含有する(A)イミド化共重合体と、ある特定の粒径
を有する(B)グラフト共重合体と、(C)ポリカーボ
ネート樹脂と、必要に応じて用いる(D)芳香族ビニル
系共重合体とを、ある特定量含有させることにより、成
形品蒸着時の前処理工程を省略することができ、かつ衝
撃強度、耐熱性、流動性の良好な熱可塑性樹脂組成物を
見出した。特に、成形品蒸着時の前処理工程を省略する
ためには、ある特定量以上の(C)ポリカーボネート樹
脂を含有させ、衝撃強度及び押し出し安定性改良のため
に用いる(B)グラフト共重合体の体積平均粒径がある
特定範囲内で、なおかつその含有量をある特定量以下に
することにより、成形品の表面平滑性を向上させる必要
がある。
【0005】即ち、本発明を概説すれば、(A)芳香族
ビニル単量体25〜70重量%、不飽和ジカルボン酸イ
ミド誘導体25〜74.3重量%、不飽和ジカルボン酸
無水物単量体0.7〜25重量%、及びこれら単量体と
共重合可能なビニル単量体0〜40重量%からなるイミ
ド化共重合体3〜55重量%、(B)ゴム状弾性体、芳
香族ビニル単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量
体、および必要に応じて用いられるこれらの単量体と共
重合可能なビニル系単量体からなるグラフト共重合体で
あり、かつ体積平均粒子径が0.08〜0.25μmで
あるグラフト共重合体5〜55重量%、(C)ポリカー
ボネート樹脂25〜75重量%、(D)芳香族ビニル単
量体55〜100重量%、及びこれら単量体と共重合可
能なビニル単量体0〜45重量%からなる芳香族ビニル
系共重合体0〜50重量%を有効成分とする熱可塑性樹
脂組成物、並びに前処理工程無しに金属あるいはセラミ
ックで蒸着した該熱可塑性樹脂組成物の成形品及びその
用途に関する。
【0006】本発明で用いる(A)イミド化共重合体
は、25〜70重量%の芳香族ビニル単量体と、25〜
74.3重量%の不飽和ジカルボン酸イミド誘導体と、
0.7〜25重量%の不飽和ジカルボン酸無水物単量体
と、これら単量体と共重合可能な0〜40重量%のビニ
ル単量体からなる。好ましくは、芳香族ビニル単量体3
5〜65重量%、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体35
〜65重量%、不飽和ジカルボン酸無水物単量体2〜1
5重量%、及びこれら単量体と共重合可能なビニル単量
体0〜30重量%である。更に好ましくは、芳香族ビニ
ル単量体40〜60重量%、不飽和ジカルボン酸イミド
誘導体45〜55重量%、不飽和ジカルボン酸無水物単
量体2〜10重量%、及びこれら単量体と共重合可能な
ビニル単量体0〜20重量%である。なお、不飽和ジカ
ルボン酸無水物単量体の含有量が0.7重量%未満の場
合、その樹脂組成物の衝撃強度が低くなる。不飽和ジカ
ルボン酸無水物単量体の含有量が25重量%を越える
と、衝撃強度が低く、熱安定性が低く成形品の外観が悪
くなる。また、芳香族ビニル単量体の含有量が25重量
%未満、あるいは不飽和ジカルボン酸イミド誘導体の含
有量が74.3重量%を越える場合、その樹脂組成物の
流動性が低くなる。芳香族ビニル単量体の含有量が70
重量%を越えるか、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体の
含有量が25重量%未満、あるいは共重合可能なビニル
単量体の含有量が40重量%を越える場合、その樹脂組
成物の耐熱性が低くなる。
【0007】芳香族ビニル単量体としてはスチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレ
ン、クロロスチレン等のスチレン単量体及びその置換体
があり、これらの中でスチレンが特に好ましい。不飽和
ジカルボン酸イミド誘導体としては、マレイミド、N−
メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−シクロ
ヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−ナ
フチルマレイミド等のマレイミド系単量体があり、これ
らの中でN−フェニルマレイミドが好ましい。また、不
飽和ジカルボン酸無水物単量体としてはマレイン酸、イ
タコン酸、シトラコン酸、アコニット酸等の無水物があ
り、マレイン酸無水物が特に好ましい。
【0008】上記の単量体と共重合可能なビニル単量体
としては前述と同様のアクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、α−クロロアクリロニトリル等のシアン化ビニ
ル単量体、メチルアクリル酸エステル、エチルアクリル
酸エステル、ブチルアクリル酸エステル等のアクリル酸
エステル単量体、メチルメタクリル酸エステル、エチル
メタクリル酸エステル等のメタクリル酸エステル単量
体、アクリル酸、メタクリル酸等のビニルカルボン酸単
量体、アクリル酸アミド及びメタクリル酸アミド等が挙
げられる。
【0009】この(A)イミド化共重合体は、従来より
知られている乳化重合法、懸濁重合法、塊状重合法、溶
液重合法のいずれの方法によって得られたものであって
も良いし、またこれらの重合法の複合化した技術による
ものでも良いが、溶液重合法によるものが好ましい。
【0010】そしてイミド化共重合体としては、これら
単量体を直接芳香族ビニル単量体と共重合させたもので
もよいし、不飽和ジカルボン酸無水物単量体を芳香族ビ
ニルと共重合させた後、アンモニア及び/又は第1級ア
ミンと反応させてイミド誘導体にしてもよい。しかしな
がらこれら共重合体を製造する方法としては後者、すな
わち不飽和ジカルボン酸無水物単量体を芳香族ビニルと
共重合させた後にイミド化する方法が、共重合性及び経
済性の点でより好ましい。なお、イミド化反応に用いる
第1級アミンとしてはメチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン、シクロへキシルアミン等のアルキルアミ
ン、アニリン、トルイジン、ナフチルアミン及びこれら
のクロル又はブロム置換芳香族アミンが挙げられる。
【0011】本発明で用いる(B)グラフト共重合体と
は、ゴム状弾性体に、芳香族ビニル単量体、(メタ)ア
クリル酸エステル系単量体、および必要に応じて用いら
れるこれらの単量体と共重合可能なビニル単量体からな
る共重合体がグラフトしてなる共重合体で、かつ体積平
均粒子径が0.08〜0.25μmである。好ましい体
積平均粒子径は0.10〜0.20μmである。尚、体
積平均粒子径が0.08μm未満の場合、その樹脂組成
物の衝撃強度が低くなる。体積平均粒径が0.25μm
を越えると、成形品の表面平滑性が損なわれ、アルミニ
ウム等の金属で蒸着する場合の前処理工程を省略するこ
とができなくなる。
【0012】ゴム状弾性体としては、ポリブタジエン、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体、およびスチレ
ン−ブタジエンランダム共重合体等が挙げられる。スチ
レン−ブタジエンブロック共重合体、あるいはスチレン
−ブタジエンランダム共重合体のスチレンは、60重量
%以下であることがゴム変性スチレン系樹脂組成物の良
好な耐衝撃性を得るために好ましい。このゴム状弾性体
にグラフトする共重合体の好ましい組成は、芳香族ビニ
ル単量体20〜60重量%、(メタ)アクリル酸エステ
ル系単量体40〜80重量%、およびこれらの単量体と
共重合可能なビニル単量体0〜40重量%である。更に
好ましくは、芳香族ビニル単量体30〜50重量%、
(メタ)アクリル酸エステル系単量体50〜70重量
%、およびこれらの単量体と共重合可能なビニル単量体
0〜20重量%である。これらの単量体が上記の範囲外
であると、(A)イミド化共重合体あるいは(C)ポリ
カーボネート樹脂との相溶性が低下する等の不具合が生
じ好ましくない。
【0013】芳香族ビニル単量体としては前述と同様の
スチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、クロ
ロスチレン等のスチレン単量体及びその置換体があり、
これらの中でスチレンが特に好ましい。
【0014】(メタ)アクリル酸エステル系単量体とし
ては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレ
ート等のメタクリル酸エステル、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−メ
チルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、デシルアクリレート等のアクリル酸エステルが
挙げられるが、好ましくはメチルメタクリレート、また
はn−ブチルアクリレートであり、特に好ましくはメチ
ルメタクリレートである。これらの(メタ)アクリル酸
エステル系単量体は単独で用いてもよいが二種以上を併
用してもよい。
【0015】更に、必要に応じてこれらの単量体と共重
合可能なビニル系単量体としては、アクリル酸、メタク
リル酸、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、N
−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド
等が挙げられる。
【0016】本発明で用いる(C)ポリカーボネート樹
脂としては、ホスゲン法・エステル交換法等によって得
られる芳香族、脂肪族、及び芳香族・脂肪族併用系の樹
脂があるが、芳香族及び/または芳香族・脂肪族併用系
ポリカーボネート樹脂が好ましい。また、カーボネート
結合とエステル結合、ウレタン結合もしくはシロキサン
結合のような他の結合とを主鎖中に有するヘテロ結合共
重合体等の変性ポリカーボネート樹脂も必要に応じて使
用可能である。
【0017】また、本発明の熱可塑性樹脂組成物中の
(D)芳香族ビニル系重合体は必須ではないが、剛性等
の改良を考えて50重量%以下の範囲で含有させること
ができる。この(D)芳香族ビニル系共重合体は、55
〜100重量%の芳香族ビニル単量体と、芳香族ビニル
単量体と共重合可能な0〜45重量%のビニル単量体か
らなる。
【0018】芳香族ビニル単量体としては前述と同様の
スチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、クロ
ロスチレン等のスチレン単量体及びその置換体があり、
これらの中でスチレンが特に好ましい。
【0019】芳香族ビニル単量体と共重合可能なビニル
単量体としては前述と同様のアクリロニトリル、メタク
リロニトリル、α−クロロアクリロニトリル等のシアン
化ビニル単量体、メチルアクリル酸エステル、エチルア
クリル酸エステル、ブチルアクリル酸エステル等のアク
リル酸エステル単量体、メチルメタクリル酸エステル、
エチルメタクリル酸エステル等のメタクリル酸エステル
単量体、アクリル酸、メタクリル酸等のビニルカルボン
酸単量体、アクリル酸アミド及びメタクリル酸アミド等
が挙げられる。
【0020】この(D)芳香族ビニル系共重合体は、従
来より知られている乳化重合法、懸濁重合法、塊状重合
法、溶液重合法のいずれの方法によって得られたもので
あっても良いし、またこれらの重合法の複合化した技術
によるものでも良いが、懸濁重合法あるいは塊状重合法
によるものが好ましい。
【0021】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、(A)イ
ミド化共重合体3〜55重量%、(B)グラフト共重合
体5〜55重量%、(C)ポリカーボネート樹脂25〜
75重量%、及び(D)芳香族ビニル系共重合体0〜5
0重量%を有効成分とする。好ましくは、(A)イミド
化共重合体15〜50重量%、(B)グラフト共重合体
10〜40重量%、(C)ポリカーボネート樹脂30〜
65重量%、及び(D)芳香族ビニル系共重合体0〜3
5重量%である。更に好ましくは、(A)イミド化共重
合体25〜45重量%、(B)グラフト共重合体15〜
25重量%、(C)ポリカーボネート樹脂35〜55重
量%、及び(D)芳香族ビニル系共重合体0〜20重量
%である。
【0022】本発明の熱可塑性樹脂組成物中の(A)イ
ミド化共重合体の含有量が3重量%未満の場合、得られ
る樹脂組成物の耐熱性が低くなる。また、(A)イミド
化共重合体の含有量が55重量%を越えると、衝撃強度
が低くなる。本発明の熱可塑性樹脂組成物中の(B)グ
ラフト共重合体の含有量が5重量%未満の場合、押出安
定性、衝撃強度が低くなる。また、この重合体の含有量
が55重量%を越えると、耐熱性、表面平滑性が低くな
る。本発明の熱可塑性樹脂組成物中の(C)ポリカーボ
ネート樹脂の含有量が25重量%未満の場合、表面平滑
性が低くなる。また、(C)ポリカーボネート樹脂の含
有量が75重量%を越えると、耐熱性が十分でなくな
る。
【0023】(A)イミド化共重合体と(B)グラフト
共重合体と(C)ポリカーボネート樹脂の混合、及び更
に必要に応じて用いる(D)芳香族ビニル系共重合体の
混合は、通常の溶融混練装置を用いて行うことができる
が、好適に使用できる溶融混練装置としては、スクリュ
ー押出機、バンバリーミキサー、コニーダー、混合ロー
ル等がある。
【0024】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、用途に応
じて他の添加剤あるいは改質剤を加えて組成物とするこ
とが可能であり、具体的には、安定剤、難燃剤、可塑
剤、滑剤、紫外線吸収剤、着色剤等がある。
【0025】本発明の熱可塑性樹脂組成物の成形品は、
例えばウィンカー、リヤコンビネーションランプ、ある
いはヘッドランプ等の車両用照明器具に好適に用いるこ
とができるが、これに限定されるものではない。
【0026】本発明の熱可塑性樹脂組成物の成形品を蒸
着する金属あるいはセラミックとしては、金、銀、銅、
アルミニウム、クロム、亜鉛、酸化アルミニウム、酸化
珪素等がある。
【0027】本発明中で上述している、蒸着する際の前
処理工程とは、スチーム洗浄や有機溶剤の蒸気洗浄等を
示している。有機溶剤としては、イソプロピルアルコー
ル、フレオン等がある。
【0028】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。これらはいずれも例示的なものであって、本発
明の内容を限定するものではない。
【参考例1】(A)イミド化共重合体の製造 撹拌機を備えたオートクレーブ中にメチルエチルケトン
15.0kg、スチレン10.0kg、α−メチルスチ
レンダイマー14gを仕込み、系内を窒素ガスで置換し
た後、温度80℃に加熱した。これに、無水マレイン酸
6.2kg、ベンゾイルパーオキサイド40gをメチル
エチルケトン9.0kgに溶解した溶液を10時間で添
加した。添加後、更に2時間、温度80℃に保った。こ
の反応液にメチルエチルケトン20.0kgを加え室温
まで冷却した。これを激しく撹拌しながらメタノール1
20.0kgに注ぎ、濾別後乾燥し白色粉末状の重合体
を得た。この重合体10.0kg、トリエチルアミン1
00gをオートクレーブ中でメチルエチルケトン23.
0kgに溶解し、これにアニリン3.6kgを加え、1
30℃で7時間イミド化反応を行った。反応溶液を室温
まで冷却し、激しく撹拌したメタノール100.0kg
に注ぎ、濾別後乾燥しマレイミド系共重合体(a−1)
を得た。他のイミド化共重合体(a−2〜5)も、仕込
み組成を表1のように変えた他はほぼ同様の条件で作成
した。最終組成も表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【参考例2】(B)グラフト共重合体の製造 (イ)ゴム状弾性体ラテックスの製造 参考例2−1:ゴム状弾性体ラテックスG−1 容積200リットルのオートクレーブに純水72kg、
オレイン酸カリウム2000g、炭酸ナトリウム1.2
kg、過硫酸カリウム400gを加えて撹拌下で均一に
溶解した。次いでブタジエン60kg、スチレン20k
g、ジビニルベンゼン80g、t−ドデシルメルカプタ
ン400gを加え、撹拌しながら55℃で16時間重合
し、さらに70℃に昇温して8時間放置して重合を完結
し、ゴム状弾性体ラテックスG−1を得た。
【0031】参考例2−2:ゴム状弾性体ラテックスG
−2 参考例2−1において、純水を60kgに変更した以外
はゴム状弾性体ラテックスG−1と同様に製造し、ゴム
状弾性体ラテックスG−2を得た。
【0032】参考例2−3:ゴム状弾性体ラテックスG
−3 容積200リットルのオートクレーブに純水85kg、
オレイン酸カリウム1200g、水酸化カリウム20
g、過硫酸カリウム100gを加えて撹拌下で均一に溶
解した。次いでブタジエン37.5kg、スチレン1
2.5kg、ジビニルベンゼン100g、t−ドデシル
メルカプタン100gを加え、撹拌しながら55℃で1
6時間重合し、さらに70℃に昇温して4時間放置して
重合を完結し、ゴム状弾性体ラテックスG−3を得た。
【0033】参考例2−4:ゴム状弾性体ラテックスG
−4 容積200リットルのオートクレーブに純水56kg、
オレイン酸カリウム400g、ロジン酸カリウム120
0g、炭酸ナトリウム1.2kg、過硫酸カリウム40
0gを加えて撹拌下で均一に溶解した。次いでブタジエ
ン60kg、スチレン20kg、t−ドデシルメルカプ
タン400gを加え、撹拌しながら60℃で30時間重
合し、さらに70℃に昇温して30時間放置して重合を
完結し、ゴム状弾性体ラテックスG−4を得た。
【0034】(ロ)グラフト共重合体の製造 参考例2−5:グラフト共重合体b−1 参考例2−1のゴム状弾性体ラテックスG−1を固形分
換算で30kg計量して容積200Lのオートクレーブ
に移し、純水80kgを加え、攪拌しながら窒素気流下
で50℃に昇温した。ここに硫酸第一鉄1.25g、エ
チレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム2.5g、ロンガ
リット100gを溶解した純水2kgを加え、スチレン
12kg、メチルメタクリレート18kg、t−ドデシ
ルメルカプタン60gからなる混合物と、ジイソプロピ
ルベンゼンハイドロパーオキサイド120gをオレイン
酸カリウム450gを含む純水8kgに分散した溶液と
を、別々に6時間かけて連続添加した。添加終了後、温
度を70℃に昇温して、さらにジイソプロピルベンゼン
ハイドロパーオキサイド30g添加した後2時間放置し
て重合を終了した。得られた乳化液に酸化防止剤を加
え、純水で固形分を15重量%に希釈した後に温度60
℃に昇温し、激しく撹拌しながら希硫酸を加えて析出を
行い、その後温度を90℃に昇温して凝固させ、次に脱
水、水洗、乾燥して粉末状のグラフト共重合体b−1を
得た。
【0035】参考例2−6:グラフト共重合体b−2 参考例2−5において、ゴム状弾性体ラテックスG−1
がゴム状弾性体ラテックスG−2に変更された以外は、
グラフト共重合体b−1と同様に製造し、粉末状のグラ
フト共重合体b−2を得た。
【0036】参考例2−7:グラフト共重合体b−3 参考例2−5において、ゴム状弾性体ラテックスG−1
がゴム状弾性体ラテックスG−3に変更された以外は、
グラフト共重合体b−1と同様に製造し、粉末状のグラ
フト共重合体b−3を得た。
【0037】参考例2−8:グラフト共重合体b−4 参考例2−5において、ゴム状弾性体ラテックスG−1
がゴム状弾性体ラテックスG−4に変更された以外は、
グラフト共重合体b−1と同様に製造し、粉末状のグラ
フト共重合体b−4を得た。
【0038】
【参考例3】(C)ポリカーボネート樹脂 c−1:市販されているポリカーボネート樹脂、パンラ
イトL−1225(帝人化成)を用いた。
【0039】
【参考例4】(D)芳香族ビニル系共重合体の製造 参考例4−1:芳香族ビニル系共重合体d−1 スチレン6.98kg、アクリロニトリル3.02k
g、第三リン酸カルシウム250g、t−ドデシルメル
カプタン50g、ベンゾイルパーオキサイド20g及び
水25kgを70℃に加熱し重合を開始した。重合開始
から7時間後に、温度を75℃に昇温して3時間保ち重
合を完結させた(重合率97%)。得られた反応液を塩
酸にて中和し、脱水、乾燥後白色ビーズ状のビニル共重
合体(d−1)を得た(最終組成比:スチレン70.3
重量%、アクリロニトリル29.7重量%)。
【0040】参考例4−2:芳香族ビニル系共重合体d
−2 参考例4−1において、スチレン77.7kg、アクリ
ロニトリル22.3kgに変更された以外は、芳香族ビ
ニル系共重合体d−1と同様に製造し、白色ビーズ状の
ビニル共重合体(d−2)を得た(最終組成比:スチレ
ン77.4重量%、アクリロニトリル22.6重量
%)。
【0041】
【実施例−1〜6及び比較例1〜9】表2〜表4に示し
た配合割合で全量8kgになるように、(A)イミド化
共重合体、(B)グラフト共重合体、(C)ポリカーボ
ネート樹脂、及び(D)芳香族ビニル系共重合体を、2
0リットルヘンシェルに投入しブレンド後、TEM35
B押出機(東芝、2軸同方向)にて、温度280℃で押
出しペレット化した。このペレットを使用し、射出成形
機により試験片を作成し、衝撃強度、熱変形温度を測定
するとともに、アルミニウムを蒸着した表面平滑性を評
価した。また、使用した(B)グラフト共重合体の体積
平均粒子径も測定した。結果は表2〜表4に示す。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】以下に各種評価及び測定方法を示す。 (1)表面平滑性の評価:射出成形機(川口鉄工、K−
125−I)により、鏡面プレートを成形温度260℃
で成形し、前処理工程無しにアルミニウム蒸着した。ア
ルミニウムの蒸着方法は真空蒸着方法により、それは1
0−3パスカル以下の真空状態に保たれた真空槽内で、
電子ビーム方式によって、アルミニウム(純度99.9
9%)を加熱し分子状にし、鏡面プレート上に0.2μ
mの厚さで蒸着させた。またアルミニウム蒸着した表面
は、以下のように評価した。 ◎:曇りが全く見られない。 ○:ほとんど曇りが見られない。 △:やや曇りが見られる。 ×:かなり曇っている。
【0046】(2)衝撃強度:ASTM D−256に
従い、成形温度260℃で成形した厚さ1/8”(3.
2mm)の射出成形品を用い、ノッチ付きアイゾット衝
撃強度を相対湿度50%、雰囲気温度23℃で測定し
た。
【0047】(3)耐熱性:ASTM D−648に従
い、成形温度260℃で成形した厚さ1/4”(6.4
mm)の射出成形品を用い、熱変形温度(0.45MP
a荷重)を測定した。
【0048】(4)押出安定性の評価:押出混練時の安
定性を、TEM35B押出機で押出しペレットした状況
で、以下のように評価した。 ○:サージングがほとんど無く、押出性が良好である。 ×:サージングがひどく、押出が困難である。
【0049】(5)グラフト共重合体の体積平均粒子
径:試料ペレット約1・をN,N−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)100・中で24時間撹拌し、さらにDM
Fを加えて適当な濃度になるように希釈し、レーザー回
折散乱法粒子径分布測定器(COULTER社LS23
0型)を使用して測定した。
【0050】比較例1は、(A)イミド化共重合体中の
不飽和ジカルボン酸イミド誘導体の含有量が25重量%
未満で、耐熱性が低い。また、比較例2は、(A)イミ
ド化共重合体中の不飽和ジカルボン酸無水物単量体の含
有量が0.7重量%未満で、衝撃強度が低い。更に、比
較例3は、(A)イミド化共重合体中の不飽和ジカルボ
ン酸無水物単量体の含有量が25重量%を越えており、
衝撃強度が低い。
【0051】比較例4は、(B)グラフト共重合体の体
積平均粒径が0.8μm未満で、衝撃強度が低い。ま
た、比較例5は、(B)グラフト共重合体の体積平均粒
径が250nmを越えており、成形品の表面平滑性が低
い。
【0052】比較例6は、(A)イミド化共重合体の含
有量が3重量%未満で、(C)ポリカーボネート樹脂の
含有量が75重量%を越えており、耐熱性が不十分であ
る。比較例7は、(A)イミド化共重合体の含有量が5
5重量%を越えており、(C)ポリカーボネート樹脂の
含有量が25重量%未満で、衝撃強度が低く、成形品の
表面平滑性が良くない。比較例8は、(B)グラフト共
重合体の含有量が55重量%を越えており、耐熱性が低
く、成形品の表面平滑性が低い。比較例9は、(B)グ
ラフト共重合体の含有量が5重量%未満で、衝撃強度が
低く、押出安定性が悪い。
【0053】実施例及び比較例の結果から、本発明の熱
可塑性樹脂組成物中の(A)イミド化共重合体が芳香族
ビニル単量体25〜70重量%、不飽和ジカルボン酸イ
ミド誘導体25〜74.3重量%、不飽和ジカルボン酸
無水物単量体0.7〜25重量%、及びこれら単量体と
共重合可能なビニル単量体0〜40重量%からなり、そ
れ自体の含有量が3〜55重量%であり、(B)グラフ
ト共重合体がゴム状弾性体、芳香族ビニル単量体、(メ
タ)アクリル酸エステル系単量体、および必要に応じて
用いられるこれらの単量体と共重合可能なビニル系単量
体からなり、かつ体積平均粒子径が0.08〜0.25
μmで、それ自体の含有量が5〜55重量%であり、
(C)ポリカーボネート樹脂が25〜75重量%であ
り、(D)芳香族ビニル系系共重合体が芳香族ビニル単
量体55〜100重量%、及びこれら単量体と共重合可
能なビニル単量体0〜45重量%からなり、それ自体の
含有量が0〜50重量%であるときにのみ、成形品の表
面平滑性が高く、金属あるいはセラミックで蒸着する場
合の前処理工程を省略することができ、衝撃強度が良好
で、耐熱性・流動性が高く、押出混練時の安定性が高く
なることがわかる。
【0054】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、従来の
樹脂と比較して、金属あるいはセラミックで蒸着する場
合の前処理工程を省略することができ、衝撃強度が良好
で、耐熱性・流動性に優れ、押出混練時の安定性が高
く、極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 25/02 C08L 25/02 51/04 51/04 69/00 69/00 F21S 8/10 F21M 3/02 A F21V 15/01 F21Q 1/00 Z Fターム(参考) 3K042 AB04 3K080 AA15 AB00 AB17 4F006 AA11 AA15 AA22 AA36 AA58 AB72 AB73 AB74 BA15 CA04 CA05 DA01 4F071 AA22 AA36 AA50 AA77 AH07 AH12 BB11 BC07 4J002 BC01W BC01Z BC03Z BC04W BC04Z BH02W BN16X CG00Y GN00 GQ00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)芳香族ビニル単量体25〜70重量
    %、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体25〜74.3重
    量%、不飽和ジカルボン酸無水物単量体0.7〜25重
    量%、及びこれら単量体と共重合可能なビニル単量体0
    〜40重量%からなるイミド化共重合体3〜55重量
    %、(B)ゴム状弾性体、芳香族ビニル単量体、(メ
    タ)アクリル酸エステル系単量体、および必要に応じて
    用いられるこれらの単量体と共重合可能なビニル系単量
    体からなるグラフト共重合体であり、かつゴム状弾性体
    の体積平均粒子径が0.08〜0.25μmであるグラ
    フト共重合体5〜55重量%、(C)ポリカーボネート
    樹脂25〜75重量%、(D)芳香族ビニル単量体55
    〜100重量%、及びこれら単量体と共重合可能なビニ
    ル単量体0〜45重量%からなる芳香族ビニル系共重合
    体0〜50重量%からなり、前処理工程無しに金属ある
    いはセラミックでの蒸着用熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物を、前
    処理工程無しに金属あるいはセラミックで蒸着すること
    を特徴とした成形品。
  3. 【請求項3】(A)芳香族ビニル単量体40〜60重量
    %、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体45〜55重量
    %、不飽和ジカルボン酸無水物単量体2〜10重量%、
    及びこれら単量体と共重合可能なビニル単量体0〜20
    重量%からなるイミド化共重合体25〜45重量%、
    (B)ゴム状弾性体、芳香族ビニル単量体、(メタ)ア
    クリル酸エステル系単量体、および必要に応じて用いら
    れるこれらの単量体と共重合可能なビニル系単量体から
    なるグラフト共重合体15〜25重量%、(C)ポリカ
    ーボネート樹脂35〜55重量%、(D)芳香族ビニル
    単量体65〜80重量%、及びこれら単量体と共重合可
    能なビニル単量体20〜35重量%からなる芳香族ビニ
    ル系共重合体0〜20重量%からなる熱可塑性樹脂組成
    物であることを特徴とした請求項2記載の成形品。
  4. 【請求項4】成形品が車両用ウィンカー、リアコンビネ
    ーションランプ又はヘッドランプ照明器具部品であるこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の成形品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003016399A1 (en) * 2001-08-10 2003-02-27 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Resin composition for direct vapor deposition, molded articles made by using the same, and surface-metallized lamp housing
US7910028B2 (en) 2001-08-10 2011-03-22 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Resin composition for direct vapor deposition, molded articles made by using the same, and surface-metallized lamp housing
WO2020217687A1 (ja) 2019-04-26 2020-10-29 デンカ株式会社 熱可塑性樹脂組成物及びその成形品

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