JP3386221B2 - 非同期データのクロック乗換回路 - Google Patents
非同期データのクロック乗換回路Info
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/02—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
- H04L7/033—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
- H04L7/0337—Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals
Description
乗換回路に関する。この非同期データのクロック乗換回
路は、有線通信を行う送受信装置のデータ受信部分に用
いられ、他装置から伝送されてきた非同期データを自装
置のシステムクロックでトリガして同期させ、後段回路
へ出力するものである。
処理は、特に正確さが要求される。最近は光ファイバに
よる光通信等の需要が高まり、データの伝送速度が高速
化し、かつ細分化する傾向にある。このため、伝送され
てくる低速から高速までの非同期データのビット同期処
理を共通の回路で行い、なお且つその回路構成が簡素で
あることが要望されている。
ロック乗換回路のブロック構成図を示し、その説明を行
う。
部、2はラッチ部、3はパターン検出部、4はセレクト
信号生成部、5はセレクト部である。サンプリング入力
部1は、従属接続された複数のバッファ11 ,12 ,1
3 ,…,1n を有して構成されており、図示せぬ他装置
から例えば光ファイバにより伝送されてくる非同期デー
タDを、各バッファ11 〜1n 毎に一定間隔で遅延さ
せ、ラッチ部2へ送出する。
って、サンプリング入力が行われる。サンプリング入力
とは、図16に示すように、データDを前記したように
一定間隔で遅延させることによって同位相のクロック信
号CKでデータを取り込んだ場合に、データ取り込み時
のシステムクロック信号CKによるトリガ点が、破線矢
印のようになることを示すものである。但し、図16に
7で示す幅囲はデータDの1ビット分であり、8で示す
幅は1ビットよりも広いサンプリング範囲である。
端にそのデータ入力端が接続された複数のフリップフロ
ップ(FF)21 ,22 ,23 ,…,2n を有して構成
されており、図示せぬシステムクロック信号で遅延され
たデータを保持してパターン検出部3及びセレクト部5
へ出力する。各フリップフロップ21 〜2n から出力さ
れるデータをDT0,DT1,DT2,DT3,…,D
Tnとする。
21 〜2n の出力端にそのデータ入力端が接続された複
数のシフトレジスタ311,312,313,…,31nと、各
シフトレジスタ311〜31nの複数ビットの出力端にその
入力端が接続されたアンド回路(&)321,322,
323,…,32nとを有して構成されている。そして各シ
フトレジスタ311〜31nで各データDT0〜DTnをレ
ジスタのシフト段数だけ取り込んでアンド回路321〜3
2nへ出力し、各アンド回路321〜32n毎に複数ビットの
データの論理積を取ることによって、入力データDの
「0,1」のパターンを検出して出力する。例えばアン
ド回路321の入力側の予め設定される設定ビットが
「1,0,1」の場合は、シフトレジスタ311から
「1,0,1」のデータが出力された際に、「1」を出
力するようになっている。
21〜32nの出力端にそのデータ入力端が接続された複数
のシフトレジスタ41 ,42 ,43 ,…,4n と、各シ
フトレジスタ41 〜4n の複数ビットの出力端にそのデ
ータ入力端が接続されたテーブル4m とを有して構成さ
れている。そして各シフトレジスタ41 〜4n で、各ア
ンド回路321〜32nから出力されるパターン検出結果を
レジスタのシフト段数だけ取り込んでテーブル部4m へ
出力する。テーブル部4m において、予め予期される検
出パターンがテーブル化された情報とパターン検出結果
とを比較し、情報に一致したパターン検出結果に応じた
セレクト信号をセレクト部5へ出力する。つまり、パタ
ーン検出結果に応じ、どの段の出力を選択するべきかを
テーブル化しておき、実際の検出結果からテーブルを参
照して選択すべき信号を示す信号を出力する。
ト信号出力端にそのセレクト端が接続され、かつデータ
入力端がフリップフロップ21 〜2n の出力端に接続さ
れたセレクタ(SEL)51 を有して構成され、データ
入力端に供給される各データDT0〜DTnの内からセ
レクト信号に応じたデータ(例えばDT2)を選択し、
後段のフリップフロップ6へ出力する。フリップフロッ
プ6からはシステムクロック信号に同期した同期データ
DDが出力される。即ち、入力データDが1ビット毎に
適正にトリガされて取り込まれたデータが同期データD
Dとして出力される。
同期データのクロック乗換回路においては、取り扱う非
同期データDの固有のパターンを、予め各位相毎に定め
ておかなければならない。このため同一回路では、他の
パターンのデータDを扱うことができない問題がある。
長に対応する時間をビット同期処理に要するが、固有の
パターンは通常何ビットにも及ぶので処理時間が掛かり
過ぎる問題があり、そのことから高速処理が行えないの
で汎用性に乏しいといった問題がある。
ー特性及びトリガマージン等を考慮して、非同期データ
Dの固有パターン検出結果から適切な位相を選択するた
めのテーブル情報を作成しなければならないので、多大
な手間を要すると共にその構成回路が大規模になる問題
がある。
が増える毎にそれに対応する手間がかかると共に回路規
模も増大し、このことに伴ってテーブル情報を構成する
要素の変更や、新規データへの適用が容易ではないとい
った問題がある。
ものであり、異なるパターンの非同期データのビット同
期処理を回路を殆ど変更すること無しに同一回路で行う
ことができ、その処理時間短くすることができると共に
回路の小規模化を図ることができる非同期データのクロ
ック乗換回路を提供することを目的としている。
ータのクロック乗換回路の原理図を示す。この図に示す
非同期データのクロック乗換回路は、他装置から伝送さ
れてきた非同期データ(D) を自装置のシステムクロック
でトリガして同期させるものである。
り、非同期データDを一定間隔で遅延させ、この遅延し
た複数のサンプリングデータD0 〜DN を出力するもの
である。
ッチ信号を定められたタイミングで出力するものであ
る。20′はラッチ手段であり、サンプリング入力手段
10′及びタイミング生成手段70に作動的に接続さ
れ、ラッチ信号が供給されている間に複数のサンプリン
グデータ(D0 〜 DN ) をシステムクロックでトリガして
保持するものである。
段20′に作動的に接続され、ラッチ手段20′に保持
された複数のサンプリングデータD0 〜DN の変化点を
2箇所以上検出して出力するものである。
出手段30′に作動的に接続され、変化点検出手段3
0′で検出された2つ以上の変化点を一方向から順に2
箇所検出して出力するものである。
化点出力手段40′に作動的に接続され、変化点出力手
段40′から出力される複数の変化点間の概略中間のサ
ンプリングデータの位相を検出し、この検出された位相
を示すセレクト信号を出力するものである。
グ入力手段10′及びセレクト信号作成手段40′に作
動的に接続され、複数のサンプリングデータD0 〜DN
の中からセレクト信号が示す位相に対応するサンプリン
グデータを選択し、この選択されたサンプリングデータ
を同期データとして出力するものである。
てきた非同期データDがサンプリング入力手段10′
で、一定間隔で遅延させられ、この遅延した複数のサン
プリングデータD0 〜DN が、ラッチ手段20′にラッ
チ信号の供給時にシステムクロックでトリガされて保持
される。この保持された複数のサンプリングデータD0
〜DN の2つ以上の変化点が変化点検出手段30′で検
出される。
点出力手段40′により一方向から順に検出されて2箇
所出力される。この出力された2つの変化点の概略中間
のサンプリングデータの位相がセレクト信号作成手段5
0′により検出されることにより、その位相を示すセレ
クト信号が出力される。そして、セレクト手段60′に
よって複数のサンプリングデータD0 〜DN の中からセ
レクト信号が示す位相に対応するサンプリングデータが
選択され、この選択されたサンプリングデータが同期デ
ータとして出力される。
す2箇所の変化点を検出し、その変化点間の略中間の位
相を検出し、その位相でシステムクロックが非同期デー
タDをトリガして得られたサンプリングデータを同期デ
ータとして出力するようにしたので、非同期データDを
システムクロックにビット同期させることができる。
て説明する。図2は本発明の非同期データのクロック乗
換回路に必要な非同期データを説明するための図であ
る。図5は本発明の第1実施例による非同期データのク
ロック乗換回路のブロック構成図である。
に示す光加入者装置200に用いられる。この光加入者
装置200は、電話局内201の交換機202に接続さ
れるOLT(Optical Line Termination)203と、加入
者側のキャビネット内204に設置される複数のONU
(Optical Network Unit)205とを光スターカプラ20
7で分岐される光ファイバ208で接続して構成される
ものである。また、ONU205の各々には加入者宅2
09の多数の電話機210が接続されている。クロック
乗換回路は、符号211で示すようにOLT203の受
信部に用いられ、加入者側から非同期で送られてくるデ
ータを電話局内201のシステムクロックに同期させる
ものである。
必要な非同期データは、図2に示すように、「0」から
「1」、そして「1」から「0」、又はその逆に変化
し、この変化点が2箇所以上存在するデータDである。
但し、データDの伝送方向は矢印Y1の方向であるとす
る。このようなデータは例えば伝送データにおける情報
部分の先頭に付けられるプリアンブルの部分に存在す
る。
は、そのようなデータDからサンプリングにより連続し
た2箇所の変化点を検出し、所定の演算により2箇所の
変化点の中間部分を、システムクロック信号がトリガで
きるようにするものである。
部、20′はラッチ部、30′は変化点検出部、40′
は変化点出力部、50′はセレクト信号作成部、60′
はセレクト部、70′はラッチタイミング生成部であ
る。セレクト信号作成部50′は、減算部51′と、1
ビット加算部52′と、加算部53′とから構成されて
いる。但し、各部は、その全てが図示せぬシステムクロ
ック信号に同期しているものとする。
れた複数のバッファ100 ,101,102 ,…,10
N-1 ,10N を有して構成されており、図示せぬ他装置
から例えば光ファイバにより伝送されてくる非同期デー
タDを、各バッファ100 〜10N 毎に一定間隔で遅延
させ、ラッチ部20′及びセレクト部60′へ出力す
る。
とによってサンプリング入力データ(以下サンプリング
データという)D0 ,D1 ,D2 ,…,DN-1 ,DN が
得られる。また、サンプリング入力に関しては図16を
参照して従来例で説明したので、ここでは省略する。
0N の出力端にそのデータ入力端が接続され、バッファ
100 〜10N 数に対応するビット数のフリップフロッ
プ(FF)20を有して構成されいる。フリップフロッ
プ20は、ラッチタイミング生成部70から出力される
ラッチ信号EN1が「H」レベルの時に、システムクロ
ック信号の立ち上がりエッジでサンプリングデータD0
〜DN をトリガして保持する。
グの一例を図4を参照して説明する。図4は図3に示す
OLT203の内部の構成を示すブロック図である。O
LT203は、送信部212、受信部213、MPU2
14を有しており、受信部にクロック乗換回路211が
設けられている。送信部212と受信部213とは互い
にシステムクロック信号CKにより同期して作動してお
り、送信部は、図3に示す交換機202から送られてく
る通話データD100を、電気E/光O及び光O/電気
E変換を行う光モジュールを介して光ファイバ208で
加入者側へ送信するための処理を行う。この処理による
送信データ101中の送信フレームに対して加入者側か
ら送られてくる非同期データD102中の受信フレーム
の位置は予め決まっている。これはMPU214でその
位置を特定する情報が作成されることによる。
時に受信部213へバースト基準信号D103が送出さ
れ、受信部213はそのバースト基準信号D103を受
信した時点で、MPU214の受信フレーム位置情報を
用いて、非同期データD102が受信されるタイミング
を把握し、そのタイミングでラッチ信号EN1を出力す
る。
ロップ20に供給される。即ちフリップフロップ20
に、図6に示す「H」レベルのラッチ信号EN1が供給
されている間にシステムクロック信号CKの立ち上がり
エッジが供給されることによって、サンプリングデータ
D0 〜DN がトリガされて保持される。ここで、サンプ
リングデータD0 〜DN は、図7に示すようにデータD
の「1」の区間に対応する部分D0 〜Dn と、「0」の
区間に対応する部分Dn+1 〜Dn+x と、「1」の区間に
対応する部分Dn+x+1 〜DN であるとする。この場合、
フリップフロップ20には、図6に示すように、D0 〜
Dn の「1」、Dn+1 〜Dn+x の「0」、Dn+x+1 〜D
N の「1」が、1ビット目の記憶領域から順に保持され
ることになる。
プフロップ20の上下2ビットの出力端から出力される
データの排他的論理和を取り、このデータDE0 ,DE
1 ,DE2 ,…,DEN-2 ,DEN-1 を変化点出力部4
0′へ出力するイクスクルーシブオア回路30を有して
構成されている。ここで、フリップフロップ20から出
力されるサンプリングデータD0 〜DN の上下のビット
が、図7に示すDn の「1」とDn+1 の「0」又は、D
n+x の「0」とDn+x+1 の「1」のように異なる数値で
あれば、その2つの数値の排他的論理和結果は「1」と
なる。この「1」が非同期データDの変化点となるの
で、イクスクルーシブオア回路30で2箇所以上の変化
点が変化点の場所を直接示すものとして出力されること
になる。
変化点を一方向から順に検出するものであり、イクスク
ルーシブオア回路30の出力データDE0 〜DE
N-1 を、MSB(Most Significant Bit)のDEN-1 から
LSB(Least Significant Bit) のDE0 方向に順にエ
ンコードして減算部51′へ出力するプライオリィティ
エンコーダ40を有して構成されている。このようなエ
ンコーダ40を用いることによって変化点が3箇所以上
あってもそれを検出することが可能となる。
部構成を図8に示し、その説明を行う。図8において、
42はプライオリィティエンコーダであり、イクスクル
ーシブオア回路30の出力データDE0 〜DEN-1 をM
SBからLSB方向に順にエンコードすることによっ
て、MSB側の変化点を検出して出力する。MSB側の
変化点とは、図7に示すDn+x の「0」とDn+x+1 の
「1」の変化部分である。そのMSB側の変化点データ
を「n+x」とする。また、その変化点データ「n+
x」を出力するエンコーダ42の出力データのビット数
pは、サンプリングデータD0 〜DN に対応するビット
数Nよりも多くしてある。これを図5に(2p >N)と
して表現した。
+x」をデコードして出力する。「n+x」のビットの
みが「H」となる。その出力データのビット数は、デー
タDE0 〜DEN-1 のビット数と等しい。
よりデコードされたデータは「n+x」のビット、即ち
DEn+x に対応するビットのみが「H」となり、他のビ
ットは「L」となっているので、その負論理とデータD
E0 〜DEN-1 の論理積を取ることによって、変化点デ
ータ「n+x」に等しいデータのみをマスクして出力す
る。
En+x がマスクされているのでLSB側の変化点データ
が検出可能となる。LSB側の変化点とは、図7に示す
Dnの「1」とDn+1 の「0」の変化部分であり、その
変化点が後段のプライオリィティエンコーダ41で検出
されることになる。LSB側の変化点データを「n」と
する。
ら成る。この減算器51は、MSB側の変化点データ
「n+x」からLSB側の変化点データ「n」を減算し
て、各変化点間のサンプリング数を求めて出力する。そ
の変化点間のサンプリング数をXとし、図7に示す。
成る。この加算器52は、減算器51から出力される変
化点間のサンプリング数データXのLSBのデータを切
り捨てて、全体LSB側にシフトし、このシフトにより
定まるデータに切り捨てたデータを加算して出力するも
のである。この演算は、図7に示す変化点間のサンプリ
ング数Xを2で除算し、この除算結果が例えば「7.
5」等の整数以外である場合に、小数点以下を切上げ
「8」とするものである。この演算によって、変化点間
のサンプリング数Xの約半分の値が求まる。この求めら
れた値を「m」とし、サンプリング中間値と呼ぶことに
する。必然的に、mは、関係式のm−1≦X/2<mを
満たすものとなる。
7に示すT0 はデータDの1ビット若しくはデータ変化
の最小単位、TS はデータDを安全にトリガできる領
域、T CL及びTCRはデータのジッタやパルス幅変動によ
るデータ変化点の変動領域(含む不定領域)の最大幅、
tCL及びtCRはデータのジッタやパルス幅変動によるデ
ータ変化点の変動領域(含む不定領域)の実際値であ
る。tCL内のサンプリング数をaとする。また、仮にt
CL内のサンプリング数とtCR内のサンプリング数との差
をθとすれば、以下のような条件のときにTS 内のサン
プリングデータを得ることができる。
る。但し、数値は全て整数であるとする。この場合、θ
の条件から、a+b+(a−θ)≦X≦a+b+(a+
θ)、これを整理すると2a+b−θ≦X≦2a+b+
θの式が得られる。
X/2<mより、m<(X/2)+1≦((2a+b−
θ)/2)+1<((2a+2b+θ)/2)+1=
(a+b)+1が得られ、mは整数なので、m≦a+b
の式が得られる。
2)>2a/2=aが得られ、mは整数なので、m≦a
+1の式が得られる。式及びから、a+1≦m≦
a+bが得られる。即ち、サンプリング中間値「m」
は、図5のb箇所の領域となる。
ら成る。この加算器53は、プライオリィティエンコー
ダ40から出力されるLSB側の変化点データ「n」に
加算器52から出力されるサンプリング中間値「m」を
加算することによって、図7にbで示す変化点間の中間
箇所を求めて出力する。その中間箇所bが非同期データ
Dをシステムクロック信号CKが安定的にトリガできる
箇所となる。加算器53から出力されるデータは後段の
セレクト部60′におけるセレクタ60のセレクト信号
n+mとなる。
クト信号作成部50′においては、図6にdで示すデー
タ遅延が存在する。その遅延時間dがクロック信号CK
の1周期よりも長い場合は、ラッチ信号EN1の発生タ
イミングを考慮する。これは、非同期データDのサンプ
リングを2回以上行う場合に、ラッチ信号EN1の発生
タイミングが遅延時間dよりも短いと、一回目のサンプ
リングによる同期処理が終了しないうちに次のサンプリ
ングを行ってしまうことになり、適正な同期処理が行わ
れなくなるからである。このようなことが生じないよう
にラッチ信号EN1の発生タイミングを定めれは、複数
回の同期処理を行って、より適正なビット同期を実行す
ることができる。
じてサンプリングデータDn+m を選択して出力する。即
ち、そのサンプリングデータDn+m が、非同期データD
をシステムクロック信号CKで安定的にトリガした同期
データとなる。
クロック乗換回路によれば、非同期データに連続する2
箇所以上の変化点が存在すれば、異なるパターンの非同
期データのビット同期処理を回路を殆ど変更すること無
しに同一回路で行うことができ、その処理時間短くする
ことができると共に回路の小規模化を図ることができ
る。
ロック乗換回路を図9を参照して説明する。但し、この
図9においては、図5に示した第1実施例回路と同様な
部分が省いてあり、その特徴要素のみが示してある。ま
た図9において図5と同様な部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
本的構成は図8に示した構成と同様であるが、異なる点
は図8に示したプライオリィティエンコーダ41及び4
2を、変化点が検出できなかった場合にエラー信号ER
1及びER2を出力するプライオリィティエンコーダ4
1′及び42′に置き換えて構成してある。エラー信号
ER1,ER2は、通常「L」レベルであるが変化点が
検出できなかった場合に「H」レベルとなる。
れたものであり、任意に設定されるエラー条件信号S1
0に、減算器51から出力される変化点間のサンプリン
グ数を示すデータXが適合しない場合に、エラー信号E
R3を出力するエラー検出部81と、各エラー信号ER
1,ER2,ER3の論理和を取って、エラー信号ER
として出力する。
れる。非同期データDの1ビットの幅がシステムクロッ
ク信号CKのトリガできる適正な幅であればよいが何ら
かの原因によって、それ以外の幅となった場合は、適正
なトリガ箇所を見つけ出すことができない。そこで、そ
の幅をサンプリング数で規制する。例えばサンプリング
数の「5」〜「10」が設定される。
間のサンプリング数を示すデータXが、エラー条件信号
S10で規制された「5」〜「10」の範囲であれば、
エラー信号ER3は「L」レベルであるが、その範囲以
外であれば「H」レベルとなるようになっている。
1実施例同様の効果を得ることができると共に、変化点
が検出できなかった場合、或いは何らかの原因によって
非同期データDのビット幅が適正でなくなった場合に、
それを検出することが可能となる。
ロック乗換回路を図10を参照して説明する。図10に
おいて、110は遅延部、120はラッチ部、130は
変化点検出部、140はROMによるセレクト信号作成
部、150はセレクタである。
バッファDL1〜DL7で一定間隔で多段階に遅延さ
せ、この遅延データをφ1〜φ7をラッチ部120へ出
力する。またラッチ部120へは、非同期データD(φ
0)も出力される。以降、φ0も遅延データと呼ぶこと
にし、それらデータφ0〜φ7を図11に示す。
をラッチする8ビットのフリップフロップから成り、図
11に示すようにラッチ信号EN2が「H」レベルの時
にシステムクロック信号CKの立ち下がりエッジで、遅
延データφ0〜φ7をラッチして出力する。図11に、
例えば時刻t1においてラッチされ、各ビットのフリッ
プフロップの出力端FF−Q0〜FF−Q1から出力さ
れたデータを示す。
ら出力されるデータφ0〜φ7の前後ビットの排他的論
理和を取って、非同期データDの変化点を検出するイク
スクルーシブオア回路EX−OR1〜EX−OR7から
成る。図11に、各イクスクルーシブオア回路EX−O
R1〜EX−OR7の出力データを示す。
出された変化点を示すデータをアドレスとし、このアド
レスの記憶領域に予め記憶されたテーブル情報を出力す
る。テーブル情報は、クロック信号CKでその中心部分
がトリガされる遅延データφ0〜φ7を選択するための
ものである。例えば、図11に示すように、EX−OR
1〜EX−OR7の出力データが「0100010」で
あれば、そのアドレスの記憶領域に「100」(但し図
11には16進数表現で「4H 」としてある)のテーブ
ル情報が記憶されている。つまり、ROM140には、
EX−OR1〜EX−OR7の出力データの組み合わせ
により得られる数値に対応させて、クロック信号CKが
その中心位相をトリガする遅延データφ0〜φ7を選択
する数値がテーブル情報として記憶されている。
力されることによってセレクタ150は遅延データφ4
を選択し、同期データとして出力する。このような第3
実施例においては、異なるパターンの非同期データのビ
ット同期処理を行う場合は、他のROMに交換すればよ
く、またROM140のテーブル情報を比較的容易に設
定することができる。つまり、異なるパターンの非同期
データのビット同期処理を回路を殆ど変更すること無し
に同一回路で行うことができ、その処理時間短くするこ
とができると共に回路の小規模化を図ることができる。
おけるサンプリング入力部10′においては、後段で処
理されるサンプリングデータD0 〜DN のLSBのデー
タD 0 を出力するバッファ100 に非同期データDが入
力されるように構成されていた。しかし、それを図12
に示すように逆のバッファ10N に非同期データDが入
力されるようにしてもよい。このようにした場合、サン
プリングデータD0 〜DN が後段に出力されるデータの
流れは、図2に矢印Y1で示す方向と逆方向になる。サ
ンプリング入力部10′においては、非同期データDを
上下どちらのバッファ100 又は10N から非同期デー
タDを入力しても、後段においてはバッファ10N から
出力されるサンプリングデータDN をMSBとしてビッ
ト位相同期処理を行うので、位相選択優先度は変わらな
い。
N に非同期データDが入力されるようにした場合、位相
選択優先度が高い順にバッファを経由せずディレーが少
なくなるので、ビット位相同期処理の信頼性が向上する
といったメリットがある。
相同期処理の信頼性を向上させる方法としては、その
他、図13に示すように、ラッチ部20′のフリップフ
ロップを符号200 〜20i 及び210 〜21i で示す
ように2段構成とする方法もある。
1から異なるタイミングのラッチ信号EN3,EN4を
出力するようにする。異なるタイミングとは図14に示
すように、一方のラッチ信号EN3が「H」レベルから
「L」レベルとなった直後に他方のラッチ信号EN4が
「H」レベルとなるようにする。
施例で説明したサンプリングデータD0 〜DN の数がそ
の半分のD0 〜D(N-1)/2 で済むので、サンプリング入
力部10′のバッファが半分の数で済み、その分、ディ
レーが少なくなり、ビット位相同期処理の信頼性が向上
することになる。
異なるパターンの非同期データのビット同期処理を回路
を殆ど変更すること無しに同一回路で行うことができる
効果があり、また、その処理時間短くすることができる
と共に回路の小規模化を図ることができる効果がある。
力される非同期データの説明図である。
用される光加入者装置の説明図である。
る。
ック乗換回路のブロック構成図である。
ロック乗換回路の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
図である。
構成を示すブロック構成図である。
ック乗換回路のブロック構成図である。
ロック乗換回路のブロック構成図である。
のクロック乗換回路の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
ける非同期データの他の入力経路を説明するための図で
ある。
明するための図である。
路のブロック構成図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 他装置から伝送されてきた非同期データ
を自装置のシステムクロックでトリガして同期させる非
同期データのクロック乗換回路において、 前記非同期データを一定間隔で遅延させ、この遅延した
複数のサンプリングデータを出力するサンプリング入力
手段と、 ラッチ信号を定められたタイミングで出力するタイミン
グ生成手段と、 該サンプリング入力手段及び該タイミング生成手段に作
動的に接続され、該ラッチ信号が供給されている間に該
複数のサンプリングデータを前記システムクロックでト
リガして保持するラッチ手段と、 該ラッチ手段に作動的に接続され、該ラッチ手段に保持
された複数のサンプリグデータの変化点を2箇所以上検
出して出力する変化点検出手段と、 該変化点検出手段に作動的に接続され、該変化点検出手
段で検出された2つ以上の変化点を一方向から順に検出
して連続する2つの変化点を出力する変化点出力手段
と、 該変化点出力手段に作動的に接続され、該変化点出力手
段から出力される2つの変化点間の概略中間のサンプリ
ングデータの位相を検出し、この検出された位相を示す
セレクト信号を出力するセレクト信号作成手段と、 該サンプリング入力手段及び該セレクト信号作成手段に
作動的に接続され、該複数のサンプリングデータの中か
ら該セレクト信号が示す位相に対応するサンプリングデ
ータを選択し、この選択されたサンプリングデータを同
期データとして出力するセレクト手段とを具備し、 前記変化点出力手段を、前記変化点検出手段に作動的に
接続され、前記変化点検出手段で検出された2つ以上の
変化点を、前記複数のサンプリングデータの最上位ビッ
トから最下位ビット方向にエンコードすることによって
該最上位ビット側の変化点を検出する第1エンコーダ
と、該第1エンコーダに作動的に接続され、該第1エン
コーダで検出された該最上位ビット側の変化点をデコー
ドするデコーダと、該デコーダ及び該変化点出力手段に
作動的に接続され、該変化点検出手段で検出された2つ
以上の変化点と該デコーダによりデコードされた該最上
位ビ ット側の変化点との論理積を取ることにより該第1
エンコーダで検出された変化点をマスクする論理積手段
と、該論理積手段に作動的に接続され、該論理積手段か
ら出力される該第1エンコーダで検出された変化点を除
く変化点を、該最上位ビットから該最下位ビット方向に
エンコードすることによって検出する第2エンコーダと
から構成した ことを特徴とする非同期データのクロック
乗換回路。 - 【請求項2】 前記第1エンコーダは、前記最上位ビッ
ト側の変化点が検出されなかった場合に第1エラー信号
を出力し、前記第2エンコーダは前記最下位ビット側の
変化点が検出されなかった場合に第2エラー信号を出力
し、前記セレクト信号作成手段が2つの変化点間の概略
中間のサンプリングデータの位相を検出する際に求めら
れる変化点間のサンプリングデータ数が、前記システム
クロックが適正にトリガできる前記非同期データの1ビ
ット幅に対応する数値以外である場合に第3エラー信号
を出力し、該第1〜第3エラー信号の何れかを出力する
エラー出力手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
の非同期データのクロック乗換回路。
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- 1994-10-17 EP EP94116342A patent/EP0673132A3/en not_active Withdrawn
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