JP3385300B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3385300B2
JP3385300B2 JP06025197A JP6025197A JP3385300B2 JP 3385300 B2 JP3385300 B2 JP 3385300B2 JP 06025197 A JP06025197 A JP 06025197A JP 6025197 A JP6025197 A JP 6025197A JP 3385300 B2 JP3385300 B2 JP 3385300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真記録装置
において像担持体上に形成されたトナー像を転写紙に転
写する転写装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の転写ドラムについて説明する。従
来より、感光体ドラムに形成された静電潜像にトナーを
付着させて現像し、このトナー像を、転写ドラムに巻き
付けられた転写材に転写する画像形成装置がある。この
ような画像形成装置は、例えば図15に示すように、誘
電体層101aを有する円筒101内部に、転写材Pを
吸着するコロナ帯電器102と、感光体ドラム103表
面に形成されたトナー像を転写材Pに転写させるコロナ
帯電器104とが別々に配設されており、各帯電器10
2・104によって転写材Pの吸着と転写とを別々に行
うようになっている。
【0003】また、図16に示すように、外層の半導電
体層201aと内層の基材201bの2層構造の円筒2
01と、搬送された転写材Pを上記円筒201に沿わせ
て保持するためのグリップ機構202とを備えた画像形
成装置がある。この画像形成装置では、搬送された転写
材Pを上記グリップ機構部202によりその端部を掴ん
で円筒201の表面に沿わせた後、円筒201の外層の
半導電体層201aに電圧を印加するか、或いは円筒2
01内部に設けられた帯電器により放電することによっ
て円筒301表面を帯電させて、感光体ドラム103の
トナー像を転写材Pに転写するようになっている。
【0004】ところが、図15に示す画像形成装置で
は、転写ローラである円筒101が誘電体層101aの
みの一層構造となっているため、その内部に、上記した
コロナ帯電器102、104を配設する必要がある。
【0005】また、図16に示す画像形成装置では、転
写ローラである円筒201を2層構造とすることで、転
写材Pにトナー像を転写するための円筒201の帯電を
行うようになっているので、帯電器の数が少なくて済
む。
【0006】特開平5ー173435号公報に基づいて
従来例を説明する。像担持体上に順次形成された各色の
トナー像を、少なくとも発泡体と発泡体を覆う誘電体層
からなる転写材担持体上に担持された転写材上に順々に
重ね合わせて転写し、転写材上にカラー画像を形成する
転写装置が提案されている。ここで転写材担持体上への
転写材の担持方法は電荷付与手段(吸着ローラ)による
静電吸着であり、吸着能力を向上させるために誘電体層
と発泡体層の間に10μm以上の空隙層が設けられてい
ることが特徴である。しかし、一般に空隙量が多くなる
ほど誘電体上に転写材を静電吸着するための印加電圧が
高くなり、安全性の面で問題があり、またコスト的にも
不利となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で示したよう
に、発泡体層と誘電体層間の空隙が10μm以上という
あいまいな規定であると数mmでも数mでも良いという
ことになる。空隙の量があまり多くなると、トナー転写
の間転写材担持体に転写材を安定して静電吸着させるた
めの印加電圧やトナー転写電圧が高くなり、安全性に問
題が生じてくる。
【0008】さらに像担持体への転写材の静電吸着とト
ナー転写を安定にかつ良好に行うために、少なくとも2
つの電源が必要であるため、大型化やコスト高になるこ
とが考えられる。また、誘電体層と導電体層の間に設け
られ半導電体層に発泡体を用いると、誘電体層と接触す
る側の半導電体層の発泡部分で転写不良が起こり、その
部分のトナー濃度のみが低下するため、転写後の転写材
上のトナー画像に斑点模様が生じ画質劣化を生じること
になる。これらの現象は特にハーフトーンの画像に顕著
に現れる。
【0009】さらに、誘電体層と半導電体層間の空隙に
は高温高湿には水滴が生じたり、低温低湿時には空隙量
が少なくなったりと環境変動に対してこれらの空隙が画
質にどのような影響を与えるか等が全く述べられていな
い。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であって、転写材の静電吸着と同一の電源でトナー転写
も行うことができる転写装置を備えた画像形成装置及び
画像形成方法を提供することを目的とする。
【0011】更に、電荷の注入による転写紙の吸着、転
写を行うため、電圧も低くてすみ、電圧のコントロール
も行い易く、オゾンの発生も比較的少ないという転写装
置を備えた画像形成装置及び画像形成方法を提供するこ
とを目的とする。
【0012】更に、トナー転写と転写材の静電吸着も1
つの電源で行うことができるため安価かつ小型化が可能
になり、半導電体層をソリッド状のものにすることによ
って画質低下のない高画質トナー転写画像が得られる転
写装置を備えた画像形成装置及び画像形成方法を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1から4によれ
ば、表面にトナー像が形成される像担持体と、転写紙を
電気的に吸着保持し、該転写紙を前記像担持体に当接さ
せることにより、像担持体上に形成されたトナー像を転
写する転写手段とを有し、前記転写手段は転写紙の当接
面側から、誘電体層、半導電体層、および導電体層が順
に積層され、前記誘電体層表面の転写位置から上流側の
表面に、転写紙を介して接触する接地された電極部材
と、前記導電体層に所定電圧を印加する電圧印加手段と
を有するものにおいて、前記半導電体層は固体状(ソリ
ッド)の弾性体であることを特徴とする画像形成装置で
ある。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】また、請求項1から4によれば、前記誘電
体層前記半導電体層と接触する側に凹凸を設けたこと
を特徴とす
【0018】また、請求項2および4によれば、前記誘
電体層の厚みは約50μm〜約200μmであることを
特徴とす
【0019】また、請求項3および4によれば、前記半
導電体層と接触する側に設けられた前記誘電体層の凹凸
の平均空隙量は約20μm〜約50μmであることを特
徴とす
【0020】また、請求項1から4によれば、前記半導
電体層と接触する側に設けられた前記誘電体層の凹凸の
凹部と凹部もしくは凸部と凸部の距離は前記像担持体上
に形成されたトナー粒径より短いことを特徴とす
【0021】請求項5によれば、前記半導電体層の厚み
は約3mm〜約9mmであることを特徴とする請求項1
から4の何れか1項に記載の画像形成装置である。
【0022】請求項6によれば、前記半導電体層の体積
抵抗率は約106Ωcm〜約1011Ωcmであることを
特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の画像形
成装置である。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】請求項1から4の構成によれば、導電体層
に電圧を印加し、接地された導電性ローラが転写材を介
して転写ドラムに接触すると、導電体層に印加された電
圧と逆極性の電荷が転写材上に発生し、誘電体層に静電
吸着させることができ、導電体層に電圧印加しているた
め、転写材の静電吸着と同一の電源でトナー転写も行う
ことができる。
【0027】これによって、従来のように空中放電によ
る電荷注入による転写紙の吸着、転写を行うのではな
く、電荷の注入による転写紙の吸着、転写を行うため、
電圧も低くてすみ、電圧のコントロールも行い易く、オ
ゾンの発生も比較的少ない。さらに、トナー転写と転写
材の静電吸着も1つの電源で行うことができるため安価
かつ小型化が可能になる。また半導電体層をソリッド状
のものにすることによって画質低下のない高画質トナー
転写画像が得られるという効果を奏する。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】請求項1から4の構成によれば、導電体層
に電圧を印加し、接地された導電性ローラが転写材を介
して転写ドラムに接触すると、導電体層に印加された電
圧と逆極性の電荷が転写材上に発生し、誘電体層に静電
吸着させることができ、導電体層に電圧印加しているた
め、転写材の静電吸着と同一の電源でトナー転写も行う
ことができる。
【0033】これによって、従来のように空中放電によ
る電荷注入による転写紙の吸着、転写を行うのではな
く、電荷の注入による転写紙の吸着、転写を行うため、
電圧も低くてすみ、電圧のコントロールも行い易く、オ
ゾンの発生も比較的少ない。さらに、トナー転写と転写
材の静電吸着も1つの電源で行うことができるため安価
かつ小型化が可能になる。また、ソリッド状の半導電体
層と接触する側の誘電体層に凹凸を設けることによっ
て、誘電体層に静電吸着した転写材をトナー転写の間安
定して吸着保持することが出来、また半導電体層をソリ
ッド状のものにすることによって画質低下のない高画質
トナー転写画像が得られる。
【0034】請求項2および4の構成によれば、誘電体
層の厚みを約50μm〜約200μmとすることによっ
て、誘電体層に静電吸着した転写材をトナー転写の間安
定して吸着保持することができる。
【0035】請求項3および4の構成によれば、ソリッ
ド状の半導電体層と接触する側の誘電体層の凹凸の平均
空隙量を約20μm〜約50μmとすることによって誘
電体層に静電吸着した転写材をトナー転写の間安定して
吸着保持することができる。
【0036】請求項1から4の構成によれば、誘電体層
に設けられた凹凸の凹部と凹部の距離もしくは凸部と凸
部の距離を像担持体上に形成されたトナーの粒径より短
くすることによって、画質低下や濃度むらのない高画質
トナー転写画像が得られる。
【0037】請求項5の構成によれば、半導電体層の厚
みを約3mm〜約9mmとすることによって安定したト
ナー転写を行うことが出来、高画質のトナー画像が得ら
れる
【0038】請求項6の構成によれば、半導電体層の体
積抵抗率を約106Ωcm〜約1011Ωcmとすること
によって安定したトナー転写を行うことが出来、高画質
のトナー画像が得られる。
【0039】
【0040】
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の画
像形成装置及び方法について図面を参照しながら説明す
る。
【0042】図1は、本発明の一実施の形態に係る画像
形成装置は、図3に示すように、トナーによる画像が形
成される記録紙としての転写紙をストックし供給する給
紙部1、トナー像を転写紙に転写する転写部2、トナー
像を形成する現像部3、および転写紙に転写されたトナ
ー像を融着させて定着させる定着部4から構成されてい
る。上記転写部2には、上記した転写手段としての転写
ドラム11が設けられている。
【0043】この転写ドラム11の周りには、接地され
た電極部材としてのグランドローラ(もしくは接地され
た半導電体ローラ)12(これらの接地部材を以後
「G.R.」という)、転写ドラム11から落ちないよ
うに転写紙をガイドするガイド部材13、転写ドラム1
1に吸着された転写紙を強制的に剥離する剥離爪14等
が配設されている。尚、上記の剥離爪14は、転写ドラ
ム11表面に離接自在に設けられている。
【0044】また、現像部3には、上記転写ドラム11
に圧接する像担持体としての感光体ドラム15が設けら
れており、この感光体ドラム15は、接地された導電性
のアルミニウム素管15aからなり、その表面に有機感
光体膜(Organic Photoconducto
r(OPC))が塗布されている。
【0045】また、この感光体ドラム15の周りには、
イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各トナーを収
納した現像器16、17、18、19が放射状に配設さ
れると共に、感光体ドラム15表面を帯電する帯電器2
0、感光体ドラム15表面の残留トナーを書き取り除去
するクリーニングブレード21が配設されており、上記
各トナー毎に、感光体ドラム15上にトナー像が形成さ
れる。
【0046】即ち、上記感光体ドラム15によれば、一
色毎に帯電・露光・現像・転写を繰り返すようになって
いる。したがって、カラー転写の場合、転写ドラム11
に静電吸着された転写紙に対して、転写ドラム11が一
回転する毎に、一色ずつのトナー像が転写紙に転写さ
れ、最大4回転で1つのカラー画像を得るようになって
いる。
【0047】また、定着部4には、所定温度・圧力によ
りトナー像を融着して転写紙に定着する定着ローラ23
と、トナー像転写後、転写ドラム11から剥離爪14に
よって剥離された転写紙を上記定着ローラ23までガイ
ドする定着ガイド22とが設けられている。また、上記
定着部4の転写紙搬送の下流側には、排出ローラ24が
設けられ、定着後の転写紙を装置本体から、排出トレイ
25上に排出するようになっている。
【0048】ここで、上記転写ドラム11の構造につい
て説明する。上記転写ドラム11は、図1に示すよう
に、基材として円筒状のアルミニウムからなる導電体層
26を使用し、この導電体層26の上面に弾性を有する
半導電体層27が設けられている。さらに、上記半導電
体層27の上面には、誘電体層28が設けられている。
半導電体層27にはウレタンゴムやエラストマー等の弾
性体、誘電体層にはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)
等の高分子フィルムが用いられている。
【0049】ウレタンゴムやエラストマーは環境に対し
て安定した特性を持っており、高温高湿低温低湿下にお
いても、その体積抵抗率等の物性値は変化しない。ま
た、上記導電体層26には、電圧印加手段としての電源
部32が接続されており、導電体層26全周にわたって
安定した電圧が保持されるようになっている。
【0050】次に、転写紙の静電吸着の機構を詳細に説
明する。本願発明の方式のように、転写材Pが転写ドラ
ム11に静電吸着するのは、接触帯電により導電層26
に印加した電圧と逆極性の電荷が転写材Pに付与される
ために起こる。接触帯電の機構はパッシェン放電と電荷
注入から成っている。
【0051】・パッシェン放電の機構 パッシェン放電は、G.R.12、転写ドラム上誘電体
層28間の距離が接近し、微小空隙にかかる電界強度が
強くなるにつれて、空中絶縁破壊が起き放電が起こると
いうものである(図4における1の領域)。転写ドラム
11(誘電体28)、G.R.12間には+(−)の電
圧が印加32されているので放電が起きると、転写ドラ
ム側(転写紙)に−(+)の電荷が蓄積される。
【0052】・電荷注入機構 さらに放電終了後、転写ドラム11、グランドローラ1
2間のニップにおいて電荷注入(図4における2の領
域)が起き、転写ドラム11側にさらに−の電荷が蓄積
される。
【0053】電荷注入の等価回路を図5に示す。回路中
の記号は、Va:印加電圧32、r1:半導電体層27
の抵抗、r2:半導電体層27、誘電体層28間の接触
抵抗、r3:誘電体28の抵抗、r4:転写材Pの接触
抵抗、r5:転写材P、G.R.間の接触抵抗、c2:
半導電体層27、誘電体層28間の静電容量、c3:誘
電体28の静電容量、c4:転写材Pの静電容量、c
5:転写材P、G.R.間の静電容量である。
【0054】転写紙C5に蓄積される電荷量(電位)を
求めるため、パッシェン放電により帯電した電荷量(電
位)を初期電位として上記の等価回路をC5にかかる電
位差(V)について解き、パッシェン放電、電荷注入の
両帯電電位のトータルが転写材Pの帯電電位となる。こ
のようにして、求めたC5の最終帯電電位Vの解析式は
式1のようになる。
【0055】
【数1】
【0056】式1にて、A、B、C、b’、c’:回路
に依存した定数である。このようにして転写材P上に蓄
積された電荷(電位)は導電体層26に印加されている
電圧と逆極性を示すため、転写材Pと導電体層26間で
静電吸着力が働き、転写ドラム11上に静電吸着する。
つまり転写材P上の帯電電位が高いほど転写ドラム11
への静電吸着能力が大きいと考えられる。次に転写材の
静電吸着力保持特性について説明する。転写材P上に蓄
積された電荷(電位)は時間の経過とともに減衰するこ
とが考えられる。
【0057】つまり、安定して誘電体層28上に転写材
Pを静電吸着させ続けるには、転写材上に蓄積された電
荷が減衰することなく保持されることが重要である。そ
こで、誘電体層28に静電吸着した転写材P上の電荷の
減衰特性を解析により求めると、式2のようになる。
【0058】
【数2】
【0059】式2にて、p,q:各層の抵抗値に依存し
た定数、t:転写上の電荷の減衰時間、ε:各層の比誘
電率、S:転写材の面積、N:積分定数、V:転写材の
帯電電位である。
【0060】式2より転写材P上の帯電電位Vは時間t
の経過と共に減衰していくことがわかる。また、転写材
上の電荷の減衰速度は各層の比誘電率及び各層の抵抗値
に依存し、比誘電率が大きく、抵抗値が高い方が減衰速
度が遅いこともわかる。
【0061】つまり誘電体層28の厚みを厚くするかも
しくは、誘電体層28と半導電体層27の間に空気層を
設け多層構造とし、電荷の減衰速度が遅くなるように抵
抗値が高い転写ドラム構造とすることによって、転写材
P上の電荷の減衰速度を遅くすることができると考えら
れる。
【0062】次に像担持体から転写材へのトナー転写機
構について説明する。像担持体15上に形成されたトナ
ー層を転写材Pに転写するためには、図7に示すように
像担持体15上に積層されたトナー層に働く静電気力よ
り強くかつ逆向きの静電気力をトナー層に与え、転写材
Pに転写させなければならない。つまり、図6において
トナー層にかかる電圧が強いほど良好なトナー転写が行
える。
【0063】さらに、トナー層内部に均一に静電気力を
かけることも重要である。従来技術でも述べたように、
半導電体27層に発泡体を使用すると、図6の空隙のr
2,c1の値が発泡部分とそうでない部分とで異なり、
同じ印加電圧をかけてもトナー層内部にかかる静電気力
が異なってくる。つまり、誘電体層28と半導電体層2
7の接触性の高い部分では電圧降下が少ないため、トナ
ー層にかかる転写に必要な静電気力が高くなる。
【0064】一方、半導電体層27の発泡部分と誘電体
層28が接触すると、その空隙部分で電位降下が起こ
り、トナー層にかかる電圧が低くなり、トナー転写に必
要な静電気力が弱くなり。以上のことより、半導電体層
27に発泡体を用いて、同じ印加電圧に対して同じ濃度
のトナーを転写材Pに転写させると半導電体層の発泡形
状部の転写像が薄くなるため、斑点模様が現れ、画質不
良となることが考えられる。
【0065】ところが、半導電体層27にソリッド状の
ものを用いれば、転写の際に常に一定の電圧が転写材P
とトナー層間にかかるため、安定した転写を行うことが
でき、良好な画像が得られる。
【0066】・誘電体層28の厚み ソリッド状の半導電体層に誘電体層28を積層するのに
最も適した誘電体層28の厚みは以下の表の通りであ
る。
【0067】
【表1】
【0068】表1に示すように誘電体層28の厚みは約
75μm以上約300μm以下がよいことがわかる。誘
電体層28の厚みが約75μm未満では薄すぎるため、
抵抗値が低くなり、一旦静電吸着した転写材P上の電荷
の減衰が速く、安定した吸着特性を得ることが出来な
い。一方約300μm以上の厚みになると、ソリッドの
半導電体層27との密着性が悪くなり、良好な転写材の
静電吸着及びトナー転写が出来なくなる。
【0069】誘電体層の厚みを厚くすることによって、
抵抗値を上げ、転写材の誘電体層への吸着力保持効果を
上げる変わりに、図2に示すように誘電体層28の厚み
を薄くし半導電体層27と接触する面に凹凸を付け、微
小空隙を設けることによって抵抗値を上げ吸着保持効果
を上げることも考えられる。この時の誘電体層28の厚
みを以下表2に示す。
【0070】
【表2】
【0071】表2に示すように誘電体層28の厚みは約
50μm以上約200μm以下が良いことがわかる。誘
電体層28の厚みが約50μm以下の場合は厚みが薄す
ぎて耐久性が悪くなり、抵抗値も低いため転写材Pの吸
着力保持効果も悪くなる。一方、約200μm以上の厚
みになると、凹凸部に生じる空隙と誘電体層28の厚み
分の合成抵抗がかなり高くなり過ぎてしまうため、静電
吸着に必要な電荷の発生量が少なくなってしまう。これ
により安定した転写材の静電吸着及びトナー転写が出来
なくなる。
【0072】次に誘電体層28の凹凸の平均空隙距離を
数種変えて転写材Pの転写ドラム11への静電吸着力を
評価した実験結果を示す(表3)。吸着力の効果は、転
写ドラム11が4回転する間、転写ドラム11上に転写
紙Pが安定して静電吸着しているかどうかで評価した。
これより、転写ドラム11に転写材が安定して静電吸着
するには20μm〜50μmの微小空隙が必要であるこ
とがわかった。
【0073】
【表3】
【0074】図8に半導電体層27にソリッドを用い、
誘電体層28は半導電体層27と接触する側に凹凸を施
した場合の微小空隙の算出方法を示す。図8(a)は実
際に半導電体層27と誘電体層28間に存在する微小空
隙’のモデル図である。本願発明における半導電体層2
7と誘電体層28間の平均空隙量は、図8(a)の半導
電体層27と誘電体層28間の微小空隙’を平均化した
ものを用いている(図8(b))。
【0075】さらに図9において、誘電体層28の凹凸
について説明する。凸部と凸部の距離もしくは凹部と凹
部の距離は最大でも使用しているトナー粒径より小さく
なるように作成しなければならない。
【0076】トナー粒径より広い幅の凹部と凹部もしく
は凸部と凸部を持つと、凹部もしくは凸部の形状でトナ
ーの転写不良が発生しその部分の濃度が低下する。この
メカニズムについては半導電体層27に発泡体を用いた
場合と同様であるため、前述のトナー転写機構で説明し
た通りであることは言うまでもない。ところが、トナー
粒径より小さな幅の凹部と凹部もしくは凸部と凸部を形
成すれば画像形成の際にその形状が再現されないことは
図9より明らかである。
【0077】よって、ソリッド状の半導電体層27と接
触する側の誘電体層28に凹凸を設けると、静電吸着し
た転写材Pの安定した吸着保持とトナー転写を行うこと
ができ、凹凸のない厚い誘電体層28とソリッドの半導
電体層27を組み合わせた場合と同等の効果を奏するの
である。
【0078】・誘電体層28への凹凸の形成方法 図10に示すような端部が先鋭な硝子もしくは金属ファ
イバーを束ねて、一対の金属ローラの片方を回転させ表
面に傷を付ける(図11)。図12はファイバーの束を
正面から見た図である。ファイバーの形状は径が約9μ
m(トナー粒径を約9μmと仮定)のものを使用する。
【0079】このように片方の表面に傷を付けたローラ
間に誘電体層を挟み込むことによって、誘電体層の片面
に所定の凹凸を形成することができる。さらにファイバ
ーの径は上記に限らず、トナー粒径以下であればよいこ
とは言うまでもない。また前記の凹凸形成方法は一例に
過ぎず、仕様を満たす凹凸形状が得られれば、他の方法
でも良いことは言うまでもない。
【0080】・半導電体層の体積抵抗率及び厚み 本願発明に示す半導電体層27の最適体積抵抗率は表4
より約106Ωcm〜1011Ωcmであることがわか
る。
【0081】
【表4】
【0082】表4に示すように、半送電体層の体積抵抗
率が約106Ωcm以下の場合はトナー転写時に電流が
流れ過ぎて逆転写を起こしてしまう。逆転写とは転写材
に転写されたトナーが感光体に戻る現象である。一方1
11Ωcm以上の場合はトナー転写に必要な静電気力が
得られないため、転写不良を起こしてしまう。つまり半
導電体層の体積抵抗率は約106Ωcm〜約1011Ωc
mが最適であることがわかる。
【0083】本願発明に示す半導電体層27の最適厚み
は表5より約3mm〜約10mmであることがわかる。
【0084】
【表5】
【0085】表5よりG.B.の厚みは約3mm〜約9
mmが良いことがわかる。約3mm未満では耐久性が悪
いため、使用不可である。一方、約9mm以上では厚過
ぎて導電体層26との接触性が悪く、さらに外径精度も
悪くなるため、転写材Pが安定して静電吸着出来ない。
【0086】・誘電体層による半導電体層端部密閉方法 図13は転写ドラム11の軸方向の断面図である。半導
電体層27の転写ドラム11軸方向の端部を誘電体層2
8で覆い、外気が誘電体層28と導電層26間に入らな
いように固定部材303で固定する。これにより高湿下
においても各層間に水滴が生じるようなこともなく各環
境に対して安定した静電吸着特性、トナー転写を行うこ
とができる。
【0087】図14は半導電体層27と接触する側に凹
凸を設けた誘電体層28で端部を覆った図であり、外気
が誘電体層28と導電層26間に入らないように固定部
材303で固定し、高湿下においても各層間に水滴が生
じるようなこともなく各環境に対して安定した静電吸着
特性、トナー転写を行うことができる。
【0088】その他、本発明は上記しかつ図面に示した
実施の形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱
しない範囲内で適宜変形して実施できることは勿論であ
る。本発明の画像形成装置は、前記誘電体層の厚みは約
75μm〜約300μmであることを特徴とする。 上記
の構成によれば、導電体層に電圧を印加し、接地された
導電性ローラが転写材を介して転写ドラムに接触する
と、導電体層に印加された電圧と逆極性の電荷が転写材
上に発生し、誘電体層に静電吸着させることができ、導
電体層に電圧印加しているため、転写材の静電吸着と同
一の電源でトナー転写も行うことができる。これによっ
て、従来のように空中放電による電荷注入による転写紙
の吸着、転写を行うのではなく、電荷の注入による転写
紙の吸着、転写を行うため、電圧も低くてすみ、電圧の
コントロールも行い易く、オゾンの発生も比較的少な
い。 さらに、トナー転写と転写材の静電吸着も1つの電
源で行うことができるため安価かつ小型化が可能にな
る。また、誘電体層の厚みを約75μm〜約300μm
とすることによって、誘電体層に静電吸着した転写材を
トナー転写の間安定して吸着保持することが出来、また
半導電体層をソリッド状のものにすることによって画質
低下のない高画質トナー転写画像が得られる。 本発明の
画像形成装置は、前記半導電体層の厚みは約3mm〜約
9mmであることを特徴とする。 上記の構成によれば、
半導電体層の厚みを3mm〜9mmとすることによって
安定したトナー転写を行うことが出来、高画質のトナー
画像が得られる。 本発明の画像形成装置は、前記半導電
体層の体積抵抗率は約10 6 Ωcm〜10 11 Ωcmであ
ることを特徴とする。 上記の構成によれば、半導電体層
の体積抵抗率を約10 6 Ωcm〜約10 11 Ωcmとする
ことによって安定したトナー転写を行うことが出来、高
画質のトナー画像が得られる。 本発明の画像形成装置
は、前記半導電体層がウレタンゴムもしくはエラストマ
ーであることを特徴とする。 上記の構成によれば、半導
電体層をウレタンゴムもしくはエラストマーにすること
によって、安定したトナー転写を行うことができ、これ
らは環境変動のない材質であるため、高温高湿、低温低
湿下においても高画質なトナー転写を維持することがで
きる。 本発明の画像形成装置は、前記転写手段を構成す
る前記半導電体層及び前記誘電体層において、前記転写
手段の回転軸方向における前記半導電体層の幅は前記誘
電体層の幅より短く、さらに前記半導電体層の端部は前
記誘電体層で覆われていることを特徴とする。 上記の構
成によれば半導電体層の端部を誘電体層で覆うことによ
り、高湿下においても各層間に水滴が生じるようなこと
もなく各環境に対して安定した静電吸着特性、トナー転
写を行うことができる。
【0089】
【発明の効果】請求項1から4の構成によれば、導電体
層に電圧を印加し、接地された導電性ローラが転写材を
介して転写ドラムに接触すると、導電体層に印加された
電圧と逆極性の電荷が転写材上に発生し、誘電体層に静
電吸着させることができ、導電体層に電圧印加している
ため、転写材の静電吸着と同一の電源でトナー転写も行
うことができる。
【0090】これによって、従来のように空中放電によ
る電荷注入による転写紙の吸着、転写を行うのではな
く、電荷の注入による転写紙の吸着、転写を行うため、
電圧も低くてすみ、電圧のコントロールも行い易く、オ
ゾンの発生も比較的少ない。さらに、トナー転写と転写
材の静電吸着も1つの電源で行うことができるため安価
かつ小型化が可能になる。また半導電体層をソリッド状
のものにすることによって画質低下のない高画質トナー
転写画像が得られるという効果を奏する。
【0091】
【0092】
【0093】
【0094】
【0095】請求項1から4の構成によれば、導電体層
に電圧を印加し、接地された導電性ローラが転写材を介
して転写ドラムに接触すると、導電体層に印加された電
圧と逆極性の電荷が転写材上に発生し、誘電体層に静電
吸着させることができ、導電体層に電圧印加しているた
め、転写材の静電吸着と同一の電源でトナー転写も行う
ことができる。
【0096】これによって、従来のように空中放電によ
る電荷注入による転写紙の吸着、転写を行うのではな
く、電荷の注入による転写紙の吸着、転写を行うため、
電圧も低くてすみ、電圧のコントロールも行い易く、オ
ゾンの発生も比較的少ない。さらに、トナー転写と転写
材の静電吸着も1つの電源で行うことができるため安価
かつ小型化が可能になる。また、ソリッド状の半導電体
層と接触する側の誘電体層に凹凸を設けることによっ
て、誘電体層に静電吸着した転写材をトナー転写の間安
定して吸着保持することが出来、また半導電体層をソリ
ッド状のものにすることによって画質低下のない高画質
トナー転写画像が得られるという効果を奏する。
【0097】請求項2および4の構成によれば、誘電体
層の厚みを約50μm〜約200μmとすることによっ
て、誘電体層に静電吸着した転写材をトナー転写の間安
定して吸着保持することができるという効果を奏する。
【0098】請求項3および4の構成によれば、ソリッ
ド状の半導電体層と接触する側の誘電体層の凹凸の平均
空隙量を約20μm〜約50μmとすることによって誘
電体層に静電吸着した転写材をトナー転写の間安定して
吸着保持することができるという効果を奏する。
【0099】請求項1から4の構成によれば、誘電体層
に設けられた凹凸の凹部と凹部の距離もしくは凸部と凸
部の距離を像担持体上に形成されたトナーの粒径より短
くすることによって、画質低下や濃度むらのない高画質
トナー転写画像が得られるという効果を奏する。
【0100】請求項5の構成によれば、半導電体層の厚
みを約3mm〜約9mmとすることによって安定したト
ナー転写を行うことが出来、高画質のトナー画像が得ら
れるという効果を奏する。
【0101】請求項6の構成によれば、半導電体層の体
積抵抗率を約106Ωcm〜約1011Ωcmとすること
によって安定したトナー転写を行うことが出来、高画質
のトナー画像が得られるという効果を奏する。
【0102】
【0103】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置に備
えられた転写ドラム近傍の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置に備
えられた転写ドラム近傍の概略構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置に備
えられた転写ドラム近傍の概略構成図である。
【図4】パッシェン放電、電荷注入の領域を表した図で
ある。
【図5】図1もしくは図2の構成の電荷注入の等価回路
を表した図である。
【図6】図1もしくは図2の構成のトナー転写における
等価回路を表した図である。
【図7】トナー転写の際のトナー層内に働く静電気力を
表した図である。
【図8】平均微小空隙の求め方を表した図である。
【図9】誘電体層に設けられた凹凸の距離を表した図で
ある。
【図10】誘電体層に凹凸を設ける方法を表した図であ
る。
【図11】誘電体層に凹凸を設ける方法を表した図であ
る。
【図12】誘電体層に凹凸を設ける方法を表した図であ
る。
【図13】半導電体層を誘電体層で固定方法する方法を
示した図である。
【図14】半導電体層を誘電体層で固定方法する方法を
示した図である。
【図15】従来技術の図である。
【図16】従来技術の図である。
【符号の説明】
P 転写材 11 転写ドラム 12 導電性ローラ 15 像担持体 26 導電体層 27 半導電体 28 誘電体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島津 史生 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−34271(JP,A) 特開 平5−173435(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/01 114

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にトナー像が形成される像担持体と、
    転写紙を電気的に吸着保持し、該転写紙を前記像担持体
    に当接させることにより、像担持体上に形成されたトナ
    ー像を転写する転写手段とを有し、前記転写手段は転写
    紙の当接面側から、誘電体層、半導電体層、および導電
    体層が順に積層され、前記誘電体層表面の転写位置から
    上流側の表面に、転写紙を介して接触する接地された電
    極部材と、前記導電体層に所定電圧を印加する電圧印加
    手段とを有するものにおいて、 前記半導電体層は固体状(ソリッド)の弾性体であり 前記誘電体層は前記半導電体層と接触する側に凹凸が設
    けられ、 前記凹凸の凹部と凹部もしくは凸部と凸部の距離は前記
    像担持体上に形成されたトナー粒径より短い ことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】表面にトナー像が形成される像担持体と、
    転写紙を電気的に吸着保持し、該転写紙を前記像担持体
    に当接させることにより、像担持体上に形成されたトナ
    ー像を転写する転写手段とを有し、前記転写手段は転写
    紙の当接面側から、誘電体層、半導電体層、および導電
    体層が順に積層され、前記誘電体層表面の転写位置から
    上流側の表面に、転写紙を介して接触する接地された電
    極部材と、前記導電体層に所定電圧を印加する電圧印加
    手段とを有するものにおいて、 前記半導電体層は固体状(ソリッド)の弾性体であり、 前記誘電体層は前記半導電体層と接触する側に凹凸が設
    けられ、 前記凹凸の凹部と凹部もしくは凸部と凸部の距離は前記
    像担持体上に形成されたトナー粒径より短く、 前記誘電体層の厚みは約50μm〜約200μmである
    ことを特徴とする 画像形成装置。
  3. 【請求項3】表面にトナー像が形成される像担持体と、
    転写紙を電気的に吸着保持し、該転写紙を前記像担持体
    に当接させることにより、像担持体上に形成されたトナ
    ー像を転写する転写手段とを有し、前記転写手段は転写
    紙の当接面側から、誘電体層 、半導電体層、および導電
    体層が順に積層され、前記誘電体層表面の転写位置から
    上流側の表面に、転写紙を介して接触する接地された電
    極部材と、前記導電体層に所定電圧を印加する電圧印加
    手段とを有するものにおいて、 前記半導電体層は固体状(ソリッド)の弾性体であり、 前記誘電体層は前記半導電体層と接触する側に凹凸が設
    けられ、 前記凹凸の凹部と凹部もしくは凸部と凸部の距離は前記
    像担持体上に形成されたトナー粒径より短く、 前記凹凸により誘電体層と半導体層との間に生じる空隙
    のこれら両層対向方向の平均長さである平均空隙量は約
    20μm〜約50μmであることを特徴とする 画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】表面にトナー像が形成される像担持体と、
    転写紙を電気的に吸着保持し、該転写紙を前記像担持体
    に当接させることにより、像担持体上に形成されたトナ
    ー像を転写する転写手段とを有し、前記転写手段は転写
    紙の当接面側から、誘電体層、半導電体層、および導電
    体層が順に積層され、前記誘電体層表面の転写位置から
    上流側の表面に、転写紙を介して接触する接地された電
    極部材と、前記導電体層に所定電圧を印加する電圧印加
    手段とを有するものにおいて、 前記半導電体層は固体状(ソリッド)の弾性体であり、 前記誘電体層は前記半導電体層と接触する側に凹凸が設
    けられ、 前記凹凸の凹部と凹部もしくは凸部と凸部の距離は前記
    像担持体上に形成されたトナー粒径より短く、 前記誘電体層の厚みは約50μm〜約200μmであ
    り、 前記凹凸により誘電体層と半導体層との間に生じる空隙
    のこれら両層対向方向の平均長さである平均空隙量は約
    20μm〜約50μmであることを特徴とする 画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】前記半導電体層の厚みは約3mm〜約9m
    mであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項
    に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記半導電体層の体積抵抗率は約10 6 Ω
    cm〜約10 11 Ωcmであることを特徴とする請求項1
    から5の何れか1項に記載の画像形成装置。
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