JP3384650B2 - 直流伝送率可変回路 - Google Patents
直流伝送率可変回路Info
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Description
度信号の直流伝送率を変化させることのできる直流伝送
率可変回路に関するもので、特に輝度信号の直流伝送率
を100%以下から100%以上まで変化させることの
できる直流伝送率可変回路に関する。
パルスによって一定レベルに揃えられるペデスタルクラ
ンプ回路を利用して輝度信号の直流伝送率を変化させる
ことのできる直流伝送率可変機能を備えた輝度信号処理
回路が知られている。図2は、そのような直流伝送率可
変機能を備えた輝度信号処理回路を示すもので、入力端
子(1)からの正極性の輝度信号は、結合コンデンサ
(2)及びICのピン(3)を介してコントラスト調整
回路(4)でコントラスト調整された後、反転されて輝
度信号増幅回路(5)に印加される。
デスタルクランプと、ブライト調整と、直流伝送率の調
整が同時に行われる。輝度信号増幅回路(5)の出力輝
度信号は、負極性となっており、比較回路(6)で基準
電源(7)の基準電圧Vrefと比較される。比較回路
(6)は、端子(8)からのBGP(バーストゲートパ
ルス)に応じてBGP期間中動作し、その比較出力信号
でコンデンサ(9)の充放電を制御する。コンデンサ
(9)の充放電電圧は、輝度信号増幅回路(5)の負端
子に帰還され、出力輝度信号の直流レベルを変化させ
る。
幅回路(5)の出力輝度信号は、BGP期間、基準電源
(7)の基準電圧Vrefと等しいレベルとなる。その結
果、輝度信号増幅回路(5)の出力輝度信号のペデスタ
ルレベルが、基準電圧Vrefにクランプされる。クラン
プされた輝度信号は、出力トランジスタ(10)を介し
て、ピン(11)に伝わる。
ライト調整用であり、輝度信号のレベルシフトを行って
いる。可変抵抗(13)及びコンデンサ(14)からな
るフィルタ(15)は、輝度信号の直流伝送率を変化さ
せるものである。今、輝度信号増幅回路(5)の出力輝
度信号が図3(b)の実線に示すように負極性であると
する、そして、図3(b)の実線の信号が可変抵抗(1
3)及びコンデンサ(14)からなるフィルタ(15)
で平滑されると、その平滑電圧は信号の平均レベルとな
るので、図3(b)の一点鎖線のようになる。該図3
(b)の一点鎖線のレベルは、基準電圧Vrefより低く
なるので、比較回路(6)の出力信号レベルが低下し、
輝度信号増幅回路(5)の出力輝度信号の直流レベルが
上昇する。
の信号に変化する。図3(b)の信号変化を正極性で考
えれば、これは輝度信号の直流伝送率が下がったことと
なる。 このことを直流伝送率が100%より下がった
と称し、画面が暗くなる。尚、図2のフィルタ(15)
を除去すれば、直流伝送率が100%となる。従って、
図2の回路によれば、輝度信号の直流伝送率を変化させ
ることのできる輝度信号処理回路を構成することができ
る。
回路においては明るい画面をより明るくすること、即
ち、直流伝送率を100%以上にすることができない、
という問題があった。図3(b)は、白信号の場合を示
している。一方、図3(a)は、黒信号の場合を示して
いる。図3(a)の輝度信号の平均直流レベルは、図3
(a)の一点鎖線のようになる。該図3(a)の一点鎖
線のレベルも基準電圧Vrefより低くなるので、比較回
路(6)の出力信号レベルが低下し、輝度信号増幅回路
(5)の出力輝度信号の直流レベルが上昇する。
号が到来しても直流伝送率が100%以下になってしま
った。このため、簡単な回路構成で輝度信号の直流伝送
率を100%以上にすることができるものが希求されて
いた。
みなされたもので、直流阻止コンデンサを介して輝度信
号が印加される輝度信号入力端子と、該輝度信号入力端
子からの輝度信号が印加される第1オペアンプと、該第
1オペアンプの出力輝度信号が印加される第1バッファ
と、第1抵抗とコンデンサを備え、ブライト調整用の直
流電圧を発生するフィルタと、前記輝度信号入力端子か
らの輝度信号が印加され前記第1バッファの出力輝度信
号と同極性の輝度信号を発生する第2バッファと、前記
第2バッファと前記第1抵抗との間に接続された第2抵
抗と、前記第1バッファと前記第1抵抗との間に接続さ
れた第3抵抗と、前記第1抵抗の一端に発生する輝度信
号と基準電圧との比較をバーストゲートパルス期間行
い、その差に応じて前記第1オペアンプの出力直流レベ
ルを調整する第2オペアンプとを備え前記第1抵抗の抵
抗値と前記第2抵抗の抵抗値の比を調整し直流伝送率を
変えることを特徴とする。
と同極性の輝度信号を発生する第2バッファを設け、該
第2バッファの出力信号を直流伝送率調整用のフィルタ
に印加し、該フィルタに同極性の2つの輝度信号を印加
できる。そのため、第1オペアンプの出力輝度信号の直
流伝送率を100%以下から100%以上まで変化させ
ることができる。
(20)は、輝度信号増幅回路(5)の出力輝度信号を
発生する第1バッファ、(21)は、ピン(3)からの
正極性の輝度信号を反転する第2バッファ、(22)
は、抵抗(23)とコンデンサ(24)とを備えるフィ
ルタ、(25)はICのピン、(26)及び(27)
は、第1及び第2バッファ(20)及び(21)の出力
信号を抵抗比に応じて加算する抵抗である。
については同一の符号を付し説明を省略する。今、図1
において、抵抗(23)をR1、抵抗(26)をR2、
抵抗(27)をR3とする。そして、仮に、抵抗R3の
値を一定とし、抵抗R1を小、抵抗R2を大とする。
性の輝度信号は、ピン(25)にほとんど伝わらなくな
る。このため、図1の回路の動作は、図2のそれと同じ
になる。即ち、輝度信号の直流伝送率を100%以下に
することができる。その様子を図4(a)に示す。ペデ
スタルレベルがVrefでクランプされた図4(a)の輝
度信号は、同図中の点線のように変化して直流伝送率が
100%以下となる。
を大、抵抗R2を小とする。すると、第2バッファ(2
1)からの負極性の輝度信号は、ピン(25)に伝わる
ようになる。ピン(25)には第2バッファ(21)か
らの負極性の輝度信号が存在するので、2つの同極性の
輝度信号が加算され、ピン(25)の電圧は、前述の状
態に比べて高くなる。すると、比較回路(6)の出力信
号レベルが増加し、輝度信号増幅回路(5)の出力輝度
信号の直流レベルが低下する。
レベルがVrefでクランプされた図4(b)の輝度信号
は、同図中の点線のように変化して直流伝送率が100
%以上となる。従って、図1の回路によれば、輝度信号
の直流伝送率を100%以下から100%以上まで変化
させることのできる直流伝送率可変回路が構成される。
1)に印加する輝度信号をピン(3)から得るようにし
たが、これに限られるものではない。ピン(25)に負
極性の輝度信号を印加できれば、どのポイントから輝度
信号を得てもよいし、第2バッファ(21)は、反転ア
ンプである必要はない。
バッファの出力輝度信号と同極性の輝度信号を発生する
第2バッファを設け、該第2バッファの出力信号を直流
伝送率調整用のフィルタに印加し、該フィルタに同極性
の2つの輝度信号を印加でき、第1オペアンプの出力輝
度信号の直流伝送率を100%以下から100%以上ま
で変化させることができる。
るだけでよいので、第2バッファをトランジスタ一石で
構成すれば、少ない素子数で実現できる。更に、実施例
の如くすれば、第2バッファをICの外部にも接続でき
るので、既存のICに後から取り付けることも可能であ
る。
る。
る。
の波形図である。
めの波形図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 直流阻止コンデンサを介して輝度信号が
印加される輝度信号入力端子と、 該輝度信号入力端子からの輝度信号が印加される第1オ
ペアンプと、 該第1オペアンプの出力輝度信号が印加される第1バッ
ファと、 第1抵抗とコンデンサを備え、ブライト調整用の直流電
圧を発生するフィルタと、 前記輝度信号入力端子からの輝度信号が印加され前記第
1バッファの出力輝度信号と同極性の輝度信号を発生す
る第2バッファと、 前記第2バッファと前記第1抵抗との間に接続された第
2抵抗と、 前記第1バッファと前記第1抵抗との間に接続された第
3抵抗と、 前記第1抵抗の一端に発生する輝度信号と基準電圧との
比較をバーストゲートパルス期間行い、その差に応じて
前記第1オペアンプの出力直流レベルを調整する第2オ
ペアンプとを備え前記第1抵抗の抵抗値と前記第2抵抗
の抵抗値の比を調整し直流伝送率を変えることを特徴と
する 直流伝送率可変回路。 - 【請求項2】 直流阻止コンデンサを介して輝度信号が
印加される輝度信号入力端子と、 該輝度信号入力端子からの輝度信号が印加される第1オ
ペアンプと、 該第1オペアンプの出力輝度信号が印加される第1バッ
ファと、 第1抵抗とコンデンサを備え、ブライト調整用の直流電
圧を発生するフィルタと、 前記輝度信号入力端子からの輝度信号が印加され前記第
1バッファの出力輝度信号と同極性の輝度信号を発生す
る第2バッファと、 前記第2バッファと前記第1抵抗との間に接続された第
2抵抗と、 前記第1バッファと前記第1抵抗との間に接続された第
3抵抗と、 前記第1抵抗の一端に発生する輝度信号と基準電圧との
比較をバーストゲートパルス期間行い、その差に応じて
前記第1オペアンプの出力直流レベルを調整する第2オ
ペアンプとを備え前記第1抵抗の抵抗値を前記第2抵抗
の抵抗値よりも大きくしたことを特徴とする 直流伝送率
可変回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16751595A JP3384650B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 直流伝送率可変回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16751595A JP3384650B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 直流伝送率可変回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0918805A JPH0918805A (ja) | 1997-01-17 |
JP3384650B2 true JP3384650B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=15851124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16751595A Expired - Fee Related JP3384650B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 直流伝送率可変回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3384650B2 (ja) |
-
1995
- 1995-07-03 JP JP16751595A patent/JP3384650B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0918805A (ja) | 1997-01-17 |
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