JP3383728B2 - 便器の構造 - Google Patents
便器の構造Info
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- JP3383728B2 JP3383728B2 JP17893195A JP17893195A JP3383728B2 JP 3383728 B2 JP3383728 B2 JP 3383728B2 JP 17893195 A JP17893195 A JP 17893195A JP 17893195 A JP17893195 A JP 17893195A JP 3383728 B2 JP3383728 B2 JP 3383728B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗式の便器の構
造に関するものである。
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の水洗式の便器は、ボウル部、ボウ
ル部の底部の排出孔に連続するトラップ部、ボウル部の
上端開口縁部に突出する内鍔、該内鍔部分の内部に形成
される洗浄水供給水路部等を陶器により一体成形して便
器本体を形成してあり、このような便器本体の後部上端
部に別体の便座の後端部を回動自在に取付け、便座を便
器本体の上面部に載置自在としていた。
ル部の底部の排出孔に連続するトラップ部、ボウル部の
上端開口縁部に突出する内鍔、該内鍔部分の内部に形成
される洗浄水供給水路部等を陶器により一体成形して便
器本体を形成してあり、このような便器本体の後部上端
部に別体の便座の後端部を回動自在に取付け、便座を便
器本体の上面部に載置自在としていた。
【0003】また、他の従来例として、ボウル部に連続
する排水管路の終端部に弁蓋を開閉自在にし、弁蓋を閉
じた状態で弁蓋を排水管路の口縁に密着させて封水し、
洗浄のつど弁蓋を開くことにより排水を行うようにして
いるものもある。このものにおいても、ボウル部の上端
開口縁部の内鍔部分の内部には洗浄水供給水路部を形成
している。
する排水管路の終端部に弁蓋を開閉自在にし、弁蓋を閉
じた状態で弁蓋を排水管路の口縁に密着させて封水し、
洗浄のつど弁蓋を開くことにより排水を行うようにして
いるものもある。このものにおいても、ボウル部の上端
開口縁部の内鍔部分の内部には洗浄水供給水路部を形成
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の従来例にあって
は、ボウル部、ボウル部の底部の排水孔に連続するトラ
ップ部、ボウル部の上端開口縁部に設けた洗浄水供給水
路部等を陶器により一体成形して便器本体を形成してい
たので、形状が複雑で製造が面倒であり、生産性が悪
く、歩留りも悪かった。特に、トラップ部を形成し、洗
浄水供給水路部をボウル部と一体に陶器で形成すること
は、きわめて製造が面倒である。
は、ボウル部、ボウル部の底部の排水孔に連続するトラ
ップ部、ボウル部の上端開口縁部に設けた洗浄水供給水
路部等を陶器により一体成形して便器本体を形成してい
たので、形状が複雑で製造が面倒であり、生産性が悪
く、歩留りも悪かった。特に、トラップ部を形成し、洗
浄水供給水路部をボウル部と一体に陶器で形成すること
は、きわめて製造が面倒である。
【0005】また、後者の従来例にあっては、弁蓋によ
る密閉によりボウル内に水を確保しており、このため、
弁蓋部分から少しでも漏水があると、封水効果が無くな
るという問題がある。また、この従来例にあっても、ボ
ウル部と洗浄水供給水路部とを陶器で一体に形成するた
め、形状が複雑で製造が面倒で、生産性が悪く、歩留り
も悪い。また、便器本体に弁蓋、あるいは弁蓋の開閉機
構を組み込む必要があり、生産性、メンテナンス性が悪
いという問題がある。
る密閉によりボウル内に水を確保しており、このため、
弁蓋部分から少しでも漏水があると、封水効果が無くな
るという問題がある。また、この従来例にあっても、ボ
ウル部と洗浄水供給水路部とを陶器で一体に形成するた
め、形状が複雑で製造が面倒で、生産性が悪く、歩留り
も悪い。また、便器本体に弁蓋、あるいは弁蓋の開閉機
構を組み込む必要があり、生産性、メンテナンス性が悪
いという問題がある。
【0006】また、いずれの従来例にあっても、ボウル
部の上端開口縁に内部に洗浄水供給水路を有した内鍔が
存在するため、ボウル部の内部の掃除がしにくいという
問題がある。そこで本発明の課題は、ボウル形状を簡略
化し、生産性を向上し、歩留りを向上し、メンテナンス
性の向上を図ることができ、更に、ボウル内の清掃が容
易に行える便器の構造を提供するにある。
部の上端開口縁に内部に洗浄水供給水路を有した内鍔が
存在するため、ボウル部の内部の掃除がしにくいという
問題がある。そこで本発明の課題は、ボウル形状を簡略
化し、生産性を向上し、歩留りを向上し、メンテナンス
性の向上を図ることができ、更に、ボウル内の清掃が容
易に行える便器の構造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の課題を
解決するために、本発明の便器の構造は、ボウルブロッ
ク1と、ボウルブロック1の上に載置自在にした便座ブ
ロック4と、ボウルブロック1を支持する略箱状の便器
架台ブロック6とで構成され、上記ボウルブロック1を
その上端部が開口し且つ底部に排出孔2を設けて形成
し、便座ブロック4の下部にボウルブロック1内に嵌り
込む突条20を周状に形成し、この突条20の内部に洗
浄水供給水路9を設けると共に、この突条20の下面に
上記洗浄水供給水路9に連通してボウルブロック1に洗
浄水を吐出するための洗浄水吐水部3を形成し、ボウル
ブロック1の下部外側に被嵌自在となっていてボウルブ
ロック1の下部外側に被嵌した状態でボウルブロック1
内に水が溜められ且つ非被嵌状態でボウルブロック1内
の水を排出するようになった容器状をした水溜め弁体5
を便器架台ブロック6内に回動自在に取付けて成ること
を特徴とするものであって、便座ブロック4に洗浄水吐
水部3を設け且つ水溜め弁体5に水封機能を持たせるこ
とで、ボウルブロック1の形状を簡略化することができ
るようになった。
解決するために、本発明の便器の構造は、ボウルブロッ
ク1と、ボウルブロック1の上に載置自在にした便座ブ
ロック4と、ボウルブロック1を支持する略箱状の便器
架台ブロック6とで構成され、上記ボウルブロック1を
その上端部が開口し且つ底部に排出孔2を設けて形成
し、便座ブロック4の下部にボウルブロック1内に嵌り
込む突条20を周状に形成し、この突条20の内部に洗
浄水供給水路9を設けると共に、この突条20の下面に
上記洗浄水供給水路9に連通してボウルブロック1に洗
浄水を吐出するための洗浄水吐水部3を形成し、ボウル
ブロック1の下部外側に被嵌自在となっていてボウルブ
ロック1の下部外側に被嵌した状態でボウルブロック1
内に水が溜められ且つ非被嵌状態でボウルブロック1内
の水を排出するようになった容器状をした水溜め弁体5
を便器架台ブロック6内に回動自在に取付けて成ること
を特徴とするものであって、便座ブロック4に洗浄水吐
水部3を設け且つ水溜め弁体5に水封機能を持たせるこ
とで、ボウルブロック1の形状を簡略化することができ
るようになった。
【0008】また、便座ブロック4を開閉自在に支持す
る本体ブロック7を便器架台ブロック6の後方に配置
し、本体ブロック7に洗浄水供給部8を設けて洗浄水供
給部8と便座ブロック4に設けた洗浄水供給水路9とを
接続し、洗浄水供給水路9に洗浄水吐水部3を設け、本
体ブロック7に水溜め弁体5を回動するための駆動機構
10を設け、駆動機構10と水溜め弁体5とを連動手段
11により接続するのが好ましく、このような構成とす
ることで、便器の構成部材を複数のブロックに分けて、
駆動機構10をボウルブロック1とは別のブロックに組
み込むことができる。
る本体ブロック7を便器架台ブロック6の後方に配置
し、本体ブロック7に洗浄水供給部8を設けて洗浄水供
給部8と便座ブロック4に設けた洗浄水供給水路9とを
接続し、洗浄水供給水路9に洗浄水吐水部3を設け、本
体ブロック7に水溜め弁体5を回動するための駆動機構
10を設け、駆動機構10と水溜め弁体5とを連動手段
11により接続するのが好ましく、このような構成とす
ることで、便器の構成部材を複数のブロックに分けて、
駆動機構10をボウルブロック1とは別のブロックに組
み込むことができる。
【0009】また、便座ブロック4に人体の局部を洗浄
するための局部洗浄装置12を設け、本体ブロック7に
局部洗浄装置12に人体の局部を洗浄する局部洗浄水を
供給するための局部洗浄水供給部13を設けて局部洗浄
水供給部13と局部洗浄装置12とを接続し、本体ブロ
ック7に局部洗浄装置12の制御部14を設けることも
好ましく、このような構成とすることで、本体ブロック
7に駆動機構10だけでなく局部洗浄装置12の制御部
14も組み込むことができて、生産の際にボウルブロッ
ク1とは別の本体ブロック7に駆動機構10や制御部1
4を集中して組み込んで生産し、メンテナンスの場合も
本体ブロック7部分でメンテナンスを行うことができる
ことになる。
するための局部洗浄装置12を設け、本体ブロック7に
局部洗浄装置12に人体の局部を洗浄する局部洗浄水を
供給するための局部洗浄水供給部13を設けて局部洗浄
水供給部13と局部洗浄装置12とを接続し、本体ブロ
ック7に局部洗浄装置12の制御部14を設けることも
好ましく、このような構成とすることで、本体ブロック
7に駆動機構10だけでなく局部洗浄装置12の制御部
14も組み込むことができて、生産の際にボウルブロッ
ク1とは別の本体ブロック7に駆動機構10や制御部1
4を集中して組み込んで生産し、メンテナンスの場合も
本体ブロック7部分でメンテナンスを行うことができる
ことになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき詳
述する。本発明の便器は、複数個のブロックを組み合わ
せて構成してある。すなわち、ボウルブロック1と、ボ
ウルブロック1を支持するための便器架台ブロック6
と、駆動機構10や制御部14を組み込む本体ブロック
7と、本体ブロック7に回動自在と利付けられる便座ブ
ロック4と、架台化粧板15の各ブロックを組合せて便
器が構成されるのである。
述する。本発明の便器は、複数個のブロックを組み合わ
せて構成してある。すなわち、ボウルブロック1と、ボ
ウルブロック1を支持するための便器架台ブロック6
と、駆動機構10や制御部14を組み込む本体ブロック
7と、本体ブロック7に回動自在と利付けられる便座ブ
ロック4と、架台化粧板15の各ブロックを組合せて便
器が構成されるのである。
【0011】ボウルブロック1は陶器あるいは合成樹脂
あるいは金属により形成してあるが、上方が開口した漏
斗形状をしており、底部に排出孔2が形成してある。こ
のボウルブロック1は上端部開口縁には従来のように洗
浄水供給水路部を一体に形成するようになっておらず、
また、排出孔2の下方に一体にトラップ部を形成するよ
うになっておらず、単純な漏斗形状となっているだけで
あり、このため、例えばボウルブロック1を陶器により
形成する際に形状が複雑でないので、生産性が向上し、
しかも、歩留りもよくなるものである。このボウルブロ
ック1には必要に応じてオーバフロー用排水管35を取
付けるようにしてもよい。このオーバーフロー用排水管
35は上端部がボウルブロック1の側壁部に開口するよ
うに取付けられ、下端部が排出孔2の側部に開口するよ
うに取付けてある。
あるいは金属により形成してあるが、上方が開口した漏
斗形状をしており、底部に排出孔2が形成してある。こ
のボウルブロック1は上端部開口縁には従来のように洗
浄水供給水路部を一体に形成するようになっておらず、
また、排出孔2の下方に一体にトラップ部を形成するよ
うになっておらず、単純な漏斗形状となっているだけで
あり、このため、例えばボウルブロック1を陶器により
形成する際に形状が複雑でないので、生産性が向上し、
しかも、歩留りもよくなるものである。このボウルブロ
ック1には必要に応じてオーバフロー用排水管35を取
付けるようにしてもよい。このオーバーフロー用排水管
35は上端部がボウルブロック1の側壁部に開口するよ
うに取付けられ、下端部が排出孔2の側部に開口するよ
うに取付けてある。
【0012】便器架台ブロック6は略箱状をしていて、
上面開口部16にボウルブロック1の下部が嵌め込まれ
て取付けられるようになっている。便器架台ブロック6
内には容器状をした水溜め弁体5が配置してあり、この
水溜め弁体5は後端上部に設けた軸17を便器架台ブロ
ック6に設けた軸受け部に回動自在に軸支してあり、水
溜め弁体5を回動して略水平姿勢にした状態ではちょう
どボウルブロック1の下部を被嵌する状態となり、した
がって、この状態で水溜め弁体5の上端部まではボウル
ブロック1内に水を溜めて水封することができるように
なっている。そして、水溜め弁体5を逆方向に回動して
斜め姿勢にすると、ボウルブロック1の下部に対して容
器状をした水溜め弁体5が非被嵌状態となり、容器状の
水溜め弁体5内の水及び汚物が流れ落ち、便器架台ブロ
ック6の底部に設けた排出口18から排出されるように
なっている。この排出口18には排水管(図示せず)が
接続される。また、便器架台ブロック6の底部は図3に
示すように排出口18側に向けて下り傾斜するような傾
斜面となっている。
上面開口部16にボウルブロック1の下部が嵌め込まれ
て取付けられるようになっている。便器架台ブロック6
内には容器状をした水溜め弁体5が配置してあり、この
水溜め弁体5は後端上部に設けた軸17を便器架台ブロ
ック6に設けた軸受け部に回動自在に軸支してあり、水
溜め弁体5を回動して略水平姿勢にした状態ではちょう
どボウルブロック1の下部を被嵌する状態となり、した
がって、この状態で水溜め弁体5の上端部まではボウル
ブロック1内に水を溜めて水封することができるように
なっている。そして、水溜め弁体5を逆方向に回動して
斜め姿勢にすると、ボウルブロック1の下部に対して容
器状をした水溜め弁体5が非被嵌状態となり、容器状の
水溜め弁体5内の水及び汚物が流れ落ち、便器架台ブロ
ック6の底部に設けた排出口18から排出されるように
なっている。この排出口18には排水管(図示せず)が
接続される。また、便器架台ブロック6の底部は図3に
示すように排出口18側に向けて下り傾斜するような傾
斜面となっている。
【0013】本体ブロック7は便器架台ブロック6の後
方に配設されるものであり、この本体ブロック7の上端
部の両側には軸受け部19が設けてあり、軸受け部19
に便座ブロック4の後端部が回動自在と取付けられる。
便座ブロック4は下部内周に内部が洗浄水供給水路9と
なった突条20が設けてあり、該突条20の下面部には
内部の洗浄水供給水路9に連通した洗浄水吐水部3が設
けてある。便座ブロック4の下部外周部は載置部21と
なっており、便座ブロック4を倒した場合、載置部21
がボウルブロック1の上端開口縁部に載置されることな
り、突条20がボウルブロック1内に嵌まり込むことに
なる。したがって、この状態で、洗浄水吐水部3から洗
浄水を吐水すると、ボウルブロック1内に洗浄水が吐水
されることになる。便座ブロック4には更に人体の局部
を洗浄するための局部洗浄装置12が設けてある。図中
22は局部洗浄装置12に設けた洗浄ノズルである。ま
た、便座ブロック4には必要に応じて便座暖房用のヒー
タが設けてある。
方に配設されるものであり、この本体ブロック7の上端
部の両側には軸受け部19が設けてあり、軸受け部19
に便座ブロック4の後端部が回動自在と取付けられる。
便座ブロック4は下部内周に内部が洗浄水供給水路9と
なった突条20が設けてあり、該突条20の下面部には
内部の洗浄水供給水路9に連通した洗浄水吐水部3が設
けてある。便座ブロック4の下部外周部は載置部21と
なっており、便座ブロック4を倒した場合、載置部21
がボウルブロック1の上端開口縁部に載置されることな
り、突条20がボウルブロック1内に嵌まり込むことに
なる。したがって、この状態で、洗浄水吐水部3から洗
浄水を吐水すると、ボウルブロック1内に洗浄水が吐水
されることになる。便座ブロック4には更に人体の局部
を洗浄するための局部洗浄装置12が設けてある。図中
22は局部洗浄装置12に設けた洗浄ノズルである。ま
た、便座ブロック4には必要に応じて便座暖房用のヒー
タが設けてある。
【0014】本体ブロック7には洗浄水供給部8を設け
てあり、この洗浄水供給部8と便座ブロック4に設けた
洗浄水供給水路9とが接続してある。この洗浄水供給水
路9は水道管、ロータンク等に接続してある。また、本
体ブロック7には局部洗浄水を供給するための局部洗浄
水供給部13を設けてあり、この局部洗浄水供給部13
と局部洗浄装置12とが接続してある。局部洗浄水供給
部13は本体ブロック7内に内装した温水タンク25に
接続してある。ここで、洗浄水供給部8と便座ブロック
4に設けた洗浄水供給水路9との接続や、局部洗浄水供
給部13と局部洗浄装置12との接続の一例を上げれ
ば、例えば、フレキシブルホースにより接続して便座ブ
ロック4の回動に係わらず給水ができるようにしてあ
る。もちろん、便座ブロック4の回動に支障がない構造
であれば、他の接続手段により接続してもよいものであ
る。図中26は便座ブロック4に設けるヒータに給電す
るための電源であり、ヒータの給電用配線の先端の接続
部を電源26に接続するようになっている。
てあり、この洗浄水供給部8と便座ブロック4に設けた
洗浄水供給水路9とが接続してある。この洗浄水供給水
路9は水道管、ロータンク等に接続してある。また、本
体ブロック7には局部洗浄水を供給するための局部洗浄
水供給部13を設けてあり、この局部洗浄水供給部13
と局部洗浄装置12とが接続してある。局部洗浄水供給
部13は本体ブロック7内に内装した温水タンク25に
接続してある。ここで、洗浄水供給部8と便座ブロック
4に設けた洗浄水供給水路9との接続や、局部洗浄水供
給部13と局部洗浄装置12との接続の一例を上げれ
ば、例えば、フレキシブルホースにより接続して便座ブ
ロック4の回動に係わらず給水ができるようにしてあ
る。もちろん、便座ブロック4の回動に支障がない構造
であれば、他の接続手段により接続してもよいものであ
る。図中26は便座ブロック4に設けるヒータに給電す
るための電源であり、ヒータの給電用配線の先端の接続
部を電源26に接続するようになっている。
【0015】本体ブロック7内には本体ブロック7に水
溜め弁体5を回動するための駆動機構10を設けてあ
り、駆動機構10と水溜め弁体5とを連動手段11によ
り接続してある。すなわち、水溜め弁体5に設けた軸1
7から突片27が突設してあり、連動手段11を構成す
るリンクの一端部が上記突片27に回動自在に軸支して
あり、該リンクの他端部が駆動機構10を構成するモー
タの出力軸36に突設した突片28に回動自在に枢支し
てある。したがって、駆動機構10を構成するモータを
回動することで、連動手段11を構成するリンクを介し
て容器状をした水溜め弁体5が開閉して略水平姿勢と、
傾斜姿勢とに位置変更自在となっている。ここで、図中
29は本体ブロック7に設けた窓部で上記リンクがこの
窓部29に挿通されるものである。
溜め弁体5を回動するための駆動機構10を設けてあ
り、駆動機構10と水溜め弁体5とを連動手段11によ
り接続してある。すなわち、水溜め弁体5に設けた軸1
7から突片27が突設してあり、連動手段11を構成す
るリンクの一端部が上記突片27に回動自在に軸支して
あり、該リンクの他端部が駆動機構10を構成するモー
タの出力軸36に突設した突片28に回動自在に枢支し
てある。したがって、駆動機構10を構成するモータを
回動することで、連動手段11を構成するリンクを介し
て容器状をした水溜め弁体5が開閉して略水平姿勢と、
傾斜姿勢とに位置変更自在となっている。ここで、図中
29は本体ブロック7に設けた窓部で上記リンクがこの
窓部29に挿通されるものである。
【0016】また、本体ブロック7内に局部洗浄装置1
2を制御したり、あるいは駆動機構10を制御するため
の制御部14が設けてある。このように、駆動機構10
や制御部14をボウルブロック1から分離して本体ブロ
ック7にまとめて組み込むことで、生産性が向上し、メ
ンテナンス性が向上することになる。
2を制御したり、あるいは駆動機構10を制御するため
の制御部14が設けてある。このように、駆動機構10
や制御部14をボウルブロック1から分離して本体ブロ
ック7にまとめて組み込むことで、生産性が向上し、メ
ンテナンス性が向上することになる。
【0017】架台化粧板15は便器架台ブロック6を覆
い、外観の向上をはかっている。架台化粧板15の取付
けは、ねじ具、係止手段等任意の取付け手段が採用でき
るものである。上記のような構成の便器は、図3の実線
のように容器状の水溜め弁体5を略水平姿勢にして水溜
め弁体5によりボウルブロック1の下部の外側を被嵌
し、ボウルブロック1内に水を張っておくものであり、
このことにより、ボウルブロック1の下部に水が溜めら
れ、これが水封となって、排水管側からの悪臭が逆流し
ないようになっている。ここで、容器状の水溜め弁体5
を略水平姿勢にして水溜め弁体5によりボウルブロック
1の下部の外側を被嵌した状態では、水溜め弁体5はボ
ウルブロック1の下部の外面に密着していないが、水溜
め弁体5に水が溜められることで確実な水封が行われ
る。この状態で、用便を行うのであるが、人体の局部の
洗浄をするには局部洗浄装置12の洗浄ノズル22から
局部洗浄水を噴射して人体の局部を洗浄する。その後、
洗浄水供給部8から洗浄水供給水路9に洗浄水を供給し
て洗浄水吐水部3からボウルブロック1内に洗浄水を供
給してボウルブロック1内を洗浄すると共に水溜め弁体
5を回動して図3の想像線のように傾け、容器状の水溜
め弁体5内の水と汚物とを排出口18から排出する。そ
の後、再び水溜め弁体5を逆に回動して水平姿勢にして
水溜め弁体5によりボウルブロック1の下部の外側を被
嵌し、ボウルブロック1内に水を張って初期の状態とす
るものである。
い、外観の向上をはかっている。架台化粧板15の取付
けは、ねじ具、係止手段等任意の取付け手段が採用でき
るものである。上記のような構成の便器は、図3の実線
のように容器状の水溜め弁体5を略水平姿勢にして水溜
め弁体5によりボウルブロック1の下部の外側を被嵌
し、ボウルブロック1内に水を張っておくものであり、
このことにより、ボウルブロック1の下部に水が溜めら
れ、これが水封となって、排水管側からの悪臭が逆流し
ないようになっている。ここで、容器状の水溜め弁体5
を略水平姿勢にして水溜め弁体5によりボウルブロック
1の下部の外側を被嵌した状態では、水溜め弁体5はボ
ウルブロック1の下部の外面に密着していないが、水溜
め弁体5に水が溜められることで確実な水封が行われ
る。この状態で、用便を行うのであるが、人体の局部の
洗浄をするには局部洗浄装置12の洗浄ノズル22から
局部洗浄水を噴射して人体の局部を洗浄する。その後、
洗浄水供給部8から洗浄水供給水路9に洗浄水を供給し
て洗浄水吐水部3からボウルブロック1内に洗浄水を供
給してボウルブロック1内を洗浄すると共に水溜め弁体
5を回動して図3の想像線のように傾け、容器状の水溜
め弁体5内の水と汚物とを排出口18から排出する。そ
の後、再び水溜め弁体5を逆に回動して水平姿勢にして
水溜め弁体5によりボウルブロック1の下部の外側を被
嵌し、ボウルブロック1内に水を張って初期の状態とす
るものである。
【0018】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、ボウルブロックと、ボウルブロックの上に載置自在
にした便座ブロックと、ボウルブロックを支持する略箱
状の便器架台ブロックとで構成され、上記ボウルブロッ
クをその上端部が開口し且つ底部に排出孔を設けて形成
し、便座ブロックの下部にボウルブロック内に嵌り込む
突条を周状に形成し、この突条の内部に洗浄水供給水路
を設けると共に、この突条の下面に上記洗浄水供給水路
に連通してボウルブロックに洗浄水を吐出するための洗
浄水吐水部を形成し、ボウルブロックの下部外側に被嵌
自在となっていてボウルブロックの下部外側に被嵌した
状態でボウルブロック内に水が溜められ且つ非被嵌状態
でボウルブロック内の水を排出するようになった容器状
をした水溜め弁体を便器架台ブロック内に回動自在に取
付けているので、ボウル構成部材であるボウルブロック
に、従来のように洗浄水供給水路を内部に有する内鍔部
や排水部分におけるトラップ部を形成する必要がなく
て、従来にくらべてボウル構成部材を簡素化した単純な
形状にでき、この結果、ボウルブロックの生産性、歩留
りを向上させることができるものであり、しかも、従来
のように洗浄水供給水路を内部に有する内鍔部を必要と
しないので、ボウルブロック内の掃除が容易になるもの
である。
は、ボウルブロックと、ボウルブロックの上に載置自在
にした便座ブロックと、ボウルブロックを支持する略箱
状の便器架台ブロックとで構成され、上記ボウルブロッ
クをその上端部が開口し且つ底部に排出孔を設けて形成
し、便座ブロックの下部にボウルブロック内に嵌り込む
突条を周状に形成し、この突条の内部に洗浄水供給水路
を設けると共に、この突条の下面に上記洗浄水供給水路
に連通してボウルブロックに洗浄水を吐出するための洗
浄水吐水部を形成し、ボウルブロックの下部外側に被嵌
自在となっていてボウルブロックの下部外側に被嵌した
状態でボウルブロック内に水が溜められ且つ非被嵌状態
でボウルブロック内の水を排出するようになった容器状
をした水溜め弁体を便器架台ブロック内に回動自在に取
付けているので、ボウル構成部材であるボウルブロック
に、従来のように洗浄水供給水路を内部に有する内鍔部
や排水部分におけるトラップ部を形成する必要がなく
て、従来にくらべてボウル構成部材を簡素化した単純な
形状にでき、この結果、ボウルブロックの生産性、歩留
りを向上させることができるものであり、しかも、従来
のように洗浄水供給水路を内部に有する内鍔部を必要と
しないので、ボウルブロック内の掃除が容易になるもの
である。
【0019】また、本発明の請求項2記載の発明にあっ
ては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、便座ブ
ロックを開閉自在に支持する本体ブロックを便器架台ブ
ロックの後方に配置し、本体ブロックに洗浄水供給部を
設けて洗浄水供給部と便座ブロックに設けた洗浄水供給
水路とを接続し、洗浄水供給水路に洗浄水吐水部を設
け、本体ブロックに水溜め弁体を回動するための駆動機
構を設け、駆動機構と水溜め弁体とを連動手段により接
続してあるので、駆動機構をボウルブロックから分離し
た他のブロックに設けることで、生産性を向上し、メン
テナンス性も向上するものである。
ては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、便座ブ
ロックを開閉自在に支持する本体ブロックを便器架台ブ
ロックの後方に配置し、本体ブロックに洗浄水供給部を
設けて洗浄水供給部と便座ブロックに設けた洗浄水供給
水路とを接続し、洗浄水供給水路に洗浄水吐水部を設
け、本体ブロックに水溜め弁体を回動するための駆動機
構を設け、駆動機構と水溜め弁体とを連動手段により接
続してあるので、駆動機構をボウルブロックから分離し
た他のブロックに設けることで、生産性を向上し、メン
テナンス性も向上するものである。
【0020】また、本発明の請求項3記載の発明にあっ
ては、上記請求項2記載の効果に加えて、便座ブロック
に人体の局部を洗浄するための局部洗浄装置を設け、本
体ブロックに局部洗浄装置に人体の局部を洗浄する局部
洗浄水を供給するための局部洗浄水供給部を設けて局部
洗浄水供給部と局部洗浄装置とを接続し、本体ブロック
に局部洗浄装置の制御部を設けてあるので、駆動機構を
備えた本体ブロックに更に制御部を設けることで、生産
に当たっては、機構部、これを制御する制御部を本体ブ
ロックに集中できて、生産性が向上し、また、メンテナ
ンス性をいっそう向上するものである。
ては、上記請求項2記載の効果に加えて、便座ブロック
に人体の局部を洗浄するための局部洗浄装置を設け、本
体ブロックに局部洗浄装置に人体の局部を洗浄する局部
洗浄水を供給するための局部洗浄水供給部を設けて局部
洗浄水供給部と局部洗浄装置とを接続し、本体ブロック
に局部洗浄装置の制御部を設けてあるので、駆動機構を
備えた本体ブロックに更に制御部を設けることで、生産
に当たっては、機構部、これを制御する制御部を本体ブ
ロックに集中できて、生産性が向上し、また、メンテナ
ンス性をいっそう向上するものである。
【図1】本発明の分解斜視図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】同上に用いるボウルブロックの斜視図である。
1 ボウルブロック
2 排出孔
3 洗浄水吐水部
4 便座ブロック
5 水溜め弁体
6 便器架台ブロック
7 本体ブロック
8 洗浄水供給部
9 洗浄水供給水路
10 駆動機構
11 連動手段
12 局部洗浄装置
13 局部洗浄水供給部
14 制御部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 福井 博雄
大阪府門真市大字門真1048番地松下電工
株式会社内
(72)発明者 佐藤 靖史
大阪府門真市大字門真1048番地松下電工
株式会社内
(72)発明者 西川 眞
大阪府門真市大字門真1048番地松下電工
株式会社内
(56)参考文献 実開 昭59−98964(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E03D 11/02
E03D 11/10
Claims (3)
- 【請求項1】 ボウルブロックと、ボウルブロックの上
に載置自在にした便座ブロックと、ボウルブロックを支
持する略箱状の便器架台ブロックとで構成され、上記ボ
ウルブロックをその上端部が開口し且つ底部に排出孔を
設けて形成し、便座ブロックの下部にボウルブロック内
に嵌り込む突条を周状に形成し、この突条の内部に洗浄
水供給水路を設けると共に、この突条の下面に上記洗浄
水供給水路に連通してボウルブロックに洗浄水を吐出す
るための洗浄水吐水部を形成し、ボウルブロックの下部
外側に被嵌自在となっていてボウルブロックの下部外側
に被嵌した状態でボウルブロック内に水が溜められ且つ
非被嵌状態でボウルブロック内の水を排出するようにな
った容器状をした水溜め弁体を便器架台ブロック内に回
動自在に取付けて成ることを特徴とする便器の構造。 - 【請求項2】 便座ブロックを開閉自在に支持する本体
ブロックを便器架台ブロックの後方に配置し、本体ブロ
ックに洗浄水供給部を設けて洗浄水供給部と便座ブロッ
クに設けた洗浄水供給水路とを接続し、洗浄水供給水路
に洗浄水吐水部を設け、本体ブロックに水溜め弁体を回
動するための駆動機構を設け、駆動機構と水溜め弁体と
を連動手段により接続して成ることを特徴とする請求項
1記載の便器の構造。 - 【請求項3】 便座ブロックに人体の局部を洗浄するた
めの局部洗浄装置を設け、本体ブロックに局部洗浄装置
に人体の局部を洗浄する局部洗浄水を供給するための局
部洗浄水供給部を設けて局部洗浄水供給部と局部洗浄装
置とを接続し、本体ブロックに局部洗浄装置の制御部を
設けて成ることを特徴とする請求項2記載の便器の構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17893195A JP3383728B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 便器の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17893195A JP3383728B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 便器の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932086A JPH0932086A (ja) | 1997-02-04 |
JP3383728B2 true JP3383728B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=16057151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17893195A Expired - Fee Related JP3383728B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 便器の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3383728B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5080741B2 (ja) * | 2006-02-23 | 2012-11-21 | パナソニック株式会社 | 便器 |
JP6583680B2 (ja) * | 2015-11-12 | 2019-10-02 | Toto株式会社 | 水洗大便器 |
JP7296067B2 (ja) * | 2019-07-16 | 2023-06-22 | 株式会社ハマネツ | 洋式便器およびユニットトイレ |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP17893195A patent/JP3383728B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0932086A (ja) | 1997-02-04 |
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