JP3383727B2 - 半導体素子のバンプ形成方法 - Google Patents

半導体素子のバンプ形成方法

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JP3383727B2
JP3383727B2 JP17579795A JP17579795A JP3383727B2 JP 3383727 B2 JP3383727 B2 JP 3383727B2 JP 17579795 A JP17579795 A JP 17579795A JP 17579795 A JP17579795 A JP 17579795A JP 3383727 B2 JP3383727 B2 JP 3383727B2
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    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/10Bump connectors ; Manufacturing methods related thereto
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子のバンプ形
成方法に関し、特に、金属ワイヤの先端に形成した金属
ボールを半導体素子の電極に接合してバンプを形成する
半導体素子のバンプ形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子のバンプ形成方法の従来例を
図13〜図32に基づいて説明する。
【0003】図13は、従来例において金属ワイヤ1の
先端に金属ボール3を形成した状態を示す。
【0004】図14〜図16と図17、図18とは、従
来例においてバンプを形成する方法の第1、第2例を示
す。
【0005】従来例の第1例においては、金、銅、アル
ミニウム、半田等で製作された金属ワイヤ1を、図14
に示すように、クランパ6で挟んでセラミックスやルビ
ーで作られたキャピラリー4に通し、通した金属ワイヤ
1の先端と電極5との間で放電し、図15に示すよう
に、金属ボール3を形成する。
【0006】図16において、予熱されている半導体素
子9の電極7の上に前記金属ボール3を押圧し、超音波
振動を加え、温度、圧力、超音波振動の作用によって、
前記金属ボール3を前記電極7に接合する。8は、半導
体素子のアクティブ面を保護するパシベーション膜であ
る。
【0007】図17において、クランパ6で金属ワイヤ
1を挟んで上昇させ、図18に示すように、金属ワイヤ
1を引きちぎってバンプ10を形成する。
【0008】図14〜図16と図19〜図22とは、従
来例においてバンプを形成する第2例を示す。
【0009】図14〜図16は上記の第1例と同様なの
で説明を省略する。
【0010】図19において、キャピラリー4を上昇さ
せ、図20に示すように横にずらせて下降させ、図21
に示すように、金属ワイヤ1を金属ボール3上に接触さ
せ、温度、圧力、或いは、温度、圧力、超音波振動の作
用によって金属ワイヤ1を金属ボール3に接合し、図2
2に示すように、クランパ6で金属ワイヤ1を挟んで上
昇し、金属ワイヤ1を引きちぎって2段突起形状バンプ
10aを形成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
の構成では、放電により金属ワイヤ1に金属ボール3を
形成する際に、図23に示すように、金属ボール3の直
上のB部の金属ワイヤ1の結晶粒子が熱の影響を受けて
粗大化し、熱の影響を受けないA側と比較して、破断荷
重が約1/2に低下する。
【0012】従って、図24に示すように、金属ボール
3を半導体素子9の電極7に接合し、金属ワイヤ1を上
昇させて金属ワイヤ1を引きちぎってバンプ10を形成
する際に、前記のように熱の影響を受けて破断荷重が約
1/2に低下したB部分の中で最も弱い部分が切れるの
で、どの部分が破断するかをコントロールすることがで
きず、その高さHに大きなバラツキが発生する。
【0013】そして、図25に示すように、治具11を
使用し、図26に示すようにバンプ10の高さを揃える
と、バンプ10の頭頂部18の面積にバラツキが発生す
る。
【0014】図27に示すように、バンプ10の頭頂部
18の面積にバラツキが発生した状態で、転写法によっ
て、導電ペースト膜12をバンプ10に転写すると、図
28に示すように、転写導電ペースト13の量にバラツ
キが発生する。
【0015】この状態で、図29に示すように、バンプ
10を回路基板15の基板電極16に接合する場合、転
写導電ペースト13が多過ぎると電極16の間で短絡1
4が発生し、少な過ぎると接合力が不足するという問題
点がある。
【0016】又、図19〜図22に示す2段突起バンプ
を形成する場合、図30に示すように、金属ワイヤ1と
金属ボール3とが接合する部分Cの長さに対して、前記
のように熱の影響を受けて破断荷重が約1/2に低下す
るB部分の長さが長くなると、金属ワイヤ1を引きちぎ
りたい部分Dの破断荷重と、前記B部分の破断荷重とが
等しくなり、どの部分を破断するかをコントロールする
ことができず、図31に示す正常な形状の2段突起形状
バンプ10aに対して、図32に示すように、余分な金
属ワイヤ1が残った2段突起形状バンプ10aが形成さ
れ、2段突起の形状が不揃いになる。この不良2段突起
形状バンプ10aに、次工程で導電性ペーストの転写を
行うと、導電性ペーストの転写量が多くなり過ぎ、回路
基板に実装する際に、前述と同様に、電極間が短絡する
という問題点がある。
【0017】本発明は、上記の問題点を解決し、高さや
形状にバラツキが無いバンプを形成する半導体素子のバ
ンプ形成方法の提供を課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願第1発明の半導体素
子のバンプ形成方法は、上記の課題を解決するために、
クランパとキャピラリーとを通した金属ワイヤの先端と
電極間に電圧を印加し、前記キャピラリー先端から出て
いる部分の金属ワイヤを溶融させる必要最小限エネルギ
を超過する放電エネルギにより前記金属ワイヤの先端部
を溶融することによって、前記金属ワイヤの先端に金属
ボールを形成すると共に前記金属ボールの直上部の金属
ワイヤにくびれ部を形成し、前記金属ボールを半導体素
子の電極上に位置決めし、熱圧着もしくは超音波併用熱
圧着により前記金属ボールを前記電極に接合し、前記金
属ワイヤを前記クランパで挟んで上昇させ前記金属ボー
ルを前記電極に接合した状態で残すように前記金属ワイ
ヤを引きちぎって前記金属ボールによるバンプを前記電
極上に形成することを特徴とする。
【0019】本願第2発明の半導体素子のバンプ形成方
法は、上記の課題を解決するために、クランパとキャピ
ラリーとを通した金属ワイヤの先端と電極間に電圧を印
加し、前記キャピラリー先端から出ている部分の金属ワ
イヤを溶融させる必要最小限エネルギを超過する放電
ネルギにより前記金属ワイヤの先端部を溶融することに
よって、前記金属ワイヤの先端に金属ボールを形成する
と共に前記金属ボールの直上部の金属ワイヤにくびれ部
を形成し、前記金属ボールを半導体素子の電極上に位置
決めし、熱圧着もしくは超音波併用熱圧着により前記金
属ボールを前記電極に接合し、前記キャピラリーを上昇
させ、横にずらして下降させ、熱圧着もしくは超音波併
用熱圧着により前記金属ワイヤを前記電極に接合した金
属ボール上に接合し、前記金属ワイヤを前記クランパで
挟んで上昇させ、前記金属ボールを前記電極に接合した
状態で残すように前記金属ワイヤを引きちぎって前記金
属ボールによる2段突起形状バンプを前記電極上に形成
ることを特徴とする。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【作用】本発明の半導体素子のバンプ形成方法は、金属
ワイヤを引きちぎる以前の工程で、前記金属ワイヤの引
きちぎられるべき位置にくびれ部を形成することに特徴
がある。このようにすると、くびれさせるべきくびれの
程度は、金属ワイヤの材質によって異なるが、僅かのく
びれを与えれば、前記くびれ部で前記金属ワイヤが必ず
破断するようになる。
【0025】その理由は下記のとおりである。即ち、く
びれ部は、断面積が小さくなるが、加工硬化があるの
で、くびれ部を形成してもその部分の破断荷重の低下率
は断面積の減少率よりも小さく金属ワイヤの繰り出し、
金属ボールの形成、バンプの形成に支障が無い。そし
て、バンプ形成後に金属ワイヤを引きちぎる場合に、く
びれ部が金属ボールの直上にくるようにしておけば、金
属ボール形成時の熱によって前記金属ボールの直上にあ
るくびれ部が軟化し強度が低下するので、断面積の減少
との相乗効果によって前記くびれ部の破断荷重が低下
し、金属ワイヤは必ず前記金属ボールの直上にあるくび
れ部で切断する。
【0026】
【0027】そして、本願第1発明の半導体素子のバン
プ形成方法では、金属ボールを半導体素子の電極上に接
合後、前記金属ワイヤをクランパで挟んで上昇させ前記
金属ボールを前記電極に接合した状態で残すように前記
金属ワイヤを引きちぎって前記金属ボールによるバンプ
を前記電極上に形成すると、金属ワイヤは、必ず、金属
ボールの直上に設けられたくびれ部で切断し、高さが均
一なバンプが形成される。これに伴って、次工程で各バ
ンプに転写される導電性ペーストの転写量が均一にな
り、半導体素子の回路基板への実装の信頼性が向上す
る。
【0028】又、本願第2発明の半導体素子のバンプ形
成方法では、金属ボールを半導体素子の電極上に接合
後、キャピラリーを上昇させ、横にずらして下降させ、
熱圧着もしくは超音波併用熱圧着により前記金属ワイヤ
を前記電極に接合した金属ボール上に接合し、前記金属
ワイヤをクランパで挟んで上昇させ、前記金属ボールを
前記電極に接合した状態で残すように前記金属ワイヤを
引きちぎって前記金属ボールによる2段突起形状バンプ
を前記電極上に形成すると、金属ワイヤは、必ず、前記
金属ボールとの接合部の直上に設けられたくびれ部で切
断し、2段突起形状が均一な2段突起形状バンプが形成
される。これに伴って、次工程で各2段突起形状バンプ
に転写される導電性ペーストの転写量が均一になり、半
導体素子の回路基板への実装の信頼性が向上する。
【0029】
【実施例】本発明の半導体素子のバンプ形成方法の実施
例を図1〜図12に基づいて説明する。
【0030】本実施例は、図1に示すように、金、銅、
アルミニウム、半田等で製作された金属ワイヤ1の先端
に金属ボール3を形成すると共に、前記金属ボール3の
直上部分の前記金属ワイヤ1にくびれ部2を形成し、温
度と圧力、或いは、温度と圧力と超音波振動とで前記金
属ボール3を回路基板の電極部上にバンプとして接合し
た後に、前記金属ワイヤ1を前記くびれ部2で引きちぎ
ることを特徴とする。
【0031】この場合、前記くびれ部2のくびれの程度
は、金属ワイヤ1の材質によって異なるが、僅かのくび
れで効果が得られる。その理由は、くびれ部2は、断面
積が小さくなるが、加工硬化があるので、くびれ部2を
形成してもその部分の破断荷重の低下率は断面積の減少
率よりも小さく、金属ワイヤ1の繰り出し、金属ボール
3の形成、バンプの形成に支障が無い。そして、バンプ
形成後に金属ワイヤ1を引きちぎる場合に、くびれ部2
が金属ボール3の直上にくるようにしておけば、金属ボ
ール形成時の熱によって前記金属ボール3の直上にある
くびれ部2の部分が軟化して強度が低下するので、断面
積の減少との相乗効果によって前記くびれ部2の破断荷
重が低下し、金属ワイヤ1は必ず前記金属ボール3の直
上にあるくびれ部2で切断する。
【0032】そして、この方法は、従来から行われてい
るどのバンプ形成方法にも適用できる。
【0033】例えば、図2に示すように、金、銅、アル
ミニウム、半田等で製作された金属ワイヤ1を、クラン
パ6で挟んでセラミックスやルビーで作られたキャピラ
リー4に通し、前記キャピラリー4を通した金属ワイヤ
1の先端に金属ボール3を形成し、後述の各例で示す方
法で、前記金属ボール3の直上部分の前記金属ワイヤ1
にくびれ部2を形成し、前記金属ボール3を回路基板の
電極部上にバンプとして接合した後に、前記金属ワイヤ
1をクランパ6で挟んで上昇させ、前記金属ワイヤ1を
前記くびれ部2で切断させる。このようにすると、形成
されたバンプ10の高さHを等しくすることができる。
【0034】又、図3に示すように、2段突起形状バン
プ10aを形成する場合にも、前記金属ワイヤ1のくび
れ部2が、前記金属ボール3と前記金属ワイヤ1との接
合が終わる境目Eにくるようにするので、前記金属ワイ
ヤ1は必ず前記境目Eで切断し図31に示す正常な形状
の2段突起形状バンプ10aが得られ、図32に示す金
属ワイヤ1が残った不良2段突起形状バンプ10aの発
生が無くなる。
【0035】以下に、前記の金属ワイヤ1のくびれ部2
を形成する方法を図4〜図12に基づいて説明する。
【0036】くびれ部2を形成する第1例を図4〜図6
に基づいて説明する。
【0037】本例は、図4に示すように、金属ワイヤ1
に所定ピッチLを隔ててくびれ部2を予め形成してお
き、図5に示すように、前記くびれ部2が形成された金
属ワイヤ1の先端に金属ボール3を形成する。これらを
実施する方法は、図6に示すように、金属ワイヤ1を挟
むクランパにくびれ部2を形成する突起部6bを設けた
クランパ6aを使用してくびれ部2を形成する。前記く
びれ部2のくびれの程度は、金属ワイヤ1の材質によっ
て異なるが、僅かのくびれで効果が得られる。その理由
は、くびれ部2は、断面積が小さくなるが、加工硬化が
あるので破断荷重の低下率は断面積の減少率よりも小さ
く、金属ワイヤ1の繰り出し、金属ボール3の形成、バ
ンプの形成に支障が無い。そして、バンプ形成後に金属
ワイヤ1を引きちぎる場合には、前記所定ピッチLの長
さを調整して、くびれ部2が金属ボール3の直上にくる
ようにすれば、金属ボール形成時の熱によって前記くび
れ部2の部分が軟化して強度が低下し、断面積の減少と
の相乗効果によって前記くびれ部2の破断荷重が低下
し、金属ワイヤ1は必ず前記金属ボール3の直上にある
くびれ部2で切断する。
【0038】くびれ部2を形成する第2例を図7に基づ
いて説明する。
【0039】本例は、図7に示すように、キャピラリ4
に通された金属ワイヤ1の先端と電極5との間の放電に
より金属ボール3を形成した後に、治具17で挟んで、
くびれ部2を形成する。
【0040】くびれ部2を形成する第3例を図8、図9
に基づいて説明する。
【0041】本例は、図8に示すように、金属ボール3
を余熱されている半導体素子9の電極7上に押圧し、温
度と圧力とにより、或いは、温度と圧力と超音波振動と
により前記金属ボール3を電極7に接合し、図9に示す
ように、キャピラリー4を上昇させ、治具17で挟ん
で、くびれ部2を形成する。
【0042】くびれ部2を形成する第4例を図10〜図
12に基づいて説明する。
【0043】本例は、図10に示すように、キャピラリ
4に通された金属ワイヤ1の先端と電極5との間の放電
により金属ボール3を形成する場合、金属ワイヤ1の先
端に与えられるエネルギ量は、 (エネルギ量)=(電流値)×(電圧値)×(放電時間) になる。この場合、電圧値は電極5の先端と金属ワイヤ
1の先端との距離Mで決まるので、常に一定と考えて良
い。従って、与えられるエネルギ量、言い換えると、形
成される金属ボール3のボール径は放電時間で決まる。
【0044】一方、形成される金属ボール3のボール径
はキャピラリー4の先端から出ている金属ワイヤ1の長
さNで決まる。例えば、直径25μmの金属ワイヤ1を
使用し、長さNが300μmの場合に形成されるボール
径の最大径Rは、 4/3・π・(R/2)3 =(25/2)2 ・300 により計算すると、R=65μmになる。
【0045】図11は、キャピラリー4の先端から出て
いる金属ワイヤ1の長さNが一定の場合、形成される金
属ボールの最大径Rは前記Nの値で決まる一定の所定値
になり、その後は、いくらエネルギを与えても大きくな
らないことを示している。
【0046】そして、電流値が40mAの場合、図11
のは、金属ワイヤ1の先端に、長さNによって決まる
最大径Rの金属ボール3を得る必要最小限のエネルギが
与えられた放電時間に相当し、図12のに示すよう
に、形成された金属ボール3の直上部にくびれが無いも
のになる。
【0047】又、電極5の先端と金属ワイヤ1の先端と
の距離=1050μm、キャピラリー4の先端から出て
いる金属ワイヤ1の長さN=400μmの場合、放電時
間1.0msが図11、12図のに対応し、R=67
μmになる。そして、放電時間が0.1ms以下の範囲
では、形成される金属ボール3は全て金属ボール3の直
上にくびれが存在しないものになる。従来技術におい
て、放電で金属ボール3を形成する方法では、与えてい
るエネルギ量はこの範囲に収まっている。
【0048】図11、図12のの場合には、与えるエ
ネルギ量は、キャピラリー4の先端から出ている金属ワ
イヤ1の長さNで決まる最大径Rを得るためのエネルギ
量以上になっている。従って、この場合に形成されるボ
ールの形状は、金属ボール3の直上の金属ワイヤ1にく
びれ部2が発生したものになる。本例では放電時間3.
0msの時点である。
【0049】更に与えるエネルギ量を増加した、図1
1、図12のの場合には、くびれ部2のくびれの長さ
が長くなる。
【0050】又、電流を40mAから50mAに変えて
も、最大径Rに到達する放電時間が短くなるだけで、到
達する最大径Rに変化は無い。
【0051】上記のように、金属ボール3を形成する際
に金属ワイヤ1の先端に与えるエネルギ量を、金属ワイ
ヤ1の長さNで決まる金属ボールの最大径Rを得るため
のエネルギ量以上にすることにより、金属ボール3の直
上の金属ワイヤ1にくびれ部2を形成することができ
る。
【0052】
【発明の効果】本発明の半導体素子のバンプ形成方法に
よると、半導体素子の電極上にバンプを形成する金属ワ
イヤの金属ボールの直上の金属ワイヤにくびれ部を形成
することにより、前記金属ボールを回路基板の電極上に
接合してバンプを形成する際に、前記金属ワイヤが必ず
前記くびれ部で切断するので、高さや形状が均一なバン
プを形成できるという効果を奏する。
【0053】又、上記の効果に伴って、転写法によりバ
ンプ上に導電性ペーストを転写する際に、各バンプに転
写される導電性ペーストの転写量のバラツキが小さくな
り、半導体素子を回路基板に実装する場合の接合の信頼
性が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体素子のバンプ形成方法において
金属ワイヤの先端に形成した金属ボールの直上に設ける
くびれ部を示す正面図である。
【図2】本発明の半導体素子のバンプ形成方法により形
成されるバンプの第1例を示す正面図である。
【図3】本発明の半導体素子のバンプ形成方法により形
成されるバンプの第2例を示す側面図である。
【図4】本発明の半導体素子のバンプ形成方法により形
成されるくびれ部の形成方法の第1例を示す図である。
【図5】本発明の半導体素子のバンプ形成方法により形
成されるくびれ部の形成方法の第1例を示す図である。
【図6】本発明の半導体素子のバンプ形成方法により形
成されるくびれ部の形成方法の第2例を示す図である。
【図7】本発明の半導体素子のバンプ形成方法により形
成されるくびれ部の形成方法の第3例を示す図である。
【図8】本発明の半導体素子のバンプ形成方法により形
成されるくびれ部の形成方法の第4例を示す図である。
【図9】本発明の半導体素子のバンプ形成方法により形
成されるくびれ部の形成方法の第4例を示す図である。
【図10】本発明の半導体素子のバンプ形成方法により
形成されるくびれ部の形成方法の第5例を示す図であ
る。
【図11】本発明の半導体素子のバンプ形成方法により
形成されるくびれ部の形成方法の第5例の原理を示す図
である。
【図12】本発明の半導体素子のバンプ形成方法により
形成されるくびれ部の形成方法の第5例の原理を示す図
である。
【図13】従来例の半導体素子のバンプ形成方法におい
て金属ワイヤの先端に形成した金属ボールを示す正面図
である。
【図14】従来例の半導体素子のバンプ形成方法により
バンプを形成する第1例を示す側面図である。
【図15】従来例の半導体素子のバンプ形成方法により
バンプを形成する第1例を示す側面図である。
【図16】従来例の半導体素子のバンプ形成方法により
バンプを形成する第1例を示す側面図である。
【図17】従来例の半導体素子のバンプ形成方法により
バンプを形成する第1例を示す側面図である。
【図18】従来例の半導体素子のバンプ形成方法により
バンプを形成する第1例を示す側面図である。
【図19】従来例の半導体素子のバンプ形成方法により
バンプを形成する第2例を示す側面図である。
【図20】従来例の半導体素子のバンプ形成方法により
バンプを形成する第2例を示す側面図である。
【図21】従来例の半導体素子のバンプ形成方法により
バンプを形成する第2例を示す側面図である。
【図22】従来例の半導体素子のバンプ形成方法により
バンプを形成する第2例を示す側面図である。
【図23】従来例の半導体素子のバンプ形成方法の問題
点を示す図である。
【図24】従来例の半導体素子のバンプ形成方法の問題
点を示す図である。
【図25】従来例の半導体素子のバンプ形成方法の問題
点を示す図である。
【図26】従来例の半導体素子のバンプ形成方法の問題
点を示す図である。
【図27】従来例の半導体素子のバンプ形成方法の問題
点を示す図である。
【図28】従来例の半導体素子のバンプ形成方法の問題
点を示す図である。
【図29】従来例の半導体素子のバンプ形成方法の問題
点を示す図である。
【図30】従来例の半導体素子のバンプ形成方法の問題
点を示す図である。
【図31】正常な2段突起形状バンプの正面図である。
【図32】不良2段突起形状バンプの正面図である。
【符号の説明】
1 金属ワイヤ 2 くびれ部 3 金属ボール 4 キャピラリー 6 クランパ 6a クランパ 6b 突起部 7 電極 9 半導体素子 10 バンプ 10a 2段突起形状バンプ
フロントページの続き (72)発明者 岩城 隆彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−346436(JP,A) 特開 平1−225340(JP,A) 特開 昭62−154648(JP,A) 特開 昭62−152143(JP,A) 特開 平6−112210(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランパとキャピラリーとを通した金属
    ワイヤの先端と電極間に電圧を印加し、前記キャピラリ
    ー先端から出ている部分の金属ワイヤを溶融させる必要
    最小限エネルギを超過する放電エネルギにより前記金属
    ワイヤの先端部を溶融することによって、前記金属ワイ
    ヤの先端に金属ボールを形成すると共に前記金属ボール
    の直上部の金属ワイヤにくびれ部を形成し、前記金属ボ
    ールを半導体素子の電極上に位置決めし、熱圧着もしく
    は超音波併用熱圧着により前記金属ボールを前記電極に
    接合し、前記金属ワイヤを前記クランパで挟んで上昇さ
    せ前記金属ボールを前記電極に接合した状態で残すよう
    に前記金属ワイヤを引きちぎって前記金属ボールによる
    バンプを前記電極上に形成することを特徴とする半導体
    素子のバンプ形成方法。
  2. 【請求項2】 クランパとキャピラリーとを通した金属
    ワイヤの先端と電極間に電圧を印加し、前記キャピラリ
    ー先端から出ている部分の金属ワイヤを溶融させる必要
    最小限エネルギを超過する放電エネルギにより前記金属
    ワイヤの先端部を溶融することによって、前記金属ワイ
    ヤの先端に金属ボールを形成すると共に前記金属ボール
    の直上部の金属ワイヤにくびれ部を形成し、前記金属ボ
    ールを半導体素子の電極上に位置決めし、熱圧着もしく
    は超音波併用熱圧着により前記金属ボールを前記電極に
    接合し、前記キャピラリーを上昇させ、横にずらして下
    降させ、熱圧着もしくは超音波併用熱圧着により前記金
    属ワイヤを前記電極に接合した金属ボール上に接合し、
    前記金属ワイヤを前記クランパで挟んで上昇させ、前記
    金属ボールを前記電極に接合した状態で残すように前記
    金属ワイヤを引きちぎって前記金属ボールによる2段突
    起形状バンプを前記電極上に形成することを特徴とする
    半導体素子のバンプ形成方法。
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