JP3383259B2 - 無杼織機のタックイン装置 - Google Patents
無杼織機のタックイン装置Info
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- JP3383259B2 JP3383259B2 JP2000072558A JP2000072558A JP3383259B2 JP 3383259 B2 JP3383259 B2 JP 3383259B2 JP 2000072558 A JP2000072558 A JP 2000072558A JP 2000072558 A JP2000072558 A JP 2000072558A JP 3383259 B2 JP3383259 B2 JP 3383259B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経糸開口内への緯
糸端部の折り返しに流体の噴射を用いる無杼織機のタッ
クイン装置に関するものである。さらに、詳しく言え
ば、運転中に流体の噴射条件を変えることのできる無杼
織機のタックイン装置に関する。
糸端部の折り返しに流体の噴射を用いる無杼織機のタッ
クイン装置に関するものである。さらに、詳しく言え
ば、運転中に流体の噴射条件を変えることのできる無杼
織機のタックイン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無杼織機ではタックインノズルか
らの流体の噴射条件、たとえば噴射量や噴射方向を運転
中は一定に保っており、通常は図6(イ)に示すように
耳端が一直線に揃った良品を生産していた。この噴射条
件は、運転中の経糸列の耳部分の張力が一定であると仮
定して、経験や試織の結果に基づいて、使用する糸など
の異なる製織条件に応じてそれぞれ定められるものであ
る。
らの流体の噴射条件、たとえば噴射量や噴射方向を運転
中は一定に保っており、通常は図6(イ)に示すように
耳端が一直線に揃った良品を生産していた。この噴射条
件は、運転中の経糸列の耳部分の張力が一定であると仮
定して、経験や試織の結果に基づいて、使用する糸など
の異なる製織条件に応じてそれぞれ定められるものであ
る。
【0003】しかし、温度、湿度などの環境や、経糸ビ
ームの巻き具合等は必ずしも一定ではないため、運転中
に経糸列の耳部分の張力が変化することがある。耳部分
の張力が弱まった場合でも流体の噴射条件は一定である
ので、張力に対して緯糸の端部が相対的に勢い良く折り
返されて耳端が布地側に引き寄せられ、図6(ロ)に示
すように耳端が不揃いな不良品が生産されることがあ
る。
ームの巻き具合等は必ずしも一定ではないため、運転中
に経糸列の耳部分の張力が変化することがある。耳部分
の張力が弱まった場合でも流体の噴射条件は一定である
ので、張力に対して緯糸の端部が相対的に勢い良く折り
返されて耳端が布地側に引き寄せられ、図6(ロ)に示
すように耳端が不揃いな不良品が生産されることがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情を考
慮して開発されたもので、その目的は、経糸列の耳部分
の張力変化に対応させて流体の噴射条件を変更させ、耳
端が揃った良品を生産できる無杼織機のタックイン装置
を提供することである。
慮して開発されたもので、その目的は、経糸列の耳部分
の張力変化に対応させて流体の噴射条件を変更させ、耳
端が揃った良品を生産できる無杼織機のタックイン装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、経糸
列の側方に配設したタックインノズルからの流体の噴射
により、緯糸の端部を経糸開口内に折り返す無杼織機の
タックイン装置において、経糸列の耳部分の張力を検出
する経糸張力検出手段と、流体の噴射条件を変更可能な
噴射条件可変手段と、経糸張力検出手段の検出結果に基
づいて噴射条件可変手段を制御する制御手段と、を備え
ていることを特徴とする。
列の側方に配設したタックインノズルからの流体の噴射
により、緯糸の端部を経糸開口内に折り返す無杼織機の
タックイン装置において、経糸列の耳部分の張力を検出
する経糸張力検出手段と、流体の噴射条件を変更可能な
噴射条件可変手段と、経糸張力検出手段の検出結果に基
づいて噴射条件可変手段を制御する制御手段と、を備え
ていることを特徴とする。
【0006】噴射条件としては例えば噴射圧力、噴射
量、噴射期間、噴射開始時期、噴射終了時期、噴射方向
等が挙げられ、これらを単独、又は組み合わせで用い
る。噴射条件可変手段は、上記した噴射条件を変更でき
るもの全てを意味し、一例としては、タックインノズル
に送り込む流体圧を調整するレギュレータや、タックイ
ンノズルに流体を送り込む時期を決定する切換弁、タッ
クインノズルを内蔵するボディに揺動機構を設けその揺
動によって噴射方向を変えるもの等が挙げられる。ま
た、噴射条件の変更の仕方には、経糸張力の微妙な変化
に対応して連続的に変更する仕方や、経糸張力の大幅な
変化に対応して段階的に変更する仕方がある。
量、噴射期間、噴射開始時期、噴射終了時期、噴射方向
等が挙げられ、これらを単独、又は組み合わせで用い
る。噴射条件可変手段は、上記した噴射条件を変更でき
るもの全てを意味し、一例としては、タックインノズル
に送り込む流体圧を調整するレギュレータや、タックイ
ンノズルに流体を送り込む時期を決定する切換弁、タッ
クインノズルを内蔵するボディに揺動機構を設けその揺
動によって噴射方向を変えるもの等が挙げられる。ま
た、噴射条件の変更の仕方には、経糸張力の微妙な変化
に対応して連続的に変更する仕方や、経糸張力の大幅な
変化に対応して段階的に変更する仕方がある。
【0007】また、上記したタックイン装置は、経糸列
の左右側方のうち少なくとも一方に配置してあればよ
い。一方にのみ配置した場合、織物の片方の耳端は確実
に揃うが、他方の耳端は不揃いになることもある。従っ
て、両方の耳端を揃えるには、上記したタックイン装置
を経糸列の左右両方に配置してあることが望ましい。
の左右側方のうち少なくとも一方に配置してあればよ
い。一方にのみ配置した場合、織物の片方の耳端は確実
に揃うが、他方の耳端は不揃いになることもある。従っ
て、両方の耳端を揃えるには、上記したタックイン装置
を経糸列の左右両方に配置してあることが望ましい。
【0008】経糸張力検出手段は、請求項2の発明のよ
うに、経糸張力を直接的に検出するものであっても良い
し、また、請求項3の発明のように、織物端の布幅方向
への移動を織口の下流側で検出することによって、経糸
張力を間接的に検出するものであっても良い。
うに、経糸張力を直接的に検出するものであっても良い
し、また、請求項3の発明のように、織物端の布幅方向
への移動を織口の下流側で検出することによって、経糸
張力を間接的に検出するものであっても良い。
【0009】請求項2の発明で用いる経糸張力検出手段
の一例としては、耳部分に巻き掛けるセンサロッドと、
センサロッドに掛かる荷重の変化を知るロードセルとの
組み合わせが挙げられる。また、経糸張力検出手段の配
置個所は、耳部分の経糸経路上において、送り出しビー
ムから織口までの範囲内であれば良い。
の一例としては、耳部分に巻き掛けるセンサロッドと、
センサロッドに掛かる荷重の変化を知るロードセルとの
組み合わせが挙げられる。また、経糸張力検出手段の配
置個所は、耳部分の経糸経路上において、送り出しビー
ムから織口までの範囲内であれば良い。
【0010】請求項3の発明で用いる経糸張力検出手段
の一例としては、織物端を検知する投光器と受光器との
組み合わせが挙げられる。また、経糸張力検出手段の配
置個所は、織口の下流側であっても、できるだけ織口に
近い方が不良品の生産される長さが短くなる。なお、織
口の下流側とは言っても、布巻きビームよりも上流側で
ある。
の一例としては、織物端を検知する投光器と受光器との
組み合わせが挙げられる。また、経糸張力検出手段の配
置個所は、織口の下流側であっても、できるだけ織口に
近い方が不良品の生産される長さが短くなる。なお、織
口の下流側とは言っても、布巻きビームよりも上流側で
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、無杼織機の全体像を図1に
基づいて説明する。1は筬、2は緯入れノズル、3は綜
絖枠、4は経糸列、5は経糸列の布地部分、6は経糸列
の耳部分、7は緯糸、8は布地、9は耳、10は織口、
11は本発明のタックイン装置である。
基づいて説明する。1は筬、2は緯入れノズル、3は綜
絖枠、4は経糸列、5は経糸列の布地部分、6は経糸列
の耳部分、7は緯糸、8は布地、9は耳、10は織口、
11は本発明のタックイン装置である。
【0012】タックイン装置11は通称、ニードルレス
タックイン装置と呼ばれるもので、経糸列4の左右にそ
れぞれ配設してあり、その構造は基本的に左右同一であ
るので、一方について説明する。タックイン装置11の
第一実施形態は、図1,図2に示すように、緯糸端の把
持と緯糸端部の折り返しをするボディ12を経糸列4の
外側に有すると共に、ボディ12の外側にカッタ13を
配置し、縦糸列の耳部分6には、経糸ビーム14と綜絖
枠3の範囲内に経糸張力検出手段15を備え、圧力流体
源16からレギュレータ17と切換弁18を経てボディ
12内に流体を送り、ボディ12内のタックインノズル
19から流体を噴射し、緯糸の端部を折り返す。また、
コンピュータ制御を用いた制御手段20によって、経糸
張力検出手段15から得られる信号に基づいてレギュレ
ータ17と切換弁18を操作し、流体の噴射条件を変更
可能とするものである。ここで、レギュレータ17と切
換弁18を兼備したものを、噴射条件可変手段21とす
る。なお、符号22は、緯糸端を引き込む緯糸端把持装
置である。
タックイン装置と呼ばれるもので、経糸列4の左右にそ
れぞれ配設してあり、その構造は基本的に左右同一であ
るので、一方について説明する。タックイン装置11の
第一実施形態は、図1,図2に示すように、緯糸端の把
持と緯糸端部の折り返しをするボディ12を経糸列4の
外側に有すると共に、ボディ12の外側にカッタ13を
配置し、縦糸列の耳部分6には、経糸ビーム14と綜絖
枠3の範囲内に経糸張力検出手段15を備え、圧力流体
源16からレギュレータ17と切換弁18を経てボディ
12内に流体を送り、ボディ12内のタックインノズル
19から流体を噴射し、緯糸の端部を折り返す。また、
コンピュータ制御を用いた制御手段20によって、経糸
張力検出手段15から得られる信号に基づいてレギュレ
ータ17と切換弁18を操作し、流体の噴射条件を変更
可能とするものである。ここで、レギュレータ17と切
換弁18を兼備したものを、噴射条件可変手段21とす
る。なお、符号22は、緯糸端を引き込む緯糸端把持装
置である。
【0013】経糸張力検出手段15は、耳部分6の各経
糸から得られる張力の合計値を直接的に検出するもので
ある。具体的には図2,図3に示すように、耳部分6の
上流側から下流側に3本のロッド23,24,25を間
隔を開けて配置し、中央のロッド24をセンサロッドと
し、両側のロッド23,25を固定ロッドとし、経糸列
4の外側に備える支持材26に両固定ロッド23,25
の外側端部を固定すると共に、支持材26に取り付けた
ロードセル27にセンサロッド24の外側端部を固定
し、両固定ロッド23,25の上側とセンサロッド24
の下側に耳部分6を巻き掛けてある。なお、図示しない
が支持材26は、織機のフレームに固定する。
糸から得られる張力の合計値を直接的に検出するもので
ある。具体的には図2,図3に示すように、耳部分6の
上流側から下流側に3本のロッド23,24,25を間
隔を開けて配置し、中央のロッド24をセンサロッドと
し、両側のロッド23,25を固定ロッドとし、経糸列
4の外側に備える支持材26に両固定ロッド23,25
の外側端部を固定すると共に、支持材26に取り付けた
ロードセル27にセンサロッド24の外側端部を固定
し、両固定ロッド23,25の上側とセンサロッド24
の下側に耳部分6を巻き掛けてある。なお、図示しない
が支持材26は、織機のフレームに固定する。
【0014】制御手段20は、経糸張力検出手段15か
らの検出信号に基づいて、耳部分6の張力が正常値か否
かを判定し、その判定結果に基づいて、切換弁18の開
閉時期、レギュレータ17によって得られる流体圧を決
定し、その決定信号を噴射条件可変手段21に出力する
ものである。具体的に言えば、張力が特定値以上である
場合と、特定値未満である場合の少なくとも二通りの噴
射条件、つまり、切換弁18の開閉時期、レギュレータ
17によって調整される流体圧をそれぞれ二通りづつ予
め設定しておく。そして、ロードセル27からの検出信
号を取り込み、その検出信号が特定値以上か未満かを判
定し、特定値以上の場合には張力が正常値であると判断
し、特定値以上用の切換弁18の開閉時期とレギュレー
タ17による流体圧を選択する。一方、特定値未満であ
る場合には、張力が正常値よりも低いと判断し、特定値
未満用の開閉時期と流体圧を選択する。その後、選択し
た噴射条件の信号をレギュレータ17及び切換弁18に
出力し、レギュレータ17によって流体圧を所望値にす
ると共に、切換弁18を所望の時期に開閉する。
らの検出信号に基づいて、耳部分6の張力が正常値か否
かを判定し、その判定結果に基づいて、切換弁18の開
閉時期、レギュレータ17によって得られる流体圧を決
定し、その決定信号を噴射条件可変手段21に出力する
ものである。具体的に言えば、張力が特定値以上である
場合と、特定値未満である場合の少なくとも二通りの噴
射条件、つまり、切換弁18の開閉時期、レギュレータ
17によって調整される流体圧をそれぞれ二通りづつ予
め設定しておく。そして、ロードセル27からの検出信
号を取り込み、その検出信号が特定値以上か未満かを判
定し、特定値以上の場合には張力が正常値であると判断
し、特定値以上用の切換弁18の開閉時期とレギュレー
タ17による流体圧を選択する。一方、特定値未満であ
る場合には、張力が正常値よりも低いと判断し、特定値
未満用の開閉時期と流体圧を選択する。その後、選択し
た噴射条件の信号をレギュレータ17及び切換弁18に
出力し、レギュレータ17によって流体圧を所望値にす
ると共に、切換弁18を所望の時期に開閉する。
【0015】本発明のタックイン装置11の第二実施形
態は図4,図5に示すように、経糸張力検出手段15が
耳部分6の経糸張力を間接的に検出するもの、具体的に
は、投光器28と受光器29を用いたものであることを
特徴とする。さらに詳しく言えば、織口10の少し下流
側に投光器28と受光器29を耳端の上下に対向して配
置し、耳端が揃った良品を生産している場合には投光器
28からの光が耳端によって遮られて受光器29に達せ
ず、織物端が不揃いになり耳端が布地側に引き寄せられ
た場合には受光器29に光が入射するように設定する。
態は図4,図5に示すように、経糸張力検出手段15が
耳部分6の経糸張力を間接的に検出するもの、具体的に
は、投光器28と受光器29を用いたものであることを
特徴とする。さらに詳しく言えば、織口10の少し下流
側に投光器28と受光器29を耳端の上下に対向して配
置し、耳端が揃った良品を生産している場合には投光器
28からの光が耳端によって遮られて受光器29に達せ
ず、織物端が不揃いになり耳端が布地側に引き寄せられ
た場合には受光器29に光が入射するように設定する。
【0016】このようにすれば、織物端が揃っている場
合には受光器に光が入射しないので受光器29から制御
手段20に出力されるLow信号によって、耳部分の経
糸張力が正常であることが検出され、一方、織物端が布
地側に引き寄せられ不揃いとなった場合には受光器29
に光が入射するので、受光器29から制御手段20に出
力されるHi信号によって、耳部分6の経糸張力が弱く
なっていることが検出される。従って、受光器29から
得られる出力信号に基づいて、第一実施形態と同様に制
御手段20で噴射条件可変手段21を制御する。
合には受光器に光が入射しないので受光器29から制御
手段20に出力されるLow信号によって、耳部分の経
糸張力が正常であることが検出され、一方、織物端が布
地側に引き寄せられ不揃いとなった場合には受光器29
に光が入射するので、受光器29から制御手段20に出
力されるHi信号によって、耳部分6の経糸張力が弱く
なっていることが検出される。従って、受光器29から
得られる出力信号に基づいて、第一実施形態と同様に制
御手段20で噴射条件可変手段21を制御する。
【0017】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば、制御手段20は、耳部分6の張
力を正常値よりも高い場合と、正常値の場合と、正常値
よりも低い場合の三段階に分けて判定し、各場合に対応
した噴射条件を選択出力するものであっても良い。ま
た、正常値よりも高い場合の限界値と、正常値よりも低
い場合の限界値を設け、耳部分6の張力がこれらの限界
値を超えるときには、耳部分の経糸列の切断、或いは切
断直前の過張力などのトラブルが発生したと判定し、織
物欠点(不良品)防止と過剰エアー消費の防止との観点
から、織機を自動的に停止させても良いし、或いは、警
報器で特異の音響や発光を行って作業者に注意を喚起し
ても良い。さらに、制御手段20が第一実施形態で用い
たものの場合には、耳部分6の張力の微妙な変化に対応
して噴射条件を連続的に変更するものであっても良い。
ものではない。例えば、制御手段20は、耳部分6の張
力を正常値よりも高い場合と、正常値の場合と、正常値
よりも低い場合の三段階に分けて判定し、各場合に対応
した噴射条件を選択出力するものであっても良い。ま
た、正常値よりも高い場合の限界値と、正常値よりも低
い場合の限界値を設け、耳部分6の張力がこれらの限界
値を超えるときには、耳部分の経糸列の切断、或いは切
断直前の過張力などのトラブルが発生したと判定し、織
物欠点(不良品)防止と過剰エアー消費の防止との観点
から、織機を自動的に停止させても良いし、或いは、警
報器で特異の音響や発光を行って作業者に注意を喚起し
ても良い。さらに、制御手段20が第一実施形態で用い
たものの場合には、耳部分6の張力の微妙な変化に対応
して噴射条件を連続的に変更するものであっても良い。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明は、耳部分の経糸張力の
検出結果に基づいて流体の噴射条件を変更するので、緯
糸端部が経糸開口内に折り返される際に耳部分の経糸が
布地側に引き寄せられるのを阻止でき、その結果、織物
の耳端が揃った良品を生産できる。
検出結果に基づいて流体の噴射条件を変更するので、緯
糸端部が経糸開口内に折り返される際に耳部分の経糸が
布地側に引き寄せられるのを阻止でき、その結果、織物
の耳端が揃った良品を生産できる。
【0019】請求項2の発明は、耳部分の経糸張力を直
接的に検出するので、張力の変化を正確且つ迅速に知る
ことができ、その結果、制御手段では張力の微妙な変化
に対応して噴射条件可変手段を制御できることとなり、
良品率を向上できる。
接的に検出するので、張力の変化を正確且つ迅速に知る
ことができ、その結果、制御手段では張力の微妙な変化
に対応して噴射条件可変手段を制御できることとなり、
良品率を向上できる。
【0020】請求項3の発明は、経糸張力検出手段が織
物端の布幅方向への移動を織口の下流側で検出するもの
なので、現実に耳端が不揃いになった後に、耳端を揃え
る制御を始めることができる。
物端の布幅方向への移動を織口の下流側で検出するもの
なので、現実に耳端が不揃いになった後に、耳端を揃え
る制御を始めることができる。
【図1】本発明の無杼織機のタックイン装置の第一実施
形態を示す概略平面図である。
形態を示す概略平面図である。
【図2】本発明の無杼織機のタックイン装置の第一実施
形態を示す側面図である。
形態を示す側面図である。
【図3】本発明の第一実施形態の要部を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明の無杼織機のタックイン装置の第二実施
形態を示す側面図である。
形態を示す側面図である。
【図5】本発明の第二実施形態の要部を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】(イ)(ロ)良品と不良品の要部を示す平面図
である。
である。
4 経糸列
6 耳部分
7 緯糸
10 織口
11 タックイン装置
15 経糸張力検出手段
19 タックインノズル
20 制御手段
21 噴射条件可変手段
Claims (3)
- 【請求項1】 経糸列(4)の側方に配設したタックイ
ンノズル(19)からの流体の噴射により、緯糸(7)
の端部を経糸開口内に折り返す無杼織機のタックイン装
置(11)において、 経糸列(4)の耳部分(6)の張力を検出する経糸張力
検出手段(15)と、流体の噴射条件を変更可能な噴射
条件可変手段(21)と、経糸張力検出手段(15)の
検出結果に基づいて噴射条件可変手段(21)を制御す
る制御手段(20)と、を備えていることを特徴とする
無杼織機のタックイン装置。 - 【請求項2】 経糸張力検出手段(15)が、経糸張力
を直接的に検出するものであることを特徴とする請求項
1記載の無杼織機のタックイン装置。 - 【請求項3】 経糸張力検出手段(15)が、織物端の
布幅方向への移動を織口(10)の下流側で検出するこ
とによって、経糸張力を間接的に検出するものであるこ
とを特徴とする請求項1記載の無杼織機のタックイン装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072558A JP3383259B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 無杼織機のタックイン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072558A JP3383259B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 無杼織機のタックイン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001262447A JP2001262447A (ja) | 2001-09-26 |
JP3383259B2 true JP3383259B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=18590941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000072558A Expired - Fee Related JP3383259B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 無杼織機のタックイン装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3383259B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4132793B2 (ja) * | 2001-11-22 | 2008-08-13 | 津田駒工業株式会社 | 織布のタックイン耳形成方法 |
JP2011122263A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-23 | Tsudakoma Corp | ゴム補強用織物製織用織機におけるタックイン耳形成装置 |
-
2000
- 2000-03-15 JP JP2000072558A patent/JP3383259B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001262447A (ja) | 2001-09-26 |
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