JP3381702B2 - 染毛剤塗布用具 - Google Patents
染毛剤塗布用具Info
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Description
める際に使用する染毛剤塗布用具に関する。
る染毛剤塗布用具として、図7に示すものが知られてい
る。この染毛剤塗布用具10は、基台1の底面に立設し
た多数の櫛歯2からなるブラシ状部分と、基台1の縁部
において基台1に対して斜設された櫛歯3からなる櫛状
部分からなっている。また、基台1には柄4が延設され
ている。
状の染毛剤で毛髪全体を染める場合、基台1の底面中央
部のブラシ状部分の上に染毛剤を載せ、それを毛髪にあ
て、ブラッシングするようにして毛髪全体に染毛剤をの
ばす。一方、生え際、こめかみ、髪の根元等を染める場
合には、図8に示すように、基台1の縁部に斜設された
櫛歯3からなる櫛状部分の上に染毛剤Aを載せ、染毛剤
Aを載せた櫛歯3で毛髪をすくようにして染毛する。
10を用いて生え際、こめかみ、髪の根元等を染める場
合、図9に示すように、染毛剤Aを載せた櫛歯3を頭皮
Sに沿わせて矢印Xのように動かすと、染毛剤塗布用具
10の基台1の端部1aによって毛髪Hに付着すべき染
毛剤Aがかきとられ、基台1や櫛歯3の根元に染毛剤A
が残ってしまい、毛髪Hへの染毛剤Aの付着効率が低下
するという問題がある。また、図10に示すように、櫛
歯3の先端からたれた染毛剤Aが頭皮Sにも付着する。
そのため、染毛剤Aが、酸性染料等からなるヘアカラー
等のように染着性が強い場合には、頭皮Sも染着されて
しまうという問題がある。
て染毛剤を毛髪に塗布する場合に、染毛剤の毛髪への付
着効率を向上させて毛髪の根元まで染毛できるように
し、また、染毛剤の頭皮への付着をできる限り少なくす
ることを目的とする。
字状の屈曲面を設けることにより、染毛剤の頭皮への付
着を防止でき、また、基台の縁部において櫛歯を基台の
底面に対して斜設した染毛剤塗布用具においては、櫛歯
間の間隙を基台側に延長するように基台に切込部を形成
することにより、染毛剤塗布用具に染毛剤を残すことな
く毛髪に染毛剤を付着させることができるので毛髪への
染毛剤の付着効率が向上し、毛髪の根元の染色性が向上
し、併せて染毛剤の頭皮への付着も防止できることに想
到し、本発明を完成させた。
に列設している染毛剤塗布用具であって、該櫛歯が、く
字状の屈曲面を有することを特徴とする染毛剤塗布用具
を提供する。
に列設している染毛剤塗布用具であって、縁部において
櫛歯が基台の底面に対して斜設され、かつ櫛歯間の間隙
を基台側に延長するように基台に切込部が形成されてい
ることを特徴とする染毛剤塗布用具を提供する。
細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等
の構成要素を表している。
斜視図(同図(a))、断面図(同図(b))及び上面
図(同図(c))である。
た従来の染毛剤塗布用具10と同様に、基台1の底面に
縦横に立設した多数の櫛歯2からなるブラシ状部分と、
基台1の縁部において基台1の底面に対して斜設された
櫛歯3からなる櫛状部分からなっているが、基台1の縁
部においては、隣り合う櫛歯3同士の間の間隙を基台1
側に延長するように基台1に切込部1bが形成されてい
る。
に染毛剤を載せ、生え際、こめかみ、髪の根元等を染め
る場合に、図3に示すように櫛歯3を頭皮Sに沿わせて
矢印Xのように動かすと、染毛剤Aが、基台1の端部1
aで毛髪Hからかきとられることなく、切込部1bを通
過して毛髪Hに至る。したがって、この染毛剤塗布用具
10Aによれば、染毛剤Aの毛髪Hへの付着効率を向上
させることができ、毛髪Hの根元まで容易に染毛できる
ようになる。また、これにより染毛剤Aが頭皮Sへ不要
に付着することも防止できる。
歯3と基台1の底面との角度θ、基台1の切込部1bの
長さL1、櫛歯3の長さL2については、特に制限はな
いが、染毛剤の保持性の点から角度θは35〜55゜、
一般的な毛髪量の点から切込部1bの長さL1は2〜5
mm、櫛歯3の長さL2は7〜10mmとすることが好
ましい(図2(b)参照)。
矩形の基台1の相対向する縁部だけでなく、柄4側を除
く三方の縁部の全てに櫛歯3が斜設され、各櫛歯3間の
間隙に対応して基台1の縁部に切込部1bが形成されて
いるが、本発明において、基台1に対する櫛歯3の形成
位置はこれに限られない。したがって、図2の染毛剤塗
布用具10Aの基台1の一縁部にのみ櫛歯3とそれに対
応する切込部1bを形成してもよい。また本発明におい
て、基台1は必ずしもブラシ状の染毛剤塗布用具の基台
である必要はない。したがって、本発明の染毛剤塗布用
具は、ブラシ状に縦横に立設する櫛歯2をもたず、基台
1の縁部の櫛状部分のみとしてもよい。
具10Bの断面図である。この染毛剤塗布用具10B
は、図7の従来の染毛剤塗布用具10に対して、基台1
の縁部に斜設した櫛歯3の先端部を、この染毛剤塗布用
具10Bのブラシ状部分を構成する櫛歯2側(即ち、内
側)に傾け、櫛歯3の先端部に外側に凸のく字状の屈曲
面3aを形成したものである。このように櫛歯3にく字
状の屈曲面3aを形成すると、図5に示すように、櫛歯
3の屈曲面3aの凹側に染毛剤Aを載せ、屈曲面3aの
凸側が櫛歯3を動かす方向の後下側になるように、櫛歯
3を頭皮Sに沿わせて矢印Xのように動かし、生え際、
こめかみ、髪の根元等を染める場合に、櫛歯3の先端部
が頭皮Sを覆うので、頭皮Sへ付着する染毛剤Aを低減
させることができる。
を載せ、それを頭皮Sに当てた場合に、図6(b)に示
したように櫛歯3に屈曲面3aがない場合には、染毛剤
Aが頭皮S側へたれるので頭皮Sには自ずと染毛剤Aが
付着するが、図6(a)に示したように櫛歯3にく字状
の屈曲面3aを形成すると、染毛剤Aは屈曲面3aで保
持されるので、これによっても染毛剤Aの頭皮Sへの付
着を低減させることができる。また、櫛歯3にく字状の
屈曲面3aを形成すると、櫛歯3に屈曲面3aがない場
合に比して染毛剤Aの量や載せ方によらず、頭皮Sと染
毛剤Aとの距離dを安定に保つことができる。このた
め、頭皮Sへの染毛剤Aの付着を防止しつつ毛髪の根元
にまで染毛剤Aを付着させることができる。
字状の屈曲面3aを形成する場合にも、この櫛歯3の基
台1は、必ずしもブラシ状の染毛剤塗布用具の基台であ
る必要はない。したがって、ブラシ状に縦横に立設する
櫛歯2をもたない、基台1の縁部の櫛状部分のみの態様
とすることができる。
の屈曲面3aを形成し、かつ、前述したように、基台1
の縁部において、櫛歯3間の間隙を基台1側に延長する
ように基台1に切込部1bを形成することができる。こ
れにより、よりいっそう頭皮Sへの染毛剤Aの付着を防
止し、毛髪の根元まで染毛剤Aを付着させ、染毛剤Aの
毛髪への付着効率を向上させることができる。
Cのように、図2に示した染毛剤塗布用具10Aのよう
にブラシ状部分と櫛状部分を有する染毛剤塗布用具であ
って、その基台1の縁部に櫛歯3間の間隙を基台1側に
延長するように切込部1bを形成した態様において、櫛
歯3の先端部にく字状の屈曲面3aを形成することがで
きる。
においては、ブラシ状部分を構成する櫛歯2に面した、
基台1の縁部の櫛歯3の表面に凸部3bが形成されてい
る。このように凸部3bを形成することにより、この櫛
歯3からなる櫛状部分に染毛剤を載せ、毛髪をすくよう
にして染毛する際に、毛髪を押さえ、染毛剤の毛髪への
付きを向上させることができる。
の種類には特に制限はなく、例えば、ヘアマニキュアと
称されている一時染毛剤、酸性染料等からなる半永久染
毛剤、染料を毛髪の内部で酸化重合させる永久染毛剤等
に対して使用することができる。また、染毛剤の剤形に
も特に制限はなく、ジェル、クリーム、液状等の染毛剤
に対して使用することができる。
て染毛剤を毛髪に塗布する場合に、染毛剤の毛髪への付
着効率を向上させて毛髪の根元まで染毛できるように
し、また、染毛剤の頭皮への付着を低減させることがで
きる。
断面図(b)である。
面図(b)及び上面図(c)である。
る。
る。
説明図である。
面図(b)である。
載せた状態の斜視図である。
る。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の櫛歯が基台の縁部に列設している
染毛剤塗布用具であって、該櫛歯が、その基台側の側面
の先端部に外側に凸のく字状の屈曲面を有することを特
徴とする染毛剤塗布用具。 - 【請求項2】 さらに、基台の底面に複数の櫛歯が立設
している請求項1記載の染毛剤塗布用具。 - 【請求項3】 複数の櫛歯が基台の縁部に列設している
染毛剤塗布用具であって、縁部において櫛歯が基台の底
面に対して斜設され、かつ櫛歯間の間隙を基台側に延長
するように基台に切込部が形成されていることを特徴と
する染毛剤塗布用具。 - 【請求項4】 前記櫛歯が、その基台側の側面の先端部
に外側に凸のく字状の屈曲面を有する請求項3記載の染
毛剤塗布用具。 - 【請求項5】 さらに、基台の底面に複数の櫛歯が立設
している請求項3又は4記載の染毛剤塗布用具。
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