JP4286366B2 - 毛染め用ブラシ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛染め用ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、毛染め用ブラシとして、図8に示すように、握板部31の一端部の相対向する側面(傾斜面)に刷毛部32と櫛部33とを設けたものが汎用されている。この毛染め用ブラシでは、上記刷毛部32に、容器に入れた毛染め剤を付着させたのち、これを毛髪に塗布し、この毛髪に塗布した毛染め剤を上記櫛部33で均一にのばして毛髪全体に行き渡らせるようにしている。
【0003】
また、毛染め用ブラシには、各種の機能を備えたものがある。例えば、特開平10−71020号公報には、図9に示すように、刷毛部32に隣接する握板部31の部分にえぐり部34を形成し、このえぐり部34の形状を、耳の外形に適合する形状とすることにより、耳の周りを片手で簡単に毛染めすることができるようにしている。図において、35〜37は滑り止め用の凸部である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の各種の毛染め用ブラシでは、櫛部33は毛髪全体を梳くのに適した形状になっているため、もみあげ等の狭い部分や、一部分の毛髪だけを梳くのに適しておらず、毛髪の各部をきめ細かく毛染めすることができない。しかも、握板部31の一端部の両側面間の部分が略三角形板状体に形成されているため、強度的に弱く、握板部31の一端部が破損しやすい。特に、上記両側面間の部分の先端には、刷毛部32に毛染め剤を付着させるときにも、櫛部33で毛髪全体を梳くときにも、負荷が作用するため、早期に破損しやすい。さらに、刷毛部32を設けた側面と、櫛部33を設けた側面とが傾斜面に形成されているため、使い勝手が悪い。特に、容器に入れた毛染め剤を刷毛部32に付着させる際に、刷毛部32の先端面を水平に保持しなければならず、作業がしずらい。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、毛髪の各部をきめ細かく毛染めすることができ、強度的に強く、使い勝手のよい毛染め用ブラシの提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の毛染め用ブラシは、略四角形板状体に形成されたブラシ台部と、このブラシ台部の長手方向に沿ってこのブラシ台部の第1辺部分から延びる柄部とを備え、上記第1辺部分に対向する上記ブラシ台部の第2辺部分に髪梳き用の複数のブリッスルが列状に突設され、上記ブラシ台部の第3辺部分に毛染め剤塗布用の複数のブラシ毛が列状に植設され、第4辺部分に髪梳き用の複数のブリッスルが列状に突設されているという構成をとる。
【0007】
すなわち、本発明の毛染め用ブラシは、略四角形板状体に形成されたブラシ台部と、このブラシ台部の長手方向に沿ってこのブラシ台部の第1辺部分から延びる柄部とを備えており、上記第1辺部分に対向する上記ブラシ台部の第2辺部分に髪梳き用の複数のブリッスルが列状に突設されている。また、上記ブラシ台部の第3辺部分と第4辺部分にはそれぞれ、通常の毛染め用ブラシと同様に、毛染め剤塗布用の複数のブラシ毛と髪梳き用の複数のブリッスルとが列状に設けられている。このように、本発明の毛染め用ブラシには、ブラシ台部の第2辺部分と第4辺部分にそれぞれ複数のブリッスルが列状に突設されているため、これら両列状のブリッスルの形状(例えば、各ブリッスルの突出長さや各ブリッスル同士の間隔)を異ならせることにより、毛髪の各部をきめ細かく毛染めすることができる。しかも、ブラシ台部が略四角形板状体に形成されているため、強度的に強く、ブラシ台部が破損しにくい。特に、ブラシ台部の先端においても、その面積が大きくて強度的に丈夫であり、早期に破損することはない。さらに、ブラシ台部が略四角形板状体に形成されているため、ブラシ台部の第3辺部分および第4辺部分の少なくとも一方をブラシ台部の長手方向に沿って形成することができ、使い勝手が良い。特に、複数のブラシ毛を列状に突設する第3辺部分をブラシ台部の長手方向に沿わて形成することにより、容器に入れた毛染め剤を上記複数のブラシ毛に付着させる際に、その先端面を水平に保持することが簡単になり、作業がしやすい。
【0008】
本発明において、上記第2辺部分の各ブリッスルの突出長さが上記第4辺部分の各ブリッスルの突出長さより短く、かつ、上記第2辺部分の各ブリッスル同士の間隔が上記第4辺部分の各ブリッスル同士の間隔より狭く設定されている場合には、第4辺部分の各ブリッスルの突出長さおよび各ブリッスル同士の間隔を毛髪全体を梳くのに適した寸法とし、第2辺部分の各ブリッスルの突出長さおよび各ブリッスル同士の間隔をもみあげ等を梳くのに適した寸法とし、これにより、毛髪の各部をきめ細かく毛染めすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
図1および図2は本発明の毛染め用ブラシの一実施の形態を示している。この毛染め用ブラシは、細長い(図面では、左右方向に細長い)平板状体に形成されており、略四角形板状体に形成されたブラシ台部1と、このブラシ台部1の長手方向(すなわち、左右方向)に沿ってこのブラシ台部1の第1辺部分3(図面では、右辺部分)から延びる平板状の柄部2とからなる。
【0011】
上記ブラシ台部1には、従来の毛染め用ブラシと同様に、相対向する第3辺部分5(図面では、下辺部分)および第4辺部分6(図面では、上辺傾斜部分)のうち、第3辺部分5に10個の凹部5aが一列に形成されており、図3に示すように、各凹部5aにブラシ毛束8が植設されている。また、第4辺部分6に12本のブリッスル9が一列に一体形成されており、図4に示すように、各ブリッスル9は先細り状に形成されている。これら櫛歯状に並ぶ一列のブリッスル9において、各ブリッスル9の突出長さおよび各ブリッスル9同士の間隔は、毛髪全体を梳くのに適した寸法に形成されている。
【0012】
また、上記ブラシ台部1には、第1辺部分3に対向する第2辺部分4(図面では、左辺部分)に、7本の短ブリッスル10が一列に一体形成されており、各短ブリッスル10は、先端が半球形状に形成された円柱状体に形成されている(図5参照)。これら櫛歯状に並ぶ一列の短ブリッスル10において、各短ブリッスル10の突出長さおよび各短ブリッスル10同士の間隔は、もみあげ等を梳くのに適した寸法に形成されている。この実施の形態では、各ブリッスル9の突出長さが20mm程度に、各ブリッスル9同士の先端部での間隔が3mm程度に、各ブリッスル9同士の根元部での間隔が2mm程度に設定されている。一方、各短ブリッスル10の突出長が7mm程度に、各短ブリッスル10同士の間隔が1.5mm程度に設定されている。
【0013】
このようなブラシ台部1において、第2辺部分4と第3辺部分5とは略直交しており、第2辺部分4と第4辺部分6とは鈍角で交わっている。
【0014】
上記柄部2は、その一辺部分12(図面では、下辺部分)が、上記ブラシ台部1の第3辺部分5に略平行に形成されており、その全長にわたって滑り止め用の凹凸部13が形成されている。また、上記柄部2の他辺部分14(図面では、上辺部分)が、上記ブラシ台部1の第4辺部分6に略平行に形成されており、そのブラシ台部1寄り側部分に滑り止め用の凹凸部15が形成されている。また、上記柄部2の根元部が湾曲面に形成されており、その上部に3つの滑り止め用の凸部16(図6参照)が突設されているとともに、その下端部から分け目形成用の1本の突起17が突設されている。
【0015】
また、上記ブラシ台部1および柄部2には、これらブラシ台部1および柄部2に跨がるようにして、その前後両側面(図1では、後面は隠れて見えない)に湾曲状に凹む凹部18(図6参照。図6には、柄部2しか示されていない)が形成されており、この凹部18の略中央部分(すなわち、ブラシ台部1寄り側の柄部2の部分)に9つの凸部19が並列状に突設されている。また、これら各凸部19の高さは、左側から右側に行くほど低くなっている(図7参照)。
【0016】
上記毛染め用ブラシを用い、例えば、つぎのようにして毛染めすることができる。すなわち、まず、トレイ等に毛染め剤を取り出し、ブラシ毛束8を下向きにした状態で柄部2を手指で持つ。ついで、トレイ等に取り出した毛染め剤をブラシ毛束8に付着させ、白髪等が目立つ毛髪の根元部に塗布する。つぎに、柄部2を反転させ、ブリッスル9を下向きにした状態で柄部2を手指で持つ。そして、ブリッスル9で毛髪を梳かし、毛染め剤を軽く伸ばす。また、もみあげ等を毛染めする場合には、短ブリッスル10をもみあげ等に向けた状態で柄部2を手指で持ち、短ブリッスル10で毛染め剤を軽く伸ばす。
【0017】
上記のように、この実施の形態では、ブラシ台部1にブリッスル9と短ブリッスル10が設けられているため、これらを適宜使い分けることにより、毛髪の各部をきめ細かく毛染めすることができる。しかも、ブラシ台部1が略四角形板状体に形成されているため、ブラシ台部1の強度がアップしている。さらに、柄部2の一辺部分12とブラシ台部1の第3辺部分5が略平行に形成されており、また、柄部2の他辺部分14とブラシ台部1の第4辺部分6が略平行に形成されているため、ブラシ毛束8もしくはブリッスル9を下向きにしたときに、これらの先端面を水平にしやすく、操作しやすい。さらに、上記ブラシ台部1および柄部2の前後両側面に凹部18が形成されているために、ここに毛染め剤を溜めることができる。
【0018】
なお、上記実施の形態において、各短ブリッスル10の突出長さが各ブリッスル9の突出長さより短く、かつ、各短ブリッスル10同士の間隔が各ブリッスル9同士の間隔より狭く設定されているが、これに限定するものではなく、適宜設定することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、本発明の毛染め用ブラシによれば、ブラシ台部の第2辺部分と第4辺部分にそれぞれ複数のブリッスルが列状に突設されているため、これら両列状のブリッスルの形状(例えば、各ブリッスルの突出長さや各ブリッスル同士の間隔)を異ならせることにより、毛髪の各部をきめ細かく毛染めすることができる。しかも、ブラシ台部が略四角形板状体に形成されているため、強度的に強く、ブラシ台部が破損しにくい。特に、ブラシ台部の先端においても、その面積が大きくて強度的に丈夫であり、早期に破損することはない。さらに、ブラシ台部が略四角形板状体に形成されているため、ブラシ台部の第3辺部分および第4辺部分の少なくとも一方をブラシ台部の長手方向に沿って形成することができ、使い勝手が良い。特に、複数のブラシ毛を列状に突設する第3辺部分をブラシ台部の長手方向に沿わて形成することにより、容器に入れた毛染め剤を上記複数のブラシ毛に付着させる際に、その先端面を水平に保持することが簡単になり、作業がしやすい。
【0020】
本発明において、上記第2辺部分の各ブリッスルの突出長さが上記第4辺部分の各ブリッスルの突出長さより短く、かつ、上記第2辺部分の各ブリッスル同士の間隔が上記第4辺部分の各ブリッスル同士の間隔より狭く設定されている場合には、第4辺部分の各ブリッスルの突出長さおよび各ブリッスル同士の間隔を毛髪全体を梳くのに適した寸法とし、第2辺部分の各ブリッスルの突出長さおよび各ブリッスル同士の間隔をもみあげ等を梳くのに適した寸法とし、これにより、毛髪の各部をきめ細かく毛染めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の毛染め用ブラシの一実施の形態を示す正面図である。
【図2】上記毛染め用ブラシの底面図である。
【図3】上記毛染め用ブラシのブラシ毛束を示す拡大断面図である。
【図4】上記毛染め用ブラシのブリッスルを示す拡大断面図である。
【図5】上記毛染め用ブラシの短ブリッスルを示す拡大断面図である。
【図6】図1のA−A拡大断面図である。
【図7】上記毛染め用ブラシの凸部を示す拡大断面図である。
【図8】従来例を示す正面図である。
【図9】他の従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ブラシ台部
2 柄部
3 第1辺部分
4 第2辺部分
5 第3辺部分
6 第4辺部分
8 ブラシ毛束
9 ブリッスル
10 短ブリッスル

Claims (2)

  1. 略四角形板状体に形成されたブラシ台部と、このブラシ台部の長手方向に沿ってこのブラシ台部の第1辺部分から延びる柄部とを備え、上記第1辺部分に対向する上記ブラシ台部の第2辺部分に髪梳き用の複数のブリッスルが列状に突設され、上記ブラシ台部の第3辺部分に毛染め剤塗布用の複数のブラシ毛が列状に植設され、第4辺部分に髪梳き用の複数のブリッスルが列状に突設されていることを特徴とする毛染め用ブラシ。
  2. 上記第2辺部分の各ブリッスルの突出長さが上記第4辺部分の各ブリッスルの突出長さより短く、かつ、上記第2辺部分の各ブリッスル同士の間隔が上記第4辺部分の各ブリッスル同士の間隔より狭く設定されている請求項1記載の毛染め用ブラシ。
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