JP2003310340A - 染毛剤塗布用具 - Google Patents

染毛剤塗布用具

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JP2003310340A
JP2003310340A JP2002125717A JP2002125717A JP2003310340A JP 2003310340 A JP2003310340 A JP 2003310340A JP 2002125717 A JP2002125717 A JP 2002125717A JP 2002125717 A JP2002125717 A JP 2002125717A JP 2003310340 A JP2003310340 A JP 2003310340A
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JP
Japan
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comb teeth
plate
hair dye
hair
comb
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JP2002125717A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Fujinuma
宏之 藤沼
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェーブヘアに対しても櫛通りよく、かつ剤
保持性よく、染毛することのできる染毛剤塗布用具を提
供する。 【解決手段】 染毛剤塗布用具10Aが、基台1の両側
縁部に複数の板状櫛歯5が立設したブラシ部11を有す
る。板状櫛歯5は、ブラシ部11で毛髪を梳く方向と該
板状櫛歯5の櫛歯面とが平行となるように配置され、先
細の先端部5aを有し、板状櫛歯5の櫛歯面がその先端
部5aより基台1の内側方向の部位で幅広に形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染毛剤の毛髪への
塗布、特にウェーブヘアへの塗布に適した染毛剤塗布用
具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、染毛剤を毛髪に塗布する際に、図
6に示すように、ブラシ部11とサイドコーム12から
なる染毛剤塗布用具10が使用されている。この染毛剤
塗布用具10のブラシ部11では、毛髪を十分にブラッ
シングできるように、基台1に立設した多数の円柱状櫛
歯2が、互い違いに配置されており、サイドコーム12
では薄厚細幅の柱状櫛歯3が基台1の両側縁部にそれぞ
れ一列に斜設されている。また、基台1には柄4が延設
されている。
【0003】この染毛剤塗布用具10を用いてジェル状
の染毛剤で毛髪を全体的に染める場合、図7に示すよう
にブラシ部11に染毛剤20を載せ、それを毛髪に当て
てブラッシングすることにより毛髪全体に染毛剤20を
塗布する。一方、生え際、こめかみ、髪の根元等を染め
る場合には、図8に示すようにサイドコーム12に染毛
剤20を載せ、サイドコーム12で毛髪を梳くようにし
て染毛剤を毛髪に塗布する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
染毛剤塗布用具10を、欧米人に多いウェーブヘアに使
用すると、円柱状櫛歯2に毛髪がひっかかり、櫛通りが
悪く、そのために、染まりムラが生じたり、染毛剤が飛
び散るという問題が生じる。
【0005】このような櫛通りの問題は、円柱状櫛歯2
の間隔を広げることによりある程度改善することができ
るが、円柱状櫛歯2の間隔を広げるとブラシ部11での
染毛剤の保持性が低下し、毛髪全体に染毛剤を満遍なく
塗布することが難しくなる。
【0006】そこで、本発明は、ウェーブヘアで使用し
た場合でも櫛通りがよく、かつ剤保持性にも優れた染毛
剤塗布用具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来の円柱
状櫛歯に代えて、特定形状の板状櫛歯を、特定の配列に
設けることにより剤保持性を損なうことなく櫛通りを改
善できることを見出した。
【0008】即ち、本発明は、基台の両側縁部に複数の
板状櫛歯が立設したブラシ部を有する染毛剤塗布用具で
あって、ブラシ部で毛髪を梳く方向と板状櫛歯の櫛歯面
とが平行となるように板状櫛歯が配置され、板状櫛歯が
先細の先端部を有し、板状櫛歯の櫛歯面がその先端部よ
り基台の内側方向の部位で幅広に形成されている染毛剤
塗布用具を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明を
詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同
等の構成要素を表している。
【0010】図1は、本発明の一態様の染毛剤塗布用具
10Aである。この染毛剤塗布用具10Aは、ブラシ部
11とサイドコーム12と柄4からなる点では、公知の
染毛剤塗布用具と同様であるが、ブラシ部11が、基台
1の両側縁部に一列ずつ立設した板状櫛歯5と、基台の
中央部に一列に立設した板状櫛歯6からなっている。
【0011】ここで、板状櫛歯とは、厚みに比べて幅が
大きい扁平形状の櫛歯をいい、例えば、基台1の両側縁
部の板状櫛歯5の厚みtを0.8〜2mmとし、櫛歯面
の面積(片面)を35〜55mm2 とする。
【0012】このようにブラシ部11の櫛歯を板状とす
ることにより、従来の円柱状櫛歯を基台に設ける場合に
比して櫛歯への毛髪の絡まりを防止し、櫛通りを良くす
ることができる。また、ブラシ部11において櫛歯と染
毛剤との接触面積が拡大するので、櫛歯間隔を広くして
も剤保持性を良好に保つことができる。
【0013】また、基台1の両側縁部の板状櫛歯5は先
細の先端部5aを有し、櫛歯面がその先端部5aより基
台1の内側方向の部位で幅広に形成されている。基台1
の中央部の板状櫛歯6も先細の先端部6aを有し、非先
端部が幅広に形成されている。図3に示すように、ブラ
シ部11の櫛歯5’を単に板状とすると、染毛時に櫛歯
が毛髪の表面を滑り、頭髪内に櫛歯が入らず、髪が梳き
にくくなるが、上述のように板状櫛歯5、6に先細の先
端部5a、6aを設けると、髪を容易に梳くことができ
る。
【0014】なお、基台1の両側縁部の板状櫛歯5の先
端部5aの基台面からの高さh1に対して、基台1の中
央部の板状櫛歯6の先端部6aの基台面からの高さh2
は低くすることが好ましい。これにより、染毛時にブラ
シ部11が頭髪でぐらつかず、染毛剤を髪にむら無く塗
布することができる。
【0015】また、基台1の両側縁部の櫛歯5を板状に
形成して櫛通りを良くするにあたり、先端部5aより基
台1の内側方向に延びた櫛歯面の部位5b(図1(c)
においてドットで塗りつぶした部位)は、ブラシ部11
上に染毛剤を載せて染毛する場合の剤の保持性に大きく
寄与するので、この部位5bにおいて櫛歯は幅広に形成
することが好ましいが、図4あるいは図5に示すよう
に、先端部5aから基台1の外側方向に延びた櫛歯面の
部位5c(図4、図5においてドットで塗りつぶした部
位)を幅広に形成しても、それによる剤の保持性の向上
効果は低く、かえって櫛通りの低下をもたらすので、櫛
歯面は、先端部5aから基台1の外側方向へは幅広に形
成しない方が好ましい。
【0016】この染毛剤塗布用具10Aにおいて、基台
1の両側縁部の板状櫛歯5と基台1の中央部の板状櫛歯
6は、それぞれブラシ部11で毛髪を梳く方向(矢印
A)とそれらの板状櫛歯5、6の櫛歯面とが平行となる
ように配置されており、特に、基台1の両側縁部の板状
櫛歯5の櫛歯面と基台1の中央部の板状櫛歯6の櫛歯面
とが面一に配置されている。このように、板状櫛歯5、
6の櫛歯面を揃えることにより、櫛通りを著しく向上さ
せることができ、ウェーブヘアにも好適に使用できるよ
うになる。
【0017】板状櫛歯5の相互の間隔Lは、使用する染
毛剤の形態、粘度等にもよるが、例えば、粘度3〜30
Pa・s(測定条件:B型粘度計((株)東京計器、MODE
L ASB100)、No.4ロータ、30rpm、測定温度25℃)のゼリ
ー状の染毛剤を使用する場合、5〜8mmとすることが
好ましい。この間隔Lは、図6に示した従来の染毛剤塗
布用具10において、基台1の周縁部の円柱状櫛歯2の
間隔Lが3〜4mmあるのに比して広く、これにより櫛
通りを良くすることができる。なお、このように櫛歯の
間隔Lを広くしても、この染毛剤塗布用具10Aでは櫛
歯を板状とすることにより染毛剤と櫛歯との接触面積を
大きくしているので、染毛時の剤の保持性が損なわれる
ことはない。
【0018】この染毛剤塗布用具10Aにおいては、基
台1の両側縁部の板状櫛歯5同士の間に短尺の円柱状櫛
歯7が設けられている。これにより、ブラシ部11にお
ける染毛剤の保持性をいっそう向上させることができる
ので、このような円柱状櫛歯7は本発明において必要に
応じて設けられる。なお、この円柱状櫛歯7の高さは板
状櫛歯5、6の1/2以下であり、径も比較的小さいた
め、円柱状櫛歯7を設けることにより櫛通りが損なわれ
ることはない。
【0019】また、この染毛剤塗布用具10Aにおいて
は、基台1の前縁部及び後縁部に、それぞれ前縁部及び
後縁部の全長にわたる1枚の板状櫛歯8が設けられてい
る。このように板状櫛歯8を設けると、染毛剤を毛髪に
塗布する間に、ブラシ部11内部に保持されている染毛
剤が、ブラシ部11の前端部あるいは後端部から漏れ出
ることを防止できるので、ブラシ部11における染毛剤
の保持性をいっそう向上させることができる。
【0020】本発明において、サイドコーム12は、必
要に応じて設けられる。サイドコーム12を設ける場
合、図1に示したように、基台面に略平行に、薄厚細幅
の柱状櫛歯3を一列に立設することが好ましい。これに
より、図6に示すように、サイドコーム12を基台面に
斜設する場合に比して、ブラシ部11で髪を梳く際にサ
イドコーム12の干渉により櫛通りが妨げられることを
防止できる。
【0021】この他、本発明は種々の態様をとることが
できる。例えば、図1に示した染毛剤塗布用具におい
て、基台の両側縁部の板状櫛歯5と基台の中央部の板状
櫛歯6に代えて、図2に示すように、これらを連続させ
た板状櫛歯9を設けてもよい。
【0022】また、図1に示した染毛剤塗布用具10A
において、基台の両側縁部の板状櫛歯5を基台の内側方
向にさらに幅広に形成し、基台の中央部の板状櫛歯を省
略してもよい。
【0023】本発明の染毛剤塗布用具は、ジェル状の染
毛剤をウェーブヘアに塗布する場合に、特に好適に使用
することができるが、本発明の染毛剤塗布用具を用いて
塗布する剤の種類に制限はない。例えば、ヘアマニュキ
ュアと称されている一時染毛剤、酸性染料等からなる半
永久染毛剤、染料を毛髪の内部で酸化重合させる永久染
毛剤等に対して使用することができる。また、染毛剤の
剤型にも制限はなく、ジェル状、クリーム状、フォーム
状、液状の染毛剤等に使用することができる。
【0024】
【実施例】実施例1 図1の染毛剤塗布用具10Aを作製した。この場合、基
台1の大きさは17mm×58mmとし、基台1の両側
縁部の板状櫛歯5としては、厚さ1.2mm、櫛歯面
(片面)の面積45mm2 のものをピッチ7.5mmで設
けた。また、基台1の中央部の板状櫛歯6の大きさは、
厚さ1.2mm、櫛歯面(片面)の面積17mm2 とし
た。
【0025】この染毛剤塗布用具の柄にトルクメータを
取り付け、ブラシ部11に染毛剤(花王株式会社、スー
パーカラー S4)を5〜6gずつ載せ、ウェーブヘア
のウィグ全体を90gの染毛剤で染毛した場合のトルク
を計測した。この場合、トルクは、ブラシ部を髪の流れ
に沿って動かす場合と、髪の流れに逆らって動かす場合
の2通り計測し、それぞれ平均トルクを求めた。
【0026】結果を表1に示す。なお、こうして計測さ
れるトルクが1000g以下であれば、実用上の櫛通り
は良好である。
【0027】比較のため、図6に示した市販の染毛状塗
布用具10について、同様に染毛時の平均トルクを計測
した。結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】表1から、実施例1の染毛剤塗布用具によ
れば、ウェーブヘアに対しても櫛通りよく、染毛できる
ことがわかる。
【0030】
【発明の効果】本発明の染毛剤塗布用具によれば、ウェ
ーブヘアに対しても櫛通りよく、かつ剤保持性よく、染
毛することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の染毛剤塗布用具の斜視図(a)、平
面図(b)、x−x断面図(c)である。
【図2】 本発明の他の態様の染毛剤塗布用具の断面図
である。
【図3】 板状櫛歯を設けた染毛剤塗布用具の断面図で
ある。
【図4】 板状櫛歯を設けた染毛剤塗布用具の断面図で
ある。
【図5】 板状櫛歯を設けた染毛剤塗布用具の断面図で
ある。
【図6】 従来の染毛剤塗布用ブラシの斜視図(a)、
平面図(b)、x−x断面図(c)である。
【図7】 ジェル状染毛剤をブラシ部に載せた状態の染
毛剤塗布用ブラシの斜視図である。
【図8】 ジェル状染毛剤をサイドコームに載せた状態
の染毛剤塗布用ブラシの斜視図である。
【符号の説明】
1 基台 3 柱状櫛歯 5 基台の両側縁部の板状櫛歯 6 基台の中央部の板状櫛歯 8 基台の前縁部又は後縁部の板状櫛歯 10A 本発明の染毛剤塗布用具 11 ブラシ部 12 サイドコーム 20 染毛剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台の両側縁部に複数の板状櫛歯が立設
    したブラシ部を有する染毛剤塗布用具であって、ブラシ
    部で毛髪を梳く方向と板状櫛歯の櫛歯面とが平行となる
    ように板状櫛歯が配置され、板状櫛歯が先細の先端部を
    有し、板状櫛歯の櫛歯面がその先端部より基台の内側方
    向の部位で幅広に形成されている染毛剤塗布用具。
  2. 【請求項2】 基台の中央部に、先細の先端部を有する
    板状櫛歯を有し、かつ基台の両側縁部の板状櫛歯の櫛歯
    面と基台の中央部の板状櫛歯の櫛歯面とが面一に配置さ
    れている請求項1記載の染毛剤塗布用具。
  3. 【請求項3】 基台の前縁部、後縁部のそれぞれに、前
    縁部、後縁部の全長にわたる板状櫛歯が設けられている
    請求項1記載の染毛剤塗布用具。
  4. 【請求項4】 基台の両側縁部において柱状櫛歯が基台
    面に略平行に一列に立設したサイドコームを有する請求
    項1記載の染毛剤塗布用具。
JP2002125717A 2002-04-26 2002-04-26 染毛剤塗布用具 Pending JP2003310340A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006326081A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Kao Corp 染毛用塗布具

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