JP3380668B2 - 温度調整方法、温度調整装置及び熱処理装置 - Google Patents

温度調整方法、温度調整装置及び熱処理装置

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JP3380668B2
JP3380668B2 JP02848296A JP2848296A JP3380668B2 JP 3380668 B2 JP3380668 B2 JP 3380668B2 JP 02848296 A JP02848296 A JP 02848296A JP 2848296 A JP2848296 A JP 2848296A JP 3380668 B2 JP3380668 B2 JP 3380668B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温度調整方法、温度
調整装置及び熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスの中には
CVDや酸化処理などの熱処理があるが、この熱処理を
バッチ式で行う装置の一つとして縦型熱処理装置が知ら
れている。この装置を用いた酸化処理では、図6に示す
ように、先ずウエハボ−ト11に多数枚のウエハを棚状
に搭載した後、このウエハボ−ト11を二重管構造の反
応管1内にロ−ドし、反応管1内をヒ−タ12により所
定温度例えば800℃に加熱すると共に、排気管14に
より排気しながら、ガス導入管13から処理ガスを導入
してプロセスが行なわれる。
【0003】ところで前記プロセスでは反応管1内を例
えば800℃に安定させて熱処理を行っているが、この
際高精度の温度制御が必要であり、このため制御部15
によりヒ−タ12への電力供給量を制御しながら加熱す
るようにしている。ここでヒ−タ12の制御を行うにあ
たっては、制御物体即ちウエハのできるだけ近傍に温度
センサを設けることが理想であるが、熱処理時にウエハ
の近傍に温度センサを設けることは、構造的にもコンタ
ミネ−ションの発生という点からも極めて困難である。
【0004】そこで従来では、反応管1内のウエハの近
傍例えばウエハボ−ト11に例えば熱電対からなる第1
の温度センサA、反応管1の外面近傍に第2の温度セン
サBを夫々設け、プロセスを行なう前の調整時に、予め
温度センサAが設定温度に安定したときの温度センサB
の安定する温度を把握して両者の温度差を求めておき、
プロセス時には温度センサBの検出値に基づいてヒ−タ
12の制御を行なうようにしている。
【0005】このため調整時において、温度センサAが
設定温度に安定するようにヒ−タの温度制御を行うこと
が必要であるが、そのとき仮に温度センサAの検出信号
のみをフィ−ドバックさせて前記温度差を求めようとす
ると、温度センサBの検出値がなかなか安定しない。従
って前記温度差を求めるにあたっては、図7に示すよう
に、温度センサAと温度センサBの夫々の検出信号をフ
ィ−ドバックさせるようにカスケ−ド制御系を組むこと
により行われる。
【0006】この場合、先ず温度センサAの検出信号の
フィ−ドバックル−プだけを用いてPID調節部152
の制御パラメ−タ(PID値)を決定する。この決定は
温度センサAの検出値の時刻変化を見ながら昇温カ−ブ
が最適になるようにオペレ−タがPID値を試行錯誤で
調節することにより行われる。次いで温度センサBの検
出信号のフィ−ドバックル−プを用いてPID調節部1
54のPID値を同様にして決定する。
【0007】このようにして温度センサAが設定温度に
安定したときの温度センサBの安定する温度が求められ
る。従ってプロセス時には温度センサAを外して、温度
センサBを用いてヒ−タ12を制御しながら反応管1を
加熱すれば、ウエハ近傍の温度が設定温度に収束するこ
とになる。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述の方法では温度センサAと温度センサBの夫々に基づ
いて制御パラメ−タを調節しなければならないため、調
整作業が煩雑である。しかも上述の縦型熱処理装置で
は、ウエハボ−ト11に載置されたウエハの縦方向の処
理温度の均一性(面間均一性)を考慮して、ヒ−タ12
が縦方向に複数例えば5つに分割されているため、5つ
のヒ−タの夫々について、前記2種類の制御パラメ−タ
を調節する必要があり、調整作業が非常に煩雑であっ
て、この作業には長時間を要するという問題があった。
【0009】本発明はこのような事情の下になされたも
のであり、その目的は、実プロセス前に調整用の温度検
出部及びプロセス用の温度検出部を用いて両者の温度差
を調べる作業を行う場合に、調整作業が容易な温度調整
方法及びその装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、加熱
源により加熱して被処理体を熱処理する装置に、プロセ
ス前の調整時に用いられる調整用の温度検出部とプロセ
ス時に用いられるプロセス用の温度検出部とを設け、調
整用の温度検出部の検出値が設定値に安定したときのプ
ロセス用の温度検出部の検出値が収束する温度をプロセ
ス前に予め調べる温度調整方法において、プロセス用の
温度検出部の検出信号を調節部の入力側にフィ−ドバッ
クし、調節部よりの出力信号に基づいて加熱源を制御
し、その制御結果に基づいて前記調節部の制御パラメ−
タの適切値を決定する第1工程と、この第1工程で決定
された制御パラメ−タを用いて、プロセス用の温度検出
部及び調整用の温度検出部の検出値を安定させる第2工
程と、を備え、第2工程は、下記(a)〜(c)までの
工程を、調整用の温度検出部の検出値が前記設定値に一
致するまで繰り返し行うものであることを特徴とする。
(a)前記設定値から補正値を差し引いて前記プロセス
用の温度検出部の目標値を得る工程(b)前記プロセス
用の温度検出部の検出値を調節部にフィ−ドバックし
て、当該プロセス用の温度検出部の検出値が前記目標値
に収束するように、前記加熱源の電力供給量を制御する
工程(c)前記プロセス用の温度検出部の検出値が目標
値に収束したときに、このときの調整用の温度検出部の
検出値が前記設定値に一致しているか否かを判定し、一
致していないときには、この時点の調整用の温度検出部
の検出値と前記プロセス用の温度検出部の検出値との差
を前記補正値とする工程
【0011】請求項2の発明は、加熱源により加熱して
被処理体を熱処理する装置に、プロセス前の調整時に用
いられる調整用の温度検出部とプロセス時に用いられる
プロセス用の温度検出部とを設け、調整用の温度検出部
の検出値が設定値に安定したときのプロセス用の温度検
出部の検出値が収束する温度をプロセス前に予め調べる
温度調整装置において、前記設定値から補正値を差し引
いて前記プロセス用の温度検出部の目標値を得る第1の
偏差回路部と、前記第1の偏差回路部の後段に設けら
れ、前記目標値とプロセス用の温度検出部の検出値との
偏差を求める第2の偏差回路部と、前記第2の偏差回路
部の後段に設けられ、前記偏差に基づいて前記加熱源の
制御信号を出力する調節部と、前記調節部の制御信号に
基づいて前記加熱源の電力供給量を制御する電力制御部
と、前記プロセス用の温度検出部及び調整用の温度検出
部の各検出値を取り込み、プロセス用の温度検出部の検
出値が目標値に収束しているか否かを監視して収束して
いると判断したときに、このときの調整用の温度検出部
の検出値が前記設定値に安定しているか否かを判定し、
安定していないときには、この時点の調整用の温度検出
部の検出値と前記プロセス用の温度検出部の検出値との
差を補正値として前記第1の偏差回路部に出力する補正
値出力部と、を備えたことを特徴とする。また本発明
は、例えば被処理体が搬入される反応管と、この反応管
の外側に設けられ前記被処理体を加熱して熱処理するた
めの加熱源と、を備えた熱処理装置に上述の温度調整装
置を組み込んだ熱処理装置として構成できる。
【0012】
【実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係る温度
調整装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図
1は本発明の温度調整装置を縦型熱処理装置に適用した
場合の制御系及び縦型熱処理装置の概略構造を示す構成
図である。
【0013】この実施の形態で用いられる制御系の特徴
の一つは、プロセス用の温度センサBの検出信号をフィ
−ドバックル−プに組み込んでいるが、調整用の温度セ
ンサAの検出信号についてはフィ−ドバックル−プに組
み込まずに、温度センサBの目標値を補正するための因
子として用いている点にある。以下制御系に関して説明
する。
【0014】図中2は後述する縦型熱処理装置20の反
応管であり、この反応管2の内部には、ウエハボ−ト2
1に搭載した被処理体例えば半導体ウエハ(以下ウエハ
という)近傍位置の温度を検出するための例えば熱電対
からなる調整用の温度検出部(温度センサA)が設けら
れると共に、反応管2の外面近傍には例えば熱電対から
なるプロセス用の温度検出部(温度センサB)が設けら
れている。
【0015】図中31は第1の偏差回路部であり、ここ
では温度センサAの設定値(設定温度)から後述する補
正値を差し引き、その偏差即ち温度センサBの目標値
(目標温度)が取り出される。第1の偏差回路部31の
後段には第2の偏差回路部32が設けられ、ここでは温
度センサBの目標値から温度センサBの検出値を差し引
き、その偏差を後段側に設けられた調節部をなすPID
(比例要素、積分要素、微分要素)調節部4に出力す
る。
【0016】PID調節部4では、入力された前記偏差
に基づいてPID演算を行い、その演算結果を後段側に
設けられた電力制御部5に出力する。電力制御部5で
は、PID調節部4からの出力値に基づいて、縦型熱処
理装置20の加熱源をなすヒ−タ6への電力供給量を制
御する。ここでPID調節部4の制御パラメ−タは、例
えば温度センサBの検出信号をフィ−ドバックさせる制
御系を組み、温度センサBの昇温カ−ブが最適になるよ
うにオペレ−タが制御パラメ−タを調節することによ
り、予め求めておく。
【0017】一方制御系は、この実施の形態の特徴の一
つである補正値出力部7を備えている。この補正値出力
部7は、温度センサBの検出値を監視し、この検出値が
一定範囲内に収束したときに、収束した時点の温度セン
サAの検出値から温度センサBの検出値を差し引いた値
である補正値(A−B)を、それ以降第1の偏差回路部
31に出力し、温度センサBの検出値が一定範囲内に収
束していないときには、それまでの補正値を第1の偏差
回路部31に出力する機能を有する。ただしこの補正値
出力部7は、温度センサBの検出値が収束したときに、
温度センサAの検出値が設定値になっているか否かを判
定し、設定値になっているときは補正値は更新前の値
を、つまり前回温度センサBの値が収束したときに出力
した補正値をそのまま出力する機能を備えている。
【0018】ここで上述の縦型熱処理装置について図2
に基づいて簡単に説明すると、図中2は例えば2重管構
造の反応管であり、この反応管2の内部には多数のウエ
ハを搭載して搬入するためのウエハボ−ト21が、ボ−
トエレベ−タ24の上部に蓋体23、保温筒22を介し
て配設されている。また反応管2は、その下端にてマニ
ホ−ルド25に保持されており、このマニホ−ルド25
の下部側面には、処理ガスを反応管2内に導入するため
のガス導入管26が挿設され、その上部側面には処理ガ
スを排出するための排気ポンプ28に連結された排気管
27が接続されている。
【0019】そして反応管2の外部には、縦方向に複数
例えば5つのヒ−タ6(61、62、63、64、6
5)が配設されており、これらヒ−タ6は夫々電力制御
部5(51、52、53、54、55)により、電力供
給量が制御されるように構成されている。またヒ−タ6
の位置に対応して、反応管2内のウエハの近傍位置例え
ばウエハボ−ト21の近傍位置には、例えば5つの調整
用の温度センサA(A1、A2、A3、A4、A5)が
縦方向に並んで設けられており、反応管3の外面付近に
は、5つのプロセス用の温度センサB(B1、B2、B
3、B4、B5)が縦方向に並んで設けられている。な
お図1の説明では、これらヒ−タおよび温度センサ群の
1組を代表として説明している。
【0020】次に上述の装置を用いた具体的な温度調整
方法を図1及び図3を参照して説明する。ここで実際の
温度調整はコンピュ−タによるソフトウェアで実施さ
れ、既述したように予め温度センサBの制御パラメ−タ
を求めておく。先ずステップS1では、温度センサBの
目標温度を温度センサAの設定温度とする。例えば今温
度センサAの検出値を800℃に設定しようとするなら
ば、先ず温度センサBの目標温度を800℃とするもの
である。このことは図1の第1の偏差回路部31に入力
される補正値(A−B)を0として取扱うことである。
【0021】次いでステップS2にて温度センサBの検
出値が目標温度となるように、ヒ−タ6の電力供給量を
PID制御する。そして温度センサBの検出値が目標温
度に一致しているが否かをチェック(ステップS3)
し、一致していれば続いて温度センサAの検出値が設定
温度に一致しているが否かをチェックし(ステップS
4)、一致していればこのル−チンは終了する。一致し
ていなければ、補正値(A−B)を演算し(ステップS
5)、温度センサBの目標温度を温度センサAの設定温
度から補正値だけ差し引いた値に修正して(ステップS
6)、ステップS2に戻る。
【0022】このようなフロ−を具体的数値を用いて表
すと、例えば図4に示すようになる。即ち温度センサA
の検出値を最終的に800℃に設定しようとする場合、
1回目のサイクルでは、温度センサBの目標温度を80
0℃としてPID制御することにより、温度センサBの
検出値が800℃となり、このとき温度センサAの検出
値が820℃となる。次いで2回目のサイクルでは、1
回目のサイクルでの温度センサAの検出値と温度センサ
Bの検出値との差(A−B=20℃)を補正値とし、温
度センサBの目標温度を、1回目の目標値より補正値分
だけ下げて780℃としてPID制御を行なう。2回目
のサイクルでは温度センサBの検出値が780℃に安定
したとき、温度センサAの検出値は805℃となる。続
く3回目のサイクルでは、補正値がA−B=25℃とな
り、温度センサBの目標温度が775℃となる。
【0023】このように本発明の実施の形態では、温度
センサBの検出信号をフィ−ドバックル−プに組み込ん
で、先ず温度センサBの目標値を温度センサAの設定値
とし、一方温度センサAの検出信号はフィ−ドバックル
−プに入れずに補正値の演算のために用い、温度センサ
Aの検出値が設定値に近づくように、温度センサAの検
出値と温度センサBの検出値との差に基づいて順次温度
センサBの目標値を小刻みに補正し、こうして温度セン
サAの検出値を設定値に収束させている。ただし温度セ
ンサBのはじめの目標値は、温度センサAの設定値とす
ることに限定されるものではない。
【0024】このようにして温度センサAの検出値が設
定値に収束するまで調整工程が行なわれるが、このよう
な調整作業は、例えばヒ−タ61であれば温度センサA
1,B1を用いて行なわれ、順次残り4つのヒ−タ62
〜65についても同様にして、温度センサ(A2,B
2)、温度センサ(A3,B3)、温度センサ(A4,
B4)、温度センサ(A5,B5)の夫々の検出信号に
基づいて行なわれる。このようにして調整工程では、温
度センサAの検出値が設定値に収束したときの温度セン
サBの検出値が求められる。そして熱処理の実プロセス
では、調整用の温度センサAを取り外して、プロセス用
の温度センサBの検出値に基づいてヒ−タ6の温度制御
が行なわれる。
【0025】従って温度センサAの検出値と温度センサ
Bの検出値との温度差を求める調整作業においては、面
倒な制御パラメ−タ即ちこの例ではPID値の調整を温
度センサBについてだけ行えばよいので、制御パラメ−
タの調整を容易に行うことができる。そして温度センサ
Bに関する制御パラメ−タを求めた後は、温度センサA
を安定させる作業は自動的に行なわれるので、オペレ−
タの手を煩わすことなく、夜間などに実施しておくこと
もでき、この結果熱処理の処理効率が向上する。
【0026】続いて本発明の他の実施の形態について図
5に基づいて説明する。この実施の形態では、既述の実
施の形態において、温度センサAと温度センサBとの
間、例えば反応管2の外管の内面近傍に温度センサCを
追加しており、これに対応して制御系についても温度セ
ンサCのフィ−ドバックル−プを追加している。例えば
図5の制御系では、温度センサBの検出信号をマイナ−
ル−プ、温度センサCの検出信号をメジャ−ル−プに組
み込むと共に、第1の偏差回路部31よりの出力信号を
温度センサCの目標値としている。なお図中33は第3
の偏差回路部、41は第1のPID調節部、42は第2
のPID調節部である。
【0027】この場合温度センサAの検出値と温度セン
サCの検出値との差が補正値として用いられ、温度セン
サBと温度センサCとの検出値が安定したときに、補正
値(A−C)が第1の偏差回路部31に出力される。こ
の場合にも温度センサB、温度センサCについてだけ制
御パラメ−タを決定する作業を行えばよく、温度センサ
Aにについてはその作業は不要であるので、調整作業が
簡単になる。
【0028】このように本発明では、プロセス用の温度
センサを2個以上(この例では温度センサBと温度セン
サC)用い、予め調整用のセンサを使用してプロセス用
の複数のセンサの収束温度を調べておき、これらプロセ
ス用のセンサを用いて実プロセス時に温度制御を行うよ
うにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、実プロセス前に、調整
用の温度検出部及びプロセス用の温度検出部を用いて両
者の温度差を調べる作業を行う場合、調整作業を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度調整装置を縦型熱処理装置に適用
した場合の1実施の形態を示す制御系及び縦型熱処理装
置の概略構造を示す構成図である。
【図2】本発明の温度調整装置を縦型熱処理装置に適用
した場合の縦型熱処理装置の構造を示す断面図である。
【図3】本発明の調整工程を説明するためのフロ−チャ
−トである。
【図4】本発明の調整工程を具体的に数値を用いて説明
するための具体的数値を記載した説明図である。
【図5】本発明の温度調整装置を縦型熱処理装置に適用
した場合の他の実施の形態を示す制御系及び縦型熱処理
装置の概略構造を示す構成図である。
【図6】従来の温度調整装置の示す構成図である。
【図7】従来の温度調整装置の制御系を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
2 反応管 21 ウエハボ−ト 31、32、33 偏差回路部 4、41、42 PID調節部 5 電力制御部 6 ヒ−タ 7 補正値出力部 A 調整用の温度センサ B、C プロセス用の温度センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05B 3/00 310 H05B 3/00 310D (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/31 C23C 16/52 G05D 23/19 H01L 21/205 H01L 21/22 511 H05B 3/00 310

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱源により加熱して被処理体を熱処理
    する装置に、プロセス前の調整時に用いられる調整用の
    温度検出部とプロセス時に用いられるプロセス用の温度
    検出部とを設け、調整用の温度検出部の検出値が設定値
    に安定したときのプロセス用の温度検出部の検出値が収
    束する温度をプロセス前に予め調べる温度調整方法にお
    いて、 プロセス用の温度検出部の検出信号を調節部の入力側に
    フィ−ドバックし、調節部よりの出力信号に基づいて加
    熱源を制御し、その制御結果に基づいて前記調節部の制
    御パラメ−タの適切値を決定する第1工程と、 この第1工程で決定された制御パラメ−タを用いて、プ
    ロセス用の温度検出部及び調整用の温度検出部の検出値
    を安定させる第2工程と、を備え、 第2工程は、下記(a)〜(c)までの工程を、調整用
    の温度検出部の検出値が前記設定値に一致するまで繰り
    返し行うものであることを特徴とする温度調整方法。 (a)前記設定値から補正値を差し引いて前記プロセス
    用の温度検出部の目標値を得る工程(b)前記プロセス
    用の温度検出部の検出値を調節部にフィ−ドバックし
    て、当該プロセス用の温度検出部の検出値が前記目標値
    に収束するように、前記加熱源の電力供給量を制御する
    工程(c)前記プロセス用の温度検出部の検出値が目標
    値に収束したときに、このときの調整用の温度検出部の
    検出値が前記設定値に一致しているか否かを判定し、一
    致していないときには、この時点の調整用の温度検出部
    の検出値と前記プロセス用の温度検出部の検出値との差
    を前記補正値とする工程
  2. 【請求項2】 加熱源により加熱して被処理体を熱処理
    する装置に、プロセス前の調整時に用いられる調整用の
    温度検出部とプロセス時に用いられるプロセス用の温度
    検出部とを設け、調整用の温度検出部の検出値が設定値
    に安定したときのプロセス用の温度検出部の検出値が収
    束する温度をプロセス前に予め調べる温度調整装置にお
    いて、 前記設定値から補正値を差し引いて前記プロセス用の温
    度検出部の目標値を得る第1の偏差回路部と、 前記第1の偏差回路部の後段に設けられ、前記目標値と
    プロセス用の温度検出部の検出値との偏差を求める第2
    の偏差回路部と、 前記第2の偏差回路部の後段に設けられ、前記偏差に基
    づいて前記加熱源の制御信号を出力する調節部と、 前記調節部の制御信号に基づいて前記加熱源の電力供給
    量を制御する電力制御部と、 前記プロセス用の温度検出部及び調整用の温度検出部の
    各検出値を取り込み、プロセス用の温度検出部の検出値
    が目標値に収束しているか否かを監視して収束している
    と判断したときに、このときの調整用の温度検出部の検
    出値が前記設定値に安定しているか否かを判定し、安定
    していないときには、この時点の調整用の温度検出部の
    検出値と前記プロセス用の温度検出部の検出値との差を
    補正値として前記第1の偏差回路部に出力する補正値出
    力部と、 を備えたことを特徴とする温度調整装置。
  3. 【請求項3】 被処理体が搬入される反応管と、この反
    応管の外側に設けられ前記被処理体を加熱して熱処理す
    るための加熱源と、プロセス前の調整時に用いられる調
    整用の温度検出部と、プロセス時に用いられるプロセス
    用の温度検出部とを備え、調整用の温度検出部の検出値
    が設定値に安定したときのプロセス用の温度検出部の検
    出値が収束する温度をプロセス前に予め調べる熱処理装
    置において、 前記設定値から補正値を差し引いて前記プロセス用の温
    度検出部の目標値を得る第1の偏差回路部と、 前記第1の偏差回路部の後段に設けられ、前記目標値と
    プロセス用の温度検出部の検出値との偏差を求める第2
    の偏差回路部と、 前記第2の偏差回路部の後段に設けられ、前記偏差に基
    づいて前記加熱源の制御信号を出力する調節部と、 前記調節部の制御信号に基づいて前記加熱源の電力供給
    量を制御する電力制御部と、 前記プロセス用の温度検出部及び調整用の温度検出部の
    各検出値を取り込み、プロセス用の温度検出部の検出値
    が目標値に収束しているか否かを監視して収束 している
    と判断したときに、このときの調整用の温度検出部の検
    出値が前記設定値に安定しているか否かを判定し、安定
    していないときには、この時点の調整用の温度検出部の
    検出値と前記プロセス用の温度検出部の検出値との差を
    補正値として前記第1の偏差回路部に出力する補正値出
    力部と、を備えたことを特徴とする熱処理装置。
  4. 【請求項4】 調整用の温度検出部は反応管内に設けら
    れ、プロセス用の温度検出部は反応管の外に設けられた
    ことを特徴とする請求項3記載の熱処理装置。
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