JP3378976B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3378976B2
JP3378976B2 JP35518696A JP35518696A JP3378976B2 JP 3378976 B2 JP3378976 B2 JP 3378976B2 JP 35518696 A JP35518696 A JP 35518696A JP 35518696 A JP35518696 A JP 35518696A JP 3378976 B2 JP3378976 B2 JP 3378976B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】磁気テープ等を使用し記録再
生を行うビデオテープ等のテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテープカセットを図を用いて説明
する。従来のテープカセットの斜視図を図12に、ま
た、従来のテープカセットの下側部分の上面図を図13
に示す。また、検出穴での断面図を図14に示す。
【0003】テープカセット1の前面側に前蓋2が取り
付けられたテープカセット1の内部に、一対のリール
(図示せず)を回動自在に取り付け、これらリール間に
テープ3を捲装し、テープ再生装置に装着されると上記
前蓋2が開蓋され、テープが前面側に引き出されて再生
されるテープカセットにおいて、テープカセット1は上
面側の上ハーフ4aと下ハーフ4bとで構成されてお
り、下ハーフ4bにテープカセット1の種類等を検出す
ることを目的として検出穴5が1つ設けられているもの
がある。このようなテープカセット1をテープ再生装置
に装着すると、テープ再生装置の検出穴5に対応する位
置に取り付けられた検出用突片6が検出穴5に挿入さ
れ、検出用突片6からの信号によりテープカセット1が
特定の種類であることを検出する。
【0004】また、テープカセット1にはリールを収納
するリール収納部7と遮蔽壁8を介して遮蔽部9が設け
られており、遮蔽部9はリール収納部7との遮蔽壁8お
よびテープカセット1の外壁により、外気と遮蔽されて
いた。
【0005】そして、このような従来例と同様に、新た
なテープカセットを作成し新規に検出穴を設ける場合、
テープ再生装置によっては、テープカセットに新規に設
けた検出穴の真下に対応した位置にカセットローディン
グの同期軸等が配置されていることがあり、検出用突片
を配置することが困難であった。
【0006】特に、VHS規格のテープ再生装置のよう
に市場に多数の生産者があり、各生産者がテープ再生装
置を製造している場合、新規の特定種類のテープカセッ
トであることを検出するためにテープカセットに特定な
検出穴を設けても、前記検出穴に対応する部分に障害物
があるテープ再生装置では、新規な特定種類のテープカ
セットであることを検出することができない。特にテー
プ再生装置にテープカセットの長軸方向に垂直な方向に
テープを挿入するフロントローディング方式において
は、テープカセットの長軸方向に平行な方向にカセット
ローディングの同期軸が配設されており、テープカセッ
トの長軸方向に平行な方向にテープカセットを挿入する
サイドローディング方式においては、テープカセットの
長軸方向に垂直な短軸方向に同期軸が配設されており、
このカセットローディングの同期軸が障害物となり、検
出用突片をテープカセットの検出穴に対応する位置に設
けることが困難となる。また、この同期軸の位置は、テ
ープ再生装置により種々様々であり、従って検出穴をテ
ープカセットに設けてもその検出穴が活用されないテー
プ再生装置が多かった。
【0007】また、遮蔽部9は、遮蔽壁8およびテープ
カセット外装壁により外気と隔離されており、テープカ
セットを低温環境から、高温環境に移動させた時に、遮
蔽部9の内部の温度上昇は低いのに対し、リール収納部
7内は、開口部があるためリール収納部7内の温度と湿
度が遮蔽部9内より先に高くなり、リール収納部7内の
遮蔽部9に面する遮蔽壁8に露が発生しやすい。この露
がテープに付着したりすると正常な記録再生が困難とな
る。特に、新規のテープカセットにおいてデジタル信号
を記録する場合は、ヘッドとテープ間に露が付着するこ
とによりテープ上の磁性粉がヘッドに付着すると、ヘッ
ドとテープ間の隙間の増加により、ブロックエラーが発
生する。このブロックエラーはモザイク上に発生するた
め、アナログ記録再生時に比較して非常に目立ちテープ
再生装置の品位が悪くなる。
【0008】また、逆に高温で高湿の環境下から低温環
境にテープカセットを移動した場合、高温で高湿の環境
下において遮蔽部9の隙間からわずかに侵入した湿気の
ある外気が、低温下で冷やされた外壁面あるいは、リー
ルとの壁面で冷やされ、遮蔽壁8に露が発生する。遮蔽
部9では内部の温度と湿度が外気の温度と湿度に同一に
なるのに時間を要する。このため、露のついたテープカ
セットを高温の環境に長時間放置したりすると、内部に
かびが発生することがある。このかびが悪臭を発生させ
たり、かびが成長し、テープ上に付着すると正常な記録
再生が困難となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記する従来の問題点
を解消するために、本発明は種々なテープ再生装置に適
用し易い検出穴を設けたテープカセットを提供し、また
リールを収納するリール収納部と遮蔽部との温度ならび
に湿度が常に同じになり、遮蔽部による露の発生のない
テープカセットを実現しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のテープカセットは、テープを巻回したリー
ルを収納したテープカセットにおいて、テープカセット
の少なくとも1つの面に、テープカセットが特定種類で
あることを判別するための検出穴を少なくとも2つ設
け、少なくともいずれか一方の検出穴を用いて特定種類
であることを判別するテープカセットであって、前記
なくとも2つの検出穴をテープカセットの長軸方向の中
心軸の左右にそれぞれ少なくとも1つづつ配設し、しか
も少なくとも前記2つの検出穴の並びはテープカセット
前記長軸方向と短軸方向の両方向に対して略平行で
く、かつ前記2つの検出穴はそれぞれの検出穴が近い方
の短軸からの距離において相互に寸法が異なり、しかも
それぞれの検出穴が近い方の長軸からの距離においても
寸法が相互に異なる位置に設けたものである。
【0011】そして、少なくとも2つの検出穴はテープ
カセットの長軸方向の中心軸の左右にそれぞれ少なくと
も1つづつ配設し、しかも少なくとも2つの検出穴の並
びはテープカセットの長軸方向と短軸方向の両方向に対
して略平行でない位置であり、かつ2つの検出穴はそれ
ぞれの検出穴が近い方の短軸からの距離において相互に
寸法が異なり、しかもそれぞれの検出穴が近い方の長軸
からの距離においても相互に寸法が異なる位置に設けた
ため、少なくとも1つの検出穴は、カセットローディン
グの同期軸との干渉を避けることができる。また、特定
の種類のテープであることを検出する検出穴を少なくと
も2つ設けたことにより、テープ再生装置側の設計自由
度が増す。また、テープカセットの特定種類の検出手段
を2通り以上設けることにより、従来のテープ再生装置
の転用が容易となり、より安価に検出機能付きテープ再
生装置が実現できる。さらに遮蔽部内に検出穴を設けた
ことにより、遮蔽部内の通気性がよくなり、テープへの
露付きの抑制およびかびの発生を抑制でき、テープの信
頼性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、テープを巻回したリー
ルを収納したテープカセットにおいて、テープカセット
の少なくとも1つの面に、テープカセットが特定種類で
あることを判別するための検出穴を少なくとも2つ設
け、少なくともいずれか一方の検出穴を用いて特定種類
であることを判別するテープカセットであって、前記
なくとも2つの検出穴をテープカセットの長軸方向の中
心軸の左右にそれぞれ少なくとも1つづつ配設し、しか
も少なくとも前記2つの検出穴の並びはテープカセット
前記長軸方向と短軸方向の両方向に対して略平行で
く、かつ前記2つの検出穴はそれぞれの検出穴が近い方
の短軸からの距離において相互に寸法が異なり、しかも
それぞれの検出穴が近い方の長軸からの距離においても
相互に寸法が異なる位置に設けたものである。従って、
検出穴はテープ再生装置のカセットローディングの同期
軸との干渉を避ける位置に設けることができ、安価に検
出機能付きテープ再生装置が実現できる。
【0013】また、本発明は、検出穴を遮蔽部に設ける
ことにより、遮蔽部内の通気性がよくなり、テープへの
露付きの抑制およびかびの発生を防止できる。
【0014】また、本発明は、特定寸法のテープカセッ
トケースを有するものであって、テープカセットケース
は特定種類のテープカセットを検出する検出穴の邪魔に
ならず、かつテープカセットケースを見ることによりテ
ープカセットが特定種類のものであることを容易に判別
できるものである。
【0015】(実施の形態1)本発明のテープカセット
の実施の形態1におけるテープカセットの上面図を図1
に、同側面図を図2に示し、下ハーフの底面図を図3
に、同上面図を図4に示す。
【0016】図1,図2,図3,図4においてテープカ
セット10は一対の上ハーフ10aと下ハーフ10bを
突き合わせネジ(図示せず)により係合して、形成した
ものであり、このテープカセット10の前面側に開閉自
在の前蓋11が取り付けられてなる。そして、このテー
プカセット10内部に、一対のリール12a,12bを
回転自在に取り付け、これらリール12a,12b間に
テープ(図示せず)を捲装し、テープ再生装置に装着さ
れると上記前蓋11が開蓋され上記テープが前面側に引
き出されて再生される。また、下ハーフ10bには、テ
ープカセット10内のテープの種類が特定種類のテープ
であることを検出することを目的として検出穴13,検
出穴14が設けてある。また、検出穴13,検出穴14
は、テープカセット10の長軸方向Aに対し平行でない
位置に設け、しかも、テープカセット10の長軸方向A
の中心軸Bの左右に別けて短軸方向に対しても平行でな
い位置に配設している。さらに検出穴13と検出穴14
はそれぞれの検出穴に近い方のカセットの長軸から寸法
が異なる距離であり、かつそれぞれの検出穴に近い方の
短軸との寸法距離も異なる位置に配設してある。また、
下ハーフ10bの上面図を図4に示す。リール収納部1
5と検出穴13,検出穴14は、遮蔽壁16,遮蔽壁1
7により遮蔽されている。
【0017】テープカセット10をテープ再生装置に装
着した時の検出穴13および検出穴14での断面図を図
5,図6に示す。テープカセット10を記録再生するテ
ープ再生装置には、検出穴13,検出穴14のいずれか
一方に対応する位置に検出用突片18aあるいは18b
が設けられている。テープカセット10を記録再生する
際、検出穴13と検出穴14の少なくとも一方の位置の
真下のテープ再生装置に取り付けられた検出用突片18
aあるいは検出用突片18bが検出穴13あるいは検出
穴14に挿入され、検出穴18,検出穴14の有無によ
りテープが特定種類のテープであることを検出する。
【0018】また、検出用突片18a,18bを共に有
するテープ再生装置においては、検出穴13,検出穴1
4の両方の検出穴に検出用突片18a,18bが挿入さ
れテープが特定種類のテープであることを検出する。ま
た、検出穴13および検出穴14のないテープカセット
では、検出用突片18a,18bに対応する位置に検出
穴がないため、検出用突片18a,18bが挿入され
ず、テープが特定種類のテープでないことを検出する。
【0019】テープ再生装置のカセットローディングの
同期軸19が図4に示すR1位置にあるテープ再生装置
においては、検出用突片18bをテープ再生装置に設け
て、検出穴14を検出すればよく、カセットローディン
グの同期軸19が図4に示すR2位置にあるテープ再生
装置においては、検出用突片18aを設けて、検出穴1
3を検出すればよく、どちらの位置に同期軸19が存在
するテープ再生装置においてもテープの種類が特定種類
であるテープカセット10であることを検出できる。
【0020】また、本発明のテープカセット10では、
遮蔽部20,遮蔽部21に検出穴を設けることにより、
低温環境から高温で高湿な環境にテープカセットを移動
した場合に、検出穴の存在により遮蔽部20,遮蔽部2
1の温度と湿度が外気の温度と湿度とほぼ同一になり、
遮蔽部内に露が発生しにくくなる。遮蔽部20,遮蔽部
21の壁面に露等が発生した場合でも遮蔽部20,遮蔽
部21内の温度と湿度は、短時間で外気の温度と湿度と
ほぼ同一になり、露の蒸発を促進する。したがって、遮
蔽部20,遮蔽部21を検出穴を通じて外気と通気する
ことにより遮蔽部内部のかびの発生を抑制することがで
きる。
【0021】テープカセット10をテープカセットケー
ス22に収納した状態を図7に示す。
【0022】テープカセットケース22は、長軸方向に
開口部23を有する。テープカセット10の長軸長さを
L、テープカセットケース22の長軸長さをKとする。
また、検出穴14とテープカセット10の一方の短軸ま
での距離をm1、他方の短軸までの距離をn1、他方の
短軸までの距離をn2とする。このテープカセットケー
ス22の長軸長さKは、L>Kかつ、m1>m2,n1
>n2であって、K<m1,K<n1である。すなわち
テープカセット10の長軸長さは、テープカセット10
の長軸長さより短いので、テープカセットケース22に
テープカセット10を収納するとテープカセットケース
22の開口部23より外側に検出穴が露出することにな
る。このようにテープカセット10の長軸方向の中心軸
の両側に検出穴13,検出穴14を配置しているため、
テープカセット10の挿入方向が、いずれの方向であっ
ても、テープカセット10を収納した状態で検出穴13
あるいは検出穴14の目視での確認が可能となり、テー
プカセット10が特定のテープカセットの種類であるこ
とをテープカセットケース22から取り出さずに確認可
能となる。したがって使用者がテープカセットの種類を
判別するときに、テープカセット10をテープカセット
ケース22から取り出して特定種類のテープであること
を確認する作業がなくなる。このようにテープカセット
10の長軸方向の中心軸の両側に検出穴13,検出穴1
4を配置しているため、テープカセット10の挿入方向
がいずれの方向であっても、テープカセット10を収納
した状態で検出穴13あるいは検出穴14の目視での
認が可能となり、テープカセット10が特定のテープカ
セットの種類であることをテープカセットケース22か
ら取り出さずに確認可能となる。したがって使用者がテ
ープカセットの種類を判別するときに、テープカセット
10をテープカセットケース22から取り出して特定種
類のテープであることを確認する作業がなくなる。
【0023】(実施の形態) 実施の形態におけるテープカセットおよび実施の形態
のテープカセットに取り付ける保護板について図を用
いて説明する。実施の形態におけるテープカセット1
0の下ハーフ10bの上面図を図8に、実施の形態
おけるテープカセット10に保護板24を取り付ける分
解斜視図を図9に示す。
【0024】一対の上ハーフ10aと下ハーフ10bを
突き合わせネジ(図示せず)により係合して、テープカ
セット10を形成するとともに、このテープカセット1
0の前面側に開閉自在の前蓋11が取り付けられてい
る。そして、このテープカセット10内部に、一対のリ
ール12a,12bを回動自在に取り付け、これらリー
ル12a,12b間にテープを捲装する。また、下ハー
フ10bには、貫通穴26,27,28,29がテープ
カセット10の長軸方向の中心軸Bおよび短軸方向の中
心軸Cの上下左右にそれぞれ1つづつ配設されており、
それぞれの貫通穴26,貫通穴27,貫通穴28,貫通
穴29は、それぞれ遮蔽壁16,遮蔽壁17,遮蔽壁3
0,遮蔽壁31を介してリール収納部15と遮蔽された
遮蔽部にそれぞれ配設されている。
【0025】また、保護板24は合成樹脂により形成さ
れ、テープカセット10の貫通穴26,貫通穴27,貫
通穴28,貫通穴29に係合する位置に弾性体で構成さ
れた突起部32,突起部33,突起部34,突起部35
を有している。
【0026】実施の形態におけるテープカセット10
に保護板24を取り付けた状態を図10に示す。貫通孔
26での断面図を図11に示す。
【0027】突起部32は弾性変形により貫通穴26に
挿入されフランジ部36で貫通穴26に取り付けられ、
テープカセット10に保持される。他の突起部33,突
起部34,突起部35も同様に貫通穴27,貫通穴2
8,貫通穴29にそれぞれ挿入され、テープカセット1
0に保持される。また、保護板24は突起部32,突起
部33,突起部34,突起部35の弾性変形でテープカ
セット10から取り外すことができる。テープカセット
10の4つの方向に貫通穴26,貫通穴27,貫通穴2
8,貫通穴29を形成しているため、保護板24をテー
プカセット10に密着して取り付けることができる。こ
のため、保護板24を弾性変形する合成樹脂で形成して
も弾性変形する保護板24がテープカセット10から隔
離することがない。また、この保護板24をテープカセ
ット10に取り付けることにより、テープカセット10
の下端面の開口部からの塵の侵入を防止することができ
るため、テープ25を保護することが可能である。ま
た、テープカセットケース22を用いるとテープカセッ
トケース22にテープカセット10を収納した状態で前
蓋11を開口することが困難であるが、保護板24を用
いれば、保護板24を取り付けたテープカセット10の
前蓋11を開口することが可能である。このため、テー
プカセット10内にテープカセット10の下端面からの
塵の侵入を防止しながら、前蓋11を開口しテープ25
の切れの確認やテープ25の汚れの確認が可能となる。
【0028】
【発明の効果】前記に説明したように、本発明のテープ
カセットは、テープカセットの少なくとも1つの面に、
テープカセットが特定種類であることを判別するための
検出穴を少なくとも2つ設け、少なくともいずれか一方
の検出穴を用いて特定種類であることを判別するテープ
カセットであって、前記少なくとも2つの検出穴をテー
プカセットの長軸方向の中心軸の左右にそれぞれ少なく
とも1つづつ配設し、しかも少なくとも前記2つの検出
穴の並びはテープカセットの前記長軸方向と短軸方向の
両方向に対して略平行でなく、かつ前記2つの検出穴は
それぞれの検出穴が近い方の短軸からの距離において相
互に寸法が異なり、しかもそれぞれの検出穴が近い方の
長軸からの距離においても寸法が相互に異なる位置に設
けたことにより、少なくとも一方の検出穴に対応する位
置に検出用突片をテープ再生装置に配置すればよく、検
出用突片を配置するための設計自由度が増し、市場の多
数の生産者が、従来のテープ再生装置を転用できるよう
になる。
【0029】また、2つの検出穴の位置はテープカセッ
トの長軸方向と平行でないため、テープ再生装置で長軸
方向と平行に配置されるカセットローディングの同期軸
との干渉を少なくとも1つの検出穴は避けることができ
るため、新規の特定種類のテープカセットであることを
検出することを容易に行うことができ、安価な再生装置
を製造することができ、使用者の利便性が向上する。
【0030】また、この2つの検出穴の位置は、リール
を収納した空間と遮蔽壁を介して分離されているため、
検出穴からのテープカセット内に塵等の混入が発生した
場合でも、テープ上まで塵等が侵入せず、テープに対し
て防塵効果がある。
【0031】また、同一のテープカセットの特定種類を
検出するための検出穴を2つ設けたことにより、テープ
再生装置に2つの検出用突片を設ければ、1つの検出穴
の検出ができない場合でも、もう一方の検出穴の検出が
行えれば、テープカセットの特定種類を検出することが
でき、一方の検出穴にごみ等が付着した場合にも誤検出
によるテープ再生装置の誤動作を防止することが可能と
なる。
【0032】また、本発明によれば、従来遮蔽されてい
た防塵部である遮蔽部を外気と通気させることが可能と
なり、内部のかびの発生を抑制することができ、異臭の
発生を防止でき、テープ上にかびの付着することを抑制
することが可能になり、正常な記録再生が可能となる。
【0033】また、本発明のテープカセットケースによ
れば、テープカセットの特定の種類をテープカセットケ
ースから取り出さずに確認することができる。
【0034】また、本発明は、貫通穴をテープカセット
の長軸短軸の両方向の中心軸の上下左右に少なくとも4
つ設けたことにより、弾性変形する合成樹脂で形成した
保護板をテープカセットに隔離せずに取り付けることが
できる。またこの保護板をテープカセットに取り付ける
ことにより、テープカセットの下端面の開口部からの塵
の侵入を防止することができるため、テープを保護する
ことが可能である。また、保護板を用いれば、保護板を
取り付けたテープカセットの前蓋を開口することが可能
である。このため、テープカセット内にテープカセット
の下端面からの塵の侵入を防止しながら、前蓋を開口し
テープの切れの確認やテープの汚れの確認が可能とな
り、レンタルビデオ店等でのテープ切れの確認時でもテ
ープへの塵の侵入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるテープカセット
の上面図
【図2】同テープカセットの側面図
【図3】同テープカセットの下ハーフの底面図
【図4】同テープカセットの下ハーフの上面図
【図5】同テープカセットをテープ再生装置に装着した
時の要部断面図
【図6】同テープカセットをテープ再生装置に装着した
時の他の要部断面図
【図7】本発明の実施の形態2におけるテープカセット
ケースに実施の形態1のテープカセットを収納した状態
の斜視図
【図8】本発明の実施の形態3におけるテープカセット
の下ハーフの上面図
【図9】同テープカセットに保護板を取り付ける状態の
分解斜視図
【図10】同組立後の斜視図
【図11】同要部断面図
【図12】従来のテープカセットの斜視図
【図13】同テープカセットの下ハーフの上面図
【図14】従来のテープ再生装置にテープカセットが装
着された際の要部断面図
【符号の説明】
1,10 テープカセット 2,11 前蓋 4a,10a 上ハーフ 4b,10b 下ハーフ 5,13,14 検出穴 6,18a,18b 検出用突片 7,15 リール収納部 8,16a,16b,17a,17b 遮蔽壁 9,20,21 遮蔽部 19 同期軸 22 テープカセットケース 23 開口部 24 保護板 25 テープ 26,27,28,29 貫通穴 32,33,34,35 突起部 36 フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−274071(JP,A) 特開 平5−178390(JP,A) 実開 平3−110689(JP,U) 実開 昭59−142980(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープを巻回したリールを収納したテー
    プカセットにおいて、テープカセットの少なくとも1つ
    の面に、テープカセットが特定種類であることを判別す
    るための検出穴を少なくとも2つ設け、少なくともいず
    れか一方の検出穴を用いて特定種類であることを判別す
    るテープカセットであって、前記少なくとも2つの検出
    をテープカセットの長軸方向の中心軸の左右にそれぞ
    れ少なくとも1つづつ配設し、しかも少なくとも前記
    つの検出穴の並びはテープカセットの前記長軸方向と短
    軸方向の両方向に対して略平行でなく、かつ前記2つの
    検出穴はそれぞれの検出穴が近い方の短軸からの距離に
    おいて相互に寸法が異なり、しかもそれぞれの検出穴が
    近い方の長軸からの距離においても相互に寸法が異なる
    位置に設けたことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 テープカセットの少なくとも1つの面に
    リール収納部と遮蔽壁を介して遮蔽された遮蔽部を少な
    くとも2つ有し、テープカセットの少なくとも1つの面
    に、テープカセットが特定種類であることを判別するた
    めの検出穴を少なくとも2つ設け、少なくともいずれか
    一方の検出穴を用いて特定種類であることを判別するテ
    ープカセットであって、それぞれの検出穴を異なる前記
    遮蔽部に設けたことを特徴とする請求項1記載のテープ
    カセット。
JP35518696A 1996-12-21 1996-12-21 テープカセット Expired - Fee Related JP3378976B2 (ja)

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