JP3378895B2 - 崩壊性記録シートの製造方法 - Google Patents

崩壊性記録シートの製造方法

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JP3378895B2
JP3378895B2 JP02787698A JP2787698A JP3378895B2 JP 3378895 B2 JP3378895 B2 JP 3378895B2 JP 02787698 A JP02787698 A JP 02787698A JP 2787698 A JP2787698 A JP 2787698A JP 3378895 B2 JP3378895 B2 JP 3378895B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然環境中で崩壊
する特徴を持ち、透明性に優れたシートを提供するもの
である。特に、インクジェット記録特性の優れた崩壊性
記録シートおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】親水性高分子化合物を主成分とする記録
層を設けた記録シートは被記録材、特にOHP用透明記
録材として、現在使用されている。最近では、記録用イ
ンクとして、安全性の観点から、水やアルコールを主成
分とする水溶性インクが用いられることが多くなってい
る。また、インクの小滴を飛翔させ、記録材に付着させ
て記録を行うインクジェット記録法では、その高速印字
適性、多色印刷適性の観点からも、水溶性インクが用い
られることが多い。これらの要求に応えるべく、水溶性
インクを吸収し、定着させることができる受容層に、親
水性高分子化合物を主成分とする記録層を設けた記録シ
ートも多くなってきた。
【0003】ところで、記録層を支持する基材には、物
理的に安定したポリエチレンやポリプロピレン、芳香族
ポリエステル等の合成ポリマーから製造されるものが多
い。特に、透明性が必要な場合は、2軸配向ポリプロピ
レン(OPP)、2軸配向芳香族ポリエステル(OPE
T)等のシートが用いられている。しかし、これらのプ
ラスチックシートは、自然環境中では崩壊することな
く、埋立処理しても地中で減量することはない。このこ
とは、埋立地の延命化を妨げる一因となっている。
【0004】ところで、ここ数年活発に研究されている
生分解性重合体からなるシートは、上記問題を解決する
ものと期待されている。なかでも、脂肪族ポリエステル
は、生分解した後、無毒で安全な低分子化合物になるこ
とから、特に研究が盛んである。生分解性脂肪族ポリエ
ステルとしては、環状ラクトン類を開環重合したポリエ
ステル、合成系脂肪族ポリエステル、菌体内で生合成さ
れるポリエステル、脂肪族多官能アルコールと脂肪族多
官能カルボン酸を縮合して得られるポリエステル等が挙
げられる。
【0005】さらに具体的に、環状ラクトン類を開環重
合して得られるポリエステルとしては、ポリ−ε−カプ
ロラクトン、ポリ−δ−バレロラクトン、ポリ−β−メ
チル−δ−バレロラクトン等が代表的に挙げられる。合
成系脂肪族ポリエステルとしては、環状酸無水物とオキ
シラン類、例えば、無水コハク酸とエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド等との共重合体が挙げられ
る。菌体内で生合成されるポリエステルとしては、ポリ
ヒドロキシブチレート、ポリヒドロキシブチレート/バ
リレート等が挙げられる。また、脂肪族多官能アルコー
ルと脂肪族多官能カルボン酸を縮合して得られるポリエ
ステルとしては、コハク酸またはアジピン酸、あるいは
これら両者からなるジカルボン酸成分と、エチレングリ
コールまたはブタンジオール、あるいはこれら両者から
なるジオール成分を主な構造単位とする脂肪族ポリエス
テルが代表的に挙げられる。また異なるポリエステルと
して、酸成分に、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン二
酸等の化合物、または、これらの無水物や誘導体を縮合
して得られるポリエステル、アルコール成分に、ヘキサ
ンジオール、オクタンジオール、シクロヘキサンジメタ
ノール等の化合物、およびこれらの誘導体を縮合して得
られるポリエステル、また、溶融粘度の向上のためポリ
マー中に分岐を設ける目的で、3官能以上のカルボン
酸、アルコールあるいはヒドロキシカルボン酸を極少量
共重合して得られるポリエステルが挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの脂肪
酸ポリエステルはガラス転移点が室温以下で、結晶性が
高く、室温では結晶状態にあるので、溶融押出した場
合、急冷しても球晶の成長を抑えることは困難で、不透
明化し、透明シートとしては適さない。
【0007】例えば、特開平6−239014号公報
は、上記に示される種々の生分解材料を用いた記録用基
材について開示しているが、いずれにおいても透明性に
難がある。特に、OHP用記録シーとして用いる場合は
少なくとも、直線光線透過率が70%以上必要であり、
これを下回るとOHPで投影したとき鮮明な像を得るこ
とができない。さらに、現在広く用いられているOPE
Tシートと比べると、明らかに腰(弾性率)が不足し、
これを補うには厚みを増さざるを得ないため、さらに透
明性が低下する結果を招く。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決するため、水溶性インク受容層(記録層)と生分解性
の基材とからなり、全体として崩壊性で直線光線透過率
の高い記録材、特にOHP用記録材およびその製造方法
を提供するものである。
【0009】 本発明の要旨の第1は、L−乳酸単位:
D−乳酸単位の割合が100:0〜94:6もしくは
6:94〜0:100のポリ乳酸系重合体からなる基材
上に、下記式(1)又は式(2)で表される繰り返し単
位から構成される親水性高分子化合物を主成分とする記
録層を備え、直線光線透過率が70%以上であることを
特徴とする崩壊性記録シートにある。 −[AY]− (1) −[AYAR]− (2) 上記式(1)および式(2)中、Aは、下記式(3)
【0010】
【化1】
【0011】(上記式(3)中、Xは、水素原子または
炭素数1以上の炭化水素基である。また、x、yおよび
zは、0または1以上の整数であり、Xが炭素数1以上
の炭化水素基である場合は、次の式:44(x+z)/
(炭素数3以上のα−オレフィンオキシドの分子量)y
=80/20〜94/6を満足する。)で表されるポリ
アルキレンオキシド残基であり、Yは、活性水素を2個
有する有機化合物残基であり、Rは、ジカルボン酸類化
合物残基またはジイソシアネート系化合物残基である。
【0012】第2は、上記基材が、2軸配向ポリ乳酸系
重合体シートであることを特徴とする要旨第1の崩壊性
記録シートにある。
【0013】第3は、ポリ乳酸系重合体と、上記式
(1)または(2)で表される繰り返し単位から構成さ
れる親水性高分子化合物を主成分とする組成物を共押出
することを特徴とする要旨第1または2の崩壊性記録シ
ートの製造方法にある。
【0014】第4は、上記共押出後、得られたシートを
2軸配向させることを特徴とする要旨第3の崩壊性記録
シートの製造方法にある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の詳細について説明する。
本発明シートにおいて、基材を構成するポリ乳酸系重合
体としては、ポリ乳酸が最も一般的なものである。ガラ
ス転移点が室温以上であるポリ乳酸は、成形方法にもよ
るが、透明な基材シートを得ることのできる分解性重合
体である。
【0016】ポリ乳酸の構造単位には、2種類の光学異
性体のL−乳酸単位およびD−乳酸単位があり、これら
2種の構造単位の割合で結晶性が異なる。例えば、L−
乳酸単位とD−乳酸単位の割合がおおよそ80:20〜
20:80のランダム共重合体では結晶性を持たず、ガ
ラス転移点60℃付近で軟化する透明完全非晶性重合体
となる。一方、L−乳酸単位のみ、またはD−乳酸単位
のみからなる単独重合体はガラス転移点は同じく60℃
程度であるが、180℃以上の融点を有する半結晶性重
合体となる。この半結晶性ポリ乳酸は、溶融押出した
後、直ちに急冷することで、透明性の優れた非晶性の材
料になる。また、透明なポリ乳酸材料を得る、さらに好
ましい方法は、ポリ乳酸を、1軸延伸もしくは2軸延伸
して分子を配向させた後、熱処理することにある。これ
によって、可視光線の波長以上の大きさを持つ球晶の成
長を抑制しながら、結晶化させることができる。
【0017】また、本発明において、ポリ乳酸系重合体
としては、上記のポリ乳酸だけでなく、必要なポリ乳酸
の性質を損なわない程度に、他のヒドロキシカルボン酸
等を共重合したものであってもよい。さらに、少量の鎖
延長剤、例えば、ジイソシアネート化合物、エポキシ化
合物、酸無水物等を使用して分子量を増大したものでも
よい。ポリ乳酸系重合体としては、重量平均分子量6万
から70万の範囲のものが好ましい。この範囲を下回る
場合は、実用物性がほとんど発現されず、上回る場合に
は、溶融粘度が高すぎ成形加工性に劣る。
【0018】ポリ乳酸の製造方法としては、特に制限は
なく、縮重合法、開環重合法等、公知の諸方法を採用す
ることができる。例えば、縮重合法では、L−乳酸、D
−乳酸またはこれらの混合物を、直接脱水縮重合し任意
の組成を持つポリ乳酸を得ることができる。また、開環
重合法では、乳酸の環状2量体であるラクチドを、必要
に応じて重合調整剤等を用い、選ばれた触媒の存在下で
重合してポリ乳酸を得ることができる。ラクチドには、
L−乳酸の2量体であるL−ラクチド、D−乳酸の2量
体であるD−ラクチド、さらにL−乳酸とD−乳酸から
なるDL−ラクチドがあり、これらを適切な比率で混合
して重合することにより、任意の組成、結晶性を持つポ
リ乳酸を得ることができる。特に、ポリ乳酸を2軸延伸
した後、熱処理することで透明性を維持しつつ結晶化さ
せ、熱収縮性を抑制する場合、その結晶性を考慮する
と、重合体中のL−乳酸単位とD−乳酸単位の割合が、
100:0〜94:6もしくは6:94〜0:100の
範囲内であることが好ましい。この範囲外では、十分に
熱収縮性を抑制できるほどの結晶化度が得られない。
【0019】基材シートの製膜には、公知の任意の方法
を採用することができる。例えば、上記のポリ乳酸系重
合体に、必要に応じて滑剤や帯電防止剤等の添加剤を混
合した重合体組成物を、T−ダイより溶融押出して、回
転するキャスティングドラムで引き取りながら急冷し
て、固化させる方法でもよいし、丸ダイより円筒状に溶
融ポリマーを引き上げ、空冷しながら、同時に風船状に
膨らまして製膜するインフレーション法でもよい。一般
には、後者の方が、冷却速度が遅くなり、結晶化しやす
く、シートの透明性には不利な条件となるが、空気の代
わりに水を用いて、冷却効率をあげることもできる。
【0020】また、2軸配向した基材シートは、例えば
上記の方法で製膜されたシートを、既存のロール式、テ
ンター式のフラット延伸機や、チューブラー式延伸機等
を用いて、延伸することによって得られる。延伸温度
は、ポリ乳酸系重合体のガラス転移温度から結晶化温度
の範囲内で、延伸倍率は少なくとも1軸方向に6倍以下
の範囲内で、シートの配向度を考慮しながら選択する。
熱収縮を極力抑えたいときは、結晶性を有するポリ乳酸
系重合体を使用し、その2軸延伸後のシートの結晶化温
度から融点までの範囲内で、シートの緊張状態を保持し
ながら数秒以上熱処理することで得られる。
【0021】本発明シートにおいて、水溶性インク受容
層(記録層)の主成分となる親水性高分子化合物は、水
に対して親和性を持つ種々の化合物から適切なものが選
ばれる。親水性化合物の多くは、水に溶けやすい性質を
持つので、水溶性インクがこの記録層に載ると、定着す
る前に流れ出したり、ぼやけたりする問題も含む。イン
クの定着性は、そのインクが記録層に速やかに吸収され
ることが好ましく、逆にインクに記録層成分が吸収され
てしまうものは定着性が悪い。したがって、記録層は分
子量の大きな成分すなわち高分子化合物が好ましく、少
量の水では容易に基材から剥がれないことが重要であ
る。
【0022】本発明でいう「親水性高分子化合物を主成
分とする記録層」とは、記録層を構成する成分のうち、
親水性高分子化合物が重量比でもっとも多いことをさ
し、好ましくは50%以上である。記録層に含まれる化
合物は上述した記録層に望まれる特性を阻害しないもの
であれば、特に限定されることはない。例えば、無機ま
たは有機のフィラー、界面活性剤、増粘剤等を含有する
ことができる。
【0023】このような点を考慮して選択される、親水
性高分子化合物(親水性樹脂)は、下記式(1)または
式(2)で表される繰り返し単位から構成される親水性
高分子化合物である。 −[AY]− (1) −[AYAR]− (2) 上記式(1)および式(2)中、Aは、下記式(3)
【0024】
【化1】
【0025】(上記式(3)中、Xは、水素原子または
炭素数1以上の炭化水素基である。また、x、yおよび
zは、0または1以上の整数であり、Xが炭素数1以上
の炭化水素基である場合は、次の式:44(x+z)/
(炭素数3以上のα−オレフィンオキシドの分子量)y
=80/20〜96/4を満足する。)で表されるポリ
アルキレンオキシド残基であり、Yは、活性水素を2個
有する有機化合物残基であり、Rは、ジカルボン酸類化
合物残基またはジイソシアネート系化合物残基である。
【0026】すなわち、本発明の崩壊性記録シートに使
用する親水性高分子化合物を構成している繰り返し単位
は、上記式(1)または式(2)に示されるように、
A、YおよびRの3種の化合物残基を含む。これらの中
で、記録層の機能を決める最も重要なものは、Aのポリ
アルキレンオキシド残基である。
【0027】上述した重量比、すなわち44(x+z)
/(炭素数3以上のα−オレフィンオキシドの分子量)
yが80/20より小さいと親水性が低下し、インク吸
収性、印刷適性で劣るものとなる。一方、94/6を超
えると、インクの滲み耐水性等の点で劣るものとなる。
Xは前記式(1)または(2)の高分子化合物に疎水性
を付与する機能を有するものであり、例えば好ましいも
のとしてはエチル基等のアルキル基等が挙げられ、x、
y、zの割合を上述の範囲内とすることにより、親水性
を失わず、かつ、水に対して不溶化することができる。
一方、Xが水素原子の場合は全体がエチレンオキシド鎖
となり、インク吸収性には優れる傾向にあるが、耐水性
には劣る傾向にある。
【0028】この高分子化合物は、例えばエチレングリ
コールにエチレンオキシドを付加重合した後、アルキレ
ンオキシドを付加重合し、さらにエチレンオキシドを付
加重合して生成したポリアルキレンオキシドにジカルボ
ン酸化合物またはジイソシアネート化合物を反応させて
生成することができる。
【0029】ここで活性水素を2個有する有機化合物と
しては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ビス
フェノールA,ブチルアミン、アニリン、ポリテトラメ
チレングリコール等が挙げられる。
【0030】また、ジカルボン酸類化合物としては、ジ
カルボン酸、ジカルボン酸無水物、ジカルボン酸の低級
アルキルエステルが挙げられる。上記、ジカルボン酸と
しては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マロ
ン酸、セバシン酸、フマル酸、アジピン酸等が挙げら
れ、ジカルボン酸無水物としてはこれらの無水物が挙げ
られる。またジカルボン酸の低級アルキルエステルとし
ては、上記各種ジカルボン酸のメチルエステル、ジメチ
ルエステル、エチルエステル、ジエチルエステル、プロ
ピルエステル等がある。
【0031】またジイソシアネート化合物としては、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、トルエ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等が
挙げられる。
【0032】本発明シートの製造方法としては、ポリ乳
酸系重合体からなる基材上に、親水性高分子化合物を主
成分とする記録層を設けることのできるものであれば特
に制限はなく、種々の公知の積層方法が採用できる。な
かでも、次のような方法が重要である。 親水性高分子化合物フィルムを、接着剤を介して、
基材シートと貼り合わせる方法、 親水性高分子化合物を融解させて、基材シートに塗
布する方法、 親水性高分子化合物を、水溶液やアルコール溶液等
にして、基材シートに塗布した後、乾燥する方法、 親水性高分子化合物およびポリ乳酸系重合体を、別
々の押出機で溶融させた後、共押出して積層シートとす
る方法、 の積層シートを延伸・熱処理する方法。
【0033】ポリ乳酸系重合体のガラス転移点は60℃
程度で、これ以上の温度では、シートは軟化し、ゴム状
態を経て流動する場合がある。2軸配向ポリ乳酸系重合
体シートでは、この温度を越えても結晶化しているため
融点以下であればゴム状になることはないが、それでも
弾性率の低下は免れない。特に100℃以上ではシート
の収縮が大きく、寸法安定性に難がある。したがって、
ポリ乳酸系重合体シートのこれらの欠点を考慮して積層
する必要がある。
【0034】積層方法は、いわゆるウェットラミ方式
でも、ドライラミ方式でも行うことができる。ラミネー
ト時の接着剤としては、ビニル系、アクリル系、ポリア
ミド系、ポリエステル系、ウレタン系、ゴム系等が用い
られる。通常、ラミネーターで貼り合わせを行う場合に
は、貼り合わせ前にシートを予熱し、貼り合わせ後にも
溶剤の乾燥と接着剤の硬化を目的にして、エージングす
ることが多いが、シートが軟化して平面性を損なった
り、収縮したりしないように、予熱やエージングの加熱
温度は80℃以下にする必要がある。また、記録層をご
く薄いものにする場合、ラミネート時に巻き出される親
水性重合体フィルムの強度や腰がないものでは、張力が
かかるとフィルムが破断したり、伸長して精密にラミネ
ートできない場合があるので注意を要する。
【0035】積層方法では、親水性高分子化合物を押
出機等で溶融させ、フィルム状に押出したものを、巻き
出されたポリ乳酸系重合体基材シートに、ロールで圧着
して、あるいはローラーで熱圧着させて、貼り合わせる
方法である。貼合わせ時の、親水性高分子化合物フィル
ムの温度は、80℃を越えないことが重要である。これ
以上の温度では、と同様に、基材シートの変形を生じ
させる恐れがある。
【0036】積層方法では、ポリ乳酸系重合体シー
ト、好ましくは2軸配向シートに、親水性高分子化合物
溶液を、ノズルから噴霧して塗布したり、あるいはロー
ラーで塗布した後、シートを乾燥する。この時の乾燥温
度は、80℃を越えないことが好ましい。水溶液の場
合、80℃以下の乾燥では長時間を要し、短時間に仕上
げるためには減圧乾燥する必要があり、工程上不利であ
る。乾燥を容易にする点では、アルコール等の低沸点溶
剤を用いるのが好ましい。
【0037】積層方法では、基材を形成すべきポリ乳
酸系重合体および記録層を形成すべき親水性高分子化合
物を、それぞれ別々の押出機で溶融した後、同一の導管
内に導き、そのまま押出してシートを得る、いわゆるフ
ィードブロック法や、2層に別れた口金に、それぞれの
溶融樹脂を導き押し出す、いわゆるマルチマニホールド
法等、公知の方法を採用することができる。しかし、汎
用の親水性高分子化合物は、いわゆる湿式法でフィルム
化されるものが多く、溶融押出し可能なものは限られて
いる。さらに、上記のように記録層として優れた性質を
併せ持つものは、ほとんどないのが現状である。本発明
上、重要な点は、上記式(1)および式(2)で表され
る繰り返し単位から構成される親水性高分子化合物が、
溶融押出し可能で、かつ記録層としても優れた性質を有
するものであり、これらを共押出して積層シートを製造
することを見出したことにある。
【0038】さらに、本発明で用いられる親水性高分子
化合物の有用な点は、ポリ乳酸系重合体からなる基材と
の積層シートが、そのまま延伸・熱処理可能であり、
の製造方法についても利点が得られることである。の
方法で共押出して得られた積層シートを、テンター等で
延伸する場合、基材となるポリ乳酸系重合体と同条件
で、延伸・熱処理が可能な親水性高分子化合物を用いる
必要がある。すなわち、ポリ乳酸系重合体の延伸時の温
度は、50〜90℃、好ましくは60〜80℃に設定さ
れるため、この温度で親水性高分子化合物層も、軟化し
てゴム状、または溶融して半液状となって、基材の延伸
に追随できるものでなければならない。また、ポリ乳酸
系重合体を配向させる場合は、延伸後、熱固定を目的と
して、直ちに熱処理を行うことがある。その温度は、通
常、重合体のガラス転移点〜融点までの間に設定され、
最も高い場合で180℃程度の温度下に、数秒間さらさ
れることがある。このとき、親水性高分子化合物層が容
易に分解するものでは、この方式での積層フィルムの製
造は困難となる。
【0039】本発明で用いられる、上記式(1)および
式(2)で表される繰り返し単位から構成される親水性
高分子化合物は、融点がおよそ60℃であり、延伸時の
条件下では容易に溶融して、基材となるポリ乳酸系重合
体の延伸に追随可能となる。この点で特に限定するもの
ではないが、親水性高分子化合物としては、分子量の大
きいもの、すなわち溶融粘度の高いものの方が有利であ
る。粘度が低すぎると、延伸時に親水性高分子化合物層
が流動し、厚み精度が低く、また外観の悪いシートを得
ることになる。また、本発明で用いられる、親水性高分
子化合物は、いずれも、分解温度が200℃以上であ
り、熱処理条件下で容易に分解し、外観を悪くすること
もない。
【0040】また、本発明シートは、その使用条件によ
って高い耐水性を要求される場合には、上記親水性高分
子化合物層に、電離性放射線または紫外線を照射して、
架橋させることが好ましい。その照射により、上記親水
性高分子化合物は架橋して、水を包含した状態における
強度が向上する。また、架橋部分は親水性を保持してイ
ンクの吸収性は良好でありながら、インクの乾燥が速く
なり、異色インクの流れ出しを制御しつつ、鮮明な記録
を行うことができる。電離性放射線としては、電子線、
γ線、X線等を利用することができる。照射は、窒素等
の不活性ガスで置換する等した、実質的に無酸素の状態
で行うのが好ましい。電離性放射線の照射量は、吸収線
量で0.5〜20Mradの範囲が好ましい。
【0041】本発明シートにおいては、直線光線透過率
が70%以上であることが必要であり、これを下回ると
OHPで投影したとき鮮明な像を得ることができない。
しかして、ここで直線光線透過率とは、入射光として、
試料シート表面に対して垂直方向の平行光線を使用した
場合の、入射光量に対する透過光量の割合を、JISK
7105に準拠して測定したものである。一般に光線
透過率は、直線透過率と拡散透過率にわけられ、これら
を合わせて全透過率という。このうち、拡散透過は入射
光に対して、通常の媒体の屈折率に依存せずに透過する
ことである。したがって、全体に透明であっても拡散透
過率の高いシートでは、OHPで投影しても、画像がぼ
やけるなどの問題が生じ、全体に不鮮明感を得ることに
なる。
【0042】
【実施例】以下に実施例を示すが、これらにより本発明
は何ら制限を受けるものではない。なお、実施例で得ら
れる記録シートの物性の測定、評価は次に示すような条
件で行った。
【0043】(1)直線光線透過率 JIS K 7105に準拠して、測定を行った。値が
大きいほど透明性に優れていることを示す。
【0044】(2)インクの流れ出し インクジェット式プリンターを使用し、黒色インクで印
字した。目視により観察して、記録シート表面上のイン
クの流れ出しの有無を判定した。インクが吸収され切ら
ずに、インクの流れが起こったものを×、インクの流れ
はないものの文字がぼやけているものについては△、流
れやぼやけのない良好なものを○と表記した。
【0045】(3)高湿度雰囲気下での印字画像のべと
つき (2)で印字したシートを30℃×95%RHの雰囲気
下で24時間放置した。その後、記録シート表面を触指
して、タック感の有無を判定した。
【0046】(4)OHP適性 オーバーヘッドプロジェクター(OHP)を用い、
(2)で印字した記録画像をスクリーンに投影し、目視
観察でOHP適性を判定した。印字されていない箇所が
明るく、印字とのバランスにおいて鮮明で見やすいもの
を○、印字されていない箇所が暗く、印字部が鮮明に写
し出されないものを×と表記した。
【0047】なおまた、以下の実施例で使用した親水性
高分子化合物は、次のようにして製造した。 (製造例1)エチレングリコールにエチレンオキシドを
付加重合した後、ブチレンオキシドを付加重合し、さら
にエチレンオキシドを付加重合して、ポリアルキレンオ
キシド高分子化合物(PAO:重量平均分子量15,0
00)を得た。本化合物は、前記式(1)で表されるも
のであり、また式(3)中のX、x、yおよびzは、そ
れぞれ、下記の通りであった。 X=エチル基、x=69、y=21、z=69 なお、x、y、zから計算される重量比は、44(x+
z)/72y=80/20であった。
【0048】(製造例2)製造例1で作製したポリアル
キレンオキシド高分子化合物100重量部に、ジメチル
テレフタレートを1.4重量部加え、エステル交換反応
を行い親水性高分子化合物(EE1:重量平均分子量1
30,000)を得た。本化合物は、前記式(2)で表
される繰り返し単位から構成されるものであり、式
(2)中のYおよびRは、それぞれ、下記の通りであっ
た。
【0049】
【化2】
【0050】(製造例3)エチレングリコールにエチレ
ンオキシドを付加重合した後、α−オレフィンオキシド
(炭素数12と炭素数14のエポキシド化合物の混合
物、分子量196)を付加重合し、さらにエチレンオキ
シドを付加重合したポリアルキレンオキシド化合物(重
量平均分子量約13,000)に、セバシン酸ジメチル
を1.9重量部加え、エステル交換反応を行い親水性高
分子化合物(EE2:重量平均分子量120,000)
を得た。
【0051】本化合物は、前記式(2)で表される繰り
返し単位から構成されるものであり、同式(2)中の
Y、Rおよび式(3)中のX、x、y、zは、それぞ
れ、下記の通りである。 Y:−OCH2 CH2 O− R:−OC(CH2 8 CO− X:炭素数10のアルキル基と炭素数12のアルキル基
の混合でその混合比(重量比)は下記の通り。(炭素数
10のアルキル基/炭素数12のアルキル基=56/4
4) x=56、y=2、z=84 なお、x、y、zから計算される重量比は、44(x+
z)/196y=94/6であった。x、zから計算さ
れる重量割合z/(x+z)は、60%であった。
【0052】(参考実施例1)ポリ乳酸((株)島津製
作所製、商品名:ラクティ1000、重量平均分子量約
20万、重合体中のL−乳酸単位とD−乳酸単位の割合
が99:1)を30mmφ小型単軸押出機を用い、溶融
押出した後、表面温度57℃にしたキャスティングドラ
ムで急冷しながら引き取り、厚み100μmのシートを
作製した。この作製したシートをエネルギー25W/m
2 /分のコロナ処理をした後、易接着性ウレタンを厚さ
2μmになるように塗布して、40℃で6時間エージン
グした。
【0053】上記ポリ乳酸シートの易接着処理面に、製
造例1で製造した親水性高分子化合物(PAO)を濃度
50重量%のメタノール溶液に調整したものを、乾燥後
の厚みが3μmになるようにメイヤーバーで塗布した
後、60℃のオーブン中に1時間乾燥させ、さらに40
℃で1日間エージングを行い記録シート得た。その評価
結果を表1に示す。
【0054】(実施例2)製造例2で製造した親水性高
分子化合物(EE1)および実施例1で使用したポリ乳
酸を、それぞれ異なった40mmφ単軸押出機に投入し
て、同一のマルチマニホールド式のT−ダイに導き、2
層共押出しを行って、積層シートを作製した。押出温度
はどちらも200℃であり、厚みは親水性高分子化合物
記録層が約5μm、ポリ乳酸基材層が100μmとなる
ようにした。得られたシートの評価を表1に示す。
【0055】(実施例3)実施例2と同様にして、親水
性高分子化合物記録層の厚みが約30μm、ポリ乳酸基
材層の厚みが約500μmの積層シートを作製し、続い
て、長手方向に75℃で2.3倍にロール延伸、次い
で、幅方向にテンターで70℃で2.5倍に延伸した。
延伸後、テンターの熱処理ゾーンで温度130℃、処理
時間30秒で熱処理を行って、2軸配向ポリ乳酸を基材
とした、全厚みが約90μm(うち、記録層約5μm)
の記録シートを得た。得られたシートの評価を表1に示
す。
【0056】(参考実施例4)ポリ乳酸単体を、実施例
3と同条件で、溶融押出し、延伸・熱処理して厚さ約1
00μmの2軸配向ポリ乳酸シートを作製した。このシ
ートの片面に、参考実施例1で示した方法で、厚さ2μ
mの易接着ウレタン処理層を設けた。
【0057】一方、製造例3で製造した親水性高分子化
合物(EE2)を、30mmφ小型単軸押出機より14
0℃でTダイより溶融押出し、温度45℃に設定したキ
ャストロールに導いてフィルム状にした。このとき、い
わゆる押出しラミネート方式で、2軸配向ポリ乳酸シー
トに積層した。すなわち、押出した親水性高分子化合物
がキャストロールで冷却固化する前に、上記2軸配向ポ
リ乳酸シートを巻出し、親水性高分子化合物フィルムの
キャストロール面とは反対の面と、ポリ乳酸シートの易
接着処理面が向き合って重なるようにし、ロールで圧着
した。この方法で得られた記録シートの親水性高分子化
合物記録層は7μmであった。得られたシートの評価を
表1に示す。
【0058】(実施例5)実施例3で作製した記録シー
トに、γ線を吸収線量で10Mrad照射して、記録層
の親水性高分子化合物が架橋した記録シートを得た。
【0059】(比較例)実施例2において、ポリ乳酸の
代わりにポリブチレンサクシネートアジペート(昭和高
分子(株)、商品名:ビオノーレ#1001)を用いた
以外は、同様にして親水性高分子化合物記録層の厚さ約
5μm、ポリブチレンサクシネート基材層の厚さ100
μmの共押出積層シートを作製した。
【0060】
【表1】
【0061】実施例1〜5の記録シートは、いずれも、
透明性が高く、OHP特性に優れている。なかでも、実
施例2〜5は、インクの定着性に優れ、汚れにくいこと
がわかる。特に、実施例5で得たシートは、高湿度下で
も高い耐水性を持ち、記録シートとしては、実施例中最
も優れている。一方、比較例では、基材の透明性が低
く、OHP適性はないことがわかる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、十分に熱収縮性を抑制
できるほどの結晶化度が得られる記録シートであって、
自然環境中で崩壊する特徴を持ち、透明性に優れ、さら
にインキの吸収性がよく、印字したインキの流れ出し
や、高湿度下において印字画面がにじんだり、べとつい
たりすることのない、インクジェット記録特性に優れた
崩壊性記録シートを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29K 67:00 B29K 67:00 75:00 75:00 B29L 7:00 B29L 7:00 (56)参考文献 特開 平9−39379(JP,A) 特開 昭61−32787(JP,A) 特開 平7−125410(JP,A) 特開 平7−195827(JP,A) 特開 平6−23836(JP,A) 特開 平9−157408(JP,A) 特開 平11−198522(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/00 C08L 67/04 B29C 55/12 B32B 27/36 B32B 27/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L−乳酸単位:D−乳酸単位の割合が1
    00:0〜94:6もしくは6:94〜0:100の
    リ乳酸系重合体と、下記式(1)または式(2)で表さ
    れる繰り返し単位から構成される親水性高分子化合物を
    主成分とする組成物とをそれぞれ溶融して共押出
    該共押出後、得られたシートを60〜80℃で延伸して
    2軸配向させ、必要に応じて熱処理することにより、L
    −乳酸単位:D−乳酸単位の割合が100:0〜94:
    6もしくは6:94〜0:100のポリ乳酸系重合体か
    らなる基材上に上記親水性高分子化合物を主成分とする
    記録層を備え、直線光線透過率が70%以上である崩壊
    性記録シートを製造することを特徴とする崩壊性記録シ
    ートの製造方法。 −[AY]− (1) −[AYAR]− (2) 上記式(1)および式(2)中、Aは、下記式(3) 【化1】 (上記式(3)中、Xは、水素原子または炭素数1以上
    の炭化水素基である。また、x、yおよびzは、0また
    は1以上の整数であり、Xが炭素数1以上の炭化水素基
    である場合は、次の式:44(x+z)/(炭素数3以
    上のα−オレフィンオキシドの分子量)y=80/20
    〜94/6を満足する。)で表されるポリアルキレンオ
    キシド残基であり、Yは、活性水素を2個有する有機化
    合物残基であり、Rは、ジカルボン酸類化合物残基また
    はジイソシアネート系化合物残基である。
  2. 【請求項2】 上記の親水性高分子化合物は、エチレン
    グリコールにエチレンオキシドを付加重合した後、ブチ
    レンオキシドを付加重合し、さらにエチレンオキシドを
    付加重合することによりポリアルキレンオキシド高分子
    化合物を得、得られたポリアルキレンオキシド高分子化
    合物にジメチルテレフタレートを加えてエ ステル交換反
    応を行って得られる親水性高分子化合物であることを特
    徴とする請求項1に記載の崩壊性記録シートの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 親水性高分子化合物を主成分とする記録
    層に電離性放射線または紫外線をして、記録層の親水性
    高分子化合物を架橋させることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の崩壊性記録シートの製造方法。
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