JP3378022B2 - Icカード端末装置 - Google Patents
Icカード端末装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ICカードに対して
読出し・書込み処理等を行うICカード端末装置に関す
る。 【0002】 【発明の詳細な説明】 【従来の技術】現在、カード型の情報記憶媒体として、
磁気ストライプカード等に換わって、記憶容量が大きく
セキュリティ性の優れたICカードが用いられてきてい
る。 【0003】ICカードに対してデータの読出し・書込
み等を行うICカード端末装置には、キー入力手段から
の入力に基づいてICカード端末装置内のメモリに記憶
された処理プログラムを起動してICカードに対する各
種の作業を実行するといった処理(以下、オフライン処
理という)を行うものと、ホストコンピュータから受け
たデータに基づいて、そのデータをICカードに送出し
た後ICカードから受けた応答信号をホストコンピュー
タに送信したり、そのデータに対応する処理プログラム
をICカード端末装置内のメモリから読出して実行し、
ICカードに対する作業を行うといった処理(以下、オ
ンライン処理という)を行うものの2種類がある。 【0004】オフライン処理を行うICカード端末装置
は、プロセッサと、メモリと、ICカードとの間でデー
タの授受を行うインタフェースを内蔵するとともに、キ
ー入力手段や表示部等を備えている。一方、オンライン
処理を行うICカード端末装置は、プロセッサと、メモ
リと、ICカードとの間でデータの授受を行うインタフ
ェース以外に、ホストコンピュータとの間でデータの授
受を行うインタフェースをも内蔵している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
のICカード端末装置にあっては、オフライン処理を行
うICカード端末装置ではオンライン処理ができず、オ
ンライン処理を行うICカード端末装置ではオフライン
処理ができないため、フレキシビリティに欠けるという
欠点があって、特に、接続されるICカード端末装置の
数が多くなると、ホストコンピュータ側での処理ロード
が重くなり、接続されるまでに時間がかかる問題があっ
た。 【0006】この発明は、このような従来技術の問題点
を解決するためのものであって、オフライン処理とオン
ライン処理の両方を行うことが可能なICカード端末装
置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
のこの発明のICカード端末装置の特徴は、プロセッサ
と、メモリと、ICカードとの間でデータの授受を行う
第1のインタフェースと、ホストコンピュータとの間で
データの授受を行う第2のインタフェースと、キー入力
手段とを有し、処理モードをホストコンピュータに接続
されホストコンピュータから受けた電文に応じた処理を
行うオンライン処理モードか、ホストコンピュータから
切り離されキー入力手段からの入力に応じた処理を行う
オフライン処理モードかのいずれかに切換えるICカー
ド端末装置であって、プロセッサは、処理モードがオン
ライン処理モードであってホストコンピュータからIC
カードへの電文を受けたときには、このICカードへの
電文をICカードに送出してICカードから受けた応答
情報をホストコンピュータに送信し、処理モードがオン
ライン処理モードであってホストコンピュータから自己
についての電文を受けたときには、この電文に対応する
処理のプログラムをメモリから読出して実行し、処理モ
ードがオフライン処理モードであってキー入力手段から
入力されたデータを受けたときには、このキー入力手段
から入力されたデータに対応する処理のプログラムをメ
モリから読出して実行するものであり、前記オンライ処
理モードにおいて、前記ホストコンピュータから前記オ
フライン処理モードへの変更命令を受けたときには前記
キー入力手段から入力されたデータをICカードに格納
されたID情報と照合して両者が一致した後に前記オフ
ライン処理モードに切換え、かつ前記オフライン処理モ
ードにおいて、前記キー入力手段から入力されたデータ
が前記オンライン処理モードへの変更命令を示すときに
前記キー入力手段から入力されたデータをID情報と照
合して両者が一致した後に前記オンライン処理モードに
切換える処理モード切換手段を有するものである。 【0008】 【作用】ホストコンピュータからの命令またはキー入力
手段からの入力に基づいて処理モードを切換えることに
よって、オンライン処理とオフライン処理とを1台のI
Cカード端末装置で行うことができる。また、処理モー
ドを切換える前にID情報の照合を行うことによりセキ
ュリティの高いシステムの構築が可能となる。また、ホ
ストコンピュータ側でICカード端末装置に対する処理
が終了したときに変更命令を発生することにより勝手に
そのICカード端末装置を切り離すことができるので、
ホストコンピュータ側での処理ロードが軽減し、ホスト
コンピュータ側で接続ラインを解放しておく時間を多く
採ることができ、多くのICカード端末装置がホストコ
ンピュータ側に接続できるとともに接続までの待ち時間
がほとんどなくなる。 【0009】 【実施例】図1は、この発明のICカード端末装置の一
実施例の回路構成のブロック図を表す。ICカード端末
装置1は、内部に内蔵ROM71と内蔵RAM72とを
有するマイクロプロセッサ7と、端末固定業務処理プロ
グラム81等が格納された第1のプログラム記憶メモリ
8と、処理モード切換え処理プログラム91が格納され
た第2のプログラム記憶メモリ9と、ICカード3との
間で通信線11を介してデータの授受を行うICカード
インタフェース5と、ホストコンピュータ2との間で通
信線6を介してデータの授受を行うホストコンピュータ
インタフェース4と、キー入力手段10とを有し、マイ
クロプロセッサ7と他の各構成要素とがバスで接続され
ている。 【0010】処理モードがオンライン処理の場合、プロ
セッサ7は、ホストコンピュータインタフェース4を介
してホストコンピュータ2から受けた電文に応じて以下
の処理を行う。まず、ホストコンピュータ2から受けた
電文がICカード3に対して送信されたものであるとき
には、プロセッサ7は、その電文をICカードインタフ
ェース5を介してICカード3に送出し、その後ICカ
ード3から受けた応答情報をホストコンピュータ2に送
信する。つぎに、ホストコンピュータ2から受けた電文
がICカード端末装置1に対して送信されたものである
ときには、プロセッサ7は、その電文に対応する処理プ
ログラムを第1のプログラム記憶メモリ8から読出して
実行し、その処理の実行結果データをホストコンピュー
タ2に送信する。ただし、ホストコンピュータ2から受
けた電文が処理モード変更命令であるときには、プロセ
ッサ7は、暗証番号照合プログラム82を起動して暗証
番号の入力処理及びICカード3による照合処理を行
い、ICカード3から照合結果を受けてICカード使用
者の正当性を確認した後、第2のプログラム記憶メモリ
9に記憶されている処理モード切換処理プログラム91
を起動してICカード端末装置1の内部状態をオフライ
ン処理モードの状態に切換える。なお、この場合のモー
ド切換は、例えば、それぞれのモードに応じた環境設定
プログラムが内蔵RAM72の特定領域に読込まれ、ソ
フトスイッチによりステータス設定が行われることによ
る。 【0011】一方、処理モードがオフライン処理である
場合、プロセッサ7は、キー入力手段10から入力され
たデータに対応する処理のプログラムを第1のプログラ
ム記憶メモリ8から読出して実行する。ただし、そのデ
ータが処理モード変更命令であるときには、前述のよう
にプロセッサ1が暗証番号照合プログラム82を起動
し、暗証番号の入力処理及びICカード3による照合処
理が行われる。その結果、ICカード使用者の正当性が
確認されたときには、プロセッサ7は、第2のプログラ
ム記憶メモリ9に記憶されている処理モード切換処理プ
ログラム91を起動してICカード端末装置1の内部状
態をオンライン処理モードの状態に切換える。 【0012】第2図は、処理モードがオンライン処理の
状態からオフライン処理へ移行するまでの処理の一例の
フローチャートを表す図である。例えば、初期状態にお
いてオンライン設定になっているような場合、プロセッ
サ7は、ホストコンピュータインタフェース4を介して
ホストコンピュータ2から電文を受けたとき(ステップ
201)、その電文の種類を判定し(ステップ20
2)、その結果に応じて以下のような処理を行う。 【0013】まず、その電文がICカード3に対して送
信されたものであるときには、プロセッサ7は、その電
文の内容をICカードインタフェース5を介してICカ
ード3に送出する(ステップ203)。その後、ICカ
ード3が送出した応答情報を受信し(ステップ20
4)、この応答情報をホストコンピュータ2へ送信する
(ステップ205)。 【0014】つぎに、ステップ201で受けた電文がI
Cカード端末装置1に対して送信されたものであって、
かつ処理モード変更命令でないときには、プロセッサ7
は、その電文に対応する処理プログラムをプログラム記
憶メモリ8から読出して実行し(ステップ206)、そ
の実行結果のデータをホストコンピュータ2へ送信する
(ステップ207)。 【0015】ステップ205又はステップ207が終了
したとき、プロセッサ7は、これらのステップで実行し
た処理が実行後に処理モードの切換えを必要とするもの
であるか否か、あるいはこれらのステップでの処理を実
行した結果処理モードを切換える必要が生じたか否かの
判定処理を行い(ステップ208)、処理モードを切換
える場合には暗証番号入力処理(ステップ209)に移
行し、処理モードを切換えない場合にはステップ201
へ戻る。 【0016】一方、ステップ201で受けた電文がIC
カード端末装置1に対して送信された処理モード変更命
令であるときには、プロセッサ7は、ステップ202の
判定処理からステップ209の暗証番号入力処理へと移
る。 【0017】ステップ209においては、プロセッサ7
は、このICカード3の使用者に対して暗証番号を入力
すべき旨のメッセージを表示部(図示せず)に表示し、
キー入力手段10から入力された暗証番号をICカード
3に送出する。ICカード3は、この暗証番号を受け
て、あらかじめ記憶されていた暗証番号と一致するか否
かの照合処理を行い(ステップ210)、その照合処理
の結果をICカード端末装置に送出する。プロセッサ7
は、この照合結果を受けて使用者の正当性が確認された
か否かの判定処理を行い(ステップ211)、正当性が
確認された場合にはオフライン処理へと移行し、正当性
が確認されなかった場合にはステップ212のエラー処
理を行う。 【0018】なお、実施例では、処理モード切換え手段
として第2のプログラム記憶メモリ9に格納されている
処理モード設定プログラムを起動する方法を例としてあ
げたが、他の処理モード切換え手段としては、ICカー
ド端末装置本体にハードスイッチ等による処理モード切
換えスイッチを設けるといった方法をとることも可能で
ある。この場合の処理モード切換えスイッチは、例え
ば、オンライン処理モードの場合にはホストコンピュー
タインタフェース4と通信線4とを接続してキー入力手
段とマイクロプロセッサ7との接続を断ち、オフライン
処理モードの場合にはホストコンピュータインタフェー
ス4と通信線4とを接続を断ってキー入力手段とマイク
ロプロセッサ7とを接続するといたものである。 【0019】 【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明にあって
は、ホストコンピュータからの命令またはキー入力手段
からの入力に基づいて処理モードを切換えることによっ
て、オンライン処理とオフライン処理とを1台のICカ
ード端末装置で行うことができる。その結果、利用範囲
が広くフレキシビリティの優れたICカード端末装置を
実現することができる。また、処理モードを切換える前
にID情報の照合を行うことによりセキュリティの高い
システムの構築が可能となる。また、ホストコンピュー
タ側でICカード端末装置に対する処理が終了したとき
に変更命令を発生することにより勝手にそのICカード
端末装置を切り離すことができるので、ホストコンピュ
ータ側での処理ロードが軽減し、ホストコンピュータ側
で接続ラインを解放しておく時間を多く採ることがで
き、多くのICカード端末装置が接続できるとともに接
続までの待ち時間がほとんどなくなる。
読出し・書込み処理等を行うICカード端末装置に関す
る。 【0002】 【発明の詳細な説明】 【従来の技術】現在、カード型の情報記憶媒体として、
磁気ストライプカード等に換わって、記憶容量が大きく
セキュリティ性の優れたICカードが用いられてきてい
る。 【0003】ICカードに対してデータの読出し・書込
み等を行うICカード端末装置には、キー入力手段から
の入力に基づいてICカード端末装置内のメモリに記憶
された処理プログラムを起動してICカードに対する各
種の作業を実行するといった処理(以下、オフライン処
理という)を行うものと、ホストコンピュータから受け
たデータに基づいて、そのデータをICカードに送出し
た後ICカードから受けた応答信号をホストコンピュー
タに送信したり、そのデータに対応する処理プログラム
をICカード端末装置内のメモリから読出して実行し、
ICカードに対する作業を行うといった処理(以下、オ
ンライン処理という)を行うものの2種類がある。 【0004】オフライン処理を行うICカード端末装置
は、プロセッサと、メモリと、ICカードとの間でデー
タの授受を行うインタフェースを内蔵するとともに、キ
ー入力手段や表示部等を備えている。一方、オンライン
処理を行うICカード端末装置は、プロセッサと、メモ
リと、ICカードとの間でデータの授受を行うインタフ
ェース以外に、ホストコンピュータとの間でデータの授
受を行うインタフェースをも内蔵している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
のICカード端末装置にあっては、オフライン処理を行
うICカード端末装置ではオンライン処理ができず、オ
ンライン処理を行うICカード端末装置ではオフライン
処理ができないため、フレキシビリティに欠けるという
欠点があって、特に、接続されるICカード端末装置の
数が多くなると、ホストコンピュータ側での処理ロード
が重くなり、接続されるまでに時間がかかる問題があっ
た。 【0006】この発明は、このような従来技術の問題点
を解決するためのものであって、オフライン処理とオン
ライン処理の両方を行うことが可能なICカード端末装
置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
のこの発明のICカード端末装置の特徴は、プロセッサ
と、メモリと、ICカードとの間でデータの授受を行う
第1のインタフェースと、ホストコンピュータとの間で
データの授受を行う第2のインタフェースと、キー入力
手段とを有し、処理モードをホストコンピュータに接続
されホストコンピュータから受けた電文に応じた処理を
行うオンライン処理モードか、ホストコンピュータから
切り離されキー入力手段からの入力に応じた処理を行う
オフライン処理モードかのいずれかに切換えるICカー
ド端末装置であって、プロセッサは、処理モードがオン
ライン処理モードであってホストコンピュータからIC
カードへの電文を受けたときには、このICカードへの
電文をICカードに送出してICカードから受けた応答
情報をホストコンピュータに送信し、処理モードがオン
ライン処理モードであってホストコンピュータから自己
についての電文を受けたときには、この電文に対応する
処理のプログラムをメモリから読出して実行し、処理モ
ードがオフライン処理モードであってキー入力手段から
入力されたデータを受けたときには、このキー入力手段
から入力されたデータに対応する処理のプログラムをメ
モリから読出して実行するものであり、前記オンライ処
理モードにおいて、前記ホストコンピュータから前記オ
フライン処理モードへの変更命令を受けたときには前記
キー入力手段から入力されたデータをICカードに格納
されたID情報と照合して両者が一致した後に前記オフ
ライン処理モードに切換え、かつ前記オフライン処理モ
ードにおいて、前記キー入力手段から入力されたデータ
が前記オンライン処理モードへの変更命令を示すときに
前記キー入力手段から入力されたデータをID情報と照
合して両者が一致した後に前記オンライン処理モードに
切換える処理モード切換手段を有するものである。 【0008】 【作用】ホストコンピュータからの命令またはキー入力
手段からの入力に基づいて処理モードを切換えることに
よって、オンライン処理とオフライン処理とを1台のI
Cカード端末装置で行うことができる。また、処理モー
ドを切換える前にID情報の照合を行うことによりセキ
ュリティの高いシステムの構築が可能となる。また、ホ
ストコンピュータ側でICカード端末装置に対する処理
が終了したときに変更命令を発生することにより勝手に
そのICカード端末装置を切り離すことができるので、
ホストコンピュータ側での処理ロードが軽減し、ホスト
コンピュータ側で接続ラインを解放しておく時間を多く
採ることができ、多くのICカード端末装置がホストコ
ンピュータ側に接続できるとともに接続までの待ち時間
がほとんどなくなる。 【0009】 【実施例】図1は、この発明のICカード端末装置の一
実施例の回路構成のブロック図を表す。ICカード端末
装置1は、内部に内蔵ROM71と内蔵RAM72とを
有するマイクロプロセッサ7と、端末固定業務処理プロ
グラム81等が格納された第1のプログラム記憶メモリ
8と、処理モード切換え処理プログラム91が格納され
た第2のプログラム記憶メモリ9と、ICカード3との
間で通信線11を介してデータの授受を行うICカード
インタフェース5と、ホストコンピュータ2との間で通
信線6を介してデータの授受を行うホストコンピュータ
インタフェース4と、キー入力手段10とを有し、マイ
クロプロセッサ7と他の各構成要素とがバスで接続され
ている。 【0010】処理モードがオンライン処理の場合、プロ
セッサ7は、ホストコンピュータインタフェース4を介
してホストコンピュータ2から受けた電文に応じて以下
の処理を行う。まず、ホストコンピュータ2から受けた
電文がICカード3に対して送信されたものであるとき
には、プロセッサ7は、その電文をICカードインタフ
ェース5を介してICカード3に送出し、その後ICカ
ード3から受けた応答情報をホストコンピュータ2に送
信する。つぎに、ホストコンピュータ2から受けた電文
がICカード端末装置1に対して送信されたものである
ときには、プロセッサ7は、その電文に対応する処理プ
ログラムを第1のプログラム記憶メモリ8から読出して
実行し、その処理の実行結果データをホストコンピュー
タ2に送信する。ただし、ホストコンピュータ2から受
けた電文が処理モード変更命令であるときには、プロセ
ッサ7は、暗証番号照合プログラム82を起動して暗証
番号の入力処理及びICカード3による照合処理を行
い、ICカード3から照合結果を受けてICカード使用
者の正当性を確認した後、第2のプログラム記憶メモリ
9に記憶されている処理モード切換処理プログラム91
を起動してICカード端末装置1の内部状態をオフライ
ン処理モードの状態に切換える。なお、この場合のモー
ド切換は、例えば、それぞれのモードに応じた環境設定
プログラムが内蔵RAM72の特定領域に読込まれ、ソ
フトスイッチによりステータス設定が行われることによ
る。 【0011】一方、処理モードがオフライン処理である
場合、プロセッサ7は、キー入力手段10から入力され
たデータに対応する処理のプログラムを第1のプログラ
ム記憶メモリ8から読出して実行する。ただし、そのデ
ータが処理モード変更命令であるときには、前述のよう
にプロセッサ1が暗証番号照合プログラム82を起動
し、暗証番号の入力処理及びICカード3による照合処
理が行われる。その結果、ICカード使用者の正当性が
確認されたときには、プロセッサ7は、第2のプログラ
ム記憶メモリ9に記憶されている処理モード切換処理プ
ログラム91を起動してICカード端末装置1の内部状
態をオンライン処理モードの状態に切換える。 【0012】第2図は、処理モードがオンライン処理の
状態からオフライン処理へ移行するまでの処理の一例の
フローチャートを表す図である。例えば、初期状態にお
いてオンライン設定になっているような場合、プロセッ
サ7は、ホストコンピュータインタフェース4を介して
ホストコンピュータ2から電文を受けたとき(ステップ
201)、その電文の種類を判定し(ステップ20
2)、その結果に応じて以下のような処理を行う。 【0013】まず、その電文がICカード3に対して送
信されたものであるときには、プロセッサ7は、その電
文の内容をICカードインタフェース5を介してICカ
ード3に送出する(ステップ203)。その後、ICカ
ード3が送出した応答情報を受信し(ステップ20
4)、この応答情報をホストコンピュータ2へ送信する
(ステップ205)。 【0014】つぎに、ステップ201で受けた電文がI
Cカード端末装置1に対して送信されたものであって、
かつ処理モード変更命令でないときには、プロセッサ7
は、その電文に対応する処理プログラムをプログラム記
憶メモリ8から読出して実行し(ステップ206)、そ
の実行結果のデータをホストコンピュータ2へ送信する
(ステップ207)。 【0015】ステップ205又はステップ207が終了
したとき、プロセッサ7は、これらのステップで実行し
た処理が実行後に処理モードの切換えを必要とするもの
であるか否か、あるいはこれらのステップでの処理を実
行した結果処理モードを切換える必要が生じたか否かの
判定処理を行い(ステップ208)、処理モードを切換
える場合には暗証番号入力処理(ステップ209)に移
行し、処理モードを切換えない場合にはステップ201
へ戻る。 【0016】一方、ステップ201で受けた電文がIC
カード端末装置1に対して送信された処理モード変更命
令であるときには、プロセッサ7は、ステップ202の
判定処理からステップ209の暗証番号入力処理へと移
る。 【0017】ステップ209においては、プロセッサ7
は、このICカード3の使用者に対して暗証番号を入力
すべき旨のメッセージを表示部(図示せず)に表示し、
キー入力手段10から入力された暗証番号をICカード
3に送出する。ICカード3は、この暗証番号を受け
て、あらかじめ記憶されていた暗証番号と一致するか否
かの照合処理を行い(ステップ210)、その照合処理
の結果をICカード端末装置に送出する。プロセッサ7
は、この照合結果を受けて使用者の正当性が確認された
か否かの判定処理を行い(ステップ211)、正当性が
確認された場合にはオフライン処理へと移行し、正当性
が確認されなかった場合にはステップ212のエラー処
理を行う。 【0018】なお、実施例では、処理モード切換え手段
として第2のプログラム記憶メモリ9に格納されている
処理モード設定プログラムを起動する方法を例としてあ
げたが、他の処理モード切換え手段としては、ICカー
ド端末装置本体にハードスイッチ等による処理モード切
換えスイッチを設けるといった方法をとることも可能で
ある。この場合の処理モード切換えスイッチは、例え
ば、オンライン処理モードの場合にはホストコンピュー
タインタフェース4と通信線4とを接続してキー入力手
段とマイクロプロセッサ7との接続を断ち、オフライン
処理モードの場合にはホストコンピュータインタフェー
ス4と通信線4とを接続を断ってキー入力手段とマイク
ロプロセッサ7とを接続するといたものである。 【0019】 【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明にあって
は、ホストコンピュータからの命令またはキー入力手段
からの入力に基づいて処理モードを切換えることによっ
て、オンライン処理とオフライン処理とを1台のICカ
ード端末装置で行うことができる。その結果、利用範囲
が広くフレキシビリティの優れたICカード端末装置を
実現することができる。また、処理モードを切換える前
にID情報の照合を行うことによりセキュリティの高い
システムの構築が可能となる。また、ホストコンピュー
タ側でICカード端末装置に対する処理が終了したとき
に変更命令を発生することにより勝手にそのICカード
端末装置を切り離すことができるので、ホストコンピュ
ータ側での処理ロードが軽減し、ホストコンピュータ側
で接続ラインを解放しておく時間を多く採ることがで
き、多くのICカード端末装置が接続できるとともに接
続までの待ち時間がほとんどなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のICカード端末装置の一実施例の回
路構成のブロック図を表す。 【図2】処理モードがオンライン処理の状態からオフラ
イン処理へ移行するまでの処理の一例のフローチャート
を表す図である。 【符号の説明】 1 ICカード端末装置 2 ホストコンピュータ 3 ICカード 4 ホストコンピュータインタフェース 5 ICカードインタフェース 6 信号線 7 マイクロプロセッサ 8 第1のプログラム記憶メモリ 9 第2のプログラム記憶メモリ 10 キー入力手段 11 通信線
路構成のブロック図を表す。 【図2】処理モードがオンライン処理の状態からオフラ
イン処理へ移行するまでの処理の一例のフローチャート
を表す図である。 【符号の説明】 1 ICカード端末装置 2 ホストコンピュータ 3 ICカード 4 ホストコンピュータインタフェース 5 ICカードインタフェース 6 信号線 7 マイクロプロセッサ 8 第1のプログラム記憶メモリ 9 第2のプログラム記憶メモリ 10 キー入力手段 11 通信線
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭51−55647(JP,A)
特開 昭63−184870(JP,A)
特開 昭63−148361(JP,A)
特開 昭61−216076(JP,A)
特開 平2−253364(JP,A)
SX/G K接続機能使用手引書 エ
ディション14 V14用 初版,富士通株
式会社,1990年11月30日,p.90−p.
93
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G06F 15/00
G06K 17/00
G06F 17/60
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】プロセッサと、メモリと、ICカードとの
間でデータの授受を行う第1のインタフェースと、ホス
トコンピュータとの間でデータの授受を行う第2のイン
タフェースと、キー入力手段とを有し、処理モードを前
記ホストコンピュータに接続され前記ホストコンピュー
タから受けた電文に応じた処理を行うオンライン処理モ
ードか、前記ホストコンピュータから切り離され前記キ
ー入力手段からの入力に応じた処理を行うオフライン処
理モードかのいずれかに切換えるICカード端末装置で
あって、前記プロセッサは、前記処理モードがオンライ
ン処理モードであって前記ホストコンピュータから前記
ICカードへの電文を受けたときには、このICカード
への電文を前記ICカードに送出して前記ICカードか
ら受けた応答情報を前記ホストコンピュータに送信し、
前記処理モードがオンライン処理モードであって前記ホ
ストコンピュータから自己についての電文を受けたとき
には、この電文に対応する処理のプログラムを前記メモ
リから読出して実行し、前記処理モードがオフライン処
理モードであって前記キー入力手段から入力されたデー
タを受けたときには、このキー入力手段から入力された
データに対応する処理のプログラムを前記メモリから読
出して実行するものであり、前記オンライ処理モードに
おいて、前記ホストコンピュータから前記オフライン処
理モードへの変更命令を受けたときには前記キー入力手
段から入力されたデータをICカードに格納されたID
情報と照合して両者が一致した後に前記オフライン処理
モードに切換え、かつ前記オフライン処理モードにおい
て、前記キー入力手段から入力されたデータが前記オン
ライン処理モードへの変更命令を示すときに前記キー入
力手段から入力されたデータを前記ID情報と照合して
両者が一致した後に前記オンライン処理モードに切換え
る処理モード切換手段を有することを特徴とするICカ
ード端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41042190A JP3378022B2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | Icカード端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41042190A JP3378022B2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | Icカード端末装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04215163A JPH04215163A (ja) | 1992-08-05 |
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1990
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SX/G K接続機能使用手引書 エディション14 V14用 初版,富士通株式会社,1990年11月30日,p.90−p.93 |
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